JP2003148975A - 地図情報作成方法及びシステム - Google Patents

地図情報作成方法及びシステム

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JP2003148975A
JP2003148975A JP2001345638A JP2001345638A JP2003148975A JP 2003148975 A JP2003148975 A JP 2003148975A JP 2001345638 A JP2001345638 A JP 2001345638A JP 2001345638 A JP2001345638 A JP 2001345638A JP 2003148975 A JP2003148975 A JP 2003148975A
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Fujio Matsumoto
冨士郎 松本
Koji Shige
宏次 志毛
Yukinobu Hanaoka
幸信 花岡
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CIVIL SOLUTION PROVIDERS CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地図情報サーバから検索した地図にクライア
ントが有する独自情報を重ね合わせて表示し、目的に合
わせた主題図を作成する地図情報作成方法及びシステム
を提供する。 【解決手段】 インターネット30に接続された地図情
報サーバ10に対して、座標指定手段41によって目的
の地図の座標を指定して検索し、この検索された地図を
表示手段17に表示し、この表示手段17に表示された
地図に、独自情報データベース35から呼び出した独自
情報のレイヤを重ね合わせて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図情報作成方法
及びシステムに関し、より詳しくは地図情報サーバから
検索した数値地図にクライアントが有する独自情報のレ
イヤを重ね合わせて表示し、目的に合わせた主題図を作
成する地図情報作成方法及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の地図表示システムとし
て、特開平10−240124号公報に記載された地図
表示システムがある。この公報には、複数の地理情報サ
ーバと、この地理情報サーバの検索が可能な地理情報検
索サーバと、地図を表示するクライアントとがインター
ネットを介して互いに接続されており、クライアントが
地理情報検索サーバを介して複数の地理情報サーバから
地図を検索し、検索した地図をクライアントの表示部に
重ね合わせて表示するシステムが開示されている。ま
た、この公報には、地図に、構築物や通信ケーブル(建
設物)のような建設物情報を重ね合せて表示する点も開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の地図表示システムは、複数の地理情報サーバに散在
している既成の地図を集めてきて結び合わせ、付加価値
のある地図情報として表示するものであり、また、構築
物や通信ケーブル(建設物)のような建設物情報も地理
情報サーバから検索し、地図に重ね合わせて表示したも
のであるため、クライアントが独自に持つ様々な情報の
レイヤを地図に重ね合わせて表示し、クライアントが日
常の業務を処理する上で有用な主題図を作成することは
できない。
【0004】そこで、本発明は、地図情報サーバから検
索した地図に、クライアントが有する様々な独自情報の
レイヤを用途に応じて重ね合わせて表示し、クライアン
トの独自情報の安全性を確保しつつ目的に合わせた主題
図を作成する地図情報作成方法及びシステムを提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る請求項1に記載の地図情報
作成方法は、インターネットに接続された地図情報サー
バに対して、座標指定手段によって目的の数値地図の座
標を指定して検索し、この検索された数値地図を表示手
段に表示し、この表示手段に表示された数値地図に、情
報ソースや独自情報データベースから呼び出した独自情
報のレイヤを重ね合わせて表示する構成とした。
【0006】このような構成としたことにより請求項1
に記載の地図情報作成方法では、クライアントが所有す
る顧客情報、店舗情報、営業の担当地区情報、社員の所
在などの独自情報を数値地図に表示したい場合、座標指
定手段によって当該独自情報の位置情報(住所、地域な
ど)をインターネットに接続された地図情報サーバに対
して指定する。これに対して地図情報サーバではこの位
置情報(住所、地域など)に基づき該当する目的の数値
地図を検索し、クライアントに送信する。クライアント
ではこの検索された数値地図を表示手段に表示し、この
表示手段に表示された数値地図に独自情報のレイヤを重
ね合わせて、クライアントが日常の業務を処理する上で
有用な主題図を作成するという一連の作業を行うことが
可能となる。
【0007】本発明に係る請求項2に記載の地図情報作
成方法は、前記独自情報データベースのデータが、位置
情報と一緒に前記独自情報データベースに記憶されてい
ることを特徴とする。
【0008】このような構成としたことにより、請求項
2に記載の地図情報作成方法では、独自情報が位置情報
を持つことで数値地図との統合が可能になる。
【0009】本発明に係る請求項3に記載の地図情報作
成システムは、インターネットに接続された地図情報サ
ーバに対して目的の数値地図の座標を指定して検索する
座標指定手段と、この検索された数値地図を表示する表
示手段と、独自情報を蓄積した独自情報データベース
と、前記検索した数値地図の座標を前記表示手段の座標
に合うように変換する座標変換手段と、前記独自情報デ
ータベースから呼び出した独自情報のレイヤを前記表示
手段上の数値地図に重ね合わせて表示する重ね合わせ手
段とを備えたことを特徴とする。
【0010】このような構成としたことにより、請求項
3に記載の地図情報作成システムでは、クライアントが
所有する顧客情報、店舗情報、営業の担当地区情報、社
員の所在などの独自情報を数値地図に表示したい場合、
座標指定手段がインターネットに接続された地図情報サ
ーバに対して目的の数値地図の座標を指定して検索し、
検索した数値地図を座標変換手段が表示手段の座標に合
うように変換して表示する。次いで重ね合わせ手段が独
自情報データベースから呼び出した独自情報のレイヤを
表示手段上の数値地図に重ね合わせて、クライアントが
日常の業務を処理する上で有用な主題図を作成すること
ができる。
【0011】本発明に係る請求項4に記載の地図情報作
成システムは、前記独自情報データベースのデータが、
位置情報と一緒に前記独自情報データベースに記憶され
ていることを特徴とする。
【0012】このような構成としたことにより、本発明
に係る請求項4に記載の地図情報作成システムでは、独
自情報が位置情報を持つことで数値地図との統合が可能
になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る地図情報作成
方法及びシステムを図面を参照しながら詳細に説明す
る。参照する図面において、図1は本発明の地図情報作
成システムのシステム構成図である。本発明の地図情報
作成システムは、地図情報サーバ10と、この地図情報
サーバ10を検索して数値地図を表示することが可能な
クライアント20とがインターネット30を介して相互
に接続されたシステムである。
【0014】地図情報サーバ10は、データを処理しシ
ステム全体を制御するCPU(Central processing U
nit)1、記憶手段としてのROM(Read Only Memor
y)2、RAM(Random Access Memory)3、ハード
ディスク装置4、フレキシブルディスク装置5、データ
の読み込み/書き込みのためのキーボードやマウスのよ
うな入力手段6、地図を表示するCRT(Cathode Ray
Tube)や、液晶画面のような表示手段7、表示手段7
に表示された数値地図を印刷するためのプリンタ8、イ
ンターネット30で送受信するための通信制御装置9、
及びこれらの各装置を接続しているバス21などから構
成されている。
【0015】同じくクライアント20は、データを処理
しシステム全体を制御するCPU11、記憶手段として
のROM12、RAM13、ハードディスク装置14、
フレキシブルディスク装置15、データの読み込み/書
き込みのためのキーボードやマウスのような入力手段1
6、数値地図を表示するCRTや、液晶画面のような表
示手段17、表示手段17に表示された数値地図を印刷
するためのプリンタ18、インターネット30で送受信
するための通信制御装置19、及びこれらの各装置を接
続しているバス31などから構成されている。尚、図で
はクライアント20は1つしか表現していないが、実際
には複数のクライアント20が地図情報サーバ10に接
続されている。
【0016】CPU1,11は、ハードディスク装置
4,14等の磁気ディスク、又は光ディスク、若しくは
RAM3,13、ROM2,12等の固定記憶装置に読
み込まれたOS(Operating System)に従って、地図
情報サーバ10及びクライアント20をそれぞれ統括的
に制御する。またこのクライアント20のCPU11
は、ROM12に格納されている、又はRAM13にロ
ードされた本発明の数値地図を作成するためのプログラ
ムを座標指定手段41、座標変換手段42、重ね合わせ
手段43などとして機能させる。
【0017】座標指定手段41は、クライアント20が
地図情報サーバ10に対して目的の独自情報を表示手段
17に表示する際、最適の数値地図を選択する基準とな
る独自情報の座標を指定する働きをする。座標変換手段
42は、クライアント20の表示手段17の座標(ロー
カル座標)と地図情報サーバ10の座標(グローバル座
標)とが異なるため、目的の独自情報の座標を地図情報
サーバ10に送る際、この独自情報の座標(ローカル座
標)を地図情報サーバ10の座標(グローバル座標)に
変換し、さらに指定した数値地図を地図情報サーバ10
が地図情報データベース33から検索してクライアント
20に返信する際、この数値地図の座標(グローバル座
標)を独自情報の座標(ローカル座標)に変換する働き
をする。重ね合わせ手段43は、地図情報サーバ10か
ら送信されてきて表示手段17に表示された数値地図の
レイヤの上に、インターネット上に存在する他の情報ソ
ースや、独自情報データベース35から呼び出した目的
の独自情報のレイヤとを重ね合わせて主題図を作成する
働きをする。尚、レイヤとは特定の数値地図や独自情報
の階層を意味し、異なる数値地図や独自情報はそれぞれ
異なるレイヤを構成する。
【0018】ハードディスク装置4,14には、前記O
Sの他インターネットのWeb(WWW:World Wide Web)
ブラウザとして動作させるためのプラグインソフトウエ
アと、不正行為者のデータ閲覧、書き換えなどのクラッ
ク行為を常時禁止するための保守プログラムとがインス
トールされている。又、クライアント20のハードディ
スク装置14には、これらのソフトウエアの他に例えば
顧客情報、店舗情報、営業の担当地区情報、社員の所在
情報などの独自情報を蓄積、記憶した独自情報データベ
ース35が構築されている。これらの独自情報は、全て
住所などの位置情報や、営業の担当地区情報であればそ
の担当地区のエリアと一緒に記憶されている。独自情報
が位置情報を持つことで、表示手段17に表示する数値
地図のレイヤに、インターネット上に存在する他の情報
ソースや、独自情報のレイヤを重ね合わせて目的に合っ
た主題図を作成することが可能になる。また、独自情報
データベース35は、不正行為者のデータ閲覧、書き換
えなどのクラック行為を常時禁止するための保守プログ
ラムによって保護されているので、安全性も確保され
る。尚、独自情報データベース35は、これらの情報の
他にもクライアント20となる各業種の会社や団体が日
常の業務を処理する上で有用な様々な情報を蓄積してい
る。
【0019】地図情報サーバ10のハードディスク装置
4には、コンピュータ上で取り扱うことができる様々な
種類と縮尺の内外の数値地図を蓄積、記憶した地図情報
データベース33が構築されている。数値地図の種類
は、空間データ基盤(都市計画基図:白地図)、行政界
・海岸線、地図画像、地名・公共施設、区分地図、道路地
図、電車路線図などである。また、数値地図の縮尺は、
1/2500,1/5000,1/10000,1/2
5000,1/50000,1/200000などであ
る。
【0020】クライアント20のフレキシブルディスク
装置15は、作成された主題図などのデータを磁気テー
プ、又はフレキシブルディスク32にセーブしてバック
アップを作成したりする。尚、このフレキシブルディス
ク装置5,15に代えて、MO(Magneto Optical Di
sk:光磁気)ディスク装置、CD−ROM(Compact D
isk−Read OnlyMemory)装置、テープストレージ等も
使用することができる。
【0021】通信制御装置9,19は、ルータなどから
構成され、TCP/IP(Transmission Control Prot
ocol/Internet Protocol)で通信を行う機能を有し、
インターネット30を介して、後述する主題図を作成す
るための情報をクライアント20と地図情報サーバ10
との間で送受信する。
【0022】次にクライアント20のCPU11で起動
しているプログラムによって機能する本発明の地図情報
作成方法による処理手順を図1及び図2を参照して説明
する。この地図情報作成方法では、地図情報サーバ10
が提供する数値地図をクライアント20の表示手段17
に表示し、この表示手段17上の数値地図のレイヤに、
インターネット上に存在する他の情報ソースや、独自情
報データベース35から呼び出した独自情報のレイヤを
重ね合わせて、クライアントが日常の業務を処理する上
で有用な主題図を作成する。ステップST1では、座標
変換手段42が、独自情報データベース35内の対象と
なる独自情報のローカル座標である位置情報(住所な
ど)を、緯度、経度を表すグローバル座標に変換する。
また、営業の担当地区情報などであれば、その担当地区
のエリアが緯度、経度の範囲で表される。尚、ローカル
座標は、表示手段17の左上の隅を原点とするX−Y座
標であり、このローカル座標によれば独自情報の住所
は、例えば(5,4)のように表示される。
【0023】ステップST2では、座標指定手段41
が、変換されたグローバル座標とともに、数値地図の種
類や縮尺を地図情報サーバ10の地図情報データベース
33に対して指定する。尚、この数値地図の種類や縮尺
の選択は、地図情報サーバ10が持つ機能としても良
い。
【0024】ステップST3では、地図情報サーバ10
が、指定されたグローバル座標、地図の種類と縮尺の数
値地図を、地図情報サーバ10の地図情報データベース
33から検索し、地図情報サーバ10が該当する数値地
図をインターネット30を介してクライアント20に送
信する。
【0025】ステップST4では、座標変換手段42
が、クライアント20に送信されてきた数値地図のグロ
ーバル座標をローカル座標に変換して数値地図の表示範
囲を指定し、表示手段17に当該数値地図を表示する。
数値地図の表示範囲の指定は、例えば同じ数値地図に複
数箇所にわたる独自情報を表示する場合、表示すべき範
囲が広がるために必要になる。
【0026】ステップST5では、重ね合わせ手段43
が、対象となっているインターネット上に存在する他の
情報ソースや、独自情報のレイヤを、表示手段17に表
示されている数値地図の該当する住所に適当なマークと
共に重ね合わせて表示し、目的とする主題図が作成され
る。マークは、視覚的に認識が容易なものとする。
【0027】この地図情報作成方法による処理におい
て、クライアント20は、地図情報サーバ10の地図情
報データベース33から送信されてくる数値地図を表示
するために、ハードディスク装置14に、SVG(Scalabl
e Vector Graphics)ビュアーをインストールしてお
く。地図情報データベース33から送信されてくる数値
地図はテキストモードで表現されているので、SVGビュ
アーによって表示手段17の指定した位置にこのテキス
トモードの数値地図を描画する。
【0028】尚、SVGは、ベクター(点、線、面、テキ
スト)方式で2次元グラフィックスを表現するためのXM
L(Extensible Markup Language)で記述された言語
である。このSVGを表示するためには、例えばWebブラウ
ザにプラグインを追加する方法がある。プラグインとし
て、例えばAdobe社のSVGビュアー(Viewer)が使われ
る。また、Webブラウザにプラグインを追加する方法の
他に、専用のビューアプリケーションを使用する方法も
ある。どちらの方法でもSVGを表示することができる。
【0029】また、XMLは、Webページ作成言語であり、
利用者が自由にタグを定義することができ、文書中の文
字列を意味付けできる言語構造を持っているので、プロ
グラムで自由にXML文書を処理することができる。このX
MLによってテキスト文書をデータベースと同様にアクセ
スして、検索することができる。
【0030】このようにXMLをベースにしたSVGは、グラ
フィックとして非常に豊かな表現能力を備えているの
で、インターネットを介して地図情報サーバ10の地図
情報データベース33に対して指定した数値地図をクラ
イアント20の表示手段17に表示し、この表示された
数値地図に独自情報のレイヤを重ね合わせて、目的の主
題図を作成することが可能になった。
【0031】次に本発明の地図情報作成方法の具体的な
例について説明する。図3は前記独自情報データベース
35(図1)に記録された東京都のある地区の1日当り
に換算されたゴミの量を示す図である。図には、この地
区(東京都△△区○○町1丁目)の1番地ごとのゴミ置
き場に出される複数世帯の1日当りに換算されたゴミの
総量がKg単位で示されている。尚、図に示したゴミの
量は現実のものではなく、ゴミ置き場に出される複数の
世帯の総量を表す架空のものである。
【0032】図4は図3に示されたゴミの量を表示手段
に表示させた主題図を示す図である。図には、位置情報
(東京都△△区○○町1丁目1番地、2番地、3番地、
・・・)を指定して、地図情報サーバ10からクライアン
ト20の表示手段17に送信されてきた数値地図の上
に、ゴミ置き場のポイントを示す●とともに1日当りの
ゴミの量の数値を表すレイヤを重ね合わせて表示した主
題図である。このポイントを示す●とゴミの量の数値の
レイヤを数値地図に重ね合わせたとき、数値地図の地の
文字との紛らわしさを避けるために、例えば色を変え太
字のゴシック体の文字で表示する。
【0033】図5は数値地図のレイヤに独自情報のレイ
ヤを重ね合わせるレイヤの概念を示す図である。図5
は、図4で示した主題図を例にとったものである。図で
ベースとなる東京都△△区○○町1丁目の数値地図のレ
イヤ50の上に重ね合わされる、ゴミ置き場52のポイ
ントを示す●と、そのゴミ置き場52に出される1日当
りのゴミの量の数値を表す独自情報のレイヤ51との対
応関係を示している。独自情報のレイヤ51も対応する
数値地図のレイヤ50も、ローカル座標で表示されてお
り(ローカル座標のX‐Y座標が仮想線で表示されてい
る。)、ゴミ置き場52の住所に対応するポイントが●
で示されている。このようにして座標を統一することで
ベースとなる数値地図のレイヤの上に、様々な独自情報
に関する位置情報や属性情報のレイヤを重ね合わせ、ユ
ーザの目的に合った主題図を作成することができる。
【0034】更にこの地図情報作成システムを利用して
営業社員が現地で実地に営業・リサーチ活動をして、現
地から会社に報告する例を図6により説明する。
【0035】例えば営業の担当者がある地区に出張し
て、この地区のコンビニ(Convenience Store)の出店
状況などを調査する場合、図に示すように立地調査、マ
ーケット調査の結果を会社に報告する必要がある。従来
であれば現地でこれらについて一通り調査した後、会社
に戻って報告書にまとめて報告すると云う形で行われて
いたが、営業の担当者は先ず自分のPDA(Personal
Digital Assistant)に、会社、即ちクライアント20
の独自情報データベース35(図1)から営業・リサーチ
する範囲の数値地図を含むポイントデータや現地への行
き先案内などの情報をインポートしておく。そして立地
調査が終わったら予めインポートしておいた情報に追加
する形でポイントデータに調査結果を入力する。同様に
してマーケット調査の結果をポイントデータに入力す
る。各調査が終わった時点で、或いは全部の調査が終わ
った時点で、会社(クライアント)にポイントデータと
報告書を配信し、独自情報データベース35(図1)に蓄
積する。そして会社から地図情報サーバ10(図1)にこ
の情報を送信する。このように調査をしながらポイント
データをPDAに入力し、調査終了と共に会社(クライ
アント)に送信することができるので、現地でのリアル
タイムでの調査が可能になり、ビジネスをスピーディー
に展開することができる。
【0036】別の例として、社員の所在情報を表示手段
に数値地図と重ねて表示した例を図7によって説明す
る。図に示すように、この社員の所在情報を会社、即ち
クライアント20の表示手段17に数値地図と重ねて表
示した主題図の例では、独自情報データベース35(図
1)に社員毎の在席/不在の状態が記録されている。社
員が不在であればその外出先が、表示手段17上の数値
地図に例えば星印37でマークされ、訪問先の会社名と
ともにその社員の名と肩書き、担当などが表示される。
そして外出している社員からは、例えば携帯電話などで
定期的に現在いる場所の位置情報(住所や目印となる建
物など)が連絡されて、表示手段17(図1)上で独自情
報データベース35の記録が更新される。独自情報デー
タベース35には日時も同時に記録される。
【0037】このようなシステムによって、客先から社
員宛に電話が入った場合、取り次いだ社員が当該社員の
在席/不在の状態を、表示手段17上に呼び出した独自
情報データベース35の記録によって確認することがで
きる。そして外出であれば画面を切り換えてその行き先
を画面上の数値地図で確認し、電話で客を待たせること
なく社員の行き先を迅速に客に知らせることができる。
従って取り次いだ社員と部署が異なり、顔が見えない社
員宛の電話でもこのシステムによってその社員の行き先
を迅速に客に知らせることができ、迅速な応対が可能に
なる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明に係る地図情報作成方法によれば、クライアント
が所有する顧客情報、店舗情報、営業の担当地区情報、
社員の所在などの独自情報の位置情報(住所、地域な
ど)のレイヤが、表示手段上のベースとなる数値地図に
直ちに重ね合わされた主題図として表示されるので、こ
の主題図によって日常の業務を迅速かつ的確に処理する
ことができる。また、独自情報は、クライアントが保有
するものなので、他から不正に閲覧、書き換えなどを行
われる虞が少なく、安全である。
【0039】請求項2に記載の本発明に係る地図情報作
成方法によれば、独自情報が位置情報を持つことで数値
地図との統合が可能になるので、様々な独自情報のレイ
ヤをベースとなる数値地図のレイヤに重ね合わせて表示
することができ、日常の業務を処理する上で有用な主題
図の作成を迅速に行うことができるから、例えば客先か
らの様々な問い合わせに対してもスピーディーに対応し
て、ビジネスを進めることができる。
【0040】請求項3に記載の本発明に係る地図情報作
成システムによれば、座標指定手段がインターネットに
接続された地図情報サーバに対して目的の数値地図の座
標を指定して検索し、検索された数値地図を座標変換手
段が表示手段の座標に合うように変換して表示し、次い
で重ね合わせ手段が独自情報のレイヤを表示手段上の数
値地図に重ね合わせて表示するので、クライアントが日
常の業務を処理する上で有用な主題図を迅速に作成する
ことができる。
【0041】請求項4に記載の本発明に係る地図情報作
成システムによれば、独自情報が位置情報を持つことで
数値地図との統合が可能になるので、様々な独自情報の
レイヤをベースとなる数値地図のレイヤに重ね合わせて
表示することができ、日常の業務を処理する上で有用な
主題図の作成を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の地図情報作成システムのシステ
ム構成図である。
【図2】図2は本発明の地図情報作成方法による処理手
順を示すブロック図である。
【図3】図3は東京都のある地区の1日当りに換算した
ゴミの量を示す図である。
【図4】図4は、図3に示されたゴミの量を表示手段に
表示させた主題図を示す図である。
【図5】図5は数値地図のレイヤに独自情報のレイヤを
重ね合わせるレイヤーの概念を示す図である。
【図6】図6は営業社員が現地で実地に営業・リサーチ
活動をして現地から会社に報告する例を示す図である。
【図7】図7は社員の所在情報を表示手段に数値地図と
重ねて表示した例を示す図である。
【符号の説明】
1,11 :CPU 4,14 :ハードディスク装置 7,17 :表示手段 10 :地図情報サーバ 20 :クライアント 33 :地図情報データベース 35 :独自情報データベース 41 :座標指定手段 42 :座標変換手段 43 :重ね合わせ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 F 5H180 Z H04N 1/387 H04N 1/387 (72)発明者 花岡 幸信 東京都港区赤坂2丁目5番1号 株式会社 シビルソリューションズ内 Fターム(参考) 2C032 HC05 HC24 HC26 HC27 2F029 AA07 AC02 AC09 AC14 AC20 5B057 AA13 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CD20 CE08 CE09 CH07 CH08 CH11 CH12 CH14 5B075 ND06 PQ69 UU14 5C076 AA12 BA06 CA02 5H180 AA21 BB05 BB13 FF03 FF22 FF32 FF40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットに接続された地図情報サ
    ーバに対して、座標指定手段によって目的の数値地図の
    座標を指定して検索し、 この検索された数値地図を表示手段に表示し、 この表示手段に表示された数値地図に、独自情報データ
    ベースから呼び出した独自情報のレイヤを重ね合わせて
    表示する、 ことを特徴とする地図情報作成方法。
  2. 【請求項2】 前記独自情報データベースのデータは、
    位置情報と一緒に前記独自情報データベースに記憶され
    ていることを特徴とする請求項1記載の地図情報作成方
    法。
  3. 【請求項3】 インターネットに接続された地図情報サ
    ーバに対して目的の数値地図の座標を指定して検索する
    座標指定手段と、 この検索された数値地図を表示する表示手段と、 独自情報を蓄積した独自情報データベースと、 前記検索した数値地図の座標を前記表示手段の座標に合
    うように変換する座標変換手段と、 前記独自情報データベースから呼び出した独自情報のレ
    イヤを前記表示手段上の数値地図に重ね合わせて表示す
    る重ね合わせ手段と、 を備えたことを特徴とする地図情報作成システム。
  4. 【請求項4】 前記独自情報データベースのデータは、
    位置情報と一緒に前記独自情報データベースに記憶され
    ていることを特徴とする請求項3記載の地図情報作成シ
    ステム。
JP2001345638A 2001-11-12 2001-11-12 地図情報作成方法及びシステム Pending JP2003148975A (ja)

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