JP2009220005A - 網洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一度しか使用されていない網が、使用後、廃棄されているという現状と、資源の低消費(reduce)、再使用(reuse)、リサイクル(recycle)(低消費(reduce)、再使用(reuse)、リサイクル(recycle)の頭文字のRを用いて3Rとも呼ばれている)が叫ばれている社会的ニーズに鑑みて、使用済みの網に付着した付着物を完全に除去することができ、かつ短時間に大量に網を洗浄し得るような洗浄装置を案出すること。
【解決手段】本発明の網洗浄装置は、網を洗浄し、網への付着物を除去するための洗浄装置であって、該洗浄装置が洗浄すべき網が通過する1または2以上の通路と、該通路に設けられた切欠き部から網に圧水を噴射する1または2以上の高圧ノズルとからなり、前記通路が入口から出口にかけて漸次高くなる勾配が形成されてなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は網洗浄装置に関する。さらに詳しくは、網を洗浄し、網への付着物を除去するための洗浄装置であって、該洗浄装置が洗浄すべき網が通過する1または2以上の通路と、該通路に設けられた切欠き部から網に圧水を噴射する1または2以上の高圧ノズルとからなり、前記通路が入口から出口にかけて漸次高くなる勾配が形成されてなることを特徴とする網洗浄装置に関する。
従来、のり業者は、海面に設置されたのり網(使用前の状態では1枚当たり約2kgであるが、のりと水分を含んで約50〜100kgにも達している)を船に引き上げ、該船を覆うような状態で、のり葉を船に装着されたロータで刈り取るという作業を2〜15度繰り返すことによって、のりを回収している。
一方、のり網の大きさは、地域によって多少異なるが、約1.6m×20mの矩形状を呈しており、かなり大きい。そのうえ、のり網は、一辺がたとえば約16cmと全体の大きさにくらべて小さい、菱形などの格子状メッシュから構成されており、のりは、この小さい格子状のメッシュにへばりつくように付着しており、また、のり網の撚り目に食い込んでいるものもある。したがって、かなりの時間と労力をかけてのり網に付着したのりの洗浄・除去作業をおこなっても、のりが、のり網の繊維にしっかりと絡まりついているため、撚り目に食い込んだのりまで完全に除去することができず、かつのりは腐敗し易いため、異臭を放ったり、害虫が発生したりして再使用できる状態ではなくなる。このため、のり網は、回収業者により回収されて廃棄されたり、海中、山中に投棄されたりするので、環境に優しくないという問題があった。
たとえば大型のパルセータ式洗濯機で、回収されたのり網に付着したのりを除去しようとする試みもあるが、のり網に付着したのりを完全には除去できず、一度とれたのりが洗濯機中に残り、のり網に再び付着することもあり、やはりのりを落とすことは困難であり、さらに、洗濯後網を取り出したときに、網の長さが約20mもあるため、網全体がもつれることが多いという問題があった。
また、大型洗濯機1台でのり網を洗浄するには、1枚で約30分ほどかかってしまうため、のり網の洗浄は短時間で大量に処理することができないという問題もあった。
そこで、本発明者らは、一度しか使用されていない網が、使用後、廃棄されているという現状と、資源の低消費(reduce)、再使用(reuse)、リサイクル(recycle)(低消費(reduce)、再使用(reuse)、リサイクル(recycle)の頭文字のRを用いて3Rとも呼ばれている)が叫ばれている社会的ニーズに鑑みて、使用済みの網に付着した付着物を完全に除去することができ、かつ短時間に大量に網を洗浄し得るような洗浄装置を案出することを技術的課題としたのであるのである。なお、本発明において、網とは、のり網、養殖用網、その他の網を含む概念である。
また、のり網に付着したのりを完全に除去するために、一度のり網から除去されたのりの再付着を防止することを技術的課題としている。
また、一度に大量の網を洗浄することにより、労力の軽減、洗浄に使用する水の節約をすることを技術的課題としている。
本発明の網洗浄装置は、網を洗浄し、網への付着物を除去するための洗浄装置であって、該洗浄装置が洗浄すべき網が通過する1または2以上の通路と、該通路に設けられた切欠き部から網に圧水を噴射する1または2以上の高圧ノズルとからなり、前記通路が入口から出口にかけて漸次高くなる勾配が形成されてなることを特徴とする。
また、前記2以上の通路が、上下方向に並設されてなることが好ましい。
また、前記切欠き部が1または2以上の略環状部材からなることが好ましい。
また、前記高圧ノズルが、前記通路の左右方向から高圧水を噴射することが好ましい。
また、前記高圧ノズルが、回転ノズルであることが好ましい。
また、前記高圧ノズルから噴射される高圧水の水圧が10〜150kg/cm2であることが好ましい。
また、のり網引き出し手段をさらに有することが好ましい。
また、前記勾配の角度が、3〜30°であることが好ましい。
本発明によれば、のり網の再付着を防止し、使用済みののり網に付着したのりを完全に除去することができ、かつ一度に大量にのり網を洗浄することができるので、資源の低消費(reduce)、再使用(reuse)、リサイクル(recycle)を実現し、環境に優しいのり網洗浄装置を提供することができる。
また、一度に大量の網を洗浄することができるので、労力の軽減、洗浄に使用する水の節約が可能である。
また、洗浄装置に3〜30°の勾配を設けたので、洗浄後ののりが再度のり網に付着しない。
以下、添付図面を参照しながら本発明の網洗浄装置(以下、単に「洗浄装置」という)を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態にかかわる洗浄装置の概略を示す説明図である。図2は本発明の洗浄装置に用いられる高圧ノズルを示す図である。図3は本発明の洗浄装置に用いられる高圧ノズルの噴射部を示す図である。図4(a)は本発明の洗浄装置に用いられる高圧ノズルを示す斜視図、(b)は本発明の洗浄装置に用いられる高圧ノズルの側面図である。図5(a)は本発明の洗浄装置に用いられる挿通路を示す斜視図、(b)は本発明の洗浄装置に用いられる挿通路の断面図である。図6は本発明の洗浄装置の勾配の角度を説明するための図である。図7は本発明の洗浄装置に用いられるのり網分配手段を示す図である。図8は本発明の洗浄装置の一実施の形態を示す図である。
図1〜2を参照すると、本実施の形態の洗浄装置1は、金属製または合成樹脂製の洗浄室に洗浄されるべきのり網N1〜N3が通される通路21、22、23が形成され、該洗浄室に羅着、溶接、熱融着など、従来より公知の固着手段によって固着、支持された1または2以上の高圧ノズル3とからなり、前記通路21、22、23はのりが付着したのり網が導入される入口から洗浄後ののり網が退出される出口にかけて漸次高くなる勾配が形成されている。
通路2は、洗浄室内部を貫いて形成され、のり網N1〜N3の洗浄中、入口から出口までのり網N1〜N3を支持する。通路2は、特に材質は限定されないが、金属製または合成樹脂製であることが好ましく、特にステンレスなどの滑りのいい素材が最適である。通路2に、図1のように入口から出口にかけて勾配を設けることにより、洗浄されたのりが重力により入口方向へ向かって落ちるため、一度洗浄されたのりが再度付着しにくく、のり網に付着したのりを完全に除去することに寄与する。
また、通路2は、複数設けることができ、一度に大量ののり網を洗浄することができる。図1では、上下方向に3つの通路21、22、23が形成され、それぞれのり網N1、N2、N3が導入される。このとき、のり網N1〜N3が絡まないように、のり網分配手段4を形成することができ、のり網分配手段4を介してのり網N1〜N3を別々の通路21、22、23へ導入する。また、のり網N1〜N3をスムーズに通路2へ導入するために、ローラR1を設けることも可能である。なお、通路2の数は、図1のように3つに限定されるものではなく、適宜設計変更が可能である。
通路2を通過するのり網N1〜N3は、洗浄室内の高圧ノズル3、たとえば高圧ジェット式ノズルにより、高圧水を噴射され、のり網に付着したのりが除去される。高圧水は、図示しないタンク内から供給され、高圧ポンプP(以下、単にポンプPという)から配管Cを介して高圧ノズル3により噴射される。
除去されたのりは、回収機構5により回収され、その後脱水機(図示せず)にかけられ再利用される。この回収機構5により、洗浄後、のり網から除去されたのりを廃棄することなく、有効に利用することができ、資源の低消費(reduce)、再使用(reuse)、リサイクル(recycle)を実現することができる。回収されたのりは、たとえば、飼料、食用に加工されたり、肥料として加工することが可能である。
洗浄されたのり網N1〜N3は、通路2の出口から退出すると、入口側と同様にのり網分配手段4により分配され、のり網引き出し手段であるローラR2、R3を介して送られる。なお、本発明において、のり網引き出し手段は、ローラに限られることはなく、人力でも構わないし、のり網の引き出しが可能な公知の手段が含まれる。図1では、ローラR2はモータMにより駆動力を付与され反時計回りに回転し、図1中の右方向へのり網が移送される。従動ローラであるR3が載置された台には、ガスダンパーDが設けられ、のり網の厚みに従って、上下方向に揺動可能にされている。なお、ローラの数は2つに限定されることはなく、3つ以上のローラから構成することも可能である。また、上部に配設されたローラR2、下部に配設されたローラR3の形状は、たとえば円柱状が好適に採用されるが、この形状に限られない。たとえば、紡錘状や、鞍状の形状も採用し得る。
さらに、ローラR2、R3は、互いに接触するように配設されておりさえすればよく、必ずしも互いに平行に配設する必要はない(すなわち、互いにねじれの状態で配設することも可能である)。
そして、当該ローラR2、R3のうちの少なくともいずれかに人力(クランクによってトルクを発生させる)または動力(モータMにより発生した回転トルクを、ベルトまたは歯車(図示されていない)により伝達する)により回転トルクが付与されるようにすることもできる。なお、モータMにより発生した回転は、のり網の進行速度を調節するため、たとえば、インバータ、減速歯車機構などにより変速することも可能である。
また、下部に配設されたローラR3に対して、圧縮コイルバネ(または引張コイルバネ)や空気バネなどの従来より公知の付勢手段により付勢することにより、下部に配設されたローラR3に押圧力を付与することもできる。
また、本発明の装置は、たとえば装置本体の下部にローラを形成するなど、公知の手段により移動可能にすることができる。
つぎに、図2、図3を参照して、本発明に用いられる高圧ノズル3について説明する。通路2を通過するのり網Nは、ポンプPから配管Cを介して供給される高圧水が高圧ノズル3により噴射されることにより洗浄される。図2における高圧ノズル3は、回転ノズルであり、軸Aの周りに回転し、旋回腕30の両端に設けられた、噴射孔を有する噴射部31、32により高圧水が噴射される。図2においては、1つの高圧ノズルあたり、噴射部が両端に2つずつ、計4つ設けられているが、噴射部の数は特に限定されるものではない。
図3に示されるように、噴射部31、32は、軸Xに対して互いに逆方向に角度θ(θ=3〜25度)だけ噴射方向が偏向されている。このように角度θだけ偏向させることにより高圧ノズル3に回転力を発生させることができ、回転数は1分間で50〜300回転させることにより、洗浄室内の広い範囲に亘って噴射することができ、かつ、のりを落としやすくなるという利点を有する。
高圧ノズル3は、のり網Nの通路2の左右方向から約10〜150kg/cm2の高圧水(より好ましくは、80〜120kg/cm2の高圧水)を噴射し、のり網Nを洗浄する。高圧ノズル3の本数、位置は、特に限定されることはなく、所望の洗浄能力に応じて適宜本数の増減が可能であり、高圧ノズルの位置も、上下から噴射できる位置に設けることもできるし、通路2のあらゆる方向から噴射できる位置に設けることも可能である。のり網Nの進行方向に沿って、複数の高圧ノズル3を設けることにより、洗浄能力を適宜調整することが可能である。
図4は、高圧ノズルの他の形態を示す図である。高圧ノズル5は、軸A2の周りを回転部52が回転する。回転部52に設けられた噴射部51から高圧水が噴射され、噴射部51は、回転部52の周方向に向かって偏向しており、回転部52の外周より広い範囲への噴射が可能である。
次に図5(a)および(b)を参照して、通路2を説明する。通路2は、のり網Nが通過する通路であり、のり網が通過可能、洗浄可能であればその形状は特に限定されないが、図5のように、高圧ノズル3により高圧水が噴射する箇所が露出するように一部が切り欠いて形成されている。図5では、円筒状通路7の間に、切欠き部8が形成されている。本発明において、切欠き部8とは、高圧ノズルによる高圧水をのり網に噴射するために、通路の一部分が切り欠かれている部分をいい、たとえば高圧ノズルの噴射箇所のみが切り欠かれている部分や、図5のように略環状部材の間に形成された空隙まで含む概念である。
当該切欠き部8には、のり網を保持する保持手段を設けることができ、図5(a)では、略環状部材6が、のり網Nの進行方向に対して垂直な面上に複数連続して設けられることにより、のり網Nを保持する。複数の略環状部材6は、溶接または熱融着することにより、円筒状通路7に固着されているが、固着手段は、螺子での螺着など公知の固着手段であれば、特に限定されることはない。略環状部材6および円筒状通路7は、金属製または合成樹脂製であることが好ましいが、素材は特に限定されることはない。また、保持手段は、略環状部材6の形状に限られることはなく、略矩形状、略多角形状であってもよい。
図5(a)のように通路2が略環状部材6を含み、円筒状通路7と略環状部材6とが交互に配設されることにより、円筒状通路7をのり網Nが通過するときに、網の結び目による抵抗を低減することができる。また、略環状部材6および円筒状通路7は、図5(b)に示されるように、網の結び目によるのり網Nの進行方向に対する抵抗を低減するために、のり網の進行方向に対して面取りがされ、丸みを帯びている。
また、通路2に仕切り板を設けると、飛び散ったのりが洗浄後ののり網に付着するのを防ぐことができるという利点がある。仕切り板は、通路2の上部、下部、隣接する高圧ノズルと高圧ノズルの間等に設けることができるが、特に設置場所は限定されない。また、本発明の装置の上部に、のり網の飛散を防止するための飛散防止カバーを設けることもできる。
つぎに、図6(a)、(b)を参照して、通路2の入口側から出口側にかけて形成された勾配について説明する。図6(a)は、洗浄装置1自体を、通路2の出口側が高くなるように傾けたものであり、図6(b)は、洗浄装置1自体は傾けず、通路2のみを傾けて勾配を形成したものである。勾配の形成方法は、特に限定されるものではなく、のり網の洗浄箇所のみに勾配を形成することも可能である。このように、通路2に勾配を設けることにより、除去されたのりが、再度のり網に付着しないようにすることができる。勾配の角度は、特に限定されないが、θ=3〜30°であることが好ましく、さらに好ましくは4〜6°である。
つぎに、図7を参照し、のり網分配手段4について説明する。のり網分配手段4は、通路2に導入し、通路2から退出するのり網Nがもつれないように、複数ののり網Nを誘導するための手段である。図7では、梯子状の形状を呈しており、それぞれの開口部にのり網が導入され、退出することにより、のり網Nが、それぞれ離れた入口、出口から出入りするので通路の入口側、出口側でのり網同士がもつれたり、絡まったりすることがなくなる。図7では、梯子状の形状を呈しているが、のり網分配手段4は、特に形状が限られることはない。
図1および図8に示されるような、通路2が上下方向に3つ設けられ、高圧ノズルが左右に3箇所ずつ設けられた洗浄装置1を用いて、3箇所でのりの洗浄をした。入口側の2箇所の洗浄箇所には、80kg/cm2の高圧水を噴射する高圧ノズル3(旋回腕の長さが170mm)を左右に2箇所ずつ設け、出口側の洗浄箇所には、50kg/cm2の高圧水を噴射する高圧ノズル5を左右に設けた。通路2には、直径70mmのステンレス製の円筒状通路7と直径50mmの略環状部材6を交互に設け、3箇所の洗浄箇所の長さは、250mmであった。また、洗浄装置には、出口側が高くなるような勾配が角度20°で形成されているものを使用した。洗浄されるのり網Nの大きさは、1枚が1.6m×20mであり、洗浄前ののり網の重さは、1枚あたり60kgであった。こののり網の端と端を結び、10枚ののり網を一列につなぎ、それぞれの通路を通過させた。したがって、通路が3つであるので、合計30枚ののり網を洗浄した。以下、洗浄方法を説明する。
(1)まず、通路2の出口側からフック付ワイヤーを入口側に通し、洗浄されるべきのり網の四隅から伸ばされた糸にフックを引っ掛け、入口側ののり網分配手段の開口部、挿通路2、出口側のり網分配手段、ローラR2、R3の間を通し、3枚ののり網を洗浄可能な状態にした。
(2)モータMを駆動し、ローラR2を回転させ、のり網Nを進行させると同時に、ポンプPからの高圧水を高圧ノズル3および高圧ノズル5により噴射した。高圧ノズル3および5は、左右両側からのり網に高圧水を噴射するので、のり網Nを洗浄するとともに、のり網Nを略環状部材からはみ出すことを防ぐことができ、スムーズにのり網Nを移送することができた。
(3)通路2内を通過するのり網N1〜N3は、まず第1の洗浄部で、粗洗浄を行なった。粗洗浄は、高圧ノズル3が回転することにより、略環状部材を通過するのり網N1〜N3の全てに、高圧水を噴射することができ、表面についたのりを除去した。
(4)粗洗浄後、円筒状通路を通り、第2の洗浄部において、中間洗浄を行なった。中間洗浄では、粗洗浄と同様に、高圧ノズル3が回転することにより、略環状部材6を通過するのり網N1〜N3の全てに、高圧水を噴射し、のりを除去した。
(5)中間洗浄後、円筒状通路7を通り、第3の洗浄部において、すすぎ洗浄を行なった。すすぎ洗浄は、高圧ノズル5により行ない、のり網N1〜N3を洗浄した。
その結果、30枚ののり網の洗浄を30分で行なうことができ、1枚あたり1分ですることができた。さらに、洗浄前にのり網に付着したのりは、洗浄後はほとんどのり網に残っておらず、洗浄後の1枚あたりの重さは、2.6kgとなった。のり網の撚り目にも、のりが残っておらず、のりを完全に除去することができ、のりの臭いも無くなった。
さらに、使用した水の量は、高圧ノズルの水量(6箇所の高圧ノズルの合計)が150L/分であり、30枚ののり網を洗浄するのに、4500Lの水を消費した。洗濯機での洗浄では、1枚ののり網を洗浄するのに、420L/分の水を消費し、1枚あたり30分かかるので、30枚ののり網を洗浄するのに420×30×30=378000Lの水を必要とする。本発明の装置を用いることにより、大幅に水量を節約することがわかった。
本発明の一実施の形態にかかわる洗浄装置の概略を示す説明図である。 本発明の洗浄装置に用いられる高圧ノズルを示す図である。 本発明の洗浄装置に用いられる高圧ノズルの噴射部を示す図である。 (a)は本発明の洗浄装置に用いられる高圧ノズルを示す斜視図、(b)は本発明の洗浄装置に用いられる高圧ノズルの側面図である。 (a)は本発明の洗浄装置に用いられる通路を示す斜視図、(b)は本発明の洗浄装置に用いられる通路の断面図である。 図6は本発明の洗浄装置の勾配の角度を説明するための図である。 本発明の洗浄装置に用いられるのり網分配手段を示す図である。 本発明の洗浄装置の一実施の形態を示す図である。
符号の説明
1 洗浄装置
2、21、22、23 通路
3、5 高圧ノズル
4 のり網分配手段
H 保持手段

Claims (8)

  1. 網を洗浄し、網への付着物を除去するための洗浄装置であって、該洗浄装置が
    洗浄すべき網が通過する1または2以上の通路と、
    該通路に設けられた切欠き部から網に圧水を噴射する1または2以上の高圧ノズルとからなり、
    前記通路が入口から出口にかけて漸次高くなる勾配が形成されてなることを特徴とする網洗浄装置。
  2. 前記2以上の通路が、上下方向に並設されてなることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記切欠き部に、1または2以上の略環状部材が設けられてなる請求項1または2記載の装置。
  4. 前記高圧ノズルが、前記通路の左右方向から高圧水を噴射することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記高圧ノズルが、回転ノズルであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記高圧ノズルから噴射される高圧水の水圧が10〜150kg/cm2であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の装置。
  7. 網引き出し手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の装置。
  8. 前記勾配の角度が、3〜30°であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の装置。
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