JP2000039846A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000039846A
JP2000039846A JP11136204A JP13620499A JP2000039846A JP 2000039846 A JP2000039846 A JP 2000039846A JP 11136204 A JP11136204 A JP 11136204A JP 13620499 A JP13620499 A JP 13620499A JP 2000039846 A JP2000039846 A JP 2000039846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置にとって不具合な熱を効率的に
除去し、表示パネル容器全体の温度を均一化し、より高
品位な画像を形成する。 【解決手段】 10は画像表示パネルであり、そのフェ
ースプレート1側表面及びリアプレート2側表面には、
それぞれ、前面断熱部材4及び背面断熱部材5が設置さ
れている。さらに、前記画像表示パネル10の側面に
は、断熱部材として、側面断熱部材6が設置されてお
り、画像表示パネル10の表面には、フェースプレート
1側表面の一部領域11及びリアプレート2側表面の一
部領域11を除いて、断熱部材が配置されている。上記
領域11は、上述の画像形成手段が、その内面に配置さ
れている領域に対応しており、フェースプレート1側で
は、その内面に発光体が配置されている領域に対応し、
リアプレート2側では、その内面に電子放出素子が配置
されている領域に対応している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特に、互いに間隔をおいて配置された第1の基板と
第2の基板とを含む容器の内部に画像形成手段を配置
し、その容器の表面には、第1の基板及び第2の基板の
一部の表面領域を除いて断熱部材を配置した画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置に対する薄型化、軽
量化の要求から、プラズマディスプレイ、液晶ディスプ
レイに代表される平板型画像形成装置の開発が進んでい
る。これら画像形成装置の高出力化、高精細化に伴い、
熱応力による破壊、変形による画質の低下、温度上昇に
よる寿命の劣化等の問題に対処するため、画像表示パネ
ルを冷却する手段が考えられている。
【0003】たとえば、図21に示すように、特開平3
−196782号公報では、画像表示パネル背面を冷却
するために、画像表示パネル10の背面にフィン構造を
持つ放熱板51を取付けていた。
【0004】又、図22に示すように、特開平8−17
9836号公報では、画像表示パネル10の背面に、金
属パイプ61を取り付け、送風ファン63と放熱器62
で冷却された液体を該金属パイプの中に流していた。
【0005】更には、図23に示すように、特開平8−
055567号公報では、パネル全体を冷却するため
に、筐体72の背面に設けられたファン71からの空気
を、画像表示パネル10にそって、該筐体の内部を筐体
前面に流していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の技術では、とりわけ、画面サイズが大きくなるにつれ
て冷却系も大型化し、装置の奥行きや消費電力が増大し
たりする。
【0007】そこで、本発明は、画像形成装置にとって
不具合な熱を効率的に除去することを課題としている。
【0008】又、本発明は、画像形成装置の表示パネル
容器全体の温度を均一化することを課題としている。
【0009】又、本発明は、より高品位な画像を形成す
る画像形成装置を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明は、互いに間隔をおいて配置された第1の基
板と第2の基板とを含む部材にて構成された容器と、該
容器の内部に配置された画像形成手段とを備える画像形
成装置において、前記容器の表面には、前記第1の基板
及び前記第2の基板の一部の表面領域を除いて断熱部材
が配置されている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0012】本発明に係る画像形成装置は、たとえば、
液晶ディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネ
ル、電子線ディスプレイパネルなどの画像表示装置を含
む。これらの画像形成装置は、その容器内に、画像形成
手段が配置された構成を有している。たとえば、電子線
ディスプレイパネルにおける上記画像形成手段は、電子
放出素子及び該電子放出素子からの電子の照射により画
像を形成する画像形成部材を含むものであり、該画像形
成部材は、たとえば、該電子を加速する電極及び該電子
の照射により発光する発光体である。又、電子線ディス
プレイパネルにおける上記容器は、たとえば、互いに間
隔をおいて配置された、電子放出素子を備える第1の基
板と前記画像形成部材を備える第2の基板とを含む部材
にて構成されている。又、本発明に係る断熱部材は、上
記容器側に直接配置される形態、あるいは、上記容器を
支持する筐体側に保持され、容器に当接することで容器
側に配置される形態のいずれであっても良い。
【0013】以下、図面を参照して、本発明の実施の形
態について説明する。
【0014】図1は第1の実施形態の画像形成装置の斜
視図である。図中、2は電子放出素子(不図示)を搭載
した第1の基板(以下、リアプレートと呼ぶ)であり、
1は電子放出素子から放出された電子線の照射により、
画像が形成される発光体(不図示)を搭載した第2の基
板(以下、フェースプレートと呼ぶ)である。リアプレ
ート2とフェースプレート1は対向して配置されてお
り、リアプレート2とフェースプレート1はフリットガ
ラス(不図示)により、枠3に焼成固定され、容器(以
下、画像表示パネルと呼ぶ)10を形成している。
【0015】又、図2は上記第1の実施形態の画像形成
装置の組み立て分解図である。図中、10は画像表示パ
ネルであり、そのフェースプレート1側表面及びリアプ
レート2側表面には、それぞれ、前面断熱部材4及び背
面断熱部材5が設置されている。さらに、前記画像表示
パネル10の側面には、断熱部材として、側面断熱部材
6が設置されており、画像表示パネル10の表面には、
フェースプレート1側表面の一部領域11及びリアプレ
ート2側表面の一部領域11を除いて、断熱部材が配置
されている。上記領域11は、上述の画像形成手段が、
その内面に配置されている領域に対応しており、本実施
形態においては、フェースプレート1側では、その内面
に発光体が配置されている領域に対応し、リアプレート
2側では、その内面に電子放出素子が配置されている領
域に対応している。尚、該領域11を以下では画像表示
領域と総称する。
【0016】次に、図3を参照して、本実施形態の原理
について説明する。矢印は熱流を示すものである。
【0017】画像表示パネル10を外部駆動回路(不図
示)から信号を送って駆動し、画像表示すると、該画像
表示パネルが発熱する。この発熱は、配線抵抗を無視す
れば大部分が上記の画像表示領域11からの発熱であ
る。発生した熱は、該画像表示パネル10の表面から放
熱されるが、画像表示領域11外の全面に断熱部材4,
5,6が設置されているため、放熱の大部分は該画像表
示パネル10表面の画像表示領域11からである。熱の
一部は画像表示パネル10内を熱伝導し、画像表示領域
11外の温度が上昇する。これにより、定常状態では該
画像表示パネル10全体の温度が均一になる。
【0018】前記画像表示パネルの部材としては、一般
にガラス材が用いられるが、ガラス材は熱伝導率が低
く、かつ、該画像表示パネル10の面に垂直方向に熱の
流れる長さ、すなわち、フェースプレート1及びリアプ
レート2の厚さは、画像表示領域の中央部から該画像表
示パネル10の面に平行方向に熱の流れる長さ、すなわ
ち該画像表示パネル10の面に平行な方向の長さの1/
2に対して、十分に小さい。このため、前記断熱材を取
り付けずに、パネル全体から放熱する場合においても、
画像表示領域11の中央部で発生した熱のほとんどは、
該画像表示パネル10の面に垂直方向に流れる。この事
は、画像表示領域11の中央部の放熱量という観点にお
いては、画像表示領域11外の表面からの放熱量はほと
んど寄与しないということを意味し、画像表示領域11
外の表面を断熱しても、該画像表示パネル10の最高温
度はほとんど変化しない。
【0019】次に、図4、図5、図6は、第2の実施形
態の画像形成装置を示す図である。図4は、第2の実施
形態の画像形成装置の斜視図、図5はその組立分解図、
図6はその原理について説明する図である。尚、これら
の図において、図1〜図3に示された画像形成装置と同
じ部材については同じ符号を付している。
【0020】第2の実施形態の画像形成装置は、上述の
第1の実施形態の画像形成装置とは、リアプレート2側
表面の、背面断熱部材5が配置されていない領域11
に、放熱量調節部材7が配置されている点で相違してい
る以外は同様である。そこで、本実施形態における放熱
量調節部材7について更に説明する。
【0021】画像表示領域11内の発熱量が、画像表示
パネル10のフェースプレート1側とリアプレート2側
との間で差がある場合、該画像表示パネル10のリアプ
レート2側の画像表示領域11表面に放熱量調節部材7
を配置し、放熱量を調節することにより、該画像表示パ
ネル10のフェースプレート1側とリアプレート2側と
の間での温度差を低減する。該放熱量調節部材7は該フ
ェースプレート1の発熱量が該リアプレート2の発熱量
より大きい場合には断熱部材となり、その逆の場合に
は、放熱部材となる。図6では、例として、該フェース
プレート1の発熱量が該リアプレート2の発熱量より大
きい場合であるが、該放熱量調節部材7として、断熱部
材を用いることにより、該画像表示パネル10のリアプ
レート2側からの放熱量が小さくなり、該画像表示パネ
ル10のリアプレート2側の温度が上昇することで、該
画像表示パネル10のフェースプレート1側とリアプレ
ート2側との間での温度差が低減される。
【0022】次に、図7、図8、図9は、第3の実施形
態の画像形成装置を示す図である。図7は、第3の実施
形態の画像形成装置の斜視図、図8はその組立分解図、
図9はその原理について説明する図である。尚、これら
の図において、図1〜図3に示された画像形成装置と同
じ部材についてはやはり同じ部号を付している。
【0023】第3の実施形態の画像形成装置は、上述の
第1の実施形態の画像形成装置とは、フェースプレート
1側表面の、上述の第1の実施形態の画像形成装置と
は、フェースプレート1側表面の、前面断熱部材4が配
置されていない領域11に、放熱量調節部材7が配置さ
れている点で相違している以外は同様である。そこで、
本実施形態における放熱量調節部材7について更に説明
する。
【0024】画像表示領域11内の発熱量が、画像表示
パネル10のフェースプレート1側とリアプレート2側
との間で差がある場合、該画像表示パネル10のフェー
スプレート1側の画像表示領域11表面に放熱量調節部
材7を配置し、放熱量を調節することにより、該画像表
示パネル10のフェースプレート1側とリアプレート2
側との間での温度差を低減する。該放熱量調節部材7は
該フェースプート1の発熱量が該リアプレート2の発熱
量より大きい場合には放熱部材となり、その逆の場合に
は、断熱部材となる。図9では、例として、該リアプレ
ート2の発熱量が該フェースプレート1の発熱量より大
きい場合であるが、該放熱量調節部材7として、断熱部
材を用いることにより、該画像表示パネル10のフェー
スプレート1側からの放熱量が小さくなり、該画像表示
パネル10のフェースプレート1側の温度が上昇するこ
とで、該画像表示パネル10のフェースプレート1側と
リアプレート2側との間での温度差が低減される。
【0025】又、以上述べた第1〜第3の実施形態にお
いて、画像表示パネルとその表面に配置された断熱部材
との間に熱伝導部材が更に配置されることがより好まし
い。
【0026】上記熱伝導部材が配置された例として、図
10、図11、図12で示される第4の実施形態の画像
形成装置を挙げる。図10は、第4の実施形態の画像形
成装置の斜視図、図11はその組立分解図、図12はそ
の原理について説明する図である。尚、これらの図にお
いて、図4〜図6に示された画像形成装置と同じ部材に
ついてはやはり同じ符号を付している。
【0027】第4の実施形態の画像形成装置は、上述の
第2の実施形態の画像形成装置とは、フェースプレート
1側表面に前面熱伝導部材8を介して前面断熱部材4が
配置されている点、及び、リアプレート2側表面に背面
熱伝導部材9を介して背面断熱部材5が配置されている
点で相違している以外は同様である。そこで、本実施形
態における熱伝導部材8、9について更に説明する。
【0028】画像表示領域11外の全面に断熱部材4、
5、6が配設されているため、放熱の大部分は画像表示
パネル10表面の画像表示領域11からである。熱の一
部は画像表示パネル10内を熱伝導し、画像表示領域1
1外の温度が上昇する。このとき、図12に示すよう
に、熱伝導部材8、9により効果的に該熱伝導が行わ
れ、画像表示パネル温度の定常状態に至るまでの過渡状
態での温度上昇の遅れが緩和される。
【0029】以上述べた第1〜第4の実施形態によれ
ば、画像表示領域内からの発熱による、画像表示パネル
表面での温度分布、即ち、画像表示パネル表面における
画像表示領域内外での温度差、及び、画像表示パネル
の、フェースプレート側とリアプレート側との間での、
発熱量の違いに基づく温度差を極力低減することがで
き、上記温度差に起因する表示パネルの熱応力を極力取
り除くことができる。
【0030】以上説明した本発明の実施形態において
は、断熱部材として、画像表示パネル表面を構成する部
材よりも熱伝導率が小さい部材が用いられ、たとえば、
ガラスからなる画像表示パネルに対しては、ガラスウー
ル、セラミックヌードル、ウレタンフォーム等が用いら
れる。
【0031】又、以上説明した本発明の実施形態におい
ては、断熱部材は前面断熱部材4、背面断熱部材5、側
面断熱部材6と、4つの側面毎に成形されたものを用い
ているが、発泡フォーム材等で、一体成形したものであ
ってもよい。又、自然対流のできないように区切られ
た、小部屋状の構造体や、真空容器でもよい。尚、断熱
部材の厚さは適宜設定されるが、好ましくは、1mm以
上で30mm以下である。
【0032】又、以上説明した本発明の実施形態におい
ては、熱伝導部材として、画像表示パネル表面を構成す
る部材よりも熱伝導率が大きい部材が用いられ、たとえ
ば、ガラスからなる画像表示パネルに対してはアルミ、
銀、銅、プラチナ等の金属の他、アルミナ等でもよい。
又、その形状はシート状の他、前記画像表示パネルの表
面に対するメッキ、断熱材との一体成形等でもよい。
【0033】又、以上説明した本発明の実施形態におい
ては、放熱部材として、画像表示パネル表面を構成する
部材よりも熱伝導率が大きい部材が用いられ、たとえ
ば、ガラスからなる画像表示パネルに対してはフィン構
造を持つ金属板の他、金属の平板、アルミナ等のフィン
構造及び、アルミナの平板でもよく、更には、放熱板の
上に、水冷用のパイプを設け、液体を流す等の冷却手段
を用いてもよい。
【0034】
【実施例】[実施例1]表面伝導型電子放出素子を有す
るマトリクス配置電子源基板を用い、上述の実施形態で
示した通りに画像形成装置を製作した。再度、図10及
び図11を参照して、本実施例について説明する。10
は画像表示パネルであり、蛍光体が搭載されたフェース
プレート1、複数の上記電子放出素子が搭載されたリア
プレート2、及び枠3はいずれも青板ガラスで構成され
ている。又構成部材の板厚はフェースプレート1とリア
プレート2が2.8mm、枠3は3mmである。尚、フ
ェースプレート1、リアプレート2、及び枠3は3mm
である。尚、フェースプレート1、リアプレート2、及
び枠3の熱伝導率は約0.7W/m・Kである該画像表
示パネル10表面の画像表示領域11外のフェースプレ
ート1側及びリアプレート2側には、それぞれ、熱伝導
手段として、厚さ200μmのアルミシートからなる前
面熱伝導部材8及び背面熱伝導部材9を取り付け、その
上で、断熱部材としてガラスウール製の前面断熱部材4
及び背面断熱部材5を取り付けた。さらに、該画像表示
パネル10の側面に断熱部材として、ガラスウール製の
側面断熱部材6を図11に示すように、4つの側面毎に
成形し、取り付けた。前記各断熱部材の厚さは厚いほど
好ましいが筐体内のクリアランスに応じて、適宜設定さ
れる。本実施例では10〜30mmを用いた。さらにフ
ェースプレート1とリアプレート2の間の発熱量の差を
調節する手段として、リアプレート2の背面側の画像表
示領域11表面にガラスウール製の放熱量調節部材7を
取り付けた。放熱量調節部材7の厚さは画像表示時の出
力により、適宜調節される。以上述べた、前面断熱部材
4、背面断熱部材5、及び放熱量調節部材7の熱伝導率
は0.05W/m・Kである。
【0035】このようにして得られた画像形成装置に外
部駆動回路から電気信号を送って画像を表示させた。そ
の結果、長時間表示させても破壊は起こらず、画像に色
ずれも生じなかった。
【0036】又、画像表示パネル内に発生する熱応力を
計算機シミュレーションによって計算したところ、断熱
材の厚さが10nmの場合で31%、30mmの場合で
48%熱応力が減少した。
【0037】尚、画像表示パネル内の最高温度上昇は画
像表示領域内の中央部で発生し、これは、画像表示パネ
ル単体で表示させた場合、断熱材の厚さが10mmの場
合、30mmの場合とも同じであった。
【0038】[実施例2]表面伝導型電子放出素子を有
するマトリクス配置電子源基板を用い、上述の実施形態
で示した通りに画像形成装置を製作した。
【0039】図4が本実施例で製作した画像形成装置の
構成を示す斜視図であり、図5はその組立分解図であ
る。10は画像表示パネルであり、蛍光体が搭載された
フェースプレート1、複数の上記電子放出素子が搭載さ
れたリアプレート2、及び枠3はいずれも実施例1と同
様の青板ガラスで構成されている。又構成部材の板厚は
フェースプレート1とリアプレート2が2.8mm、枠
3は3mmである。該画像表示パネル10の表面の画像
表示領域11外のフェースプレート1側及びリアプレー
ト2側には、それぞれ、断熱部材として実施例1と同様
のガラスウール製の前面断熱部材4及び背面断熱部材5
を取り付けた。さらに、該画像表示パネル10の側面に
断熱部材として、実施例1と同様のガラスウール製の側
面断熱部材6を図5に示すように、4つの側面毎に成形
し、取り付けた。前記各断熱部材の厚さは厚いほど好ま
しいが筐体内のクリアランスに応じて、適宜設定され
る。本実施例では10〜30mmを用いた。さらにフェ
ースプレート1とリアプレート2の間の発熱量の差を調
節する手段として、リアプレート2の背面側の画像表示
領域11表面に実施例1と同様のガラスウール製の放熱
量調節部材7を取り付けた。放熱量調節部材7の厚さは
画像表示時の出力により、適宜調節される。
【0040】このようにして得られた画像形成装置に外
部駆動回路から電気信号を送って画像を表示させた。そ
の結果、長時間表示させても破壊は起こらず、画像に色
ずれも生じなかった。
【0041】又、画像表示パネル内に発生する熱応力を
計算機シミュレーションによって計算したところ、断熱
材の厚さが10mmの場合で11%、30mmの場合で
23%熱応力が減少した。
【0042】なお、画像表示パネル内の最高温度上昇は
画像表示領域内の中央部で発生し、これは、画像表示パ
ネル単体で表示させた場合、断熱材の厚さが10mmの
場合、30mmの場合とも同じであった。
【0043】[実施例3]本実施例は、電子放出素子が
形成されているリアプレート側からの発熱量が、蛍光体
が搭載されているフェースプレート側からの発熱量より
も多く、リアプレート側の温度がフェースプレート側の
温度よりも高くなる画像形成装置に対して、本発明を実
施した例である。
【0044】図13、図14、図15は本実施例を説明
する図であり、図13は画像形成装置の断面斜視図であ
り、図14は画像表示パネルの断面図であり、図15は
画像形成装置の組み立て分解図である。
【0045】はじめに、図14を用いて画像表示パネル
を説明する。102は複数の電子放出素子301を搭載
したリアプレートであり、101は電子放出素子301
から放出された電子線を加速して照射することで発光
し、画像を形成する蛍光体302を搭載したフェースプ
レートである。103は枠であり、110はフェースプ
レート101とリアプレート102が枠103を挟んで
対向して配置され、フリットガラス(不図示)によって
焼成固定されることで構成される画像表示パネルであ
る。尚、本実施例において、電子放出素子は表面伝導型
電子放出素子である。又、上記の構成を有する画像表示
パネルの製造方法としては、たとえば特開平7−235
255号公報で詳しく開示されている技術にて製作可能
であり、ここで詳細は述べない。尚、引き出し配線や大
気圧支持部材などは省略しており図示していない。
【0046】フェースプレート101とリアプレート1
02と枠103は青板ガラス(板厚3mm)が用いられ
ており、熱伝導率は約0.7W/m・Kである。
【0047】111はフェースプレート101側におけ
る画像表示領域であり、フェースプレート101を挟ん
で蛍光体302と対向した領域である。画像表示領域1
11では、蛍光体302への電子線照射による発熱によ
り熱流が+Z方向へ流れている。
【0048】112はリアプレート102における画像
表示領域であり、リアプレート102を挟んで電子放出
素子301と対向した領域である。画像表示領域112
では、電子放出素子301での発熱により、熱流が−Z
方向へ流れている。
【0049】画像表示領域111と画像表示領域112
はほぼ同寸法の領域である。
【0050】次に図13を用いて画像形成装置の構成を
説明する。110は画像表示パネルであり、図14で説
明したようにフェースプレート101、リアプレート1
02、枠103で構成されている。104は前面断熱部
材であり、厚さ20mmの断熱材ボードから画像表示領
域111に相当する部分を打ち抜いて形成されている。
断熱ボード104はシリカアルミナ系の原料を繊維化し
たものを主材料に用い、熱伝導率は約0.07W/m・
kである。108はフェースプレート101と前面断熱
部材104の間に設置された厚さ0.05mmのグラフ
ァイトシートからなる前面熱伝導部材であり、フェース
プレート101の画像表示領域111の外側領域に設置
される。なお、グラファイトシートの熱伝導率は約20
0W/m・Kである。
【0051】105は背面断熱部材であり、前面断熱部
材104と同じ断熱材ボードを用い、中央の画像表示領
域112に相当する部分を打ち抜いて形成されている。
109はリアプレート102と背面断熱部材105の間
に設置された0.1mmのアルミニウム合金のシートか
らなる背面熱伝導部材であり、リアプレート102側の
画像表示領域112の外側領域に設置される。アルミニ
ウム合金の熱伝導率は約120W/m・Kである。
【0052】106は側面断熱部材であり、厚さ9m
m、画像表示パネル110の外径寸法より40mm大き
い断熱材ボート(断熱ボート104,105と同材料)
から、画像表示パネル110に相当する部分を打ち抜き
加工することで削除し、幅が20mmの枠状に加工され
ている。
【0053】113はフェースプレート101側の画像
表示領域に相当する部分の外側(+Z方向)に設けられ
た透明な断熱フィルムであり、材料はポリエチレンテレ
フタレート(PET)であり、厚さ0.2mm、熱伝導
率は約0.3W/m・K、可視光の透過率は約98%で
ある。断熱フィルム113は放熱量調節部材の役割を果
たし、厚さが他の断熱部材と異なり薄いが、青板ガラス
の熱的な厚さに換算すると約0.5mm相当であり、十
分な断熱効果を得ることができる。
【0054】114はリアプレート102側の画像表示
領域112に相当する部分の外側(−Z方向)に両面熱
伝導性テープにより設置され、放熱を促進するためのフ
ィン付き放熱板であり、材料はマグネシウム合金であ
り、熱伝導率は約50W/m・Kである。フィン付き放
熱板114はダイキャスト法により一体成形により作製
した。フィン付き放熱板114は放熱量調節部材の役割
を果たし、放熱は自然対流によって行われる。
【0055】又、フィン付き放熱板114が背面熱伝導
部材109と接触すると、背面熱伝導部材109の温度
も下がってしまうために、フィン付き放熱板114と背
面熱伝導部材109の間に1mm〜30mmほどの距離
をあけておくことが望ましい。
【0056】次に、図15を用いて画像形成装置の組み
立て方法についての説明を行う。はじめに、フェースプ
レート101外側の画像表示領域111に断熱フィルム
113を無色透明なアクリル系粘着剤(厚さ約25μ
m)を用いて設置する。次に、前面断熱部材104の上
に前面熱伝導部材108と側面断熱部材106を順次配
置し、画像表示パネル110を側面断熱部材106の開
口部にはめ込む。さらに、背面熱伝導部材109をリア
プレート102外側の画像表示領域112以外に配置
し、背面断熱部材105を配置する。続いて、フィン付
き放熱板114を熱伝導性両面テープ(不図示)にてリ
アプレート102側の画像表示領域112に配置し、組
み立てを完了した。
【0057】尚、断熱部材間は接着剤(不図示)にて固
定する。断熱部材間の接着剤は断熱効果を得られるの
で、固定強度を優先して選択されている。又、アクリル
系粘着材の熱伝導率は0.1〜0.5W/m・Kであ
り、厚さが25μmであり、断熱フィルムによる断熱効
果の一端を担う。
【0058】このようにして得られた画像形成装置に外
部駆動回路から電気信号を送って画像を表示させ、サー
モビューワー(赤外線温度測定器)と熱電対による温度
測定、ひずみゲージを用いた熱ひずみ測定、さらにルー
ペによる画素の色ずれ測定を行った。その結果、画像表
示パネルの外表面における温度差は3℃以内であり、熱
ひずみも測定誤差である1MPa以下であった。又、フ
ェースプレート101とリアプレート102の熱膨張の
差に起因する画像の色ずれも観察できなかった。
【0059】以上の本実施例によれば、画像表示パネル
のZ方向に対して断熱フィルム113によってフェース
プレート101外側(+Z側)の画像表示領域111に
おける温度は上昇し、フィン付き放熱板114によって
リアプレート102外側(−Z側)の画像表示領域11
2における温度が下がり、その結果として、フェースプ
レート101とリアプレート102の温度をほぼ一致す
ることが可能となり、画像表示パネル110内の表裏間
での温度差がなくなった。その結果、熱膨張による画像
表示パネルの反りに起因する画像の色ずれがなくなっ
た。
【0060】又、本実施例によれば、画像表示パネルの
面内方向(Z軸と垂直な平面)に対して前面、側面、背
面の断熱材を用いることで面内での温度差が低減され、
従来熱応力が発生した場所(温度が低かった領域)での
熱応力(ひずみ)が測定以下となり、十分に低減され
た。その結果、熱応力に起因するクラックなどによる真
空のスローリークがなくなり、画像表示装置を長時間安
定して駆動させることができるようになった。
【0061】本実施例では断熱ボードの材料としてシリ
カアルミナ系を用いて説明したが、ガラスウールやロッ
クウールなどの断熱ボードを用いても同じ効果を得た。
【0062】フィン付き放熱板を自然対流にて冷却を行
っているが、リアプレート102での発熱量がフェース
プレート101の発熱量よりもわずかに大きい場合には
フィンを用いなくてもよく、一方、リアプレート102
での発熱量がフェースプレート101での発熱量よりも
非常に大きい場合には強制空冷によってフィン付き放熱
版114を冷却する構成が望ましい。
【0063】フィン付き放熱板114の材質としてマグ
ネシウム合金を用いて説明したが、金属あるいは合金で
も良い。又、アルミナ等の青板ガラスよりも熱伝導率の
よい非金属材料を用いて、さらに切削加工によりフィン
形状を作りだして用いても同様の結果が得られる。
【0064】本実施例では、フィン付き放熱板114を
ダイキャスト法にて作製したが、チクソモールド法を用
いても同様なフィン付き放熱板を作製することができ
る。
【0065】[実施例4]本実施例は、電子放出素子が
形成されているリアプレート側からの発熱量が、蛍光体
が搭載されているフェースプレート側からの発熱量より
も小さく、フェースプレート側の温度がリアプレート側
よりも高くなる画像形成装置に対して本発明を実施した
例である。
【0066】図16、図17、図18は本実施例を説明
する図であり、図16は画像形成装置の断面斜視図であ
り、図17は画像表示パネルの断面図であり、図18は
画像形成装置の組み立て分解図である。
【0067】はじめに、図17を用いて画像表示パネル
を説明する。202は複数の電子放出素子301を搭載
したリアプレートであり、201は電子放出素子301
から放出された電子線を加速して照射することで発光
し、画像を形成する蛍光体302を搭載したフェースプ
レートである。203は枠であり、210はフェースプ
レート201とリアプレート202が枠203を挟んで
対向して配置され、フリットガラス(不図示)によって
焼成固定されることで構成される画像表示パネルであ
る。尚、本実施例において、電子放出素子は表面伝導型
電子放出素子である。又、上記の構成を有する画像表示
パネルの製造方法としては、たとえば特開平7−235
255号公報で詳しく開示されている技術にて製作可能
であり、ここで詳細は述べない。尚、引き出し配線や大
気圧支持部材などは省略されており図示していない。
【0068】フェースプレート201とリアプレート2
02と枠203は青板ガラス(板厚3mm)が用いられ
ており、熱伝導率は約0.7W/m・Kである。
【0069】211はフェースプレート201側におけ
る画像表示領域であり、フェースプレート201を挟ん
で蛍光体302と対向した領域である。画像表示領域2
11では、蛍光体302への電子線照射による発熱によ
り熱流が+Z方向へ流れている。
【0070】212はリアプレート202側における画
像表示領域であり、リアプレート202を挟んで電子放
出素子301と対向した領域である。画像表示領域21
2では、電子放出素子301での発熱により、熱流が−
Z方向へ流れている。
【0071】画像表示領域211と画像表示領域212
はほぼ同寸法の領域である。
【0072】次に、図16を用いて画像形成装置の構成
を説明する。210は画像表示パネルであり、図17で
説明したようにフェースプレート201、リアプレート
202、枠203で構成されている。204は前面及び
側面の断熱部材であり、ウレタンフォーム材を用いて前
面断熱部材と側面断熱部材とを一体化成形したものを用
いる。尚、厚さは3mmである。断熱部材204は画像
表示領域211に相当する領域は開口である。ウレタン
フォーム材の熱伝導率は約0.04W/m・Kである。
208は断熱部材204のフェースプレート201に接
する面に接着剤にて密着固定された厚さ50μmのアル
ミニウムシートである。この部分の接着剤は断熱効果に
役立つので、接着剤の熱伝導率および厚さは特に問題と
ならず、固定力が優先されて選択されている。
【0073】205は背面断熱部材であり、断熱部材2
04と同じウレタンフォーム材を用い、中央の画像表示
領域212に相当する部分が開口するようにあらかじめ
成形を行い、利用する。209はリアプレート202と
背面断熱部材205の間に設置され、背面断熱部材20
5のリアプレート202に接する面に接着剤にて密着固
定された厚さ50μmのアルミニウムシートからなる背
面熱伝導部材である。
【0074】214はリアプレート202側の画像表示
領域212に相当する部分の外側(−Z方向)に設けら
れ、断熱を行うための断熱シートである。材料は高アル
ミナ質繊維を主成分とする厚さ0.4mmのシートを用
いる。断熱シート214によってリアプレート202の
温度を上昇させることができる。
【0075】次に、図18を用いて画像形成装置の組み
立て方法についての説明を行う。はじめに、一体成形さ
れた断熱部材204、および前面熱伝導部材208の上
に画像表示パネル210をはめ込む。さらに、あらかじ
め背面熱伝導部材209が設置された背面断熱部材20
5を配置する。続いて、断熱シート214を接着剤(不
図示)にてリアプレート202側の画像表示領域212
に配置し、組み立てを完了した。尚、断熱部材間は接着
剤(不図示)にて固定する。又、断熱シート214と背
面断熱部材205とを密着させた方が断熱効果が向上
し、より好ましい。
【0076】このようにして得られた画像形成装置に外
部駆動回路から電気信号を送って画像を表示させた。そ
の結果、長時間表示させても熱ひずみによって発生する
真空のスローリークによる画像の劣化は起こらず、フェ
ースプレート201とリアプレート202の熱膨張の差
に起因する画像の色ずれも生じなかった。
【0077】以上の本実施例によれば、画像表示パネル
のZ方向に対して断熱シート214によってリアプレー
ト202外側(−Z側)の画像表示領域212における
温度は上昇し、フェースプレート201とリアプレート
202の温度をほぼ一致することが可能となり、画像表
示パネル210内の表裏間での温度差がなくなった。そ
の結果、熱膨張による画像表示パネルの反りに起因する
画像の色ずれがなくなった。
【0078】又、本実施例によれば、画像表示パネルの
面内方向(Z軸と垂直な平面)に対して前面、側面、背
面の断熱材を用いることで面内での温度差が低減され、
従来熱応力が発生した場所(温度が低かった領域)での
熱応力(ひずみ)が測定以下となり、十分に低減され
た。その結果、熱応力に起因するクラックなどによる真
空のスローリークがなくなり、画像表示装置を長時間安
定して駆動させることができるようになった。
【0079】本実施例では断熱ボートの材料としてウレ
タンフォーム材料を用いて説明したが、ファインセラミ
ックスのモールド品を利用する場合もある。さらに、モ
ールド品を用いるときには、モールド品の表面にたとえ
ばアルミニウムを蒸着することで、前面熱伝導部材とし
ている。この場合、本実施例で説明したものと同じ効果
を得ることができた。
【0080】以上述べた実施例1〜4において、とりわ
け断熱部材の表面を以下のような処理を施すと断熱効果
が高まり、断熱部材の厚さを2〜5mm薄くすることが
可能となり、画像表示装置の薄型化を進めることを可能
とする。具体例として実施例4で述べた断熱部材204
を用いて説明する。図19は断熱部材204の一部分を
あらわす拡大斜視図であり、図20は拡大断面図であ
る。図中221は断熱部材204のフェースプレート2
01側(−Z方向)の表面であり、222は表面に形成
された半球形の断熱空間であり、223は前面伝熱部材
208に設けられた空孔であり、断熱空間222と同じ
位置に設けられている。半球形の断熱空間222の直径
と空孔223の直径は同寸法になっている。201はフ
ェースプレートである。
【0081】組み付け方法としては、成形された断熱部
材204に、断熱空間222と空孔223が一致するよ
うに前面伝熱部材208を接着固定し、さらにフェース
プレート201に押し付ける。
【0082】断熱空間222には空気が取り残される
が、この空気(熱伝導率=0.016W/m・K)の動
きを空間的に抑制することで非常に高い断熱効果を得る
ことができる。
【0083】尚、断熱空間222の形状として、上記例
では半球形としたが、空間が設けられていれば断熱効果
を得ることができ、たとえば、空気の動きを空間的に抑
制できれば、円穴や四角穴、溝でもよい。
【0084】又、前面熱伝導部材208の空孔223の
加工コストが高くなってしまったり、組み合わせの段階
で空孔223と断熱空間222の位置決め失敗により歩
留まりが落ちる場合には、空孔223の効果を十分に活
かせないので、空孔223を設けないほうがコスト的に
望ましい。
【0085】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、装置にと
って不具合な熱を効率的に除去し得る構成を有した画像
形成装置を提供することができる。
【0086】又、本発明によれば、容器(表示パネル)
全体の温度を極力均一化し得る構成を有した画像形成装
置を提供することができる。
【0087】又、本発明によれば、より高品位な画像を
形成し得る画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1の実施形態を
示す斜視図。
【図2】図1の画像形成装置の組立分解図。
【図3】図1の画像形成装置の作用を説明するための断
面図。
【図4】本発明に係る画像形成装置の第2の実施形態を
示す斜視図。
【図5】図4の画像形成装置の組立分解図。
【図6】図4の画像形成装置の作用を説明するための断
面図。
【図7】本発明に係る画像形成装置の第3の実施形態を
示す斜視図。
【図8】図7の画像形成装置の組立分解図。
【図9】図7の画像形成装置の作用を説明するための断
面図。
【図10】本発明に係る画像形成装置の第4の実施形態
を示す斜視図。
【図11】図10の画像形成装置の組立分解図。
【図12】図10の画像形成装置の作用を説明するため
の断面図。
【図13】実施例3の画像形成装置の斜視図。
【図14】図13の画像形成装置の画像表示パネル部分
の断面図。
【図15】図13の画像形成装置の組立分解図。
【図16】実施例4の画像形成装置の斜視図。
【図17】図16の画像形成装置の画像表示パネル部分
の断面図。
【図18】図16の画像形成装置の組立分解図。
【図19】断熱部材の一例を示す図。
【図20】図19の断熱部材の配置の一例を示す図。
【図21】放熱フィンを設けた従来の画像形成装置を示
す図。
【図22】冷媒を使用する従来の画像形成装置を示す
図。
【図23】ファンを設けた従来の画像形成装置を示す
図。
【符号の説明】
1 フェースプレート 2 リアプレート 3 枠 4 前面断熱部材 5 背面断熱部材 6 側面断熱部材 7 放熱量調節部材 8 前面熱伝導部材z 9 背面熱伝導部材 10 画像表示パネル 11 断熱部材を配置しない領域 51 放熱版 61 金属パネル 71 ファン 72 筐体 101、201 フェースプレート 102、202 リアプレート 103 枠 104 前面断熱部材 105 背面断熱部材 109 背面熱伝導部材 110 画像表示パネル 111、112、211、212 画像表示領域 113 透明断熱フィルム 114 フィン付き放熱版 204 断熱部材 205 背面断熱部材 208 前面熱伝導部材 209 背面熱伝導部材 214 断熱シート 222 半球形断熱空間 223 空孔 301 電子放出素子 302 蛍光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 31/12 H01J 31/12 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をおいて配置された第1の基
    板と第2の基板とを含む部材にて構成された容器と、該
    容器の内部に配置された画像形成手段とを備える画像形
    成装置において、前記容器の表面には、前記第1の基板
    及び前記第2の基板の一部の表面領域を除いて断熱部材
    が配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成手段は、前記第1の基板に
    配置された電子放出素子と、前記第2の基板に配置され
    た、該電子放出素子から放出される電子の照射により画
    像を形成する画像形成部材とを有する請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記断熱部材は、前記第2の基板の一部
    の表面領域を除いて、前記容器の表面に配置されている
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記断熱部材は、前記第1の基板の一部
    の表面領域を除いて、前記容器の表面に配置されている
    請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記断熱部材は、前記第2の基板の一部
    の表面領域と前記第1の基板の一部の表面領域とを除い
    て前記容器の表面に配置されている請求項2に記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記一部の表面領域に、放熱手段を有す
    る請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記容器の表面と前記断熱部材との間に
    熱伝導部材を有する請求項1〜5のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記断熱部材は、1mm以上で30mm
    以下の厚さを有する請求項1〜5のいずれかに記載の画
    像形成装置。
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