JP5675882B2 - フィルタ洗浄装置およびフィルタ洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタ洗浄装置の構造およびフィルタの洗浄方法に係り、特に、例えば、空気調和機などに備えられるフィルタの洗浄装置、及びこのフィルタ洗浄装置を用いたフィルタの洗浄方法に関する。
建物の空気調和機などの空気取入口には、フィルタを装着して空気調和機などにより吸入された空気中の塵埃などの異物を捕集して空気を濾過するのが一般的である。このフィルタは、使用により塵埃などの異物がフィルタ面に付着してフィルタの空気を濾過する能力が低下するため、一定期間ごとにフィルタを空気取入口から取り外して交換または洗浄し、異物を除去することが行なわれている。
フィルタの洗浄は、例えば、高圧ジェッタなどによる水洗浄、バキュームによる吸引、バイブレータなどを使用したふるい(叩き)落し、ブラシによる掻き落とし等、或いはこれらの組合せにより実施され、その洗浄作業は手作業により行われることが多く、作業効率が低いという問題があった。このため、フィルタを自動的に洗浄する様々な方法が提案されている。
特許文献1はフィルタの洗浄装置に関するもので、搬送コンベヤによって移送されるフィルタの移送路上に高圧エアを噴射する複数のエア噴射ノズルを設け、エア噴射ノズルのフィルタの搬送方向下流側に高圧水と高圧エアを噴射する複数の気液噴射ノズルを設け、フィルタにエア噴射ノズルから噴射される高圧エアを衝突させてフィルタを洗浄した後、気液噴射ノズルから噴射される高圧水および高圧エアを衝突させてフィルタを水洗する洗浄装置が提案されている。
特許文献2はV字状の山部と谷部が繰り返し連続するように濾材を折り曲げたフィルタの洗浄方法に関するものであり、上側から洗浄液、ガスを噴射した際に洗浄液、ガスの圧力が濾材の厚み方向に働かず、洗浄液、ガスが濾材を貫通しにくいという問題を解決するために、濾材の中央部分には遅い流速で洗浄液、ガスを噴射し、周辺部には早い流速で洗浄液、ガスを噴射し、周辺部の洗浄液、ガスによって中央部に噴射された洗浄液、ガスが濾材を通過しないで外部に流出することを抑制し、濾材の厚み方向に向かう洗浄液、ガスの圧力を高めてより多くの量の洗浄液、ガスが濾材を貫通するようにして効果的に洗浄を行う方法が提案されている。
特許文献1、特許文献2に記載された従来技術のフィルタの洗浄方法は、いずれも、高圧の水あるいはガスをフィルタに噴射し、水あるいはガスの流体力によってフィルタに捕集されている異物を排出するものである。
特開平9−122425号公報 特開2010−12374号公報
ところで、近年、数μm程度の微小粉塵の捕集が可能な高性能フィルタが多く用いられるようになってきている。このような高性能フィルタは、例えば、20〜50μmのポリエステルあるいはビニロン繊維等を網目状に絡み合わせ、ゴム系樹脂やアクリル系樹脂に浸漬して繊維を固着した乾式不織布に、10〜20μmの極細の繊維を細かな間隔で網目状に絡み合わせた微小粉塵用不織布を接着剤等で積層固定したものである。
乾式不織布は、空気の流入側に配置され、表面に乾式不織布の繊維の間隔よりも大きい、例えば、100〜数100μmの粉塵等の異物を捕集し、乾式不織布の内部の繊維の間には、数10μm程度の異物を捕集するものである。一方、微小粉塵用不織布は、空気の流出側に配置され、乾式不織布よりも繊維の間隔が狭く、数μm程度の微小粉塵を繊維の間あるいは繊維の表面に捕集するものである。乾式不織布と微小粉塵用不織布との接着面は、接着剤等の面積だけ水等の流体が通過する断面積が減少していることから、乾式不織布に微小粉塵用不織布を接着剤等で積層固定した高性能フィルタは、高圧で水を噴射しても水がフィルタ全体を貫通しにくく、水の流体力で異物を排出することが難しいという問題があった。また、高圧のガスを貫通させても、ガスは比重が小さく流体力も小さいので、乾式不織布の内部あるいは空気流入側に捕集された大きな異物を十分に排出することが難しいという問題があった。
さらに、ガスや水等の流体を微小粉塵用不織布に貫通させても微小粉塵用不織布の繊維の表面に付着した異物には大きな流体力が働かないので、ガスや水等の流体力によってこれらの異物を排出することは困難であった。このため、特許文献1,2に記載された従来技術の洗浄方法では、乾式不織布に微小粉塵用不織布を積層固定した高性能フィルタの洗浄が難しいという問題があった。
そこで、本発明は、微小粉塵を捕集できるように繊維の間隔の異なる複数の濾材を積層したフィルタを効果的に洗浄することを目的とする。
本発明のフィルタ洗浄装置は、第一の繊維を第一の間隔で網目状に絡み合わせた第一の濾材と、前記第一の繊維よりも細い第二の繊維を前記第一の間隔よりも細かい第二の間隔で網目状に絡み合わせた第二の濾材とを接合して積層し、前記第一の濾材と前記第二の濾材の接合面の通気断面積が前記第一及び第二の濾材の各通気断面積よりも小さく、前記第一の濾材は第一の異物を捕集し、前記第二の濾材は前記第一の異物よりも小さい第二の異物を捕集するフィルタの洗浄を行うフィルタ洗浄装置であって、前記第二の濾材に洗浄液を散布し、前記第二の濾材の前記第二の繊維を洗浄液に浸して前記第二の濾材の前記第二の繊維から前記第二の異物を剥離させる洗浄液散布ノズルと、前記第二の濾材の前記第二の繊維が洗浄液に浸された状態で、前記第一の濾材に洗浄液を噴射し、前記第一の濾材から前記第一の異物の一部を排出すると共に、前記第一の濾材の前記第一の繊維を洗浄液に浸して前記第一の濾材から排出されなかった前記第一の異物の残部を前記第一の繊維から剥離させる洗浄液噴射ノズルと、前記フィルタに高圧ガスを噴射し、前記第一の繊維および前記第二の繊維を浸している洗浄液と前記第一の繊維および前記第二の繊維から剥離した前記第一の異物の残部と前記第二の異物とを前記フィルタの外部に押し出す高圧ガス噴射ノズルと、
を備えることを特徴とする。
本発明のフィルタ洗浄装置において、前記フィルタを搬送するフィルタ搬送手段を備え、前記洗浄液噴射ノズルと前記洗浄液散布ノズルと前記高圧ガス噴射ノズルとは、フィルタ搬送方向に沿って、前記洗浄液散布ノズル、前記洗浄液噴射ノズル、前記高圧ガス噴射ノズルの順に配置されていること、としても好適であるし、前記洗浄液噴射ノズルは、前記フィルタの下側に配置され、前記洗浄液散布ノズルと前記高圧ガス噴射ノズルとは、前記フィルタの上側に配置されていること、としても好適であるし、前記洗浄液噴射ノズルと前記洗浄液散布ノズルと前記高圧ガス噴射ノズルは、1組の連続する装置として複数組設けられること、としても好適である。
また、本発明のフィルタ洗浄装置において、高圧ガスが供給され、前記フィルタが搬送される方向と交差する方向に移動する中空筺体と、前記中空筐体の前記フィルタに向かう面にm行×n列(m,nは1以上の整数)に配置された噴射口の口径が0.3mm〜2mmの前記高圧ガス噴射ノズルと、を有する高圧ガス噴射ノズル群を備えること、としても好適である。
本発明のフィルタ洗浄方法は、第一の繊維を第一の間隔で網目状に絡み合わせた第一の濾材と、前記第一の繊維よりも細い第二の繊維を前記第一の間隔よりも細かい第二の間隔で網目状に絡み合わせた第二の濾材とを接合して積層し、前記第一の濾材と前記第二の濾材の接合面の通気断面積が前記第一及び第二の濾材の各通気断面積よりも小さく、前記第一の濾材は第一の異物を捕集し、前記第二の濾材は前記第一の異物よりも小さい第二の異物を捕集するフィルタの洗浄を行うフィルタ洗浄方法であって、前記第二の濾材に洗浄液を散布し、前記第二の濾材の前記第二の繊維を洗浄液に浸して前記第二の濾材の前記第二の繊維から前記第二の異物を剥離させる第一の工程と、前記第二の濾材の前記第二の繊維が洗浄液に浸された状態で、前記第一の濾材に洗浄液を噴射し、前記第一の濾材から前記第一の異物の一部を排出すると共に、前記第一の濾材の前記第一の繊維を洗浄液に浸して前記第一の濾材から排出されなかった前記第一の異物の残部を前記第一の繊維から剥離させる第二の工程と、前記フィルタに高圧ガスを噴射し、前記第一の繊維および前記第二の繊維を浸している洗浄液と前記第一の繊維および前記第二の繊維から剥離した前記第一の異物の残部と前記第二の異物とを前記フィルタの外部に押し出す第三の工程と、を備えることを特徴とする。

本発明のフィルタ洗浄方法において、前記第一の工程と、前記第二の工程と、前記第三の工程とは、一組の連続する工程として複数回繰り返されること、としても好適であるし、前記第一の工程は、前記フィルタの上側から前記フィルタに洗浄液を散布し、前記第二の工程は、前記フィルタの下側から前記フィルタに洗浄液を噴射し、前記第三の工程は、前記フィルタの上側から前記フィルタに高圧ガスを噴射すること、としても好適である。
本発明は、微小粉塵を捕集できるように繊維の間隔の異なる複数の濾材を積層したフィルタを効果的に洗浄することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態におけるフィルタ洗浄装置の構成を示す系統図である。 図1に示すフィルタ洗浄装置のA−A断面を示す断面図である。 本実施形態のフィルタ洗浄装置が洗浄の対象とするフィルタの斜視図である。 図3のA部の詳細を示す説明図である。 本実施形態のフィルタ洗浄方法の第一の工程を示す説明図である。 本実施形態のフィルタ洗浄方法の第二の工程を示す説明図である。 本実施形態のフィルタ洗浄方法の第二の工程終了時のフィルタの状態を示す説明図である。 図7の詳細を示す説明図である。 本実施形態のフィルタ洗浄方法の第三の工程を示す説明図である。 本発明の他の本実施形態におけるフィルタ洗浄装置の高圧ガス噴射ノズル群の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態のフィルタ洗浄装置1は、ケーシング19内に設置され、フィルタ2を移送するフィルタ搬送手段であるコンベア3と、コンベア3の搬送面上のフィルタ2の上側から洗浄液を散布する複数の洗浄液散布ノズル24aからなる洗浄液散布ノズル群4aと、洗浄液散布ノズル群4aのフィルタ搬送方向下流側に配置され、コンベア3の搬送面上のフィルタ2の下側から洗浄液を噴射する複数の洗浄液噴射ノズル24bからなる洗浄液噴射ノズル群4bと、洗浄液噴射ノズル群4bのフィルタ搬送方向下流側で高圧ガスを噴射する複数の高圧ガス噴射ノズル25からなる高圧ガス噴射ノズル群5と、を備えている。洗浄液散布ノズル群4aと洗浄液噴射ノズル群4bと高圧ガス噴射ノズル群5とは、フィルタ2を洗浄する1組の連続する装置を構成する。本実施形態では、洗浄液散布ノズル群4aと洗浄液噴射ノズル群4bと高圧ガス噴射ノズル群5をフィルタ2の搬送方向に沿って3組配置している。
図2に示すように、上側の洗浄液散布ノズル群4a、下側の洗浄液噴射ノズル群4b、は、直線状に列をなした複数の洗浄液散布ノズル24a,洗浄液噴射ノズル24bにより構成され、フィルタ2の幅方向の全体に略均等に洗浄液を噴射する。また、同様に、高圧ガス噴射ノズル群5も、直線状に列をなした複数の高圧ガス噴射ノズル25から構成され、フィルタ2の幅方向の全体に略均等に高圧ガスを噴射する。本実施形態では、洗浄液散布ノズル群4a、洗浄液噴射ノズル群4bは、それぞれ7個の洗浄液散布ノズル24a、洗浄液噴射ノズル24bから構成されるが、この個数には限らない。
図1に示すように、コンベア3は、左右のローラ6a及び6b及びベルト7からなるベルトコンベアと、複数のローラコンベア8とから構成される。フィルタ2は、コンベア3により図1中の矢印Bの方向に搬送される。図1に示すように、ベルトコンベアのベルト7はベルト駆動モータ(図示せず)によりローラ軸9を回転させることにより移動し、ベルト7が移動によりローラコンベア8が回転し、回転するローラコンベア8によりフィルタ2が矢印Bの方向に搬送される。なお、ローラコンベア8を省略し、搬送されるフィルタ2をベルト7に搭載して搬送しても良い。この場合、ベルト7には洗浄液及び高圧ガスが流れ出すための穴が複数設けられていることが望ましい。
図1に示すように、フィルタ洗浄装置1の洗浄液散布ノズル群4a、洗浄液噴射ノズル群4bには、洗浄液タンク10から洗浄液供給配管12を介して洗浄液ポンプ11により洗浄液22が供給される。洗浄液22の供給量は、図2に示すように洗浄液散布ノズル群4a、洗浄液噴射ノズル群4bに設けられた噴射液制御装置18により制御され、適切な洗浄液22の量が供給される。また、フィルタ洗浄装置1の高圧ガス噴射ノズル群5についても同様に、高圧ガスタンク13から高圧ガス供給配管14を介して高圧ガス23が供給される。高圧ガス23の供給量は、高圧ガス噴射ノズル群5に設けられた高圧ガス制御装置(図示せず)により制御され、適切な高圧ガス23の量が供給される。
洗浄液散布ノズル群4a及び高圧ガス噴射ノズル群5は、移送されるフィルタ2の上下方向の厚みdにより図1に示すC方向に昇降する昇降装置15に架台16及び支持棒17を介して取付けられる。すなわち、移送されるフィルタ2の上下方向の厚みdは、約10mm〜約500mmの範囲であり、昇降装置15は、このフィルタ2の上下方向の厚みdに対して最適な高さ方向の位置から洗浄液散布ノズル群4a及び高圧ガス噴射ノズル群5に噴射をさせるように昇降する。この昇降装置15には、ボールねじ(図示せず)が設けられ、サーボモータ(図示せず)によりC方向に昇降するが、他の方式、例えばロック・シリンダなどにより昇降させても良い。
次に、図3、図4を参照しながら本実施形態のフィルタ洗浄装置が洗浄の対象とするフィルタ2について説明する。フィルタ2は、金属製の枠(図示せず)の中に図3に示す濾材20を取り付けたものである。図3に示すように、フィルタ2の濾材20は、空気がフィルタ2に吸い込まれる吸気側の吸気側濾材30(第一の濾材)と、空気がフィルタ2から排出される排気側の排気側濾材40(第二の濾材)とを接着剤50によって積層固定したものである。
第一の濾材である吸気側濾材30は、例えば、20〜50μmのポリエステルあるいはビニロンなどの繊維31を網目状に絡み合わせ、ゴム系樹脂やアクリル系樹脂に浸漬して繊維を固着した乾式不織布で、これらの繊維31(第一の繊維)の間隔(第一の間隔)あるいは、吸気側濾材30の目32(繊維31と繊維31との間の空間)の大きさは、40〜50μmのものがよく用いられている。図3に示すように、吸気側濾材30は、吸気側濾材30を構成する繊維31の第一の間隔よりも大きい、例えば、100〜数100μmの粉塵等の異物61を吸気側の表面に捕集し、内部の繊維31の間には、数10μm程度の異物62を捕集する。第一の濾材である吸気側濾材30に捕集される異物61、異物62は第一の異物である。
第二の濾材である排気側濾材40は、例えば、10μm程度のポリプロピレン製の極細繊維41(第二の繊維)を網目状に絡み合わせた不織布である。これらの繊維41(第二の繊維)の間隔(第二の間隔)あるいは、排気側濾材40の目42(繊維41と繊維41との間の空間)の大きさは、5〜10μmのものがよく用いられている。繊維41の間隔(第二の間隔)は吸気側濾材30の繊維31の間隔(第一の間隔)よりも狭くなっている。図3に示すように、排気側濾材40は、数μm程度の微小粉塵である異物63を繊維41の間に捕集したり、図4に示すように、微小粉塵の異物64を繊維41の表面に捕集したりするものである。第二の濾材である排気側濾材40に捕集される異物63、異物64は第二の異物である。
図3に示すように、吸気側濾材30と排気側濾材40とは、例えば、低融点のEVA樹脂パウダー等の接着剤50を各濾材30,40の間に散布して接着し、積層固定されている。積層固定は、超音波により接着ポイント部の濾材を熱溶着して接着してもよい。接着剤50あるいは、熱溶着部は、各濾材30,40の接合面に点在して通気断面積を小さくする。したがって、濾材20の中で一番通気断面積の小さいのは接着剤50あるいは接合部の存在する吸気側濾材30と排気側濾材40との接合面である。
次に、図1、図2を参照して説明した本実施形態のフィルタ洗浄装置1によってフィルタ2を洗浄する方法について図5〜図9を参照しながら説明する。図5,図6,図9は、フィルタ2の濾材20を洗浄する第一の工程、第二の工程、第三の工程を模式的に示した図である。
フィルタ2は、図5に示すように、排気側濾材40が上側、吸気側濾材30が下側となるように図1に示すコンベア3の上に乗せられる。コンベア3は、フィルタ2をケーシング19の中に搬送する。そして、図5に示すように、フィルタ2の上側(排気側濾材40の側)に配置されている洗浄液散布ノズル群4aの各洗浄液散布ノズル24aから洗浄液22が排気側濾材40の上から散布される。図5に示すように散布された洗浄液22は、霧状の細かな水滴となって排気側濾材40の表面に当たり、排気側濾材40の繊維41の間の5〜10μmの目42(繊維41の間の空間)を通って排気側濾材40の内部に浸透していく。一方、排気側濾材40の目42の中に入っていた空気は、下側に押され、吸気側濾材30との接合面を通って吸気側濾材30の表面から外部に排出される。これにより、排気側濾材40の内部に浸透した洗浄液22は、図5の繊維41の間のハッチングで示すように、排気側濾材40の繊維41の間に入り込み、繊維41を浸していく。
排気側濾材40の内部に入っていた空気は吸気側濾材30から外部に排出されるが、洗浄液22は、接着剤50が散在して流体の通過断面積小さくなっている吸気側濾材30との接合面を越えて吸気側濾材30の内部にまで浸透していくことはほとんどない。このため、排気側濾材40と吸気側濾材30との接合面が容器の底のような状態となり、排気側濾材40の内部に浸透した洗浄液22は下に落ちずに排気側濾材40の内部に貯留され、繊維41を浸した状態を保持する。
洗浄液22を散布している間、コンベア3は、ゆっくりとフィルタ2を図1に矢印Bで示す搬送方向に搬送していくので、フィルタ2の排気側濾材40は搬送方向の先端側から徐々に洗浄液22で浸されていき、フィルタ2の全長が洗浄液散布ノズル群4aを通り過ぎると、排気側濾材40全体の繊維41が洗浄液22に浸された状態となっている(第一の工程)。
排気側濾材40の繊維41が洗浄液22に浸された状態となったフィルタ2がコンベア3によって搬送され、洗浄液噴射ノズル群4bの上に来ると、図6に示すように、フィルタ2の下側(吸気側濾材30側)に配置されている洗浄液噴射ノズル群4bの各洗浄液噴射ノズル24bから洗浄液22が吸気側濾材30の下側に向って噴射される。噴射された洗浄液22は、水滴となって吸気側濾材30の表面に当たり、吸気側濾材30の表面に捕集されている100〜数100μmの粉塵等の異物61を吹き飛ばす。表面の異物61が吹き飛ばされると、洗浄液噴射ノズル24bから噴射された洗浄液22は、図6のハッチングで示すように、水圧によって吸気側濾材30の繊維31の間の40〜50μmの目32(繊維31の間の空間)に入り込んでいく。吸気側濾材30の上側の排気側濾材40の繊維41は洗浄液22に浸された状態となっているので、繊維31の間の目32の中に入っていた空気は、上側の排気側濾材40を通って外部に逃げることができず、吸気側濾材30の洗浄液22が噴射されていない領域に向って横方向に逃げ、その領域の表面から外部に排出される。これにより、吸気側濾材30の繊維31の間の目32の中にはいっていた空気が洗浄液22により置換される。表面に付着していた異物61(吸気側濾材30に捕集される異物の一部)は洗浄液噴射ノズル24bから噴射される水滴により吹き飛ばされて吸気側濾材30から排出されるが、繊維31の間に捕集された異物62は、噴射される水滴の流体力によって吹き飛ばされず、吸気側濾材30の内部に残ったままの状態となっている。異物62は、吸気側濾材30に捕集される異物のうち、第二の工程で排出されなかった残部である。
吸気側濾材30の繊維31の間の目32の中に入った洗浄液22は、繊維41との間の表面張力により繊維31の間に保持されるので、洗浄液22は吸気側濾材30の下側に落下しなくなる。このため、繊維31の間の目32に入り込んだ洗浄液22は吸気側濾材30の内部に貯留され、繊維31を浸した状態を保持する(第二の工程)
そして、フィルタ2が洗浄液噴射ノズル群4bの位置を通り過ぎ、第二の工程が終了すると、図7に示すように、排気側濾材40、吸気側濾材30ともに、各繊維41,31の間の目42,32の中に洗浄液22が貯留され、各繊維41,31が共に洗浄液22に浸された状態となっている。
図8に示すように、繊維41が洗浄液22に浸された状態となると、繊維41の表面に捕集されていた異物64は、洗浄液22によって繊維41の表面から剥がれ、繊維41の間の目42の中に滞留している洗浄液22の中に浮遊した状態となる。また、繊維41の間や繊維31の間に捕集されている異物63、異物62も同様に各繊維41,31から離れ、洗浄液22の中に浮遊した状態となる。
このように、各異物62,63,64が洗浄液22の中に浮遊した状態でフィルタ2はコンベア3によって高圧ガス噴射ノズル群5の位置まで搬送される。そして、フィルタ2の上側(排気側濾材40の側)に配置された高圧ガス噴射ノズル群5の各高圧ガス噴射ノズル25から高圧ガス23(空気)が排気側濾材40の表面に向って噴射される。噴射された高圧ガス23(空気)は、その圧力で排気側濾材40の繊維41の目42に入り込み、目42の中に滞留していた洗浄液22と洗浄液22の中に浮遊している異物63,64を下側(吸気側濾材30の側)に押しやる。高圧ガス23による圧力が繊維41,31の間の各目42,32に洗浄液22を滞留させている繊維41,31と洗浄液22との間の表面張力よりも大きくなると、洗浄液22は、繊維41,31の間から下側に向って一気に移動し、繊維41,31の間の目42,32に滞留していた洗浄液22は異物62,63,64と共に、吸気側濾材30の表面から下側に排出されていく(第三の工程)。
このように、フィルタ2がコンベア3によって搬送され、フィルタ2の上側に配置された洗浄液散布ノズル群4a、フィルタ2の下側に配置された洗浄液噴射ノズル群4b、フィルタ2の上側に配置された高圧ガス噴射ノズル群5の位置を通過すると、フィルタ2の一回目の洗浄が終了する。その後、フィルタ2はコンベア3によって次の洗浄液散布ノズル群4a、洗浄液噴射ノズル群4b、高圧ガス噴射ノズル群5の位置を通過し二回目の洗浄が終了する。そして、再度、洗浄液散布ノズル群4a、洗浄液噴射ノズル群4b、高圧ガス噴射ノズル群5の位置を通過すると三回目の洗浄が終了し、フィルタ2は図示しない脱水工程に搬送される。
以上説明したように、本実施形態のフィルタ洗浄装置、フィルタ洗浄方法によれば、繊維41が細く繊維41の間隔が狭く微小粉塵の異物63,64を捕集する排気側濾材40と、繊維31が太く繊維31の間隔が大きく粉塵の異物61,62を捕集する吸気側濾材30のぞれぞれの目42,32の中に洗浄液22を滞留させて各繊維41,31を洗浄液22に浸し、繊維41,31から異物62,63,64を剥離させた状態とした後、高圧ガス23によって各目42,32の間に滞留していた洗浄液22と各異物62,63,64を各濾材40,30から排出するので、繊維の間隔の異なる排気側濾材40と吸気側濾材30とを接着剤50により積層固定した濾材20を効果的に洗浄することができるという効果を奏する。
なお、図5〜7、図9では、洗浄液22、高圧ガス23は、濾材20の面に向かって垂直に噴射する状態について説明したが、例えば、濾材20がV字型の山部と谷部とが連続するようなヒダ状にプリーツ加工されたものの場合のように、洗浄液22、高圧ガス23は、濾材20の表面に対して角度を持って当たる場合でも、本実施形態で説明したフィルタ洗浄方法によって洗浄することができる。また、本実施形態では、洗浄液散布ノズル群4a、洗浄液噴射ノズル群4b、高圧ガス噴射ノズル群5を三回通過させて三回の洗浄を行うこととして説明したが、洗浄回数は一回あるいは二回でもよいし、三回よりも多くてもよい。さらに、本実施形態では、洗浄液散布ノズル群4a、洗浄液噴射ノズル群4b、高圧ガス噴射ノズル群5は、多数のノズル24a,24b,25を有し、フィルタ2の幅方向にほぼ均一に洗浄液22あるいは高圧ガス23を散布あるいは噴射することとして説明したが、例えば、各ノズル24a,24b,25の個数を数個にして各ノズル24a,24b,25をフィルタ2の幅方向に移動させるようにしてフィルタ2の幅方向にほぼ均一に洗浄液22、高圧ガス23を散布あるいは噴射するように構成してもよい。
次に図10を参照しながら、本発明の他の実施形態について説明する。図1から図9を参照して説明した部分と同様の部分には同様の符号を付して説明は省略する。本実施形態は、図10に示すように、高圧ガス噴射ノズルであるパイプ71をフィルタ2の幅方向に移動可能な中空筺体70に取り付けて高圧ガス噴射ノズル群5を構成したものであり、他の構成は、図1,図2を参照して説明した構成と同様である。
図10に示すように、本実施形態の高圧ガス噴射ノズル群5は、高圧ガス供給配管14から高圧ガス23が供給される中空筐体70と、中空筐体70の下側の面からフィルタ2の方向に延びる複数の高圧ガス噴射ノズルであるパイプ71と、ブラケット74により図示しない架台16に取り付けられ、中空筐体70をフィルタ2の幅方向で水平方向にガイドするガイドレール73とを含んでいる。
高圧ガス噴射ノズルであるパイプ71は、噴射口の口径(内径)が0.3〜2mmで、図10に示すように、中空筐体70の下側の面にm行×n列(m,nは1以上の整数)に配置されている。ここで、mは、図10の矢印Bで示すフィルタ2の搬送方向に配置されたパイプ71の数(行数)であり、nはフィルタ2の搬送方面と交差あるいは直角方向に配置されたパイプ71の数(列数)である。高圧ガス噴射ノズルであるパイプ71は、中空筺体70に接続された高圧ガス供給配管14から供給された高圧ガス23をフィルタ2に向かって噴射する。
図10に示すように、中空筐体70の上側の面には左右移動機構72が取り付けられ、左右移動機構72は、ガイドレール73にガイドされて図10の矢印Eで示すフィルタ2の幅方向(左右方向)に水平に中空筐体70を移動させる。
次に本実施形態の高圧ガス噴射ノズル群5から高圧ガス23を噴射する第三の工程について説明する。洗浄液散布ノズル群4aによりフィルタ2の排気側濾材40に洗浄液22を散布して繊維41が洗浄液22に浸った状態とする第一の工程と、洗浄液噴射ノズル群4bによりフィルタ2の吸気側濾材30に洗浄液22を噴射して繊維31を洗浄液22に浸った状態とする第二の工程は、図1から図9を参照して説明した実施形態と同様である。
本実施形態の第三の工程では、ローラコンベア8によって搬送されたフィルタ2が高圧ガス噴射ノズル群5に接近すると、高圧ガス供給配管14を通して高圧ガス23が中空筺体70に供給される。中空筺体70に供給された高圧ガス23は、m行×n列に取り付けられたパイプ71を通してフィルタ2の上側の排気側濾材40の表面に噴射される。また、高圧ガス23が供給されるのと同時に、中空筺体70に取り付けられた左右移動機構72が動作し、中空筺体70はガイドレール73に取り付けられたブラケット74の間を図10に両方向矢印Eで示すように左右に移動する。ガイドレール73を中空筐体70が左右に移動する時間はフィルタ2の搬送速度によって決まり、中空筐体70が左右に1往復する間にフィルタ2が搬送される距離(L1)が、中空筺体70に取り付けられたm行に配置されたパイプ71の最前行と最後行の距離(L2)よりも小さくなるようにする。このように、フィルタ2の搬送速度を制御することにより、中空筺体70に取り付けられたパイプ71から噴射された高圧ガス23が、フィルタ2の排気側濾材40の表面全てに当たる。
本実施形態では、高圧ガス23を中空筐体70に取り付けたパイプ71から噴射するため、高圧ガス23の噴射速度を容易に高めることができる。図9に示すような積層固定した濾材20に滞留する洗浄液22や異物62,63,64を押し出すためには、50m/sec〜34m/secの速度で高圧ガス23を噴射し、積層固定した濾材20の内部にガスの圧力を加える必要がある。図2を参照して説明した実施形態のように、高圧ガス噴射ノズル群5をフィルタ2の搬送方向と直角方向に一列に並べた場合、高圧ガス23の噴射領域が帯状になるため必要なガス圧力を得るために噴射ガス量が多くなる。これに対し、中空筺体70にパイプ71を取り付けた場合は、高圧ガス23の噴射領域が狭くなるため、使用するガス量が少なくなり経済性が上がるという利点がある。また、パイプ71をm行×n列に配置することにより、パイプ71の配置されている狭い領域に集中的に高圧ガス23を供給することにより、その領域のガスの圧力を効果的に高くし、積層固定した濾材20に滞留する洗浄液22や異物62,63,64を効果的に押し出すことができる。なお、高圧ガス噴射ノズル群5の構成は、図10のようなパイプ71を用いずに、直方体の部材に,上記のパイプ71と同様の内径を有する噴射口を形成しても良い。
1 フィルタ洗浄装置、2 フィルタ、3 コンベア、4a 洗浄液散布ノズル群、4b 洗浄液噴射ノズル群、5 高圧ガス噴射ノズル群、6a,6b ローラ、7 ベルト、8 ローラコンベア、9 ローラ軸、10 洗浄液タンク、11 洗浄液ポンプ、12 洗浄液供給配管、13 高圧ガスタンク、14 高圧ガス供給配管、15 昇降装置、16 架台、17 支持棒、18 噴射液制御装置、19 ケーシング、20 濾材、22 洗浄液、22 洗浄液、23 高圧ガス、24a 洗浄液散布ノズル、24b 洗浄液噴射ノズル、25 高圧ガス噴射ノズル、30 吸気側濾材、31,41 繊維、32,42 目、40 排気側濾材、50 接着剤、61〜64 異物、70 中空筺体、71 パイプ、72 左右移動機構、73 ガイドレール、74 ブラケット。

Claims (8)

  1. 第一の繊維を第一の間隔で網目状に絡み合わせた第一の濾材と、前記第一の繊維よりも細い第二の繊維を前記第一の間隔よりも細かい第二の間隔で網目状に絡み合わせた第二の濾材とを接合して積層し、前記第一の濾材と前記第二の濾材の接合面の通気断面積が前記第一及び第二の濾材の各通気断面積よりも小さく、前記第一の濾材は第一の異物を捕集し、前記第二の濾材は前記第一の異物よりも小さい第二の異物を捕集するフィルタの洗浄を行うフィルタ洗浄装置であって、
    前記第二の濾材に洗浄液を散布し、前記第二の濾材の前記第二の繊維を洗浄液に浸して前記第二の濾材の前記第二の繊維から前記第二の異物を剥離させる洗浄液散布ノズルと、
    前記第二の濾材の前記第二の繊維が洗浄液に浸された状態で、前記第一の濾材に洗浄液を噴射し、前記第一の濾材から前記第一の異物の一部を排出すると共に、前記第一の濾材の前記第一の繊維を洗浄液に浸して前記第一の濾材から排出されなかった前記第一の異物の残部を前記第一の繊維から剥離させる洗浄液噴射ノズルと、
    前記フィルタに高圧ガスを噴射し、前記第一の繊維および前記第二の繊維を浸している洗浄液と前記第一の繊維および前記第二の繊維から剥離した前記第一の異物の残部と前記第二の異物とを前記フィルタの外部に押し出す高圧ガス噴射ノズルと、
    を備えることを特徴とするフィルタ洗浄装置。
  2. 請求項1に記載のフィルタ洗浄装置であって、
    前記フィルタを搬送するフィルタ搬送手段を備え、
    前記洗浄液噴射ノズルと前記洗浄液散布ノズルと前記高圧ガス噴射ノズルとは、フィルタ搬送方向に沿って、前記洗浄液散布ノズル、前記洗浄液噴射ノズル、前記高圧ガス噴射ノズルの順に配置されていること、
    を特徴とするフィルタ洗浄装置。
  3. 請求項1または2に記載のフィルタ洗浄装置であって、
    前記洗浄液噴射ノズルは、前記フィルタの下側に配置され、
    前記洗浄液散布ノズルと前記高圧ガス噴射ノズルとは、前記フィルタの上側に配置されていること、
    を特徴とするフィルタ洗浄装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のフィルタ洗浄装置であって、
    前記洗浄液噴射ノズルと前記洗浄液散布ノズルと前記高圧ガス噴射ノズルは、1組の連続する装置として複数組設けられることを特徴とするフィルタ洗浄装置。
  5. 請求項2に記載のフィルタ洗浄装置であって、
    高圧ガスが供給され、前記フィルタが搬送される方向と交差する方向に移動する中空筺体と、前記中空筐体の前記フィルタに向かう面にm行×n列(m,nは1以上の整数)に配置された噴射口の口径が0.3mm〜2mmの前記高圧ガス噴射ノズルと、を有する高圧ガス噴射ノズル群を備えること、
    を特徴とするフィルタ洗浄装置。
  6. 第一の繊維を第一の間隔で網目状に絡み合わせた第一の濾材と、前記第一の繊維よりも細い第二の繊維を前記第一の間隔よりも細かい第二の間隔で網目状に絡み合わせた第二の濾材とを接合して積層し、前記第一の濾材と前記第二の濾材の接合面の通気断面積が前記第一及び第二の濾材の各通気断面積よりも小さく、前記第一の濾材は第一の異物を捕集し、前記第二の濾材は前記第一の異物よりも小さい第二の異物を捕集するフィルタの洗浄を行うフィルタ洗浄方法であって、
    前記第二の濾材に洗浄液を散布し、前記第二の濾材の前記第二の繊維を洗浄液に浸して前記第二の濾材の前記第二の繊維から前記第二の異物を剥離させる第一の工程と、
    前記第二の濾材の前記第二の繊維が洗浄液に浸された状態で、前記第一の濾材に洗浄液を噴射し、前記第一の濾材から前記第一の異物の一部を排出すると共に、前記第一の濾材の前記第一の繊維を洗浄液に浸して前記第一の濾材から排出されなかった前記第一の異物の残部を前記第一の繊維から剥離させる第二の工程と、
    前記フィルタに高圧ガスを噴射し、前記第一の繊維および前記第二の繊維を浸している洗浄液と前記第一の繊維および前記第二の繊維から剥離した前記第一の異物の残部と前記第二の異物とを前記フィルタの外部に押し出す第三の工程と、
    を備えることを特徴とするフィルタ洗浄方法。
  7. 請求項6に記載のフィルタ洗浄方法であって、
    前記第一の工程と、前記第二の工程と、前記第三の工程とは、一組の連続する工程として複数回繰り返されること、
    を特徴とするフィルタ洗浄方法。
  8. 請求項6または7に記載のフィルタ洗浄方法であって、
    前記第一の工程は、前記フィルタの上側から前記フィルタに洗浄液を散布し、
    前記第二の工程は、前記フィルタの下側から前記フィルタに洗浄液を噴射し、
    前記第三の工程は、前記フィルタの上側から前記フィルタに高圧ガスを噴射すること、
    を特徴とするフィルタ洗浄方法。
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