JP3519342B2 - 地図情報の提供システムおよび提供方法 - Google Patents

地図情報の提供システムおよび提供方法

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JP3519342B2
JP3519342B2 JP2000165739A JP2000165739A JP3519342B2 JP 3519342 B2 JP3519342 B2 JP 3519342B2 JP 2000165739 A JP2000165739 A JP 2000165739A JP 2000165739 A JP2000165739 A JP 2000165739A JP 3519342 B2 JP3519342 B2 JP 3519342B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地図情報の提供シス
テムおよび提供方法に関し、特に、インターネットを介
して、最寄駅などのランドマークから目的地までの地図
を提供するシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及により、自社の店
舗周辺の地図をホームページなどで公開する企業が増え
ており、一般利用者は、Webブラウザを利用して、こ
のような地図情報を容易に入手できるような環境が整い
つつある。特に、最近では、携帯電話などの携帯情報端
末装置が普及しており、パソコンだけではなく、このよ
うな携帯情報端末装置のWebブラウズ機能を利用し
て、地図情報を入手することもできる。また、一般企業
に代わって、地図情報の提供業務を代行するサービスも
普及し始めており、一般企業は、このようなサービス業
者に自社の店舗の情報を提供するだけで、一般利用者に
対して自社の店舗周辺の地図情報を提供することができ
るようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ある特定の目的地の周
辺地図を用意する場合、当該目的地が中心に配置された
地図が必ずしも適当であるとは限らない。通常は、最寄
駅などからのアクセス方法が良くわかるように、個々の
目的地のロケーションに応じて、当該目的地に適した地
図を用意することになる。このため、より見やすい地図
を提供するためには、地図情報の提供者は、個々の目的
地ごとに、どの駅からのアクセス経路を表示したらよい
かという配慮を行う必要がある。したがって、多数の店
舗を有する企業の場合、個々の店舗についての地図情報
を作成するために多大な労力と時間が必要になる。一
方、地図情報の利用者の立場からみれば、特定の目的地
へアクセスするための最適な地図が直ちに入手できず、
最寄駅などの情報を入力して最適な地図を検索する操作
を行わざるを得ない場合も少なくない。別言すれば、最
適な地図を端末装置の画面上に表示させるまでに、種々
の入力操作が要求されることになる。特に、携帯電話な
どの端末装置を用いて地図情報を利用する場合、入力用
のマンマシンインターフェイスが貧弱なため、種々の入
力操作が要求される場合、使い勝手が極めて悪くなる。
【0004】そこで本発明は、地図情報の提供者および
利用者の労力を軽減し、特定の目的地へアクセスするの
に適した地図を容易に提供することが可能な地図情報の
提供システムおよび提供方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の第1の態
様は、情報利用者の端末装置からの要求に応じて、所定
の目的地周辺の地図情報を提供する地図情報の提供シス
テムにおいて、地図を提供するための地図画像を格納す
る地図画像データベースと、種々の目的地へ到達するた
めの目標となるランドマークに関する情報を、その位置
を示す情報とともに格納するランドマークデータベース
と、地図情報の提供対象となる対象目的地を特定する情
報を入力する目的地入力手段と、ランドマークデータベ
ースを検索することにより、対象目的地の近傍の所定範
囲内に存在する1つのランドマークを、対象ランドマー
クとして抽出するランドマーク検索手段と、対象目的地
の位置および対象ランドマークの位置を対角位置とする
矩形領域を定義し、この矩形領域の周囲に外縁領域を定
義し、地図画像データベースから外縁領域の外周線に沿
った切り出しを行うことにより、この外周線で囲まれた
範囲内の地図画像を提供対象地図画像として切り出す地
図画像切出手段と、切り出された提供対象地図画像を、
情報利用者の端末装置に提供する情報提供手段と、を設
けるようにしたものである。
【0006】(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1
の態様に係る地図情報の提供システムにおいて、ランド
マーク検索手段が、対象目的地の近傍の所定範囲内に単
一のランドマークだけが存在する場合には、この単一の
ランドマークを対象ランドマークとして抽出する処理を
行い、対象目的地の近傍の所定範囲内に複数のランドマ
ークが存在する場合には、これら複数のランドマークの
うち対象目的地に最も近い1つのランドマークを対象ラ
ンドマークとして抽出する処理を行うようにしたもので
ある。
【0007】(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1
の態様に係る地図情報の提供システムにおいて、ランド
マーク検索手段が、対象目的地の近傍の所定範囲内に単
一のランドマークだけが存在する場合には、この単一の
ランドマークを対象ランドマークとして抽出する処理を
行い、対象目的地の近傍の所定範囲内に複数のランドマ
ークが存在する場合には、これら複数のランドマークを
情報利用者に提示して、当該情報利用者にいずれか1つ
のランドマークを選択させ、選択された1つのランドマ
ークを対象ランドマークとして抽出する処理を行うよう
にしたものである。
【0008】
【0009】(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1
第3の態様に係る地図情報の提供システムにおいて、
ランドマーク検索手段が、対象目的地の近傍の所定範囲
内にランドマークが1つも存在しなかった場合には、対
象ランドマークを抽出する処理を行わず、地図画像切出
手段が、対象ランドマークが抽出されなかった場合に
は、対象目的地が中心にくるように、縦横所定の長さの
矩形領域を定義し、この矩形領域内を提供対象地図画像
として切り出す処理を行うようにしたものである。
【0010】(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1
第4の態様に係る地図情報の提供システムにおいて、
地図情報の提供を依頼する情報提供者が携帯するGPS
測位システム付端末装置から、このGPS測位システム
を利用して当該端末装置の現在位置を示す情報を目的地
の位置を示す情報として入力し、この入力した情報を用
いて目的地の登録を行う目的地登録手段を更に設ける
うにしたものである。
【0011】(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1
第5の態様に係る地図情報の提供システムにおいて、
ランドマークデータベースに、地図の切出処理には利用
されない補助ランドマークに関する情報をランドマーク
に関する情報とともに格納しておくようにし、情報提供
手段が、提供対象地図画像上にこの補助ランドマークを
更に付加して地図画像の提供を行うようにしたものであ
る。
【0012】(7) 本発明の第7の態様は、上述の第1
第6の態様に係る地図情報の提供システムにおいて、
情報利用者が利用する可能性のある複数の端末装置につ
いての仕様に関する情報を格納する端末仕様データベー
スと、特定の情報利用者から地図情報の提供要求があっ
た場合に、端末仕様データベースを検索することによ
り、特定の情報利用者が用いている端末装置を特定する
処理を行う端末特定手段と、を更に設け、情報提供手段
により、特定の情報利用者が用いている端末装置の仕様
に合わせた地図情報の提供を行うことができるようにし
たものである。
【0013】(8) 本発明の第8の態様は、上述の第1
第7の態様に係る地図情報の提供システムにおいて、
情報利用者の個人情報を登録して格納する利用者データ
ベースと、特定の情報利用者から地図情報の提供要求が
あった場合に、利用者データベースを検索することによ
り、特定の情報利用者の個人情報を認識する個人情報認
識手段と、を更に設け、情報提供手段により、特定の情
報利用者の個人情報に合わせた地図情報の提供を行うこ
とができるようにしたものである。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】(9) 本発明の第9の態様は、ネットワー
クを利用して、地図情報の提供を行う地図情報の提供方
法において、自己の店舗周辺の地図情報の提供を依頼す
る情報提供者の端末装置と、この依頼を受けて地図情報
の提供サービスを実施するサービス業者が設置した地図
情報の提供システムと、地図情報の提供を受ける情報利
用者の端末装置と、をネットワークに接続し、情報提供
者の各店舗の位置情報を、情報提供者の端末装置から地
図情報の提供システムへネットワークを介して伝送する
ことにより地図情報の提供システムに登録し、情報利用
者の端末装置から、ネットワークを介して、特定の店舗
周辺の地図情報の要求があった場合に、地図情報の提供
システムにおいて、特定の店舗の近傍の所定の範囲内に
存在する1つのランドマークを対象ランドマークとして
抽出し、特定の店舗の位置および対象ランドマークの位
置を対角位置とする矩形領域を定義し、この矩形領域の
周囲に外縁領域を定義し、広範囲の地図からこの外縁領
域の外周線で囲まれた範囲内の地図を提供対象地図とし
自動的に切り出す処理を実行し、切り出した地図を、
ネットワークを介して情報利用者の端末装置へ提供する
ようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施形態
に基づいて説明する。
【0019】§1.本発明の基本的な実施形態 図1は、本発明の基本的な実施形態に係る地図情報の提
供システムのブロック図である。ここで、一点鎖線で囲
った部分が、本発明に係る地図情報の提供システム10
0であり、情報利用者の端末装置200からの要求に応
じて、所定の目的地周辺の地図情報を提供する機能を有
している。実際には、地図情報の提供システム100
は、地図情報を提供するサービス業者が設置したサーバ
装置によって構成され、情報利用者の端末装置200
は、一般利用者が使用するパソコンや携帯情報端末装置
(たとえば、携帯電話や電子手帳など)によって構成さ
れることになる。実用的なビジネス形態としては、地図
情報の提供システム100と情報利用者の端末装置20
0とをインターネットを介して接続するのが一般的であ
る(このようなビジネス形態の例は、§2において述べ
る)。
【0020】地図情報の提供システム100には、地図
画像データベース111と、ランドマークデータベース
112とが用意されている。地図画像データベース11
1は、地図を提供するための地図画像を格納したデータ
ベースであり、このシステムでサービスを提供するエリ
ア内の地図画像が所定のフォーマットでデータベース化
されて格納されている。たとえば、日本全国に渡って地
図の提供サービスを展開するのであれば、日本全国の地
図画像のデータが地図画像データベース111内に用意
されることになる。地図画像のデータ自身は、ラスター
形式の画像データでもベクトル形式の画像データであっ
てもかまわない。図2は、地図画像データベース111
内に用意されている地図画像の一例を示す図である。こ
こに示す例は、地図画像データベース111内に用意さ
れた地図画像のうちの、ある特定のエリア内の一部分だ
けを示したものであり、道路、鉄道、駅といった図形に
よる構成要素とともに、鉄道名、駅名、町名といった文
字列による構成要素が示されている。もちろん、これら
の構成要素のすべてをラスター形式のデータとして用意
しておいてもよいし、図形による構成要素をベクトル形
式のデータで用意し、文字列による構成要素をテキスト
データで用意する、という方法を採ってもかまわない。
【0021】一方、ランドマークデータベース112に
は、種々の目的地へ到達するための目標となるランドマ
ークに関する情報が、その位置を示す情報とともに格納
されている。ランドマークとして実用上最も利用価値の
高いものは、交通機関の駅(空港、港湾、停留所なども
含む)である。そこで、ここで示す実施形態では、交通
機関の駅をランドマークとして用いた例を述べることに
する。もちろん、ランドマークは、目的地へアクセスす
る際の目印となるものであれば、駅に限る必要はない。
たとえば、役所の建物、高速道路のインターチェンジ、
デパート、公園などをランドマークとして用いてもかま
わない。図3は、ランドマークデータベース112に格
納されたランドマークの一例を示す図表である。各ラン
ドマークは、その位置を示す情報とともに、ランドマー
クデータベース112内に登録されている。ここに示す
例では、位置を示す情報として、緯度/経度を用いてい
る。たとえば、「AAA本線B駅」なるランドマークに
ついては、(x1,y1)なる座標値が登録されている
が、これはこのランドマークの位置の(経度,緯度)を
示す座標値である。駅のように、ある程度の面積を有す
るランドマークの場合、たとえば、その中心位置の座標
値を登録するようにすればよい。図示の例では、4つの
ランドマークの登録例しか示されていないが、実際に
は、たとえば、日本全国のすべての駅がランドマークと
して登録されることになる。
【0022】もちろん、駅以外にも、ランドマークとし
て用いる対象物があれば、同様に登録しておくようにす
る。ただ、本発明における「ランドマーク」の情報は、
後述するように、地図の切り出しに利用されることにな
るので、個々の地域において、ある程度の規模をもった
拠点として認識される対象物を選抜してランドマークデ
ータベース112に登録しておくのが好ましい。その他
の細かな目印(たとえば、角のタバコ屋とか、郵便ポス
トといったローカルな目印)については、後述するよう
に、補助ランドマーク(地図の切り出しには利用されな
いランドマーク)として登録しておくようにする。な
お、各ランドマークは、後の処理において、緯度/経度
などの位置情報に基づいて検索されることになるので、
そのような検索に適した形式で、ランドマークデータベ
ース112内に登録しておくようにする。
【0023】地図情報の提供システム100内には、こ
れらのデータベースの他に、図1に示すように、地図画
像切出手段121、ランドマーク検索手段122、情報
提供手段123、目的地入力手段124が設けられてい
る。これらの手段は、実際には、地図情報の提供システ
ム100を構成するサーバ装置に組み込まれたソフトウ
エアによって実現される。
【0024】目的地入力手段124は、地図情報の提供
対象となる対象目的地を特定する情報を入力する機能を
もった構成要素であり、情報利用者の端末装置200側
からインターネットなどを介して送信されてきた対象目
的地を特定する情報(情報利用者が指定した特定の目的
地を示す情報)を入力する機能を有している。対象目的
地を特定する情報としては、たとえば、当該対象目的地
の緯度/経度を示すデータそのものを用いてもよいが、
§2で述べる例のように、予め特定の目的地について、
緯度/経度などのデータを登録する処理を行っておけ
ば、この登録に用いた識別コードを、対象目的地を特定
する情報として用いることもできる。対象目的地Dが特
定されると、この対象目的地Dを示すデータが、図1の
ブロック図に示されているように、目的地入力手段12
4から、地図画像切出手段121、ランドマーク検索手
段122、情報提供手段123に与えられる。
【0025】ランドマーク検索手段122は、ランドマ
ークデータベース112を検索することにより、対象目
的地Dの近傍の所定範囲内に存在するランドマークを、
対象ランドマークLとして抽出する処理を行う。ここで
は、対象目的地Dを中心として、所定半径r以内のエリ
アに存在するランドマークを検索する処理を行ってい
る。図4は、このランドマークの検索処理の概念を示す
図である。この例では、図に点D(x,y)として示さ
れた位置が対象目的地として指定された場合の検索処理
が示されており、半径rの円内のエリアに存在するラン
ドマークL(x1,y1)として、AAA本線B駅が検
索されることになる。前述したように、ランドマークデ
ータベース112内には、図3に示すように、各ランド
マークとその位置(緯度/経度)を示すデータが登録さ
れているので、この位置を示すデータを順に検索するこ
とにより、対象目的地D(x,y)を中心として半径r
以内に存在するランドマークが検索されることになる。
半径rの値としては、たとえば、r=1500mのよう
に予め定めておけばよい。
【0026】こうして、ランドマーク検索手段122に
おいて検索された対象ランドマークLの情報は、地図画
像切出手段121および情報提供手段123に与えられ
る。地図画像切出手段121は、地図画像データベース
111から所定範囲内の地図画像を提供対象地図画像M
として切り出す処理を行う構成要素である。このとき、
目的地入力手段124から与えられる対象目的地Dの位
置と、ランドマーク検索手段122から与えられる対象
ランドマークLの位置と、の双方を考慮して、提供対象
地図画像の切り出し処理が行われることになる。別言す
れば、対象目的地Dと対象ランドマークLとの双方が提
供対象地図画像M内に含まれるように、地図画像の切り
出しが行われることになる。図5は、このような地図の
切り出し方法の一例を示す図である。図に一点鎖線で示
す矩形の内部領域が、提供対象地図画像Mとして切り出
されることになる。この例では、対象目的地D(x,
y)と対象ランドマークL(x1,y1)との中間点P
を求め、この中間点Pを中心とし、所定の大きさをもっ
た矩形内を切出領域として定義している。
【0027】こうして切り出された提供対象地図画像M
は、情報提供手段123に与えられる。情報提供手段1
23は、この提供対象地図画像Mに、対象目的地Dを示
す指標と、対象ランドマークLを示す指標と、を必要に
応じて付加し、これを対象目的地周辺の地図情報とし
て、情報利用者の端末装置200に提供する。図6は、
このようにして提供される地図情報を示す図である。こ
の地図情報は、図5の一点鎖線内の画像に、対象目的地
Dを示す指標ID(図では、星印および「○○ストア」
なる文字列)を付加したものである。ここに示す例で
は、対象ランドマークLを示す指標ILは、もともとの
地図画像に含まれているため、情報提供手段123にお
いて新たに付加する必要はないが、地図画像上には指標
が示されていないランドマークあるいは地図画像上の指
標だけでは不十分なランドマークを用いる場合には、情
報提供手段123において付加するようにする。
【0028】情報利用者の端末装置200には、図6に
示すように、自分がアクセスしようとしている対象目的
地Dと、その周辺に存在する対象ランドマークLとの双
方が含まれた周辺地図情報を得ることができる。このよ
うに、対象目的地Dと対象ランドマークLとの双方が含
まれた地図を切り出す方法としては、種々のアルゴリズ
ムによる方法が考えられるが、対象目的地Dあるいは対
象ランドマークLの位置が、切り出された地図の縁の部
分にあまりに近いと、地図として見にくくなり、場合に
よっては指標の一部が欠けてしまうおそれもある。そこ
で、本実施形態では、次のようなアルゴリズムに基づい
て、地図の切り出しを行っている。図7は、この地図の
切り出し方法のアルゴリズムを説明する図である。ま
ず、対象目的地Dの位置D(x,y)と対象ランドマー
クLの位置L(x1,y1)が決定したら、これらを対
角位置とする矩形領域Kを定義する。このとき、たとえ
ば「四辺が東西あるいや南北に向くような矩形」という
条件を付加しておけば、このような矩形領域Kを一義的
に定めることができ、必ず上方向が北向きとなる地図が
得られるようになる。続いて、この矩形領域Kの周囲に
外縁領域Jを定義し、この外縁領域Jの外周線に沿って
切り出しを行うようにすればよい。
【0029】矩形領域Kの部分が絵画であるとすると、
外縁領域Jの部分は額縁に相当する部分ということにな
る。このように外縁領域Jを付加することにより、対象
目的地Dおよび対象ランドマークLの視認性が向上する
ことになる。外縁領域Jの左右の部分の幅を等しくと
り、上下の部分の幅を等しくとれば、矩形領域Kがちょ
うど中央部分に配置されることになり、対象目的地Dと
対象ランドマークLとの中間点Pが、この切り出された
地図の中心点にくるようになる。外縁領域Jの幅は、た
とえば、図示のように、切り出される地図画像の横寸法
aおよび縦寸法bの値を予め定めておけば、矩形領域K
の縦横寸法に基づいて自動的に定まることになる。もち
ろん、矩形領域Kが極端に小さいために外縁領域Jの幅
が極端に大きくなってしまう場合や、逆に、矩形領域K
が極端に大きいために外縁領域Jの幅が極端に小さくな
ってしまう場合には、矩形領域K自体を拡大したり縮小
したりして調整することも可能である。
【0030】本発明の特徴のひとつは、地図画像データ
ベース111内に用意された広範囲な地図画像の中か
ら、対象目的地Dと対象ランドマークLとの双方が含ま
れるような一部の領域を提供対象地図画像として自動的
に切り出すという点にある。この切り出し処理は、たと
えば、上述した例のように、予め所定のアルゴリズムを
定めておけば、人間の手を煩わせることなしに自動的に
行われることになる。すなわち、本発明では、地図情報
の提供システム100に対して、対象目的地Dの位置を
特定することができる情報さえ入力できれば、当該対象
目的地Dについて最も適当と思われる地図画像が自動的
に切り出されて提供されることになる。地図画像に表示
すべきランドマークは、ランドマーク検索手段122に
よって自動的に検索され、地図画像の切り出し処理は、
地図画像切出手段121によって自動的に行われる。
【0031】ところで、上述した例では、対象目的地D
の近傍の所定範囲内(この例の場合、半径r=1500
m以内)に存在するランドマークが1つだけ検索された
例を示したが、実際には、複数のランドマークが検索さ
れることも少なくない。ランドマーク検索手段122に
より単一のランドマークだけが検索された場合には、こ
の単一のランドマークを対象ランドマークLとして、上
述したように、対象目的地Dと当該対象ランドマークL
との双方が提供対象地図画像内に含まれるように、地図
画像の切り出しを行えばよい。ところが、複数のランド
マークが検索された場合、これら複数のランドマークの
すべてが含まれるような地図の切り出しを行うこともで
きるが、その場合、広いエリアの地図となり、必ずしも
最適な地図が得られるとは限らない。そこで、本実施形
態では、対象目的地Dの近傍の所定範囲内に複数のラン
ドマークが検索された場合であっても、いずれか1つの
ランドマークを対象ランドマークとして選出するように
している。こうすれば、常に、単一の対象目的地Dと単
一の対象ランドマークLとを含む地図の切り出しを行え
ばよいことになり、どのような場合でも、上述した単純
なアルゴリズムに基づく切り出し処理を行うことができ
る。
【0032】検索された複数のランドマークの中から、
1つのランドマークを対象ランドマークLとして選出す
る第1の方法は、これら複数のランドマークのうち対象
目的地Dに最も近い1つのランドマークを対象ランドマ
ークLとして選出する方法である。たとえば、図8に示
すような位置に対象目的地D(x,y)が指定された場
合、半径rの範囲内には、2つのランドマークが検索さ
れることになる。すなわち、「AAA本線B駅」なるラ
ンドマークL(x1,y1)と「CCC鉄道D駅」なる
ランドマークL(x2,y2)である。この場合、2点
間D(x,y)−L(x1,y1)の距離と、2点間D
(x,y)−L(x2,y2)の距離とを演算によって
求め、前者が小さければランドマークL(x1,y1)
を、後者が小さければランドマークL(x2,y2)
を、それぞれ対象ランドマークLとして選出すればよ
い。その結果、図8の例では、ランドマークL(x1,
y1)が対象ランドマークLとして選出され、対象目的
地D(x,y)と対象ランドマークL(x1,y1)と
の双方が含まれるような提供対象地図画像が切り出され
ることになる。もちろん、こうして切り出された提供対
象地図画像内に、たまたまランドマークL(x2,y
2)が含まれる場合もありうるが、あくまでも切り出し
の基準は、2点D(x,y)とL(x1,y1)という
ことになる。
【0033】複数のランドマークの中の1つを対象ラン
ドマークLとして選出する第2の方法は、情報利用者自
身によって好みのランドマークを選択させる方法であ
る。すなわち、検索された複数のランドマークを情報利
用者に提示して、いずれか1つのランドマークを対象ラ
ンドマークLとして選択させ、対象目的地Dと当該対象
ランドマークLとの双方が提供対象地図画像内に含まれ
るような地図画像の切り出しを行うのである。具体的に
は、図8に示す例のように、「AAA本線B駅」と「C
CC鉄道D駅」との2つのランドマークが検索された場
合、情報利用者の端末装置200に対して、たとえば、
図9に示すようなメッセージを送信し、これに対する回
答をもらうようにすればよい。情報利用者は、自分にと
って好都合な駅を選択する入力を行うことにより、この
メッセージに対する回答を送信すればよい(情報利用者
に複数のランドマークを提示する際には、たとえば、対
象目的地に近い順にソートするようにすればよい)。情
報利用者が「CCC鉄道D駅」を選択した場合には、対
象目的地D(x,y)と対象ランドマークL(x2,y
2)との双方が含まれるような提供対象地図画像が切り
出されることになる。
【0034】また、場合によっては、ランドマーク検索
手段122によりランドマークが1つも検索されない場
合もあり得る。たとえば、図10に示すような位置の対
象目的地D(x,y)が指定された場合、半径rの範囲
内に駅は存在せず、ランドマークは1つも検索されない
ことになる。このような場合、半径rの値を少しだけ増
やして再検索するような手法を採ることも可能である
が、一般的には、ある程度以上離れたランドマークを地
図上に表示することはあまり意味がない。そこで、本実
施形態では、ランドマークが1つも検索されなかった場
合には、対象ランドマークLを抽出せずに対象目的地D
のみを考慮して地図画像の切り出しを行うようにしてい
る。具体的には、対象目的地Dが中心にくるように、縦
横所定の長さの矩形領域を定義し、この矩形領域内を切
り出すようにすればよい。図11は、このようにして、
図10に示す対象目的地D(x,y)を中心とする矩形
領域内を切り出し、対象目的地D(x,y)の位置に目
的地を示す指標(星印およびドライブイン○○○なる文
字列)を付加した地図情報であり、情報利用者の端末装
置200には、このような地図情報が送信されることに
なる。ランドマークとしての駅は表示されていないが、
情報利用者は、道路名や町名などの情報に基づいて目的
地にアクセスすることができる。
【0035】§2.本発明の実用的な実施形態 続いて、本発明のより実用的な実施形態を、図12のブ
ロック図を用いて説明する。ここに示す実施形態は、§
1において基本的な実施形態として述べた地図情報の提
供システム100を用いて、インターネットを利用して
地図情報の提供サービスを行うビジネスモデルの一形態
を示すものである。この図12において一点鎖線で囲っ
た部分が、このようなビジネスを展開するサービス業者
が設置した地図情報の提供システム100であり、情報
利用者の端末装置200は、この地図情報の提供システ
ム100から地図情報の提供を受ける端末装置である。
ここに示す実施形態では、地図情報の提供システム10
0、情報利用者の端末装置200の他に、情報提供者の
端末装置300が用意され、いずれもインターネット4
00を介して相互に接続されることになる。
【0036】結局、このビジネスモデルでは、サービス
業者と、情報利用者と、情報提供者との三者が関与する
ことになる。情報提供者は、一般的には店舗をもった営
業主体であり、自己の店舗周辺の地図情報をインターネ
ット400を介して提供したいと考えている者である。
この情報提供者は、サービス業者に対して、このような
自己の店舗に関する地図情報の提供サービスを依頼する
ことになる。依頼を受けたサービス業者は、情報提供者
に代わって、この情報提供者の店舗に関する地図情報を
インターネット400を介して提供するサービスを実施
する。情報利用者は、このようなサービスの恩恵に預か
る一般利用者ということになる。
【0037】図12において、地図情報の提供システム
100は、上述したようにサービス業者が設置したシス
テムであり、実際には、Webサーバ機能をもったサー
バコンピュータによって構成される。一方、情報利用者
の端末装置200は、パソコンあるいは携帯情報端末に
よって構成される。情報利用者は、これらの端末装置の
Webブラウザ機能を利用して、地図情報の提供システ
ム100が提供するWebページにアクセスすることが
でき、提供される地図情報を利用することができる。ま
た、情報提供者の端末装置300もパソコンあるいは携
帯情報端末によって構成されている。情報提供者は、や
はりこれらの端末装置のWebブラウザ機能を利用し
て、地図情報の提供システム100が提供するWebペ
ージにアクセスすることができ、後述するように、店舗
情報などの登録作業を行うことができる。
【0038】このシステムを利用する情報提供者は、ま
ず、情報提供者の端末装置300を用いて、インターネ
ット400を介して、サービス業者の地図情報の提供シ
ステム100が提供する所定のWebページにアクセス
する。そして、このWebページ上で、自己の店舗に関
する位置情報を含む所定の情報を入力して、自己の店舗
を目的地として登録する。このように登録が完了した店
舗については、その周辺の地図情報が一般の情報利用者
に対して提供されることになる。すなわち、情報利用者
の端末装置200から、インターネット400を介し
て、地図情報の提供システム100が提供する所定のW
ebページにアクセスを行い、特定の店舗周辺の地図情
報を要求すると、地図情報の提供システム100の内部
では、§1で述べたような処理が実行され、要求に応じ
た地図情報が、インターネット400を介して情報利用
者の端末装置200へ提供されることになる。すなわ
ち、地図情報の提供システム100の内部では、要求が
あった特定の店舗を対象目的地として、その近傍の所定
の範囲内に存在するランドマークを対象ランドマークと
して抽出し、この特定の店舗と抽出された対象ランドマ
ークとの双方が含まれるように、広範囲の地図から特定
範囲内の地図を提供対象地図として切り出し、切り出し
た地図を、ネットワークを介して情報利用者の端末装置
200へ提供する処理が行われる。
【0039】このシステムを利用すれば、情報提供者と
情報利用者との双方にメリットが得られる。すなわち、
情報提供者は、自己の店舗について、予め登録作業を行
うだけで、実際に地図情報を提供する処理を、サービス
業者に委託することができる。この登録作業は、実際に
は、店舗名および店舗位置を示す情報を端末装置300
から入力すれば足り、最寄駅がどこであるとか、どのエ
リアの地図を提示して欲しいといった付加的な情報は不
要である。§1で述べたように、地図情報の提供システ
ム100は、対象目的地が特定されれば、この対象目的
地にアクセスするために適した対象ランドマーク(たと
えば、最寄駅)を自動的に検索し、対象目的地と対象ラ
ンドマークとの双方が含まれた地図を自動的に作成し
て、これを情報利用者に提供する機能を有している。こ
の機能は、特に、コンビニエンスストアやレストランな
ど、全国に多数の店舗をもつチェーン店にとってみれ
ば、非常にわずかな労力で個々の店舗の地図情報を提供
することが可能になるので大きなメリットになる。一
方、情報利用者の立場からは、自分がアクセスしたい目
的地への地図が最適な状態で提示されることになるの
で、無駄な検索処理などを行う必要がなくなる。これ
は、特に、携帯電話などの比較的操作性の低い携帯情報
端末装置からアクセスする場合に、大きなメリットにな
る。
【0040】なお、本願における「情報提供者の端末装
置300」とは、情報提供者の店舗情報などを入力する
ために利用される端末装置の意味であって、端末装置3
00は、必ずしも情報提供者自身が所有する端末装置で
ある必要はない。たとえば、この地図情報の提供サービ
スを提供するサービス業者の営業スタッフが所有する携
帯情報端末装置を「情報提供者の端末装置300」とし
て利用することも可能である。特に、GPSあるいはそ
の他の測位システムを内蔵した携帯情報端末装置を、こ
のサービス業者の営業スタッフに持たせて、個々の情報
提供者の店舗を訪問させるようにすれば、その店舗内に
おいて測位した緯度/経度の情報を、インターネット4
00を介して地図情報の提供システム100内にその場
で登録するような処理を行うことも可能になる。このよ
うな方法で店舗登録を行えば、緯度や経度の情報を入力
する作業を自動化できる。
【0041】また、この図12に示すシステムを実際に
運用する場合、まず、情報利用者が店舗を運営する情報
提供者のWebページをアクセスし、特定の店舗につい
ての情報をWebブラウザ上で閲覧した上で、このWe
bページ上に表示された「地図情報へのハイパーリン
ク」を示すボタンをクリックすると、地図情報の提供シ
ステム100へのアクセスに切り替わり、システム10
0から当該店舗周辺の地図情報が提供されるという形態
をとるのが好ましい。このような形態を採れば、情報利
用者は、「地図情報の提供システム100に対して所定
の店舗の地図情報を要求した」ということを意識するこ
となしに、地図情報を取得することができる。すなわ
ち、実際には、上述の閲覧操作の最初の段階において
は、情報利用者の端末装置200は、情報提供者のWe
bサーバをアクセスして、当該情報提供者の運営する店
舗に関する情報をWebページ上で閲覧する処理を行う
ことになるが、このWebページ上で「地図情報へのハ
イパーリンク」が起動されると、地図情報の提供システ
ム100のWebサーバへのアクセスに切り替わり、こ
こから地図情報の提供を受けることになる。
【0042】§3.種々の付加機能 続いて、図12に示す実施形態に示されている地図情報
の提供システム100の内部構成要素についての説明を
行う。上述したように、この図12に示す地図情報の提
供システム100は、基本的には図1に示すシステム1
00と同等の機能をもつシステムであり、実際、地図画
像データベース111、ランドマークデータベース11
2、地図画像切出手段121、ランドマーク検索手段1
22、情報提供手段123、目的地入力手段124につ
いては、図1に示すシステム100で説明したこれらの
ものと同等の機能をもった構成要素である。ただ、図1
2に示すシステム100には、種々の付加機能が備わっ
ている。以下、これらの付加機能について、順に説明す
る。
【0043】まず、目的地データベース113および目
的地登録手段125は、情報提供者の端末装置300に
よる目的地に関する情報を登録するための手段である。
すなわち、目的地登録手段125は、情報提供者の端末
装置300から、個々の目的地(店舗)の名称、識別コ
ード、位置を示す情報を入力し、これらの情報を用いて
目的地の登録を行う機能を有しており、目的地データベ
ース113は、登録された目的地の名称、識別コード、
位置を示す情報を、データベースの形で格納する機能を
有している。本発明に係る地図情報の提供システム10
0では、目的地入力手段124に対して、対象目的地の
位置を示す情報(たとえば、緯度/経度)が与えられれ
ば、対象ランドマークを検索することができ、要求に応
じた地図情報の提供を行うことができる。しかしなが
ら、緯度/経度を示す情報は、桁数が多く、一般的には
馴染みのないコードであるので取扱いにくい。したがっ
て、実用上は、個々の目的地(店舗)に対して所定の識
別コードを付加しておき、目的地の名称、識別コード、
位置を示す情報(緯度/経度)を1組のデータとして、
予め目的地データベース113に登録しておき、目的地
入力手段124に与える情報としては、個々の目的地に
付与された識別コードを用いるようにするのが好まし
い。目的地入力手段124に所定の識別コードが入力さ
れたときには、目的地データベース113を検索するこ
とにより、対象目的地を特定することができ、対象目的
地の名称(店舗名)およびその位置情報(緯度/経度)
を得ることができるようになる。§1で述べた実施形態
において例示されている「○○ストア」あるいは「ドラ
イブイン○○○」なる目的地を示す文字列は、この目的
地データベース113内に登録されている名称を用いて
表示させたものである。
【0044】上述したように、実際にこの図12のシス
テムを運用する場合、情報利用者の端末装置200は、
まず、情報提供者のWebサーバをアクセスして、当該
情報提供者の運営する店舗に関する情報をホームページ
などで閲覧し、訪問したい店舗があった場合には、当該
店舗についての「地図情報へのハイパーリンク」を利用
して地図情報の提供システム100のWebサーバへの
アクセスに切り替えるという形態を採るのが好ましい。
この場合、情報提供者のWebサーバから、地図情報の
提供システム100のWebサーバへ、アクセスを切り
替えるために、情報利用者の端末装置200に対して新
たなURLアドレス(地図情報へのリンクを行うための
アドレス)を通知する必要がある。しかも、このURL
アドレス内に、対象目的地(地図情報の要求対象となっ
た店舗)を特定するためのデータを含ませておく必要が
ある。ところが、インターネットにおけるURLアドレ
スの桁数の多いデータを使用することは好ましくない。
このような点からも、実際の位置情報(緯度/経度)の
代わりに識別コードを用いて対象目的地を特定するのが
好ましい。
【0045】図12に示すシステム100内のランドマ
ークデータベース112には、§1で述べたとおり、多
数のランドマークがその位置を示す情報とともに格納さ
れている。既に述べたように、本発明における「ランド
マーク」は、地図の切り出しに利用される特別な意味を
もった要素であり、個々の地域において、ある程度の規
模をもった拠点として認識される対象物(たとえば、
駅)を選抜してランドマークデータベース112に登録
しておくのが好ましい。ただ、目的地周辺の地図を表示
する上では、たとえば、角のタバコ屋であるとか、地元
の銀行であるとか、郵便ポストといったローカルな目印
も表示するのが好ましい。そこで、この図12に示すシ
ステムでは、これらローカルな目印を補助ランドマーク
(地図の切り出しには利用されないランドマーク)とし
て、ランドマークデータベース112内に登録しておく
ようにしている。
【0046】すなわち、ランドマークデータベース11
2内には、地図の切出処理に利用されるランドマーク
(この実施形態の場合は駅)に関する情報とともに、地
図の切出処理には利用されない補助ランドマークに関す
る情報が格納されていることになる。そして、情報提供
手段123は、提供対象地図画像M上にこの補助ランド
マークを示す指標を更に付加して地図画像の提供を行う
機能を有している。図13は、このような補助ランドマ
ークを示す指標を更に付加した地図画像の一例を示す図
である。基本的には、図6に示す地図画像と同様に、対
象目的地を示す指標IDと対象ランドマークを示す指標
ILとが表示されているが、それに加えて、「Z銀行」
なる補助ランドマークを示す指標IL1、「郵便局」な
る補助ランドマークを示す指標IL2、「神社」なる補
助ランドマークを示す指標IL3、「コンビニ」なる補
助ランドマークを示す指標IL4が表示されている。こ
れらの補助ランドマークは、地図の切出処理には利用さ
れないが、地図情報の利用者に対しては、目的地に至る
までの目印として重要な働きをすることになる。
【0047】また、ここに示す実施形態では、情報提供
手段123に、対象ランドマークLから対象目的地Dま
で誘導するための経路表示および案内文を更に付加して
地図画像の提供を行う機能が備わっている。図14は、
図13に示す地図画像に、このような経路表示および案
内文を付加した例を示す図である。図示のように、この
地図は、左半分に示されている画像地図と、右半分に示
されている文書化地図とによって構成される。画像地図
には、図13に示す地図と同様に、対象目的地を示す指
標IDおよび対象ランドマークを示す指標IL、ならび
に補助ランドマークを示す各指標が表示されるととも
に、対象ランドマークL(B駅)から対象目的地D(○
○ストア)に至るまでの経路表示(道路上の太線)が示
されている。また、文書化地図は、この経路表示に沿っ
た道順を示す案内文から構成されている。このような経
路表示および案内文を付加することにより、情報利用者
への便宜が更に図られることになる。
【0048】図12に示すシステム100には、また、
端末仕様データベース114および端末特定手段126
が設けられている。端末仕様データベース114は、情
報利用者が利用する可能性のある複数の端末装置につい
ての仕様に関する情報が格納されている。前述したよう
に、システム100によって提供される地図情報は、W
ebブラウザによって閲覧することが可能であるが、こ
のようなWebブラウザ機能をもった端末装置の仕様は
多岐にわたっている。たとえば、一般的なパソコンに備
わっているWebブラウザ機能を利用した場合、最低で
も640×480ドット程度の解像度をもったディスプ
レイ画面上に、Webページをカラー表示させることが
できるが、携帯電話などのWebブラウザ機能を利用し
た場合は、これに比べて著しく狭い表示画面しか得られ
ず、モノクロ表示しか行えないものも少なくない。そこ
で、端末仕様データベース114内に、種々の端末装置
の仕様に関するデータを格納しておけば、各端末装置の
仕様に合わせた地図情報の提供を行うことが可能にな
る。すなわち、特定の情報利用者から地図情報の提供要
求があった場合、端末仕様データベース114を検索す
ることにより、この特定の情報利用者が用いている端末
装置を特定することが可能になる(通常、Webブラウ
ザからのアクセス要求信号には、ブラウザや端末の機種
を示すコードが含まれているので、このコードによって
機種の判別が可能である)。かくして、この情報利用者
の端末装置200の仕様に合わせた地図情報の提供が可
能になる。
【0049】たとえば、パソコンを端末装置として利用
している情報利用者からの要求があった場合には、解像
度の高いカラーの地図画像を作成して提供し、携帯電話
を端末装置として利用している情報利用者からの要求が
あった場合には、解像度の低いモノクロの地図画像を作
成して提供する、といった運用が可能になる。もちろ
ん、補助ランドマークの表示を省略したり、文書化地図
の提供を省略したり、といった区別を行うことも可能で
ある。
【0050】更に、図12に示すシステム100には、
利用者データベース115および個人情報認識手段12
7が設けられている。利用者データベース115は、情
報利用者の個人情報を登録して格納するデータベースで
あり、個々の情報利用者について、年齢、性別、職業、
趣味、居住地エリア、勤務地エリア、利用路線などのデ
ータが登録されている。このような利用者データベース
115は、この地図情報の提供システム100を利用す
る前提として各利用者に利用者登録を行ってもらうよう
にして構築してもよいし、あるいは何らかの別なビジネ
スを運用する上で収集されたデータベースをそのまま流
用するようにしてもかまわない。個人情報認識手段12
7は、特定の情報利用者から地図情報の提供要求があっ
た場合に、この利用者データベース115を検索するこ
とにより、当該特定の情報利用者の個人情報を認識する
機能を有しており、この個人情報を認識することによ
り、当該特定の情報利用者の個人情報に合わせた地図情
報の提供を行うことができるようになる。
【0051】たとえば、図8で述べた例のように、複数
の駅がランドマークとして検索された場合、利用者デー
タベース115内に登録された個人情報によって、当該
利用者の利用路線を認識することができれば、この利用
路線上の駅を優先的に対象ランドマークとして選択する
ことができる。また、利用者の年齢、性別、職業、趣味
に応じて、補助ランドマークを選択して表示するような
ことも可能である。
【0052】この他、情報利用者から地図情報の提供要
求があった時刻を認識し、この時刻に応じて異なる地図
情報を提供するようなことも可能である。たとえば、ラ
ンドマークとして交通機関の駅を用いるようにした場
合、当該交通機関の時刻表を参照することにより、地図
情報の提供要求があった時刻において交通機関を利用す
ることが可能な駅の中から対象ランドマークを抽出する
ことができる。具体的には、たとえば、午後11時の時
点で、図8で述べた例のように、AAA本線B駅とCC
C鉄道D駅とがランドマークとして検索された場合、時
刻表を参照すると、もはやCCC鉄道D駅行きの列車が
終了していることが認識できたのであれば、自動的にA
AA本線B駅を対象ランドマークとして抽出することが
できる。また、レストランやコンビニエンスストアなど
を補助ランドマークとして利用する場合、閉店時間など
のデータを合わせて格納しておくようにし、既に閉店し
た補助ランドマークについては表示しない、というよう
な処理を行うことも可能になる。
【0053】また、図12に示すシステム100のよう
に、多数のデータベースを利用する場合には、これら各
データベースの内容をメンテナンスするための専用のメ
ンテナンス端末装置を用意しておくのが好ましい。
【0054】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係る地図情報の提
供システムおよび提供方法によれば、地図情報の提供者
および利用者の労力を軽減し、特定の目的地へアクセス
するのに適した地図を容易に提供することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な実施形態に係る地図情報の提
供システム100のブロック図である。
【図2】図1に示す地図画像データベース111内に用
意されている地図画像の一例を示す図である。
【図3】図1に示すランドマークデータベース112に
格納されたランドマークの一例を示す図表である。
【図4】本発明に係る地図情報の提供システムにおける
ランドマークの検索処理の概念を示す図である。
【図5】本発明に係る地図情報の提供システムにおける
地図の切り出し方法の一例を示す図である。
【図6】図5に示す方法によって切り出されて提供され
る地図情報を示す図である。
【図7】本発明に係る地図情報の提供システムにおける
地図の切り出し方法のアルゴリズムを説明する図であ
る。
【図8】本発明に係る地図情報の提供システムにおい
て、対象目的地D(x,y)の近傍に複数のランドマー
ク(駅)が検索された例を示す図である。
【図9】図8に示す例のように、複数のランドマークが
検索された場合に、情報利用者にいずれか1つのランド
マークを選択させるためのメッセージの一例を示す図で
ある。
【図10】本発明に係る地図情報の提供システムにおい
て、対象目的地D(x,y)の近傍に1つもランドマー
ク(駅)が検索されなかった例を示す図である。
【図11】図10に示す例のように、ランドマークが1
つも検索されなかった場合に、対象目的地を中心位置に
表示するような地図画像を作成した例を示す図である。
【図12】本発明のより実用的な実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図13】ランドマークとともに補助ランドマークを表
示した地図画像の一例を示す図である。
【図14】図13に示す地図画像に、経路表示および案
内文を付加した例を示す図である。
【符号の説明】
100…地図情報の提供システム 111…地図画像データベース 112…ランドマークデータベース 113…目的地データベース 114…端末仕様データベース 115…利用者データベース 121…地図画像切出手段 122…ランドマーク検索手段 123…情報提供手段 124…目的地入力手段 125…目的地登録手段 126…端末特定手段 127…個人情報認識手段 200…情報利用者の端末装置 300…情報提供者の端末装置 400…インターネット D…対象目的地 D(x,y)…対象目的地の位置 ID…対象目的地を示す指標 IL…対象ランドマークを示す指標 IL1〜IL4…補助ランドマークを示す指標 J…外縁領域 K…矩形領域 L…対象ランドマーク L(x1,y1),L(x2,y2)…ランドマークの
位置 M…提供対象地図画像 P…対象目的地と対象ランドマークとの中間点 r…対象目的地の近傍領域を構成する円の半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 29/00 - 29/14 G06T 17/50

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報利用者の端末装置からの要求に応じ
    て、所定の目的地周辺の地図情報を提供するシステムで
    あって、 地図を提供するための地図画像を格納する地図画像デー
    タベースと、 種々の目的地へ到達するための目標となるランドマーク
    に関する情報を、その位置を示す情報とともに格納する
    ランドマークデータベースと、 地図情報の提供対象となる対象目的地を特定する情報を
    入力する目的地入力手段と、 前記ランドマークデータベースを検索することにより、
    前記対象目的地の近傍の所定範囲内に存在する1つの
    ンドマークを、対象ランドマークとして抽出するランド
    マーク検索手段と、前記対象目的地の位置および前記対象ランドマークの位
    置を対角位置とする矩形領域を定義し、この矩形領域の
    周囲に外縁領域を定義し、前記地図画像データベースか
    ら前記外縁領域の外周線に沿った切り出しを行うことに
    より、前記外周線で囲まれた 範囲内の地図画像を提供対
    象地図画像として切り出す地図画像切出手段と、 切り出された提供対象地図画像を、前記端末装置に提供
    する情報提供手段と、 を備えることを特徴とする地図情報の提供システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の地図情報の提供システ
    ムにおいて、ランドマーク検索手段が、対象目的地の近傍の所定範囲
    内に単一のランドマークだけが存在する場合には、この
    単一のランドマークを対象ランドマークとして抽出する
    処理を行い、対象目的地の近傍の所定範囲内に複数のラ
    ンドマークが存在する場合には、これら複数のランドマ
    ークのうち対象目的地に最も近い1つのランドマークを
    対象ランドマークとして抽出する処理を行う ことを特徴
    とする地図情報の提供システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の地図情報の提供システ
    ムにおいて、ランドマーク検索手段が、対象目的地の近傍の所定範囲
    内に単一のランドマークだけが存在する場合には、この
    単一のランドマークを対象ランドマークとして抽出する
    処理を行い、対象目的地の近傍の所定範囲内に複数のラ
    ンドマークが存在する場合には、これら複数のランドマ
    ークを情報利用者に提示して、当該情報利用者にいずれ
    か1つのランドマークを選択させ、選択された1つのラ
    ンドマークを対象ランドマークとして抽出する処理を行
    ことを特徴とする地図情報の提供システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の地図情
    報の提供システムにおいて、 ランドマーク検索手段が、対象目的地の近傍の所定範囲
    内にランドマークが1つも存在しなかった場合には、対
    象ランドマークを抽出する処理を行わず、 地図画像切出手段が、対象ランドマークが抽出されなか
    った場合には、対象目的地が中心にくるように、縦横所
    定の長さの矩形領域を定義し、この矩形領域内を提供対
    象地図画像として切り出す処理を行うことを特徴とする
    地図情報の提供システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の地図情
    報の提供システムにおいて、 地図情報の提供を依頼する情報提供者が携帯するGPS
    測位システム付端末装置から、前記GPS測位システム
    を利用して当該端末装置の現在位置を示す情報を目的地
    の位置を示す情報として入力し、この入力した情報を用
    いて目的地の登録を行う目的地登録手段を更に備えるこ
    とを特徴とする地図情報の提供システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜のいずれかに記載の地図情
    報の提供システムにおいて、 ランドマークデータベースに、地図の切出処理には利用
    されない補助ランドマークに関する情報が、ランドマー
    クに関する情報とともに格納されており、情報提供手段
    が、提供対象地図画像上に前記補助ランドマークを更に
    付加して地図画像の提供を行うことを特徴とする地図情
    報の提供システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜のいずれかに記載の地図情
    報の提供システムにおいて、 情報利用者が利用する可能性のある複数の端末装置につ
    いての仕様に関する情報を格納する端末仕様データベー
    スと、 特定の情報利用者から地図情報の提供要求があった場合
    に、前記端末仕様データベースを検索することにより、
    前記特定の情報利用者が用いている端末装置を特定する
    処理を行う端末特定手段と、 を更に備え、情報提供手段が、 前記特定の情報利用者が用いている端
    末装置の仕様に合わせた地図情報の提供を行うことを特
    徴とする地図情報の提供システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜のいずれかに記載の地図情
    報の提供システムにおいて、 情報利用者の個人情報を登録して格納する利用者データ
    ベースと、 特定の情報利用者から地図情報の提供要求があった場合
    に、前記利用者データベースを検索することにより、前
    記特定の情報利用者の個人情報を認識する個人情報認識
    手段と、 を更に備え、情報提供手段が、 前記特定の情報利用者の個人情報に合
    わせた地図情報の提供を行うことを特徴とする地図情報
    の提供システム。
  9. 【請求項9】 ネットワークを利用して、地図情報の提
    供を行う方法であって、 自己の店舗周辺の地図情報の提供を依頼する情報提供者
    の端末装置と、この依頼を受けて地図情報の提供サービ
    スを実施するサービス業者が設置した地図情報の提供シ
    ステムと、地図情報の提供を受ける情報利用者の端末装
    置と、をネットワークに接続し、 前記情報提供者の各店舗の位置情報を、前記情報提供者
    の端末装置から前記地図情報の提供システムへネットワ
    ークを介して伝送することにより前記地図情報の提供シ
    ステムに登録し、 前記情報利用者の端末装置から、ネットワークを介し
    て、特定の店舗周辺の地図情報の要求があった場合に、
    前記地図情報の提供システムにおいて、前記特定の店舗
    の近傍の所定の範囲内に存在する1つのランドマークを
    対象ランドマークとして抽出し、前記特定の店舗の位置
    および前記対象ランドマークの位置を対角位置とする矩
    形領域を定義し、この矩形領域の周囲に外縁領域を定義
    し、広範囲の地図から前記外縁領域の外周線で囲まれた
    範囲内の地図を提供対象地図として自動的に切り出す処
    理を実行し、切り出した地図を、ネットワークを介して
    前記情報利用者の端末装置へ提供することを特徴とする
    地図情報の提供方法。
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