JP3602833B2 - 地図提示装置及び地図提示方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、要求された地図を、地図の外に位置する周辺情報を付加して表示する地図提示装置及び地図提示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ、PDA、携帯電話等の情報機器の普及と、インターネット等の通信ネットワークインフラの整備に伴い、ユーザは、様々な情報を、情報機器及び通信ネットワークを通じて、取得できるようになってきている。
【0003】
このように取得できる情報の一つとして、地図情報が挙げられる。
【0004】
元来、地図情報は、紙媒体で提供されるのが普通であった。しかし、従来の紙媒体で提供された地図情報は、縮尺毎/地域毎に、それぞれ別の用紙/ページで提供されており、境目(紙の切れ目)が見づらい、隣接する地域がどこのページだかわかりにくい等の問題があった。
【0005】
情報機器や通信ネットワークが普及するに伴い、地図情報は、ソフトウェアやWebサービスという形で提供されるようになってきた。例えば、日本全図の全ての縮尺・全ての地域が一つのソフトウェアとして提供されている。これにより、ユーザは、マウス等のポインティングデバイスを使って、地図の移動・縮尺変更を容易に実行できるようになる。隣接する地図を見たいときは、マウスで地図をドラッグする、或いは、矢印ボタンを押下することにより、見たい地域に地図を移動させることが出来る。又、縮尺変更は、メニューより該当する縮尺を選択する、或いは、縮尺用スケールを設けたスライダーを操作する等により、実現できるようになった。
【0006】
例えば、Webサービスで提供される地図の例を図13に示す。Webサービスで提供される地図は、表示する地図の位置を移動する地図移動入力部41、表示する地図の縮尺やサイズを変更する縮尺・サイズ変更入力部43、表示された地図である地図表示部44を備えている。
【0007】
上記のように、情報機器や通信ネットワークが普及するにつれ、地図情報の表示方法とユーザインタフェースは、紙媒体とのそれに比較し、格段に進歩を遂げた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、情報機器と通信ネットワークの普及は、地図情報の表示方法とユーザインタフェースに別の課題をもたらした。
【0009】
一つは、地図情報が一般のあまり地図を見ない人々にも手軽に利用できるようになったことによる問題である。あまり地図を見ない地図初心者が、しばしば地図を見ていると、自分がどこの地図を見ているのかわからなくなる場合がある。このような地図初心者でも、容易に今表示している地図の位置を推測/特定できるような、地図情報の表示方法が必要となってきた。
【0010】
又、地図情報上のランドマーク(駅や公園など、目印となるような主要な施設)への地図の移動である。一般的に良く提供されている東西南北方向の矢印キーや、マウスドラッグによる地図に移動のみでは、ユーザが所望するランドマーク付近の地図へは、的確に移動することは困難であった。これを打破するために、ユーザと対話型インタフェースで地図上のランドマークを検索し、その付近の地図を表示するようなシステムも存在するが、検索という手順を挟む分だけ手間を要する。又、「この付近にあると思うのだけど…」などランドマークの名称等を知らない場合、検索すら行うことが出来ない。
【0011】
このように、地図に不慣れなユーザは、自分の位置がわかりにくく、又、近くのランドマークへ移動したい場合は、地図の縮尺やサイズを変更したり、地図を移動したりして、そのランドマークを見つけなければならないことが容易に想像できる。
【0012】
これを踏まえ、地図の位置が把握し易く、地図の移動がより簡便な、地図情報の表示方法とユーザインタフェースが望まれていた。
【0013】
従って、本発明の目的は、地図の位置が把握し易く、地図の移動がより簡便な地図提示装置及び地図提示方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、要求された地図を、地図の外に位置する周辺情報を付加して表示する地図提示装置であって、地図を構成する地図データを記憶する地図データ記憶手段と、地図の周辺情報に関する識別子、名称、種別、緯度経度で示される位置情報のうち少なくとも一つを記憶する周辺情報記憶手段と、地図に表示する周辺情報の条件である、地図に対する方向及び距離で表される区域を記憶する設定ファイル記憶手段と、入力された地図を表示する要求に対する地図データを、地図データ記憶手段から取得し、要求に対する地図を作成し、前記地図の中心座標を取得する地図作成手段と、周辺情報記憶手段で記憶された前記周辺情報から、前記周辺情報の緯度経度と前記地図の中心座標に基づいて前記周辺情報の角度を計算し、地図に対する設定ファイル記憶手段に記憶された区域の中に位置し、地図に表示する周辺情報を取得する周辺情報取得手段と、周辺情報取得手段で取得された周辺情報を、地図作成手段で作成された地図に付加する周辺情報付加手段を備えることを特徴とする地図提示装置である。ここで表示される周辺情報は、地図の外周に表示されるのが好ましい。
【0015】
上記発明によれば、地図の周辺に位置する周辺情報(ランドマーク)を地図に表示するので、ユーザは地図の位置を把握するのが容易になる。又、例えば、駅の地図を表示し、その周辺に位置するランドマークの存在を把握し易い。更に、駅からそのランドマークへの移動経路を検索するのも容易になる。
【0016】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の地図提示装置において、設定ファイル記憶手段において記憶された区域は、方向毎にいくつか区域を設けており、周辺情報取得手段は、方向毎に設けられた区域毎に、周辺情報を取得することを特徴とする地図提示装置である。
【0017】
上記発明によれば、いくつかの区域毎に周辺情報を取得することにより、地図と周辺情報の位置関係が明確にわかり、地図の位置を把握するのがより容易になる。
【0018】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の地図提示装置において、周辺情報取得手段は、更に入力された表示する周辺情報の種別に適合する周辺情報を、周辺情報記憶手段で記憶された前記周辺情報から取得することを特徴とする地図提示装置である。
【0019】
上記発明によれば、表示する周辺情報の種別を指定することが出来るので、ユーザの属性に応じて、ユーザがよりわかりやすい周辺情報を表示することが出来る。
【0020】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の地図提示装置において、周辺情報付加手段は、地図に対して周辺情報が位置する方向に、表示する周辺情報を付加することを特徴とする地図提示装置である。
【0021】
上記発明によれば、地図に対する周辺情報の方向が視覚的に把握し易い。
【0022】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の地図提示装置において、周辺情報取得手段は、設定ファイル記憶手段で記憶された区域において、指定された個数以上の周辺情報が取得された場合、指定された個数の周辺情報のみを表示することを特徴とする地図提示装置である。
【0023】
上記発明によれば、ある区域に複数の周辺情報が取得された場合、その中から指定された個数の周辺情報を選択して表示することにより、地図の表示が複雑になるのを防ぎ、見やすい地図を作成することが出来る。
【0024】
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の地図提示装置において、周辺情報取得手段は、周辺情報記憶手段で記憶された位置情報から算出される、地図からの距離が近い順に、指定された個数の周辺情報のみを表示することを特徴とする地図提示装置である。
【0025】
上記発明によれば、より近い周辺情報を表示することにより、表示された地図の位置を把握するのが容易になる。
【0026】
請求項7に係る発明は、請求項5に記載の地図提示装置において、周辺情報記憶手段は、地図の周辺情報について、周辺情報付加手段において地図の周辺に付加される選択基準である優先度を、周辺情報記憶手段で更に記憶しており、周辺情報取得手段は、優先度の高い順に、指定された個数の周辺情報を表示することを特徴とする地図提示装置である。ここで、優先度の高い周辺情報とは、大きな建物や交差点など、ユーザがわかりやすい周辺情報のことである。
【0027】
上記発明によれば、優先度の高い周辺情報を表示することにより、より少ない情報で効果的に地図の位置を把握することが出来る。
【0028】
請求項8に係る発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の地図提示装置において、周辺情報取得手段は、設定ファイル記憶手段で記憶された区域において、周辺情報が全く取得されなかった場合、区域を変更して、変更した区域に存在する周辺情報を取得することを特徴とする地図提示装置である。
【0029】
上記発明によれば、例えば、地域によって周辺情報の存在密度が異なっても、確実に周辺情報を表示することが出来る。
【0030】
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の地図提示装置において、地図に付加された周辺情報を指定すると、周辺情報の周辺の地図が表示されるように、周辺情報付加手段は、周辺情報の周辺の地図へのリンク情報も併せて付加することを特徴とする地図提示装置である。
【0031】
上記発明によれば、周辺情報をクリックすることにより、周辺情報周辺の地図が表示されるので、地図と周辺情報の位置関係を把握し易い。
【0032】
請求項10に係る発明は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の地図提示装置において、設定ファイル記憶手段で記憶された区域は、地図作成手段で作成する地図の縮尺に応じて決定されることを特徴とする地図提示装置である。
【0033】
上記発明によれば、効率よく、周辺情報を取得することが出来る。具体的には、地図の縮尺が大きいときは、地図範囲が広いので、より広い地域の周辺情報を取得し、地図の縮尺が小さいときは、地図範囲が狭いので、より狭い地域の周辺情報を取得するのが好ましい。
【0034】
請求項11に係る発明は、要求された地図を、地図の外に位置する周辺情報を付加して表示する地図提示方法であって、地図を構成する地図データを、地図データ記憶装置に記憶する地図データ記憶ステップと、地図の周辺情報に関する識別子、名称、種別、緯度経度で示される位置情報のうち少なくとも一つを、周辺情報記憶装置に記憶する周辺情報記憶ステップと、地図に表示する周辺情報の条件である、地図に対する方向及び距離で表される区域を、設定ファイル記憶装置に記憶する設定ファイル記憶ステップと、入力された地図を表示する要求に対する地図データを、地図データ記憶装置から取得し、要求に対する地図を作成し、前記地図の中心座標を取得する地図作成ステップと、周辺情報記憶装置から、前記周辺情報の緯度経度と前記地図の中心座標に基づいて前記周辺情報の角度を計算し、地図に対する設定ファイル記憶装置に記憶された区域の中に位置し、地図に表示する周辺情報を取得する周辺情報取得ステップと、周辺情報取得手段で取得された周辺情報を、地図作成手段で作成された地図に付加する周辺情報付加ステップを備えることを特徴とする地図提示方法である。
【0035】
請求項12に係る発明は、請求項11に記載の地図提示方法において、設定ファイル記憶装置に記憶された区域は、方向毎にいくつか区域を設けており、周辺情報取得ステップにおいて、方向毎に設けられた区域毎に、周辺情報を取得することを特徴とする地図提示方法である。
【0036】
請求項13に係る発明は、請求項11又は12に記載の地図提示方法において、周辺情報取得ステップにおいて、更に入力された表示する周辺情報の種別に適合する周辺情報を、周辺情報記憶装置から取得することを特徴とする地図提示方法である。
【0037】
請求項14に係る発明は、請求項11乃至13のいずれか1項に記載の地図提示方法において、周辺情報付加ステップにおいて、地図に対して周辺情報が位置する方向に、表示する周辺情報を付加することを特徴とする地図提示方法である。
【0038】
上記発明によれば、
請求項15に係る発明は、請求項11乃至14のいずれか1項に記載の地図提示方法において、周辺情報取得ステップは、設定ファイル記憶装置に記憶された区域において、指定された個数以上の周辺情報が取得された場合、指定された個数の周辺情報のみを表示することを特徴とする地図提示方法である。
【0039】
請求項16に係る発明は、請求項15に記載の地図提示方法において、周辺情報取得ステップは、周辺情報記憶装置に記憶された位置情報から算出される、地図からの距離が近い順に、指定された個数の周辺情報のみを表示することを特徴とする地図提示方法である。
【0040】
請求項17に係る発明は、請求項15に記載の地図提示方法において、周辺情報記憶装置は、地図の周辺情報について、周辺情報付加手段において地図の周辺に付加される選択基準である優先度を、周辺情報記憶装置に更に記憶しており、周辺情報取得ステップにおいて、優先度の高い順に、指定された個数の周辺情報を表示することを特徴とする地図提示方法である。
【0041】
請求項18に係る発明は、請求項11乃至14のいずれか1項に記載の地図提示方法において、周辺情報取得ステップにおいて、設定ファイル記憶装置に記憶された区域において、周辺情報が全く取得されなかった場合、区域を変更して、変更した区域に存在する周辺情報を取得することを特徴とする地図提示方法である。
【0042】
請求項19に係る発明は、請求項11乃至18のいずれか1項に記載の地図提示方法において、地図に付加された周辺情報を指定すると、周辺情報の周辺の地図が表示されるように、周辺情報付加ステップにおいて、周辺情報の周辺の地図へのリンク情報も併せて付加することを特徴とする地図提示方法である。
【0043】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明するである。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
【0044】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る地図表示システムのシステム構成図を図1に示す。本発明の第1の実施の形態に係る地図表示システムは、地図を表示する地図表示装置(地図提示装置)1、地図表示装置1に地図の表示を依頼するユーザ端末2a、2b、2c…を備える。
【0045】
本発明の第1の実施の形態において、ユーザ端末2a、2b、2c…から地図表示装置1に対して地図の表示が依頼されると、地図表示装置1は、依頼された位置の地図を作成し、ユーザ端末2a、2b、2c…に備えられた表示装置に表示する。
【0046】
地図表示装置1は、パソコン、ホストコンピュータ、オフコン等のハードウェアで構成されているのが好ましい。又、ユーザ端末2a、2b、2cは、パソコン、携帯電話、PDA等の情報端末であるのが好ましい。
【0047】
地図表示装置1、ユーザ端末2a、2b、2c…は、通信ネットワーク3に接続されている。通信ネットワーク3は、インターネット、イントラネット、パソコン通信等の通信ネットワークのことである。又、地図表示装置1、ユーザ端末2a、2b、2c…は、ゲートウェイサーバ、プロキシサーバ、インターネットプロバイダのアクセスポイント、回線交換機等を介して接続される場合もある。
【0048】
本発明の第1の実施の形態に係る地図表示装置1の機能ブロック図を図2に示す。
【0049】
本発明の第1の実施の形態に係る地図表示装置1は、地図データ記憶装置11、周辺情報記憶装置12、設定ファイル記憶装置13、地図作成手段21、入出力制御手段22、周辺情報取得手段23、周辺情報付加手段24、入力装置31、表示装置32を備えている。
【0050】
地図データ記憶装置11は、地図を構成する地図データを記憶している記憶装置である。この地図データは、位置情報に関連づけられて記憶されているのが好ましい。
【0051】
周辺情報記憶装置12は、地図の周辺情報に関する識別子(識別番号)、名称、種別、位置情報(緯度・経度)などを記憶している記憶装置である。
【0052】
周辺情報記憶装置12のデータ構造の例を図3に示す。周辺情報記憶装置12に記憶された周辺情報は、識別番号、名称、種別、優先度、緯度、経度などの項目を持つ。識別番号は、周辺情報記憶装置12に登録された周辺情報を一意に決定するためのものである。「名称」は、周辺情報の名称で、例えば、「A駅」、「C町前」、「F町1丁目」などである。「種別」は、周辺情報が該当する種別で、例えば、「駅」、「交差点」、「住所」、「公園」などである。このほかに、美術館、動物園、ホテルなどのランドマークを周辺情報としても良い。
【0053】
優先度は、周辺情報付加手段24で、地図の周辺に付加される選択基準である。優先度が高いと、地図外周に周辺情報として付加される確率が高くなる。優先度は、例えば、知名度であったり、交差点であれば交通量であったり、駅や公園であれば利用者数などを元に決めることが出来る。
【0054】
緯度・経度は、周辺情報が位置する位置を表したものである。周辺情報が広範囲にあたる(例えば、市区町村名や広域な公園など)場合、その周辺情報の代表的な点(例えば、中心点や出入り口など)の緯度・経度が格納してある。ここで、緯度・経度を位置情報としているが緯度・経度を用いず、地図表示装置1上で独自に付与された、ある地点からの相対的な位置情報などでも良い。
【0055】
設定ファイル記憶装置13は、地図の外周に表示する前記周辺情報の条件である、前記地図に対する方向及び距離で表される区域を記憶した記憶媒体である。
【0056】
図4に、設定ファイル記憶装置13の例を挙げる。図4においては、周辺情報の取得範囲として、地図の外周から2Kmの矩形、地図の外周から3Kmの矩形、地図の中心から3Kmの円形などの情報が登録されている。又、地図に対する周辺地図の方向を決定する際、地図の周辺を4方向、6方向、8方向などの方向に分割する分割方法も記憶されている。ここで、4方向に分割した場合は、地図の周辺を、東西南北と4つの小区域に分割し、分割された小区域毎に周辺情報を探すのが好ましい。又、複数の周辺情報が取得された場合に、どの周辺情報を表示するか選択する基準を、設定ファイル記憶装置13に記憶されも良い。例えば、地図から近いものから順に表示する、周辺情報記憶装置12に記録されている優先度が高いものから順に表示する、等の基準が記憶されている。
【0057】
地図作成手段21は、入力された地図を表示する要求に対する地図データを、地図データ記憶装置11から取得し、要求に対する地図を作成する手段である。地図作成手段21は、表示する地図に関する位置情報や縮尺などが入力され、その入力された条件に従って、地図を作成する。
【0058】
地図作成手段21は、入力装置31から送られてきた、地図の移動方向や、地図の縮尺、地図のサイズをもとに、ユーザの意図にあった地図を作成する。地図作成手段21は、地図の画像作成と同時に、作成した地図の外形座標(矩形の場合、左下角と右上角の緯度経度など)や、地図の中心座標(中心点の緯度経度など)を出力するのが好ましい。これら外形座標や中心座標は、地図の外周に付加する周辺情報を選択するときの情報となるため、周辺情報付加手段24へと送られる。
【0059】
周辺情報取得手段23は、周辺情報記憶装置12から、前記設定ファイル記憶装置に記憶された前記区域の中に位置し、前記地図の外周に表示する前記周辺情報を取得する手段である。ここで、地図に表示する周辺情報の個数を指定しても良い。このとき、地図の周辺を分割した小区域毎に表示する周辺情報に対して指定しても良い。又、ある区域に指定した個数以上の周辺情報が取得された場合、設定ファイル記憶装置13で指定した基準に従って、表示する周辺情報を選択しても良い。
【0060】
周辺情報付加手段24は、周辺情報取得手段23で取得された周辺情報を、地図作成手段21で作成された地図の外周に付加する手段である。このとき、地図に付加された周辺情報を指定すると、周辺情報の周辺の地図が表示されるように、周辺情報付加手段24は、周辺情報の周辺の地図へのリンク情報も併せて付加しても良い。
【0061】
入出力制御手段22は、入力装置31からの入力を地図作成手段21及び周辺情報付加手段24に送信し、地図作成手段21の出力を表示装置32に送信する手段である。
【0062】
入力装置31は、マウス、キーボード等のことで、表示装置32は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等のことである。
【0063】
図2においては、地図表示装置に備えられた入力装置31及び表示装置32から入出力が行われる様に記載しているが、通信ネットワーク3を介して、ユーザ端末2a、2b、2c…に設けられた入力装置31及び表示装置32の入出力を行っても良い。
【0064】
本発明の第1の実施の形態に係る地図表示装置1が表示する地図の例を、図5に示す。
【0065】
本発明の第1の実施の形態に係る地図表示装置1が表示する地図は、地図移動入力部41、表示スタイル入力部42、縮尺・サイズ変更入力部43、地図表示部44を備えている。
【0066】
地図表示部44において、地図の周辺に位置し、周辺情報記憶装置12から取得された周辺情報を表示した周辺情報表示部45a乃至45eを備えている。これらの周辺情報表示部45a乃至45eは、周辺情報が位置する方向に配置されるのが好ましい。
【0067】
表示スタイル入力部42は、地図の周辺に表示する周辺情報の種別を選択する入力部である。図5では、表示スタイルとして「駅」が選択されている。このとき、地図の周辺に表示される周辺情報は、「A町駅方面」などの駅情報である。ここで図6に示すように、表示スタイル入力部42を変更し、表示スタイルとして「住所」が選択されると、地図の周辺に表示される周辺情報は、「A区C町方面」などの住所情報となる。
【0068】
又、表示スタイル入力部42は、コンボボックスなどのインタフェースを備えるのが好ましい。コンボボックスに登録されているデータは、例えば、「駅」、「交差点」、「住所」、「公園」などで、周辺情報記憶装置12の「種別」の項目に挙げられたデータであるの好ましい。又、用意された周辺情報の種別が1種類の場合は、この表示スタイル入力部42を備える必要はない。
【0069】
ここで、地図移動入力部41は、表示する地図の位置を、上下左右、斜め方向に移動する入力部で、縮尺・サイズ変更入力部43は、表示する地図の縮尺やサイズを変更する入力部で、地図表示部44は、作成された地図の表示部である。
【0070】
図5に示した地図は、ブラウザと呼ばれるアプリケーションを通じて表示しても良い。特にブラウザを通じて地図を表示する場合、ブラウザ上に入力部が設けられており、入力装置31と表示装置32の役割を兼ねることもある。
【0071】
図5で示した、周辺情報表示部45a乃至45eが、地図移動のためのインタフェースとなる場合もある。地図の周囲に配置されている周辺情報表示部45a乃至45eは、例えば、表示装置32がブラウザなどの場合、リンク形式になっており、そのリンクを選択することにより、周辺情報付近の地図へ移動するという命令が、地図作成手段21へ送られる。このとき、移動先の周辺情報の識別子や位置情報(緯度・経度など)が、ユーザ端末2a、2b、2c…にある場合は、その情報も地図作成手段21へ送られる。これにより、選択された周辺情報を中心とする地図を表示させることも出来る。
【0072】
図5及び図6に示した地図において、8方向全ての方向から周辺情報を取得して表示しても良い。
【0073】
図5に示した本発明の第1の実施の形態に係る地図表示装置1が表示する地図は、図13に示した従来の地図に比べて、表示された地図の周辺の情報を取得し易い。又、ユーザは、周辺情報が表示されることにより、自分の位置を把握し易い。
【0074】
本発明の第1の実施の形態に係る地図表示方法(地図提示方法)における周辺情報を取得し地図に付加するフローチャートを図7に示す。
【0075】
まず、ステップS101において、ユーザ端末2a、2b、2c…や入力装置31から入出力制御手段22を介して入力される、周辺情報の表示種類を取得する。周辺情報の表示種類は、例えば、駅、交差点、公園、住所などで、周辺情報記憶装置12に記録された種別のデータと同じである。
【0076】
次に、ステップS102において、地図作成手段21から、作成された地図の情報として、外形座標(矩形の場合、左下角と右上角の緯度経度など)や、地図の中心座標(中心点の緯度経度など)を取得する。図8(a)に、地図作成手段21で作成された地図範囲を模式的に示す。
【0077】
更に、ステップS103において、周辺情報の取得範囲を決定する。周辺情報の取得範囲は、設定ファイル記憶装置13などによって決めることが出来る。このとき、ステップS102で取得した、地図の外形座標や中心座標を利用する。例えば、(1)の「地図外周から2Kmの矩形」の場合は、地図の外形座標を利用し、図8の(b)を周辺情報の取得範囲とする。又、(2)の「地図の中心から半径3Kmの円形」の場合は、地図の中心座標を利用し、図8の(c)を周辺情報の取得範囲とする。ここで、図8(b)及び(c)の中心に存在する白抜き部分は、図8(a)で示した地図範囲である。
【0078】
更に、ステップS104において、周辺情報記憶装置12から周辺情報を取得する。ここで、ステップS101で得られた周辺情報の表示種類と、ステップS103で得られた取得範囲に該当する周辺情報を取得する。例えば、ステップS101の表示種類「駅」、ステップS103の取得範囲(1)「地図外周から2Kmの矩形」の場合、図9のようなイメージで駅の情報を取得する。
【0079】
更に、ステップS105において得られた周辺情報を各方向に分ける。得られた周辺情報をどのように分割するかは、設定ファイル記憶装置13などにより決めることが可能である。
【0080】
ここで、ステップS102で地図の中心座標を得ていて、各周辺情報には周辺データより得た座標(緯度・経度)があるため、それぞれの周辺情報データの角度を計算するのは、以下のような方法で容易である。
【0081】
角度=acos((周辺情報の経度−地図中心の経度)/√((周辺情報の経度−地図中心の経度)^2+(周辺情報の経度−地図の中心の経度)^2))
上記の式では、角度を求めるのに、acos(アークコサイン)を用いているが、asin(アークサイン)や、atan(アークタンジェント)を使った式でも容易に求めることが出来る。このような式で、各周辺情報の角度を求めた後、設定ファイル記憶装置13の(b)分割方法で指定したの通りに分割する。例えば、4分割の場合、時計の3時方向(東の方向)を0度とすると、北は45度〜135度の範囲、西は135度〜225度の範囲、南は225度〜315度の範囲、東は315度〜45度の範囲と、分けることが出来る。周辺情報データを各方向に分割したイメージを図10に示す。図10(a)は4方向に、(b)は6方向に、(c)は8方向にそれぞれ分割した図である。
【0082】
更に、ステップS106において、各方向に分割された周辺情報が複数あるか否か判断する。ステップS106において、周辺情報が複数の場合、ステップS107において、設定ファイル記憶装置13の(c)周辺情報の選択基準に基づいて、地図の周囲に表示する周辺情報を選択する。
【0083】
ここで、地図画像の周囲に、複数の周辺情報を表示することも出来る。複数の周辺情報を表示することにより、ユーザは、馴染みのある周辺情報を見つけ易くなる。又、周辺情報を複数表示せず、各方向に1件のみ周辺情報を付加した場合は、ユーザにとって地図の見やすさが向上する。
【0084】
又、選択基準が「距離」の場合、地図中心から最も近い周辺情報を選択する。距離は、ステップS102で地図の中心座標(緯度・経度)が得られており、ステップS104で各周辺情報の緯度・経度が得られているため、容易に計算可能である。選択基準が「優先度」の場合、ステップS104で得られた各周辺情報の優先度を比較し、その方向で最も優先度が高い周辺情報を選択する。優先度が全く同じであれば距離による比較を行い、より地図中心に近いものを選択する。選択基準が「距離+優先度」の場合、距離と優先度を同時に鑑みた選択を実施する。例えば、以下の式で求められる[結果]を比較して、[結果]が最も小さい周辺情報を選択しても良い。
【0085】
結果 = [距離] × [優先度重み]
ここで[優先度重み] は、例えば、優先度1の場合「0.7」、優先度2の場合「1.0」、優先度3の場合「1.3」とする。上記の式や優先度による重み付けは、あくまで一例であり、他にも[結果]を求める式や重みはいろいろ考えられる。
【0086】
本発明の第1の実施の形態によれば、地図の周辺に周辺情報を表示することにより、ユーザは表示されている地図の位置関係を把握し易い。
【0087】
又、周辺情報にリンクを設定することにより、表示された地図のジャンプが容易になる。
【0088】
(第2の実施の形態)
上記のように、本発明の第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この本発明の第2の実施の形態に係る地図表示装置1の機能ブロック図を図11に示す。
【0089】
図11に示した地図表示装置1は、第1の実施の形態に係る地図表示装置1の機能ブロック図を示した図2に比べて、設定ファイル変更手段25を備えている点が異なる。
【0090】
設定ファイル変更手段25は、周辺情報取得手段23において、周辺情報が1件も取得できなかった場合に、設定ファイル記憶装置13を変更して、周辺情報を取得できるようにする手段である。
【0091】
例えば、都心と地方とでは、周辺情報の存在密度が異なる。従って、同じ条件で周辺情報を検索しても、都心では周辺情報が取得できても、地方では周辺情報が取得できない場合がある。このようなとき、設定ファイル変更手段25によって、設定ファイル記憶装置13を変更して、周辺情報を取得する区域を広げるのが好ましい。
【0092】
又、設定ファイル記憶装置13において、予め、周辺情報が取得できなかった場合のために、周辺情報を取得した区域を広げる条件を記憶していても良い。例えば、「指定された区域内に位置する周辺情報を取得できなかった場合の条件項目を設け、地図からの距離を1Kmずつ広げる」などの条件を、予め設定ファイル記憶装置13に記憶していても良い。
【0093】
本発明の第2の実施の形態に係る地図表示方法のフローチャートを図12に示す。
【0094】
図12に示した地図表示方法のフローチャートは、第1の実施の形態に係る地図表示方法のフローチャートを示した図7に比べて、ステップS106において、周辺情報の数を判定するステップ以降が異なる。
【0095】
まず、ステップS201において、ユーザ端末2a、2b、2c…や入力装置31から入出力制御手段22を介して入力される、周辺情報の表示種類を取得する。
【0096】
次に、ステップS202において、地図作成手段21から、作成された地図の情報を、ステップS203において、周辺情報の取得範囲を取得する。
【0097】
更に、ステップS204において、周辺情報記憶装置12から周辺情報を取得する。
【0098】
更に、ステップS205において得られた周辺情報を各方向に分ける。
【0099】
更に、ステップS106において、最後に、各方向に分割された周辺情報がの数について判断する。ステップS106において周辺情報の数が0の場合は、設定ファイル変更手段25により、設定ファイル記憶装置13を更新し、ステップS203において、再び周辺情報の取得範囲を取得し、ステップS204において、ステップS203において取得した周辺情報の取得範囲の内部に存在する周辺情報を周辺情報記憶装置12から取得する。ステップS206において、複数の周辺情報が取得された場合は、ステップS207において、設定ファイル記憶装置13に記録された選択基準に従って、表示する周辺情報を選択する。ステップS206において、周辺情報の数が、0及び複数以外の場合、即ち、取得された周辺情報が一つだった場合は、その周辺情報が地図に付加される。
【0100】
ここでは、一つの区域について一つの周辺情報を表示する場合について説明したが、一つの区域について複数の周辺情報を表示しても良い。又、複数の区域に表示する周辺情報の個数を予め設定しておき、その個数に基づいて、表示する周辺情報を選択しても良い。
【0101】
本発明の第2の実施の形態によれば、動的に、周辺情報を取得する区域を変更するので、表示する地図の地域差に隔たりなく、周辺情報を表示することが出来る。
【0102】
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
【0103】
例えば、周辺情報の取得範囲は、表示する地図の大きさや縮尺によって、決定されても良い。又、この取得範囲は、動的に変更されても良いし、予め、設定ファイル記憶装置に記録されていても良い。
【0104】
又、地図表示装置は、インターネット等の通信ネットワークに接続しても良いし、スタンドアロンの形式で使用しても良い。又、地図表示装置は、同様の機能を備えるソフトウェアにより実現されても良い。
【0105】
この様な、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【0106】
【発明の効果】
本発明によれば、地図の位置が把握し易く、地図の移動がより簡便な地図提示装置及び地図提示方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る地図表示システムのシステム構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る地図表示装置の機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る周辺情報記憶装置の一例である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る設定ファイル記憶装置の一例である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る地図表示装置が表示する地図の一例である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る地図表示装置が表示する地図で、図5で示した地図の、周辺情報の表示スタイルを変更した図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る地図表示方法のフローチャートを示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態において、周辺情報の取得範囲を模式的に示した図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態において、取得した周辺情報と地図の位置関係を模式的に示した図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態において、周辺情報を各方向への分割を模式的に示した図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る地図表示装置の機能ブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る地図表示方法のフローチャートを示す図である。
【図13】従来の地図表示装置が表示する地図の例である。
【符号の説明】
1 地図表示装置
2a、2b、2c ユーザ端末
3 通信ネットワーク
11 地図データ記憶装置
12 周辺情報記憶装置
13 設定ファイル記憶装置
21 地図作成手段
22 入出力制御手段
23 周辺情報取得手段
24 周辺情報付加手段
25 設定ファイル更新手段
31 入力装置
32 表示装置
41 地図移動入力部
42 表示スタイル入力部
43 サイズ変更入力部
44 地図表示部
45 周辺情報表示部

Claims (19)

  1. 要求された地図を、前記地図の外に位置する周辺情報を付加して表示する地図提示装置であって、
    前記地図を構成する地図データを記憶する地図データ記憶手段と、
    前記地図の前記周辺情報に関する識別子、名称、種別、緯度経度で示される位置情報のうち少なくとも一つを記憶する周辺情報記憶手段と、
    前記地図に表示する前記周辺情報の条件である、前記地図に対する方向及び距離で表される区域を記憶する設定ファイル記憶手段と、
    入力された前記地図を表示する前記要求に対する前記地図データを、前記地図データ記憶手段から取得し、前記要求に対する前記地図を作成し、前記地図の中心座標を取得する地図作成手段と、
    前記周辺情報記憶手段で記憶された前記周辺情報から、前記周辺情報の緯度経度と前記地図の中心座標に基づいて前記周辺情報の角度を計算し、前記地図に対する前記設定ファイル記憶手段に記憶された前記区域の中に位置し、前記地図に表示する前記周辺情報を取得する周辺情報取得手段と、
    前記周辺情報取得手段で取得された前記周辺情報を、前記地図作成手段で作成された前記地図に付加する周辺情報付加手段
    を備えることを特徴とする地図提示装置。
  2. 請求項1に記載の地図提示装置において、
    前記設定ファイル記憶手段において記憶された前記区域は、前記方向毎にいくつか区域を設けており、
    前記周辺情報取得手段は、前記方向毎に設けられた前記区域毎に、前記周辺情報を取得する
    ことを特徴とする地図提示装置。
  3. 請求項1又は2に記載の地図提示装置において、
    前記周辺情報取得手段は、更に入力された前記表示する周辺情報の前記種別に適合する前記周辺情報を、前記周辺情報記憶手段で記憶された前記周辺情報から取得する
    ことを特徴とする地図提示装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の地図提示装置において、
    前記周辺情報付加手段は、前記地図に対して前記周辺情報が位置する方向に、前記表示する前記周辺情報を付加する
    ことを特徴とする地図提示装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の地図提示装置において、
    前記周辺情報取得手段は、前記設定ファイル記憶手段で記憶された前記区域において、指定された個数以上の前記周辺情報が取得された場合、前記指定された個数の周辺情報のみを表示する
    ことを特徴とする地図提示装置。
  6. 請求項5に記載の地図提示装置において、
    前記周辺情報取得手段は、前記周辺情報記憶手段で記憶された前記位置情報から算出される、前記地図からの距離が近い順に、前記指定された個数の周辺情報のみを表示する
    ことを特徴とする地図提示装置。
  7. 請求項5に記載の地図提示装置において、
    前記周辺情報記憶手段は、前記地図の周辺情報について、周辺情報付加手段において地図の周辺に付加される選択基準である優先度を、前記周辺情報記憶手段で更に記憶しており、
    前記周辺情報取得手段は、前記優先度の高い順に、前記指定された個数の周辺情報を表示する
    ことを特徴とする地図提示装置。
  8. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の地図提示装置において、
    前記周辺情報取得手段は、前記設定ファイル記憶手段で記憶された前記区域において、前記周辺情報が全く取得されなかった場合、前記区域を変更して、変更した前記区域に存在する前記周辺情報を取得する
    ことを特徴とする地図提示装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の地図提示装置において、
    前記地図に付加された前記周辺情報を指定すると、前記周辺情報の周辺の地図が表示されるように、
    前記周辺情報付加手段は、前記周辺情報の周辺の地図へのリンク情報も併せて付加する
    ことを特徴とする地図提示装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の地図提示装置において、
    前記設定ファイル記憶手段で記憶された前記区域は、前記地図作成手段で作成する前記地図の縮尺に応じて決定される
    ことを特徴とする地図提示装置。
  11. 要求された地図を、前記地図の外に位置する周辺情報を付加して表示する地図提示方法であって、
    前記地図を構成する地図データを、地図データ記憶装置に記憶する地図データ記憶ステップと、
    前記地図の前記周辺情報に関する識別子、名称、種別、緯度経度で示される位置情報のうち少なくとも一つを、周辺情報記憶装置に記憶する周辺情報記憶ステップと、
    前記地図に表示する前記周辺情報の条件である、前記地図に対する方向及び距離で表される区域を、設定ファイル記憶装置に記憶する設定ファイル記憶ステップと、
    入力された前記地図を表示する前記要求に対する前記地図データを、前記地図データ記憶装置から取得し、前記要求に対する前記地図を作成し、前記地図の中心座標を取得する地図作成ステップと、
    前記周辺情報記憶装置から、前記周辺情報の緯度経度と前記地図の中心座標に基づいて前記周辺情報の角度を計算し、前記地図に対する前記設定ファイル記憶装置に記憶された前記区域の中に位置し、前記地図に表示する前記周辺情報を取得する周辺情報取得ステップと、
    前記周辺情報取得手段で取得された前記周辺情報を、前記地図作成手段で作成された前記地図に付加する周辺情報付加ステップ
    を備えることを特徴とする地図提示方法。
  12. 請求項11に記載の地図提示方法において、
    前記設定ファイル記憶装置に記憶された前記区域は、前記方向毎にいくつか区域を設けており、
    前記周辺情報取得ステップにおいて、前記方向毎に設けられた前記区域毎に、前記周辺情報を取得する
    ことを特徴とする地図提示方法。
  13. 請求項11又は12に記載の地図提示方法において、
    前記周辺情報取得ステップにおいて、更に入力された前記表示する周辺情報の前記種別に適合する前記周辺情報を、前記周辺情報記憶装置から取得する
    ことを特徴とする地図提示方法。
  14. 請求項11乃至13のいずれか1項に記載の地図提示方法において、
    前記周辺情報付加ステップにおいて、前記地図に対して前記周辺情報が位置する方向に、前記表示する前記周辺情報を付加する
    ことを特徴とする地図提示方法。
  15. 請求項11乃至14のいずれか1項に記載の地図提示方法において、
    前記周辺情報取得ステップは、前記設定ファイル記憶装置に記憶された前記区域において、指定された個数以上の前記周辺情報が取得された場合、前記指定された個数の周辺情報のみを表示する
    ことを特徴とする地図提示方法。
  16. 請求項15に記載の地図提示方法において、
    前記周辺情報取得ステップは、前記周辺情報記憶装置に記憶された前記位置情報から算出される、前記地図からの距離が近い順に、前記指定された個数の周辺情報のみを表示する
    ことを特徴とする地図提示方法。
  17. 請求項15に記載の地図提示方法において、
    前記周辺情報記憶装置は、前記地図の周辺情報について、周辺情報付加手段において地図の周辺に付加される選択基準である優先度を、前記周辺情報記憶装置に更に記憶しており、
    前記周辺情報取得ステップにおいて、前記優先度の高い順に、前記指定された個数の周辺情報を表示する
    ことを特徴とする地図提示方法。
  18. 請求項11乃至14のいずれか1項に記載の地図提示方法において、
    前記周辺情報取得ステップにおいて、前記設定ファイル記憶装置に記憶された前記区域において、前記周辺情報が全く取得されなかった場合、前記区域を変更して、変更した前記区域に存在する前記周辺情報を取得する
    ことを特徴とする地図提示方法。
  19. 請求項11乃至18のいずれか1項に記載の地図提示方法において、
    前記地図に付加された前記周辺情報を指定すると、前記周辺情報の周辺の地図が表示されるように、
    前記周辺情報付加ステップにおいて、前記周辺情報の周辺の地図へのリンク情報も併せて付加する
    ことを特徴とする地図提示方法。
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