JP2003149864A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2003149864A JP2001348604A JP2001348604A JP2003149864A JP 2003149864 A JP2003149864 A JP 2003149864A JP 2001348604 A JP2001348604 A JP 2001348604A JP 2001348604 A JP2001348604 A JP 2001348604A JP 2003149864 A JP2003149864 A JP 2003149864A
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克己 大門
Takashi Imai
孝史 今井
Manabu Serizawa
学 芹澤
Koichi Hamano
弘一 濱野
Norito Fukushima
紀人 福島
Yuka Ishihara
由架 石原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電潜像担持体上に形成されたトナー像を、
溶融させることにより、効率よくかつ飛散することな
く、転写定着する画像形成方法を提供する。 【解決手段】 静電潜像担持体の表面を帯電させる帯電
工程と、画像情報に応じた光情報を用いて帯電された前
記静電潜像担持体の表面を露光し潜像を形成する露光工
程と、前記静電潜像担持体の表面に形成された潜像を電
子写真用トナーを含む電子写真用現像剤を用いて現像し
トナー像を形成する現像工程と、前記静静電潜像担持体
の表面のトナー像を記録媒体表面に熱転写と同時に定着
させる熱転写定着工程と、を含む画像形成方法であっ
て、前記電子写真用トナーは、結晶性ポリエステル樹脂
を主成分とし、定着器表面温度が該結晶性ポリエステル
樹脂の融点の10℃以上の温度であって、前記静電潜像
担持体の最表面層のガラス転移温度は、定着器表面温度
の10℃以上の温度である画像形成方法である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等の電子写真プロセスを利用した画像
形成方法に関する。 【0002】 【従来の技術】画像形成方法として、従来広く用いられ
ている方法としては、たとえば、、静電潜像担持体上に
静電潜像を形成し、それを乾式トナーでトナー像として
現像した後、静電的にそのトナー像を記録媒体に転写
し、定着する画像形成方法がある。この画像形成方法
は、従来から画像に濃度むらを生じたり、あるいは、転
写部において粉体トナーの飛散を生じ、解像力やドット
再現性に劣るという問題がある。 【0003】この原因は主に、静電潜像担持体上のトナ
ー像を記録媒体に静電的に移行させる転写プロセスに起
因するところが大きい。すなわち、静電転写方式を用い
た転写方式は、静電潜像担持体上に形成されたトナー像
を均一にかつ効率よく転写することができない。 【0004】これに対し、熱転写方式を用いた転写方式
は、静電潜像担持体上に形成されたトナー像を、溶融さ
せることにより、効率よくかつ、飛散することなく転写
することができる。しかしながら、熱転写或いは定着の
際の消費エネルギーが高い問題がある。本願発明者らは
特開2001-117260号公報において、融点45
℃〜110℃の間に融点を有するトナーを熱転写する方
法で、定着の際の消費エネルギーが少なく、トナーの飛
散も少なく、転写の効率の高い高画質な画像形成方法を
提案している。さらに上記特開2001-117260
号公報において、中間体転写ベルトを用いる熱転写法を
用いた画像形成方法を提案しているが、一方で、画像形
成プロセスの簡略化は、プリンターのコストダウン、あ
るいは小型化に有効な手段であり、この観点では特に静
電潜像のトナーによる現像後は、なるべく転写回数を低
減して現像する方がよい。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】以上のことから、本発
明の第1の目的は、静電潜像担持体上に形成されたトナ
ー像を、溶融させることにより、効率よくかつ飛散する
ことなく、転写定着する画像形成方法を提供することに
ある。 【0006】本発明の第2の目的は、熱転写或いは定着
の際の消費エネルギーが少ない画像形成方法を提供する
ことにある。 【0007】そして、本発明の第3の目的は、記録媒体
上にトナー画像を形成するプロセスをできるだけシンプ
ルにすることにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の手段
により達成された。即ち、本発明は、静電潜像担持体表
面を帯電する帯電工程と、画像情報に応じた光情報を用
いて、帯電された前記静電潜像担持体表面を露光し潜像
を形成する露光工程と、前記静電潜像担持体表面に形成
された潜像を、電子写真用トナーを含む電子写真用現像
剤を用いて現像し、トナー像を形成する現像工程と、該
静電潜像担持体表面のトナー像を記録媒体表面に熱転写
と同時に定着させる熱転写定着工程と、からなる画像形
成方法であって、前記電子写真用トナーは、結晶性ポリ
エステル樹脂を主成分とし、定着器表面温度が、該結晶
性ポリエステル樹脂の融点の10℃以上の温度であっ
て、前記静電潜像担持体の最表面層のガラス転移温度
は、定着器表面温度の10℃以上の温度であることを特
徴とする画像形成方法である。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の画像形成方法は、静電潜
像担持体表面を帯電する帯電工程(以下、「帯電工程」
という)と、画像情報に応じた光情報を用いて、帯電さ
れた該静電潜像担持体表面を露光し潜像を形成する露光
工程(以下、「露光工程」という)と、該静電潜像担持
体表面に形成された潜像を、電子写真用トナーを含む電
子写真用現像剤を用いて現像し、トナー像を形成する現
像工程(以下、「現像工程」という)と、該静電潜像担
持体表面のトナー像を記録媒体に熱転写し、同時に該記
録媒体に転写されたトナー像を定着する熱転写定着工程
と、を含む。 【0010】(電子写真用トナー)前記電子写真用トナ
ーは、結晶性ポリエステル樹脂を主成分とし、定着器表
面温度が、該結晶性ポリエステル樹脂の融点の10℃以
上の温度である定着装置を用いて定着するトナーであ
る。本発明において、上記定着器表面温度は、70〜1
80℃、より好ましくは70〜150℃、更に好ましく
は80〜100℃である。したがって、より具体的に
は、前記電子写真用トナーは、温度領域45〜120℃
の間、好ましくは50〜100℃、さらに好ましくは温
度領域60〜80℃の間に融点を有する。前記電子写真
用トナーは、融点を境にして急激に粘度低下するため
に、それ以上の温度で保存されるとブロッキングを起こ
してしまう。そこで、保存時や使用時にさらされる温
度、すなわち45℃以上の融点を有することが必要であ
る。また、一方、融点が120℃よりも高すぎると低温
定着を達成することができない。この融点の測定はJI
S K−7121に示す入力補償示差走査熱量測定の融
解ピーク温度として求めることができる。 【0011】なお、本発明において、結晶性ポリエステ
ル樹脂を用いているが、電子写真用トナーとして上述の
条件を満たすのであれば、結晶性ポリエステル樹脂以外
の結晶性樹脂を用いてもよい。但し、定着させる媒体が
たとえば紙の場合には、接着性の点から結晶性ポリエス
テル樹脂が好ましい。 【0012】<結着樹脂>前記結晶性ポリエステル樹脂
は、酸由来構成成分と、アルコール由来構成成分とを含
むポリエステル樹脂を含有し、必要に応じてその他の成
分を含有する。 【0013】尚、前記ポリエステル樹脂は、酸(ジカル
ボン酸)成分とアルコール(ジオール)成分とから合成
されるものであり、本発明において、「酸由来構成成
分」とは、ポリエステル樹脂の合成前には酸成分であっ
た構成部位を指し、「アルコール由来構成成分」とは、
ポリエステル樹脂の合成前にはアルコール成分であった
構成部位を指す。本発明において、「結晶性ポリエステ
ル樹脂」とは、示差走査熱量測定(DSC)において、
階段状の吸熱量変化ではなく、明確な吸熱ピークを有す
るものを指す。また、前記結晶性ポリエステル主鎖に対
して他成分を共重合したポリマーの場合、他成分が50
重量%以下の場合、この共重合体も結晶性ポリエステル
と呼ぶ。 【0014】−酸由来構成成分− 前記酸由来構成成分は、脂肪族ジカルボン酸が望ましく
特に直鎖型のカルボン酸が望ましい。例えば、蓚酸、マ
ロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、スベリン酸、アゼリン酸、セバシン酸、1,9−ノ
ナンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,
11−ウンデカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジ
カルボン酸、1,13−トリデカンジカルボン酸、1,1
4−テトラデカンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカ
ンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン
酸、など、或いはその低級アルキルエステルや酸無水物
が挙げられるが、この限りではない。 【0015】前記酸由来構成成分としては、前述の脂肪
族ジカルボン酸由来構成成分のほか、2重結合を持つジ
カルボン酸由来構成成分、スルホン酸基を持つジカルボ
ン酸由来構成成分等の構成成分が含まれているのが好ま
しい。 【0016】尚、前記2重結合を持つジカルボン酸由来
構成成分には、2重結合を持つジカルボン酸に由来する
構成成分のほか、2重結合を持つジカルボン酸の低級ア
ルキルエステル又は酸無水物等に由来する構成成分も含
まれる。また、前記スルホン酸基を持つジカルボン酸由
来構成成分には、スルホン酸基を持つジカルボン酸に由
来する構成成分のほか、スルホン酸基を持つジカルボン
酸の低級アルキルエステル又は酸無水物等に由来する構
成成分も含まれる。 【0017】前記2重結合を持つジカルボン酸は、その
2重結合を利用して樹脂全体を架橋させ得る点で、定着
時のホットオフセットを防ぐために好適に用いることが
できる。このようなジカルボン酸としては、例えば、フ
マル酸、マレイン酸、3−ヘキセンジオイック酸、3−
オクテンジオイック酸等が挙げられるが、これらに限定
されない。また、これらの低級アルキルエステル、酸無
水物等も挙げられる。これらの中でも、コストの点で、
フマル酸、マレイン酸等が好ましい。 【0018】前記スルホン酸基を持つジカルボン酸は、
顔料等の色材の分散を良好にできる点で有効である。ま
た樹脂全体を水に乳化或いは懸濁して、微粒子を作製す
る際に、スルホン酸基があれば、後述するように、界面
活性剤を使用しないで乳化或いは懸濁が可能である。こ
のようなスルホン基を持つジカルボン酸としては、例え
ば、2−スルホテレフタル酸ナトリウム塩、5−スルホ
イソフタル酸ナトリウム塩、スルホコハク酸ナトリウム
塩等が挙げられるが、これらに限定されない。また、こ
れらの低級アルキルエステル、酸無水物等も挙げられ
る。これらの中でも、コストの点で、5−スルホイソフ
タル酸ナトリウム塩等が好ましい。 【0019】これらの脂肪族ジカルボン酸由来構成成分
以外の酸由来構成成分(2重結合を持つジカルボン酸由
来構成成分及び/又はスルホン酸基を持つジカルボン酸
由来構成成分)の、酸由来構成成分における含有量とし
ては、1〜20構成モル%が好ましく、2〜10構成モ
ル%がより好ましい。 【0020】前記含有量が、1構成モル%未満の場合に
は、顔料分散が良くなかったり、乳化粒子径が大きくな
り、凝集によるトナー径の調整が困難となることがある
一方、20構成モル%を超えると、ポリエステル樹脂の
結晶性が低下し、融点が降下して、画像の保存性が悪く
なったり、乳化粒子径が小さ過ぎて水に溶解し、ラテッ
クスが生じないことがある。 【0021】尚、本発明において「構成モル%」とは、
ポリエステル樹脂における各構成成分(酸由来構成成
分、アルコール由来構成成分)を1単位(モル)したと
きの百分率を指す。 【0022】<アルコール由来構成成分>アルコール構
成成分としては脂肪族ジカルボン酸が望ましく、例え
ば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオー
ル、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、1,10−デカンジオール、1,11−ドデカンジ
オール、1,12−ウンデカンジオール、1,13−ト
リデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、
1,18−オクタデカンジオール、1,20−エイコサ
ンジオール、などが挙げられるが、この限りではない。 【0023】前記アルコール由来構成成分は、脂肪族ジ
オール由来構成成分の含有量が80構成モル%以上であ
って、必要に応じてその他の成分を含む。前記アルコー
ル由来構成成分としては、前記脂肪族ジオール由来構成
成分の含有量が90構成モル%以上であるのが好まし
い。 【0024】前記含有量が、80構成モル%未満では、
ポリエステル樹脂の結晶性が低下し、融点が降下するた
め、耐トナーブロッキング性、画像保存性及び、低温定
着性が悪化してしまう。 【0025】必要に応じて含まれるその他の成分として
は、2重結合を持つジオール由来構成成分、スルホン酸
基を持つジオール由来構成成分等の構成成分である。 【0026】前記2重結合を持つジオールとしては、2
−ブテン−1,4−ジオール、3−ブテン−1,6−ジ
オール、4−ブテン−1,8−ジオール等が挙げられ
る。 【0027】前記スルホン酸基を持つジオールとして
は、1,4−ジヒドロキシ−2−スルホン酸ベンゼンナ
トリウム塩、1,3−ジヒドロキシメチル−5−スルホ
ン酸ベンゼンナトリウム塩、2−スルホ−1,4−ブタ
ンジオールナトリウム塩等が挙げられる。 【0028】これらの直鎖型脂肪族ジオール由来構成成
分以外のアルコール由来構成成分を加える場合、すなわ
ち2重結合を持つジオール由来構成成分及び/又はスル
ホン酸基を持つジオール由来構成成分を加える場合、そ
のアルコール由来構成成分における含有量としては、1
〜20構成モル%が好ましく、2〜10構成モル%がよ
り好ましい。 【0029】前記含有量が、1構成モル%未満の場合に
は、顔料分散が良くなかったり、乳化粒子径が大きくな
り、凝集によるトナー径の調整が困難となることがあ
る。一方、20構成モル%を超えると、ポリエステル樹
脂の結晶性が低下し、融点が降下して、画像の保存性が
悪くなったり、乳化粒子径が小さ過ぎて水に溶解し、ラ
テックスが生じないことがある。 【0030】尚、本発明において、前記ポリエステル樹
脂の融点の測定には、示差走査熱量計(DSC)を用
い、室温から150℃まで毎分10℃の昇温速度で測定
を行った時の吸熱ピークのトップの値を用いた。 【0031】<着色剤>前記着色剤としては、特に制限
はなく、公知の着色剤が挙げられ、目的に応じて適宜選
択することができる。顔料を1種単独で用いても良い
し、同系統の顔料を2種以上混合して用いてもよい。ま
た異系統の顔料を2種以上混合して用いても良い。前記
着色剤としては、例えば、クロムイエロー、ハンザイエ
ロー、ベンジジンイエロー、スレンイエロー、キノリン
イエロー、パーマネントオレンジGTR,ピラゾロンオ
レンジ、バルカンオレンジ、ウオッチヤングレッド、パ
ーマネントレッド、ブリリアントカーミン3B、ブリリ
アントカーミン6B、デュポンオイルレッド、ピラゾロ
ンレッド、リソールレッド、ローダミンBレーキ、レー
キレッドC、ローズベンガル、アニリンブルー、ウルト
ラマリンブルー、カルコオイルブルー、メチレンブルー
クロライド、フタロシアニンブルー、フタロシアニング
リーン、マラカイトグリーンオキサレートなどの種々の
顔料;アクリジン系、キサンテン系、アゾ系、ベンゾキ
ノン系、アジン系、アントラキノン系、ジオキサジン
系、チアジン系、アゾメチン系、インジゴ系、チオイン
ジゴ系、フタロシアニン系、アニリンブラック系、ポリ
メチン系、トリフェニルメタン系、ジフェニルメタン
系、チアゾール系、キサンテン系などの各種染料;など
が挙げられる。これらの着色剤に透明度を低下させない
程度にカーボンブラック等の黒色顔料、染料を混合して
も良い。また、分散染料、油溶性染料等も挙げられる。 【0032】前記電子写真用トナーにおける前記着色剤
の含有量としては、前記結着樹脂100重量部に対し
て、1〜30重量部が好ましいが、定着後における画像
表面の平滑性を損なわない範囲で、前記数値範囲の中で
もできるだけ多い方が好ましい。着色剤の含有量を多く
すると、同じ濃度の画像を得る際、画像の厚みを薄くす
ることができ、オフセットの防止に有効な点で有利であ
る。 【0033】尚、前記着色剤の種類を適宜選択すること
により、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナ
ー、ブラックトナー等の各色トナーが得られる。 【0034】<その他の成分>前記その他の成分として
は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択でき、例え
ば、無機微粒子、有機微粒子、帯電制御剤、離型剤等の
公知の各種添加剤等が挙げられる。 【0035】前記無機微粒子は、一般にトナーの流動性
を向上させる目的で使用される。前記無機微粒子として
は、例えば、シリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸
バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウ
ム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレ
ー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、塩化セリウム、ベン
ガラ、酸化クロム、酸化セリウム、三酸化アンチモン、
酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭化ケイ素、窒
化ケイ素等の微粒子が挙げられる。これらの中でも、シ
リカ微粒子が好ましく、疎水化処理されたシリカ微粒子
が特に好ましい。 【0036】前記無機微粒子の平均1次粒子径(数平均
粒子径)としては、1〜1000nmが好ましく、その
添加量としては、トナー100重量部に対して、0.0
1〜20重量部が好ましい。 【0037】前記有機微粒子は、一般にクリーニング性
や転写性を向上させる目的で使用される。前記有機微粒
子としては、例えば、ポリスチレン、ポリメチルメタク
リレート、ポリフッ化ビニリデン等の微粒子が挙げられ
る。 【0038】前記帯電制御剤は、一般に帯電性を向上さ
せる目的で使用される。前記帯電制御剤としては、例え
ば、サリチル酸金属塩、含金属アゾ化合物、ニグロシン
や4級アンモニウム塩等が挙げられる。 【0039】前記離型剤は、一般に離型性を向上させる
目的で使用される。前記離型剤の具体例としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等の低分子量ポ
リオレフィン類;加熱により軟化点を有するシリコーン
類;オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、リシノール酸
アミド、ステアリン酸アミド等の脂肪酸アミド類;カル
ナウバワックス、ライスワックス、キャンデリラワック
ス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ等
の動物系ワックス;モンタンワックス、オゾケライト、
セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリン
ワックス、フィッシャートロプシュワックス等の鉱物・
石油系ワックスなどが挙げられる。本発明において、こ
れらの離型剤は1種単独で用いてもよく、2種以上を併
用して用いても良い。 【0040】これらの離型剤の添加量としては、0.5
〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは1
〜30重量%、更に好ましくは5〜15重量%である。
0.5重量%未満であると離型剤添加の効果がなく、5
0重量%以上であると、帯電性に影響が現れやすくなっ
たり、現像機内部においてトナーが破壊されやすくな
り、離型剤のキャリアへのスペント化が生じ、帯電が低
下しやすくなる等の影響が現れるばかりでなく、例えば
カラートナーを用いた場合、定着時の画像表面への染み
出しが不十分になり易く、画像中に離型剤が在留しやす
くなってしまうため、透明性が悪化し好ましくない。 【0041】<その他の構成>前記本発明の電子写真用
トナーは、その表面が表面層によって覆われていてもよ
い。該表面層は、トナー全体の力学特性、溶融粘弾性特
性に大きな影響を与えないことが望ましい。例えば、非
溶融、或いは高融点の表面層がトナーを厚く覆っている
と、結晶性樹脂を用いたことによる低温定着性を十分に
発揮し得なくなる。従って、表面層の膜厚は薄いことが
望ましく、具体的には、0.001〜0.5μmの範囲
内であることが好ましい。 【0042】上記範囲の薄い表面層を形成するために
は、結着樹脂、着色剤の他、必要に応じて添加される無
機微粒子、その他の材料を含む粒子の表面を化学的に処
理する方法が好適に使用される。 【0043】表面層を構成する成分としては、シランカ
ップリング剤、イソシアネート類、あるいは、ビニル系
モノマー等が挙げられ、また、当該成分には、極性基が
導入されていることが好ましく、化学的に結合すること
により、トナーと紙等の被転写体との接着力が増加す
る。 【0044】前記極性基としては、分極性の官能基であ
れば如何なるものでもよく、例えば、カルボキシル基、
カルボニル基、エポキシ基、エーテル基、ヒドロキシル
基、アミノ基、イミノ基、シアノ基、アミド基、イミド
基、エステル基、スルホン基等が挙げられる。 【0045】化学的に処理する方法としては、例えば、
過酸化物等の強酸化物質、オゾン酸化、プラズマ酸化等
により酸化する方法、極性基を含む重合性モノマーをグ
ラフト重合により結合させる方法等が挙げられる。化学
的処理により、結晶性樹脂の分子鎖に共有結合で極性基
が強固に結合することになる。 【0046】本発明においては、トナーの粒子表面に、
さらに帯電性の物質を化学的若しくは物理的に付着させ
てもよい。また、金属、金属酸化物、金属塩、セラミッ
ク、樹脂、カーボンブラック等の微粒子を、帯電性、導
電性、粉体流動性、潤滑性等を改善する目的で外添して
もよい。 【0047】本発明の電子写真用トナーの体積平均粒子
径としては、1〜20μmが好ましく、2〜8μmがよ
り好ましく、また、数平均粒子径としては、1〜20μ
mが好ましく、2〜8μmがより好ましい。 【0048】前記体積平均粒子径および数平均粒子径の
測定は、例えば、コールターカウンター[TA−II]
型(コールター社製)を用いて、50μmのアパーチャ
ー径で測定することにより得ることができる。この時、
測定はトナーを電解質水溶液(アイソトン水溶液)に分
散させ、超音波により30秒以上分散させた後に行う。 【0049】(電子写真用現像剤)電子写真用現像剤
は、少なくとも前記電子写真用トナーを含む、磁性又は
非磁性の1成分系電子写真用現像剤であってもよいし、
少なくとも前記電子写真用トナーとキャリアとを含む2
成分系電子写真用現像剤であってもよい。 【0050】1成分系電子写真用現像剤が、磁性1成分
系電子写真用現像剤の場合、磁性粉を添加、或いは、着
色剤のうち黒色着色剤の全部又は一部を、磁性粉で置き
換えることができる。磁性粉としては、従来使用されて
いる公知のものならばいかなるものでも用いることがで
き、例えば、鉄、コバルト、ニッケル等の金属及びこれ
らの合金、Fe34、γ−Fe23、コバルト添加酸化
鉄、マグネタイト等の金属酸化物、MnZnフェライ
ト、NiZnフェライト等のフェライト、等が挙げられ
る。これらの磁性体は一般に、30〜70重量%添加し
て用いられる。 【0051】2成分系電子写真用現像剤において、キャ
リアとしては、特に制限はなく、それ自体公知のキャリ
ア、例えば、樹脂被覆キャリア等が好適に挙げられる。
前記樹脂被覆キャリアは、芯材の表面に樹脂を被覆して
なる。前記芯材としては、例えば、鉄粉、フェライト
粉、ニッケル粉等の磁性を有する粉体等が挙げられる。
前記樹脂としては、例えば、フッ素系樹脂、ビニル系樹
脂、シリコーン系樹脂等が挙げられる。 【0052】(静電潜像担持体)本発明に使用される静
電潜像担持体としては、公知の各種有機感光体を用いる
ことができる。実際の形状は、ドラム状であっても、シ
ート状、ベルト状であってもよいが、画像形成装置内に
コンパクトに必要部材を配置し、かつ、加熱冷却装置を
用い静電潜像担持体を温度調節する際にはベルト状が好
ましい。本発明に使用する静電潜像担持体は、基本構成
として、導電性基板、下引き層、電荷発生層、電荷輸送
層からなるが、電荷発生層と電荷輸送層は分離されてな
くてもよい。また、必要応じて、さらに剥離を助ける表
面コート層を設けることもできる。 【0053】本発明においては、表面コート層でも、電
荷輸送層でも、静電潜像担持体の最表面層のガラス転移
温度が定着器表面温度の10℃以上であることが必要で
ある。潜像担持体加熱時にはその表面層から記録媒体ト
ナーの移行が容易になるように、表面層は、できるだけ
表面エネルギーを下げることが望ましい。表面エネルギ
ーを下げるためにフッ素含有微粒子を1〜10%好まし
くは2〜5%表面層に存在させることもできる。 【0054】電荷輸送層が静電潜像担持体の最表面とな
る場合、電荷輸送層のガラス転移温度は定着器表面温度
の10℃以上の温度であることが必要である。トナーを
静電潜像担持体上で加熱融解させながら記録媒体へ転写
し定着させる際、静電潜像担持体の表面が加熱による変
化やトナーとの接着性が上昇したりしては、目的とする
画像の形成はできない。本発明では静電潜像担持体が、
熱転写定着時に、定着器表面温度に加熱される。定着器
表面温度は、上述したように70〜180℃、より好ま
しくは70〜150℃、更に好ましくは80〜100℃
である。例えば静電記録媒体と加熱ロールとでニップを
形成して定着する場合で、融点が70℃のトナーを定着
ニップ幅6mmで100mm/秒程度のプロセススピー
ドで溶解定着する場合、定着温度は80℃であり、よっ
て加熱ロールの表面温度は約80℃に設定される。加熱
ロールと静電潜像担持体に接して用いた場合、記録媒体
を通して熱が伝導され、トナー自体は70℃を超える温
度となり、記録媒体への定着が可能となるが、その際、
静電潜像担持体最表面も70℃を超える温度になる。も
し表面層のガラス転移点が70℃以下の場合は、熱転写
定着時にトナーが電荷輸送層表面側にも粘着してしま
い、ホットオフセットとなる。さらには、静電潜像担持
体最表面のガラス転移点が70℃から80℃の範囲の場
合でも、非画像部で記録媒体が電荷輸送層表面側に粘着
し、剥離できなくなるため、実用上紙等の媒体に画像形
成できない。 【0055】一方、静電潜像担持体自体を加熱ロールと
して機能させる場合、通紙部と非通紙部との差はあまり
ないが、最低80℃のガラス転移温度がないと、溶融ト
ナーが静電潜像担持体に粘着してしまう。さらに好まし
くは90℃以上、さらには100℃以上であることが耐
久性の点で好ましく用いられる。静電潜像担持体全体の
耐熱性は加熱手段にもよるが、高ければ高いほど望まし
い。 【0056】本発明において特に重要である、静電潜像
担持体最表面のガラス転移温度は定着器表面温度の10
℃以上の温度でなくてはならず、信頼性を確保するため
に、静電潜像担持体最表面のガラス転移温度は定着器表
面温度の10℃以上の温度が必要であり、好ましくは定
着器表面温度の20℃以上が好ましく、さらに好ましく
は30℃以上である。 【0057】一般的に電荷輸送層は公知の電荷輸送材料
をポリカーボネート等の透明樹脂に相溶して電荷輸送層
を形成する。しかし、電荷輸送材が可塑材となりポリマ
ー自身のガラス転移点を下げてしまう。例えばポリカー
ボネート(Z)樹脂単独のガラス転移点は約160℃で
あるが、電荷輸送材料を輸送層として機能させるため量
(約40重量%)を相溶させると、70℃〜90℃まで
低下する。これでは転写定着時にトナーが電荷輸送層側
に粘着し、紙等の媒体に画像形成できない。それゆえ、
ポリマーとしてはガラス転移点の160℃以上の高い樹
脂が好ましく、さらに好ましくは、180℃の樹脂に電
荷輸送材料を相溶することが好ましい。このような樹脂
としてはポリフェニレンオキシド、芳香族系ポリエステ
ル、ポリスルホン、が挙げられるがこの限りではない。
このようなガラス転移点の高い樹脂を用ることで、電荷
輸送材料を約40重量%相溶させても、層自体のガラス
転移温度をトナーの融点より高く設定することができ
る。 【0058】さらには、電荷輸送材料自身をポリマー主
鎖に組み込んだ電荷輸送性ポリマーの利用が有効であ
る。トリフェニルアミンやベンジジンの輸送材をポリマ
ー主鎖に化学結合しているため、電荷輸送ポリマー自身
のガラス転移温度が定着器表面温度の10℃以上の温度
であれば良い。このような材料としては、アリールアミ
ンをポリカーボネート主鎖中に持つ電荷輸送性ポリカー
ボネート(米国特許4806444号)、アリールアミ
ンをポリエステル主鎖中にもつ電荷輸送性ポリエステル
(特開2000−143786号公報)などが挙げられ
るがこの限りでない。ポリエステル以外に用いられる結
着樹脂としては、具体的には、ポリカーボネート樹脂、
ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレン
−ブタジエン共重合体、シリコン樹脂、シリコン−アル
キッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチ
レン−アルキッド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、ポリシラン等なかでも電荷輸送性ポリエステルが製
造性、電荷輸送特性の点で好ましい。ポリマー主鎖に組
み込まれる輸送材料としてはアリールアミン系電荷輸送
材料以外にヒドラゾン系、スチルベン系電荷輸送材料を
用いてもよい。この電荷輸送層の厚みは5〜50μm、
好ましくは10〜40μmが適当である。 【0059】一方で、通常の電荷輸送層上にガラス転移
温度が定着器表面温度の10℃以上の温度である表面層
を設けることも有効である。この表面層は例えば、ガラ
ス転移温度が100℃以上の樹脂に、導電材料を含有さ
せて形成する。導電性材料としては、メタロセン化合
物、芳香族アミノ化合物、酸化アンチモン、酸化インジ
ウム、酸化スズ、などを用いることができるが、これら
に限定されるものではない。使用される樹脂としては、
ポリアミド樹脂や、ポリフェニレンオキシド、芳香族系
ポリエステル、ポリスルホン、など公知の樹脂を用いる
ことができる。また、電荷輸送材料をシリコン化合物と
化学結合させ、3次元ネットワークを形成させた層を用
いてもよい。 【0060】上記保護層はその電気抵抗が109〜10
14Ω・cmとなるように調整するのが好ましい。 【0061】別途表面層を設けることで、電荷輸送層が
最表面にならない場合は、電荷輸送層を公知の結着樹脂
に公知の電荷輸送材料を相溶させて作製・使用できる。
輸送材料としてはヒドラゾン系電荷輸送材料、トリアリ
ールアミン系電荷輸送材料、スチルベン系電荷輸送材料
等であり単独でも併用してもよい。用いる結着樹脂は、
具体的には、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹
脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレン−ブタジエン
共重合体、シリコン樹脂、シリコン−アルキッド樹脂、
フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキ
ッド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン
等の公知の樹脂を用いることができるがこれらに限定さ
れるものではない。これらの結着樹脂のうちポリカーボ
ネート樹脂を用いた場合、相溶性がよく、均一な膜が得
られ、特に良い特性を示す。配合比(重量比)は電荷輸
送性ポリエステル:結着樹脂=10:0〜8:10の範
囲が好ましい。また、他の電荷輸送材料と混合する場合
には、[電荷輸送性ポリエステル+結着樹脂]:電荷輸
送材料=10:0〜10:8の範囲が好ましい。 【0062】また、電荷輸送層の厚みは5〜50μm、
好ましくは10〜40μmが適当である。さらにこの電
荷輸送層を設けるときに用いる塗布方法としては、ブレ
ードコーティング法、マイヤーバーコーティング法、ス
プレーコーティング法、浸漬コーティング法、ビードコ
ーティング法、エアーナイフコーティング法、カーテン
コーティング法等の通常の方法を用いることができる。 【0063】導電性支持体としては、アルミニウム、ニ
ッケル、クロム、ステンレス鋼等の金属類、およびアル
ミニウム、チタニウム、ニッケル、クロム、ステンレス
鋼、金、バナジウム、酸化錫、酸化インジウム、ITO
等の薄膜を設けたプラスチックフィルム等、あるいは導
電性付与剤を塗布、または、含浸させた紙、およびプラ
スチックフィルム等があげられる。ベルト支持体の場
合、導電性薄膜を設けたプラスチックフィルムを用いる
のが好ましい。プラスチックフィルムとしてはポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリウレタン、
弗化ビニル、ポリイミド等が用いられる。必要に応じて
導電性支持体の表面は、画質に影響のない範囲で各種の
処理を行うことができる。例えば、表面の酸化処理や薬
品処理、及び、着色処理等または、砂目立て等の乱反射
処理を行うことができる。また、導電性支持体と電荷発
生層の間にさらに下引き層を設けてもよい。この下引き
層は積層構造からなる感光層の帯電時において、導電性
支持体から感光層への電荷の注入を阻止するとともに、
感光層を導電性支持体に対して一体的に接着保持せしめ
る接着層としての作用、あるいは場合によっては導電性
支持体の光の反射防止作用等を示す。 【0064】この下引き層に用いる結着剤としては、ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、
メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢
酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、塩化ビニリデ
ン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、塩化ビニル、酢酸
ビニル共重合体、ポリビニルアルコール樹脂、水溶性ポ
リエステル樹脂、ニトロセルロース、カゼイン、ゼラチ
ン、ポリグルタミン酸、澱粉、スターチアセテート、ア
ミノ澱粉、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ジル
コニウムキレート化合物、チタニウムキレート化合物、
チタニウムアルコキシド化合物、有機チタニウム化合
物、シランカップリング剤等の公知の材料があげられ
る。また、下引き層の厚みは0.01〜10μm、好ま
しくは0.05〜2μmが適当である。さらにこの下引
き層を設けるときに用いる塗布方法としては、ブレード
コーティング法、マイヤーバーコーティング法、スプレ
ーコーティング法、浸漬コーティング法、ビードコーテ
ィング法、エアーナイフコーティング法、カーテンコー
ティング法等の通常の方法を用いることができる。 【0065】電荷発生層には、電荷発生材料として、フ
タロシアニン結晶を用いるのが好ましいが、ビスアゾ顔
料、フタロシアニン顔料、スクアリリウム顔料、ペリレ
ン顔料、ジブロモアントアントロン等の如何なる公知の
電荷発生材料をも使用することができる。 【0066】電荷発生層に用いる結着樹脂としては、広
範な絶縁性樹脂から選択することができる。また、ポリ
−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、
ポリビニルピレン、ポリシラン等の有機光導電性ポリエ
ステルから選択することもできる。好ましい結着樹脂と
しては、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアリレート樹
脂(ビスフェノールAとフタル酸の重縮合体等)、ポリ
カーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹
脂、塩化ビニル、酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹
脂、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニ
ルピリジン樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ポリ
ビニルピロリドン樹脂等の絶縁性樹脂をあげることがで
きるが、これらに限定されるものではない。これらの結
着樹脂は単独あるいは2種以上混合して用いることがで
きる。 【0067】また、電荷発生材料と結着樹脂との配合比
(重量比)は、10:1〜1:10の範囲が好ましい。
またこれらを分散させる方法としては、ボールミル分散
法、アトライター分散法、サンドミル分散法等の通常の
方法を用いることができる。さらにこの分散の際、粒子
を0.5μm以下、好ましくは0.3μm以下、さらに
好ましくは0.15μm以下の粒子サイズにすることが
有効である。また、これらの分散に用いる溶剤として
は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−
ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセルソルブ、
エチルセルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸n−ブチル、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロ
ロホルム、クロルベンゼン、トルエン等の通常の有機溶
剤を単独あるいは2種以上混合して用いることができ
る。また、電荷発生層の厚みは0.01〜10μm、好
ましくは0.05〜5μmが適当である。さらにこの電
荷発生層を設けるときに用いる塗布方法としては、ブレ
ードコーティング法、マイヤーバーコーティング法、ス
プレーコーティング法、浸漬コーティング法、ビードコ
ーティング法、エアーナイフコーティング法、カーテン
コーティング法等の通常の方法を用いることができる。 【0068】(記録媒体)記録媒体(記録材)として
は、例えば、電子写真方式の複写機、プリンター等に使
用される普通紙及びOHPシート等が挙げられる。定着
後における画像表面の平滑性をさらに向上させたい場合
は、表面ができるだけ平滑であるのものを用いればよ
く、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングした
コート紙、印刷用のアート紙等が挙げられる。 【0069】[画像形成方法]本発明の画像形成方法
は、帯電工程と、露光工程と、現像工程と、熱転写定着
工程を含むが、必要により、静電潜像担持体表面に残留
している静電潜像を除去する除電工程、及び前記転写工
程で静電潜像担持体表面に残留したトナー、或いは付着
した紙粉、ゴミ等を除去するクリーニング工程を行って
もよい。以下に詳しく説明する。 【0070】(帯電工程)帯電工程においては、コロト
ロン等による非接触帯電及び帯電ロールや帯電フィル
ム、帯電ブラシ等の接触帯電等従来公知の方法が適用で
きる。露光工程においては、従来公知の方法が適用で
き、電子写真法あるいは静電記録法によって、感光層あ
るいは誘電体層等の潜像担持体の上に静電潜像を形成す
る。 【0071】(露光工程)露光工程は、従来公知の方法
が適用でき、例えば、画像情報に応じた光情報を用い
て、面積変調法により画像の濃度階調に従って、静電潜
像担持体上を露光し潜像を形成する等の電子写真法ある
いは静電記録法によって、行うことができる。 【0072】(現像工程)現像工程は、現像剤担持体に
形成されたトナーを含む現像剤層を現像ニップまで搬送
し、現像剤層と静電潜像担持体とを現像部にて接触又は
一定の間隙を設けて配置し、現像剤担持体と静電潜像担
持体との間にバイアスを印加しながら静電潜像をトナー
で現像することが好適である。電子写真用現像剤として
はキャリアを用いてトナーを帯電させる2成分系電子写
真用現像剤又は、トナーを現像剤担持体上に弾性ブレー
ド等を用いて薄層形成し帯電させる1成分系電子写真用
現像剤が用いられる。 【0073】(熱転写定着工程)熱転写転写工程は、記
録媒体にトナー像を加熱して転写と定着を同時に行う
が、具体的には、静電潜像担持体をヒートロール等で加
熱しトナーを溶融し、同時にそのトナーを記録媒体と密
着させることにより、記録媒体への転写・定着を同時に
行なうものである。静電潜像担持体を加熱する手段とし
ては、トナーの融点以上に加熱できるものであればよ
く、ヒートロールをハロゲンランプや電磁誘導加熱機等
を用いて加熱を行うことができる。また、発熱抵抗体基
盤上に静電潜像保持層を設けて、静電潜像保持体として
もよい。ヒートロール上で加熱したトナーを記録媒体上
で熱転写定着させるために、加熱した静電潜像担持体と
記録媒体とを密着加圧するためのロールがあることが好
ましい。記録媒体へのトナーの転写定着が同時に行われ
た後、静電潜像担持体と記録媒体とを剥離する。転写定
着直後に剥離することができるが、静電潜像担持体と記
録媒体とを剥離する前に画像部を冷却する装置を設ける
こともできる。冷却装置を設けることにより、トナーの
転写効率や、画像の平滑性が高くなるので、より好まし
い。 【0074】(除電工程)除電工程おいては、現像後の
静電潜像担持体の初期化(除電)又は画像形成特性の安
定化等の目的で、画像形成用の露光光源とは別に、光源
を用いて、静電潜像担持体表面に残留している静電潜像
の除去を行う。 【0075】(クリーニング工程)クリーニング工程
は、転写工程にて転写されずに潜像担持体上に残留した
トナーを、クリーナーにより除去する工程であるが、本
発明はクリーナーレス装置にも適用可能である。クリー
ニング工程を有する場合は、ブレードクリーニング、ブ
ラシクリーニング又はローラークリーニング等の公知の
ものが挙げられる。 【0076】本発明の画像形成方法は、前記電子写真用
トナーと、静電潜像坦持体を用いることにより、コンパ
クトなマシン設計と熱転写定着同時方式を可能にし、従
来の静電転写工程がない簡潔な画像形成プロセス、か
つ、トナーの飛散が少ないきれいな画像を提供できる。 【0077】以下、本発明の画像形成プロセスをさらに
詳細に説明する。 【0078】図1は、本発明の画像形成方法に好適に用
いられる画像形成装置の1例を示す概略構成図であり、
これに基づき本発明の画像形成方法を、さらに詳しく説
明する。本図はフルカラーの画像形成の例を示すもので
あり、白黒画像の場合は、帯電器、露光、現像の工程
は、黒一色分の一回で良い。 【0079】図1において、ベルトタイプの静電潜像担
体1が、ロール8a,8b,8cにより支持され、矢印
方向へ回転している。静電潜像担体1は、帯電器2aで
一様に帯電後、濃度信号に応じ光ビームパルス幅変調装
置(図示せず)によってオンオフされる光ビーム走査装
置10からの光線がハーフミラーを介して照射され露光
されて、静電潜像が形成される。静電潜像は、イエロー
が入った現像器3aにより現像され、面積変調により濃
度を表すいわゆるディジタル画像のイエロートナー像が
静電潜像担体1上に形成される。続いてイエローのトナ
ー潜像の上から、上記同様、光ビーム走査装置10によ
り露光され、静電潜像が形成され、現像器3bによりマ
ゼンタトナーが現像される。同様にシアン、ブラックを
現像し、記録画像を形成する。 【0080】続いて、記録画像は、記録媒体9に、加熱
ローラ4により加熱溶融されると同時に加圧ロール5で
圧着され、トナーの転写定着が同時に行われる。尚、図
1における加熱ローラ4と加圧ローラ5の位置を入れ替
えることもできる。静電潜像担持体1と記録媒体9の剥
離はロール8cのところで行われ、記録媒体9上にカラ
ートナー定着画像が形成される。この際ベルト冷却器6
により画像が冷却されれば、加熱転写定着した画像は十
分に固化した状態で剥離でき、画像のオフセットが低減
できるばかりでなく、表面平滑性のすぐれた画像にな
る。 【0081】尚、上記加熱ローラ4の表面温度は、加熱
ローラ4に配置された表面温度計により計測されてい
る。この表面温度計としては、たとえば温度プローブ、
赤外線センサ等が上げられる。 【0082】記録媒体9の剥離後、静電潜像担持体1の
表面はクリーニングロール7aによりクリーニングさ
れ、初期の状態に戻る。また、クリーニングの後に除電
器を付加することも有効である。 【0083】 【実施例】(材料作製例1)電子写真トナーおよび現像
剤の作製: −結晶性ポリエステル樹脂(1)の合成− 加熱乾燥した3口フラスコに、エチレングリコール12
4重量部、5−スルホイソフタル酸ナトリウムジメチル
22.2量部、セバシン酸ジメチル213重量部、と触
媒としてジブチル錫オキサイド0.3重量部を入れた
後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスにより不活
性雰囲気下とし、機械攪拌にて180℃で5時間攪拌を
行った。その後、減圧下にて220℃まで徐々に昇温を
行い2時間攪拌し、粘稠な状態となったところで空冷
し、反応を停止させ、結晶性ポリエステル樹脂(1)2
20重量部を合成した。 【0084】ゲルパーミエーションクロマトグラフィー
(GPC)による分子量測定(ポリスチレン換算)で、
得られた結晶性ポリエステル樹脂(1)の重量平均分子
量(MW)は11000であり、数平均分子量(Mn)は
4700であった。 【0085】また、結晶性ポリエステル樹脂(1)の融
点(Tm)を、前述の測定方法により、示差走査熱量計
(DSC)を用いて測定したところ、明確なピークを有
し、ピークトップの温度は69℃であった。 【0086】樹脂のNMRスペクトルから測定計算し
た、共重合成分(5−スルホイソフタル酸成分)とセバ
シン酸成分の含有比は7.5:92.5であった。 【0087】<電子写真トナー(1)-シアンの作製> −樹脂分散液(1)の調製− 結晶性ポリエステル樹脂(1)150部を蒸留水850
部中に入れ、80℃に加熱しながらホモジナイザー(I
KAジャパン社製:ウルトラタラクス)にて混合攪拌し
て、樹脂粒子分散液(1)を得た。次いで、フタロシア
ニン顔料250部(大日精化(株)製:PV FAST
BLUE)、アニオン界面活性剤20部(第一工業製薬
(株)製:ネオゲンRK)、イオン交換水730部を混
合し、溶解させた後、ホモジナイザー(IKA社製:ウル
トラタラクス)を用いて分散し、着色剤(フタロシアニ
ン顔料)を分散させてなる着色剤分散液(1)を調製し
た。 【0088】−凝集粒子の調製− 樹脂粒子分散液(1)2400部、着色剤分散液(1)
100部、離型剤粒子分散液63部、過酸化ラウロイル
10部、硫酸アルミニウム5部(和光純薬社製)、イオ
ン交換水100部、を丸型ステンレス製フラスコ中に収
容させ、pH2.0に調整した後、ホモジナイザー(I
KA社製:ウルトラタラックスT50)を用いて分散さ
せた後、加熱用オイルバス中で65℃まで攪拌しながら
加熱した。65℃で3時間保持した後、光学顕微鏡にて
観察すると、平均粒径が約6.0μmである凝集粒子が
形成されていることが確認された。更に1時間、65℃
で加熱攪拌を保持した後、光学顕微鏡にて観察すると、
平均粒径が約7.8μmである凝集粒子が形成されてい
ることが確認された。 【0089】この凝集粒子液のpHは2.4であった。
そこで炭酸ナトリウム(和光純薬社製)を0.5重量%
に希釈した水溶液を穏やかに添加し、pHを5.0に調
整した後、攪拌を継続しながら75℃まで加熱し、3時
間保持した。 【0090】その後、反応生成物をろ過し、イオン交換
水で十分に洗浄した後、真空乾燥機を用いて乾燥させる
ことにより電子写真用トナー(1)を得た。得られたト
ナーの融点は65℃であった。 【0091】得られた電子写真用トナー(1)につい
て、コールターカウンター[TA−II]型(アパーチ
ャー径:50μm、コールター社製)を用いて体積平均
粒子径を測定したところ、体積平均粒子径は7.9μm
であった。 【0092】<電子写真トナー(1)-イエローの作製
>電子写真トナー(1)-シアンの作製例において、フ
タロシアニン顔料の代わりにイエロ−アゾ顔料を使用し
た以外は同様に行ない、電子写真トナー(1)-イエロ
ーを得た。 【0093】<電子写真トナー(1)-マゼンタの作製
>電子写真トナー(1)-シアンの作製例において、フ
タロシアニン顔料の代わりにキナクリドン顔料を使用し
た以外は同様に行ない、電子写真トナー(1)-マゼン
タを得た。 【0094】<電子写真トナー(1)−黒の作製>電子
写真トナー(1)-シアンの作製例において、フタロシ
アニン顔料の代わりにカーボンブラックを使用した以外
は同様に行ない、電子写真トナー(1)黒を得た。 【0095】<現像剤の作製>得られた4色のトナーに
疎水性シリカR972(日本アエロジル社)を1%外部
添加混合し、キャリアと混ぜ二成分現像剤を調製した。 【0096】(材料作製例2)静電潜像記録体作製: −電荷輸送性ポリマー合成例1− −モノマー合成1− 3,3′−ジメチル−N,N′−ビス(3,4−ジメチ
ルフェニル)−N,N′−ビス(4−(2−(メトキシ
カルボニル)エチル)フェニル)−[1,1′−ビフェ
ニル]−4,4′−ジアミン(部分構造が(I−19)
で示され、両末端がメチルエステル)の合成(特開20
00−143786号公報);N−(3,4−ジメチル
フェニル)−N−(4−(2−(メトキシカルボニル)
エチル)フェニル)アミン45g、4,4′−ジヨード
−3,3′−ジメチルビフェニル30g、炭酸カリウム
27g、硫酸銅5水和物5g、n−トリデカン20ml
を1000mlのフラスコに入れ、窒素気流下230℃
で5時間加熱反応した。反応後、室温まで冷却し、トル
エン200mlに溶解させ、不溶物をろ過し、ろ液をト
ルエンを用いて、シリカゲルカラムクロマトにて精製
し、酢酸エチルとエタノールの混合溶剤から再結晶し
て、3,3′−ジメチル−N,N′−ビス(3,4−ジ
メチルフェニル)−N,N′−ビス(4−(2−(メト
キシカルボニル)エチル)フェニル)−[1,1′−ビ
フェニル]−4,4′−ジアミンを淡黄色粉体として3
8g得た(融点は、161.5〜163℃)。 【0097】−電荷輸送性ポリマー1の合成− モノマー合成例1で合成した3,3′−ジメチル−N,
N′−ビス(3,4−ジメチルフェニル)−N,N′−
ビス(4−(2−(メトキシカルボニル)エチル)フェ
ニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミ
ン90.6g、エチレングリコール100mlと、テト
ラブトキシチタン0.1gを1000mlのフラスコに
入れ、窒素気流下で180℃で5時間、加温した。メタ
ノール、エチレングリコールの発生が終了した時点で2
00℃、1mmHgに加温、減圧し、さらに2時間反応
した。反応終了後、室温まで冷却し、塩化メチレン30
0mlに溶解し、不溶物をろ過した。この溶液に1Nの
塩酸50mlを加え、30分間激しく攪拌した後、十分
に水洗後、イソプロパノール2000mlを撹拌してい
る中に滴下し、ポリマーを析出させた。得られたポリマ
ーをろ過し、十分にイソプロパノールで洗浄した後、乾
燥させ84.6gのポリマーを得た。分子量をGPCに
て測定したところ、Mw=4.4×104(スチレン換
算)であった。また、得られたポリマーのTgは112
℃であった。 【0098】−電荷輸送性ポリマー2の合成− −モノマー合成2− N,N′−ビス(3,4−ジメチルフェニル)−N,
N′−ビス(4−(2−(メトキシカルボニル)エチ
ル)フェニル)−[1,1′:4′,1″−ターフェニ
ル]−4,4″−ジアミン(部分構造が(I−31)で
示され、両末端がメチルエステル)の合成(特開200
0−143786号公報);N−(3,4−ジメチルフ
ェニル)−N−(4−(2−(メトキシカルボニル)エ
チル)フェニル)アミン5.0g、4,4″−ジヨード
−[1,1′:4′,1″−ターフェニル]3.8g、
炭酸カリウム2.9g、硫酸銅5水和物1.0g、n−
トリデカン10mlを200mlのフラスコに入れ、窒
素気流下230℃で5時間加熱反応した。反応後、室温
まで冷却し、トルエン20mlに溶解させ、不溶物をろ
過し、ろ液をトルエンを用いて、シリカゲルカラムクロ
マトにて精製し、アセトンから再結晶して、N,N′−
ビス(3,4−ジメチルフェニル)−N,N′−ビス
(4−(2−(メトキシカルボニル)エチル)フェニ
ル)−[1,1′:4′,1″−ターフェニル]−4,
4″−ジアミンを淡黄色粉体として3.7g得た(融点
は、146〜147℃)。 【0099】−ポリマー合成− モノマー合成例2で合成した、N,N′−ビス(3,4
−ジメチルフェニル)−N,N′−ビス(4−(2−
(メトキシカルボニル)エチル)フェニル)−[1,
1′:4′,1″−ターフェニル]−4,4″−ジアミ
ン90g、エチレングリコール100mlと、テトラブ
トキシチタン0.1gを1000mlのフラスコに入
れ、窒素気流下で180℃で5時間、加温した。メタノ
ール、エチレングリコールの発生が終了した時点で20
0℃、1mmHgに加温、減圧し、さらに2時間反応し
た。反応終了後、室温まで冷却し、塩化メチレン300
mlに溶解し、不溶物をろ過した。この溶液に1Nの塩
酸50mlを加え、30分間激しく攪拌した後、十分に
水洗後、イソプロパノール2000mlを撹拌している
中に滴下し、ポリマーを析出させた。得られたポリマー
をろ過し、十分にイソプロパノールで洗浄した後、乾燥
させ、85gのポリマーを得た。分子量をGPCにて測
定したところ、Mw=2.8×104(スチレン換算)
であった。また、得られたポリマーのTgは200℃で
あった。 【0100】−電荷輸送性ポリマー3− −モノマー合成3− 3,3′−ジメチル−N,N′−ビスフェニル−N,
N′−ビス(4−(2−(メトキシカルボニル)エチ
ル)フェニル)−[1,1′−ビフェニル]−4,4′
−ジアミン(部分構造が(I−15)で示され、両末端
がメチルエステル)の合成;N−フェニル−N−(4−
(2−(メトキシカルボニル)エチル)フェニル)アミ
ン45g、4,4′−ジヨード−3,3′−ジメチルビ
フェニル30g、炭酸カリウム27g、硫酸銅5水和物
5g、n−トリデカン20mlを1000mlのフラス
コに入れ、窒素気流下230℃で5時間加熱反応した。
反応後、室温まで冷却し、トルエン200mlに溶解さ
せ、不溶物をろ過し、ろ液をトルエンを用いて、シリカ
ゲルカラムクロマトにて精製し、酢酸エチルとエタノー
ルの混合溶剤から再結晶して、3,3′−ジメチル−
N,N′−ビスフェニル−N,N′−ビス(4−(2−
(メトキシカルボニル)エチル)フェニル)−[1,
1′−ビフェニル]−4,4′−ジアミンを淡黄色粉体
として38g得た。 【0101】−電荷輸送性ポリマー3の合成− モノマー合成3で合成した3,3′−ジメチル−N,
N′−ビスフェニル−N,N′−ビス(4−(2−(メ
トキシカルボニル)エチル)フェニル)−[1,1′−
ビフェニル]−4,4′−ジアミン90g、エチレング
リコール100mlと、テトラブトキシチタン0.1g
を1000mlのフラスコに入れ、窒素気流下で180
℃で5時間、加温した。メタノール、エチレングリコー
ルの発生が終了した時点で200℃、1mmHgに加
温、減圧し、さらに2時間反応した。反応終了後、室温
まで冷却し、塩化メチレン300mlに溶解し、不溶物
をろ過した。この溶液に1Nの塩酸50mlを加え、3
0分間激しく攪拌した後、十分に水洗後、イソプロパノ
ール2000mlを撹拌している中に滴下し、ポリマー
を析出させた。得られたポリマーをろ過し、十分にイソ
プロパノールで洗浄した後、乾燥させ、82.6gのポ
リマーを得た。分子量をGPCにて測定したところ、M
w=3.3×104(スチレン換算)であった。また、
得られたポリマーのTgは98℃であった。 【0102】[静電潜像記録体(1)の作製]ベルト状
のポリイミド基盤の上アルミニウム膜を設け、にジルコ
ニウム化合物(商品名:オルガノチックスZC540、マ
ツモト製薬社製)20部、シラン化合物(商品名: A11
00、日本ユニカー社製)2.5部及びポリビニルブチ
ラール樹脂(商品名:エスレックBM-S、積水化学社製)
とブタノール45部からなる溶液を塗布し、150℃に
おいて10分間加熱乾燥し膜厚1.0μmの下引層を形
成した。 【0103】この上にX線回折スペクトルにおけるブラ
ッグ角(2θ±0.2°) が、7.4°、16.6
°、25.5°、28.3° に強い回折ピークを持つ
クロロガリウムフタロシアニンの1部をポリビニルブチ
ラール(エスレックBM-S、積水化学)1部、および酢酸
n-ブチル100部と混合し、分散液を作製した後、得ら
れた塗布液を前記下引き層上に塗布し、100℃で10
分間加熱乾燥して膜厚約0.15μmの電荷発生層を形
成した。 【0104】続いて電荷輸送性ポリマー(1)3部をク
ロロベンゼン20部に溶解させた塗布液を前記電荷発生
層上に塗布し、110℃、40分の加熱を行なって膜厚
20μmの電荷輸送層を形成した。最表面のガラス転移
温度は112℃である。 【0105】[静電潜像記録体(2)の作製]静電潜像
記録体(1)の作製において、電荷輸送性ポリマー
(1)を電荷輸送性ポリマー(2)に変えた以外は同様
に行い、静電潜像記録体(2)を作製した。なお、最表
面のガラス転移温度は200℃であった。 【0106】[静電潜像記録体(3)の作製]静電潜像
記録体(1)の作製において、電荷輸送性ポリマー
(1)を電荷輸送性ポリマー(3)に変えた以外は同様
に行い、静電潜像記録体(3)を作製した。最表面のガ
ラス転移温度は98℃である。 【0107】[静電潜像記録体(4)の作製]静電潜像
記録体(1)の作製において、電荷輸送層を、電荷輸送
性ポリマー(1)3部のかわりに、N,N−ビス(3−
メチルフェニル)−1,1′−ビフェニル−4,4′−
ジアミン2部、ポリカーボネート(Z)樹脂(粘度平均
分子量39,000)3部に変えた以外は同様に行い、静
電潜像記録体(4)を作製した。再表面の電荷輸送層の
ガラス転移温度は70℃である。 【0108】実施例1.図1に示すような画像形成装置
に、作製した静電潜像記録体(1)、各色現像剤(1)
をセットした。加熱ロールと静電潜像記録体のニップ部
の温度(加熱ロールの表面温度、すなわち定着温度)を
100℃に設定し、画像を形成した。得られた定着画像
には静電転写に見られるようなトナー飛散あとが見られ
ず、また静電潜像記録体上に残トナーが残ることなく、
熱転写されることが確認された。尚、ニップ部の温度
は、加熱ローラに設けられた温度プローブにより測定し
た。以下同様に、ニップ部の温度を測定した。 【0109】実施例2.図1に示すような画像形成装置
に、作製した静電潜像記録体(2)、各色現像剤(1)
をセットした。加熱ロールと静電潜像記録体のニップ部
の温度を100℃に設定し、画像を形成した。得られた
定着画像には静電転写に見られるようなトナー飛散あと
が見られず、また静電潜像記録体上に残トナーが残るこ
となく、熱転写されることが確認された。 【0110】比較例1.図1に示すような画像形成装置
に、作製した静電潜像記録体(2)、富士ゼロックス社
Aカラー935用現像剤(非結晶性ポリエステル)をセ
ットした。 【0111】加熱ロールと静電潜像記録体のニップ部の
温度を100℃に設定し、画像を形成したが、トナーは
紙に定着せず、剥がれ落ちた。加熱ロールと静電潜像記
録体のニップ部の温度を145℃に設定することで、定
着画像を得た。得られた定着画像には静電転写に見られ
るようなトナー飛散あとが見られず、また静電潜像記録
体上に残トナーが残ることなく、熱転写されることが確
認された。しかし、定着に多くのエネルギーを要するこ
とも確認された。 【0112】比較例2.図1に示すような画像形成装置
に、作製した静電潜像記録体(3)、各色現像剤(1)
をセットした。加熱ロールと静電潜像記録体のニップ部
の温度を100℃に設定し、画像を形成したが、紙がト
ナーとともに静電潜像記録体に巻き付き、剥離できなか
ったため、画像を得ることができなかった。 【0113】比較例3.図1に示すような画像形成装置
に、作製した静電潜像記録体(4)、現像剤(1)をセ
ットした。 【0114】加熱ロールと静電潜像記録体のニップ部の
温度を100℃に設定し、画像を形成したが、紙がトナ
ーとともに静電潜像記録体に巻き付き、剥離できなかっ
たため、画像を得ることができなかった。 【0115】静電潜像記録体の表面層のガラス転移温度
が、定着温度の10℃以上の温度、最低でもトナーの融
点以上でないと、画像が形成できないことも確認され
た。 【0116】 【発明の効果】以上により、本発明は、記録媒体上にト
ナー画像を形成するプロセスをできるだけシンプルに
し、静電潜像担持体上に形成されたトナー像を効率よく
かつ飛散することなく転写定着し、かつ転写定着する熱
転写定着の際の消費エネルーギーが少ない画像形成方法
を提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の画像形成方法に好適に用いられる画
像形成装置の1例を示す概略構成図である。 【符号の説明】 1 静電潜像担持体、2a,2b,2c,2d 帯電
器、3a,3b,3c,3d 現像機、4 加熱ロー
ル、5 加圧ロール、6 冷却器、7a クリーニング
ロール、8 搬送ロール、9 記録媒体、10 光ビー
ム走査装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/24 G03G 9/08 331 (72)発明者 芹澤 学 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 濱野 弘一 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 福島 紀人 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 石原 由架 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA01 CA08 EA03 2H033 AA32 BA21 BA29 BB01 BE09 2H068 AA03 AA08 AA13 AA28 BB25 BB49 BB55 2H078 AA18 AA29 BB01 BB12 CC06 DD57 2H200 FA08 GA16 GA24 GA44 GB25 GB40 JA07

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 静電潜像担持体の表面を帯電する帯電工
    程と、画像情報に応じた光情報を用いて、帯電された前
    記静電潜像担持体の表面を露光し潜像を形成する露光工
    程と、 前記静電潜像担持体の表面に形成された潜像を、電子写
    真用トナーを含む電子写真用現像剤を用いて現像し、ト
    ナー像を形成する現像工程と、 前記静静電潜像担持体の表面のトナー像を記録媒体表面
    に熱転写と同時に定着させる熱転写定着工程と、を含む
    画像形成方法であって、 前記電子写真用トナーは、結晶性ポリエステル樹脂を主
    成分とし、定着器表面温度が、該結晶性ポリエステル樹
    脂の融点の10℃以上の温度であって、前記静電潜像担
    持体の最表面層のガラス転移温度は、定着器表面温度の
    10℃以上の温度であることを特徴とする画像形成方
    法。
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