JP2003149629A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003149629A
JP2003149629A JP2002160648A JP2002160648A JP2003149629A JP 2003149629 A JP2003149629 A JP 2003149629A JP 2002160648 A JP2002160648 A JP 2002160648A JP 2002160648 A JP2002160648 A JP 2002160648A JP 2003149629 A JP2003149629 A JP 2003149629A
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JP2002160648A
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English (en)
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Kazuaki Ibaraki
和昭 茨木
Kunikazu Miyamoto
邦一 宮本
Rintaro Kato
林太郎 加藤
Atsushi Iiyama
厚 飯山
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱放散に優れ、機械的強度が高く、バックラ
イトの照射に対しても劣化せず、長い寿命を持つ、安価
な液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶パネル2を枠体1に固定した構成を
有する液晶表示装置において、該枠体1を熱伝導性の高
い金属か、表面にコーティングが施された樹脂材で構成
した液晶表示装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器等に使用
される液晶表示装置に関するもので、特に、液晶パネル
を固定する枠体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液晶表示装置としては、
特開平7−49497号公報(以下,従来技術1と呼
ぶ)及び特開2000−349465公報(以下、従来
技術2と呼ぶ)に開示されたものがある。
【0003】従来技術1に開示された液晶表示装置は、
金属板からなる上下フレームに液晶パネルをスペーサ、
導光体、バックライトを備えた中間フレーム等を挟み込
んだ構成である。
【0004】一方、従来技術2に開示された液晶表示装
置は、金属板からなる保持部材に固定の後、プラスチッ
ク製の筐体内に収容した構成である。
【0005】従来技術1及び2による液晶表示装置は、
部品点数が多く、また、液晶パネルを保持部材等にネジ
固定するなど、液晶パネルの位置決め精度が劣り、その
組み立て工程も複雑であった。このような欠点を防止す
るものとして、特開平7−28081号公報(以下,従
来技術3と呼ぶ)に開示されたものがある。
【0006】従来技術3による液晶表示装置は、枠型の
ケース内に液晶パネルをはめ込む構成であり、ケース内
に収容された液晶パネルは、ケースに設けられたコネク
タの接点によって電気接続されている構成である。
【0007】しかしながら、従来技術3による液晶表示
装置は、ケースにコネクタを一体に設けるために、ケー
ス自体はプラスチックでなければならず、また、コネク
タの接点を設けるなど、作製工程が複雑であった。ま
た、コネクタのコンタクトと液晶表示装置の接点との腐
食等の問題があり、これを防止するために、接点に樹脂
塗布などの余計が工程が必要で、位置決め精度は高めら
れたものの、かえって組み立て工数が増えるという欠点
を要した。
【0008】このために、従来において液晶パネルに直
接フレキシブル配線基板を接続してケースの外に引き出
して、電気的接続を行うものがある。
【0009】また、このような従来の液晶表示装置は、
透過型と反射型に分類されるが、従来の透過型の液晶表
示装置では、方形の液晶パネルをロ形の枠体に接着剤な
どで固定するとともに、上下もしくはいずれか一方から
枠体に見切り板を嵌合した構造を備えたものが使用され
ている。
【0010】この場合、枠体としては、高い寸法精度を
要するので、枠体の材料としては、従来は、高い寸法精
度で成形ができるプラスチックが使用されていた。
【0011】また、反射型の液晶表示装置では、液晶パ
ネルを金属がモールドインされたプラスチックケース内
に収容して位置決めし、液晶パネルをケースに接着剤で
固定するものであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶表示装
置は、ノート型パソコン、電子手帳、携帯電話、プロジ
ェクタ等のより小型化した電子装置に用いられ、より高
い寸法精度が要求されている。
【0013】また、最近の液晶プロジェクタの小型化要
求に合わせて、液晶プロジェクタに使用される液晶表示
装置のサイズも小さくなっているが、液晶表示装置の小
型化によって、光透過率が小さくなり、これまでと同等
の明るい画像を得るためには、ランプの光量を増す以外
に方法がなかった。
【0014】また,反射型の液晶表示装置においても小
型化により画面拡大率が大きくなり、これまで同等の明
るい画像を得るためには、ランプの光量を増す以外に方
法がなかった。しかし、両方のタイプの液晶表示装置に
おいて、ランプの光量を増すと、液晶表示装置の寿命・
特性に悪い影響を及ぼすために、放熱対策を施す必要が
ある。
【0015】従来、液晶パネルを固定するケースには、
透過型の液晶表示装置においてはプラスチック成形品
が、反射型の液晶表示装置においては、金属がモールド
インされたプラスチック成形品が主として使用されてい
た。
【0016】しかしながら、プラスチックは、熱伝導度
が小さいために、液晶パネルに発生した熱を外部に放熱
させる作用が小さい。
【0017】また、プラスチック成形品をそのままケー
スに使用すると、表面が粗く、液晶パネルとケース及び
ケースとプロジェクタ筐体の密着性に乏しく、液晶パネ
ルの放熱効果は小さい、等の問題点があった。
【0018】また、プラスチックケースは強度が弱く、
放熱用の薄肉フィンを設けることが困難であった。さら
に、液晶表示装置を例えば、プロジェクタ筐体にネジ止
めする際に割れてしまう等の問題点があった。
【0019】また、プラスチック等の樹脂材は、紫外線
などの光による劣化があるので、液晶表示装置のバック
ライトあるいはプロジェクタの光源に通常用いられるラ
ンプあるいは水銀灯の光により枠体が劣化を受け、枠体
表面から劣化した樹脂の粉等の異物が脱落し、画像に映
り込んだり、樹脂の粉が液晶面に付着し、画像に悪影響
を及ぼすという問題があり、液晶表示装置の寿命に影響
する欠点があった。
【0020】また、樹脂材の劣化により、液晶枠の色相
は一般的にプロジェクター内の光の乱反射を防ぐため、
黒色を使っているが、紫外線による変色も起きる。
【0021】また、線膨張係数を下げる、機械的強度を
あげる防塵(静電防止)対策を目的として樹脂にカーボ
ン繊維を混ぜた材料を使用する場合があり、成形後、表
面にあるカーボン繊維が脱落し、液晶面に付着し、画像
に悪影響を及ぼす。
【0022】一方、金属モールドインされたプラスチッ
ク成形品は、金属部分の熱伝導度は大きいが、プラスチ
ック部分は、小さい為、製品全体としての熱伝導度は小
さい。金属とプラスチックの熱線膨張係数が違うため、
温度変化による割れが起こりやすい。
【0023】さらに、金属プレス加工では、複雑な形状
にすることが難しく、ケース自体を金属製にすることが
できなかった。
【0024】また、液晶表示装置の組立て時や、使用装
置への組込み時、あるいは使用中において、枠体の機械
的破損や熱的変形、液晶パネルの発生熱の放熱性の不十
分さによる液晶表示装置の発熱等が発生する。
【0025】このため、液晶表示装置の組立て作業や使
用装置への組込み作業に破損の生じないように十分な注
意を要することが必要となるととともに、前述したよう
に、発熱による使用寿命が制限されることなどの欠点が
あった。
【0026】したがって、本発明の技術的課題は、組立
て作業や、使用装置への組込み作業が簡単で、歩留まり
が良く、かつ放熱性が良好で、寿命が長く、低コストの
液晶表示装置を提供することにある。
【0027】また、本発明のもう一つの技術的課題は、
収容するケースに放熱用のフィン形状も容易に形成で
き、電気機器等に発生するネジ穴部の割れやウエルドの
割れを防ぐことができる液晶表示装置を提供することに
ある。
【0028】また、本発明のさらにもう一つの技術的課
題は、ケースの放熱効果をさらに高めた液晶表示装置を
提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、液晶パ
ネルを枠体に固定した構成を有する液晶表示装置におい
て、前記枠体を熱伝導性の高い金属で構成したことを特
徴とする液晶表示装置が得られる。
【0030】また、本発明によれば、前記液晶表示装置
において、前記枠体の前記液晶パネルとの取付面を略平
面状に形成し、薄い放熱用部材を介して前記枠体と、前
記液晶パネルとを保持固定するように、構成したことを
特徴とする液晶表示装置が得られる。
【0031】また、本発明によれば、前記液晶表示装置
において、前記放熱用部材は、熱伝導性に優れた接着材
または接着シートからなることを特徴とする液晶表示装
置が得られる。
【0032】また、本発明によれば、前記液晶表示装置
において、前記枠体に放熱フィンを形成したことを特徴
とする液晶表示装置が得られる。
【0033】また、本発明によれば、前記液晶表示装置
において、前記液晶パネルは、前記枠体の表裏をなす二
面の内の一方側から嵌め込まれることを特徴とする液晶
表示装置が得られる。
【0034】また、本発明によれば、液晶パネルを枠体
に固定した構成を有する液晶表示装置において、前記枠
体を樹脂で成形し、表面にコーティングを施したことを
特徴とする液晶表示装置が得られる。
【0035】また、本発明によれば、前記いずれか一つ
の液晶表示装置において、前記枠体内に前記液晶パネル
を収容し、前記枠体の表裏をなす側の少なくとも一方側
に見切り板を嵌合したことを特徴とする液晶表示装置が
得られる。
【0036】また、本発明によれば、前記液晶表示装置
において、前記見切り板は、液晶パネルに接続されたF
PCを前記枠体に向け押圧する押さえ部を有することを
特徴とする液晶表示装置が得られる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0038】図1は本発明の第1の実施の形態による液
晶表示装置の分解斜視図である。図2は図1の液晶表示
装置の完成斜視図である。
【0039】図1及び図2を参照して、本発明の第1の
実施の形態による液晶表示装置は、透過型の液晶表示装
置であり、金属材料からなる枠体1に、公知の構造を有
する方形の液晶パネル2の中に入れ、位置決めをした
後、液晶パネル2を枠体1に接着剤で固定する。その
後、金属板状の見切り板(遮光板)3を、枠体1の上下
から嵌め込んで、図2に示されるような液晶表示装置が
得られる。
【0040】枠体1は、略ロ字形で、液晶表示装置を使
用装置に取り付けるためのねじ穴部11を有している。
また、液晶パネル2から引き出されるフレキシブルプリ
ント基板又はフレキシブルケーブル(以下、両方をまと
めてFPCと呼ぶ)21を受けるために、ロ字形の一辺
に窪み部12が形成されている。さらに、見切り板3、
3を枠体1に固定するため、見切り板3に設けた折曲片
31を嵌合する係合突起13aを備えた溝13を枠体1
の外周面に形成している。
【0041】なお、見切り板3は、枠体1の上側のみに
装着し、下側の見切り板3は省略することができる。
【0042】金属製の枠体1は、鋳造塊から機械加工に
より製作したり、鋳造した枠体1を必要な寸法精度に仕
上げ加工することによっても得られるが、いずれも、切
削に時間を要することと、切削屑として材料が無駄にな
るため非常に高価となり、実用的ではない。
【0043】良い方法は、Mg合金を用いてチクソモー
ルドにより、あるいは、Mg合金、Al合金等を用いて
ダイキャストにより、あるいはコバール,タングステン
等を用いてメタルインジェクションモールディング(M
IM)により高い寸法精度を持つ製品を成形する新技術
を採用することによって、低コストで、従来の欠点のな
い液晶表示装置が得られる。
【0044】液晶パネル2を保持する枠体1が熱伝導性
を有する金属で構成されているので、液晶パネル2に発
生した熱を放熱させることができ、液晶表示層の過熱を
防止することができる。
【0045】また、プラスチックに比べ強度の大きい金
属を使用することにより、枠体1のネジ穴部11が筐体
へのネジ止め時に割れるといった不都合を防ぐことがで
きる。
【0046】さらに、プラスチックに比べ強度の大きい
金属を使用することにより、枠体1の一辺の窪み部12
に圧力がかかった時にも、その一辺に割れが発生するこ
とを防ぐことができる。
【0047】また、枠体1に金属を使用しているので、
バックライトとしてのランプあるいは水銀灯の照射を受
けても、その紫外線によって劣化することがなく、した
がって、液晶表示装置の寿命を長くすることができる。
【0048】図3は本発明の第2の実施の形態による液
晶表示装置を示す分解組立斜視図である。図4は図3の
液晶表示装置の完成斜視図である。図3に示すように、
液晶表示装置20は、反射型の液晶表示装置であり、F
PC21を備えた液晶パネル6を、金属からなる枠体7
の固定部7a中に入れ、位置決めをする。そして、液晶
パネル6を枠体7に接着剤で固定することで、図4に示
す液晶表示装置20が完成する。従来においては、固定
部7aのみが、金属板で形成され、残りの部分は、プラ
スチックで形成されていたが、本発明の第2の実施の形
態による枠体7が全て金属で形成されている。
【0049】枠体7を形成する良い方法は、第1の実施
の形態と同様に、Mg合金を用いてチクソモールドによ
り、あるいは、Mg合金、Al合金等を用いてダイキャ
ストにより、あるいはコバール、タングステン等を用い
てメタルインジェクションモールディング(MIM)を
用いることができる。この成形方法は金属プレス加工と
は異なり、金属を複雑な形状にすることができる。
【0050】また、液晶パネル6に発生した熱をこの金
属製の枠体7から放熱させることができ、液晶表示層の
過熱を防止することができる。
【0051】また、プラスチックに比べ強度の大きい金
属を使用することにより、枠体7のネジ穴部11が筐体
へのネジ止め時に割れるといった不都合を防ぐことがで
きる。
【0052】さらに、プラスチックに比べ強度の大きい
金属を使用することにより、枠体7の一辺に圧力がかか
った時にも、その一辺に割れが発生することを防ぐこと
ができる。
【0053】また、枠体7に金属板を使用しているの
で、バックライトとしてのランプあるいは水銀灯の照射
を受けても、その紫外線によって劣化することがなく、
したがって、液晶表示装置の寿命を長くすることができ
る。
【0054】また、枠体の液晶パネル接触面及びプロジ
ェクタ筐体取付面は研磨等により表面粗度を小さくし、
接触面積を確保することにより放熱効果が得られる。接
触面に放熱用シリコンコンパウンド・放熱用接着剤を塗
布又は放熱用シート等を貼付することにより、放熱性は
更に良好となる。
【0055】図5は本発明の第3の実施の形態による液
晶表示装置の斜視図である。図6は図5の液晶表示装置
の枠体を示す斜視図である。図7は図5の枠体のネジ穴
部分を示す部分拡大斜視図である。図8は図5及び図6
の枠体のウエルド部分を示す拡大斜視図である。また、
図9は図6の枠体を示す図で、(a)は正面図、(b)
は側面図、(c)は背面図、(d)は(a)のIXD−
IXD線断面図である。
【0056】図5を参照とすると、第3の実施の形態に
よる液晶表示装置は、金属材料からなる枠体5に、前述
と同様の公知の構造を有する方形の液晶パネル2の中に
入れ、位置決めをした後、液晶パネル2を枠体5に接着
剤で固定する。その後、金属板上の見切り板3を、枠体
5の上下から嵌め込んで得られる。このように、本発明
の第3の実施の形態においても、第1の実施の形態と同
様に、枠体5を金属材料で構成しているので、水銀灯ラ
ンプに含まれる紫外線による劣化を防ぐことができる。
【0057】図6を参照すると、枠体5の両側面及び一
端面の外側に櫛歯状の放熱フィンが一体に形成されてい
る。これは、従来のプラスチックに比べて強度の大きい
金属材料を用いることによって容易に形成することがで
きる。
【0058】図7を参照すると、また、同様に、ネジ穴
11が設けられている部分も、金属材料からなるため
に、電子機器等へのネジ止めの際に割れを生じることが
ない。
【0059】図8に示すように、ウエルド部53におい
ても、従来のプラスチック材料に比べて強度の大きな金
属材料を用いることによって、ウエルド部53に圧力が
加わった際にも、割れが発生することを防いでいる。
【0060】図9(a)乃至(d)を参照すると、枠体
5の液晶パネル2との接触面14及び電子機器、例え
ば、液晶プロジェクタ装置の筐体取付面15は、研磨等
によって表面粗度を小さくし、接触面積を大きくするこ
とによって、放熱効果を高めた構造である。
【0061】さらに、枠体の液晶パネル2との接触面1
4及び筐体取付面15に、放熱用のシリコンコンパウン
ド(例えば、シリコングリース、シリコンクリーム等)
を塗布したり、放熱用シート等を貼付することにより、
さらに、放熱効果を高めることができる。
【0062】図10は本発明の第4の実施の形態による
液晶表示装置の枠体を示す斜視図である。図11は図1
0の枠体を用いた液晶表示装置を示す分解組立斜視図で
ある。図12は図本発明の第4の実施の形態による液晶
表示装置の全体構成を示す組立完成斜視図である。
【0063】図10乃至図12を参照とすると、本発明
の第4の実施の形態による液晶表示装置30は、第1の
実施の形態によるものとは、枠体1´が樹脂材料からな
る他はほぼ同様な形状を有している。この枠体1´に、
前述と同様の公知の構造を有する方形の液晶パネル2を
中に入れ、位置決めをした後、液晶パネル2を枠体1´
に接着剤で固定する。その後、枠体1´のそれぞれの表
裏に防塵ガラス8を重ねて金属板製の見切り板3を、枠
体1´の上下から嵌め込んで得られる。
【0064】ここで、枠体1´は、帯電防止材としてカ
ーボン繊維等を含む樹脂材から構成されている。また、
前述したように、樹脂材は、ランプから発生する紫外光
に劣化しやすい。このために、枠体1´の表面全体に
は、樹脂やめっき膜あるいは放熱性の良い塗料がコーテ
ィングされている。これによって、表面を保護し、枠体
1′の放熱性が向上し、カーボン繊維の脱落を防ぎ、液
晶の性能を損なうことなく、液晶表示装置を使用するこ
とができる。
【0065】ここで、コーティングするための塗料の種
類としては、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、アク
リル系樹脂、ウレタン系樹脂が耐候性及び密着性に優れ
ていることから好ましい。また、塗料の調色によって、
光の吸収率を上昇させることもできる。
【0066】また、図12に最も良く示されるように、
見切り板(遮光板)3のFPC21側には、このFPC
21を押さえるためのFPC押さえ部(以下、単に押さ
え部と呼ぶ)32が設けられている。押さえ部32は、
斜め下方に延在するとともに、その先端において、上方
に折曲がった形状であり、窓32aが設けられている。
【0067】このように、本発明の第4の実施の形態に
おいても、第1の実施の形態とは異なる枠体1´を樹脂
材料で構成しているので、水銀灯ランプに含まれる紫外
線による劣化を防ぐことができる。また、第1の実施の
形態によるものと、同様に、ネジ穴部11が設けられて
いる。
【0068】図13は本発明の第5の実施の形態による
液晶表示装置の枠体を示す図で、(a)は正面図,
(b)は側面図,(c)は背面図である。また、図14
(a)は図13の枠体の底面図、図14(b)は図13
の枠体の斜視図である。尚、図13(a)に示すよう
に、枠体1′の内側面に凹部26,27が形成されてい
ることが表示されているが、必ずしも必要ではなく、第
1乃至第4の実施の形態によるものも設けられている。
この凹部26,27は、液晶パネル2の取り外し等に用
いられるが、その他の各図面においては、その図示が省
略されている。
【0069】図13及び図14に示す第5の実施の形態
による枠体1´と、図10乃至図12に示される第4の
実施の形態に示す枠体1´とは、そのコーティング部位
が異なる他は同様の構成を有している。
【0070】即ち、第5の実施の形態によるコーティン
グは、液晶パネルの接着強度とコーティングのコストを
考え、図13(a)の正面図で示される部位全体と、図
14(b)で示されるような枠体1´の内壁17の全周
にはコーティングが施されていない点で、第4の実施の
形態によるものとは異なっている。
【0071】このよう本発明の第5の実施の形態による
枠体1´は、第4の実施の形態によるものとコーティン
グすることによって、枠体の成形材に含まれているカー
ボン繊維の脱落]を防止し、紫外線による成形材の劣化
を防止することができる等の同様な作用効果が得られる
とともに、コーティング部位を特定することによって、
コーティングのコストを低減することができる。
【0072】なお、本発明の第4及び第5の実施の形態
においては、樹脂の枠体の表面にコーティングを施した
が、第1から第3の実施の形態のように、金属枠体の表
面に放熱性の良い塗料をコーティングしても良い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
組立て作業や、使用装置への組込み作業が簡単で、歩留
まりが良く、かつ放熱性が良好で、寿命が長く、低コス
トの液晶表示装置を提供することができる。
【0074】また、本発明によれば、液晶パネルを収容
する枠体は、金属材料であるので、放熱用のフィン形状
も容易に形成でき、電気機器等に発生するネジ穴部の割
れやウエルドの割れを防ぐことができる液晶表示装置を
提供することができる。
【0075】また、本発明によれば、枠体の液晶パネル
の接触面や電気機器、例えば、液晶プロジェクタ装置へ
の取付面は、研磨等によって表面粗度を小さくし、接触
面積を確保することによって、さらに、放熱効果が高め
られた液晶表示装置を提供することができる。
【0076】また、本発明によれば、上述した枠体の液
晶パネルの接触面や電気機器、例えば、液晶プロジェク
タ装置への取付面に、シリコンコンパウンドや放熱用接
着剤を塗布または放熱用シート等を貼付することによっ
て、さらに、良好な放熱特性を有する液晶表示装置を提
供することができる。
【0077】また、本発明によれば、枠体の材料として
金属を用いることによって、水銀灯ランプに含まれる紫
外線等による劣化を防ぐことができる液晶表示装置を提
供することができる。
【0078】さらに、本発明によれば、枠体の成形材料
として樹脂を用い、表面に放熱性の良い塗料でコーティ
ングを施すことによって、枠体の放熱性を向上させ、放
熱効果を高め、又枠体の成形材料である樹脂中に含まれ
るカーボン繊維の脱落を防止し、また、水銀灯ランプや
プロジェクタランプから発生する紫外線等による樹脂の
劣化を防ぐことができる液晶表示装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による液晶表示装置
の分解斜視図である。
【図2】図1の液晶表示装置の完成斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による液晶表示装置
を示す分解組立斜視図である。
【図4】図3の液晶表示装置の完成斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による液晶表示装置
の斜視図である。
【図6】図5の液晶表示装置の枠体を示す斜視図であ
る。
【図7】図5の枠体のネジ穴部分を示す部分拡大斜視図
である。
【図8】図5及び図6の枠体のウエルド部分を示す拡大
斜視図である。
【図9】図6の枠体を示す図で、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は(a)のI
XD−IXD線断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態による液晶表示装
置の枠体を示す斜視図である。
【図11】図10の枠体を用いた液晶表示装置を示す分
解組立斜視図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態による液晶表示装
置の全体構成を示す斜視図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態による液晶表示装
置の枠体を示す図で、(a)は正面図,(b)は側面
図,(c)は背面図である。
【図14】図14(a)は図13の枠体の底面図、図1
4(b)は図13の枠体の斜視図である。
【符号の説明】
1,1´,5 枠体 2 液晶パネル 3 見切り板 6 液晶パネル 7 枠体 7a 固定部 8 防塵ガラス 10 液晶表示装置 11 ネジ穴部 12 窪み部 13 溝 14 接触面 15 筐体取付面 16 取付面 17 内周面 18 くぼみ部 20 液晶表示装置 21 フレキシブルプリント基板又はフレキシブルケ
ーブル(FPC) 26,27 凹部 31 折曲片 32 押さえ部 51 放熱フィン 53 ウエルド部
フロントページの続き (72)発明者 加藤 林太郎 東京都渋谷区道玄坂1丁目21番2号 日本 航空電子工業株式会社内 (72)発明者 飯山 厚 東京都渋谷区道玄坂1丁目21番2号 日本 航空電子工業株式会社内 Fターム(参考) 2H089 HA40 JA10 JA11 QA02 QA05 QA06 QA09 QA12 TA03 TA06 UA05 2H092 GA50 NA27 NA29 PA05 RA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶パネルを枠体に固定した構成を有す
    る液晶表示装置において、前記枠体を熱伝導性の高い金
    属で構成したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置において、
    前記枠体の前記液晶パネルとの取付面を略平面状に形成
    し、薄い放熱用部材を介して前記枠体と、前記液晶パネ
    ルとを保持固定するように、構成したことを特徴とする
    液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の液晶表示装置において、
    前記放熱用部材は、熱伝導性に優れた接着材または接着
    シートからなることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の液晶表示装置において、
    前記枠体に放熱フィンを形成したことを特徴とする液晶
    表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の液晶表示装置において、
    前記液晶パネルは、前記枠体の表裏をなす二面の内の一
    方側から嵌め込まれることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 液晶パネルを枠体に固定した構成を有す
    る液晶表示装置において、前記枠体を樹脂で成形し、表
    面にコーティングを施したことを特徴とする液晶表示装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の内のいずれか一つに記
    載の液晶表示装置において、前記枠体内に前記液晶パネ
    ルを収容し、前記枠体の表裏をなす側の少なくとも一方
    側に見切り板を嵌合したことを特徴とする液晶表示装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の液晶表示装置において、
    前記見切り板は、液晶パネルに接続されたFPCを前記
    枠体に向け押圧する押さえ部を有することを特徴とする
    液晶表示装置。
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