JP2003149086A - 計測システム - Google Patents

計測システム

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JP2003149086A
JP2003149086A JP2001344881A JP2001344881A JP2003149086A JP 2003149086 A JP2003149086 A JP 2003149086A JP 2001344881 A JP2001344881 A JP 2001344881A JP 2001344881 A JP2001344881 A JP 2001344881A JP 2003149086 A JP2003149086 A JP 2003149086A
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Osamu Yamada
修 山田
Hidemi Nakazono
秀己 中園
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用性を増して各種センサからの入力信
号の変更に対応できると共に、安定した動作を確保でき
る計測システムを得る。 【解決手段】 各種センサ2からの入力を演算処理する
組込コンピュータ2と、これと接続された操作用コンピ
ュータ3とからなり、組込コンピュータ2による演算処
理に用いる演算式のソースTscを編集し、編集したソ
ースTscをコンパイルして演算処理プログラムのオブ
ジェクトPocを生成するプログラムを記録したコンピ
ュータ読取可能な記憶媒体と、コンパイル後のオブジェ
クトPocを組込コンピュータ2に送信可能とする通信
部3tとを操作用コンピュータ3に設け、組込コンピュ
ータ2に通信部2tと、読み込んだオブジェクトPoc
を他のプログラムPeoに連携して新たな実行プログラ
ムPeを生成するプログラムを記録したコンピュータ読
取可能な記憶媒体とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計測システムに関す
るものであり、例えば、エンジンの性能試験および耐久
試験等の計測・制御を行って各種データ処理を行なうエ
ンジン計測システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のエンジン計測システム1
0の全体を示しており、図5において、Lはエンジン
室、Mは計測室である。Eはエンジン室L内に置かれた
計測対象のエンジン、CはエンジンEに設けられて図外
の各種センサと接続されたエンジン制御用コンピュー
タ、DmはエンジンEの出力シャフトに接続されたダイ
ナモメータ、Dcはダイナモコントローラ、Tはエンジ
ンEのスロットルを操作するスロットルアクチュエー
タ、DはエンジンEからの排気ガスを分析する分析計、
11は前記エンジン制御用コンピュータC,ダイナモコ
ントローラDc,スロットルアクチュエータT,分析計
Dに接続される組込コンピュータである。
【0003】12は前記組込コンピュータ11とケーブ
ル13を介して接続された操作用コンピュータであり、
計測結果をグラフや文字にして表示するディスプレイ
5、プリンタ6およびエンジンEをコントロールする命
令を入力するキーボード7を有している。
【0004】組込コンピュータ11は各種センサや装置
が接続される入出力ポート11pを有しており、各入出
力ポート11pには必要に応じてそれぞれの状態を表示
する表示部14がある。なお、各種センサは前記エンジ
ン制御用コンピュータCから得られる測定値データとし
て、例えば、吸入・吸出圧力、排気ガスの温度、冷却水
の温度、エンジン各部の電圧、エンジン回転数等をそれ
ぞれ測定する。
【0005】また、組込コンピュータ11はハードディ
スク11hに記録された実行プログラムをメインメモリ
11mに読み出して実行することにより、前記各種測定
結果を適宜演算処理して、必要な測定値の情報が通信ポ
ート11t(通信部)を介して操作用コンピュータ12
に送信されると共に必要なデータはレコーダRに記録さ
れる。つまり、組込コンピュータ11は実行プログラム
により自動運転される。このため、前記実行プログラム
は計測システム10の製造者が組んでおり、組込コンピ
ュータ11の動作を安定させ、計測システム10が停止
することがないようにするために、使用者が実行プログ
ラムを変更できないようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の計測システムでは、センサの種類が変わるなどして
センサからの入力の大きさが変化して、計測システムに
入力される信号に変更が加わると、これに対応すること
ができなかった。一方、エンジンE等の制御対象の変更
により、例えばエンジン制御用コンピュータCから出力
される各信号に変化が生じることがあり、各種センサか
らの入力の大きさに変更が生じた場合には、使用者はそ
の都度製造者側に連絡して、変更に伴って補正した実行
プログラムを変更してもらう必要があった。
【0007】また、製造者はキーボード11kやディス
プレイ11d等の必要な機器を組込コンピュータ11に
接続して操作可能とした状態で、ハードディスクHに記
録した実行プログラムの内容を修正する必要があった。
あるいは、予め入力される信号に合わせて生成した実行
プログラムを図外のフロッピー(登録商標)ディスクド
ライブや通信線によって接続した別のコンピュータから
ハードディスク11hに転送する必要があった。また
は、実行プログラムをROMに記録してROM交換をす
る必要があった。何れにしても、実行プログラムを正し
く修正するためには十分な知識を持つ技術者が多くの時
間をかける必要があり、実行プログラムの変更に費用や
日数がかかることは避けられなかった。
【0008】一方、組込コンピュータのプログラムを使
用者側で変更可能にすると、誤ったプログラミングによ
り、システムが停止することや、最悪の場合には計測シ
ステムが破壊することも考えられ、さらには、各種プロ
グラムの変更やコピーなどを自由に行うことができるよ
うになる。このため、実行プログラムの変更を使用者側
で変更可能とすることはできなかった。
【0009】本発明は上述の点を考慮に入れてなされた
ものであり、その目的とするところは、汎用性を増して
各種センサからの入力信号の変更に対応できると共に、
安定した動作を確保できる計測システムを得ることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の計測システムは計測対象毎に設けられた各
種センサからの入力信号を演算処理する組込コンピュー
タと、これと通信線によって接続された操作用コンピュ
ータとからなり、組込コンピュータによる演算処理に用
いる演算式のソースを編集し、編集したソースをコンパ
イルして演算処理プログラムのオブジェクトを生成する
プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体
と、コンパイル後の演算処理プログラムのオブジェクト
を組込コンピュータに送信可能とする通信部とを操作用
コンピュータに設け、組込コンピュータに前記オブジェ
クトを受信する通信部と、読み込んだ演算処理プログラ
ムのオブジェクトを他のプログラムに連携して新たな実
行プログラムを生成するプログラムを記録したコンピュ
ータ読取可能な記憶媒体とを設けたことを特徴としてい
る。
【0011】したがって、使用者は操作用コンピュータ
から演算処理のソースを編集するだけで、組込コンピュ
ータの実行プログラムのうち演算処理の部分のみを変更
することができ、使用者自身が操作用コンピュータで変
更した演算式を、組込コンピュータにて実行可能とな
る。すなわち、使用者の意図する通りに組込コンピュー
タが各種センサからの入力信号に合わせた適切な演算処
理を行うようにできるので、実行プログラムの変更にか
かる費用の削減、および日数の短縮が可能となる。加え
て、使用者は組込コンピュータをプログラムするため
に、従来のように組込コンピュータにキーボードやディ
スプレイ等の必要な機器を接続して操作可能とした状態
で、組込コンピュータの実行プログラムの内容を修正す
る必要がなく、ただ操作用コンピュータを用いて演算式
のソースを編集するだけであるので操作性もよい。
【0012】また、使用者が変更できるのは演算式の部
分のみであり、その他の実行プログラムについての知識
は一切必要なく、誰でも安全に実行プログラムの演算処
理の部分だけを変更できる。さらに、使用者が直接組込
コンピュータ内のプログラムを書き換えることができな
いので、不当にプログラムを改造して計測システムを停
止させてしまったり、プログラムのコピーを作られる危
険性もなくすことができる。
【0013】前記組込コンピュータが、実行プログラム
を生成するときに元の実行プログラムを保存し、かつ操
作用コンピュータからの指令により保存した元の実行プ
ログラムを実行プログラムとして復帰可能とする復帰プ
ログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体を
有する場合には、間違った演算式を設定してしまったた
めに、新たに生成した実行プログラムが動作しないよう
な場合にも、元の実行プログラムを復元することによ
り、組込コンピュータが動作する状態に戻すことができ
る。
【0014】前記組込コンピュータが、確実に動作する
初期実行プログラムを記録し、操作用コンピュータから
の指令により初期実行プログラムを実行プログラムとし
て復帰可能とする初期状態復帰プログラムを記録したコ
ンピュータ読取可能な記憶媒体を有する場合には、実行
プログラムの生成に失敗し計測システムが停止すること
があったとしても、確実に動作する初期実行プログラム
を復帰できるので、組込コンピュータが動作する状態に
確実に戻すことができる。
【0015】前記組込コンピュータが、前記実行プログ
ラムを変更したときに、自動的に組込コンピュータを再
起動させる再起動プログラムを記録したコンピュータ読
取可能な記憶媒体を有する場合には、使用者が組込コン
ピュータを操作するまでもなく、変更された実行プログ
ラムを自動的に起動させることができ、操作が簡略化す
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1,2は本発明の計測システム
1の一例を示す図であり、図1は要部、図2は全体構成
を説明するブロック図である。なお、図1,2におい
て、図5と同一の符号を付した部材は同一または同等の
部材であるので、その詳細な説明を省略する。これらの
図において、2は組込コンピュータ、3は組込コンピュ
ータ2とケーブル4によって接続された操作用コンピュ
ータであり、両コンピュータ2,3はDOSをベースと
して動作している。
【0017】前記組込コンピュータ2は、計測対象エン
ジンEの制御用コンピュータCを介して各種センサから
の測定値、エンジンEの排気ガスを測定するガス分析計
Dの測定値を入力し、スロットルアクチュエータTやダ
イナモコントローラDcに制御信号を出力する入出力ポ
ート2p、CPU2c、メモリ2m、ハードディスク2
hおよび通信部2tを有している。なお、本例では各種
センサが制御用コンピュータCを介して組込コンピュー
タ2に接続されているので、以下の説明では制御用コン
ピュータCを各種センサSとして表現する。本発明は各
種センサSと組込コンピュータ2との接続方法を限定す
るものではない。
【0018】また、前記組込コンピュータ2にはグリー
ンモニタGmが接続されて、このモニタGmに前記各種
センサSから入力した測定値を表示すると共に、必要な
測定値はレコーダRに記録する。これらの機器2,G
m,Rは計測対象エンジンE、ダイナモメータDm、ダ
イナモコントローラDc、ガス分析計D、スロットルア
クチュエータTおよび各種センサSと共にエンジン室L
に配置される。
【0019】一方、操作用コンピュータ3は計測室Mに
配置されており、CPU3c、メモリ3m、ハードディ
スク3hおよび通信部3tを有すると共に、ケーブル4
を介して組込コンピュータ2から受信した計測データを
出力するディスプレイ5,プリンタ6と、キーボード7
とを有している。
【0020】上記構成の計測システム1は、ケーブル4
を介して操作用コンピュータ3から組込コンピュータ2
を制御し、組込コンピュータ2はハードディスク2hに
記録された実行プログラムPeを実行することにより自
動運転し、各種センサSから入力した測定値を演算処理
して、得られた測定結果を操作用コンピュータ3に返送
する。すなわち、使用者は操作用コンピュータ3を操作
することにより、計測システム1の全体を制御すること
ができる。
【0021】次に、例えば各種センサSを構成するエン
ジン制御用コンピュータCの仕様が変更されて、センサ
から入力される信号に変化が生じたとする。本発明の計
測システム1は各種センサSからの測定値の仕様が変更
されたとき、実行プログラムPeを構成する演算処理プ
ログラムPecの部分のみを変更することが可能であ
る。今、例えば回転数を検出するセンサが一回転でN個
のパルスを出力するものに変更され、吸気管圧力が絶対
圧力で出力されるセンサに変更された場合の実行プログ
ラムPeの変更方法を考える。
【0022】図3は実行プログラムPeの変更方法の流
れを示す図である。図3に示すように、使用者はまず操
作用コンピュータ3を操作して、演算処理プログラムP
ecの内容を示す演算式のソースTscを示す文書をエ
ディタPE(図1参照)を用いて編集(3−1)する。
このとき、回転数は以下のセンサから入力できるパルス
数と以下の式(1)に示す関係にあり、吸気管圧力(相
対値)はセンサから入力できる吸気管圧力(絶対値)と
以下の式(2)に示す関係にある。 回転数=パルス数/N …(1) 吸気管圧力(相対値)=吸気管圧力(絶対値)−大気圧 …(2)
【0023】編集後の演算式のソースTscは操作用コ
ンピュータ3に組み込まれたコンパイラPCによって組
込コンピュータ2に理解できる演算処理プログラムのオ
ブジェクトPocに変換(3−2)される。
【0024】次に、操作用コンピュータ3に組み込まれ
たリンカPLによって、新たに生成した演算処理プログ
ラムのオブジェクトPocを、予め用意した動作チェッ
クプログラムPe’の演算以外のプログラムのオブジェ
クトPoo’と連携して動作チェックプログラムPe’
を生成(3−3)し、この動作チェックプログラムP
e’を実行(3−4)する。
【0025】このとき、動作チェックファイルPeの動
作に異常がないかどうかを判断(3−5)し、異常があ
れば、前記ソースTscの編集(3−1)からやり直
し、異状がなければ、使用者の選択により前記演算処理
プログラムのオブジェクトPocをデータDobjとし
て組込コンピュータ2に送信(3−6)する。すなわ
ち、操作用コンピュータ3は演算処理プログラムのオブ
ジェクトPocを組込コンピュータ2に送信する演算式
プログラム送信機能を有している。
【0026】一方、組込コンピュータ2は旧の実行ファ
イルを実行して自動運転しているとき(2−1)に、前
記データDobjを受信する(2−2)と、演算プログ
ラム受信機能が動作し、リンカPLを実行して、受信し
た演算処理プログラムのオブジェクトPocを既に作成
している演算以外のプログラムPeoのオブジェクトP
ooに連携させて、新たな実行プログラムPeを生成
(2−3)する。次いで、例えば過去2世代分の実行プ
ログラムの保存ファイルPe1,Pe2を、実行プログ
ラムの保存ファイルPe2,Pe3とすると共に、今回
変更する前の旧の実行プログラムを保存ファイルPe1
に保存(2−4)し、新たに生成した実行プログラムP
eを新実行プログラムとする(2−5)。
【0027】実行プログラムPeの変更が終了すると、
組込コンピュータ2は自動的に再起動(2−6)し、一
定時間T0 の間、詳細は後述するローダプログラムを動
かした(2−7)後に、前記新実行プログラムPeを実
行して組込コンピュータ2は自動運転を再開(2−8)
する。このとき前記演算処理プログラムのオブジェクト
Pocにミスがなければ自動運転が再開されたときから
計測結果がデータDsとして操作用コンピュータ3に転
送される。
【0028】すなわち、操作用コンピュータ3がオブジ
ェクトPocを送信した時点から一定時間T1 内に、組
込コンピュータ2から計測結果を示す所定のデータDs
を受信することにより、操作用コンピュータ3側から組
込コンピュータ2の新実行プログラムPeが正しく生成
されて実行されていることを確認できる。
【0029】次に、図4,1を用いて、編集した演算式
のソースTscに誤りがあり、組込コンピュータ2側で
0による除算などのエラーが生じ、自動運転ができなく
なった場合の復帰方法を説明する。図4に示すように、
上述した各工程(2−2)〜(2−8)を行って変更さ
れた実行プログラムPeを操作用コンピュータ3によっ
て実行する。
【0030】このとき、新たな実行プログラムPeの演
算処理プログラムPecに間違いがあったとすると、組
込コンピュータ2は自動運転を行うことができないの
で、操作用コンピュータ3に測定値から求めた各種の信
号Dsを送信できずに、一定時間T1 が超過する。した
がって、操作用コンピュータ3側では新たに生成した実
行プログラムPeに誤りがあったことを認知して、組込
コンピュータ2をリセット(2−9)する。なお、この
組込コンピュータ2のリセットは電源スイッチの切断お
よび再投入によって行うことの他、リセットをかけるこ
とによっても行うことができ、何れの場合も、手動によ
って行うこともできる。
【0031】リセット後の組込コンピュータ2は再び一
定時間T0 (例えば60秒)の間ローダプログラムを実
行(2−10)し、その間に操作用コンピュータ3は復
帰命令を送信(3−7)する。復帰命令を受けた組込コ
ンピュータ2は復帰命令に従って復帰動作を行なう。な
お、この復帰命令の送信(3−7)は使用者の意図する
ときに組込コンピュータ2をリセットすることにより、
再生成の成功/失敗にかかわらず、再生成前の演算処理
プログラムPecの受信前の状態に戻すことも可能であ
る。
【0032】すなわち、実行プログラムPeを変更する
前の状態に戻す命令を受けたときは、前記保存ファイル
Pe1に保存した実行プログラムを新実行プログラムP
eとし、保存ファイルPe2,Pe3に保存した実行プ
ログラムを保存ファイルPe1,Pe2に保存(2−1
1)する。つまり、実行プログラムPeを3世代前まで
戻すことができ、動作していた以前の状態に戻すことが
できる。なお、これらの動作(2−11)は請求項2に
記載した復帰プログラムの動作を説明するものである。
【0033】また、実行プログラムPeを初期状態に戻
す命令を受けたときは、別途保存している初期実行プロ
グラムPe0を新実行プログラムPeとする(2−1
2)。つまり、実行プログラムPeが製造者が動作補償
する初期実行プログラムPe0となるようにできるの
で、元の動作可能な状態に確実に戻すことが可能とな
り、信頼性を向上できる。なお、これらの動作(2−1
2)は請求項3に記載した初期復帰プログラムの動作を
示している。
【0034】何れにしても、実行プログラムPeを動作
可能な状態に戻した後に、自動的に再起動(2−13)
することにより、組込コンピュータ2は再び自動運転を
再開することができる。すなわち、組込コンピュータ2
は実行プログラムPeを変更したときに、自動的に組込
コンピュータ2を再起動させる再起動プログラムを記録
したコンピュータ読取可能な記憶媒体2h,2mを有す
るものである。
【0035】上述したように、本例の計測システム1に
よれば、使用者が操作用コンピュータ3を操作して演算
式のソースを編集するだけで、組込コンピュータ2の実
行プログラムPeを任意に変更できるので、究めて簡単
に実行プログラムPeの演算処理の部分だけを変更でき
る。従来のように、組込コンピュータ2に組み込まれた
演算式を変更したい場合に、組込コンピュータ2に直接
プログラムする必要がなくなる。
【0036】つまり、組込コンピュータ2に機器(キー
ボードやディスプレイ)を取り付けて操作可能となるよ
うにする必要や、組込コンピュータ内部の仕組みを理解
して、演算以外のプログラムPeoを含めた実行プログ
ラムPeを変更するような特別な知識を有する必要もな
くなる。使用者はただ計測室Mに居ながら操作用コンピ
ュータ3上で、演算式プログラムのみを変更し、演算式
プログラム送信機能を選択することで、操作用コンピュ
ータは組込コンピュータに演算プログラムを送信するの
で、実行プログラムPeの変更に伴う手間、時間、費用
を可及的に抑えることができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の計測システ
ムによれば、使用者は操作用コンピュータから演算処理
のソースを編集するだけで、変更した演算式を、組込コ
ンピュータにて実行できる。すなわち、プログラムの知
識のない使用者であっても意図する通りに組込コンピュ
ータが各種センサからの入力信号に合わせた適切な演算
処理を行うように変更可能であり、実行プログラムの変
更にかかる費用の削減、および日数の短縮が可能とな
る。加えて、実行プログラムの変更の全ての作業は操作
用コンピュータ上で行うので操作性もよい。また、使用
者が変更できるのは演算式の部分のみであり、誰でも安
全に実行プログラムの演算処理の部分だけを変更できる
と共に、直接組込コンピュータ内のプログラムを書き換
えることができないので、不当にプログラムを改造した
り、プログラムのコピーを作られる危険性もなくすこと
ができる。
【0038】また、各種復帰プログラムを用意すること
により、間違った演算式を設定してしまったために、新
たに生成した実行プログラムが動作しないような場合に
も、元の実行プログラムを復元することにより、組込コ
ンピュータが動作する状態に戻すことができる。さら
に、前記組込コンピュータが、前記実行プログラムを変
更したときに、自動的に組込コンピュータを再起動させ
る再起動プログラムを記録したコンピュータ読取可能な
記憶媒体を有する場合には、使用者が組込コンピュータ
を操作するまでもなく、変更された実行プログラムを自
動的に起動させることができ、操作が一層簡略化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の計測システムの要部を示すブロック図
である。
【図2】前記計測システムの全体構成を示す図である。
【図3】前記計測システムを用いて実行プログラムを変
更する方法を示す図である。
【図4】前記実行プログラムを元の状態に戻す方法を示
す図である。
【図5】従来の計測システムの全体構成を示す図であ
る。
【符号の説明】 1…計測システム、1h,1m…記憶媒体、2…組込コ
ンピュータ、2h,2m…記憶媒体、3…操作用コンピ
ュータ、4…通信線、Pe0…初期実行プログラム、P
e1〜Pe3…保存された元の実行プログラム、Pec
…演算処理プログラム、Peo…他のプログラム、Po
c…演算処理プログラムのオブジェクト、S…各種セン
サ、Tsc…演算式のソース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G087 AA26 BB01 EE23 5B076 BB06 DA06 5H223 AA10 BB01 DD03 DD07 EE02 EE19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測対象毎に設けられた各種センサから
    の入力信号を演算処理する組込コンピュータと、これと
    通信線によって接続された操作用コンピュータとからな
    り、組込コンピュータによる演算処理に用いる演算式の
    ソースを編集し、編集したソースをコンパイルして演算
    処理プログラムのオブジェクトを生成するプログラムを
    記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体と、コンパイ
    ル後の演算処理プログラムのオブジェクトを組込コンピ
    ュータに送信可能とする通信部とを操作用コンピュータ
    に設け、組込コンピュータに前記オブジェクトを受信す
    る通信部と、読み込んだ演算処理プログラムのオブジェ
    クトを他のプログラムに連携して新たな実行プログラム
    を生成するプログラムを記録したコンピュータ読取可能
    な記憶媒体とを設けたことを特徴とする計測システム。
  2. 【請求項2】 前記組込コンピュータが、実行プログラ
    ムを生成するときに元の実行プログラムを保存し、かつ
    操作用コンピュータからの指令により保存した元の実行
    プログラムを実行プログラムとして復帰可能とする復帰
    プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体
    を有する請求項1に記載の計測システム。
  3. 【請求項3】 前記組込コンピュータが、確実に動作す
    る初期実行プログラムを記録し、操作用コンピュータか
    らの指令により初期実行プログラムを実行プログラムと
    して復帰可能とする初期状態復帰プログラムを記録した
    コンピュータ読取可能な記憶媒体を有する請求項1また
    は2に記載の計測システム。
  4. 【請求項4】 前記組込コンピュータが、前記実行プロ
    グラムを変更したときに、自動的に組込コンピュータを
    再起動させる再起動プログラムを記録したコンピュータ
    読取可能な記憶媒体を有する請求項1〜3の何れかに記
    載の計測システム。
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