JP2003152227A - Ledの色補正手段および色補正方法 - Google Patents

Ledの色補正手段および色補正方法

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JP2003152227A
JP2003152227A JP2001348275A JP2001348275A JP2003152227A JP 2003152227 A JP2003152227 A JP 2003152227A JP 2001348275 A JP2001348275 A JP 2001348275A JP 2001348275 A JP2001348275 A JP 2001348275A JP 2003152227 A JP2003152227 A JP 2003152227A
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led
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light
color
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Hirohiko Ishii
廣彦 石井
Koichi Fukazawa
孝一 深澤
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Citizen Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白色等の所望の色度の照明を目的としたLE
Dが製造上のばらつきにより所望の色度に入るものが少
ないため、照明に利用することが出来ない場合があると
いう問題を改善する。 【解決手段】 LED10において、透光性樹脂よりな
りLED素子1を被覆、保護するLED保護部材7の表
面にLEDの色補正手段8を設け、該色補正手段を前記
LED保護部材7に塗布されたインク、顔料等の色フィ
ルター部材8c、8m、8yにより構成することによ
り、該色補正手段8が所望の色度に対し前記LED素子
1の発光の色度と補色関係の色度の透過特性を有するよ
うにし、これにより、LED10としての発光の色度を
所望の色度となるよう補正して照明光15として出射さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はLED(発光ダイ
オード)に関し、特にLEDの色補正に関する。
【0002】
【従来の技術】LEDは小型で消費電力も少ないため、
携帯機器の照明手段として適しており、近年は発光色も
3原色のはか白色、中間色も出せるようになってきたの
で、液晶パネルのバックライト、キー照明、インジケー
その他各種の表示手段に照明の発光源として広く用いら
れ、これらの表示の色調も用途に応じ豊かなものとなっ
てきている。
【0003】図10はかかるLEDの発光モジュール
(以下略して単にLEDという。)110の構造を示す
図である。図10において101はLED素子、102
は基板、103、104は基板102上に設けられた接
続電極である。LED素子101のカソード電極101
kは導電性接着剤等を用い接続電極103に接続され、
LED素子101のアノード電極101aはワイヤー1
06を介して接続電極104に接続されている。107
は、無色透明な樹脂材よりなる保護部材であり、前記L
ED素子101、接続電極103、104、ワイヤー1
06を被覆、保護するようにして、基板102上にモー
ルド加工により形成されている。保護部材107は必要
に応じレンズ形に形成することもできる。接続電極10
3、104は基板103の側面を経てその裏側に引き出
されている。
【0004】図示しない駆動回路より、前記接続電極1
04、103等を介してLED素子101素子に所定の
電流が供給されると、LED素子101の組成状態に応
じたで色度でLED素子101が発光し、その発光は透
光性の保護部材7を透過して、外部に照明光115とし
て出射する。ここで、要求される照明光115の色度は
用途、趣向に応じて様々である。例えば、フルカラーの
液晶パネルのバックライトとして用いる場合には、照明
光のは白色であることが望ましい。又携帯電話等で文
字画面の背景色としての照明の場合は趣向に応じた中間
色が求められる場合がある。かかる白色や中間色の発光
はLED素子の組成やLED内の混合物の成分を調整し
て製造することにより実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は所望の色度の発光をするLEDを揃えて当初より作り
こむことは実際には大変困難である。これは、製造時に
ベースとなるLED素子の発光波長のばらつき、混合材
である蛍光体の量のばらつき等による不可避なばらつき
によるものである。図11はかかる発光の色度のばらつ
きの一例として、白色の発光を目的として製造されたL
EDの発光の色度のばらつきを示す色度図である。ここ
で、xはRの割合を、yはGの割合を示す。そして、図
には示していないが、zをBの割合としたとき、常に x+y+z=1・・・・(1) の関係があるとしている。図11において、C0はR,
G,Bの成分比が1:1;1である白色の色度の点を示
し、この場合,座標は略x=0.33,y=0.33,
(z=0.33)となっている。白色を目的としたLE
Dの色度は図のドットで示すように実際にはC0を取り
囲む領域Sの範囲に分布している。領域Sの中でC0に
近い領域S0は実用上白色とみなされる領域である。領
域S0から左側に外れた領域S1は青又はC(シアン)
系の中間色であり、右側に外れた領域S2は赤又はY
(イエロー)系の中間色であり、上側に外れた領域S3
は緑系の中間色であり、下側に外れたS4はM(マゼン
タ)系の中間色となる。
【0006】このような現状から、白色の発光を目的と
するLEDを得ようとする場合は、本来ならば、多数の
LEDの色度を測定し、この中から、色度が図11の領
域S0に入るもののみを選別して使用するのが望まし
い。しかし、これでは実際には合格率が低すぎて実施が
困難である。そこで、次善の策として、多数のLED
の色度を測定し、色度の領域(S0、S1、S2、S
3、S4)ごとにクラス分けをする。次に、クラス分
けされた領域に対応した用途があれば、これに振向け
る。例えば色度の領域がS0のものの他に領域S1のも
のも用途Aとして青又はシアン系の中間色照明の用途に
振り向け、色度が領域S2のものは赤又はY(イエロ
ー)系の中間色照明の用途Bがあればこれに振り向け
る。同様にして、色度が領域S3、領域S4のものも、
それぞれに対応する中間色照明の用途C(緑系)、D
(マゼンタ系)があればこれに振向ける。しかし、実際
には、市場の趣向等により前記の中間色照明の用途A、
B、C、Dはすべて存在するものではなく、例えばC
(緑系)、D(マゼンタ)の用途はなく、領域S3、S
4の色度のLEDは無駄になってしまうというような場
合が少なくない。
【0007】本発明は白色等の所望の色度を目的とした
LEDの上記の問題点すなわち、製造上のばらつきに
より所望の色度に入るものが少ないという問題、およ
び次善の策として所望の色度でないものを他の用途に振
向ける場合にも、用途に限界があり、結局使用されない
無駄なLEDを生じ実質的な歩留が低下する場合が多い
という問題を改善することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めにその第1の手段として本発明は、透光性樹脂よりな
りLED素子を被覆、保護するLED保護部材の表面又
は内部に設けられたLEDの色補正手段において、該色
補正手段は、前記LED保護部材の表面に塗布され又は
その内部に混入された、インク、顔料等のフィルター部
材よりなり、該フィルター部材は所望の色度に対し前記
LED素子の発光の色度と補色関係の色度の透過特性を
有し、LEDの発光の色度を所望の色度となるよう補正
することを特徴とする。
【0009】上記の課題を解決するためにその第2の手
段として本発明は、前記第1の手段において、前記フィ
ルター部材は互いに透過色の異なる複数のフィルター層
よりなり、フィルター材全体の最終的な透過特性の色度
は、減法混色の原理により、所望の色度に対し、LED
素子の発光の色度と補色関係の色度となるように、前記
各フィルター層の厚み又は透過率が選択、設定されてい
ることを特徴とする。
【0010】上記の課題を解決するためにその第3の手
段として本発明は、前記第2の手段において、前記透過
色の異なる複数のフィルター層は、シアン、マゼンタ、
イエローの各色にそれぞれ着色された3層のフィルター
層であることを特徴とする。
【0011】上記の課題を解決するためにその第4の手
段として本発明は、前記第1の手段乃至第3の手段のい
ずれかにおいて、前記保護部材は前記LED素子の発光
を集光する作用をなすレンズ樹脂部材であることを特徴
とする。
【0012】上記の課題を解決するためにその第5の手
段として本発明は、透光樹脂よりなりLED素子を被
覆、保護するLED保護部材の表面に設けられ、又はそ
のLED保護部材の内部に混入されたLEDの色補正手
段において、前記LED素子の発光は青色の成分を有
し、前記色補正手段は、前記青色の発光成分により緑、
赤、黄等の光を励起する蛍光材料を含有する蛍光塗料
を、前記LED保護部材の表面に塗布し、又はそのLE
D保護部材の内部に混入してなり、前記励起される光の
との加法混色により、前記LEDの発光の色度を所望の
色度となるよう補正することを特徴とする。
【0013】上記の課題を解決するためにその第6の手
段として本発明は、透光性樹脂よりなりLED素子を被
覆、保護するLED保護部材の表面に設けられ、又はそ
のLED保護部材の内部に混入された色補正手段により
色補正を行うLEDの色補正方法おいて、前記色補正手
段を設ける前に前記LED素子の発光の色度を測定した
後、所望の色度に対し前記測定された色度と補色関係と
なる色度を算出し、その後、前記色補正手段であるイン
ク、顔料等のフィルター部材の透過特性の色度が、前記
算出された色度となるように、インク、顔料等のフィル
ター部材を形成し、外部への射出光を前記所望の色度に
なるように補正することを特徴とする。
【0014】上記の課題を解決するためにその第7の手
段として本発明は、前記第6の手段において、前記フィ
ルター部材は互いに透過色の異なる複数のフィルター層
よりなり、フィルター部材全体の最終的な透過特性の色
度が、減法混色の原理により、所望の色度に対し、LE
Dの発光の色度と補色関係の色度となるように、前記各
フィルター層の厚み又は透過率を選択して前記LED保
護部材に塗布することを特徴とする。
【0015】上記の課題を解決するためにその第8の手
段として本発明は、前記第7の手段において、前記透過
色の異なる複数のフィルター層は、シアン、マゼンタ、
イエローの各色にそれぞれ着色された3層のフィルター
層であることを特徴とする。
【0016】上記の課題を解決するためにその第9の手
段として本発明は、前記第6の手段乃至第8の手段のい
ずれかにおいて、前記保護部材は前記LED素子の発光
を集光する作用をなすレンズ樹脂部材であることを特徴
とする。
【0017】上記の課題を解決するためにその第10の
手段として本発明は、透光性樹脂よりなり青色の発光成
分を有するLED素子を被覆、保護するLED保護部材
の表面に、前記青色の発光成分により緑、赤、黄等の互
いに波長の異なる光を励起する蛍光材料を含有する蛍光
塗料を塗布してなる色補正手段を設けて、色補正を行う
LEDの色補正方法おいて、前記色補正手段を設ける前
に前記LED素子の発光の色度を測定した後、所望の色
度に対し前記測定された色度と補色関係となる色度を算
出し、その後、前記励起される光の加法混色により合成
された色度が、前記算出された色度となるように、前記
各波長を励起する蛍光材料の成分の比率と塗料の厚味を
選択して蛍光塗料を前記LED保護部材に塗布し、LE
Dの発光の色度を所望の色度となるよう補正することを
特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
第1の実施の形態に係る色補正手段について説明する。
図1は本第1の実施の形態に係るLED10の構成を示
す図であり、(a)は正面を示す断面図(b)は側面を
示す断面図である。図1において、1はLED素子、2
は基板、3、4は基板3上に設けられた接続電極であ
る。LED素子1のカソード電極1kは導電性接着剤等
を用い接続電極3に接続されLED素子1のアノード1
aはワイヤー6を介して接続電極4に接続されている。
7は無色透明な樹脂材よりなる保護部材であり、前記L
ED素子1、接続電極3、4、ワイヤー6を被覆、保護
するようにして、基板2上にモールド加工により形成さ
れている。保護部材7は断面が円弧部を有し、シリンド
リカルレンズ状をなしている。8は保護部材の表面に形
成された色補正手段としての色フィルタである。色フィ
ルタ8はC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)の色の塗布されたインク又は顔料等よりなるインク
層8c、8m、8yよりなっている。接続電極3、4は
基板2の裏側に引き出されている。
【0019】上記の構成において図示しない駆動回路よ
り、前記接続電極4、3等を介してLED素子1に所定
の電流が供給されると、LED素子の組成状態に応じた
で色度でLED素子1が発光し、その発光12は透明な
保護部材7を透過して、色フィルタ8に達し更にこれを
透過してLED素子1とは色度の異なる波長成分の光に
変換され、外部に照明光15として出射する。ここで、
たとえば、要求される照明光15の色度が白色であり、
LED素子1の光の色度が白色からかなりずれた中間色
の色度であっても、色フィルタの波長特性を適切に設定
することにより、白色又は略白色の照明光15を出射す
ることができる。以下にその原理を図面を用いて説明す
る。
【0020】図2はLED素子1の発光12の色度およ
び照明光15の色度を示す図であり、図3はLED素子
1の発光12および照明光15の波長スペクトルを示す
図である。図4は色フィルタ8の透過率の波長スペクト
ルを示す図である。図5は色フィルタ8の各インク層の
透過率の波長スペクトルを示す図であり、(a)はC
(シアン)のインク層8cの波長スペクトルを、(b)
M(マゼンタ)のインク層8mの波長スペクトルを、
(c)Y(イエロー)のインク層の波長スペクトルを、
(d)は色フィルタ8全体としての波長スペクトルを示
す。)色補正の方法は、LED素子1の発光12の波
長スペクトル(図3)を測定しこれからその色度C01
(図2)を求める。次に前記のLED素子1の色度c
01を目標とする白色の照明光15の色度c0に補正す
るための色フィルタ8の透過率の波長スペクトルを計算
で求める。次に、求められた色フィルタ8の透過率の
波長スペクトルを実現するための前記インク層8c、8
m、8yのそれぞれの波長スペクトルを計算で求める。
次に、前記インク層8c、8m、8yの波長スペクト
ルが計算で求められた値となるように、各インク層の厚
味等を制御してインク層8c、8m、8yの塗布を行
う。
【0021】図2はLED素子1の発光12の色度およ
び照明光15の色度を示す図であり、図3はLED素子
1の発光12および照明光15の波長スペクトルを示す
図である。前記の工程において、LED素子1の発光
12の波長スペクトルを測定した結果が図3のH1に示
すスペクトルであるとする。このときスペクトルH1の
R、G、Bの強度の比率は図に示すように、略 R1:G1:B1=0.27:0.38:0.35・・・・(2) であり、これからその発光の色度を求めるとその座標は
図2のc01に示すように、x=0.27 y=0.
38 となり、白色(図2のc0)から大分ずれてい
る。
【0022】次に工程において白色への補正を目的と
した色フィルタ8の透過率のスペクトルを、前記のLE
Dの発光12の波長スペクトルのデータに基づき計算に
より求める。すなわち、目標とする略白色の照明光15
のR、G、Bの強度の比率(R0:G0:B0 とす
る)は図3のスペクトルH1に示すように R0:G0:B0=0.33:0.33:0.33 ・・・(3) である。
【0023】ここで、色フィルタ8全体の波長スペクト
ル比を R8:G8:B8 としたとき、減法混色の原
理により R1×R8:G1×G8:B1×B8=R0:G0:B0・・・(4) が成り立つように R8:G8:B8 を決めればよ
い。(4)式に(2)式と(3)式を代入することによ
り、 0.27×R8:0.38×G8:0.35×B8=
0.33:0.33:0.33 となりこれより、 R8:G8:B8=1.22:0.87:0.94 =0.4:0.29:0.31・・・・(5) これより、色フィルタ8の色度c8の座標は図2に示す
ようにx=0.4 y=0.29となる。ここで、図4
は色フィルタ8全体の透過率のスペクトルH8を示す図
である。ここで(5)式は R8:G8:B8=0.8:0.58:0.62・・・・(6) と表すこともできるので、前記図スペクトルH8のスペ
クトル比は(6)式のようになっている。
【0024】次に工程において求められた前記の色フ
ィルタ8の透過率のスペクトルH8(図4)を実現する
ための前記インク層8c、8m、8yのそれぞれの透過
率のスペクトル(比率)を計算で求める。ここで、C
(シアン)のインク層8cの透過特性は、G成分とB成
分は透過するがR成分は透過しにくいのでスペクトル比
率(R8c:G8c:B8c)は R8c:G8c:B8c=r:1:1 (r<1) 同様にして、M(マゼンタ)のインク層8mのR、G、
Bのスペクトル比率(R8m:G8m:B8m)は一般
的に R8m:G8m:B8m=1:m:1 (m<1) 同様にして、Y(イエロー)のインク層8yのR、G、
Bのスペクトル比率(R8y:G8y:B8y)は一般
的に R8y:G8y:B8y=1:1:y (y<1) となる。このように、インク層8c、8m、8yのスペ
クトルは一般にR、G、Bの成分をすべて有している。
(なお、インク層の厚味が極端に薄くなるとすべてのイ
ンク層8c、8m、8yにおいて、R、G、Bの比率は
1:1;1となり無色透明に近づく。)
【0025】従って一般には、各インク層8c、8m、
8yがともに大なり小なりR、G、Bの成分を透過する
ので、これらインク層が積層された場合でも透過光は黒
色となることなくR、G、Bの成分を有している。本実
施の形態は、このような原理を利用して色フィルタ8の
透過特性を所望の値に計算により設定するものである。
すなわち、上記したように、C(シアン)のインク層8
cの透過特性のスペクトル比を R8c:G8c:B8
c 、M(マゼンタ)のインク層8mの透過特性のスペ
クトル比を R8m:G8m:B8m 、Y(イエロ
ー)のインク層8yの透過特性のスペクトル比を R8
y:G8y:B8y としたとき、色フィルタ8全体の
透過特性のスペクトル比 R8y:G8y:B8y は
減法混色の原理により R8:G8:B8=R8c×R8m×R8y+G8c×G8m×G8y +B8c×B8m×B8y・・・・・(7) となる。
【0026】(7)式に(6)式を代入すると 0.8:0.58:0.62=R8c×R8m×R8y+G8c×G8m×G8 y +B8c×B8m×B8y・・・・・(8) (8)式を満足するように各インク層のスペクトル比
(R、G、Bの透過率)を求めると R8c=0.8 R8m=1 R8y=1 G8c=1 G8m=0.58 G8y=1 B8c=1 B8m=1 B8y=0.62 ・・・・(9) 図5は(9)式に示す各インク層のスペクトル比に対応
した透過特性を示す図であり、(a)はC(シアン)の
インク層8cの透過特性H8cを、(b)はM(マゼン
タ)のインク層8mの透過特性H8mを、(c)はY
(イエロー)のインク層8mの透過特性H8yを示す。
又、(d)は(a)、(b)、(c)の透過特性を重ね
合わせた透過特性H8を示し図4の透過特性H8と一致
する。
【0027】次に工程において、前記インク層8c、
8m、8yの透過特性が(9)式や図5で示すような値
となるように、厚味等を制御してインク層8c、8m、
8yの塗布を行う。この際、最終的な合わせ込みは透過
光のスペクトルを実測しながら行うこともできる。たと
えば、シアンのインク層8cを塗布する塗布の厚味を上
げてゆくと、次第に透過光のR成分のみが低下して行
く。よって、最初は、経験的に決まる大体の厚味を出し
ておき、最終的には透過光のR成分が当初の0.8倍に
なるまで少しずつインクの塗布を行うようにすれば、透
過光を所望の色度に精度よく合わせこむことができる。
色度についての精度があまり要求されない場合は大体の
厚味だしだけで十分であり、工数は低減できる。
【0028】このようにして、インク層8c、8m、8
yの透過特性を計算値に合わせ込むようにして順次重ね
て塗布して色フィルタ8を形成することにより、色フィ
ルタ8全体の透過特性(又は色度)を計算で求めた所望
の値(式(6))又は所望の色度(図2のc8)とする
ことができる。そしてこれにより、LED素子1を出射
した色度がc1(図2)の中間色である発光12を色フ
ィルタ8を透過させることにより、色補正を行い、所望
とする白色の色度c0(図2)の照明光15として外部
に出射することができる。ここで、色フィルタ8の色度
c8とLED素子1の色度c1とは照明光15の白色の
色度c0に関し互いに補色関係にある((4)式参
照)。
【0029】本第1の実施の形態はこれに限らず。同様
の原理により色補正により、白色以外の所望の中間色の
照明光を与えることもできる。すなわち、一般にLED
素子の発光の色度cLの座標を x=xL y=yL
(z=zL) とし、所望の中間色の照明光1
5の色度csの座標を x=xs y=ys(z=
zs) とし、 色補正に必要な色フィルタ8の色度
c8の座標をx=x8 y=y8 ( z=z8 )
としたとき、これらの色度の間には減法混色の原理によ
り xs:ys:zs =xL×x8:yL×y8:zL×z8 ・・・(10) の関係が成り立ち、照明光の色度csに関しLED素子
の発光の色度cLと色フィルタ8の色度c8とは補色関
係にある。よってかかる補色関係にある色フィルタ8を
すでに説明したような方法で形成すれば所望の色補正を
することができる。
【0030】このように、本第1の実施の形態によれ
ば、LED素子の製造上の理由からLED素子の製品の
発光の色度がばらついて、所望の色度のものが得られな
い場合でも、色度を補正することにより、出射する照明
光の色度を所望の色度に合わせることができる。よっ
て、従来のように単に選別により所望の色度に近いもの
を準備するのではなく、LEDとしての照明光を積極的
に所望の色度に一致させることができるので、照明の品
質を格段に向上するとともに、実質的な歩留まりを向上
させることができる。なお、以上の説明においては色フ
ィルタ8が3つのインク層8c、8m、8yを有する場
合につき説明したが、本実施の形態はこれに限るもので
はなく、色補正の目的によっては、色フィルタ8をイン
ク層8c、8m、8yうちの1層又は2層をもって構成
することができる。例えば、R成分のみを補正したいと
きは、シアンのインク層8cのみで十分であり、R成分
とG成分のみを補正したいときはシアンのインク層8c
とマゼンタのインク層8mがあれば十分である。なお、
上記の場合はいずれも、保護部材(7)の表面に色フィ
ルタ(8)を形成するものであるが、本発明はこれに限
らず、上記と同様のフィルター特性を有する粒子状又は
粉末状のシアン、マゼンタ、イエロー等の色フィルタを
保護部材(7)に混入することによっても、同様の色補
正の効果を得ることができる。
【0031】次に、図6は図1に示すLED10を用い
たエッジライト方式の面状の構成を示す図であり、
(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A断面図であ
る。図1において、30は面状光源であり、導光板21
と発光源としてLED10を有している。導光板21は
無色透明のプラスチック材等よりなり、板状で略直方体
形状をしており、その一方の主面を光出射面21bと
し、該光出射面21bと対向する下面21aには、発光
源からの光を前記光出射面21bに向けて光を反射させ
るための手段として、その表面に複数の微小なシボ又は
複数個の半球状ドット等を有する光拡散面が形成されて
いる。
【0032】LED10は導光板21の側面21cに対
向する位置に配設され、図示しない駆動回路より所定の
電流が供給されて、LED素子1が発光し、色フィルタ
8を透過して前記した白色の照明光15を出射する。照
明光15は側面21cから導光板1に入り、大部分の光
は上面である光出射面1bで全反射、下面である光拡散
面21aでは全反射又は乱反射を1回又は複数回行った
後に上面である光出射面21bより外部に出射する。外
部に出射した光は白色のパネル照明光25として液晶パ
ネル27を背後より照明する。LED10の保護部材7
は断面が円弧部を有し、シリンドリカルレンズ状をなし
ているので集光作用を有し、出射する照明光15を拡散
させずにしぼって導光板21の側面21c入射させ、光
の利用効率を高め、パネル照明光25の明るさを上げる
効果を有する。このように本第1の実施の形態によれ
ば、レンズ効果を保ったまま色補正を行うことができ
る。
【0033】以下に、図面に基づいて本発明の第2の実
施の形態に係る色補正手段について説明する。図7は本
第2の実施の形態に係るLEDの構成を示す図であり、
(a)は正面から見た断面図(b)は側面から見た断面
図である。図7において、保護部材7はレンズ形状では
なく、略直方体の形状をなしている。保護部材7の表面
には蛍光体材料をエポキシ等の有機樹脂に混合してなる
蛍光塗料が塗布されて蛍光塗料膜9が形成されている。
蛍光塗料膜9には、青色(B)の光成分により緑
(G)、赤(R)、黄(Y)等の励起光を発生する蛍光
体材料が含まれている。その他の構成等に関しては、図
1に示すLEDの場合と同様である。
【0034】上記の構成において、すでに説明したのと
同様にしてLED素子1に所定の電流を流すとLED素
子1は図2に示す色度c2の発光12を行う。ここで色
度c2の座標はたとえばx=0.3 y=0.2 (z
=0.5) である。図8はかかるLED素子1の発光
12のとるスペクトルH2を示す図である。スペクトル
H2のR、G、B成分(後述するR2、G2、B2)の
比率は0.3:0.2:0.5である。図8に示すよう
に前記スペクトルH2のB成分は前記蛍光塗料膜9に入
ると一部が蛍光体材料に吸収されてBhだけ減少して外
部に出射する。スペクトルH2のG成分は前記の励起
(B成分の吸収によるG成分の励起)によりGhだけ増
加して外部に出射する。スペクトルH2のR成分は前記
の励起(B成分の吸収によるR成分の励起)によりRh
だけ増加して外部に出射する。このようにして、スペク
トルH2はR、G、Bの比率が0.33:0.33:
0.33であるスペクトルH0の白色光(図2のc0に
相当)に補正されて、照明光15として外部に出射す
る。
【0035】このためには、図8に示すように Rh=
0.03 Gh=0.13 Bh=−0.17 で
あることが必要であるが、これを達成するには、次のよ
うにする。ここで図9は前記スペクトル変化分Rh、G
h、Bhの変動を示す図である。すなわち、光塗料膜9
の厚味をxとすると図9(a)に示すように、x=0の
ときは、Rh=0 Gh=0 Bh=0 であるが、
xの増加とともにBhは勾配−kで減少し、Rhは勾配
αkで増加し、Ghは勾配βkで増加する。そこで、厚
味xを変化させて、Bh=−0.17となる厚味xsと
する。そしてこの厚味xsにおいてRh=0.03
Gh=0.13となるように予め前記αとβを設定して
おく。この設定は蛍光塗料膜9に含まれる緑(G)、赤
(R)、黄(Y)等の励起光を発生する蛍光体材料の種
類と成分比を適切に調整することにより可能である。こ
の結果、図9(b)に示すように前記のxsの厚味にお
いて、補正後のスペクトル成分Rs、Gs、BsをRs
=0.33 Gs=0.33Bs=0.33 とし白色
光とすることができる。
【0036】この値は一般化して言えば、LEDの発光
12のR、G、Bの成分であるR2、G2、B2(図9
(b))にそれぞれ前記補正成分Rh、Gh、Bhを加
えて得られたものである。すなわち、図8および図9
(b)に示すように本第2の実施の形態における色補正
の原理は、LEDの発光12スペクトルH2の成分のR
2、G2、B2に対し蛍光塗料膜9で発生するスペクト
ル成分Rh、Gh、Bhとを加法混色することにより色
補正を行い、所望の色度とするものである。よって、蛍
光塗料膜9の蛍光体材料の成分比および蛍光塗料膜9の
膜圧を適切に選択して前記補正成分Rh、Gh、Bhを
所望の値に適合させることにより、白色を目的とした補
正のみではなく、中間色を目的とした補正もある範囲で
は可能である(例えばB成分を増大するような補正はで
きない。)。又本第2の実施の形態は上記もように、加
法混色の原理により色補正を行うので、補正の際の光の
利用効率を高く維持でき、補正後の照明光の明るさを高
く維持することができる。なお、上に説明した第2実施
形態においては蛍光体(蛍光塗料膜9)を保護部材
(7)の表面に形成するものであるが、本発明はこれに
限らず同様の励起特性を有する蛍光体の粉末を青色のL
ED素子を被覆する保護部材(7)に混入することによ
り、同様の色補正の効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
LEDに対し色フィルタ等の色補正手段を設けることに
よりLED素子自体の発光の色度が、ばらついて、白色
等の所望の色度から外れていても、これを所望の色度に
補正して照明光として利用することができる。よってL
EDを用いた照明の色度を均一化して従来よりも格段に
品質を高め、歩留まりを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る色補正手段を
備えたLEDの構成を示す図である。
【図2】図1に示すLED等の発光の色度を示す色度図
である。
【図3】図1に示すLEDにおける発光の波長スペクト
ルを示す図である。
【図4】図1に示すLEDにおける色フィルタの透過率
の波長スペクトルを示す図である。
【図5】図1に示すLEDにおける色フィルタの各イン
ク層の透過率の波長スペクトルを示す図である。
【図6】図1に示すLEDを使用した面状光源の構成を
示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る色補正手段を
備えたLEDの構成を示す図である。
【図8】図7に示すLEDにおける発光の波長スペクト
ルを示す図である。
【図9】図7に示すLEDにおける色補正の原理を示す
図である。
【図10】従来のLEDの構成を示す図である。
【図11】LED素子の発光の色度のバラツキを示す色
度図である。
【符号の説明】 1 LED素子 1a アノード電極 1k カソード電極 2 基板 3、4 接続電極 6 ワイヤー 7 保護部材 8 色フィルタ 8c、8m、8y インク層 9 蛍光塗料膜 10 LED 12 発光 15 照明光 21 導光板 25 パネル照明光 27 液晶パネル 30 面状光源

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性樹脂よりなりLED素子を被覆、
    保護するLED保護部材の表面又は内部に設けられたL
    EDの色補正手段において、該色補正手段は、前記LE
    D保護部材の表面に塗布され又はその内部に混入され
    た、インク、顔料等のフィルター部材よりなり、該フィ
    ルター部材は所望の色度に対し前記LED素子の発光の
    色度と補色関係の色度の透過特性を有し、LEDの発光
    の色度を所望の色度となるよう補正することを特徴とす
    るLEDの色補正手段。
  2. 【請求項2】 前記フィルター部材は互いに透過色の異
    なる複数のフィルター層よりなり、フィルター材全体の
    最終的な透過特性の色度は、減法混色の原理により、所
    望の色度に対し、LED素子の発光の色度と補色関係の
    色度となるように、前記各フィルター層の厚み又は透過
    率が選択、設定されていることを特徴とする請求項1に
    記載のLEDの色補正手段。
  3. 【請求項3】 前記透過色の異なる複数のフィルター層
    は、シアン、マゼンタ、イエローの各色にそれぞれ着色
    された3層のフィルター層であることを特徴とする請求
    項2に記載のLEDの色補正手段。
  4. 【請求項4】 前記保護部材は前記LED素子の発光を
    集光する作用をなすレンズ樹脂部材であることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のLEDの
    色補正手段。
  5. 【請求項5】 透光樹脂よりなりLED素子を被覆、保
    護するLED保護部材の表面に設けられ、又はそのLE
    D保護部材の内部に混入されたLEDの色補正手段にお
    いて、前記LED素子の発光は青色の成分を有し、前記
    色補正手段は、前記青色の発光成分により緑、赤、黄等
    の光を励起する蛍光材料を含有する蛍光塗料を、前記L
    ED保護部材の表面に塗布し、又はそのLED保護部材
    の内部に混入してなり、前記励起される光のとの加法混
    色により、前記LEDの発光の色度を所望の色度となる
    よう補正することを特徴とするLEDの色補正手段。
  6. 【請求項6】 透光性樹脂よりなりLED素子を被覆、
    保護するLED保護部材の表面に設けられ、又はそのL
    ED保護部材の内部に混入された色補正手段により色補
    正を行うLEDの色補正方法おいて、前記色補正手段を
    設ける前に前記LED素子の発光の色度を測定した後、
    所望の色度に対し前記測定された色度と補色関係となる
    色度を算出し、その後、前記色補正手段であるインク、
    顔料等のフィルター部材の透過特性の色度が、前記算出
    された色度となるように、インク、顔料等のフィルター
    部材を形成し、外部への射出光を前記所望の色度になる
    ように補正することを特徴とするLEDの色補正方法。
  7. 【請求項7】 前記フィルター部材は互いに透過色の異
    なる複数のフィルター層よりなり、フィルター部材全体
    の最終的な透過特性の色度が、減法混色の原理により、
    所望の色度に対し、LEDの発光の色度と補色関係の色
    度となるように、前記各フィルター層の厚み又は透過率
    を選択して前記LED保護部材に塗布することを特徴と
    する請求項6に記載のLEDの色補正方法。
  8. 【請求項8】 前記透過色の異なる複数のフィルター層
    は、シアン、マゼンタ、イエローの各色にそれぞれ着色
    された3層のフィルター層であることを特徴とする請求
    項7に記載のLEDの色補正方法。
  9. 【請求項9】 前記LED保護部材は前記LED素子の
    発光を集光する作用をなすレンズ樹脂部材であることを
    特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載のL
    EDの色補正方法。
  10. 【請求項10】 透光性樹脂よりなり青色の発光成分を
    有するLED素子を被覆、保護するLED保護部材の表
    面に、前記青色の発光成分により緑、赤、黄等の互いに
    波長の異なる光を励起する蛍光材料を含有する蛍光塗料
    を塗布してなる色補正手段を設けて、色補正を行うLE
    Dの色補正方法おいて、前記色補正手段を設ける前に前
    記LED素子の発光の色度を測定した後、所望の色度に
    対し前記測定された色度と補色関係となる色度を算出
    し、その後、前記励起される光の加法混色により合成さ
    れた色度が、前記算出された色度となるように、前記各
    波長を励起する蛍光材料の成分の比率と塗料の厚味を選
    択して蛍光塗料を前記LED保護部材に塗布し、LED
    の発光の色度を所望の色度となるよう補正することを特
    徴とするLEDの色補正方法。
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