JP2003149844A - 電子写真感光体用支持体、電子写真感光体、及び画像形成装置 - Google Patents

電子写真感光体用支持体、電子写真感光体、及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2003149844A
JP2003149844A JP2002091476A JP2002091476A JP2003149844A JP 2003149844 A JP2003149844 A JP 2003149844A JP 2002091476 A JP2002091476 A JP 2002091476A JP 2002091476 A JP2002091476 A JP 2002091476A JP 2003149844 A JP2003149844 A JP 2003149844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
photosensitive member
electrophotographic photosensitive
layer
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002091476A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3894022B2 (ja
Inventor
Fumitaka Minegishi
史隆 嶺岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2002091476A priority Critical patent/JP3894022B2/ja
Publication of JP2003149844A publication Critical patent/JP2003149844A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3894022B2 publication Critical patent/JP3894022B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】濃度ムラの発生しない、良好な画像を与える電
子写真感光体用支持体、電子写真感光体及び画像形成装
置を提供すること。 【解決手段】電子写真感光体用支持体の表面粗さを関数
y = f (x)で表し、該関数の下記一般式(1)で表される
自己相関関数φ(τ)について、p(μm/rev)を
切削送り速度、iを自然数とした場合に かつ を満たすτiが0<τ<pの間にn個あったとき、pと
nの関係がp/n<30であることを特徴とする電子写
真感光体用支持体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体用支
持体に関するもので、より詳しくは濃度ムラを生じない
高品質の電子写真感光体用支持体、該支持体上に感光層
を形成してなる電子写真感光体、及び該感光体を用いて
製造された画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置に使用され
る電子写真感光体は、電子写真感光体用支持体(以下、
適宜「支持体」と呼ぶ)を切削加工した後、感光層を形
成するか、或いは切削加工した後に陽極酸化被膜や下引
き層などを形成した上に感光層を形成することによって
製造されている。通常、高解像度が要求される画像形成
装置においては、該電子写真感光体にレーザー光やLE
D等を照射し画像を形成するといった技術が使用されて
いる。
【0003】しかしながら、レーザー光やLED等を照
射し画像を形成する場合、特にハーフ画像等において濃
度ムラが発生するといった問題点が生じている。該濃度
ムラは、前記の様な電子写真感光体にレーザー光やLE
Dを照射した場合、光が支持体上で散乱せずに反射する
ことを原因として生じると考えられる。支持体には通常
アルミニウム或いはアルミニウム合金からなる金属素管
を使用することが多く、前記の様に支持体は表面性状を
均一に保つため等に切削加工が行われる。レーザー光や
LEDが支持体上で散乱しないことで濃度ムラを生じる
場合、切削加工を施した後の支持体表面は規則的な凹凸
が存在するため、規則的に濃度ムラを生成してしまうと
いった問題点が生じる。
【0004】そこで、レーザー光、LED等を使用した
画像形成装置においてはこのような実状に鑑み、特許第
2996742号では支持体表面の粗さを規定すること
により濃度ムラを防ぐ方法が提案されているが、本特許
を満たす条件でも、近年の高画質の複写機、プリンター
では濃度ムラの発生を防ぐことは難しい。また、特開2
001−100446号公報では切削送り速度(μm/
rev)(切削ピッチ(μm))をある条件下に納める
ことで濃度ムラの発生を防ぐことが提案されているが、
同じく効果としては不十分であり、かつ画質が上がる毎
に有効なピッチ範囲が狭まるので、切削ピッチ幅の管理
が難しくなってくる。さらに、このような高画質の感光
体を管理するには今までの粗さ計のJIS規格による測
定値での管理では不十分で、切削ピッチ毎、また切削ピ
ッチ管での波形の均一な光散乱性が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決するべく、レーザー光、LED等を電子写真感光
体に照射して画像を形成する際に、濃度ムラを発生しな
い電子写真感光体を提供し、高解像度の画像を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、係る問題点
を解決すべく鋭意検討を行ったところ、支持体の表面粗
さを表す関数から得られる特定の関数に着目すること
で、前記のような問題が解決されることがわかった。す
なわち、本発明は、電子写真感光体用支持体の表面粗さ
を関数y = f (x)で表し、その関数の自己相関関数φ
(τ)について、p(μm/rev)を切削送り速度、
iを自然数とした場合に、
【0007】
【数4】 かつ
【0008】
【数5】 を満たすτiが0<τ<pの間にn個あったとき、pと
nの関係がp/n<30であることを特徴とする電子写
真感光体用支持体、及び該支持体を用いて製造された電
子写真感光体、及び画像形成装置によって解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の支持体は切削加工が施されていることが好まし
い。精密旋盤を使用し、焼結ダイヤモンドバイトを研磨
粗さ狙いで特定のRmax(μm)に研磨後、支持体を
切削する。支持体を切削する際の切削バイトの粒径は、
0.2μm以上15μm以下のものを用い、切削バイト
の切削面における研磨仕上げ粗さはRmaxで0.3μ
m以上0.8μm以下となるように研磨する。また、切
削送り速度は最小値として好ましくは100μm/re
v以上、更に好ましくは150μm/rev以上、最大
値として好ましくは600μm/rev以下、更に好ま
しくは450μm/rev以下の範囲で設定される。
【0010】支持体の表面粗さは粗さ計(サーフコム:
(株)ミツトヨ社製)により測定される。粗さ計に表示
される最大粗さRtは最小値として0.4μm以上、好
ましくは0.5μm以上、最大値として1.2μm以
下、好ましくは1.0μm以下、最も好適には0.8μ
m以下であることが望ましい。粗さ計により得られた支
持体表面の粗さを示す粗さ曲線を関数y =f(x)とす
る。該関数y = f(x)の自己相関関数φ(τ)は下記
一般式(1)で示される。
【0011】
【数6】 (2T:観測時間)
【0012】実際には、自己相関関数は、粗さ計により
得られた粗さ曲線の離散データをFFTを用いてパワー
スペクトルを推定し、そのパワースペクトルを逆フーリ
エ変換することにより得られる。
【0013】本発明の支持体は、p(μm/rev)を
切削送り速度、iを自然数とした場合に、
【0014】
【数7】 であり、かつ
【0015】
【数8】 を満たすτiが0<τ<pの間にn個あったとき、pと
nの関係がp/n<30であればよいが、好ましくは、
p/n<20、更に好ましくはp/n<10である。か
かる範囲を満たす支持体を利用することにより、濃度ム
ラの生じない良好な画像を提供することができる。
【0016】本発明で用いられる支持体は、電子写真感
光体用支持体として用いられるものであれば特に限定さ
れるものではないが具体的には、アルミニウムあるいは
アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金
属材料が使用される。好ましくはアルミニウムあるいは
アルミニウム合金からなる支持体がよい。支持体の形状
は、通常の電子写真感光体に用いられる形状であれば特
に限定されるものではないが、好ましくは円筒状の形状
がよい。
【0017】以下、支持体としてアルミニウムあるいは
アルミニウム合金の円筒状の支持体を用いる場合につい
て製法を述べれば、例えばアルミニウムあるいはA10
50、A3003、A6063等のアルミニウム合金を
ポートホール法、マンドレル法等により円筒状に加工し
た後、所定の肉厚、長さ、外径寸法の円筒とするため、
引き抜き加工、切削加工等による処理加工が行なわれ
る。
【0018】本発明の電子写真感光体は支持体を切削加
工した後、そのまま感光層を形成しても良いが、陽極酸
化被膜または下引き層、あるいはこれらを併用した層を
形成してもよい。陽極酸化被膜は、支持体表面に陽極酸
化処理により形成される。陽極酸化処理を施す前に、
酸、アルカリ、有機溶剤、界面活性剤、エマルジョン、
電解などの各種脱脂洗浄方法により脱脂処理されること
が好ましい。陽極酸化被膜は通常の方法、例えば、クロ
ム酸、硫酸、シュウ酸、ホウ酸、スルファミン酸などの
酸性浴中で、陽極酸化処理することにより形成される
が、硫酸中での陽極酸化処理が最も良好な結果を与え
る。硫酸中での陽極酸化処理の場合、硫酸濃度は100
〜300g/l、溶存アルミニウム濃度は2〜15g/
l、液温は15〜30℃、電解電圧は10〜20V、電
流密度は0.5〜2A/dm2の範囲内に設定されるの
が好ましいが、これに限られるものではない。このよう
にして形成された陽極酸化被膜の膜厚としては、通常は
20μm以下であり、好ましくは10μm以下、更に好
ましくは7μm以下である。
【0019】陽極酸化処理された支持体は封孔処理を必
要に応じて行ってもよい。封孔処理液としては、ニッケ
ルイオンを含む液(例えば酢酸ニッケルを含む液、フッ
化ニッケルを含む液)等、常法の封孔処理液が使用でき
る。封孔処理された支持体上には感光層が形成される。
【0020】下引き層としては、ポリビニルアルコー
ル、カゼイン、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
酸、セルロース類、ゼラチン、デンプン、ポリウレタ
ン、ポリイミド、ポリアミド等の有機層を用いることが
できる。なかでも、支持体との接着性に優れ、電荷発生
層塗布液に用いられる溶媒に対する溶解性の小さなポリ
アミド樹脂が好ましい。下引き層中には、特にレーザー
露光における干渉縞を防ぐ目的で、アルミナ、チタニア
等の金属酸化物微粒子やレーザー光を吸収することがで
きる有機または無機の色素を含有させることが効果的で
ある。下引き層の膜厚は通常0.1〜10μm、好まし
くは0.2〜5μmである。
【0021】感光層は電荷発生物質を含有する電荷発生
層と電荷輸送層をこの順に積層したもの、逆に積層した
もの、または電荷輸送媒体中に電荷発生物質粒子を分散
したいわゆる単層型などいずれも用いることができる
が、電荷発生層および電荷輸送層を有する積層型感光層
が好ましい。感光層が単層構造の場合には、感光材料が
結着材料に分散してなる公知のものが使用される。例え
ば、色素増感されたZnO感光層、CdS感光層、電荷
発生物質を電荷輸送物質と結着材料等からなる層中に分
散させた感光層が挙げられる。
【0022】電荷発生層には、電荷発生物質とバインダ
ー樹脂とを含む。電荷発生物質としては、電子写真感光
体に用いられる物質であれば特に限定されるものではな
く、具体的にはセレン及びその合金、ヒ素−セレン、硫
化カドミウム、酸化亜鉛、その他の無機光導電体、フタ
ロシアニン、アゾ、キナクリドン、多環キノン、ペリレ
ン、インジゴ、ベンズイミダゾールなどの有機顔料を使
用することができる。特に銅、塩化インジウム、塩化カ
リウム、スズ、オキシチタニウム、亜鉛、バナジウムな
どの金属、またはその酸化物や塩化物の配位したフタロ
シアニン類、無金属フタロシアニン類などのフタロシア
ニン顔料、または、モノアゾ、ビスアゾ、トリスアゾ、
テトラキスアゾ類などのアゾ顔料が好ましい。これらの
うち特にフタロシアニン顔料がより好ましく、特定結晶
系を有するオキシチタニウムフタロシアニンが特に好ま
しい。これは、オキシチタニウムフタロシアニンが通常
の顔料より熱による結晶変換が起きやすいためである。
【0023】このようなオキシチタニウムフタロシアニ
ンの例としては、CuKα線によるX線回折においてブ
ラッグ角(2θ±0.2゜)27.3゜に最大回折ピー
クを示すものがあげられるが、これに限定されるもので
はない。このオキシチタニウムフタロシアニンの結晶型
は、一般にはY型あるいはD型と呼ばれているものであ
り、例えば特開昭62−67094号公報の第2図(同
公報ではII型と称されている)、特開平2−8256
号公報の第1図、特開昭64−82045号公報の第1
図、電子写真学会誌第92巻(1990年発行)第3号
第250〜258頁(同刊行物ではY型と称されてい
る)に示されたものである。この結晶型オキシチタニウ
ムフタロシアニンは、27.3°に最大回折ピークを示
すことが特徴であるが、これ以外に通常7.4°、9.
7°、24.2°にピークを示す。
【0024】回折ピークの強度は、結晶性、試料の配向
性および測定法により変化する場合もあるが、粉末結晶
のX線回折を行う場合に通常用いられるブラッグ−ブレ
ンターノの集中法による測定では、上記の結晶型オキシ
チタニウムフタロシアニンは27.3°に最大回折ピー
クを有する。また、薄膜光学系(一般に薄膜法或いは平
行法とも呼ばれる)により測定された場合には、試料の
状態によっては27.3°が最大回折ピークとならない
場合があるが、これは結晶粉末が特定の方向に配向して
いるためと考えられる。
【0025】分散媒としては、電子写真感光体の製造工
程で用いられるものであれば特に限定されるものではな
く種々の溶媒を用いてよい。例えば、ジエチルエーテ
ル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,2−
ジメトキシエタン等のエーテル類;アセトン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸メチ
ル、酢酸エチル等のエステル類;メタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類;トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素を単独あるいは2種以上混合して
使用することができる。用いる分散媒の量は分散が充分
行え、且つ分散液中に有効量の電荷発生物質が含まれる
限りいかなる量でもよく、通常は分散時の分散液中の電
荷発生物質の濃度にして3〜20wt%、より好ましく
は4〜20wt%程度が好ましい。
【0026】バインダー樹脂としては、電子写真感光体
に使用されるものであれば特に限定されるものではない
が、具体的には、ポリビニルブチラール、ポリビニルア
セタール、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチ
レン、ポリアリレート、ポリスルホン、ポリイミド、ポ
リメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル等のビニル重
合体、及びその共重合体、フェノキシ、エポキシ、シリ
コーン樹脂等またこれらの部分的架橋硬化物等を単独あ
るいは2種以上用いることができる。バインダー樹脂と
電荷発生物質との混合方法としては例えば、電荷発生物
質を分散処理工程にバインダー樹脂を粉末のまま或いは
そのポリマー溶液を加え同時に分散する方法、分散処理
工程で得られた分散液をバインダー樹脂のポリマー溶液
中に混合する方法、或いは逆に分散液中にポリマー溶液
を混合する方法等のいずれかの方法を用いてもかまわな
い。
【0027】次にここで得られた分散液は、塗布をする
のに適した液物性にするために、種々の溶剤を用いて希
釈してもかまわない。このような溶剤としては、例えば
前記分散媒として例示した溶媒を使用することができ
る。電荷発生物質とバインダー樹脂との割合は特に制限
はないが一般には樹脂100重量部に対して電荷発生物
質が5〜500重量部の範囲より使用される。また必要
に応じて電荷輸送物質を含むことができる。電荷輸送物
質としては例えば、ポリビニルカルバゾール、ポリビニ
ルピレン、ポリアセナフチレン等の有機高分子化合物、
フルオレノン誘導体、テトラシアノキシジメタン、ベン
ゾキノン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン
誘導体、ジフェノキノン誘導体などの電子吸引性物質、
カルバゾール、インドール、イミダゾール、オキサゾー
ル、ピラゾール、オキサジアゾール、ピラゾリン、チア
ジアゾールなどの複素環化合物、アニリン誘導体、ヒド
ラゾン誘導体、芳香族アミン誘導体、スチルベン誘導
体、或いはこれらの化合物からなる基を主鎖もしくは側
鎖に有する重合体などの電子供与性物質が挙げられる。
電荷輸送物質とバインダー樹脂との割合はバインダー樹
脂100重量部に対して電荷輸送物質が5〜500重量
部の範囲により使用される。
【0028】この様にして調製された分散液を用いて、
下引き層或いは陽極酸化被膜の形成された支持体上に電
荷発生層を形成させ、その上に電荷輸送層を積層させて
感光層を形成する、或いは該支持体上に電荷輸送層を形
成しその上に前記分散液を用いて電荷発生層を形成し感
光層を形成する、或いは該支持体上に前記分散液を用い
て電荷発生層を形成させ感光層とする、のいずれかの構
造で感光層を形成することが出来る。電荷発生層の膜厚
は電荷輸送層と積層させて感光層を形成する場合0.1
〜10μmの範囲が好適であり電荷輸送層の膜厚は10
〜40μmが好適である。単層構造で感光層を形成する
場合の感光層の膜厚は5〜40μmの範囲が好適であ
る。
【0029】電荷輸送層は、上記電荷発生層の上に、バ
インダー樹脂として優れた性能を有する公知のポリマー
と混合して電荷輸送物質と共に適当な溶剤中に溶解し、
必要に応じて電子吸引性化合物、あるいは、可塑剤、顔
料その他の添加剤を添加して得られる塗布液を塗布する
ことにより、製造することができる。
【0030】電荷輸送層中の電荷輸送物質としては、上
記記載の電荷輸送物質を使用することができる。電荷輸
送物質とともに使用されるバインダー樹脂としては種々
の公知の樹脂が使用できる。ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、アクリル樹脂、
メタクリレート樹脂、スチレン樹脂、シリコーン樹脂な
どの熱可塑性樹脂や硬化性の樹脂が使用できる。とくに
摩耗、傷の発生の少ないポリカーボネート樹脂、ポリア
リレート樹脂、ポリエステル樹脂が好ましい。ポリカー
ボネート樹脂は、そのビスフェノール成分としてビスフ
ェノールA、ビスフェノールC、ビスフェノールP、ビ
スフェノールZ、あるいは、公知の種々の成分が使用出
来る。また、これらの成分からなる共重合物であっても
よい。電荷輸送物質とバインダー樹脂の配合比率は、バ
インダー樹脂100重量部に対して例えば10〜200
重量部、好ましくは30〜150重量部の範囲で配合さ
れる。積層型感光体の場合、電荷輸送層として上記の成
分を主成分として形成される。
【0031】電荷輸送層用塗布液に用いる溶剤として
は、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2
−ジメトキシエタン、アニソール等のエーテル類;メチ
ルエチルケトン、2,4−ペンタンジオン、シクロヘキ
サノン等のケトン類;トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素;酢酸エチル、蟻酸メチル、マロン酸ジメチル等
のエステル類;3−メトキシブチルアセテート、プロピ
レングリコールメチルエーテルアセテート等のエーテル
エステル類;ジクロロメタン、ジクロロエタン等の塩素
化炭化水素などが挙げられる。もちろんこれらの中から
1種または2種以上選択して用いてもよい。好ましく
は、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、2,4
−ペンタンジオン、アニソール、トルエン、マロン酸ジ
メチル、3−メトキシブチルアセテート、プロピレング
リコールメチルエーテルアセテートの中から選択するの
が好ましい。
【0032】更に、本発明の電子写真感光体の感光層は
成膜性、可とう性、塗布性、機械的強度を向上させるた
めに周知の可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、レベリ
ング剤を含有していてもよい。更に、感光層の上に、機
械的特性の向上及びオゾン,NOx等の耐ガス特性向上
のために、オーバーコート層を設けても良い。更に必要
に応じて、接着層、中間層、透明絶縁層等を有していて
もよいことは言うまでもない。
【0033】本発明において、前記の各層を形成するた
めの塗布操作は、従来公知の塗布方法に従う。例えば、
浸漬塗布法、スプレー塗布法、スピンナーコーティング
法、ブレードコーティング法等を採用して行うことがで
きる。
【0034】本発明で用いる画像形成装置としては、モ
ノクロプリンター、複写機、カラープリンター、カラー
複写機、ファクシミリなどがあげられる。特に、本発明
の支持体、及び電子写真感光体は、濃度ムラの生じない
高画質の画像を提供できることから、高解像度の画像形
成装置に適している。特に、600dpi以上の解像度
の画像を得る画像形成装置に利用することができる。ま
た、本発明の支持体を用いた感光体を使用する画像形成
装置においては、通常、従来公知の波長域を有するレー
ザー光等の光源を利用することで本発明の効果を得るこ
とが出来るが、380nm〜600nmに波長域を有す
る光源を利用する該画像形成装置においても、本発明の
奏する効果は達成されると考えられる。
【0035】該画像形成装置には、感光体を一様に帯電
させる帯電ユニット、次いで、感光体を像露光すること
により、露光された部分の電荷を消散させて静電潜像を
形成する露光ユニット、荷電させたトナーを付着させる
ことによってその静電潜像を可視化させて現像する現像
ユニット、得られた可視像を転写紙等の転写材に転写せ
しめる転写ユニット、加熱、加圧等によってその可視像
を転写材に定着させる定着ユニット、転写材へのトナー
転写後に、感光体表面に残留するトナーを除去するクリ
ーニングユニットが設けられている。また、場合により
クリーニング後に感光体表面に残存する電荷を取り除く
除電ユニットが設けられる。さらには、記録媒体(用
紙)を搬送する搬送ユニットが設けられる。
【0036】本発明の画像形成装置において、帯電器と
しては、コロトロン、スコロトロンに代表されるコロナ
帯電器等の非接触帯電器;帯電ローラー、帯電ブラシ等
の接触帯電器等が用いられる。露光は、ハロゲンラン
プ、蛍光灯、レーザー(半導体、He−Ne)、LED
等の光源を用いて、通常の感光体外部からの露光方式、
感光体内部からの露光方式等により行われる。又、現像
は、カスケード現像、非磁性一成分トナーによる接触或
いは非接触現像、磁性一成分トナーによる接触或いは非
接触現像、二成分磁気ブラシ現像等の乾式現像方式や液
体トナーによる湿式現像方式等により行われる。転写
は、コロナ転写、ローラー転写、ベルト転写等の静電転
写法、圧力転写法、粘着転写法等により、定着は、熱ロ
ーラ定着、フラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着等
により行われる。又、クリーニングは、ブラシクリーニ
ング、磁気ブラシクリーニング、静電ブラシクリーニン
グ、磁気ローラクリーニング、ブレードクリーニング等
により行われる。
【0037】なお、画像形成装置としては、フルカラー
印刷を行う場合には、電子写真感光体上に付着したトナ
ー等の現像剤を、一旦一つの中間転写ベルトに転写し、
中間転写ベルト状で各色のトナーを合わせ、カラー可視
像とした後、転写手段を用いて記録媒体(用紙)にカラ
ー画像を形成するものであってもよい。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、実施例中で用
いる「部」は断りがない限り、「重量部」を示す。
【0039】(電荷発生層用塗布液の作製) [分散液Q1]X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ
角(2θ±0.2゜) 9.3゜、10.6゜、13.
2゜、15.1゜、15.7゜、16.1゜、20.8
゜、23.3゜、26.3°、27.1゜に主たる回折
ピークを持つオキシチタニウムフタロシアニン10重量
部を1,2−ジメトキシエタン150重量部に加え、サ
ンドグラインドミルによって粉砕、分散処理を行ない分
散液Q1を作製した。
【0040】[分散液Q2]X線回折スペクトルにおい
て、ブラッグ角(2θ±0.2゜)9.7゜、24.2
゜、27.3゜に主たる回折ピークを持つオキシチタニ
ウムフタロシアニンを用いた他は、分散液Q1と同様に
して分散液Q2を作製した。
【0041】予め作製した分散液Q1、48重量部と、
分散液Q2、112重量部を混合し、得られた160重
量部の顔料分散液をポリビニルブチラール(電気化学工
業(株)製、商品名#6000−C)の5%1,2−ジ
メトキシエタン溶液100重量部に加え、最終的に固形
分濃度4.0%の分散液である電荷発生層用塗布液を作
製した。
【0042】(電荷輸送層用塗布液の作製)下記のN,
N−ジ−p−トリルアミノベンズアルデヒドジフェニル
ヒドラゾン54重量部と
【0043】
【化1】
【0044】下記のN−メチルカルバゾールアルデヒド
ジフェニルヒドラゾン6重量部、
【0045】
【化2】
【0046】下記のシアノ化合物1重量部、
【0047】
【化3】
【0048】3,5−ジ−t −ブチル−4−ヒドロキシ
トルエン(以下、BHTと略する)16部及び、特開平
3−221962号公報の実施例中に記載された製造法
により製造された、2つの繰り返し構造単位を有する下
記ポリカーボネート樹脂(モノマーモル比1:1)10
0部
【0049】
【化4】
【0050】をトルエン、テトラヒドロフランの混合溶
媒に溶解させ、電荷輸送層塗布液とした。
【0051】(実施例1)精密旋盤を使用し、焼結ダイ
ヤモンドバイト(GE:1800シリーズ、粒径7μ
m)を研磨粗さ狙いでRmax0.4μm〜0.7μm
に研磨し、切削送り速度350μm/revでアルミニ
ウム製支持体を切削し、該支持体を粗さ計(サーフコ
ム:(株)ミツトヨ社製)にて2μmのスタイラスを用
い、スタイラス速度0.1mm/sにて粗さ測定し粗さ
曲線の離散データを得た。この際のRtは0.60μm
であった。得られた粗さ曲線の離散データからデータウ
ィンドウ長を1024,重なりの長さを512としHann
ing窓を用い、実データ数の3倍の数の0データを付加
しWelch's methodを用いたFFTでパワースペクトルを
推定し、そのパワースペクトルより自己相関関数を求め
た。この際のp/nは12.3であった。該支持体に陽
極酸化処理にて陽極酸化被膜(アルマイト)6μmを生
成させ、上記の電荷発生層用塗布液と電荷輸送層用塗布
液とを浸漬塗布法により順次に塗布し乾燥させ、電子写
真感光体を作製した。
【0052】(実施例2)Rtが0.58μm、p/n
が24.6であること以外は実施例1と同様にして電子
写真感光体を得た。
【0053】(実施例3)Rtが0.63μm、p/n
が29.4であること以外は実施例1と同様にして電子
写真感光体を得た。
【0054】(比較例1)Rtが0.68μm、p/n
が55.3であること以外は実施例1と同様にして電子
写真感光体を得た。
【0055】(比較例2)Rtが0.61μm、p/n
が73.2であること以外は実施例1と同様にして電子
写真感光体を得た。
【0056】上記得られた感光体を600dpiのデジ
タル複写機(CF9001:ミノルタ(株)製)にて濃
度ムラの評価を行った。濃度ムラの評価については以下
のランク付けに従って評価した。 ○: 濃度ムラの発生なし △: 弱いレベルの濃度ムラが発生している。 ×: 実用上問題のある濃度ムラが発生している。
【0057】評価結果を以下の表に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】本発明の支持体を使用することにより濃
度ムラの生じない良好で高解像度の画像を提供すること
ができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真感光体用支持体の表面粗さを関数
    y = f (x)で表し、該関数の下記一般式(1)で表される
    自己相関関数φ(τ)について、p(μm/rev)を
    切削送り速度、iを自然数とした場合に 【数1】 かつ 【数2】 を満たすτiが0<τ<pの間にn個あったとき、pと
    nの関係がp/n<30であることを特徴とする電子写
    真感光体用支持体。ただし、 【数3】 (2T:観測時間)
  2. 【請求項2】最大粗さRtが0.4μm〜1.2μmで
    あることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体
    用支持体。
  3. 【請求項3】粒径が0.2μm〜15μm、バイト切削
    面の研磨仕上げ粗さがRmaxで0.3μm〜0.8μ
    mである切削バイトを用いて切削されることを特徴とす
    る請求項1〜2のいずれかに記載の電子写真感光体用支
    持体。
  4. 【請求項4】解像度が600dpi以上である画像形成
    装置に使用されることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の電子写真感光体用支持体。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真
    感光体用支持体を用いて製造された電子写真感光体。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の電子写真感光体を用いて
    製造された画像形成装置。
JP2002091476A 2001-08-27 2002-03-28 電子写真感光体用支持体、電子写真感光体、及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP3894022B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091476A JP3894022B2 (ja) 2001-08-27 2002-03-28 電子写真感光体用支持体、電子写真感光体、及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001255469 2001-08-27
JP2001-255469 2001-08-27
JP2002091476A JP3894022B2 (ja) 2001-08-27 2002-03-28 電子写真感光体用支持体、電子写真感光体、及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003149844A true JP2003149844A (ja) 2003-05-21
JP3894022B2 JP3894022B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=26620992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002091476A Expired - Fee Related JP3894022B2 (ja) 2001-08-27 2002-03-28 電子写真感光体用支持体、電子写真感光体、及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3894022B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3894022B2 (ja) 2007-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007052063A (ja) 電子写真感光体ならびにそれを有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置
JP4735421B2 (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP3733242B2 (ja) 電子写真装置
JP2015025912A (ja) 電子写真感光体、電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2008083105A (ja) 電子写真感光体、画像形成装置用プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5659455B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および、画像形成装置
JP3894023B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP2008152248A (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置
JP3937601B2 (ja) 電子写真装置
JP3758246B2 (ja) 電子写真方法及び該方法に用いる電子写真感光体
JP3894022B2 (ja) 電子写真感光体用支持体、電子写真感光体、及び画像形成装置
JP5655490B2 (ja) 電子写真感光体、該感光体を用いた画像形成装置、および電子写真カートリッジ
JP3952071B2 (ja) 電子写真装置
JP4196552B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成装置
JP4148804B2 (ja) 電子写真装置
JP4513686B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真用カートリッジ、画像形成装置、および画像形成方法
JP6331630B2 (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置
JP2014167555A (ja) 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置
JP2003173037A (ja) 電子写真感光体用支持体、電子写真感光体及び画像形成装置
JP2838891B2 (ja) 電子写真感光体
JP2003307866A (ja) 電子写真感光体及び画像形成装置
JP4142916B2 (ja) 電子写真感光体用支持体,電子写真感光体及び画像形成装置
JP4720527B2 (ja) 電子写真感光体、画像形成方法及び画像形成装置
JP2007187728A (ja) 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP3932949B2 (ja) 電子写真感光体及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20060425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061204

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3894022

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees