JP2003152478A - 可変利得増幅器 - Google Patents

可変利得増幅器

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JP2003152478A
JP2003152478A JP2001346373A JP2001346373A JP2003152478A JP 2003152478 A JP2003152478 A JP 2003152478A JP 2001346373 A JP2001346373 A JP 2001346373A JP 2001346373 A JP2001346373 A JP 2001346373A JP 2003152478 A JP2003152478 A JP 2003152478A
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transistor
signal
mos transistor
gate
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JP2001346373A
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English (en)
Inventor
Minoru Ochiai
稔 落合
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力される差動信号の周波数特性を安定さ
せ、可変利得増幅器の利得の制御範囲を拡大する。 【解決手段】 本発明の可変利得増幅器は、差動信号S
a、Sbに所望のオフセットを持たせた信号S1、S2
を生成するオフセット電圧発生回路10A、10Bと、
差動信号Sa、Sbの周波数特性を劣化させた信号S
3、S4を生成する周波数劣化回路20A、20Bと、
電源電圧Vccを受ける電源ノードと接地電圧GNDを
受ける接地ノードとの間に接続された信号S1〜S4を
それぞれのゲートに受けるMOSトランジスタM1〜M
4と、電源ノードと接地ノードとの間に接続されたMO
SトランジスタM1〜M4のそれぞれにバイアス電流を
供給する電流源Io、15a及び15bと、電流加算値
Iaと電流加算値Ibとの差分値を出力する出力ノード
13とを備える

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変利得増幅器に
おける利得制御範囲を拡大することに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、システムオンチップと呼ばれる、
すべての信号処理を一つのLSIで構成する技術が普及
し始めている。これは、デジタル技術の進歩とCMOS
プロセスの微細化技術に寄与するところが大きい。しか
しながら、LSIへの入力信号の大半はアナログ信号で
ある。そのため、アナログ信号をデジタル信号に変換す
るまでに、デジタル信号への変換に適した信号レベルへ
増幅あるいは減衰させる可変利得増幅器が必要である。
【0003】従来、このような可変利得増幅器は、アナ
ログ信号処理に適したバイポーラトランジスタを用いて
構成していた。しかしながら、システムオンチップを実
現するためには、高集積化及び微細化が可能なMOSト
ランジスタを用いて可変利得増幅器を構成することが不
可欠である。そして、MOSトランジスタを用いた可変
利得増幅器は種々提案されており、例えば(IEEE JOURN
AL OF SOLID-STATE CIRCUITS,Vol25,No1,Feb 1990)
や、この応用として(特開平10-22416)がある。
【0004】図3は、上記例の基本構成を具体的に示し
た可変利得増幅器の回路図である。
【0005】図3において、MOSトランジスタM1、
M2、M3、及びM4は、各々のソース電極が共通接続
され、定電流源Ioによって直流バイアスされている。
MOSトランジスタM1及びM4のドレイン電極は、カ
レントミラー回路15の基準側電流源15aに共通接続
されている。MOSトランジスタM2及びM3のドレイ
ン電極は、カレントミラー回路15の出力側電流源15
b及び可変利得増幅器の出力端子11に接続されてい
る。また、MOSトランジスタM3、M4のゲートは、
それぞれ入力端子12、13に接続されている。入力端
子12には交流信号が入力され、入力端子13には、そ
の交流信号に対して相対的に負極性を有する信号が入力
される。
【0006】オフセット電圧発生回路10A、10B
は、それぞれ入力端子12、13から入力される信号に
対し直流オフセット電圧を発生させるための回路であ
る。つまり、このオフセット電圧発生回路10A、10
Bは、それぞれ定電圧源Vcによって直流バイアスが与
えられ一定の電流を発生するMOSトランジスタM5、
M6と、この電流を電圧に変換するための抵抗R1、R
2とによってそれぞれ構成されている。MOSトランジ
スタM1、M2には、それぞれオフセット電圧発生回路
10A、10Bによって入力信号から直流オフセット電
圧分をシフトした信号が入力される。また、正電源端子
Vccは正の電圧を印加するのに対し、負電源端子GN
Dは正電源端子Vccの電圧に対して相対的に負の電圧
を印加する。
【0007】次に、可変利得増幅器の動作について説明
する。
【0008】前提条件として、各MOSトランジスタM
1〜M4は飽和領域で動作しているものとする。また、
基板電位はソース電位Vbと同電位であるとして基板バ
イアス効果はなく、短チャネル効果も考慮しないものと
する。したがって、各MOSトランジスタのドレイン電
流Idsは、一般に、<数1>で与えられる。
【0009】<数1> Ids=K(Vgs−Vt0)2 ここで、K=(1/2)μCoxW/Lはトランスコン
ダクタンス定数、μはチャネルのキャリア移動度、Co
xはゲート容量、Wはゲート幅、Lはゲート長、Vgs
はゲートとソース間の電位差、及びVt0は閾値電圧を
意味する。
【0010】また、MOSトランジスタM5及びM6に
おいて、Kの値が等しいとすると、ゲート−ソース間電
圧Vgsの値は等しいのでドレイン電流Idsの値も等
しい。そして、このときのドレイン電流の値をIcとす
る。ドレイン電流Icはそれぞれ抵抗R1、R2へ流
れ、それぞれの抵抗値をRとすると抵抗R1、R2にお
ける電圧降下Vctrは、それぞれVctr=R×Ic
である。
【0011】次に、入力端子12、13にそれぞれ入力
される信号の直流成分をVa、交流成分をVinとする
と、まず、MOSトランジスタM3のゲート電圧VGM
3は、<数2>で与えられる。
【0012】<数2> VGM3=Va+(1/2)Vin 一方、MOSトランジスタM4のゲート電圧VGM4は
<数3>で与えられる。
【0013】<数3> VGM4=Va−(1/2)Vin 同様に、MOSトランジスタM1、M2のそれぞれのゲ
ート電圧VGM1、VGM2は、<数4>及び<数5>
で与えられる。
【0014】<数4> VGM1=Va+(1/2)Vin−Vctr <数5> VGM2=Va−(1/2)Vin−Vctr また、共通接続されたソース電位はVbであり、<数1
>〜<数5>を用いると、各MOSトランジスタM1〜
M4のドレイン電流Id1〜Id4は、<数6>〜<数
9>で与えられる。
【0015】<数6> Id1=K{Va+(1/2)Vin−Vctr−Vb
−Vt0}2 <数7> Id2=K{Va−(1/2)Vin−Vctr−Vb
−Vt0}2 <数8> Id3=K{Va+(1/2)Vin−Vb−Vt0}
2 <数9> Id4=K{Va−(1/2)Vin−Vb−Vt0}
2 そして、これらのドレイン電流Id1〜Id4はカレン
トミラー回路15によって減算されるため、出力端子1
1から出力される電流Ioutは、図3及び図4から明
らかなように、Iout=Ia−Ibであるので、<数
10>で与えられる。
【0016】<数10> Iout=(Id1+Id4)−(Id2+Id3) この<数10>に<数6>〜<数9>を代入すると、電
流Ioutは<数11>で表される。
【0017】<数11> Iout=−2K×Vctr×Vin したがって、出力電流IoutはVctrによって制御
できることを意味している。また、出力端子11にイン
ピーダンス素子を接続することによって出力電流Iou
tは電圧信号となるため、可変利得増幅器を構成するこ
とができる。
【0018】しかしながら、<数11>は理想的な状態
で導出したものであり、実際には電流源を構成するMO
SトランジスタM5及びM6のドレイン電極には寄生容
量が存在する。
【0019】図4は、これを加味した等価回路を示す図
である。入力端子12、13から入力される信号は、そ
れぞれ、抵抗R1と寄生容量17、抵抗R2と寄生容量
18とによってそれぞれ形成される寄生ローパスフィル
ターを通過することになるので、高周波領域において交
流成分の減衰が生じることとなる。このときの減衰係数
をaとすると、<数6>〜<数9>は、それぞれ<数1
2>〜<数15>に書き換えることができる。
【0020】<数12> Id1=K{Va+(a/2)Vin−Vctr−Vb
−Vt0}2 <数13> Id2=K{Va−(a/2)Vin−Vctr−Vb
−Vt0}2 <数14> Id3=K{Va+(1/2)Vin−Vb−Vt0}
2 <数15> Id4=K{Va−(1/2)Vin−Vb−Vt0}
2 また、上記<数12>〜<数15>を用いて出力電流I
outを求めると、<数16>となる。
【0021】<数16> Iout=−2K×Vctr×Vin×[a{1−(V
gs3−Vt0)/Vctr}+(Vgs3−Vt0)
/Vctr] ここで、Vgs3=Vgs4であり、それぞれ交流信号
の入力がない場合のMOSトランジスタM3及びM4の
ゲート−ソース間電圧である。また、Vgs3=Vgs
1+Vctrである。したがって、(Vgs3−Vt
0)/Vctr≧1となるので、a=1(減衰がないと
き)であれば出力電流Ioutは理想状態のときの<数
11>と同一の式になる。
【0022】つまり、<数16>における[a{1−
(Vgs3−Vt0)/Vctr}+(Vgs3−Vt
0)/Vctr]の項が、交流成分の減衰の発生を示す
項となり、MOSトランジスタM1及びM2への入力信
号が寄生ローパスフィルターを通過することによって交
流成分の減衰が生じる。そして、減衰量が大きくなる
(aが小さくなる)に従って、理想状態における利得か
らのずれが生じ、理想状態に比べて利得が上昇する。ま
た、このずれ量はVctrが小さいほど大きくなるた
め、このずれ量が影響を及ぼさない狭い範囲で可変利得
増幅器の利得を選択しなければならない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、直流オ
フセット電圧を発生させるための抵抗及び電流源の寄生
容量によって寄生ローパスフィルターが形成されるた
め、高周波数領域において理想状態に比べて利得が上昇
するピーキング現象が発生し、特に利得が小さくなる領
域においてこの現象は顕著となる。したがって、この現
象によって可変利得増幅器における利得の制御範囲が狭
くなる。
【0024】この影響を低減するためには、直流オフセ
ット電圧発生用の抵抗値を小さくすることによって、寄
生ローパスフィルターの遮断周波数をより高周波数領域
に移動させる方法が考えられる。しかしながら、必要な
オフセット電圧は一定であるため、抵抗に流す電流値が
大きくなると消費電流の増加を招くことになる。また、
電流値を大きくすると、電流源を構成するトランジスタ
のサイズを大きくする必要性が生じて寄生容量値も大き
くなる。その結果、寄生ローパスフィルターの遮断周波
数を高周波数領域に移動することができない。
【0025】そこで、本発明の目的は、消費電流の増加
を招くことなく周波数特性の安定化を図り、可変利得増
幅器の利得制御範囲を拡大することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、差動信号の一方に所望のオ
フセットを持たせた第1の信号を生成する第1のオフセ
ット発生回路と、前記差動信号の他方に所望のオフセッ
トを持たせた第2の信号を生成する第2のオフセット発
生回路と、前記差動信号の一方の周波数特性を劣化させ
た第3の信号を生成する第1の周波数劣化回路と、前記
差動信号の他方の周波数特性を劣化させた第4の信号を
生成する第2の周波数劣化回路と、電源電圧を受ける電
源ノードと接地電圧を受ける接地ノードとの間に接続さ
れ、前記第1の信号をゲートに受ける第1のMOSトラ
ンジスタと、前記電源ノードと前記接地ノードとの間に
前記第1のMOSトランジスタと並列に接続され、前記
第2の信号をゲートに受ける第2のMOSトランジスタ
と、前記電源ノードと前記接地ノードとの間に接続さ
れ、前記第3の信号をゲートに受ける第3のMOSトラ
ンジスタと、前記電源ノードと前記接地ノードとの間に
前記第2のMOSトランジスタと並列に接続され、前記
第4の信号をゲートに受ける第4のMOSトランジスタ
と、前記電源ノードと前記接地ノードとの間に前記第1
のMOSトランジスタに直列に接続され、前記第1のM
OSトランジスタにバイアス電流を供給する第1の電流
源と、前記電源ノードと前記接地ノードとの間に前記第
2のMOSトランジスタに直列に接続され、前記第2の
MOSトランジスタにバイアス電流を供給する第2の電
流源と、前記電源ノードと前記接地ノードとの間に前記
第3のMOSトランジスタに直列に接続され、前記第3
のMOSトランジスタにバイアス電流を供給する第3の
電流源と、前記電源ノードと前記接地ノードとの間に前
記第4のMOSトランジスタに直列に接続され、前記第
4のMOSトランジスタにバイアス電流を供給する第4
の電流源と、前記第1及び第4のMOSトランジスタに
流れる電流加算値と、前記第2及び第3のMOSトラン
ジスタに流れる電流加算値との差分値を出力する出力ノ
ードとを備えるものである。
【0027】請求項1の発明によると、オフセット発生
回路を通過する差動信号に対して所望のオフセットを持
たせることによって生じる周波数特性の劣化を、オフセ
ット発生回路を通過しない差動信号に与える周波数劣化
回路を設ける。このため、消費電流の増加を招くことな
く入力される差動信号の周波数特性が安定し、その結
果、利得の増加が抑制され可変利得増幅器の利得制御範
囲を拡大することができる。
【0028】また、請求項2の発明は、請求1記載の可
変利得増器において、前記第1のオフセット発生回路
は、前記差動信号の一方を受ける第1の入力ノードに接
続された第1の抵抗と、前記接地ノードと前記第1の抵
抗との間に接続され、所定のバイアス電圧をゲートに受
ける第5のMOSトランジスタとを含み、前記第2のオ
フセット発生回路は、前記差動信号の他方を受ける第2
の入力ノードに接続された第2の抵抗と、前記接地ノー
ドと前記第2の抵抗との間に接続され、所定のバイアス
電圧をゲートに受ける第6のMOSトランジスタとを含
み、前記第1の周波数劣化回路は、前記第1の入力ノー
ドと前記第3のMOSトランジスタのゲートとの間に接
続された第3の抵抗と、当該ゲートと前記第3の抵抗と
の間にドレインが接続され、ソース及びゲートが前記接
地ノードに接続された第7のMOSトランジスタとを含
み、前記第2の周波数劣化回路は、前記第2の入力ノー
ドと前記第4のMOSトランジスタのゲートとの間に接
続された第4の抵抗と、当該ゲートと前記第4の抵抗と
の間にドレインが接続され、ソース及びゲートが前記接
地ノードに接続された第8のMOSトランジスタとを含
むものとする。
【0029】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
可変利得増幅器において、前記第1の周波数劣化回路に
よって生成された第1の信号の周波数特性は、前記第1
のオフセット発生回路によって生成された第2の信号の
周波数特性と同じであり、前記第2の周波数劣化回路に
よって生成された第4の信号の周波数特性は、前記第2
のオフセット発生回路によって生成された第3の信号の
周波数特性と同じであるものとする。
【0030】また、請求項4の発明は、請求項2記載の
可変利得増幅器において、前記第1の抵抗と前記第3の
抵抗は、同じ抵抗値を有し、前記第2の抵抗と前記第4
の抵抗は、同じ抵抗値を有し、前記第5のMOSトラン
ジスタと前記第7のMOSトランジスタは、同じサイズ
であり、前記第6のMOSトランジスタと前記第8のM
OSトランジスタは、同じサイズであるものとする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。
【0032】図1は、本実施形態における可変利得増幅
器の回路構成例を示す図である。図1において、MOS
トランジスタM1(第1のMOSトランジスタに対
応)、M2(第2のMOSトランジスタに対応)、M3
(第3のMOSトランジスタに対応)、及びM4(第4
のMOSトランジスタに対応)は、各々のソース電極が
共通接続され、定電流源Io(第1〜第4の電流源に対
応)によって直流バイアスされている。MOSトランジ
スタM1及びM4のドレイン電極は共通接続され、カレ
ントミラー回路15の基準側電流源15a(第1及び第
4の電流源に対応)に接続されている。MOSトランジ
スタM2びM3のドレイン電極は共通接続され、カレン
トミラー回路15の出力側電流源15b(第2及び第3
の電流源に対応)と可変利得増幅器の出力端子11(出
力ノードに対応)に接続されている。
【0033】MOSトランジスタM3及びM4のゲート
には、それぞれ、抵抗R3(第3の抵抗に対応)及びR
4(第4の抵抗に対応)を介して入力端子12(第1の
入力ノードに対応)及び13(第2の入力ノードに対
応)が接続されるとともに、ゲート電極及びソース電極
が接地されたMOSトランジスタM7(第7のMOSト
ランジスタに対応)及びM8(第8のMOSトランジス
タに対応)のドレイン電極が接続されている。入力端子
12には交流信号Sa(差動信号の一方)が入力され、
入力端子13にはその交流信号に対して相対的に負極性
を有する信号Sb(差動信号の他方)が入力される。な
お、MOSトランジスタM7と抵抗R3とを有する回路
20Aが第1の周波数劣化回路に相当し、MOSトラン
ジスタM8と抵抗R4とを有する回路20Bが第2の周
波数劣化回路に相当する。
【0034】オフセット電圧発生回路10A(第1のオ
フセット発生回路)、10B(第2のオフセット発生回
路)は、入力端子12、13からそれぞれ入力される信
号Sa、Sbに直流オフセット電圧を持たせてMOSト
ランジスタM1、M2にそれぞれ入力される信号S1
(第1の入力信号に対応)、S2(第2の入力信号に対
応)を生成する。つまり、このオフセット電圧発生回路
10A、10Bは、それぞれ定電圧源Vcによって直流
バイアスが与えられ一定の電流を発生するMOSトラン
ジスタM5(第5のMOSトランジスタに対応)、M6
(第6のMOSトランジスタに対応)と、この電流を電
圧に変換するための抵抗R1(第1の抵抗に対応)、R
2(第2の抵抗に対応)とによってそれぞれ構成されて
いる。MOSトランジスタM1、M2には、それぞれオ
フセット電圧発生回路10A、10Bによって入力信号
Sa、Sbから直流オフセット電圧分をシフトした信号
が入力される。また、正電源端子Vcc(電源ノード)
は正の電圧を印加するのに対し、負電源端子GND(接
地ノード)は正電源端子Vccの電圧に対して相対的に
負の電圧を印加する。
【0035】また、オフセット電圧発生回路10A、1
0Bとそれぞれ同じ周波数特性を持つ回路である第1の
周波数劣化回路20A、第2の周波数劣化回路20B
は、オフセット電圧発生回路10A、10Bにおいてそ
れぞれ発生する周波数特性の劣化を招いた成分と同じ成
分を入力信号Sa、Sbに与えて、MOSトランジスタ
M3、M4への入力信号S3(第3の入力信号に対
応)、S4(第4の入力信号に対応)を生成する。
【0036】次に、可変利得増幅器の動作について説明
する。
【0037】前提条件として、各MOSトランジスタM
1〜M8は飽和領域で動作しているものとする。また、
基板電位はソース電位Vbと同電位であるとして基板バ
イアス効果はなく、短チャネル効果も考慮しないものと
する。したがって、各MOSトランジスタのドレイン電
流Idsは、従来例と同様に、<数17>で与えられ
る。
【0038】<数17> Ids=K(Vgs−Vt0)2 で表される。ここで、K=(1/2)μCoxW/Lは
トランスコンダクタンス定数、μはチャネルのキャリア
移動度、Coxはゲート容量、Wはゲート幅、Lはゲー
ト長、Vgsはゲートとソース間の電位差、及びVt0
は閾値電圧を意味する。
【0039】また、MOSトランジスタM5及びM6に
おいて、Kの値が等しいとすると、ゲート−ソース間電
圧Vgsの値は等しいので、ドレイン電流Idsの値も
等しい。そしてこのときのドレイン電流の値をIcとす
る。ドレイン電流Icは、それぞれ抵抗R1、R2へ流
れ、抵抗値をRとすると抵抗R1、R2における電圧降
下Vctrは、それぞれVctr=R×Icである。一
方、MOSトランジスタM7及びM8におけるゲート−
ソース間電圧Vgsはそれぞれ零であるため、両トラン
ジスタのドレイン電流Idsは流れず、抵抗R3、R4
の電圧降下も零である。
【0040】図2は、図1に示した可変利得増幅器にお
けるMOSトランジスタM5、M6、M7、及びM8を
等価回路で表した回路図である。
【0041】MOSトランジスタM5及びM6は、それ
ぞれ、定電流源21及びドレイン電極からみたインピー
ダンス(寄生容量)17、定電流源22及びインピーダ
ンス(寄生容量18)によって表される。また、MOS
トランジスタM7及びM8は、遮断状態であるのでそれ
ぞれ寄生容量23、24のみによって表される。図2か
ら明らかなように、入力端子12から入力された信号S
aが抵抗R1と寄生容量17とによって形成される寄生
ローパスフィルターを通過することによって生成された
入力信号S1は、MOSトランジスタM1のゲートに入
力される。
【0042】一方、MOSトランジスタM2への入力信
号S2は、入力端子13から入力され、抵抗R2と寄生
容量18とによって形成される寄生ローパスフィルター
を通過して入力される。同様にして、MOSトランジス
タM3及びM4への入力信号S3及びS4は、入力端子
12及び13からそれぞれ入力された信号Sa及びSb
が、それぞれ、抵抗R3と寄生容量23、抵抗R4と寄
生容量24とによって形成される寄生ローパスフィルタ
ーを通過して減衰された後に入力されることになる。こ
れらの場合における寄生ローパスパスフィルターによる
減衰係数をaとする。また、抵抗R1〜R4の抵抗値が
等しく、MOSトランジスタM5〜M8のトランジスタ
のサイズが等しいとすると、寄生容量21〜24も等し
くなるため、入力端子12及び13からMOSトランジ
スタM1〜M4までにおいて生じる信号Sa及びSbの
減衰量はすべて等しくなり、減衰係数はすべてaで表す
ことができる。
【0043】以上を踏まえて本実施形態における可変利
得増幅器の動作について式で表しながら説明する。
【0044】入力端子12に入力される信号Saの直流
成分をVaとし、交流成分をVinとすると、MOSト
ランジスタM3のゲート電圧VGM3は、<数18>で
与えられる。
【0045】<数18> VGM3=Va+(a/2)Vin 一方、MOSトランジスタM4のゲート電圧VGM4
は、<数19>で与えられる。
【0046】<数19> VGM4=Va−(a/2)Vin 同様にして、MOSトランジスタM1、M2のゲート電
圧VGM1、VGM2は、それぞれ<数20>、<数2
1>で与えられる。
【0047】<数20> VGM1=Va+(a/2)Vin−Vctr <数21> VGM2=Va−(a/2)Vin−Vctr また、共通接続されたソース電位はVbであり、<数1
8>〜<数22>を用いると、各MOSトランジスタM
1〜M4のドレイン電流Id1、Id2、Id3、及び
Id4は、<数22>〜<数25>で与えられる。
【0048】<数22> Id1=K{Va+(a/2)Vin−Vctr−Vb
−Vt0}2 <数23> Id2=K{Va−(a/2)Vin−Vctr−Vb
−Vt0}2 <数24> Id3=K{Va+(a/2)Vin−Vb−Vt0}
2 <数25> Id4=K{Va−(a/2)Vin−Vb−Vt0}
2 そして、これらの各ドレイン電流Id1〜Id4はカレ
ントミラー回路15によって減算されるため、出力端子
11から出力される電流Ioutは、図1及び図2から
明らかなように、Iout=Ia−Ibであるので、<
数26>で与えられる。
【0049】<数26> Iout=(Ids1+Ids4)−(Ids2+Id
s3) この<数26>へ<数22>〜<数25>を代入する
と、電流Ioutは、<数27>で表される。
【0050】<数27> Iout=−2K×Vctr×a×Vin したがって、従来例と同様に、出力電流IoutはVc
trによって制御でき、利得制御信号であるVctrの
値に比例した出力電流が得られることになる。そしてこ
の場合、<数27>においては、上記従来例の<数16
>で示したようなVctrの値に応じて変化する交流成
分の減衰の発生を示す項は現われていない。すなわち、
入力信号の周波数特性が安定して利得の上昇が発生しな
いため、可変利得増幅器の利得範囲を拡大することがで
きる。
【0051】また、本実施形態ではN型MOSトラジス
タを用いた可変利得増幅器の場合について説明したが、
本実施形態はこれに限る趣旨ではなく、P型MOSトラ
ンジスタを用いた場合であっても、本発明は同様に実施
可能である。
【0052】また、本実施形態ではMOSトランジスタ
M1〜M4が共通接続されたソース電圧Vbは、入力電
圧によって決定される回路構成になっているが、本実施
例はこれに限る趣旨ではなく、この共通接続がなされる
部分を負電源端子のように交流的に接地されたところに
接続した回路である場合であっても、本発明は同様に実
施可能である。
【0053】以上のように、本実施形態に係る可変利得
増幅回路は、オフセット発生回路10A及び10Bを通
過する差動信号に対して所望のオフセットを持たせるこ
とによって生じる周波数特性の劣化を、オフセット発生
回路10A及び10Bを通過しない差動信号に与える周
波数劣化回路20A及び20Bを設ける。このため、M
OSトランジスタM1、M2へそれぞれ入力される信号
S1、S2の周波数特性と、MOSトランジスタM3、
M4へそれぞれ入力される信号S3、S4との周波数特
性が安定し、利得の上昇が抑制されるので、消費電力の
増加を招くことなく利得の制御範囲を拡大することがで
きる。
【0054】
【発明の効果】上述のように、本発明によると、利得を
可変させるために必要なオフセット電圧発生回路おいて
生じる周波数特性の劣化を、オフセット電圧発生回路を
通過しないMOSトランジスタへの入力信号にも加える
ことによって、各MOSトランジスタへの入力信号の周
波数特性を安定させることがでるき。このため、消費電
力の増加を招くことなく利得の制御範囲を拡大すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における可変利得増幅器の
構成例を示す回路図である。
【図2】 図1に示す可変利得増幅器におけるオフセッ
ト電圧発生回路を等価回路で示した回路図である。
【図3】 従来の可変利得増幅器の構成例を示す回路図
である。
【図4】 図3に示す可変利得増幅器におけるオフセッ
ト電圧発生回路を等価回路で示した回路図である。
【符号の説明】
M1〜M8 MOSトランジスタ 11 出力端子(出力ノード) 12 入力端子(第1の入力ノード) 13 入力端子(第2の入力ノード) 15 カレントミラー回路 15a 基準側電流源(第1及び第4の電流源) 15b 出力側電流源(第2及び第3の電流源) 21、22 定電流源 17、18、23、24 寄生容量 Vcc 正電源端子(電源ノード) GND 負電源端子(接地ノード) Vb ソース電位(第1〜第4の電流源) Vc 定電圧源 R1〜R4 抵抗(第1〜第4の抵抗) Ia MOSトランジスタM1及びM4の各々
に流れる電流の加算値 Ib MOSトランジスタM2及びM3の各々
に流れる電流の加算値 10A オフセット電圧発生回路(第1のオフセ
ット発生回路) 10B オフセット電圧発生回路(第2のオフセ
ット発生回路) 20A 周波数劣化回路(第1の周波数劣化回
路) 20B 周波数劣化回路(第2の周波数劣化回
路)
フロントページの続き Fターム(参考) 5J091 AA01 AA12 CA13 CA62 CA64 FA08 FA09 FP09 GP01 HA10 HA25 HA29 KA02 KA05 KA09 KA47 MA19 MA21 TA01 5J100 AA03 AA16 AA17 AA20 BA06 BB02 BB21 BC02 CA18 CA21 DA06 EA02 5J500 AA01 AA12 AC13 AC62 AC64 AF08 AF09 AH10 AH25 AH29 AK02 AK05 AK09 AK47 AM19 AM21 AT01 PF09 PG01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動信号の一方に所望のオフセットを持
    たせた第1の信号を生成する第1のオフセット発生回路
    と、 前記差動信号の他方に所望のオフセットを持たせた第2
    の信号を生成する第2のオフセット発生回路と、 前記差動信号の一方の周波数特性を劣化させた第3の信
    号を生成する第1の周波数劣化回路と、 前記差動信号の他方の周波数特性を劣化させた第4の信
    号を生成する第2の周波数劣化回路と、 電源電圧を受ける電源ノードと接地電圧を受ける接地ノ
    ードとの間に接続され、前記第1の信号をゲートに受け
    る第1のMOSトランジスタと、 前記電源ノードと前記接地ノードとの間に前記第1のM
    OSトランジスタと並列に接続され、前記第2の信号を
    ゲートに受ける第2のMOSトランジスタと、 前記電源ノードと前記接地ノードとの間に接続され、前
    記第3の信号をゲートに受ける第3のMOSトランジス
    タと、 前記電源ノードと前記接地ノードとの間に前記第3のM
    OSトランジスタと並列に接続され、前記第4の信号を
    ゲートに受ける第4のMOSトランジスタと、 前記電源ノードと前記接地ノードとの間に前記第1のM
    OSトランジスタに直列に接続され、前記第1のMOS
    トランジスタにバイアス電流を供給する第1の電流源
    と、 前記電源ノードと前記接地ノードとの間に前記第2のM
    OSトランジスタに直列に接続され、前記第2のMOS
    トランジスタにバイアス電流を供給する第2の電流源
    と、 前記電源ノードと前記接地ノードとの間に前記第3のM
    OSトランジスタに直列に接続され、前記第3のMOS
    トランジスタにバイアス電流を供給する第3の電流源
    と、 前記電源ノードと前記接地ノードとの間に前記第4のM
    OSトランジスタに直列に接続され、前記第4のMOS
    トランジスタにバイアス電流を供給する第4の電流源
    と、 前記第1及び第4のMOSトランジスタに流れる電流加
    算値と、前記第2及び第3のMOSトランジスタに流れ
    る電流加算値との差分値を出力する出力ノードとを備え
    ることを特徴とする可変利得増幅器。
  2. 【請求項2】 請求1記載の可変利得増幅器において、 前記第1のオフセット発生回路は、前記差動信号の一方
    を受ける第1の入力ノードに接続された第1の抵抗と、
    前記接地ノードと前記第1の抵抗との間に接続され、所
    定のバイアス電圧をゲートに受ける第5のMOSトラン
    ジスタとを含み、 前記第2のオフセット発生回路は、前記差動信号の他方
    を受ける第2の入力ノードに接続された第2の抵抗と、
    前記接地ノードと前記第2の抵抗との間に接続され、所
    定のバイアス電圧をゲートに受ける第6のMOSトラン
    ジスタとを含み、 前記第1の周波数劣化回路は、前記第1の入力ノードと
    前記第3のMOSトランジスタのゲートとの間に接続さ
    れた第3の抵抗と、当該ゲートと前記第3の抵抗との間
    にドレインが接続され、ソース及びゲートが前記接地ノ
    ードに接続された第7のMOSトランジスタとを含み、 前記第2の周波数劣化回路は、前記第2の入力ノードと
    前記第4のMOSトランジスタのゲートとの間に接続さ
    れた第4の抵抗と、当該ゲートと前記第4の抵抗との間
    にドレインが接続され、ソース及びゲートが前記接地ノ
    ードに接続された第8のMOSトランジスタとを含むこ
    とを特徴とする可変利得増幅器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の可変利得増幅器におい
    て、 前記第1の周波数劣化回路によって生成された第3の信
    号の周波数特性は、前記第1のオフセット発生回路によ
    って生成された第1の信号の周波数特性と同じであり、 前記第2の周波数劣化回路によって生成された第4の信
    号の周波数特性は、前記第2のオフセット発生回路によ
    って生成された第2の信号の周波数特性と同じであるこ
    とを特徴とする可変利得増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の可変利得増幅器におい
    て、 前記第1の抵抗と前記第3の抵抗は、同じ抵抗値を有
    し、 前記第2の抵抗と前記第4の抵抗は、同じ抵抗値を有
    し、 前記第5のMOSトランジスタと前記第7のMOSトラ
    ンジスタは、同じサイズであり、 前記第6のMOSトランジスタと前記第8のMOSトラ
    ンジスタは、同じサイズであることを特徴とする可変利
    得増幅器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014209700A (ja) * 2013-03-22 2014-11-06 株式会社東芝 受光回路および光結合装置
JP2016048849A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 株式会社東芝 光受信回路および光結合装置

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JP2014209700A (ja) * 2013-03-22 2014-11-06 株式会社東芝 受光回路および光結合装置
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