JP2002237732A - 相互コンダクタンス回路及び相互コンダクタンスを発生する方法 - Google Patents

相互コンダクタンス回路及び相互コンダクタンスを発生する方法

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JP2002237732A
JP2002237732A JP2001375574A JP2001375574A JP2002237732A JP 2002237732 A JP2002237732 A JP 2002237732A JP 2001375574 A JP2001375574 A JP 2001375574A JP 2001375574 A JP2001375574 A JP 2001375574A JP 2002237732 A JP2002237732 A JP 2002237732A
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resistor
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JP2001375574A
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English (en)
Inventor
Patrick P Siniscalchi
ピー、シニスカルチ パトリック
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Texas Instruments Inc
Original Assignee
Texas Instruments Inc
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3211Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion in differential amplifiers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理に敏感でない、高度に線形な、定相互コ
ンダクタンス回路を提供する。 【解決手段】 定相互コンダクタンス回路100は、信
号経路内にCMOS乗算器M3、M4、M5及びM6を
採用し、これは抵抗器処理変動に起因する相互コンダク
タンスにおける変動を補償するため電流の特定の組み合
わせを用いてオフセットバイアスされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に相互コンダ
クタンス回路及び相互コンダクタンスを発生する方法に
関し、より詳しくは、同調ループなしで抵抗器縮退相互
コンダクタンス回路の相互コンダクタンスを少数パーセ
ント以内に制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の相互コンダクタンス回路は、半導
体処理(processing)と共に変動する相互コンダクタン
ス値を持つ。この様な回路は高度の線形化を達成するた
めしばしば抵抗器を使用するが、典型的には+/−25
%又はそれ以上も変化する相互コンダクタンス値に悩ま
されている。これらの相互コンダクタンス回路は、相互
コンダクタンス値が受け入れ可能な範囲を持つ様にする
ため同調ループの形式の余分な回路を必要としている。
【0003】同調可能な相互コンダクタンスのための他
の知られた解決策は、差動対を縮退させるためか又は線
形化された入力対から発生される可変量の電流を出力段
と釣り合わせるためかのいずれかのために三極管領域で
動作するCMOS素子を使用する。この三極管素子は、
一般に相互コンダクタ(transconductor)のdc利得を
減少させる傾向があり、また相互コンダクタンスを特定
の値に調節するため何らかの形式の閉同調ループを必要
とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述から見て、受け入
れ可能な範囲を持つ相互コンダクタンス値を得るために
同調ループの形式の余分な回路を必要としない処理に敏
感でない、高度に線形な、定相互コンダクタンス回路に
対する要請が存在する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の相互コンダクタ
ンス回路は、出力段と、相互コンダクタンスを発生する
ため動作する抵抗器縮退入力段と、抵抗器縮退入力段に
関連する抵抗器処理変動に比例する複数のオフセットバ
イアス電流を発生するため動作するバイアス電流発生器
と、複数のオフセットバイアス電流に応じて相互コンダ
クタンスを出力段に釣り合わせるため動作し、そのため
相互コンダクタンスが抵抗器処理変動と共に変動しない
乗算器とを包含し、そこに相互コンダクタンス回路は同
調ループ及びトリム素子を欠いている。本発明の相互コ
ンダクタンスを発生する方法は、(a) 抵抗器処理変
動に逆比例する相互コンダクタンス値を発生するため動
作する入力段相互コンダクタンス回路を用意するステッ
プと、(b) オフセットバイアス乗算器を用意するス
テップと、(c) 電流発生器を用意するステップと、
(d) 電流発生器によって、固定されかつ抵抗器処理
変動に逆比例するオフセットバイアス電流成分を発生す
るステップと、(e) オフセットバイアス乗算器をオ
フセットバイアス電流成分によりバイアスし、そのため
オフセットバイアス乗算器が、入力段相互コンダクタン
ス回路により発生する逆比例する相互コンダクタンスを
補償する釣り合いの取れた相互コンダクタンスを発生で
きるステップとを包含する。
【0006】上述及び他の目的を達成するため、本発明
は、抵抗器縮退された相互コンダクタンス回路の相互コ
ンダクタンスを、同調ループなしに少数パーセント以内
に制御する技術を採用する。具体的には、CMOS乗算
器が信号経路内に使用され、これは電流の特定の組み合
わせによりオフセットバイアスされ、またこれは抵抗器
処理変動に起因する相互コンダクタンス変動を補償す
る。
【0007】図1に示されるのは、本発明の1つの実施
例による高度に線形な、処理に敏感でない、定相互コン
ダクタンス回路100である。増幅器A1及びA2、C
MOSトランジスタM11、M12及び抵抗器Rからな
る入力段は先行技術において周知であり、高度に線形か
つ抵抗器処理に逆比例する相互コンダクタンスを生ず
る。素子M3〜M6からなるオフセットバイアスされる
CMOS乗算器は、折り返しカスコード(folded casco
de)段のカスコード部分として使用される。このオフセ
ットは電流I1を強制的に電流I2より大きくすること
により発生する。全般的な回路相互コンダクタンスは、
電流I1及びI2を、これらが基準電流の特定の組み合
わせであり、図8に示される様に、一方はバンドギャッ
プ(bandgap)電圧と外部抵抗器により発生し、他方は
バンドギャップ電圧と内部抵抗器により発生するよう
な、電流I1及びI2を実施することにより一定に維持
される。補償/バイアス電流は、また相互コンダクタン
ス回路の残りの部分をバイアスするために使用される。
全般的なバイアス電流は、上に述べた電流I1及びI2
の組み合わせについて、より低い抵抗器処理と共に増加
する。これは抵抗器処理が低い時に入力段が制限して歪
を生じるのを防止する助けとなり、また抵抗器処理が高
い時に同じ歪レベルに対してより少ない電流が浪費され
るのを確保する。このCMOS乗算器は、低いしきい値
電圧素子を使用して実施されCMOS乗算器と出力との
間に低いしきい値電圧素子の追加のカスコードを置くこ
とを可能にし、このことはCMOS素子M3〜M6のド
レイン電圧を等しく保持するという追加の利点を持つ。
【0008】本発明の1つの局面において、定相互コン
ダクタンス回路は、線形化された入力対から発生する電
流の可変量を出力段と釣り合わせるため特別にバイアス
されたCMOS乗算器を用いて実施され、そこに全部の
素子はdc利得を高く保つため飽和領域に維持される。
【0009】本発明の別の局面において定相互コンダク
タンス回路は、全体的相互コンダクタンスを抵抗器処理
変動に敏感でなく保持し、従って相互コンダクタンス同
調ループの必要性を否定するため正しくバイアスされた
CMOS乗算器を用いて実施される。本発明の更に別の
局面において定相互コンダクタンス回路は、高い出力イ
ンピーダンス、従って高いdc利得を与えるため、カス
コードとして作用するCMOS乗算器を用いて実施され
る。本発明の更に別の局面において定相互コンダクタン
ス回路は、CMOS乗算器を用いて実施され、ここに乗
算器をバイアスする電流は全体の相互コンダクタンス段
をバイアスするのに使用出来、そこにこれら電流は部分
的に内部抵抗器に比例するので、入力段バイアスは全高
調波歪(THD)を最大入力信号に対して一定に保つた
め最小量の電力を使用して抵抗器変動を補償する。
【0010】本発明の更に別の局面において定相互コン
ダクタンス回路が実施され、それは高度に線形の入力段
を持ち、閉同調ループの必要なしに処理と温度に敏感で
ない定相互コンダクタンスを提供する。本発明の更に別
の局面において定相互コンダクタンス回路は、定相互コ
ンダクタンスを三極管素子よりもむしろ出力段に釣り合
わせるためCMOS乗算器を用いて実施され、そのため
dc利得が低下しない。本発明の更に別の局面において
定相互コンダクタンス回路は、CMOS乗算器を用いて
実施され、そこに乗算器における素子のソースは低イン
ピーダンス点を提供し、これは電力消費を減少させるた
め共通出力段を共用する多重入力段に接続出来る。
【0011】ここに使用される様に、抵抗器処理(proc
essing)は、抵抗における変動であり、これは一つの集
積回路(IC)がもしウエハ製造施設において処理され
る時、ここでICにおける複数抵抗器はチップ毎か又は
ウエハロット毎かいずれかで一貫した値を持たない。こ
れらコンポーネントの値は、半導体製造工程における変
動に起因して変化するであろう。多くの半導体工程にお
いて、例えば、ポリシリコン(polysilicon)抵抗器シ
ート抵抗は+/−25%変動可能である。チップ上の1
0kオーム抵抗器は、そこで、抵抗器処理における変動
に起因して7.5kオームから12.5kオーム間で変
動できる。抵抗器処理は、それで基本的にはどの様にし
て抵抗器値が製造工程における僅かな変動に起因して変
動するであろうかである。抵抗器処理に逆比例する相互
コンダクタンスをもつ入力段は、従って、もしチップ上
の複数抵抗器がたまたま25%高く(上の例を使用して
12.5kオーム)処理されると、それならその段の相
互コンダクタンスは(1/1.25)又は0.8X低い
(又は−20%)であろう。
【0012】
【発明の実施の形態】今や図2を見ると、概略図は相互
コンダクタンス段200を示し、これでは全般的相互コ
ンダクタンスは、先行技術で知られる様に縮退抵抗器2
02に逆比例する。この相互コンダクタンス段200
は、1MHzより大きな周波数においてフィルタするた
めに有益であったCMOS処理を使用する1つのGm/
cフィルタ技術を例示する。ポリシリコン抵抗器を使用
するCMOS処理において、これらのポリシリコン抵抗
器は、極めて良好な線形性を達成するため示される様な
差動対のための抵抗器縮退として使用できる。大きな
(即ち、1V)入力信号に対して、いっそう高い線形性
を達成するために、示される様な利得段が入力素子のg
mを増加するため使用でき、それでgmeff≒1/Rとな
る。更に、低い(即ち、3V)電源電圧で正確なGm/c
フィルタ応答のために必要な、高い出力インピーダンス
を得るために、示された様な、折り返しカスコード段が
使用される。この段200の全般的相互コンダクタンス
は縮退抵抗器202に逆比例し、従って上述の様に+/
−25%となり得る処理変動に悩まされる。一般に、相
互コンダクタンスのより厳密な制御がなければならず、
また相互コンダクタンスをトリム又は変化させる何らか
の方法が含まれなければならない。
【0013】図3は、コンデンサ負荷をもつ相互コンダ
クタンス段300を示す概略図であり、ここで全般的相
互コンダクタンスは、先行技術において知られた様な同
調ループにより制御される。具体的には、相互コンダク
タンスは電圧VC1及びVC2により制御され、これら
は同調ループ又はトリム回路により与えられる。この相
互コンダクタンス段300は問題があり、それはそれが
相互コンダクタンスの変動を締め付けるために追加の回
路を必要とし、また出力インピーダンス及びそのためG
m段の低周波数利得を著しく低下させる。
【0014】図4は、出力インピーダンスを高く保持し
ながら全般的相互コンダクタンスを少数パーセント以内
に制御できる本発明の1つの実施例による相互コンダク
タンス段400を示す簡単化された概略図を示す。この
相互コンダクタンス段400は、M3、M4、M5及び
M6から成るCMOS乗算器を採用し、これはオフセッ
トバイアスされ、それでVc≠0V(等しくない)。I1
>I2の選択はこの条件を強制する。CMOSトランジ
スタM3〜M6の交差結合(cross-coupled)の性質の
故に、この構成は、一般に簡単な電流舵取り(steerin
g)構成と関連するような、負の電源へのバイアス電流
を浪費しない。この技術は、共通モード帰還回路(図1
の102で示す)の負担を少なくし、これは殆ど全ての
差動Gm段に対して要求される。重要なことは、I1及び
2を正しく選択することにより、以下に述べる様に、
全般的相互コンダクタンスを、同調ループ又はトリミン
グの必要なしに略処理変動に無関係にすることが出来
る。
【0015】 であるので、 同様に、
【0016】また、 であるので、 項は、出力電流差 を維持するため抵抗器R402変動に比例するようにし
なければならず、従って、全般的相互コンダクタンスを
一定にする。これは、電流成分と共にI1及びI2を実施
することにより達成され、これら電流成分は固定されか
つ以下に述べる様に1/Rに比例する。
【0017】最初に、I1=3I2とすることにより乗算
器M3〜M6をオフセットバイアスし、これは、 及び全般的相互コンダクタンスを、入力段のそれの1/
4にする。 項は、次の様に書替えられ、
【0018】そこに、 である。公称処理条件の下では、方程式(3)は1/2
に等しい。上に述べた抵抗器処理に関連する抵抗器シー
トが25%高いと、処理因子はそこで(1.25)X
(1/2)又は0.625となる。抵抗器シートが25
%低いと、処理因子は(0.75)X(1/2)又は
0.375となる。これらの条件は、そこで次の連立方
程式を導く。
【0019】 方程式(4)〜(7)を解くと、次が得られる。
【0020】これらの電流は、相対的でありかつ適切な
レベルは、例えば、それぞれ50μA、−100μA、
−50μA、及び100μAであろう。両方の であり、他方 は一定である。
【0021】図5a及び5bは、本発明の1つの実施例
による図4において示される相互コンダクタンスと共に
使用するのに適した電流ソース(sourcing)アーキテク
チャを示す簡単化された概略図である。これらのアーキ
テクチャは、方程式(4)〜(7)により表される組み
合わせ電流を供給する方法を示す。
【0022】図6は、本発明の1つの実施例による図1
に示される高度に線形な、定相互コンダクタンス段10
0の余り詳細でないバージョンを示す概略図である。こ
の定相互コンダクタンス段100は、図4に示されるG
m段400の簡潔さと改良性能を与える2つの修正を含
む。第1のものは、Nチャネル素子カスコード、M9及
びM10の中に乗算器を作ることを含む。第2のもの
は、I1及びI2の平均と共に変化するバイアス電流I4
04、406を持つことを含む。これは2つの利益を与
える。第1の利益は、I1及びI2が給電する素子及び乗
算器内の素子は常に同じ電流レベルで動作することであ
る。第2の利益は、I1及びI2の平均は、より低い抵抗
器シート処理と共に高くなることであり、 。これは、それぞれの抵抗器変化に亘って入力素子を適
切にバイアスされたまま保持する助けとなり、必要な時
により多くの電流を供給し、そのためR402を横切る
信号は圧縮とはならない。より好ましいことに、CMO
S素子M1〜M6及びM13〜M14は低しきい値電圧
素子であり出力において高い出力振れを許す。簡単なカ
スコードは、また出力振れが極めて大きいことが要求さ
れなければ使用できることが理解できる。
【0023】図7は、本発明の1つの実施例による相互
コンダクタンス段の乗算器入力部分における変動に応じ
て、図6に示す相互コンダクタンス段100に対する出
力相互コンダクタンスにおけるシミュレートされた変動
を示す。この相互コンダクタンス変動は、乗算器入力に
おける広い変動からその出力における小さな変動へ改善
されていることが分かる。これら変動は、方程式(8)
〜(11)により表される理想的に計算された電流を用
いてシミュレートされた結果である。本発明者は、出力
相互コンダクタンスは、電流成分I1及びI2の適切な修
正を使用して更に引き締め(<少数%)出来ることを発
見した。
【0024】上述から見て、本発明は相互コンダクタン
ス技術の当該分野において著しい進歩を提供することが
分かるであろう。更に、この発明は、データ通信術にお
ける当業者に、新規な原理を適用しかつ要求される様な
特殊化された構成部分を構築し使用するため必要な情報
を提供するためにかなり詳細に記載された。上述の記載
から見て、本発明は構造及び動作において先行技術から
著しい発展を表すことは更に明白な筈である。しかし、
本発明の特定の実施例がここに詳細に記載されたが、種
々の変更、修正及び置換が、請求の範囲に定義された様
な本発明の精神と範囲からいかなる仕方でも逸脱するこ
となく行なうことが出来ることが理解されるべきであ
る。例えば、種々の実施例はここに特定のトランジスタ
型式に関して提示されたが、本発明の構造及び特徴は、
必ずしも特定のトランジスタ型式又はここに使用される
ような特性の組には制限されない。上に記載した実施例
は、多くの多様なトランジスタ型式が、上に述べた発明
性ある原理に従った、処理に敏感でない、高度に線形
な、定相互コンダクタンス回路を達成する限り、これら
多様なトランジスタ型式を使用して容易に実施すること
が出来る。更に、本発明は、相互コンダクタンス又はG
m段の特定の型式には制限されず、また例えば、Gm/
C又は相互コンダクタンス−Cフィルタ以外の相互コン
ダクタンス段を使用して実施出来る。
【0025】以上の説明に関し更に以下の項を開示す
る。 (1)相互コンダクタンス回路であって、出力段と、相
互コンダクタンスを発生するため動作する抵抗器縮退入
力段と、抵抗器縮退入力段に関連する抵抗器プロセス変
動に比例する複数のオフセットバイアス電流を発生する
ため動作するバイアス電流発生器と、相互コンダクタン
スが抵抗器処理変動と共に変動しないように、複数のオ
フセットバイアス電流に応じて相互コンダクタンスを出
力段に釣り合わせるため動作する乗算器とを包含し、そ
こに相互コンダクタンス回路は同調ループ及びトリム素
子を欠いている。
【0026】(2)第1項記載の相互コンダクタンス回
路において、当該抵抗器縮退入力段は、抵抗器線形化さ
れた差動トランジスタ対を含む。 (3)第1項記載の相互コンダクタンス回路において、
当該バイアス電流発生器は、外部抵抗器及び第1基準電
流を発生するため動作する第1バンドギャップ電圧を含
み、また更に内部抵抗器及び第2基準電流を発生するた
め動作する第2バンドギャップ電圧を含み、そこに第1
及び第2基準電流は複数のバイアスオフセット電流を与
えるために機能する。 (4)第1項記載の相互コンダクタンス回路において、
当該乗算器は複数のCMOS素子から成る。 (5)第4項記載の相互コンダクタンス回路において、
当該複数のCMOS素子は折り返しカスコード段のカス
コード部分として実施される。 (6)第4項記載の相互コンダクタンス回路において、
当該CMOS素子は低しきい値電圧素子から成る。 (7)第1項記載の相互コンダクタンス回路において、
当該バイアス電流発生器は更に減少した抵抗器処理に応
じて増加したバイアス電流レベルを与えるために動作す
る。
【0027】(8)相互コンダクタンス回路であって、
出力段と、抵抗器処理変動に逆比例する相互コンダクタ
ンスを発生する手段と、抵抗器処理変動に比例するバイ
アスオフセット電流を発生する手段と、バイアスオフセ
ット電流に応じて相互コンダクタンスを出力段に釣り合
わせ、そのため出力段に釣り合わされた当該相互コンダ
クタンスは抵抗器処理変動と共に変化しない。
【0028】(9)第8項記載の相互コンダクタンス回
路において、当該相互コンダクタンス回路は同調回路を
欠いている。 (10)第8項記載の相互コンダクタンス回路におい
て、当該相互コンダクタンス回路はトリム素子を欠いて
いる。 (11)第8項記載の相互コンダクタンス回路におい
て、当該相互コンダクタンスを発生する手段は抵抗器縮
退差動トランジスタ対から成る。 (12)第8項記載の相互コンダクタンス回路におい
て、当該オフセットバイアス電流を発生する手段は、外
部抵抗器及び第1基準電流を発生するため動作する第1
バンドギャップ電圧を含み、また更に内部抵抗器及び第
2基準電流を発生するため動作する第2バンドギャップ
電圧を含む。 (13)第8項記載の相互コンダクタンス回路におい
て、オフセットバイアス電流を発生する手段は、第1基
準電流及び第2基準電流を発生するため動作し、そのた
め当該第1及び第2基準電流は固定されかつ抵抗器処理
変動に比例する電流成分から成る。 (14)第8項記載の相互コンダクタンス回路におい
て、当該相互コンダクタンスを出力段に釣り合わせる手
段は乗算器から成る。 (15)第14項記載の相互コンダクタンス回路におい
て、当該乗算器は折り返しカスコード段のカスコード部
分として構成される複数のCMOS素子から成る。 (16)第8項記載の相互コンダクタンス回路におい
て、当該オフセットバイアス電流を発生する手段は、減
少した抵抗器処理変動に応じて増加したオフセットバイ
アス電流を与えるため動作する。
【0029】(17)相互コンダクタンスを発生する方
法であって、(a) 抵抗器処理変動に逆比例する相互
コンダクタンスを発生するため動作する入力段相互コン
ダクタンス回路を用意するステップと、(b) オフセ
ットバイアスされた乗算器を用意するステップと、
(c) 電流発生器を用意するステップと、(d) 電
流発生器によって、固定されかつ抵抗器処理変動に逆比
例するオフセットバイアス電流成分を発生するステップ
と、(e) オフセットバイアスされた乗算器が、入力
段相互コンダクタンス回路により発生する逆比例する相
互コンダクタンスを補償する釣り合いの取れた相互コン
ダクタンスを発生できるように、オフセットバイアス電
流成分によりオフセットバイアスされた乗算器をバイア
スするステップとを包含する。 (18)第17項に記載の方法において、当該オフセッ
トバイアス電流成分を発生するステップは、固定されか
つ抵抗器処理変動に比例する第1基準電流及び第2基準
電流を発生することを含む。
【0030】(19)処理に敏感でない、高度に線形
の、定相互コンダクタンス回路100は、信号経路内
に、CMOS乗算器M3、M4、M5及びM6を採用
し、これは抵抗器変動に起因する相互コンダクタンスに
おける変動を補償するため電流の特定の組み合わせによ
りオフセットバイアスされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施例による高度に線形の、定
相互コンダクタンス段を示す概略図である。
【図2】相互コンダクタンス段を示す概略図で、そこに
全般的相互コンダクタンスは、先行技術で知られた様な
縮退抵抗器に逆比例する。
【図3】相互コンダクタンス段を示す概略図で、積分器
としてコンデンサに接続され、そこに全般的相互コンダ
クタンスは先行技術で知られた様な同調ループにより制
御される。
【図4】出力インピーダンスを高に保持しながら全般的
相互コンダクタンスを少数パーセント以内に制御できる
本発明の1つの実施例による相互コンダクタンス段を示
す簡単化された概略図である。
【図5】図4に示す相互コンダクタンス段と共に使用す
るのに適した本発明の1つの実施例による電流ソース技
術を示す概略図である。
【図6】本発明の1つの実施例による図1に示す高度に
線形な、定相互コンダクタンスの余り詳細でないバージ
ョンを示す概略図である。
【図7】本発明の1つの実施例による相互コンダクタン
ス段の乗算器入力部分における変動に応じて図6に示す
相互コンダクタンス段に対する定相互コンダクタンスに
おけるシミュレートされた変動を示すグラフである。
【図8】定相互コンダクタンス回路100と共に使用す
るのに適した基準電流回路を示す概略図である。
【符号の説明】
100 定相互コンダクタンス回路 102 共通モード帰還回路 200 相互コンダクタンス段 202 縮退抵抗器 300 相互コンダクタンス段 400 相互コンダクタンス段 402 抵抗器 404,406 バイアス電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 CA13 CA21 FA10 HA10 HA17 HA25 KA00 KA05 KA09 KA11 KA12 MA11 MA17 MA21 ND01 ND12 ND25 PD02 TA01 TA02 5J091 AA01 AA12 CA13 CA21 FA10 HA10 HA17 HA25 KA00 KA05 KA09 KA11 KA12 MA11 MA17 MA21 TA01 TA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互コンダクタンス回路であって、 出力段と、 相互コンダクタンスを発生するため動作する抵抗器縮退
    入力段と、 抵抗器縮退入力段に関連する抵抗器処理変動に比例する
    複数のオフセットバイアス電流を発生するため動作する
    バイアス電流発生器と、 相互コンダクタンスが抵抗器処理変動と共に変動しない
    ように、複数のオフセットバイアス電流に応じて相互コ
    ンダクタンスを出力段に釣り合わせるため動作する乗算
    器とを包含し、そこに相互コンダクタンス回路は同調ル
    ープ及びトリム素子を欠いている、相互コンダクタンス
    回路。
  2. 【請求項2】 相互コンダクタンスを発生する方法であ
    って、 (a) 抵抗器処理変動に逆比例する相互コンダクタン
    ス値を発生するため動作する入力段相互コンダクタンス
    回路を用意するステップと、 (b) オフセットバイアス乗算器を用意するステップ
    と、 (c) 電流発生器を用意するステップと、 (d) 電流発生器によって、固定されかつ抵抗器処理
    変動に逆比例するオフセットバイアス電流成分を発生す
    るステップと、 (e) オフセットバイアス乗算器をオフセットバイア
    ス電流成分によりバイアスし、そのためオフセットバイ
    アス乗算器が、入力段相互コンダクタンス回路により発
    生する逆比例する相互コンダクタンスを補償する釣り合
    いの取れた相互コンダクタンスを発生できるステップと
    を包含する相互コンダクタンスを発生する方法。
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