JP2003151896A - 高圧処理装置および高圧処理方法 - Google Patents

高圧処理装置および高圧処理方法

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JP2003151896A JP2002202343A JP2002202343A JP2003151896A JP 2003151896 A JP2003151896 A JP 2003151896A JP 2002202343 A JP2002202343 A JP 2002202343A JP 2002202343 A JP2002202343 A JP 2002202343A JP 2003151896 A JP2003151896 A JP 2003151896A
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克充 渡邉
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B08B5/02Cleaning by the force of jets, e.g. blowing-out cavities
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G5/00Cleaning or de-greasing metallic material by other methods; Apparatus for cleaning or de-greasing metallic material with organic solvents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧流体あるいは高圧流体と薬剤との混合物
を処理流体として被処理体の表面に接触させて被処理体
の表面に対して所定の表面処理を施すに際して、その表
面処理の均一性を向上させるとともに、スループットを
向上させることができる高圧処理装置および高圧処理方
法を提供する。 【解決手段】 供給ノズル13,13から基板Wの表面
側に向けて処理流体を単に供給するのではなく、各供給
ノズル13より供給された処理流体の流れ方向R1,R
1が基板Wの表面内で相互にずれている。そのため、基
板Wの表面上で処理流体の旋回流TFが形成され、その
処理流体が基板Wの表面に接触して所定の表面処理(洗
浄処理、第1リンス処理、第2リンス処理、乾燥処理な
ど)が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧流体あるいは
高圧流体と薬剤との混合物を処理流体とし、基板などの
被処理体の表面に接触させて前記被処理体の表面に対し
て所定の表面処理(現像処理、洗浄処理や乾燥処理な
ど)を施す高圧処理装置および高圧処理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの微細化が近年急速に進
められているが、この微細化に伴って基板処理において
新たな問題が生じることとなった。例えば、基板上に塗
布されたレジストをパターニングして微細パターンを形
成する場合、現像処理、洗浄処理および乾燥処理をこの
順序で行う。ここで、アルカリ現像では基板に塗布され
たレジストを現像する現像処理では、不要なレジストを
除去するためにアルカリ性水溶液が使用され、洗浄処理
ではそのアルカリ性水溶液を除去するために(現像を停
止するために)純水などの洗浄液が使用され、乾燥処理
では基板を回転させることにより基板上に残っている洗
浄液に遠心力を作用させて基板から洗浄液を除去し、乾
燥させる(スピン乾燥)。このうち乾燥において、乾燥
の進展とともに洗浄液と気体との界面が基板上に現れ、
半導体デバイスの微細パターンの間隙にこの界面が現れ
ると、洗浄液の粘性により微細パターン同士が表面張力
により互いに引き寄せられて倒壊する問題があった。
【0003】加えて、この微細パターンの倒壊には、洗
浄液を振り切る際の流体抵抗や、洗浄液が微細パターン
から排出される時に生じる印圧や、3000rpm超の
高速回転による空気抵抗や遠心力も関与していると考え
られている。
【0004】この問題の解決のために、基板を圧力容器
内に設置し、低粘性、高拡散性の性質を持つ超臨界流体
(以下、「SCF」という)を使用した高圧洗浄処理の
技術提案が従来よりなされている。その従来技術とし
て、例えば特開平8−206485号公報に記載された
洗浄装置がある。この洗浄装置は、洗浄槽(圧力容器)
内に基板などの被洗浄物質(被処理体)を装填した後、
その洗浄槽にSCFを導入して被洗浄物質の洗浄を行っ
ている。また、この洗浄装置では、洗浄処理の均一化を
図るために、洗浄槽の開口部分に層流ダクト又はスノコ
を設置している。この層流ダクトやスノコには複数の孔
が一定の間隔で形成されており、その孔を通って、SC
Fが洗浄槽へ流入出する。こうして、被洗浄物質の表面
上にSCFが所定方向に流れ、層流を形成する。このよ
うに、超臨界流体を洗浄槽内で均一に流すことにより、
被洗浄物質を均一に洗浄することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単にS
CFの層流を形成し、その層流に被処理体を曝したのみ
では、ある程度の均一性は得られるものの所望の均一性
を得られるまでには至っていない。また処理時間につい
ても、さらに短縮してスループットの向上を図ることが
所望されている。
【0006】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、高圧流体あるいは高圧流体と薬剤との混合物を処
理流体として被処理体の表面に接触させて被処理体の表
面に対して所定の表面処理を施すに際して、その表面処
理の均一性およびスループットを向上させることができ
る高圧処理装置および高圧処理方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、高圧流体あ
るいは高圧流体と薬剤との混合物を処理流体として被処
理体の表面に接触させて前記被処理体の表面に対して所
定の表面処理を施す高圧処理装置および高圧処理方法で
あって、上記目的を達成するために、以下のように構成
している。
【0008】この発明にかかる高圧処理装置は、その内
部に表面処理を行うための処理チャンバーを有する圧力
容器と、処理チャンバー内で被処理体を保持する保持手
段と、処理チャンバーに処理流体を導入して被処理体の
表面上に処理流体を供給する複数の導入手段とを備えて
いる(請求項1)。このように構成された発明では、複
数の導入手段が設けられており、処理流体が複数箇所か
ら被処理体の表面に沿って流れる。このため、単なる層
流を供給して表面処理を行っていた従来技術に比べて本
発明では、積極的に被処理体表面での撹拌が助長される
ので、表面処理の均一性を向上させることができるとと
もに、処理時間についても大幅に短縮することができ、
スループットを向上させることができる。
【0009】また、この発明にかかる高圧処理装置は、
その内部に表面処理を行うための処理チャンバーを有す
る圧力容器と、処理チャンバー内で被処理体を保持する
保持手段と、処理チャンバーに処理流体を導入して被処
理体の表面上に処理流体を供給する導入手段と、保持手
段により保持されている被処理体を処理チャンバー内で
回転させる回転手段とを備えている(請求項5)。この
ように構成された発明では、導入手段から供給された処
理流体が回転手段により回転されている被処理体の表面
に沿って流れ込む。このため、被処理体の回転動作と、
被処理体の表面に沿った処理流体の流動動作との相互作
用によって被処理体表面での処理流体の撹拌が助長され
るとともに、処理流体の入れ換えが積極的に促進され
る。したがって、表面処理の均一性を向上させることが
できるとともに、処理時間についても大幅に短縮するこ
とができ、スループットを向上させることができる。
【0010】また、この発明にかかる高圧処理装置は、
その内部に表面処理を行うための処理チャンバーを有す
る圧力容器と、処理チャンバー内で被処理体を保持する
保持手段と、処理チャンバーに処理流体を導入して被処
理体の表面上に処理流体を供給する導入手段と、処理チ
ャンバー内に供給された処理流体を撹拌する撹拌手段と
を備えている(請求項6)。このように構成された発明
では、導入手段から供給された処理流体が撹拌手段によ
り撹拌された状態で被処理体の表面に供給される。この
ため、処理流体の撹拌動作と、被処理体の表面に沿った
処理流体の流動動作との相互作用によって被処理体表面
での処理流体の撹拌が助長されるとともに、処理流体の
入れ換えが積極的に促進される。したがって、表面処理
の均一性を向上させることができるとともに、処理時間
についても大幅に短縮することができ、スループットを
向上させることができる。
【0011】また、この発明にかかる高圧処理方法は、
被処理体の表面上に処理流体の旋回流を形成している
(請求項15)。このように構成された発明では、被処
理体の表面に処理流体が単に供給されるのではなく、被
処理体の表面上で処理流体の旋回流を形成し、その処理
流体が被処理体の表面に接触して所定の表面処理(例え
ば、現像処理、洗浄処理、乾燥処理など)が実行され
る。したがって、単なる層流を供給して表面処理を行っ
ていた従来技術に比べて本発明では、積極的に被処理体
表面での撹拌が助長されるので、表面処理の均一性を向
上させることができるとともに、処理時間についても大
幅に短縮することができ、スループットを向上させるこ
とができる。
【0012】さらに、この発明にかかる高圧処理方法
は、被処理体の表面に沿って処理流体を所定方向に流す
とともに、その処理流体に対して外乱を与えて処理流体
を被処理体の表面内において撹拌している(請求項1
6)。このように構成された発明では、被処理体の表面
に沿って処理流体が所定方向に流れているが、その処理
流体に対して外乱が与えられて処理流体が被処理体の表
面内において撹拌される。このように、被処理体の表面
には撹拌された状態で処理流体が接触して所定の表面処
理(例えば、現像処理、洗浄処理、乾燥処理など)が実
行される。したがって、本発明では撹拌に加えて処理流
体の入れ換えを積極的に促進しているため、単なる層流
を供給して表面処理を行っていた従来技術に比べて表面
処理の均一性を向上させることができるとともに、処理
時間についても大幅に短縮することができ、スループッ
トを向上させることができる。
【0013】なお、本発明における「被処理体の表面」
とは、高圧処理を施すべき面を意味しており、被処理体
が例えば半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液
晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、光デ
ィスク用基板などの各種基板である場合、その基板の両
主面のうち回路パターンなどが形成された一方主面に対
して高圧処理を施す必要がある場合には、該一方主面が
本発明の「被処理体の表面」に相当する。また、他方主
面に対して高圧処理を施す必要がある場合には、該他方
主面が本発明の「被処理体の表面」に相当する。もちろ
ん、両面実装基板のように両主面に対して高圧処理を施
す必要がある場合には、両主面が本発明の「被処理体の
表面」に相当する。
【0014】また、本発明における表面処理とは、例え
ばレジストが付着した半導体基板のように汚染物質が付
着している被処理体から、汚染物質を剥離・除去する洗
浄処理が代表例としてあげられる。被処理体としては、
半導体基板に限定されず、金属、プラスチック、セラミ
ックス等の各種基材の上に、異種物質の非連続または連
続層が形成もしくは残留しているようなものが含まれ
る。また、洗浄処理に限られず、高圧流体と高圧流体以
外の薬剤を用いて、被処理体上から不要な物質を除去す
る処理(例えば、乾燥、現像等)は、全て本発明の高圧
処理装置および高圧処理方法の対象とすることができ
る。
【0015】また、本発明において、用いられる高圧流
体としては、安全性、価格、超臨界状態にするのが容
易、といった点で、二酸化炭素が好ましい。二酸化炭素
以外には、水、アンモニア、亜酸化窒素、エタノール等
も使用可能である。高圧流体を用いるのは、拡散係数が
大きく、溶解した汚染物質を媒体中に分散することがで
きるためであり、より高圧にして超臨界流体にした場合
には、気体と液体の中間の性質を有するようになって微
細なパターン部分にもより一層浸透することができるよ
うになるためである。また、高圧流体の密度は、液体に
近く、気体に比べて遥かに大量の添加剤(薬剤)を含む
ことができる。
【0016】ここで、本発明における高圧流体とは、1
MPa以上の圧力の流体である。好ましく用いることの
できる高圧流体は、高密度、高溶解性、低粘度、高拡散
性の性質が認められる流体であり、さらに好ましいもの
は超臨界状態または亜臨界状態の流体である。二酸化炭
素を超臨界流体とするには31゜C、7.1MPa以上
とすればよい。洗浄並びに洗浄後のリンス工程や乾燥・
現像工程等は、5〜30MPaの亜臨界(高圧流体)ま
たは超臨界流体を用いることが好ましく、7.1〜20
MPa下でこれらの処理を行うことがより好ましい。な
お、後の「発明の実施の形態」では、表面処理として洗
浄処理および乾燥処理を実施する場合について説明する
が、上述したように高圧処理は洗浄処理および乾燥処理
のみには限られない。
【0017】本発明においては、半導体基板に付着した
レジストやエッチングポリマー等の高分子汚染物質も除
去するため、二酸化炭素等の高圧流体のみからなる処理
流体を用いた場合では洗浄力が不充分である点を考慮し
て、薬剤を添加して洗浄処理を行う。薬剤としては、洗
浄成分として塩基性化合物を用いることが好ましい。レ
ジストに多用される高分子物質を加水分解する作用があ
り、洗浄効果が高いためである。塩基性化合物の具体例
としては、第四級アンモニウム水酸化物、第四級アンモ
ニウムフッ化物、アルキルアミン、アルカノールアミ
ン、ヒドロキシルアミン(NHOH)およびフッ化ア
ンモニウム(NHF)よりなる群から選択される1種
以上の化合物が挙げられる。洗浄成分は、高圧流体に対
し、0.05〜8質量%含まれていることが好ましい。
なお、乾燥や現像のために本発明の高圧処理装置を用い
る場合は、乾燥または現像すべきレジストの性質に応じ
て、キシレン、メチルイソブチルケトン、第4級アンモ
ニウム化合物、フッ素系ポリマー等を薬剤とすればよ
い。
【0018】上記塩基性化合物等の洗浄成分が高圧流体
に対して溶解度が低い場合には、この洗浄成分を高圧流
体に溶解もしくは均一分散させる助剤となり得る相溶化
剤を第2の薬剤として用いることが好ましい。この相溶
化剤は、洗浄工程終了後のリンス工程で、汚れを再付着
させないようにする作用も有している。
【0019】相溶化剤としては、洗浄成分を高圧流体と
相溶化させることができれば特に限定されないが、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類や、ジメチルスルホキシド等のアルキルスルホキシド
が好ましいものとして挙げられる。洗浄工程では、相溶
化剤は高圧流体の50質量%以下の範囲で適宜選択すれ
ばよい。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る高圧処理装
置の第1実施形態の全体構成を示す図であり、図2は、
図1の高圧処理装置における圧力容器およびその内部構
造を示す図である。この高圧処理装置は、圧力容器1の
内部に形成される処理チャンバー11に超臨界二酸化炭
素(高圧流体)または超臨界二酸化炭素と薬剤との混合
物を処理流体として導入し、その処理チャンバー11に
おいて保持されている略円形の半導体ウエハなどの基板
(被処理体)Wに対して所定の洗浄および乾燥処理を行
う装置である。以下、その構成および動作について詳細
に説明する。
【0021】この高圧処理装置では、超臨界二酸化炭素
を繰り返して循環使用する一方、処理チャンバー11を
大気圧に開放するなどによって系内の二酸化炭素が減少
すると、ボンベ2から液体状の二酸化炭素を補給するよ
うに構成されている。このボンベ2は凝縮器などからな
る液化部3と接続されており、ボンベ2内に二酸化炭素
が5〜6MPaの圧力で液体状流体として貯留されてお
り、この液体二酸化炭素が図示しないポンプによりボン
ベ2より取り出され液化部3を介して系内に補給され
る。
【0022】この液化部3の出力側には加圧ポンプなど
の昇圧器4が接続されており、この昇圧器4で液化二酸
化炭素を加圧して高圧液化二酸化炭素を得るとともに、
高圧液化二酸化炭素を加熱器5および高圧弁V1を介し
て混合器6に圧送する。
【0023】このように圧送される高圧液化二酸化炭素
は加熱器5で加熱されて表面処理(洗浄処理および乾燥
処理)に適した温度にまで加熱され、超臨界二酸化炭素
となり、高圧弁V1を介して混合器6に送られる。
【0024】この混合器6には、基板Wの表面処理に適
した薬剤を貯蔵・供給する2種類の薬剤供給部、つまり
第1薬剤供給部7aおよび第2薬剤供給部7bがそれぞ
れ高圧弁V3およびV4を介して接続されている。この
ため、高圧弁V3、V4の開閉制御によって第1薬剤供
給部7aから第1薬剤が、また第2薬剤供給部7bから
第2薬剤が開閉制御に応じた量だけ混合器6にそれぞれ
供給されて超臨界二酸化炭素に対する薬剤の混合量が調
整される。このように、この実施形態では、処理流体と
して「超臨界二酸化炭素」、「超臨界二酸化炭素+第1
薬剤」、「超臨界二酸化炭素+第2薬剤」および「超臨
界二酸化炭素+第1薬剤+第2薬剤」を選択的に調製し
て圧力容器1の処理チャンバー11に供給可能となって
おり、表面処理の内容に応じて適宜高圧弁V3、V4を
装置全体を制御部(図示書略)により開閉制御すること
によって処理流体の種類を選択するとともに、薬剤濃度
をコントロールすることができるように構成されてい
る。
【0025】この圧力容器1の内部、つまり処理チャン
バー11には、図2に示すように、基板Wを保持する基
板保持部12が設けられている。この基板保持部12
は、圧力容器1の内底部に固着された保持本体121
と、保持本体121の上面から上方に突設された3本の
支持ピン122とで構成されており、表面処理(高圧処
理)を施すべき表面S1を上向きにした状態で3本の支
持ピン122によって1枚の基板Wの外縁部を支持可能
となっている。そして、圧力容器1の側面部に設けられ
たゲートバルブ(図示省略)を開き、搬送ロボットによ
ってゲートバルブを介して未処理の基板Wを1枚、基板
保持部12に搬入した後、ゲートバルブを閉じて後述す
るようにして表面処理を施す一方、表面処理後にゲート
バルブを開いて処理済みの基板Wを搬送ロボットによっ
て搬出することができるように構成されている。このよ
うに、この実施形態では、基板Wを1枚ずつ保持して所
定の表面処理を行う、いわゆる枚葉方式の高圧処理装置
となっている。
【0026】また、この圧力容器1の上面には、2本の
供給ノズル13,13が取り付けられており、混合器6
から送られてくる処理流体を基板保持部12により保持
されている基板Wの表面に向けて吐出する。特に、この
実施形態では、図2に示すように、各供給ノズル13か
ら供給される処理流体の流れ方向R1が基板Wの表面S
1(図2(b)の紙面)内で相互にずれ、また、基板W
の接線方向と略平行となるように配置されている。同図
の矢印で示すように処理流体は基板Wの表面S1上で旋
回流TFを形成する。このように、この実施形態では供
給ノズル13,13が基板保持部(保持手段)12によ
り保持されている基板Wの表面S1に処理流体を供給す
る導入手段として機能している。
【0027】さらに、圧力容器1の下面には、排気ポー
ト14が設けられており、処理チャンバー11内の処理
流体や表面処理に伴い発生する汚染物質などを圧力容器
1の外に排気可能となっている。
【0028】このように構成された圧力容器1の排気ポ
ート14には、高圧弁V2を介して減圧器などからなる
ガス化部8が接続されており、減圧処理によって排気ポ
ート14を介して処理チャンバー11から排気される流
体(処理流体+汚染物質など)を完全にガス化して分離
回収部9に送り込む。また、この分離回収部9では、二
酸化炭素を気体成分とし、汚染物質と薬剤の混合物を液
体成分として気液分離する。ここで、汚染物質は固体と
して析出し、薬剤の中に混入して分離されることもあ
る。また、分離回収部9としては、単蒸留、蒸留(精
留)、フラッシュ分離等の気液分離を行うことができる
種々の装置や、遠心分解機などを使用することができ
る。
【0029】このように、この実施形態では、ガス化部
8を用いて処理チャンバー11から排気される流体(処
理流体+汚染物質など)を分離回収部9に送り込む前に
予め完全にガス化しているが、その理由は、減圧された
二酸化炭素等の流体が温度との関係で気体状流体(炭酸
ガス)と液体状流体(液化二酸化炭素)との混合物とな
るため、分離回収部9での分離効率および二酸化炭素の
リサイクル効率を向上させる観点からである。
【0030】なお、分離回収部9で分離された汚染物質
を含む洗浄成分や相溶化剤からなる液体(または固体)
成分は、分離回収部9から排出され、必要に応じて後処
理される。一方、気体成分の二酸化炭素については、液
化部3に送り込んで再利用に供する。
【0031】次に、上記のように構成された高圧処理装
置の動作について説明する。この高圧処理装置は、前工
程、例えば現像工程において現像液による現像処理が施
された基板Wを受取り、制御部のメモリ(図示省略)に
予め記憶されているプログラムにしたがって制御部が装
置各部を制御して洗浄工程、リンス工程および乾燥工程
をこの順序で行う装置である。その動作は以下のとおり
である。
【0032】まず、圧力容器1の側面部に設けられたゲ
ートバルブを開く。そして、搬送ロボットによってゲー
トバルブを介して未処理の基板Wが1枚搬入され、表面
処理(高圧処理)を施すべき表面S1を上向きにした状
態で基板保持部12に載置されると、基板保持部12の
支持ピン122で基板Wを保持する。こうして基板保持
が完了するとともに、搬送ロボットが処理チャンバー1
1から退避すると、ゲートバルブを閉じて洗浄工程を行
う。
【0033】この洗浄工程では、系内の液化二酸化炭素
を昇圧器4で加圧して高圧液化二酸化炭素を形成し、さ
らにその高圧液化二酸化炭素を加熱器5で加熱して超臨
界二酸化炭素を形成しつつ、高圧弁V1を開いて混合器
6に送り込む。また、薬剤用の高圧弁V3,V4をとも
に開いて第1薬剤供給部7aおよび第2薬剤供給部7b
を供給モードとし、第1薬剤供給部7aから第1薬剤を
混合器6へと圧送するとともに、第2薬剤供給部7bか
ら第1薬剤を混合器6へと圧送する。これによって、こ
れら第1および第2薬剤が超臨界二酸化炭素に混合され
て洗浄処理に適した処理流体が調製される。
【0034】そして、混合器6で調製された処理流体が
圧力容器1の供給ノズル13,13より基板保持部12
により保持されている基板Wの表面S1に向けて吐出さ
れる。このとき、この実施形態では、上記したように各
供給ノズル13から供給される処理流体の流れ方向R1
が基板Wの表面S1(図2(b)の紙面)内で相互にず
れているため、基板Wの表面S1上で処理流体の旋回流
TFが形成され、基板Wの表面S1に接触して所定の洗
浄処理が実行される。なお、洗浄工程中は、処理チャン
バー11の下流の高圧弁V2は閉じられている。
【0035】この洗浄工程によって基板Wに付着してい
た汚染物質は、処理チャンバー11内の処理流体(超臨
界二酸化炭素+第1薬剤+第2薬剤)に溶解することと
なる。ここで、例えば第1薬剤を洗浄成分とし、第2薬
剤を相溶化剤と設定すると、汚染物質は洗浄成分(第1
薬剤)および相溶化剤(第2薬剤)の働きにより超臨界
二酸化炭素に溶解しているので、処理チャンバー11に
超臨界二酸化炭素のみを流通させると、溶解していた汚
染物質が析出する可能性があるため、洗浄工程後に超臨
界二酸化炭素と相溶化剤からなる第1リンス用処理流体
による第1リンス工程と、超臨界二酸化炭素のみからな
る第2リンス用処理流体による第2リンス工程とをこの
順序で行うのが望ましい。
【0036】そこで、この実施形態では、第1および第
2薬剤の供給開始、つまり洗浄工程の開始から所定時間
経過すると、高圧弁V3を閉じて第1薬剤供給部7aを
供給停止モードとし、第1薬剤供給部7aからの第1薬
剤(洗浄成分)の混合器6へと圧送を停止して混合器6
において超臨界二酸化炭素と相溶化剤とを混合させて第
1リンス用処理流体を調製し、処理チャンバー11に供
給する。また、これと同時に、高圧弁V2を開く。これ
によって第1リンス用処理流体が処理チャンバー11内
を流通して処理チャンバー11内の洗浄成分および汚染
物質が次第に少なくなっていき、最終的には第1リンス
用処理流体(超臨界二酸化炭素+相溶化剤)で満たされ
ることとなる。
【0037】こうして、第1リンス工程が完了すると、
続いて第2リンス工程を行う。この第2リンス工程で
は、さらに高圧弁V4を閉じて第2薬剤供給部7bを供
給停止モードとし、第2薬剤供給部7bからの第2薬剤
(相溶化剤)の混合器6へと圧送を停止して超臨界二酸
化炭素のみを第2リンス用処理流体として処理チャンバ
ー11に供給する。これによって第2リンス用処理流体
が処理チャンバー11内を流通して処理チャンバー11
が第2リンス用処理流体(超臨界二酸化炭素)で満たさ
れることとなる。
【0038】これに続いて、高圧弁V1を閉じて減圧
し、基板Wに対する乾燥処理を実行する。そして、処理
チャンバー11が大気圧に戻ると、圧力容器1の側面部
に設けられたゲートバルブを開く。そして、搬送ロボッ
トによってゲートバルブを介して処理済みの基板Wが搬
出されて一連の処理(洗浄処理+第1リンス処理+第2
リンス処理+乾燥処理)が完了する。そして、次の未処
理基板が搬送されてくると、上記動作が繰り返されてい
く。
【0039】以上のように、この実施形態によれば、複
数の供給ノズル13,13から基板Wの表面S1に向け
て処理流体を供給するように構成しているので、処理流
体が複数箇所から基板Wの表面S1に沿って流れ、基板
Wの表面S1と接触して所定の表面処理が行われる。し
たがって、単なる層流を供給して表面処理を行っていた
従来技術に比べて表面処理の均一性を向上させることが
できるとともに、処理時間についても大幅に短縮するこ
とができ、スループットを向上させることができる。
【0040】また、この実施形態では、単に複数箇所か
ら処理流体を供給するだけではなく、各供給ノズル13
より供給された処理流体の流れ方向が基板Wの表面S1
内で相互にずれるように構成されているため、基板Wの
表面S1上で処理流体の旋回流TFが形成され、その処
理流体が基板Wの表面S1に接触して所定の表面処理
(洗浄処理、第1リンス処理、第2リンス処理、乾燥処
理など)が実行されるので、表面処理の均一性およびス
ループットをさらに向上させることができる。
【0041】図3は、本発明に係る高圧処理装置の第2
実施形態で採用されている圧力容器およびその内部構造
を示す図である。この第2実施形態は、基板保持部(保
持手段)12によって複数枚の基板Wを同時に保持しな
がら、各基板Wに対して所定の表面処理(洗浄処理、第
1リンス処理、第2リンス処理、乾燥処理など)を実行
する、いわゆるバッチ方式の高圧処理装置であり、この
点で枚葉方式の第1実施形態と大きく相違している。
【0042】すなわち、この第2実施形態では、図3
(a)に示すように、複数の基板W(この実施形態では
8枚の基板W)が互いに離間し、しかも互いに積層され
た状態で基板保持部12の支持コラム123で保持され
ている。また、このように保持された複数の基板Wの各
々について、該基板Wに対応して2つの供給ノズル1
3,13が設けられている。
【0043】これらの供給ノズル13のうち同図(b)
の左手側に配置された供給ノズル13Lは基板Wの積層
方向に沿って延びる供給管15Lの側面に連通接続され
ており、混合器6から供給される処理流体が供給管15
Lを介して各供給ノズル13Lに導かれ、各供給ノズル
13Lから対応する基板Wの表面側に吐出される。ま
た、同図(b)の右手側に配置された供給ノズル13R
については、基板Wの積層方向に沿って延びる供給管1
5Rの側面に連通接続され、混合器6から供給される処
理流体が供給管15Rを介して各供給ノズル13Rに導
かれ、各供給ノズル13Rから対応する基板Wの表面側
に吐出される。しかも、この実施形態においても、各基
板Wに対応して設けられた一対の各供給ノズル13L,
13Rは、第1実施形態と同様に、各供給ノズル13
L,13Rからの処理流体の流れ方向R1,R1が該基
板Wの表面内で相互にずれるように、配置されている。
なお、その他の基本的構成は第1実施形態と同一である
ため、同一構成については同一符号を付して説明を省略
する。
【0044】このように構成された高圧処理装置におい
ても、未処理の基板Wが搬送ロボットにより処理チャン
バー11内に搬入されると、上記第1実施形態と同様
に、洗浄工程、第1リンス工程、第2リンス工程および
乾燥工程の順序で実行される。そして、各工程において
処理流体が処理チャンバー11に供給される際、各基板
Wに対応して設けられた供給ノズル13L,13Rから
吐出される処理流体の流れ方向R1,R1が該基板Wの
表面内で相互にずれているため、いずれの基板Wにおい
ても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。すな
わち、各基板Wに対応して設けられた複数の供給ノズル
13,13から基板Wの表面に向けて処理流体を供給す
るように構成しているので、処理流体が複数箇所から基
板Wの表面に沿って流れ、基板Wの表面と接触して所定
の表面処理が行われる。したがって、単なる層流を供給
して表面処理を行っていた従来技術に比べて表面処理の
均一性を向上させることができるとともに、処理時間に
ついても大幅に短縮することができ、スループットを向
上させることができる。
【0045】また、この実施形態では、単に複数箇所か
ら処理流体を供給するだけではなく、各基板Wの表面上
で処理流体の旋回流TFが形成され、その処理流体が基
板Wの表面に接触して所定の表面処理(洗浄処理、第1
リンス処理、第2リンス処理、乾燥処理など)が実行さ
れるので、表面処理の均一性およびスループットをさら
に向上させることができる。
【0046】さらに、図3のバッチ式高圧処理装置で
は、処理流体が基板Wの両主面のうち上方向を向いた一
方主面のみならず下方向を向いた他方主面にも接触し、
両主面に上記一連の表面処理が同時に施される。
【0047】図4は、本発明に係る高圧処理装置の第3
実施形態で採用されている圧力容器を示す図である。こ
の第3実施形態は、基板保持部(保持手段)12によっ
て複数枚の基板Wを同時に保持しながら、各基板Wに対
して所定の表面処理(洗浄処理、第1リンス処理、第2
リンス処理、乾燥処理など)を実行する、いわゆるバッ
チ方式の高圧処理装置であり、この点で同じくバッチ方
式の第2実施形態と共通しているが、処理流体の供給方
式が大きく相違している。以下、第2実施形態との相違
点を中心に第3実施形態の構成および動作について説明
する。
【0048】この第3実施形態では、第2実施形態と同
様に、図4に示すように、複数の基板Wが互いに離間
し、しかも互いに積層された状態で基板保持部12の支
持コラム123で保持されている。しかしながら、ノズ
ル構成および配置関係が第2実施形態と大きく相違して
いる。すなわち、この第3実施形態では、複数の基板W
の各々について、該基板Wに対応して2つのノズル1
3,14aが基板Wの対称中心軸を挟んで対向配置され
ている。そして、これらのうちノズル13が処理流体を
供給するための供給ノズルであり、もう一方のノズル1
4aは基板Wの表面に沿って流れてきた処理流体を排気
するための排気ノズルであり、排気管16の側面と連通
接続されて高圧弁V2を介してガス化部8に排気可能と
なっている。
【0049】したがって、このように構成された高圧処
理装置では、混合器6(図1)から供給された処理流体
は供給管15を介して各供給ノズル13に分岐し、基板
Wの表面側に吐出されて排気ノズル14a側に流通す
る。そして、排気ノズル14aは流れてきた処理流体を
吸い込み、排気管16を介してガス化部8に向けて排気
する。
【0050】ここで、単に供給ノズル13と排気ノズル
14aとを各基板Wごとに設けたのみでは従来技術と同
様に基板Wの表面に処理流体の層流を形成したに過ぎな
いが、この実施形態では、図4に示すように、処理チャ
ンバー11の上面にファン17が追加的に設けられてお
り、基板Wの表面に沿って流れる処理流体に対して外乱
を与えて基板Wの表面内において撹拌するように構成さ
れている。
【0051】上記のように構成された高圧処理装置にお
いても、未処理の基板Wが搬送ロボットにより処理チャ
ンバー11内に搬入されると、上記第1および第2実施
形態と同様に、洗浄工程、第1リンス工程、第2リンス
工程および乾燥工程の順序で実行される。そして、各工
程において処理流体が処理チャンバー11に供給される
際、各供給ノズル13から処理流体を基板Wの表面に向
けて吐出させるとともに、ファン17を作動させて基板
表面に沿って流れる処理流体に外乱を与えて撹拌してい
る。その結果、上記第1および第2実施形態と同様に、
その撹拌状態で処理流体が基板Wの表面に接触して所定
の表面処理(洗浄処理、第1リンス処理、第2リンス処
理、乾燥処理など)が実行されるので、単なる層流を供
給して表面処理を行っていた従来技術に比べて表面処理
の均一性を向上させることができるとともに、処理時間
についても大幅に短縮することができ、スループットを
向上させることができる。
【0052】また、この実施形態では、本発明の「撹拌
手段」として機能するファン17による処理流体の撹拌
動作と、基板Wの表面に沿った処理流体の流動動作との
相互作用によって基板表面での処理流体の撹拌が助長さ
れるとともに、処理流体の入れ換えが積極的に促進され
る。その結果、表面処理の均一性およびスループットを
さらに向上させることができる。
【0053】なお、第3実施形態では、処理チャンバー
11の上面にファン17を配置しているが、ファンの配
設位置および/または個数については任意である。ま
た、この第3実施形態ではいわゆるバッチ方式の高圧処
理装置に本発明を適用した場合について説明したが、例
えば図5に示すように、いわゆる枚葉方式の高圧処理装
置(第4実施形態)に対して本発明を適用することも可
能である。
【0054】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。例えば、上記第1および第2実施形態では、各基板
Wに対応して2つの供給ノズル13,13を設けている
が、各基板に対応するノズル個数は3以上であってもよ
く、要は基板に対応して設けた複数のノズルの各々から
供給される処理流体の流れ方向が基板の表面内で相互に
ずれるように構成することによって上記第1および第2
実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0055】また、枚葉式の第1実施形態では、基板W
の両主面のうち上方向に向いた一方主面S1を本発明の
「表面」として所定の表面処理を施しているが、基板W
の他方主面に対して表面処理を施す場合には、例えば図
6(a)に示すように、他方主面S2を上方向に向けた
状態で支持ピン122によって保持するようにすればよ
い(第5実施形態)。また、両面実装基板のように両主
面に対して表面処理を施す必要がある場合には、例えば
同図(b)に示すように、各主面S1,S2に対応して複
数の供給ノズル13,13を配置すればよい(第6実施
形態)。
【0056】また、上記実施形態のいずれにおいても、
基板保持部12によって保持された基板Wを固定配置し
たまま処理チャンバー11に処理流体を供給して表面処
理を実行しているが、例えば図7や図8に示すように、
基板保持部12にモータなどの回転手段(図示省略)を
連結して処理流体の供給と同時、あるいは前後して基板
Wを回転させるように構成してもよく、これによって基
板表面と処理流体との接触頻度が高くなり、処理効率を
さらに向上させることができる。特に、接触頻度を高め
て処理効率を向上させるために、最初に形成される旋回
流の旋回方向と反対方向に相対的に回転させるのが望ま
しい。また、基板Wの回転動作と、基板Wの表面に沿っ
た処理流体の流動動作との相互作用によって基板表面で
の処理流体の撹拌が助長されるとともに、処理流体の入
れ換えが積極的に促進される。その結果、表面処理の均
一性およびスループットをさらに向上させることができ
る。なお、図7は枚葉式の高圧処理装置(第7実施形
態)を示す一方、図8はバッチ式の高圧処理装置(第8
実施形態)を示している。
【0057】また、上記実施形態では、各供給ノズル1
3から吐出される処理流体は基板Wの表面(主面)に向
けて供給されているが、図9に示すように、基板Wの側
方から供給するようにしてもよい(第9実施形態)。な
お、枚葉式の高圧処理装置においても、基板Wの側方か
ら処理流体を供給するように構成してもよいことはいう
までもない。
【0058】また、図4、図5(a)、図7および図8
に示す実施形態では、各基板Wに対応して供給ノズル1
3から供給された処理流体を該供給ノズル13に対応す
る排気ノズル14aで排気するように構成しているが、
各基板Wに対する供給ノズル13の個数や配置などは任
意であり、また排気ノズル14aの個数や配置などにつ
いても任意である。例えば図10に示すように、各基板
Wに対応して複数個の供給ノズル13を該基板Wの外周
に沿って設けるとともに、複数個の排気ノズル14aを
該基板Wの外周に沿って設けるようにしてもよい(第1
0実施形態)。ここで、供給ノズル13から供給される
処理流体の流れR1が同図(a)に示すようにほぼ平行
となるように供給ノズル13を配置してもよいし、同図
(b)に示すように流れR1が鋭角をなすように供給ノ
ズル13を配置してもよい。
【0059】また、上記実施形態では基板保持部12が
基板Wを直接保持しているが、例えば図11に示すよう
に基板Wを搬送用容器100内に収容した状態で搬送す
ることも考えられる。この場合には搬送用容器100を
基板保持部12によって支持することにより基板Wを間
接的に保持するようにしてもよい。また、このように搬
送用容器100に基板Wを単に収容するのみならず、基
板搬送途中に基板表面が自然乾燥するのを防止するた
め、搬送用容器100に純水や有機溶媒などの保湿用液
101を入れてその表面が濡れた状態で基板搬送を行う
場合も同様である。
【0060】また、上記実施形態では、供給ノズル13
から処理流体を吐出するように構成しているが、供給ノ
ズル13から噴霧させるように構成してもよく、この場
合、噴霧状に処理流体を供給することで処理効率を高め
ることができる。
【0061】また、上記実施形態では、2種類の薬剤を
超臨界二酸化炭素(高圧流体)に混合させて処理流体を
調製しているが、薬剤の種類や数などについては任意で
ある。また、薬剤を使用しないで表面処理を行う場合に
は、薬剤供給部が不要となる。
【0062】さらに、上記実施形態では、表面処理とし
て洗浄処理、第1リンス処理、第2リンス処理、乾燥処
理を実行しているが、本発明の適用対象はこれらすべて
の処理を行う高圧処理装置に限定されるものではなく、
これらの一部の処理を行う高圧処理装置、例えば現像工
程と洗浄・リンス工程が施された基板を受取り、乾燥処
理のみを行う装置や別の表面処理(現像処理など)を実
行する高圧処理装置などにも本発明を適用することがで
きる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の導入手段を設け、各導入手段から処理流体を被処理体
の表面に供給するように構成しているので、処理流体が
複数箇所から被処理体の表面に沿って流れ、被処理体の
表面と接触して所定の表面処理(例えば、現像処理、洗
浄処理、乾燥処理など)を行っている。したがって、単
なる層流を供給して表面処理を行っていた従来技術に比
べて表面処理の均一性を向上させることができるととも
に、処理時間についても大幅に短縮することができ、ス
ループットを向上させることができる。
【0064】また、この発明によれば、導入手段から供
給された処理流体を、回転手段により回転されている被
処理体の表面に供給するように構成しているので、処理
流体が回転している被処理体の表面に沿って流れ、その
被処理体の表面と接触して所定の表面処理(例えば、現
像処理、洗浄処理、乾燥処理など)を行っている。ここ
では、被処理体の回転動作と、被処理体の表面に沿った
処理流体の流動動作との相互作用によって被処理体表面
で処理流体を積極的に撹拌することができるとともに、
処理流体の入れ換えを促進することができる。その結
果、表面処理の均一性を向上させることができるととも
に、処理時間についても大幅に短縮することができ、ス
ループットを向上させることができる。
【0065】また、この発明によれば、導入手段から供
給された処理流体を撹拌手段により撹拌し、その撹拌状
態の処理流体を被処理体の表面に供給するように構成し
ているので、処理流体の撹拌動作と、被処理体の表面に
沿った処理流体の流動動作との相互作用によって被処理
体表面での処理流体の撹拌を助長することができるとと
もに、処理流体の入れ換えを促進させることができる。
その結果、表面処理の均一性を向上させることができる
とともに、処理時間についても大幅に短縮することがで
き、スループットを向上させることができる。
【0066】また、この発明によれば、被処理体の表面
に処理流体を単に供給するのではなく、被処理体の表面
上で処理流体の旋回流が形成されるように構成している
ので、単なる層流を供給して表面処理を行っていた従来
技術に比べて表面処理の均一性を向上させることができ
るとともに、処理時間についても大幅に短縮することが
でき、スループットを向上させることができる。
【0067】さらに、この発明によれば、被処理体の表
面に沿って処理流体が所定方向に流れているが、その処
理流体に対して外乱を与えて処理流体を被処理体の表面
内において撹拌するように構成しているので、単なる層
流を供給して表面処理を行っていた従来技術に比べて表
面処理の均一性を向上させることができるとともに、処
理時間についても大幅に短縮することができ、スループ
ットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高圧処理装置の第1実施形態の全
体構成を示す図である。
【図2】図1の高圧処理装置における圧力容器およびそ
の内部構造を示す図である。
【図3】本発明に係る高圧処理装置の第2実施形態で採
用されている圧力容器およびその内部構造を示す図であ
る。
【図4】本発明に係る高圧処理装置の第3実施形態で採
用されている圧力容器を示す図である。
【図5】本発明に係る高圧処理装置の第4実施形態を示
す図である。
【図6】本発明に係る高圧処理装置の第5および第6実
施形態を示す図である。
【図7】本発明に係る高圧処理装置の第7実施形態を示
す図である。
【図8】本発明に係る高圧処理装置の第8実施形態を示
す図である。
【図9】本発明に係る高圧処理装置の第9実施形態を示
す図である。
【図10】本発明に係る高圧処理装置の第10実施形態
を示す図である。
【図11】基板の搬送形態を示す図である。
【符号の説明】
1…圧力容器 11…処理チャンバー 12…基板保持部(保持手段) 13,13L,13R…供給ノズル(導入手段) 14…排気ポート(排気手段) 14a…排気ノズル(排気手段) 17…ファン(撹拌手段) 100…搬送用容器 R1…流れ方向 TF…旋回流 W…基板(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 3/04 B08B 3/02 B B08B 3/02 3/10 Z 3/10 H01L 21/304 651L H01L 21/304 651 21/30 569A 569C (72)発明者 村岡 祐介 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 (72)発明者 三宅 孝志 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 (72)発明者 斉藤 公続 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 (72)発明者 石井 孝彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 坂下 由彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 渡邉 克充 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 岩田 智巳 京都府京都市上京区堀川通寺之内上る4丁 目天神北町1番地の1 大日本スクリーン 製造株式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB03 AB34 AB44 BB23 BB92 BB94 CB12 5F046 LA03 LA04 LA05 LA06 LA07 LA08 LA12 LA14 LA19

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧流体あるいは高圧流体と薬剤との混
    合物を処理流体として被処理体の表面に接触させて前記
    被処理体の表面に対して所定の表面処理を施す高圧処理
    装置において、 その内部に前記表面処理を行うための処理チャンバーを
    有する圧力容器と、 前記処理チャンバー内で被処理体を保持する保持手段
    と、 前記処理チャンバーに処理流体を導入して前記被処理体
    の表面上に処理流体を供給する複数の導入手段と、を備
    えることを特徴とする高圧処理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の導入手段のうちの少なくとも
    2つ以上の導入手段が、互いに前記被処理体を挟んで配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の高圧処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の導入手段が、各導入手段によ
    り供給された処理流体の流れ方向が前記被処理体の表面
    内で相互にずれるように、配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載の高圧処理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の導入手段の少なくとも1つは
    被処理体に向けて処理流体を噴霧するノズルであること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の高圧
    処理装置。
  5. 【請求項5】 高圧流体あるいは高圧流体と薬剤との混
    合物を処理流体として被処理体の表面に接触させて前記
    被処理体の表面に対して所定の表面処理を施す高圧処理
    装置において、 その内部に前記表面処理を行うための処理チャンバーを
    有する圧力容器と、 前記処理チャンバー内で被処理体を保持する保持手段
    と、 前記処理チャンバーに処理流体を導入して前記被処理体
    の表面上に処理流体を供給する導入手段と、 前記保持手段により保持されている被処理体を前記処理
    チャンバー内で回転させる回転手段とを備えることを特
    徴とする高圧処理装置。
  6. 【請求項6】 高圧流体あるいは高圧流体と薬剤との混
    合物を処理流体として被処理体の表面に接触させて前記
    被処理体の表面に対して所定の表面処理を施す高圧処理
    装置において、 その内部に前記表面処理を行うための処理チャンバーを
    有する圧力容器と、 前記処理チャンバー内で被処理体を保持する保持手段
    と、 前記処理チャンバーに処理流体を導入して前記被処理体
    の表面上に処理流体を供給する導入手段と、 前記処理チャンバー内に供給された処理流体を撹拌する
    撹拌手段とを備えることを特徴とする高圧処理装置。
  7. 【請求項7】 前記導入手段は被処理体に向けて処理流
    体を噴霧するノズルであることを特徴とする請求項5ま
    たは6に記載の高圧処理装置。
  8. 【請求項8】 前記導入手段は、前記保持手段により保
    持されている被処理体の側方から処理流体を該被処理体
    に向けて供給することを特徴とする請求項1ないし7の
    いずれかに記載の高圧処理装置。
  9. 【請求項9】 前記導入手段は被処理体の表面に向けて
    処理流体を供給するノズルであることを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれかに記載の高圧処理装置。
  10. 【請求項10】 前記被処理体は基板であり、前記保持
    手段は前記基板を1枚保持することを特徴とする請求項
    1ないし9のいずれかに記載の高圧処理装置。
  11. 【請求項11】 前記被処理体は基板であり、 前記保持手段は、複数の基板を互いに離間し、しかも互
    いに積層された状態で保持することを特徴とする請求項
    1ないし9のいずれかに記載の高圧処理装置。
  12. 【請求項12】 前記被処理体は略円形の基板で、前記
    導入手段により供給された処理流体の流れ方向が前記略
    円形基板の接線方向になるよう前記導入手段が配置され
    ることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記
    載の高圧処理装置。
  13. 【請求項13】 前記被処理体を挟んで前記導入手段の
    反対側に配置されて前記導入手段により供給された処理
    流体を前記圧力容器から排出する排出手段をさらに備え
    たことを特徴とする請求項1、3、4、5、6または7
    に記載の高圧処理装置。
  14. 【請求項14】 前記被処理体はその表面が濡れた状態
    で搬送用容器内に収容されたまま前記圧力容器に搬送さ
    れるとともに、前記保持手段は前記搬送用容器を支持す
    ることによって前記被処理体を間接的に保持する請求項
    1ないし13のいずれかに記載の高圧処理装置。
  15. 【請求項15】 高圧流体あるいは高圧流体と薬剤との
    混合物を処理流体として被処理体の表面に接触させて前
    記被処理体の表面に対して所定の表面処理を施す高圧処
    理方法において、 被処理体の表面上に処理流体の旋回流を形成することを
    特徴とする高圧処理方法。
  16. 【請求項16】 高圧流体あるいは高圧流体と薬剤との
    混合物を処理流体として被処理体の表面に接触させて前
    記被処理体の表面に対して所定の表面処理を施す高圧処
    理方法において、 前記被処理体の表面に沿って処理流体を所定方向に流す
    とともに、その処理流体に対して外乱を与えて処理流体
    を前記被処理体の表面内において撹拌することを特徴と
    する高圧処理方法。
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