JP2003152486A - 弾性表面波デバイスの製造方法 - Google Patents

弾性表面波デバイスの製造方法

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JP2003152486A JP2001351749A JP2001351749A JP2003152486A JP 2003152486 A JP2003152486 A JP 2003152486A JP 2001351749 A JP2001351749 A JP 2001351749A JP 2001351749 A JP2001351749 A JP 2001351749A JP 2003152486 A JP2003152486 A JP 2003152486A
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Naohiro Notake
直弘 野竹
Tadahiko Takada
忠彦 高田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性表面波素子間の設計寸法を小さくするこ
とが可能な弾性表面波デバイスの製造方法を提供する。 【解決手段】 まず、弾性表面波素子3の各電極パッド
上にAuまたはAuを主成分とした金属バンプをボール
ボンディング法により形成する。次に、弾性表面波素子
3をフリップチップ方式、すなわち、IDT電極などが
形成された表面波伝播面12をパッケージに対向させ
て、超音波、荷重、熱を同時に加えて、各電極パッド5
とこれに対応するパッケージ15の各電極ランド15a
とを金属バンプ4で接合して弾性表面波素子3をパッケ
ージ15に接続・固定する。1パッケージに複数の弾性
表面波素子3を接合・固定する際には、弾性表面波素子
3の整列方向に対して垂直な方向に超音波を印加して、
パッケージに弾性表面波素子を接続・固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのパッケージ
に、複数の弾性表面波素子を接続・固定する弾性表面波
デバイスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の弾性表面波デバイスの製造方法の
一例としては、特願平7−132281号公報に記載の
技術がある。この特願平7−132281号公報に記載
の技術では、まず、弾性表面波素子の各電極パッド上
に、AuまたはAuを主成分とした金属バンプをボール
ボンディング法により形成する。次に、フリップチップ
方式、すなわち、IDT電極などが形成された表面波伝
播面をパッケージに対向させて、弾性表面波素子の裏面
をボンディングツールによって超音波、荷重、熱を同時
に加えることにより、各電極パッドとこれに対応するパ
ッケージの各電極ランドとを金属バンプで接合して弾性
表面波素子をパッケージに接続・固定する。
【0003】上述の手法においては、フリップチップボ
ンディングで、超音波印加時に弾性表面波素子の側面が
パッケージの壁面に接触する場合、超音波がロスして、
接合が阻害され接合不良の原因となる。
【0004】そのため、弾性表面波素子の搭載精度を考
慮して、弾性表面波素子の側面とパッケージの壁面とが
接触しないように、余裕を持たせて、弾性表面波素子と
パッケージの寸法を決定している。
【0005】また、フリップチップボンディングにおい
て、弾性表面波素子の入力のための金属バンプと出力の
ための金属バンプとを結ぶ方向に超音波を印加し、さら
に、入出力の金属バンプの外側にダミーの金属バンプを
設けることで、フリップチップボンディング時に、入出
力の電極にクラックが発生することを防止し、また、仕
上げ強度の増加を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、フリップチップ
ボンディングにおいて、1つのパッケージに1つの弾性
表面波素子を実装していたため、パッケージ設計公差お
よび弾性表面波素子の搭載精度を考慮して、弾性表面波
素子の側面とパッケージの壁面との間隔の寸法を決定し
ていた。その際、弾性表面波素子の搭載精度は、パッケ
ージの設計公差で対応できる範囲ではあるものの、弾性
表面波素子の側面とパッケージの壁面との間隔の寸法を
狭くしてパッケージの寸法を小さくすることによっては
弾性表面波デバイスを小型化することが困難であった。
【0007】また、1つのパッケージに複数の弾性表面
波素子を実装することが望まれているが、上記従来の弾
性表面波素子の入力のための金属バンプと出力のための
金属バンプとを結ぶ方向に超音波を印加する弾性表面波
デバイスの製造方法では、入力の金属バンプの位置と出
力の金属バンプの位置とを結ぶ方向が複数通りある場合
には有効ではないという問題があった。
【0008】また、1つのパッケージに複数の弾性表面
波素子を実装する場合には、従来のフリップチップボン
ディングでは、接合を阻害し接合不良の原因となる弾性
表面波素子の側面とパッケージの壁面の接触の他に、弾
性表面波素子同士の接触を防ぐ必要がある。弾性表面波
素子間の寸法は、隣り合う両方の弾性表面波素子の搭載
精度を考慮してマージンを取った寸法にする必要があ
る。
【0009】また、フリップチップボンディングにおい
ては、塑性変形の助長と接合面での酸化物や付着物の除
去を目的として、超音波を接合面と平行に印加する。そ
のため、弾性表面波素子およびパッケージの寸法の精
度、ならびに、弾性表面波素子マウントの精度に加え
て、超音波を接合面と平行に印加してパッケージと弾性
表面波素子の接合する際に、弾性表面波素子が超音波印
加方向に振動することにより、弾性表面波素子とパッケ
ージとの接合開始部分が各弾性表面波素子ごとに異なる
ことで、弾性表面波素子が搭載精度に悪影響をもたらす
ことがある。
【0010】また、荷重、超音波出力、表面粗さに起因
して、超音波が印加されるときに、USツールと弾性表
面波素子との間、金属バンプとパッケージとの間、パッ
ケージとワークとの間の摩擦力が、ずれに対して十分な
条件になっていない場合に、金属バンプとパッケージと
の間の結合が進む前に超音波印加方向にずれが起こり、
弾性表面波素子の搭載精度が悪化する。
【0011】そのため、1つのパッケージに、複数の弾
性表面波素子を接続・固定する場合においては、弾性表
面波素子間の設計寸法を小さくすることができなかっ
た。
【0012】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、1つのパッケージに、複数の弾
性表面波素子を接続・固定する場合において、弾性表面
波素子間の設計寸法を小さくすることが可能な弾性表面
波デバイスの製造方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性表面波デバ
イスの製造方法は、1つのパッケージに、複数の弾性表
面波素子を接続・固定する弾性表面波デバイスの製造方
法において、複数の弾性表面波素子が横方向および縦方
向を有するように配列され、かつ、横方向に配列される
弾性表面波素子数と縦方向に配列される弾性表面波素子
数とが異なる配置で、横方向および縦方向のうち弾性表
面波素子の配列数が多い方向に対して垂直な方向に超音
波を印加して、複数の弾性表面波素子を接続・固定する
ことを特徴とする。
【0014】上記の構成によれば、超音波印加方向に対
して垂直な方向に比べて、超音波印加方向に弾性表面波
素子の搭載精度が悪くなることを考慮して、弾性表面波
素子の整列方向(長手方向)に対して垂直に超音波を印
加することで、弾性表面波素子間の寸法を小さく設計す
ることが可能となるため、パッケージおよび弾性表面波
デバイスの小型化を図ることが可能となるとともに、一
定サイズのパッケージのキャビティ内に実装できる複数
の弾性表面波素子の寸法の総和を大きくすることが可能
となる。
【0015】また、本発明の弾性表面波デバイスの製造
方法においては、横方向の弾性表面波素子数と縦方向の
弾性表面波素子数とが異なる配置のうちに、複数の弾性
表面波素子が1列に配列された配置が含まれていてもよ
い。
【0016】さらに、本発明の弾性表面波デバイスの製
造方法においては、複数の弾性表面波素子のうちに、互
いにサイズの異なるものが含まれていてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) (構成)本発明の実施の形態は、図1に示すように、弾
性表面波素子3の電極パッド5とパッケージ15の凹部
内上面の電極ランド15aとが金属バンプ4でバンプ接
合されて、弾性表面波素子3がパッケージ15内に支持
固定されるとともに、電気的に接続されている。また、
弾性表面波素子3を覆うようにキャップ部材1がパッケ
ージ15に高融点はんだからなるろう材2により接合さ
れて、弾性表面波素子3がパッケージ15とキャップ部
材1とで形成されたパッケージ空間内に気密封止されて
いる。
【0018】図2に示すように、弾性表面波素子3は、
圧電基板50を備え、圧電基板50の上面にはIDT電
極7、反射器電極、各IDT電極7から引出された引出
電極(図示せず)、引出電極に接続した電極パッド5お
よび電極パターン8が形成されている。電極パターン8
は、アルミニウムや、アルミニウムを主成分とする合金
からなり、周知の薄膜形成法より形成される。圧電基板
50としては、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウ
ム、水晶などの圧電性の材料が用いられる。
【0019】パッケージ15は、図3に示すように、複
数のセラミックを積層することにより、凹部形状に形成
され、下面、凹部の内面および内部に複数の電極ランド
15aを含む入出力パッド9およびのアースパッド10
のパターンが形成されている。キャップ部材1は、Fe
−Ni合金やFeなどを含む合金からなる金属板であ
り、必要に応じてめっき処理される。
【0020】(製造方法)次に、図4に示すように、弾
性表面波素子3の各電極パッド5上に、AuまたはAu
を主成分とした金属バンプ4をボールボンディング法に
より形成する。次に、弾性表面波素子3をフリップチッ
プ方式、すなわち、IDT電極7などが形成された表面
波伝播面12をパッケージ15の底面に対向させて、超
音波、荷重、熱を同時に印加することにより、各電極パ
ッド5とこれに対応するパッケージ15の各電極ランド
15aとを金属バンプ4で接合して弾性表面波素子3を
パッケージ15に接続・固定する。1つのパッケージ1
5に複数の弾性表面波素子3を接合・固定する際に、複
数の弾性表面波素子3の整列方向に対して垂直な方向に
超音波を印加して、弾性表面波素子3の接合・固定を行
なう。
【0021】(効果)本実施の形態の弾性表面波デバイ
スの製造方法によれば、超音波印加方向に対して垂直な
方向に比べて、超音波印加方向に弾性表面波素子3の搭
載精度が悪くなることを考慮して、弾性表面波素子3の
整列方向(長手方向)に対して垂直に超音波を加えるこ
とで、弾性表面波素子3間の寸法を小さく設計すること
が可能となり、パッケージ15および弾性表面波デバイ
ス100の小型化を図ることが可能となるとともに、一
定サイズのパッケージ15のキャビティ内に実装できる
複数の弾性表面波素子3の寸法の総和を大きくすること
が可能となる。
【0022】(効果が得られる理由)弾性表面波素子3
の同士の間隔は、図6に示すように、超音波印加方向で
は、0.050mm×2、超音波印加方向に対して垂直
な方向では0.030mm×2とする。弾性表面波素子
3を接続・固定する場合、図5に示すように、弾性表面
波素子3の側面とパッケージ15の壁面との隙間はパッ
ケージ15のキャビティ寸法の設計公差0.100mm
とパッケージ積層ずれの設計補償値0.100mm(図
5:AとBとのずれ)の和、すなわち0.200mmと
する。
【0023】この値は、搭載精度に比べて十分大きく、
最悪の状態を考慮した場合でも、弾性表面波素子3の側
面とパッケージ15の壁面とが接触する確率がゼロに近
くなる値である。なお、この値は、弾性表面波素子3の
搭載精度を含める充分な余裕があるため、弾性表面波素
子3の搭載精度を一定としても問題はない。
【0024】弾性表面波素子間の寸法は、パッケージ設
計公差、積層ずれの影響を受けないため、弾性表面波素
子3の搭載精度で決定される。そのため、仮に、弾性表
面波素子3の整列方向(長手方向)に超音波を印加する
とした場合、弾性表面波素子3間の寸法は、0.050
mmの2倍の0.100mmが必要となる。
【0025】しかしながら、図6に示すように、弾性表
面波素子3の整列方向に対して垂直な方向に超音波を印
加した場合には、0.030mmの2倍の0.060m
mとなり、弾性表面波素子3の整列方向に超音波を印加
した場合に比べて、弾性表面波素子3間の設計値を40
%削減することが可能となる。その結果、パッケージ1
5を小型化することが可能となる。
【0026】(実施の形態の補足)設計公差、設計補償
値はともに公差とし、設計公差はキャビティサイズの公
差、設計補償値は図5に示すとおりパッケージ15の積
層ずれへの公差とする。これらを併せて、パッケージ1
5の壁面と弾性表面波素子3の側面との間隔を、最悪の
場合を考慮して、0.200mmとしてある。
【0027】キャビティサイズの公差、パッケージ3の
積層ずれへの公差ともに0.100mmとしているが、
実際は両方を足して100μm以内である。超音波印加
方向に対して垂直方向の搭載精度の差は、20μmであ
る。
【0028】なお、弾性表面波素子は超音波印加方向と
完全に一致した直線方向に振動しているわけではなく、
超音波印加方向に対して垂直な方向の弾性表面波素子の
ずれはゼロではない。また、超音波の振動数は、本実施
の形態では60kHzであるが、一般的には、60〜1
20kHzなどもある。
【0029】(実施の形態2)(構成)本実施の形態の
弾性表面波デバイスの製造方法は、実施の形態1の弾性
表面波デバイスの製造方法と略同様であるが、図7に示
すように、フリップチップボンディングで、1つのパッ
ケージ15に、互いにサイズが異なる複数の弾性表面波
素子3a,3bを接続・固定する場合に、弾性表面波素
子3a,3bの整列方向に垂直に超音波を印加して、接
続・固定を行なうことが特徴である。なお、本実施の形
態では、互いにサイズが異なる複数の弾性表面波素子を
示したが、本発明はサイズが異なるものに限定されるも
のではなく、サイズが同一であってもよい。
【0030】(実施の形態3)本実施の形態の弾性表面
波デバイスの製造方法は、実施の形態1または2の弾性
表面波デバイスの製造方法と略同様であるが、図8に示
すように、フリップチップボンディングで、1つのパッ
ケージ15に、同一寸法(または異なる寸法)の複数の
弾性表面波素子3を接続・固定する際、弾性表面波素子
3の数が、2×3のように、横方向と縦方向の弾性表面
波素子3の数が異なる場合に、弾性表面波素子3の数の
多い方向を整列方向として、弾性表面波素子3の整列方
向に対して垂直な方向に超音波を印加して、接続・固定
を行なうことが特徴である。
【0031】弾性表面波素子3の同士の間隔は、図8に
示すように、超音波印加方向では、0.050mm×
2、超音波印加方向に対して垂直な方向では0.030
mm×2とする。弾性表面波素子3を接続・固定する場
合、図5に示すように、弾性表面波素子3の側面とパッ
ケージ15の壁面との隙間はパッケージ15のキャビテ
ィ寸法の設計公差0.100mmとパッケージ積層ずれ
の設計補償値0.100mm(図5:AとBとのずれ)
の和、すなわち0.200mmとする。
【0032】この値は、搭載精度に比べて十分大きく、
最悪の状態を考慮した場合でも、弾性表面波素子3の側
面とパッケージ15の壁面とが接触する確率がゼロに近
くなる値である。なお、この値は、弾性表面波素子3の
搭載精度を含める充分な余裕があるため、弾性表面波素
子3の搭載精度を一定としても問題はない。
【0033】弾性表面波素子間の寸法は、パッケージ設
計公差、積層ずれの影響を受けないため、弾性表面波素
子3の搭載精度で決定される。そのため、仮に、弾性表
面波素子3の整列方向(長手方向)に超音波を印加する
とした場合、弾性表面波素子3間の寸法は、0.050
mmの2倍の0.100mmが必要となる。
【0034】しかしながら、図8に示すように、弾性表
面波素子3の整列数が多い方向に対して垂直な方向に超
音波を印加した場合には、弾性表面波素子3の整列数が
少ない方向では、0.050mmの2倍必要であるが、
弾性表面波素子3の整列数が多い方向では、0.030
mmの2倍の0.060mmとなり、弾性表面波素子3
の整列方向に超音波を印加した場合に比べて、弾性表面
波素子3間の設計値を弾性表面波素子3の整列数が多い
方向では、40%削減することが可能となる。その結
果、パッケージ15を小型化することが可能となる。
【0035】したがって、上記本実施の形態1〜3の弾
性表面波デバイス100の製造方法によれば、2つの以
上の方式や周波数帯に対応するために、1つのパッケー
ジに複数の表面弾性波素子3をフリップチップボンディ
ング方式で搭載する弾性表面波デバイス100におい
て、フリップチップでの超音波印加方向を適正化するこ
とで、弾性表面波素子3間の間隔を小さく設計すること
が可能となる。
【0036】より詳細には、1つのパッケージに複数の
弾性表面波素子3を搭載する際には、その弾性表面波素
子3間の寸法を、パッケージの公差の影響を受けないた
め、弾性表面波素子3の搭載精度のみを考慮して決定す
ることができるので、超音波印加方向の搭載精度が悪く
なることを考慮して、弾性表面波素子3の整列方向に対
して垂直な方向に超音波を印加することで、弾性表面波
素子3間の間隔を小さく設計することが可能となる。
【0037】さらに、本実施の形態の弾性表面波デバイ
ス100によると、弾性表面波素子3の整列方向に対し
て垂直な方向に超音波を印加するので、弾性表面波素子
3の整列方向にずれは発生せず、弾性表面波素子3間を
狭くすることができる。実際には、超音波印加によるず
れは、パッケージ15と弾性表面波素子3の間で発生す
るが、これはパッケージ15の設計公差で対応できる範
囲であり、問題はない。
【0038】その結果、パッケージ15、弾性表面波デ
バイス100の小型化が可能となるとともに、一定サイ
ズのパッケージ15のキャビティ内に実装できる弾性表
面波素子3の寸法の総和を大きくすることが可能にな
る。
【0039】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0040】
【発明の効果】本発明の弾性表面波デバイスの製造方法
によれば、1つのパッケージに複数の表面弾性波素子を
フリップチップボンディング方式で搭載する弾性表面波
デバイスにおいて、超音波印加方向に対して垂直な方向
に比べて、超音波印加方向に弾性表面波素子の搭載精度
が悪くなることを考慮して、弾性表面波素子の整列方向
(長手方向)に対して垂直に超音波を印加することで、
弾性表面波素子間の寸法を小さく設計することが可能と
なる。そのため、パッケージおよび弾性表面波デバイス
の小型化を図ることが可能となるとともに、一定サイズ
のパッケージのキャビティ内に実装できる複数の弾性表
面波素子の寸法の総和を大きくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 弾性表面波素子を搭載したパッケージの断面
を示す図である。
【図2】 搭載する弾性表面波素子の平面図である。
【図3】 パッケージを説明するための図であって、
(a)はパッケージの平面図であり、(b)はパッケー
ジの断面図である。
【図4】 (a),(b)は、本実施の形態の弾性表面
波デバイスの製造過程を説明するための図である。
【図5】 本実施の形態の弾性表面波デバイスにおける
パッケージ設計公差および積層ずれを説明するための図
である。
【図6】 実施の形態1の弾性表面波デバイスの製造方
法の超音波印加方向と弾性表面波素子の整列方向との関
係を説明するための図である。
【図7】 実施の形態2の弾性表面波デバイスの製造方
法の超音波印加方向と弾性表面波素子の整列方向との関
係を説明するための図である。
【図8】 実施の形態3の弾性表面波デバイスの製造方
法の超音波印加方向と弾性表面波素子の列数の多い方向
との関係を説明するための図である。
【符号の説明】
1 キャップ部材、2 はんだ(ろう材)、3,3a,
3b 弾性表面波素子、4 金属バンプ、5 電極パッ
ド、7 IDT電極、8 電極パターン、9入出力パッ
ド、10 アースパッド、11 電極端子、12 表面
波伝播面、15 パッケージ、16 ワーク。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのパッケージに、複数の弾性表面波
    素子を接続・固定する弾性表面波デバイスの製造方法に
    おいて、 前記複数の弾性表面波素子が横方向および縦方向を有す
    るように配列され、かつ、前記横方向に配列される弾性
    表面波素子数と前記縦方向に配列される弾性表面波素子
    数とが異なる配置で、前記横方向および縦方向のうち前
    記弾性表面波素子の配列数が多い方向に対して垂直な方
    向に超音波を印加して、前記複数の弾性表面波素子を接
    続・固定することを特徴とする、弾性表面波デバイスの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記横方向の弾性表面波素子数と前記縦
    方向の弾性表面波素子数とが異なる配置のうちには、該
    複数の弾性表面波素子が1列に配列された配置が含まれ
    ることを特徴とする、請求項1に記載の弾性表面波デバ
    イスの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の弾性表面波素子のうちには、
    互いにサイズの異なるものが含まれることを特徴とす
    る、請求項1または請求項2に記載の弾性表面波デバイ
    スの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015002381A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 太陽誘電株式会社 弾性波デバイス

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JP2015002381A (ja) * 2013-06-13 2015-01-05 太陽誘電株式会社 弾性波デバイス

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