JP2003149753A - 画像読取装置のアーム式原稿押さえ機構と画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置のアーム式原稿押さえ機構と画像読取装置Info
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Abstract
く縦読み時の原稿を確実に押さえ、どのようなサイズの
原稿であってもガラス面に密着できる画像読取装置のア
ーム式原稿押さえ機構と画像読取装置とを提供する。 【解決手段】 画像読取装置は装置本体の一面に設けら
れた原稿読み取り用の長方形のガラス16と、このガラ
ス16の周辺部を上側から押さえて固定させる長方形の
窓を有するカバー13とを備えており、アーム式原稿押
さえ機構は厚さがカバー13の厚さと近似な細長いアー
ム20から構成され、このアーム20はガラス16上で
ヒンジ部21を支点として回転可能であり、格納時には
カバー13の窓側の長辺に設けられたアーム20とほぼ
同形の切欠き部に収納されるように、支点がカバー13
のコーナー部に回転に対して抵抗を持つように係止され
ている。
Description
垂直の状態で原稿が読み取り可能な画像読取装置のアー
ム式原稿押さえ機構と、そのアーム式原稿押さえ機構を
備えた画像読取装置に関する。
する装置として、画像読取装置(イメージスキャナー)
が用いられている。
を節減するため、スタンドなどを使用して縦置きに収納
されることがある。その状態において、原稿を読み取る
場合(縦読み)、従来は図5や図6のような構造によっ
て画像読取装置の読み取り用のガラスに原稿を押さえて
いた。
置の水平部分断面図である。ドキュメントカバー51の
開閉用のヒンジと反対側の縁部のカバー53との対向面
には鉄板52が貼り付けられ、一方カバー53には磁石
54が設けられることにより、ドキュメントカバー51
が確実にカバー53に対して閉まる構造となっている。
また、ドキュントカバー51の読み取り用のガラス56
に対向する内面にはクッション55が貼り付けてあるの
で、カバー53に取り付けてあるガラス56上の原稿5
7は、ドキュメントカバー51がカバー53に対して確
実に閉まっていれば、クッション55によりガラス56
に対してずれることはない。この鉄板52及び磁石54
をマジックファスナー(登録商標)に代えて、マジック
ファスナーをドキュメントカバー51やカバー53に両
面テープで貼り付けている構造もある。
置の下部の部分側面断面図であり、カバー63の下側の
水平な原稿ガイド部68と側面の原稿ガイド部68とに
溝69が設けられ、縦置き時の原稿67の原稿ガイド部
68からのずれを防止している構造である。
合、縦置きの原稿57は垂直方向の重力を受けているの
で。横から抑えるドキュメントカバー51が全体を均等
に押さえないと、ずれやゆがみを起こす恐れがあり、縦
置き時に原稿57を確実にガラス56に密着させるに
は、ドキュメントカバー51の剛性および反りの規制が
必要となり、技術的に特別の配慮を必要とする。また磁
石54等もかなり強力であることが必要であり、スペー
スやコストの問題もある。マジックファスナーの場合
は、磁石54よりはコストアップの問題は少ないが、や
はりドキュメントカバー51の剛性及び反り規制が必要
となる。またデザイン的な問題やマジックファスナー自
体確実な締結ができずガタが出るといった問題もある。
の問題もあり溝69はどうしても浅くなってしまうの
で、縦置き時に原稿67が原稿ガイド部68から外れる
ことに関しては有効であるが、原稿67を確実にガラス
66に密着させることはできない。
反りに関係なく縦読み時の原稿を確実に押さえ、どのよ
うなサイズの原稿であってもガラス面に密着できる画像
読取装置のアーム式原稿押さえ機構と画像読取装置とを
提供することを目的とする。
アーム式原稿押さえ機構は、原稿読み取り面が垂直の状
態で原稿が読み取り可能な画像読取装置のアーム式原稿
押さえ機構であって、画像読取装置は装置本体の一面に
設けられた原稿読み取り用の長方形のガラスと、そのガ
ラスの周辺部を上側から押さえて固定させるための長方
形の窓を有するカバーとを備え、アーム式原稿押さえ機
構は細長い板状のアームから構成され、そのアームはガ
ラス上でそのアームの一端を支点として回転可能であ
り、格納時にはカバーの窓側の長辺に接して収納される
ように、支点がそのカバーのコーナー部に係止されてい
る。
り、格納時にはそのアームはカバーの窓側の長辺に設け
られたそのアームとほぼ同形の切欠き部に収納されるこ
とが好ましい。
リル−ブタジェン−スチレン樹脂(ABS)であっても
よく、アームの支点はそのアームの一端に設けられた厚
さの薄い部分上に形成された楕円形状の軸であり、アー
ムの厚さの薄い部分が挿入可能にカバーのコーナー部に
形成された厚さの薄い部分に設けられた円形の孔部に軸
が挿入され、円形の孔部の内径は楕円形の軸の長径と密
に嵌合可能な寸法となっており、アームの回転には抵抗
を有してもよく、アームの支点とは反対側の端部の、ガ
ラスと反対の面にはそのアームを移動させるためのつま
みを有していてもよく、アームの支点と反対側の端部に
はカバーと取り外し可能に係止できる係止部を有しても
よい。
が垂直の状態で原稿が読み取り可能な画像読取装置であ
って、上述のアーム式原稿押さえ機構を備えることを特
徴とする。
え機構と画像読取装置とでは、本体と一体となった原稿
押さえアームを用いることにより、ドキュメントカバー
等の剛性や反りに関係なく縦読み時の原稿を確実に押さ
え、またアーム自体が自由な角度で止まることができる
ので、どのようなサイズの原稿であってもガラス面に密
着できる。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態
のアーム式原稿押さえ機構を搭載した画像読取装置のド
キュメントカバーを除いた状態の正面図である。ここ
で、画像読取装置は横長となるように縦置きされてお
り、鎖線で表示されるドキュメントカバー11は左右に
開閉される。本発明のアーム式原稿押さえ機構を搭載し
た画像読取装置は、図1のような構造で構成されてお
り、カバー13で固定された原稿読み取り用のガラス1
6の下側に不図示のスキャナユニットが内蔵されてお
り、スキャナユニットが移動しながら走査することによ
りガラス16上に配置された原稿の内容が光学的に読み
取られる。カバー13の窓の周辺は原稿ガイド部18と
なっている。
の厚さとほぼ近似な厚さとなっており、格納時には原稿
ガイド部18も兼ねており、カバー13にヒンジ部21
によって連結されている。また、アーム20は、格納時
にはカバー13にアーム20とほぼ同形に形成された切
欠き部分に収納されてカバー13と一体になり、カバー
13及びガラス16によってつめ23が挟まれることに
より、カバー13からの分離が防止される構造となって
いる。
搭載した画像読取装置のアームを開いた状態の正面図で
あり、図3は、図1の切断線M−Mにおけるアーム20
のつまみ22近傍の断面図である、本発明のアーム20
は、つまみ22を持つことによりヒンジ部21を支点と
して自由な角度に動かすことができ、ドキュメントカバ
ーで固定する前にガラス16上に垂直に配置された原稿
を任意の位置に保持することができる。また、アーム2
0の材質は透明なABSを採用することにより、柔軟性
を有し、原稿の画像への映り込みを防止する構造となっ
ている。
る時は、つまみ22に隣接するつめ23をカバー13の
凹部24に引っ掛けることにより収納され、カバー13
と締結されることとなる。
押さえ機構を搭載した画像読取装置のヒンジ部近傍を示
す部分拡大図であり,(a)は上面図、(b)は(a)
の切断線N−Nにおける断面図である。
支点は、図4に示されるような構造で構成されており、
アーム20のカバー13が重なる部分は厚さが薄くなっ
ており、その部分に楕円形状の軸25が形成されてお
り、アームの厚さが薄くなった部分を挿入するためにカ
バー13に形成された厚さの薄い部分に設けられた円形
の軸受け26に軽く圧入される。円形の軸受け26の内
径は楕円形の軸25の長径と密に嵌合可能な寸法となっ
ており、アームの回転には抵抗を有する、これにより軸
25と軸受け26との摩擦抵抗によって、アーム20を
自由な角度で止めることが可能となる。
り、これに限定されるものではない。つまみ22の位置
や形状も任意に設定でき、つめ24の構造や位置もアー
ム20がカバー13に固定される構造であればよい。ヒ
ンジ部21の構造もここを支点としてアーム20が抵抗
を持って回転できる構造であればよい。
たが縦長の縦置きであっても同様に機能し、横置きの場
合にも例えばくせのある紙の固定前の保持に利用でき、
必要のない場合は格納した状態で原稿ガイド部として使
用できる。
原稿押さえ機構を搭載した画像入力装置は、次のような
効果を有する。即ち、第1の効果は、スタンドなどによ
り縦置きに収納された時、アームにより縦読み時の原稿
のガイド部からのズレを防止できることである。
ているので省スペース化が可能であり、デザイン面でも
外観を損なうことがないことである。
めることが可能な構造となっているので、縦読み時に原
稿サイズの小さな物まで確実に押さえ込むことが可能で
あることである。
材質を採用しているので、多少皺やカールのある原稿や
写真などであっても、縦読み時には確実に押さえ込むこ
とが可能な構造となっていることである。
を搭載した画像読取装置のドキュメントカバーを除いた
状態の正面図である。
読取装置のアームを開いた状態の正面図である。
傍の断面図である、
を搭載した画像読取装置のヒンジ部近傍を示す部分拡大
図である。(a)は上面図である。(b)は(a)の切
断線N−Nにおける断面図である。
断面図である。
分側面断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 原稿読み取り面が垂直の状態で原稿が読
み取り可能な画像読取装置のアーム式原稿押さえ機構で
あって、 前記画像読取装置は装置本体の一面に設けられた原稿読
み取り用の長方形のガラスと、該ガラスの周辺部を上側
から押さえて固定させるための長方形の窓を有するカバ
ーとを備え、 前記アーム式原稿押さえ機構は細長い板状のアームから
構成され、該アームは前記ガラス上で該アームの一端を
支点として回転可能であり、格納時には前記カバーの窓
側の長辺に接して収納されるように、前記支点が該カバ
ーのコーナー部に係止されていることを特徴とする画像
読取装置のアーム式原稿押さえ機構。 - 【請求項2】 前記アームの厚さは前記カバーの厚さと
近似しており、格納時には該アームは前記カバーの窓側
の長辺に設けられた該アームとほぼ同形の切欠き部に収
納される、請求項1に記載の画像読取装置のアーム式原
稿押さえ機構。 - 【請求項3】 前記アームの材質が透明なアクリロニト
リル−ブタジェン−スチレン樹脂(ABS)である、請
求項1または請求項2に記載の画像読取装置のアーム式
原稿押さえ機構。 - 【請求項4】 前記アームの前記支点は該アームの一端
に設けられた厚さの薄い部分上に形成された楕円形状の
軸であり、前記アームの前記厚さの薄い部分が挿入可能
に前記カバーのコーナー部に形成された厚さの薄い部分
に設けられた円形の孔部に前記軸が挿入され、前記円形
の孔部の内径は前記楕円形の軸の長径と密に嵌合可能な
寸法となっており、前記アームの回転には抵抗を有す
る、請求項1または請求項2に記載の画像読取装置のア
ーム式原稿押さえ機構。 - 【請求項5】 前記アームの支点とは反対側の端部の、
前記ガラスと反対の面には該アームを移動させるための
つまみを有する、請求項1から請求項4の何れか1項に
記載の画像読取装置のアーム式原稿押さえ機構。 - 【請求項6】 前記アームの支点と反対側の端部には前
記カバーと取り外し可能に係止できる係止部を有する、
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の画像読取装
置のアーム式原稿押さえ機構。 - 【請求項7】 原稿読み取り面が垂直の状態で原稿が読
み取り可能な画像読取装置であって、前記請求項1から
請求項6の何れか1項に記載のアーム式原稿押さえ機構
を備えたことを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001348669A JP3726050B2 (ja) | 2001-11-14 | 2001-11-14 | 画像読取装置のアーム式原稿押さえ機構と画像読取装置 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003149753A true JP2003149753A (ja) | 2003-05-21 |
JP3726050B2 JP3726050B2 (ja) | 2005-12-14 |
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JP (1) | JP3726050B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100353738C (zh) * | 2004-08-05 | 2007-12-05 | 光宝科技股份有限公司 | 文件固定装置 |
-
2001
- 2001-11-14 JP JP2001348669A patent/JP3726050B2/ja not_active Expired - Fee Related
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