JP2002277275A - ナビゲーション方法、およびナビゲーションデータ管理方法 - Google Patents

ナビゲーション方法、およびナビゲーションデータ管理方法

Info

Publication number
JP2002277275A
JP2002277275A JP2001078499A JP2001078499A JP2002277275A JP 2002277275 A JP2002277275 A JP 2002277275A JP 2001078499 A JP2001078499 A JP 2001078499A JP 2001078499 A JP2001078499 A JP 2001078499A JP 2002277275 A JP2002277275 A JP 2002277275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
navigation
information
instruction
data
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001078499A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Matsushita
温 松下
Hiroaki Kamishima
博昭 神島
Kimio Muya
公雄 撫養
Kazuyuki Miyata
和幸 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ACE K COMPUTER KK
Locus Corp
Original Assignee
ACE K COMPUTER KK
Locus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ACE K COMPUTER KK, Locus Corp filed Critical ACE K COMPUTER KK
Priority to JP2001078499A priority Critical patent/JP2002277275A/ja
Publication of JP2002277275A publication Critical patent/JP2002277275A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワーク接続機能を備えた携帯端末を用い
て利用可能なナビゲーション方法と、ナビゲーションデ
ータの作成・更新が効果的に行えるシステムを提供する
こと。 【解決手段】本発明のナビゲーション方法は、出発地か
ら目的地までの道案内に相当する指示案内情報を、途中
の通過地点までの区間ごとの道案内に相当する指示案内
情報に分割して予めサーバに登録しておき、インターネ
ット接続機能を備えた携帯電話機に、サーバに登録され
た指示案内情報を、途中の通過地点までの区間ごとに分
割された指示案内情報として表示させる。指示案内情報
は、途中の通過地点に到達するまでの指示案内情報と、
通過地点に到着後の指示案内情報とを含んでいる。途中
の通過地点の近傍の景色も表示する。そして、ナビゲー
ションデータは、指示案内情報にて指定された目的地に
立地するクライアントが作成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット接
続機能を備えた携帯端末を利用して、目的地までの道案
内を提供する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用の道案内システム
(ナビゲーションシステム)の普及は進んでいる。この
ような自動車用のナビゲーションシステム(カーナビゲ
ーションシステム)は、GPS等の位置計測システムで
把握した自位置データと電子地図データとを利用して、
電子地図を表示した画面上に自位置を表示するととも
に、目的地までの走行ルートを表示し、さらには、前記
走行ルートに従って、左折/右折のタイミング等の案内
を行う機能も備えたものである。そのために、GPS等
の位置計測システム、電子地図データ、画像表示器、走
行ルート解析機能、音声合成機能等を必要とするので、
システム全体が高価で大きなものとなり、歩行者等が携
行することは困難であった。
【0003】携帯可能な小型のGPSシステムもある
が、別途購入して携行することは、不経済であるととも
に不便であった。また、インターネット上には各企業や
店舗、学校等のホームページが公開されており、そのホ
ームページには最寄りの駅等からの道順が表示されてい
ることが多い。そこで、そのような企業や店舗、学校等
を訪れようとする人は、予め前記ホームページにアクセ
スして示された道順を地図で確認するなり、プリントア
ウトするなりして利用することが行われている。しか
し、そのようなホームページで提供されている道順等の
情報は統一性が無く、正確な縮尺で示されているものも
あれば、イラスト的に表示されているものもある。ま
た、詳細な目印が示されているものもあるが、概略しか
示されていないものもある。
【0004】また、そのようなホームページに路上等か
らアクセスするにはノートパソコンやモバイル機器等の
PDAやインターネット接続機能を有した携帯電話機等
が必要であるが、ノートパソコン等は嵩張るとともに重
いという問題あり、モバイル機器等のPDAは表示でき
る情報量が少ないという問題がある。しかし、インター
ネット接続機能を有した携帯電話機の場合は、携帯電話
機を携行している人は、新たに別の機器を購入したり携
行する必要がないので最適である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記携帯電話
機では、電子地図データのデータサイズが大きいために
転送時間がかかるという問題や、微小画面で表示するた
め目的地と出発地が一つの画面に収まらない場合が発生
すると目的地と出発地との位置関係を把握しにくいとい
う問題や、縮尺の小さい地図を表示したとしても目的地
にたどり着くまでに何回も表示されたページを更新しな
ければならない等の問題がある。また、前記携帯電話機
の場合には、画像情報の表示能力が限定されるという点
やキーボード等の入力手段が貧弱であるという点等のユ
ーザインターフェース上の制約に起因する問題もある。
【0006】また、電子地図データの作成は多大な労力
を要する作業であるとともに、頻繁に更新する必要があ
るが、そのような更新等のメンテナンスも多大な労力を
要する作業であるという問題がある。せっかくの電子地
図データも迅速な更新がなされなければ、目印となるべ
きランドマークの変化等が反映されず、ナビゲーション
には用を成さなくなるおそれがある。従って、電子地図
データ等のナビゲーションの基となるデータの作成・更
新の作業を如何に効率よく、迅速且つ頻繁に行うかとい
う問題も解決しなければ、実用的なナビゲーションシス
テムを維持することはできない。
【0007】そこで、本発明は、インターネット接続機
能を備えた携帯端末を用いて利用可能なナビゲーション
方法を提案するとともに、そのナビゲーションに用いる
データベースの作成・更新が効果的に行えるシステムを
提供することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のナビ
ゲーション方法は、出発地から目的地までの道案内に相
当する指示案内情報を、途中の通過地点までの区間ごと
の道案内に相当する指示案内情報に分割して予めサーバ
に登録しておき、ネットワークを介して前記サーバにア
クセスした端末の入力手段にて出発地と目的地が指定さ
れたときには、前記サーバに登録された指示案内情報
を、途中の通過地点までの区間ごとに分割された指示案
内情報として、前記サーバからネットワークを介して前
記端末へ送出し、前記端末の出力手段には分割された指
示案内情報を順次出力することを特徴としている。
【0009】そして、請求項2のナビゲーション方法で
は、途中の通過地点までの区間ごとに分割された指示案
内情報は、途中の通過地点に到達するまでの指示案内情
報と、前記通過地点に到着後の指示案内情報とを含んで
いることを特徴としている。
【0010】そして、請求項3のナビゲーション方法で
は、途中の通過地点までの区間ごとに分割された指示案
内情報は、途中の通過地点の近傍の景色の画像情報を含
んでいることを特徴としている。途中の通過地点の近傍
であれば、進行方向だけでなく、左右方向の景色の画像
も含んでいてもよい。そして、請求項4のナビゲーショ
ン方法では、端末には自位置特定機能を内蔵し、出発地
においては、前記自位置特定機能から取得した自位置情
報を出発地に関する位置情報としてサーバに送出すると
ともに、目的地までの経路の途中においては、前記自位
置特定機能から取得した自位置情報に基づいて、前記自
位置情報に関連付けられた指示案内情報を端末の出力手
段に順次出力することを特徴としている。
【0011】そして、請求項5のナビゲーション方法で
は、ネットワークはインターネットであり、端末はイン
ターネット接続機能を備えた携帯電話機、又は携帯情報
端末機であることを特徴としている。
【0012】そして、請求項6のナビゲーションデータ
管理方法は、指示案内情報を含んだナビゲーションデー
タが登録されたサーバと、前記指示案内情報にて指定さ
れた目的地に立地するクライアントとが、ネットワーク
を介して接続され得るように構成され、ネットワーク接
続機能を備えた携帯端末によって前記サーバにアクセス
して前記ナビゲーションデータを携帯端末の出力手段に
て出力させ得るように構成されたナビゲーションシステ
ムのナビゲーションデータ管理方法において、前記ナビ
ゲーションデータは、該ナビゲーションデータに含まれ
る指示案内情報にて指定された目的地に立地するクライ
アントが作成することを特徴としている。
【0013】そして、請求項7のナビゲーションデータ
管理方法は、ネットワークはインターネットであり、端
末はインターネット接続機能を備えた携帯電話機、又は
携帯情報端末機であることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかるナビゲー
ション方法とナビゲーションデータ管理方法を、その実
施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】本発明が提案するナビゲーション方法は、
ナビゲーションの基となるデータベースを構成するナビ
ゲーションデータを記述するためのデータフォーマット
の定義と、構築されたデータベースを使用した携帯端末
によるナビゲーションシステムと、定義したデータフォ
ーマットに基づいたナビゲーションデータの提供・流通
のシステムと、が統合されたものである。
【0016】まず、本発明において定義したデータフォ
ーマットを説明する。本発明では、ナビゲーションデー
タを記述するために、W3C(World Wide Web Consorti
um)より勧告されたXML(Extensible Markup Languag
e)を用い、次のようにナビゲーションデータを定義し
た。本発明で用いるナビゲーションデータは以下のよう
な特徴を備えている。 ・指示案内情報をテキスト表示する機能。 各ナビゲーションポイントへ到着するまでの指示案内文
と、そのナビゲーションポイントに到達した後の指示案
内文をテキスト表示する機能。 ・ナビゲーションポイントにおける画像を表示する機
能。 各ナビゲーションポイントにおける利用者の視点にたっ
た周囲の景色の画像を前記指示案内文とともに表示する
機能。進行方向の画像だけでなく、左右の画像も表示す
るとよい。このように、携帯端末の小さな画面であって
も、適切な指示案内文を表示することで、確実なナビゲ
ーションが可能となる。また、各地点での景色の画像情
報も表示すれば更に確実にナビゲーションすることが可
能となる。なお、特許請求の範囲に記載された指示案内
情報は前記ナビゲーションデータに対応し、特許請求の
範囲に記載された途中の通過地点は前記ナビゲーション
ポイントに対応している。
【0017】次に、ここで定義したナビゲーションデー
タのタグ(要素)について説明する。 <head> 説明:出発点情報、目的地情報、データに関する情報な
どを記述 <title> 書式:<title>タイトル</title> 説明:タイトルを記述する。 <auther> 書式:<auther>名前</auther> 説明:データ作成者の名前 <url> 書式:<url>URL</url> 説明:データ作成者のURL
【0018】<start> 説明:出発点に関する記述 <train> 書式:<train>路線名称のID</train> 説明:路線名称の選択肢から選択された路線のIDを記
述 <station> 書式:<station>駅名称のID</station> 説明:駅の名称の選択肢から選択された駅のIDを記述 <startID> 書式:<startID>出発点のID</startID> 説明:出発点となるランドマークのIDを記述
【0019】<destination> 説明:目的地に関する記述 <name> 書式:<name>目的地の名称</name> 説明:目的地の名称を記述 <category> 書式:<category>目的地のカテゴリーID</category> 説明:目的地の選択肢から選択された目的地のカテゴリ
ーIDを記述 <address> 書式:<address>住所</address> 説明:目的地の住所を記述 <phone> 書式:<phone>電話番号</phone> 説明:目的地の電話番号を記述 <email> 書式:<email>メールアドレス</email> 説明:目的地のメールアドレスを記述 <url> 書式:<url>URL</url> 説明:目的地のURLの記述
【0020】<body> 説明:経由するナビゲーションポイントに関する記述 <name> 書式:<name>ナビゲーションポイントの名称</name> 説明:ナビゲーションポイントの名称を記述 <point> 書式:<point id="ナビゲーションポイントのID" nex
t="次のナビゲーションポイントのID"></point> 説明:ナビゲーションポイントのIDを記述 <indication before> 書式:<indication before>指示案内文</indication be
fore> 説明:ナビゲーションポイントまでの指示案内文を記述 <indication after> 書式:<indication after>指示案内文</indication aft
er> 説明:ナビゲーションポイント到着後の指示案内文を記
述 <image url> 書式:<image url>画像</image url> 説明:ナビゲーションポイントでの画像名を記述 <latitude> 書式:<latitude>緯度</latitude> 説明:ナビゲーションポイントの緯度を記述 <longitude> 書式:<longitude>経度</longitude> 説明:ナビゲーションポイントの経度を記述
【0021】図1に、本発明において定義したナビゲー
ションデータのスキーマとしてのDTD(Document Type
Definition)を示す。このように、ナビゲーションデー
タの記述言語としてXMLを採用したので、統一的なナ
ビゲーションデータの作成・提供・メンテナンスが容易
になり、低コストで正確なナビゲーションの提供が可能
となった。また、指示案内情報を構成するナビゲーショ
ンデータの構造を定義したので、統一的な分かりやすい
ナビゲーションを提供することが可能になった。
【0022】以上の定義に従って記述したナビゲーショ
ンデータの例を図2に示す。なお、図2の記述例におい
ては、固有名詞等の具体的なデータは架空のものとし
た。
【0023】次に、図3示した甲駅から乙大学までの地
図と、図2のXMLの記述とを参照しながら本発明にお
いて提案したナビゲーション方法を説明する。図3の地
図によれば、甲駅から乙大学までの経路は、「甲駅」、
「駅前横断歩道」、「甲の谷交差点」(交差点をわたる
前)、「甲の谷交差点2」(交差点を渡った後)、「甲
大学」と5つのポイントがある。このような地図上で示
されるポイントをランドマークとし、あるランドマーク
から次のランドマークへの経路案内文を携帯端末の画面
に表示して携行者を次のランドマークまで誘導し、さら
に、次のランドマークへ誘導することで、最終的には携
行者を目的地まで案内するための道順が図2のXML文
書には記述されている。即ち、図2の(a)の部分に
は、<point id="0" next="1"><name>甲駅</name>と記述
されている。これは、「甲駅」のランドマークのID"
0"と次のランドマークのID"1"を記述したものであ
る。このように各ランドマークにIDを付与することで
目的地までのポイントの順番が分かりやすくなってい
る。また、「甲駅」の次のナビゲーションポイントのI
Dが1であることを示している。
【0024】図2の(b)の部分には、<indication be
fore>改札を出たら右へ進んで下さい</indication befo
re>と記述されているので、携帯電話機の画面には、
「改札を出たら右へ進んで下さい」という案内文が表示
される。このタグに囲まれて記述されている案内文は、
そのナビゲーションポイントまで誘導するための指示が
記述されている。図2の(c)の部分には、<indicatio
n after>横断歩道まで進んで下さい</indication after
>と記述されているので、携帯電話機の次の画面には、
「横断歩道まで進んで下さい」という案内文が表示され
る。このタグに囲まれて記述されている案内文は、その
ナビゲーションポイントに到着後の指示が記述されてい
る。また、<image url>によって景色の画像が設定され
ていれば、画面にはそのナビゲーションポイントからの
景色の画像が表示される。
【0025】図2の(d)には、次のナビゲーションポ
イント「駅前横断歩道」に関して記述されている。ま
ず、前記同様に当該ナビゲーションポイントと次のナビ
ゲーションポイントのIDが記述されている。そして、
<indication before>横断歩道を渡らずに左方向に進ん
で下さい</indication before>と記述されているので、
ナビゲーションポイント「駅前横断歩道」に到着するま
での案内文として「横断歩道を渡らずに左方向に進んで
下さい」と画面に表示され、続いて、<indication afte
r>2つ目の信号まで直進して下さい。甲の谷の交差点で
す。</indication after>と記述されているので、ナビ
ゲーションポイント「駅前横断歩道」に到着した後の案
内文として「2つ目の信号まで直進して下さい。甲の谷
の交差点です。」と画面に表示される。
【0026】さらに、図2の(e)には、<image url>h
ttp://perseus.otsudaigaku.ac.jp/WLS/picture/hy1</i
mage url>と記述されているので、画面にはそのナビゲ
ーションポイント「駅前横断歩道」から見た進行方向の
景色の画像が表示される。このようにして、ナビゲーシ
ョンポイントの順番に従って、そのポイントまでの案内
文とそのポイントに到着した後の案内文が、場合によっ
ては画像と共に順次表示される。
【0027】なお、出発点(ナビゲーションポイントI
D=0)のデータには、<indication before>のタグに
続くデータはない場合がある。また、目的地には、当然
ながら、<point>タグの属性名「next」で指定される値
はない。また、<indication after>のタグに続くデータ
もない場合がある。なお、特許請求の範囲に記載された
途中の通過地点までの区間ごとに分割された指示案内情
報とは、前記<point>タグから</point>タグまでに記載
された記述内容に対応し、特許請求の範囲に記載された
途中の通過地点に到達するまでの指示案内情報とは、前
記 <indication before>タグから</indication before>
タグまでに記載された記述内容に対応し、特許請求の範
囲に記載された途中の通過地点に到達後の指示案内情報
とは、前記 <indication after>タグから</indication
after>タグまでに記載された記述内容に対応している。
また、特許請求の範囲に記載された途中の通過地点の近
傍の景色の画像情報とは、前記<image url>http://pers
eus.otsudaigaku.ac.jp/WLS/picture/hy1</image url>
によって示された画像情報に対応している。
【0028】以上のようにして、携帯電話機の画面に表
示される案内文を順次切り換えることによって、携行者
は目的地まで確実に且つ分かりやすく誘導されるのであ
る。特に、目的地までの経路の途中のランドマークまで
の案内文と、そのランドマークに到着してから次のラン
ドマークまでの案内文とが順次表示されるので、迷うこ
となく目的地に到達することができる。さらには、ラン
ドマークから進行方向を見た景色の画像を表示させるこ
ともできるので、携行者は自分の位置が正しい位置であ
るか否かを周囲の景色からも判断することができるの
で、不安なく目的地まで進むことができる。
【0029】次に、本発明において提案したナビゲーシ
ョンデータの提供・流通システムを説明する。ナビゲー
ションシステムにおいては、ナビゲーションデータの作
成並びに更新作業が重要であるので、本発明においては
以下のようなナビゲーションデータの提供・流通システ
ムを提案する。本発明においては、ナビゲーションデー
タのフォーマットが定義されているので、データの提供
者が異なっていても統一されたフォーマットのデータに
よるデータベースが構築される。
【0030】本発明においては、目的地となる企業や組
織が、ナビゲーションデータを作成して提供するシステ
ムを提案する。そして、ナビゲーションデータの更新等
のメンテナンスも目的地となる企業や組織が担うことを
提案する。このように、目的地となる企業や組織がナビ
ゲーションデータの作成、更新を行うことにより次のよ
うな利点がある。 ・目的地までの経路を熟知している人がデータを作成す
るため、電子地図データを利用したナビゲーションシス
テムでは提供が困難であった利用者の立場に立ってポス
トや店舗名等のように確認しやすいランドマークを選択
してナビゲーションデータを作成することが可能となっ
た。また、途中のランドマークの変化等に迅速に対応し
てナビゲーションデータのメンテナンスが行われる。 ・ナビゲーションデータの作成者は、自分の企業や組織
が提供したいと思うデータのみを作成すればよく、その
ようなデータを集積することによって広範囲のナビゲー
ションを可能とするデータベースが効率よく構築するこ
とができる。 ・屋外のナビゲーションだけでなく、建物の内部に関し
ても屋外と同様のナビゲーションが可能となる。
【0031】ナビゲーションデータの提供者が作成した
ナビゲーションデータをWebサーバWのホームページ
上にアップロードしただけでは、一般の利用者はその情
報を利用することは困難である。そこで、Webサーバ
W上のナビゲーションデータをデータベースとして管理
し、アクセスした利用者が指定した出発点と目的地とに
基づいて前記データベースを検索して、該当するナビゲ
ーションデータの存在するURLを取得し、そのURL
からナビゲーションデータとして記述されているXML
文書を利用者の携帯端末にダウンロードするシステムを
提供している。
【0032】また、ナビゲーションデータの作成にあた
っては、作成しようとする経路と一部が共通するナビゲ
ーションデータが既に登録されていた場合には、その共
通分を複写して利用することができる。例えば、甲駅か
ら乙大学までのナビゲーションデータが登録されてお
り、甲駅から乙大学の前を通って乙大学付属小学校まで
案内するナビゲーションデータを作成する場合には、既
に登録されている甲駅から乙大学までのナビゲーション
データを複写したデータに、乙大学から乙大学付属小学
校までのナビゲーションデータを新たに作成して追加し
て登録するだけでよい。従って、効率的なナビゲーショ
ンデータ作成が可能となる。
【0033】また、出発点が異なるナビゲーションデー
タであっても、一部分が共通する場合には利用すること
ができる。例えば、甲駅前バス停から甲駅前を通って乙
大学まで案内するナビゲーションデータが既に登録され
ている場合には、共通する経路のデータのみを複写し
て、その前後に新たなデータを追加すればよいのであ
る。このようにしてデータの蓄積が進めば、僅かなデー
タ入力作業でナビゲーションデータを作成・登録するこ
とが可能になる。また、ナビゲーションシステム側で、
適切な経路を組み合わせ、それぞれの経路のナビゲーシ
ョンデータを引用しながら所定の目的地まで案内するよ
うにしてもよい。
【0034】本発明のナビゲーションシステムの構成を
図4に示した。図4において、Tは利用者の携帯端末と
しての携帯電話機であり、インターネット接続機能を有
している。Gは携帯電話事業者が運営するインターネッ
ト接続のためのゲートウェイである。Pはナビゲーショ
ンシステムのURLに対応したポータルサーバである。
Wは各企業や組織等のナビゲーションデータが登録され
ているWebサーバである。Mはナビゲーションデータ
を作成するデータ作成サーバである。Dはナビゲーショ
ンエリア毎に設置されている地域サーバである。Cは各
企業や組織等のクライアントである。以上の構成によ
り、携帯電話機Tは、ゲートウェイGを介してインター
ネットNに接続され、インターネットNを介してポータ
ルサーバP、WebサーバW、地域サーバDと通信す
る。また、クライアントCは、インターネットNを介し
てデータ作成サーバM、WebサーバWと通信する。
【0035】各サーバP,W,D,Mには、Servlet上
で動作するWebアプリケーションとして、本発明のナビ
ゲーションシステムを構成するシステムが実装されてい
る。各サーバには、OSとしてはSun Microsystems社の
Solarisを採用し、ハードウェアとしてはPC/AT互換機を
採用した。Servletエンジンとしては、The Jakarta Pro
jectのTomcatというServletエンジンを使用した。We
bサーバWについては、前記 TomcatをApache等のWe
bサーバシステムに組み込むこともできるが、今回はTo
mcatのWebサーバ機能を使用した。本発明によるナビ
ゲーションデータの作成及び利用の際に使用するJavaの
XML APIとしてはJava Project X Core Librar
y、Java API for XML Parsing(JAXP)を使用した。ま
た、データの管理用のデータベースシステムとしては、
フリーのRDBMS(Relational DataBase Management Syste
m)であるPostgresSQLを使用した。各サーバの実装環境
を表1に示した。
【表1】
【0036】実際にナビゲーションを利用する携帯端末
として、NTTグループのiモード対応携帯電話機やK
DDIグループのEZWeb対応携帯電話機を使用し
た。これらの携帯電話機はカラー液晶表示機能を有して
いるものが好ましい。これらの携帯電話機側のアプリケ
ーションは、CompactHTMLやHDML等の言語で記述されて
いる。携帯端末の実装環境を表2に示した。
【表2】 また、音声ナビゲーション用の端末としては、音声合成
機能を備えたノートパソコン等が使用できる。また、ク
ライアントCの実装環境の一例を表3に示した。
【表3】
【0037】Servletとは、Webサーバシステム上で
動作するJavaプログラムである。Servletによって、Per
l等を用いたCGIプログラムと同様にWebサーバシステ
ムと連係してインタラクティブなページを扱ったり、W
ebブラウザからのリクエストを受けて所定の処理を実
行することができる。Perl等を用いたCGIプログラムと
比較してServletには以下のような点において優れてい
る。 ・リクエストのたびにプロセスを起動しないためパフォ
ーマンスに優れる。 ・実行環境に依存しないため異なるプラットフォーム間
での移植性に優れる。 ・セッション管理機能が実現されている。
【0038】Servletの動作の仕方は前述したCGIプログ
ラムとは異なっている。CGIプログラムは、実行時にPer
lのインタプリタやプロセスを新たに起動して、そこで
実行する。これに対してServletは、最初から実行に必
要なプロセスは用意されている。そして、Webブラウ
ザからリクエストされた処理に必要なバイトコードを必
要になったときに、クラスローダがプロセス上にロード
して、インスタンスを生成し、メソッドを起動する。そ
して、インスタンス化されたServletはプロセス上に常
駐し、随時処理できる状態で次のリクエストを待つ。
【0039】ServletエンジンとはServlet APIを実装し
たServletプログラムを実行するための動作環境のこと
であり、Servletプログラムのクラスのロード、ライフ
サイクルの管理、セッションの管理等の機能を持ってい
る。Servletのセッション管理機能は、HTTP Cookieを利
用しており、初回リクエスト時にServletエンジンはリ
クエストを発したブラウザ固有のsession IDを発行す
る。そして、session IDを発行するとServletエンジン
は、それに対応したセッション維持のためのオブジェク
トを作成し、そのセッションで使用される任意のJavaオ
ブジェクト情報を維持することができるのである。
【0040】次に、本ナビゲーションシステムで使用し
ているデータベースについて説明する。 ・路線情報管理データベース 路線情報管理のために、鉄道路線のリストを含んだ路線
リストテーブル(表4)と、その路線ごとの情報を管理す
る路線情報テーブル(表5)を含むようなデータベース
を定義した。
【表4】
【表5】 路線リストテーブルには、管理用のIDおよび路線名が
含まれ、路線情報テーブルには、その路線の駅名一覧、
及びその駅周辺の情報を管理する管理用サーバのURL
が含まれる。
【0041】・ナビゲーション情報管理データベース それぞれの鉄道の駅周辺のナビゲーションデータの管理
を行うため、ナビゲーションの出発地及び目的地となる
ランドマークの情報を管理するランドマークテーブル、
ナビゲーションデータを管理するためのナビゲーション
データテーブルを含むデータベースを定義した。ランド
マークテーブルには、表6に示したように、ランドマー
ク管理用のID、そのランドマークの名称と利用者が目
的地を洗濯する際に使用される電話番号とカテゴリデー
タが含まれている。
【表6】 ナビゲーションデータテーブルには、表7に示したよう
に、その駅周辺のナビゲーションデータの情報が登録さ
れており、ナビゲーションデータ管理用のID、目的地
ID、出発地ID、及びそのデータファイルの存在する
URLを含んでいる。ここでいう目的地ID、出発地I
Dとはランドマークテーブルで定義されているランドマ
ーク管理用のIDのことである。
【表7】
【0042】前記カテゴリとして以下の分類を定義し
た。 1.駅 2.病院 3.学校 4.銀行 5.郵便局 6.コンビニ(コンビニエンスストア) 7.買物 8.食事 9.娯楽 10.居酒屋 11.その他 なお、このカテゴリに限らず種々の分類が定義できるこ
とはいうまでもない。
【0043】次に、本発明によるナビゲーションデータ
の作成方法を、図5を参照して説明する。 1.ナビゲーションデータの提供者(企業、組織等)
は、クライアントCのWebブラウザを用いてデータ作成
サーバMにアクセスし、ナビゲーションデータの作成・
入力を行う。 2.前記データ作成サーバM側でXML形式に変換され
たデータファイルを取得する。 3.前記データファイルをWebサーバW上にアップロー
ドする。 4.前記データ作成サーバMにデータファイルのURL
を登録する。 5.前記データ作成サーバMは、該当する地域サーバD
に対して新規データの登録を依頼する。 6.依頼された地域サーバDは、登録されたデータを取
得して、必要なデータ(名称、電話番号、カテゴリ、U
RL)を地域サーバDのナビゲーションデータ管理デー
タベースに登録する。
【0044】ナビゲーションデータの作成・入力手順の
詳細例を以下に示す。 1.データを追加したい鉄道の路線を一覧から選択す
る。 2.選択した路線の駅の中から、データを追加したい駅
を選択する。 3.選択した駅に関して既に登録されているデータを参
照したい場合には、「登録されているデータ一覧」を選
択して一覧表示させ、一部の経路が共通していて参照・
利用できるデータがあれば、その経路に関するナビゲー
ションデータを複写・利用して修正・変更を加え新たな
ナビゲーションデータを作成して登録する。利用できる
データがある場合には、出発地が同じで途中までの経路
が共通してそこまでのナビゲーションデータが既に登録
されている場合と、出発地は違うが、経路の一部が共通
していてその部分のナビゲーションデータが既に登録さ
れている場合とがある。前者の場合には、「続きを作成
する」を選択して続きのデータを入力し、後者の場合に
は、「一部を利用する」を選択してそれ以外のデータを
入力する。
【0045】4.既に登録されたデータを参照せずに、
新規に作成する場合には「新規データ作成」を選択し
て、出発地から順にナビゲーションデータを作成して登
録する。出発地に関する情報の入力に際しては、路線名
と駅名は既に入力されているので、タイトル、作成者、
URL等を入力する。目的地に関する情報の入力に際し
ては、例えば11種類に分類されて定義されたカテゴリ
の何れかを選択して、目的地に関する名称、電話番号、
住所、メールアドレス、URLをそれぞれ入力する。経
路の途中にあるナビゲーションポイントに関する情報の
入力に際しては、ランドマークの欄にはナビゲーション
ポイントの名称を入力し、指示1の欄にはそのナビゲー
ションポイントへ利用者を誘導するための指示案内文を
入力し、指示2の欄にはそのナビゲーションポイントへ
到着後の利用者がとるべき行動を指示する指示案内文を
入力する。
【0046】このようにして入力した情報は「登録」ボ
タンをクリック等することでナビゲーションデータとし
て追加・登録される。また、「編集」ボタンをクリック
等することで登録されたナビゲーションデータを編集し
てもとのデータと入れ換えて登録することができる。そ
して、「XMLデータ作成」ボタンをクリック等する
と、前記手続において登録されたナビゲーションデータ
は図2のようなXML文書として生成されて表示され
る。このようにして生成されたXML文書をクライアン
トCに取得する。そして、前記XML文書が登録されて
いるURLをデータ作成サーバMに登録する。
【0047】以上の過程においてはナビゲーションデー
タは、未だデータ作成サーバM上にしか登録されていな
いので、「データ登録」ボタンをクリック等することに
よって、指定されたURLに基づいてデータ作成サーバ
MからWebサーバWへ転送される。このようにして、
WebサーバW上にはナビゲーションデータが登録され
る。そして、データ作成サーバMは該当する地域サーバ
Dに前記ナビゲーションデータを登録し、地域サーバD
は登録されたナビゲーションデータをナビゲーションデ
ータ管理データベースに登録するのである。このナビゲ
ーションデータ管理データベースには、出発地と目的地
とで特定された経路に関するナビゲーションデータの存
在する場所を示すURLが登録されている。
【0048】次に、ナビゲーションデータの実際の利用
方法を図6〜図8を参照して説明する。図6において、
利用者の携帯端末としての携帯電話機Tの携行者が甲駅
に到着して乙大学へ行こうとした場合には、甲駅で降り
てからポータルサーバPにアクセスして、路線選択画面
を表示させて出発地となる甲駅の路線名を選択し、最寄
り駅選択画面を表示させてその路線内にある駅名一覧か
ら目的地の最寄り駅を選択する。次に、選択した駅名に
より、その駅に関するナビゲーションデータの出発点が
表示される。複数表示された場合には何れか(例えば
「甲駅」)を出発点として選択する。
【0049】続いて目的地を選択する。目的地の選択に
際しては、名称から選択、電話番号から選択、カテゴリ
から選択の何れかの選択方法を選択することができる。
このようにして目的地も選択した後、出発点と目的地の
確認画面が表示されるので、「開始」を選択するとナビ
ゲーションが開始される。図7にナビゲーション画面の
例を示した。この画面においては、ナビゲーションポイ
ントID=1の「駅前横断歩道」に導くためのナビゲー
ションデータが表示されている。文字情報としては「横
断歩道を渡らずに左方向に進んでください」という指示
案内文が表示され、画像情報としては当該ナビゲーショ
ンポイントへ到達するために進むべき方向の景色の画像
が表示されている。図7に示された画面を図2のXML
文書と対応させると、図2の(d)に記述された<indic
ation before>のタグで記述された指示案内文と、<imag
e url>のタグで指定されたURL(http://perseus.ots
udaigaku.ac.jp/WLS/picture/hy1)に保存されている画
像情報とに対応していることになる。
【0050】このように、指示案内文だけでなく、進む
べき方向の景色の画像も表示されるので、携行者が自分
が現在いる位置が正しいか否か、また、自分が向いてい
る方向が正しいか否かを確認することが可能となる。そ
して、画面の下部に表示されている「進む」を選択する
と、<indication after>のタグで記述された次の指示案
内文(この場合には「2つ目の信号まで直進して下さ
い。甲の谷の交差点です。」)が表示される。また、画
面の下部に表示されている「戻る」を選択すると、前の
表示内容が再表示されるので、以前の指示案内文等を再
表示させて、道順等を再確認することができる。また、
画面の下部に表示されている「終了」を選択すると、ナ
ビゲーションを終了させることができる。
【0051】各ナビゲーションポイントで画面の「進
む」を選択して進むと、最後のナビゲーションポイント
(乙大学正門前)では、図8に示したように、「左手に
乙大学の入り口があります。」という指示案内文と「終
了します」という指示案内文とが表示される。このよう
にして目的地に到達して、画面の「終了」を選択すると
ナビゲーションが終了するのである。
【0052】利用者の携帯電話機がNTTグループのi
モード携帯電話機以外の場合には、その携帯電話機が対
応しているXML互換の言語で記述されたナビゲーショ
ンプログラムを使用する。例えば、KDDIグループの
EZWeb対応携帯電話機の場合にはHDML形式でナ
ビゲーション情報を提供する。何れの場合でも、目的地
選択までのユーザインターフェース、ナビゲーション情
報の提供方法はNTTグループのiモード携帯電話機の
場合と同じであるのでその説明は省略する。また、本発
明のナビゲーションシステムは、携帯端末に限らず、車
載端末でも使用することが可能である。また、屋内に設
置された固定端末で使用して、問い合わせに応答した
り、訪問予定場所までの経路・道順を確認することもで
きる。更には、GPS機能等の自位置特定機能を内蔵し
て、各ナビゲーションポイントに到達したことを自位置
特定機能から自動的に取得して、XML文書に予め記述
された緯度・経度の要素と比較して、画面を順次切り換
えるようにしてもよい。例えば、出発地においては、出
発地を入力手段を手で操作して入力しなくても、前記自
位置特定機能から取得した自位置情報を出発地に関する
位置情報として自動的に入力してサーバに送出するよう
にすれば、出発地の指定が簡略化されるとともに間違い
もなくなる。このとき、端末の入力手段としては自位置
特定機能から自位置情報を自動的に取得する機能を具備
したものとする。また、目的地までの経路の途中におい
ては、前記自位置特定機能から取得した自位置情報に基
づいて、自位置と最も近いナビゲーションポイントの指
示案内情報を選択して前記自位置情報に関連付けられた
指示案内情報として出力したり、自位置に近いナビゲー
ションポイントの指示案内情報に基づいて生成した指示
案内情報を前記自位置情報に関連付けられた指示案内情
報として出力したりして、より詳細なナビゲーションを
提供するとよい。なお、特許請求の範囲に記載された自
位置特定機能としては、GPS機能に限らず、複数の基
地局アンテナと携帯端末との位置関係を電波信号の強度
や方角等に基づいて特定するネットワーク形の自位置特
定機能や、両者を組み合わせたハイブリッド形の自位置
特定機能を利用することができる。これらの自位置特定
機能と組み合わせることによって、携帯端末の現在位置
に応じた指示案内情報を取得することができるので、さ
らに、詳細且つ正確なナビゲーションが可能となる。ま
た、自位置特定機能を内蔵するとナビゲーションデータ
が登録されていない場所でも、電子地図や目的地の緯度
・経度情報と組み合わせるとある程度のナビゲーション
が可能となる。
【0053】また、以上の説明においては、端末の出力
手段としては表示画面を想定して説明したが、音声出力
する出力手段を備えた端末でもよい。例えば、音声合成
機能とスピーカを備えたノートパソコン等の携帯端末を
利用すれば、指示案内文を合成音声で読みあげることが
可能となる。この場合には、特許請求の範囲に記載され
た端末の出力手段は音声合成機能とスピーカもしくはイ
ヤフォンによって実現されることになる。例えば、XM
L文書に音声ナビゲーション用の命令(VBScript)を含
むナビゲーションデータを記述しておけば、その命令を
取得した携帯端末では音声合成用ActivXコントロールを
利用して、内蔵したスピーカ又は接続されたイヤフォン
から合成音声で読みあげるようにすることができる。景
色の画像等はブラウザの画面に表示するとよい。
【0054】以上の実施の形態の説明においては、タグ
の定義、DTDの定義、サーバの構成、データの構成、
データベースの構成等に関して、具体例を示して説明し
たが、例示した具体例に限定されるものではなく、特許
請求の範囲に記載した範囲であれば、種々の変形・応用
したものもその範囲に含まれるものであることは当然で
ある。また、ネットワークとしてはインターネットに限
らず、工場やテーマパーク等の特定の範囲のみをサービ
スエリアとするネットワークでもよい。その場合には、
工場やテーマパークの敷地内でのナビゲーションが可能
となる。さらにまた、出発地から目的地までの道案内に
相当する指示案内情報を一括、或いは個別に携帯端末に
ダウンロードし、この携帯端末の画面に一括して、或い
は順に前記情報を表示する構成とすることも可能であ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、端末の出力手段に、各
ナビゲーションポイントまでの道案内に相当する指示案
内情報を順次出力するように構成したので、確実なナビ
ゲーションが可能となった。さらに、端末の画面に各ナ
ビゲーションポイント近傍の景色の画像を表示するよう
にしたので、視覚的にも確認可能なナビゲーションの提
供が可能になった。また、各ナビゲーションポイントに
到着するまでの指示案内情報と、前記ナビゲーションポ
イントに到着した後の指示案内情報とを順次出力するよ
うにしたので、きめ細かな誘導が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態において定義したXML文書のDT
D(Document Type Definition)を示した図である。
【図2】前記実施形態においてXML形式で記述したナ
ビゲーションデータの例を示す図である。
【図3】前記実施形態で使用した甲駅から乙大学までの
地図である。
【図4】前記実施形態のナビゲーションシステムの構成
図である。
【図5】前記実施形態におけるナビゲーションデータの
作成方法を説明する図である。
【図6】前記実施形態におけるナビゲーションデータの
利用方法をを説明する図である。
【図7】前記実施形態におけるナビゲーション画面の例
を示した図である。
【図8】前記実施形態におけるナビゲーション画面の例
を示した図である。
【符号の説明】
T 端末、携帯電話機 P サーバ、ポータルサーバ W サーバ、Webサーバ M データ作成サーバ D サーバ、地域サーバ C クライアント N ネットワーク、インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神島 博昭 大阪市中央区南船場1丁目16番20号ムラキ ビル5階株式会社ローカス内 (72)発明者 撫養 公雄 大阪市中央区南船場1丁目16番20号ムラキ ビル5階株式会社ローカス内 (72)発明者 宮田 和幸 大阪市中央区南船場1丁目16番20号ムラキ ビル5階株式会社エースケイコンピュータ ー内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AA07 AB05 AB07 AC02 AC09 AC14 AC18 5B075 ND06 PQ02 UU14 5H180 AA01 AA21 BB05 CC12 FF05 FF23 FF25 FF27 FF32 FF38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出発地から目的地までの道案内に相当する
    指示案内情報を、途中の通過地点までの区間ごとの道案
    内に相当する指示案内情報に分割して予めサーバに登録
    しておき、 ネットワークを介して前記サーバにアクセスした端末の
    入力手段にて出発地と目的地が指定されたときには、 前記サーバに登録された指示案内情報を、途中の通過地
    点までの区間ごとに分割された指示案内情報として、前
    記サーバからネットワークを介して前記端末へ送出し、
    前記端末の出力手段には分割された指示案内情報を順次
    出力することを特徴とするナビゲーション方法。
  2. 【請求項2】途中の通過地点までの区間ごとに分割され
    た指示案内情報は、途中の通過地点に到達するまでの指
    示案内情報と、前記通過地点に到着後の指示案内情報と
    を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のナビゲ
    ーション方法。
  3. 【請求項3】途中の通過地点までの区間ごとに分割され
    た指示案内情報は、途中の通過地点の近傍の景色の画像
    情報を含んでいることを特徴とする請求項1もしくは2
    の何れか1項に記載のナビゲーション方法。
  4. 【請求項4】端末には自位置特定機能を内蔵し、出発地
    においては、前記自位置特定機能から取得した自位置情
    報を出発地に関する位置情報としてサーバに送出すると
    ともに、目的地までの経路の途中においては、前記自位
    置特定機能から取得した自位置情報に基づいて、前記自
    位置情報に関連付けられた指示案内情報を端末の出力手
    段に順次出力することを特徴とする請求項1、2、3の
    何れか1項に記載のナビゲーション方法。
  5. 【請求項5】ネットワークはインターネットであり、端
    末はインターネット接続機能を備えた携帯電話機、又は
    携帯情報端末機であることを特徴とする請求項1、2、
    3、4の何れか1項に記載のナビゲーション方法。
  6. 【請求項6】指示案内情報を含んだナビゲーションデー
    タが登録されたサーバと、前記指示案内情報にて指定さ
    れた目的地に立地するクライアントとが、ネットワーク
    を介して接続され得るように構成され、ネットワーク接
    続機能を備えた携帯端末によって前記サーバにアクセス
    して前記ナビゲーションデータを携帯端末の出力手段に
    て出力させ得るように構成されたナビゲーションシステ
    ムのナビゲーションデータ管理方法において、前記ナビ
    ゲーションデータは、該ナビゲーションデータに含まれ
    る指示案内情報にて指定された目的地に立地するクライ
    アントが作成することを特徴とするナビゲーションデー
    タ管理方法。
  7. 【請求項7】ネットワークはインターネットであり、端
    末はインターネット接続機能を備えた携帯電話機、又は
    携帯情報端末機であることを特徴とする請求項6に記載
    のナビゲーションデータ管理方法。
JP2001078499A 2001-03-19 2001-03-19 ナビゲーション方法、およびナビゲーションデータ管理方法 Pending JP2002277275A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001078499A JP2002277275A (ja) 2001-03-19 2001-03-19 ナビゲーション方法、およびナビゲーションデータ管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001078499A JP2002277275A (ja) 2001-03-19 2001-03-19 ナビゲーション方法、およびナビゲーションデータ管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002277275A true JP2002277275A (ja) 2002-09-25

Family

ID=18935106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001078499A Pending JP2002277275A (ja) 2001-03-19 2001-03-19 ナビゲーション方法、およびナビゲーションデータ管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002277275A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012194058A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Kokusai Kogyo Co Ltd 目的地案内システム、及び目的地案内装置
US8775569B2 (en) 2008-11-27 2014-07-08 GM Global Technology Operations LLC Method for updating the data of a navigation system
JP5616533B1 (ja) * 2013-03-22 2014-10-29 楽天株式会社 道案内システム、道案内方法、道案内プログラム、及び情報記録媒体
JP2019039739A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 沖電気工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2022033773A (ja) * 2020-01-31 2022-03-02 株式会社 ミックウェア 表示装置および制御プログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8775569B2 (en) 2008-11-27 2014-07-08 GM Global Technology Operations LLC Method for updating the data of a navigation system
JP2012194058A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Kokusai Kogyo Co Ltd 目的地案内システム、及び目的地案内装置
JP5616533B1 (ja) * 2013-03-22 2014-10-29 楽天株式会社 道案内システム、道案内方法、道案内プログラム、及び情報記録媒体
JP2019039739A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 沖電気工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP7027725B2 (ja) 2017-08-24 2022-03-02 沖電気工業株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2022033773A (ja) * 2020-01-31 2022-03-02 株式会社 ミックウェア 表示装置および制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3596805B2 (ja) 情報端末装置および経路案内方法
US9148753B2 (en) Displaying location-specific images on a mobile device
US20020035609A1 (en) Location bookmark system and method for creating and using location information
JP2002229991A (ja) サーバ,ユーザ端末,情報提供サービスシステムおよび情報提供サービス方法
JP2007278807A (ja) 情報表示装置
JP2002318132A (ja) 音声対話型ナビゲーションシステムおよび移動端末装置および音声対話サーバ
US20040158389A1 (en) Information display system
JP2005100274A (ja) 情報提供システム、情報検索装置及び情報提供方法
JP2007024624A (ja) ナビゲーションシステム、情報配信サーバ、携帯端末
KR20040018322A (ko) 정보관리 시스템, 정보관리 시스템용 서버 및 정보관리시스템용 정보단말기
JP2006059106A (ja) ネットワークを介した位置情報の提供
Bertolotto et al. Bus catcher: A context sensitive prototype system for public transportation users
JP2010026546A (ja) コンテンツ提供システム
JP2002277275A (ja) ナビゲーション方法、およびナビゲーションデータ管理方法
JP2001022767A (ja) 広告提供システム及び方法
JP2001134595A (ja) 地理情報システム
JP3519342B2 (ja) 地図情報の提供システムおよび提供方法
US20040111669A1 (en) Method and apparatus for providing application integration on a web browser
US20010047239A1 (en) System for proposing plans
Marsh et al. Pharos: coupling GSM and GPS-TALK technologies to provide orientation, navigation and location-based services for the blind
JP2002213977A (ja) ウェブ情報提供方法及びウェブ情報提供装置
JP2003169358A (ja) 情報提供システム、情報提供方法、携帯端末装置、基地局装置およびサーバ
JP2003296522A (ja) 行動予定管理サーバ及びシステム並びにプログラム
KR101919821B1 (ko) 언어 변환 툴을 제공하는 방법 및 시스템
JP2008129224A (ja) 地図表示システム、地図配信サーバおよび地図表示端末ならびに住所特定方法