JP3147186U - 回転噴射ノズル - Google Patents

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毅 尾山
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のり網エコネット株式会社
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Abstract

【課題】回転する高圧ノズルに洗浄対象物が絡まず、スムーズに洗浄することができる回転噴射ノズルを提供する。また、洗浄対象物の絡みによる人的労力、洗浄対象物の破損、回転噴射ノズルの破損等、メンテナンスの機会を減らすことができる回転噴射ノズルを提供する。
【解決手段】本考案の回転噴射ノズル1は、高圧水を供給する供給配管Cと、該供給配管に連通する吐出用通路を有する旋回腕2と、該旋回腕に設けられた、噴射孔を有する噴射部31,32とからなる回転噴射ノズルであって、該回転噴射ノズルの噴射孔を除いて該回転噴射ノズルを覆うカバー4が、該回転噴射ノズルに被着されてなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は回転噴射ノズルに関する。さらに詳しくは、高圧水を噴射する回転噴射ノズルであって、該回転噴射ノズルの噴射孔を除いて該回転噴射ノズルを覆うカバーが、該回転噴射ノズルに被着されてなることを特徴とする回転噴射ノズルに関する。
従来の回転噴射ノズルとして、特許文献1に示されるような回転噴射ノズルが用いられている(図8(a)参照)。回転噴射ノズルは、洗浄対象に回転するノズルから噴射される高圧水により、付着物や汚れを落とすことができ、かつ比較的少量の水で、広範囲を洗浄することが可能である。
しかしながら、特許文献1に示されるような回転噴射ノズル11の場合、高圧水に噴射された洗浄対象物Nは、たとえ両側から同じ圧力で噴射したとしても、噴射された高圧水の圧力により、洗浄対象物Nの搬送経路から飛び出してしまう。したがって、飛び出した洗浄対象物Nが、回転噴射ノズル11の先端に絡まってしまうという問題がある(図8(b)参照)。
洗浄対象物が回転ノズルに絡まった場合には、洗浄対象物が破損してしまうか、回転噴射ノズルの回転が止まってしまい、洗浄対象物が搬送経路内を進むことができず、洗浄不可能な状態になってしまうという問題がある。また、駆動ローラにより洗浄対象物を搬送する場合には、駆動ローラが空回りしたり、駆動ローラにより引っ張られる洗浄対象物の力により、高圧ノズルの先端が破損してしまうという問題もある。
実用新案登録第3133277号公報
そこで、本考案者らは、かかる事情に鑑みて、回転する高圧ノズルに洗浄対象物が絡まず、スムーズに洗浄することができる回転噴射ノズルの提供を目的とする。また、洗浄対象物の絡みによる人的労力、洗浄対象物の破損、回転噴射ノズルの破損等、メンテナンスの機会を減らすことができる回転噴射ノズルの提供を目的とする。
本考案の回転噴射ノズルは、高圧水を供給する供給配管と、該供給配管に連通する吐出用通路を有する旋回腕と、該旋回腕に設けられた、噴射孔を有する噴射部とからなる回転噴射ノズルであって、該回転噴射ノズルの噴射孔を除いて該回転噴射ノズルを覆うカバーが、該回転噴射ノズルに被着されてなることを特徴とする。
また、前記カバーが、円盤形状のプレートからなることが好ましい。
また、前記カバーが、矩形状のプレートからなることが好ましい。
また、前記カバーが、回転噴射ノズルを覆う筐体であることが好ましい。
本考案によれば、回転噴射ノズルを覆うカバーにより、洗浄対象物がノズルに絡むことを防止することができる。
また、洗浄対象物がノズルに絡まないので、短時間で洗浄をすることができる。さらに、洗浄対象物がノズルに絡むことによる、人的労力、洗浄対象物の破損、高圧ノズルの破損等のメンテナンスの機会を大幅に減らすことができる。
以下、添付図面を参照しながら本考案の回転噴射ノズルを詳細に説明する。
図1は本考案の一実施の形態にかかわる回転噴射ノズルを示す図であり、図2は本考案に用いられる回転噴射ノズルの一実施の形態を示す図であり、図3は本考案の回転噴射ノズルに用いられるカバーの一実施の形態を示す図であり、図4は本考案の回転噴射ノズルに用いられるカバーの他の実施の形態を示す図であり、図5は本考案の回転噴射ノズルに用いられるカバーのさらに他の実施の形態を示す図であり、図6は本考案の回転噴射ノズルを用いた実施例を説明するための図であり、図7は本考案の回転噴射ノズルを用いた実施例を説明するための図である。
図1は、本考案の一実施の形態にかかわる回転噴射ノズルを示す図であり、回転噴射ノズル1は、高圧水を供給する供給配管Cと供給配管Cに連結され、回転可能に連結され、吐出用通路が設けられた旋回腕2と、当該旋回腕2に少なくとも1つ以上設けられ、供給配管Cからの高圧水を噴射する噴射部3とからなる回転噴射ノズル1に、噴射部3を除いて回転噴射ノズル1を覆うカバー4とから構成されている。
洗浄対象物は、搬送路5内を通過し、搬送路5の途中に設けられ、洗浄可能なように、空隙が設けられているガイド部材6内を通過するときに回転噴射ノズル1から高圧水を噴射され、洗浄される。洗浄対象物の搬送方法は、後述するように、洗浄対象物をローラにより挟み込み、動力を用いて搬送することも可能であるが、特に搬送方法は人力であってもよく、特にその搬送方法は限定されることはない。
本実施の形態においては、図1に示されるように、回転噴射ノズル1は、供給配管Cの軸周りに回転し、吐出用通路が設けられた旋回腕2の両端に設けられた、噴射孔を有する噴射部31、32により高圧水が噴射される。図1においては、1つの回転噴射ノズル1あたり、噴射部3が両端に2つずつ、計4つ設けられているが、噴射部3の数は特に限定されるものではない。
図2に示されるように、噴射部31、32は、供給配管Cの軸Xに対して互いに逆方向に角度θ(θ=3〜25度)だけ噴射方向が偏向されている。このように角度θだけ偏向させることにより回転噴射ノズル1に回転力を発生させることができ、回転数は1分間で50〜300回転させることにより、洗浄室内の広い範囲に亘って噴射することができ、かつ、のりを落としやすくなるという利点を有する。なお、ノズルは、本実施の形態においては、噴射方向を偏向させることにより、回転力を得ているが、本考案におけるノズルは、モータ等の外部からの動力により、回転力を得る回転ノズルであってもよく、特にノズルの種類は限定されることはない。
つぎに、図3を用いて本考案の回転噴射ノズル1に用いられるカバー4について説明する。図3(a)に示されるように、本実施の形態の回転噴射ノズル1は、回転噴射ノズルの噴射部3を除いて、カバー4により覆われている。図3(a)では、カバー4は、円盤形状のプレートが、供給配管Cと吐出用通路が設けられている旋回腕2が連結する連結部において、回転噴射ノズル1の噴射方向に接続されており、吐出用通路が設けられた旋回腕2とともに回転する。カバー4と回転噴射ノズルの接続は、溶接、熱融着、螺着等の公知の固着手段により固着することができ、特にその接続方法は限定されることはない。また、供給配管Cと旋回腕2との連結部にカバー4を連結する必要はなく、旋回腕2に直接連結してもよい。カバー4の材質は、防錆、重量の観点から、ステンレス等が好ましいが、合成樹脂、その他の金属であっても構わない。
当該カバー4を設けることにより、回転噴射ノズル1の噴射部3から噴射された高圧水により、ガイド部材6の間隙から洗浄対象物がはみ出してしまった場合でも、当該カバー4が回転噴射ノズル1を覆っているので、回転噴射ノズル1の旋回腕2に洗浄対象物が絡まず、カバー4は、絡みを防止する絡み防止手段として機能する。図3(a)のように円盤形状であることにより、洗浄対象物が引っかかることがなく、引っかかることがないので、回転噴射ノズル1を洗浄対象物が洗浄されるガイド部材6に近接して配置することが可能であり、回転噴射ノズル1が用いられる装置全体を小型化することが可能になる。さらに、引っかかることがなく、回転噴射ノズル1を洗浄通路であるガイド部材6の位置に近接して配置することができるので、噴射圧力を減らすことも可能である。なお、カバー4は、円盤形状のプレートに限られることはなく、三角形、矩形状、楕円、多角形等の形状を呈したプレートであっても構わない。この際、当該三角形、矩形状、楕円、多角形等の形状を呈したプレートは、吐出用通路が設けられた旋回腕2の回転する部分全体が覆われる大きさに形成してもよいし、旋回腕2だけが覆われるようにすることもできる。
図3(a)では、カバー4は、回転噴射ノズル1の噴射部31および32の傾きに応じて、カットされた切り欠き部41が設けられているが、回転噴射ノズル1は、図2に示されるノズルに限られないので、切り欠き部41の位置は、図に示す位置に限られない。また、図4に示されるように、ノズルの噴射部31、32の形状に対応した、複数の孔を円盤形状のプレートに設けてもよい。
図5は、カバー4の他の態様を示す図である。図5のカバー4は、回転噴射ノズル1の吐出用通路が設けられた旋回腕2、噴射部31、32が筐体に収納されるように形成されている。当該筐体の形状は特に限定されるものではないが、最小限の大きさになるように、直方体にすることが好ましい。さらに、カバー4である当該筐体に洗浄対象物が絡まりにくくするために、筐体の自由端側をカットしたり、丸みを帯びさせることも可能である。
また、図3および図5のカバー4を併用することも可能である。また、図3の円盤形状のプレートは、噴射方向に形成されているが、噴射方向だけでなく、ノズル全体を覆うように円筒状の筐体とすることも可能である。
また、カバー4は、回転噴射ノズル1の噴射方向全面を開放しておき、絡まる可能性の高い、旋回腕2が回転する外周を覆うように形成してもよい。すなわち椀形形状のカバーとし、当該椀形形状の開口面内を旋回腕2が回転するようにし、椀形形状の開口方向に噴射してもよい。
以下、図6および図7を参照し、本考案の回転噴射ノズル1の実施例を説明する。本考案の回転噴射ノズル1は、図6に示されるような洗浄装置に用いられる。図6において、N1〜N3は洗浄対象物であり、汚れや付着物が付いた状態である。洗浄対象物としては特に限定されないが、魚介類用の網や、建築現場等で用いられる養生用シートやネット、テニスやサッカーで用いられるネット等、ベッドや布団に用いられるシーツ等があげられる。
本実施の形態の洗浄装置7は、洗浄対象物Nを洗浄し、洗浄対象物Nの汚れや付着物を除去するための洗浄装置であり、金属製または合成樹脂製の洗浄室に洗浄対象物N1〜N3が通される搬送路5が形成され、該洗浄室に羅着、溶接、熱融着など、従来より公知の固着手段によって固着、支持された1または2以上の回転噴射ノズル1と(図7参照)、高圧水を供給する高圧水供給用の供給配管Cとからなり、前記高圧水供給配管Cが分岐され、かつ互いに対向するように前記装置1内に導入されている。互いに対向する一対の供給配管Cの先端に、供給配管Cと連通する高圧水の吐出用通路を有する旋回腕2が供給配管Cに対して回転自在に設けられ、旋回腕2の吐出用通路に連通して噴射部3が設けられている。さらに、回転噴射ノズル1の噴射部31、32の部分を除いて、回転噴射ノズル1を覆うカバー4が回転噴射ノズル1に被着されている。
搬送路5は、洗浄室内部を貫いて形成され、洗浄対象物N1〜N3の洗浄中、入口から出口まで洗浄対象物N1〜N3を支持する。搬送路5は、特に材質は限定されないが、金属製または合成樹脂製であることが好ましく、特にステンレスなどの滑りのいい素材が最適である。本実施の形態において、搬送路5は汚れまたは付着物が付着した洗浄対象物が導入される入口から洗浄後ののり網が退出される出口にかけて漸次高くなる勾配が形成されているが、搬送路5は勾配を形成せず、床面と平行に形成しても構わない。搬送路5に、図6のように入口から出口にかけて勾配を設けることにより、洗浄された汚れや付着物が重力により入口方向へ向かって落ちるため、一度洗浄された汚れや付着物が再度付着しにくく、洗浄対象物Nに付着した汚れや付着物を完全に除去することに寄与する。勾配の角度は、特に限定されないが、θ=3〜30°であることが好ましく、さらに好ましくは4〜6°である。
また、搬送路5は、複数設けることができ、一度に大量の洗浄対象物Nを洗浄することができる。図6では、上下方向に3つの搬送路5が形成され、それぞれ洗浄対象物N1、N2、N3が導入される。このとき、洗浄対象物N1〜N3が絡まないように、洗浄対象物分配手段8を形成することができ、洗浄対象物分配手段8を介して洗浄対象物N1〜N3を別々の搬送路5へ導入する。また、洗浄対象物N1〜N3をスムーズに搬送路5へ導入するために、ローラR1を設けることも可能である。なお、搬送路5の数は、図6のように3つに限定されるものではなく、1つでも2つでもよく、適宜設計変更が可能である。
搬送路5を通過する洗浄対象物N1〜N3は、洗浄室内の回転噴射ノズル1、たとえば高圧ジェット式ノズルにより、高圧水を噴射され、洗浄対象物に付着した汚れや付着物が除去される。高圧水は、図示しないタンク内から供給され、高圧ポンプP(以下、単にポンプPという)から配管C、旋回腕2の吐出用通路を介して回転噴射ノズル1の噴射部3により噴射される。
除去された汚れや付着物は、回収機構9により回収される。洗浄対象物がのり網である場合には、のりを洗浄し、回収機構9により回収された後、脱水機(図示せず)にかけられ再利用される。この回収機構9により、洗浄後、のり網から除去されたのりを廃棄することなく、有効に利用することができ、資源の低消費(reduce)、再使用(reuse)、リサイクル(recycle)を実現することができる。回収されたのりは、たとえば、飼料、食用に加工されたり、肥料として加工することが可能である。
洗浄された洗浄対象物N1〜N3は、搬送路5の出口から退出すると、入口側と同様に洗浄対象物分配手段8により分配され、洗浄対象物引き出し手段であるローラR2、R3を介して送られる。なお、本考案において、洗浄対象物引き出し手段は、ローラに限られることはなく、人力でも構わないし、洗浄対象物の引き出しが可能な公知の手段が含まれる。図6では、ローラR2はモータMにより駆動力を付与され反時計回りに回転し、図6中の右方向へのり網が移送される。従動ローラであるR3が載置された台には、ガスダンパーDが設けられ、のり網の厚みに従って、上下方向に揺動可能にされている。なお、ローラの数は2つに限定されることはなく、3つ以上のローラから構成することも可能である。また、上部に配設されたローラR2、下部に配設されたローラR3の形状は、たとえば円柱状が好適に採用されるが、この形状に限られない。たとえば、紡錘状や、鞍状の形状も採用し得る。
さらに、ローラR2、R3は、互いに接触するように配設されておりさえすればよく、必ずしも互いに平行に配設する必要はない(すなわち、互いにねじれの状態で配設することも可能である)。
そして、当該ローラR2、R3のうちの少なくともいずれかに人力(クランクによってトルクを発生させる)または動力(モータMにより発生した回転トルクを、ベルトまたは歯車(図示されていない)により伝達する)により回転トルクが付与されるようにすることもできる。なお、モータMにより発生した回転は、洗浄対象物の進行速度を調節するため、たとえば、インバータ、減速歯車機構などにより変速することも可能である。
また、下部に配設されたローラR3に対して、圧縮コイルバネ(または引張コイルバネ)や空気バネなどの従来より公知の付勢手段により付勢することにより、下部に配設されたローラR3に押圧力を付与することもできる。
また、本考案の装置は、たとえば装置本体の下部にローラを形成するなど、公知の手段により移動可能にすることができる。
本実施の形態においては、図7に示されるように噴射部3を3箇所に設けているが、その数は特に限定されることはない。
図6および図7に示されるような、搬送路5が上下方向に3つ設けられ、高圧ノズルが左右に3箇所ずつ設けられた洗浄装置7を用いて、のり網を用いて3箇所でのりの洗浄をした。入口側の2箇所の洗浄箇所には、80kg/cm2の高圧水を噴射する回転噴射ノズル1(旋回腕の長さが170mm)を左右に2箇所ずつ設け、出口側の洗浄箇所には、50kg/cm2の高圧水を噴射する回転噴射ノズル10を左右に設けた。搬送路5には、直径70mmのステンレス製の円筒状通路である搬送路5と直径50mmの略環状部材であるガイド部材6を交互に設け、3箇所の洗浄箇所の長さは、250mmであった。また、洗浄装置には、出口側が高くなるような勾配が角度20°で形成されているものを使用した。洗浄されるのり網Nの大きさは、1枚が1.6m×20mであり、洗浄前ののり網の重さは、1枚あたり60kgであった。こののり網の端と端を結び、10枚ののり網を一列につなぎ、それぞれの通路を通過させた。したがって、通路が3つであるので、合計30枚ののり網を洗浄した。回転噴射ノズル1、10にカバー4を設けて洗浄を行なった。なお、回転噴射ノズル10は、モータにより回転する噴射部が1つ設けられた噴射ノズルである。
以下、洗浄方法を説明する。
(1)まず、搬送路5の出口側からフック付ワイヤーを入口側に通し、洗浄されるべきのり網の四隅から伸ばされた糸にフックを引っ掛け、入口側の洗浄対象物分配手段の開口部、搬送路5、出口側洗浄対象物分配手段、ローラR2、R3の間を通し、3枚ののり網を洗浄可能な状態にした。
(2)モータMを駆動し、ローラR2を回転させ、のり網Nを進行させると同時に、ポンプPからの高圧水を回転噴射ノズル1および回転噴射ノズル10により噴射した。回転噴射ノズル1および10のカバー4により、のり網Nに噴射された高圧水によりはみ出たのり網Nが引っかかることを防ぎ、スムーズにのり網Nを移送することができた。
(3)搬送路5内を通過するのり網N1〜N3は、まず第1の洗浄部で、粗洗浄を行なった。粗洗浄は、回転噴射ノズル1が回転することにより、略環状部材であるガイド部材6を通過するのり網N1〜N3の全てに、高圧水を噴射することができ、表面についたのりを除去した。
(4)粗洗浄後、円筒状通路である搬送路5を通り、第2の洗浄部において、中間洗浄を行なった。中間洗浄では、粗洗浄と同様に、回転噴射ノズル1が回転することにより、略環状部材であるガイド部材6を通過するのり網N1〜N3の全てに、高圧水を噴射し、のりを除去した。
(5)中間洗浄後、円筒状通路である搬送路5を通り、第3の洗浄部において、すすぎ洗浄を行なった。すすぎ洗浄は、高圧ノズル10により行ない、のり網N1〜N3を洗浄した。
その結果、30枚ののり網Nの洗浄を30分で行なうことができ、1枚あたり1分ですることができた。さらに、30枚ののり網が1枚もノズルの絡むことがなかった。
また、カバー4により、回転噴射ノズル1を搬送路5に近接して配置することが可能になり、搬送路5の幅が5cmの場合、対向する回転噴射ノズル1の先端同士の間隔を6〜7cmまで近づけることができ、装置全体を小型化することができた。
本考案の一実施の形態にかかわる回転噴射ノズルを示す図である。 本考案に用いられる回転噴射ノズルの一実施の形態を示す図である。 本考案の回転噴射ノズルに用いられるカバーの一実施の形態を示す図である。 本考案の回転噴射ノズルに用いられるカバーの他の実施の形態を示す図である。 本考案の回転噴射ノズルに用いられるカバーのさらに他の実施の形態を示す図である。 本考案の回転噴射ノズルを用いた実施例を説明するための図である。 本考案の回転噴射ノズルを用いた実施例を説明するための図である。 (a)および(b)は従来の回転噴射ノズルを説明するための図である。
符号の説明
1、10 回転噴射ノズル
2 旋回腕
3、31、32 噴射部
4 カバー
41 切り欠き部
5 搬送路
6 ガイド部材
7 洗浄装置
8 洗浄対象物分配手段
9 回収機構
C 供給配管
D ダンパー
M モータ
N 洗浄対象物
P ポンプ
R1、R2、R3 ローラ

Claims (4)

  1. 高圧水を供給する供給配管と、該供給配管に連通する吐出用通路を有する旋回腕と、該旋回腕に設けられた、噴射孔を有する噴射部とからなる回転噴射ノズルであって、
    該回転噴射ノズルの噴射孔を除いて該回転噴射ノズルを覆うカバーが、該回転噴射ノズルに被着されてなることを特徴とする回転噴射ノズル。
  2. 前記カバーが、円盤形状のプレートからなることを特徴とする請求項1記載の回転噴射ノズル。
  3. 前記カバーが、矩形状のプレートからなることを特徴とする請求項1記載の回転噴射ノズル。
  4. 前記カバーが、回転噴射ノズルを覆う筐体であることを特徴とする請求項1記載の回転噴射ノズル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112474084A (zh) * 2020-11-11 2021-03-12 山东省科学院自动化研究所 一种空化射流智能喷嘴及水下清洗机器人

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