JPH11250393A - 位置依存情報提供方式 - Google Patents

位置依存情報提供方式

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JPH11250393A
JPH11250393A JP10071295A JP7129598A JPH11250393A JP H11250393 A JPH11250393 A JP H11250393A JP 10071295 A JP10071295 A JP 10071295A JP 7129598 A JP7129598 A JP 7129598A JP H11250393 A JPH11250393 A JP H11250393A
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JP
Japan
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data
program
information providing
dependent information
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Application number
JP10071295A
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English (en)
Inventor
Masanori Tanabe
雅則 田辺
Satoshi Hakomori
聰 箱守
Ushio Inoue
潮 井上
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NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
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Publication date
Application filed by NTT Data Corp filed Critical NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動クライアントの現在位置に応じて移動ク
ライアントに表示されるデータ及び移動クライアント上
で起動するプログラムの変更が行えるようにする。 【解決手段】 要求文生成機構7は、現在位置検出機構
5からの現在位置データ、指定された地理的範囲データ
等に基づきデータ及びプログラム取得のために要求文を
生成し、位置対応データ及び位置対応プログラム送受信
機構11を介してサーバ3に要求文を送信する。送受信
機構11は、サーバ3からデータ及びプログラムが送信
されると、現在位置対応データ等についてはデータベー
ス15に保存し、現在位置対応プログラム等については
位置対応プログラム起動機構13を介してディスクに保
存する。起動機構13により起動されたプログラムから
位置対応データ抽出機構9に対し、現在位置対応データ
等の取得要求がなされる。抽出機構9は、この要求に応
じて対応するデータをデータベース15から読出し、プ
ログラムに与える。このデータに基づき、プログラムに
おいて処理された結果が画面表示機構17に与えられ、
画面として表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動クライアント
が自身の位置に対応した情報をサーバから取得する位置
依存情報提供方式の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、位置依存情報提供方式において、
モバイルユーザである携帯用端末と、複数箇所に固定さ
れた送信機とを備えるシステム上に実現される第1の方
式と、モバイル型のクライアントと、サーバとを備える
クライアント―サーバシステム上に実現される第2の方
式とが知られている。第1の方式では、予め、携帯用端
末に所定のデータを蓄積したCD―ROM(光ディス
ク)を配布しておき、携帯用端末が上記各送信機から与
えられる各位置毎の識別子を受信することにより自身の
現在位置を検出し、その現在位置に対応するデータをC
D―ROMから検索して端末の表示部に表示するもので
ある。第2の方式では、モバイル型のクライアント(携
帯用端末)が、カーナビゲーションシステム等を利用し
て自身の現在位置を検出し、その現在位置に対応するデ
ータをサーバ側に要求すると、サーバに蓄積されている
多数のデータ中から対応するデータが端末に与えられ、
そのデータが端末の表示部に表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第1の
方式では、携帯用端末が検出した自身の現在位置をキー
にして、その現在位置に対応するデータを検索するので
あるが、検索対象は、予め配布された上記光ディスクに
保存される各携帯用端末に特有のデータや各携帯用端末
が移動し得る全領域に亘るデータ(いずれも固定デー
タ)に限定される。そのため、各携帯用端末に特有のデ
ータ、或いは上記領域内に設定されている各データ等を
別の適切なデータに変更する必要が生じた場合や、携帯
用端末の現在位置が上記領域から外れた箇所にあるよう
な場合は、所望のデータを光ディスクから検索すること
ができないという問題がある。何故なら、携帯用端末か
らの要求の変化を正確に予測することなどできないし、
ありと凡ゆるデータを蓄積するには膨大な記憶容量の光
ディスクを必要とする。よって、携帯用端末からの如何
なる要求にも対応できるよう、前もって携帯用端末の要
求を予測して利用者が満足し得るデータを全て上記光デ
ィスクに蓄積しておくことは、不可能だからである。
【0004】一方、上記第2の方式では、サーバである
ホストコンピュータ(ホスト)が上記クライアントから
の現在位置データをキーにして、サーバに蓄積されてい
る多数のデータの中から対応するデータを検索し上記ク
ライアント側に送信すると、上記クライアントは受信し
たデータを表示部に表示するようになっている。ここ
で、サーバに蓄積されている上記データは、更新可能で
あるため、利用者の要求が変化しても、上記データを更
新することによって、利用者の要求に見合ったデータを
上記サーバ側から上記クライアント側に提供することが
可能である。よって、上記第2の方式では、上記第1の
方式におけるような問題は生じ難い。
【0005】ところで、上記現在位置データに対応する
データの検索を行うためにホストに内蔵される位置対応
データ検索用プログラム、及び上記サーバ側からのデー
タの取得、表示を行うために上記クライアントに内蔵さ
れる位置対応データ取得、表示用プログラムは、いずれ
もシステム起動時に起動される。よって、これらのプロ
グラムが、例えばテキストデータの検索や取得等に適合
したものであって、上記クライアントの現在位置に対応
するデータの形式が、テキスト形式である場合には、上
記サーバ及び上記クライアントが所定の処理を実行でき
る。しかし、上記クライアントが画像や動画等の形式の
データが提供される位置に移動した場合には、上記各プ
ログラムでは処理が行えず、画像や動画等の形式のデー
タ処理が行えるプログラムに起動を切換えなければなら
ないという問題が生じる。更に、クライアントの現在位
置が変更される毎に、夫々の現在位置に対応するデータ
の検索、取得、表示が行えるようサーバ側で起動するプ
ログラムやクライアント側で起動するプログラムの起動
を、クライアントの現在位置の変動に応じて切換えなけ
ればならない。そのため、クライアントの移動に比較し
て画面表示に遅れが生じるという問題もあった。
【0006】従って本発明の目的は、クライアントの現
在位置に応じてクライアントに表示されるデータ及びク
ライアント上で起動するプログラムの変更が行える位置
依存情報提供方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
う位置依存情報提供方式は、移動クライアントが自身の
位置に対応した情報をサーバから取得するもので、移動
クライアントが、移動クライアントの位置に応じたデー
タを選択する手段と、移動クライアントの位置に応じて
データの処理に適合したプログラムを選択して起動する
手段とを備える。
【0008】上記構成によれば、移動クライアントの位
置に応じたデータを選択すると共に、移動クライアント
の位置に応じてデータの処理に適合したプログラムを選
択して起動することとしたので、クライアントの現在位
置に応じてクライアントに表示されるデータ及びクライ
アント上で起動するプログラムの変更が自動的に行え
る。
【0009】本発明の第1の側面に係る好適な実施形態
では、移動クライアントは、GPS(グローバル・ポジ
ショニング・システム)、又はPHS(パーソナル・ハ
ンディホーン・システム)の位置管理機構、又は無線L
AN(ローカル・エリア・ネットワーク)のローミング
機構を利用して自身の現在位置を検出する。この移動ク
ライアントは、自身の現在位置に対応するデータ及びそ
のデータを処理するためのプログラムの取得をサーバに
要求する手段を更に備えている。移動クライアントは、
また、自身の現在位置の周辺領域においてデータ及びそ
のデータを処理するためのプログラムの取得を要求する
領域を指定する手段をも更に備えている。
【0010】上述したデータ及びプログラムは、要求手
段からの要求、又は要求手段からの要求と共になされた
指定手段による指定に基づき、サーバから提供される。
データ選択手段は、要求手段からの要求、又は要求手段
からの要求と共になされた指定手段による指定に基づ
き、サーバから提供されるデータを選択する。一方、プ
ログラム起動手段は、要求手段からの要求、又は要求手
段からの要求と共になされた指定手段による指定に基づ
き、サーバから提供されるプログラムを起動する。ま
た、本実施形態では、データ選択手段により選択され、
プログラム起動手段により起動されたプログラムによっ
て処理された後のデータを表示する手段が更に備えられ
ている。
【0011】本発明の第2の側面に従う位置依存情報提
供方式は、移動クライアントが自身の位置に対応した情
報をサーバから取得するもので、サーバが、移動クライ
アントの位置に応じたデータを検索する手段と、移動ク
ライアントの位置に応じてデータの処理に適合したプロ
グラムを検索する手段とを備える。
【0012】本発明の第2の側面に係る好適な実施形態
では、サーバは、移動クライアントからのデータ及びプ
ログラム取得要求を解析する手段を更に備えている。デ
ータ検索手段は、解析手段による解析結果に基づいてデ
ータ検索を行う。プログラム検索手段も上記データ検索
手段と同様に、解析手段による解析結果に基づいてプロ
グラム検索を行う。移動クライアントは、GPS又はP
HSの位置管理機構、又は無線LANのローミング機構
を利用して自身の現在位置を検出する。この移動クライ
アントは、自身の現在位置に対応するデータ及びそのデ
ータを処理するためのプログラムの取得をサーバに要求
する手段を更に備えている。また、移動クライアント
は、自身の現在位置の周辺領域においてデータ及びその
データを処理するためのプログラムの取得を要求する領
域を指定する手段をも更に備えている。上述したデータ
及びプログラムは、要求手段からの要求、又は要求手段
からの要求と共になされた指定手段による指定に基づ
き、サーバから提供される。データ選択手段は、要求手
段からの要求、又は要求手段からの要求と共になされた
指定手段による指定に基づき、サーバから提供されるデ
ータを選択する。プログラム起動手段は、要求手段から
の要求、又は要求手段からの要求と共になされた指定手
段による指定に基づき、サーバから提供されるプログラ
ムを起動する。
【0013】本実施形態では、データ選択手段により選
択され、プログラム起動手段により起動されたプログラ
ムによって処理された後のデータを表示する手段を更に
備えている。
【0014】本発明の第3の側面に従う位置依存情報提
供方式は、移動クライアントが自身の位置に対応した情
報をサーバから取得するもので、移動クライアントが、
移動クライアントの位置に応じたデータを選択する手段
と、移動クライアントの位置に応じてデータの処理に適
合したプログラムを選択して起動する手段とを備え、サ
ーバが、移動クライアントの位置に応じたデータを検索
する手段と、移動クライアントの位置に応じてデータの
処理に適合したプログラムを検索する手段とを備える。
【0015】本発明の第4の側面に従うプログラム媒体
は、移動クライアントが自身の位置に対応した情報をサ
ーバから取得する位置依存情報提供方式において、移動
クライアントが、移動クライアントの位置に応じたデー
タを選択する手段と、移動クライアントの位置に応じて
データの処理に適合したプログラムを選択して起動する
手段とを備えることを特徴とする位置依存情報提供方式
における上記各手段としてコンピュータを動作させるた
めのコンピュータプログラムをコンピュータ読取可能に
担持する。
【0016】本発明の第5の側面に従うプログラム媒体
は、移動クライアントが自身の位置に対応した情報をサ
ーバから取得する位置依存情報提供方式において、サー
バが、移動クライアントの位置に応じたデータを検索す
る手段と、移動クライアントの位置に応じてデータの処
理に適合したプログラムを検索する手段とを備えること
を特徴とする位置依存情報提供方式における上記各手段
としてコンピュータを動作させるためのコンピュータプ
ログラムをコンピュータ読取可能に担持する。
【0017】本発明の第6の側面に従うプログラム媒体
は、移動クライアントが自身の位置に対応した情報をサ
ーバから取得する位置依存情報提供方式において、移動
クライアントが、移動クライアントの位置に応じたデー
タを選択する手段と、移動クライアントの位置に応じて
データの処理に適合したプログラムを選択して起動する
手段とを備え、サーバが、移動クライアントの位置に応
じたデータを検索する手段と、移動クライアントの位置
に応じてデータの処理に適合したプログラムを検索する
手段とを備えることを特徴とする位置依存情報提供方式
における上記各手段としてコンピュータを動作させるた
めのコンピュータプログラムをコンピュータ読取可能に
担持する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態に係る位置依
存情報提供方式が適用されるモバイル(移動)クライア
ント(以下、「クライアント」と略記する)とサーバと
を備えたシステムの全体構成を示すブロック図である。
【0020】上記システムにおいて、クライアント1
は、検出した自身の現在位置に対応するデータ及び現在
位置に対応するプログラムの提供をサーバ3側に要求す
るもので、現在位置検出機構(検出機構)5と、要求文
生成機構(生成機構)7と、位置対応データ抽出機構
(抽出機構)9とを備える。クライアント1は、上記構
成に加えて、更に、位置対応データ及び位置対応プログ
ラム送受信機構(送受信機構)11と、位置対応プログ
ラム起動機構(起動機構)13と、データベース15
と、画面表示機構17をも備える。
【0021】一方、サーバ3は、クライアント1から無
線送信される要求文を受信し、その要求文に対応するデ
ータやプログラムを検索し、検索の結果得られたデータ
をクライアント1に無線送信するものである。サーバ3
は、ホスト19と、第1のデータベース21と、第2の
データベース23と、無線の基地局(基地局)25とを
備える。
【0022】ホスト19は、クライアント1側の要求に
応じて、データやプログラムを提供するものである。ホ
スト19は、位置対応データ取出し機構(データ取出し
機構)27と、位置対応プログラム取出し機構(プログ
ラム取出し機構)29と、要求文解析機構(解析機構)
31と、位置対応データ及び位置対応プログラム送受信
機構(送受信機構)33とを備える。
【0023】まず、クライアント1が備える上記各部5
〜17について説明する。クライアント1の処理動作
は、検出された自身の現在位置に基づき、データ及びプ
ログラムをサーバ3側から取得する処理動作と、取得し
たデータ及びプログラムを実行する処理動作とに大別さ
れる。データ及びプログラムを取得する処理動作におい
ては、検出機構5と、生成機構7と、送受信機構11と
を起動し、取得したデータ及びプログラムを実行する処
理動作においては、起動機構13と、抽出機構9と、画
面表示機構17とを起動する。
【0024】検出機構5は、例えば、GPS(グローバ
ル・ポジショニング・システム)や、PHS(パーソナ
ル・ハンディホーン・システム)等の位置管理機構(位
置管理センター)や、無線LAN(ローカル・エリア・
ネットワーク)のローミング機能を利用してクライアン
ト1の現在位置を検出する。そして、検出結果として得
られた現在位置データを、生成機構7及び抽出機構9に
夫々与える。
【0025】生成機構7は、検出機構5から与えられた
現在位置データ、及び利用者が指定した地理的範囲のデ
ータ等に基づき、サーバ3側にデータ及びプログラムの
取得を要求するために、現在位置及び地理的範囲を指定
した要求文を生成し、これを送受信機構11に与える。
【0026】送受信機構11は、生成機構7から上記要
求文を受取ると、所定の無線通信回線を通じてサーバ3
側の基地局25に上記要求文を送信する。そして、サー
バ3に対し、クライアント1の現在位置に対応するデー
タ(現在位置対応データ)、及び上記現在位置に対応す
るプログラム(現在位置対応プログラム)、上記指定し
た地理的範囲に対応するデータ、及び上記地理的範囲に
対応するプログラムの取得を要求する。送受信機構11
は、サーバ3側から基地局25及び上記無線通信回線を
通じて上記要求に対応するデータ及びプログラムが送信
されると、これらを受信して現在位置対応データ等のデ
ータについてはデータベース15に保存し、現在位置対
応プログラム等のプログラムについては起動機構13に
与える。
【0027】起動機構13は、送受信機構11から与え
られた上記プログラム(例えば、図1に示す現在位置対
応プログラムA、B、…)を受取ると、これらをディス
ク(図示しない)に保存すると共に、内蔵するプログラ
ム管理テーブルを更新する。起動機構13は、クライア
ント1の現在位置に基づき、上記各プログラムのうちか
ら対応するプログラムを起動する。これにより、この起
動されたプログラムから抽出機構9に対し、現在位置対
応データ等のデータの取得要求がなされる。
【0028】抽出機構9は、上記プログラムから出され
た要求に応じて、対応するデータを上記データベース1
5から読出し、上記プログラムに与える。このデータに
基づき、上記プログラムにおいて処理された結果が、上
記プログラムから画面表示機構17に与えられ、画面表
示機構17において画面として表示される。
【0029】次に、サーバ3、及びホスト19が備える
上記各部21〜33について説明する。
【0030】送受信機構33は、所定の無線通信回線及
び基地局25を通じてクライアント1側の送受信機構1
1から送信される上記要求文及び後述するデータ取得要
求フォーマットを受信し、これを解析機構31に与え
る。送受信機構33は、解析機構31から与えられる現
在位置対応データ等のデータ及び現在位置対応プログラ
ム等のプログラムを受取ると、これらを基地局25及び
所定の無線通信回線を通じて上記送受信機構11に送信
する。なお、解析機構31からクライアント1の現在位
置1箇所に対応するものとして上記データ及び上記プロ
グラムが2個以上与えられたときは、これらデータ及び
プログラムの全てをクライアント1側に与える。
【0031】解析機構31は、送受信機構31から上記
要求文等が与えられると、これを幾つかの位置について
各々の位置に対応するデータを検索するための検索文に
分解し、これらの検索文をデータ取出し機構27に与え
る。これと並行して、解析機構31は、上記複数個の位
置情報をプログラム取出し機構29に与える。解析機構
31は、データ取出し機構27から与えられる各データ
と、プログラム取出し機構29から与えられる各プログ
ラムとを夫々受取り、これらを送受信機構33に与え
る。
【0032】第1のデータベース21は、クライアント
1が移動し得る全ての二次元領域において、各々の位置
に対応したデータを予め格納している。
【0033】データ取出し機構27は、解析機構31か
ら上記複数の検索文が与えられると、これらの検索文に
対応するデータを第1のデータベース21から読出し、
解析機構31に与える。
【0034】第2のデータベース23は、上述した二次
元領域において、各々の位置に対応したプログラムを予
め格納している。
【0035】プログラム取出し機構29は、解析機構3
1から上記複数の位置情報が与えられると、これらの位
置情報に対応するプログラムを第2のデータベース23
から読出し、解析機構31に与える。
【0036】図2は、クライアント1の現在位置を中心
として、データ及びプログラムの取得を所望する地理的
範囲を指定するときの方法の一例を示す説明図である。
【0037】図2で示す指定方法は、検出機構5により
クライアント1の現在位置が検出されたときに、利用者
が、その現在位置を始め、データやプログラムの取得を
所望するその周辺領域の各々に対応する各セルの番号を
指定するものである。例えば、検出されたクライアント
1の現在位置がセル1に対応する領域にあり、利用者
が、セル1を中心としてそこからセルにして2個分の領
域のデータ及びプログラムの取得をサーバ3側に要求し
ているものとすれば、セル1と共に、黒点を付した各セ
ルの番号に対応するデータやプログラムの取得を行うこ
とになる。なお、クライアント1の現在位置を中心とし
た半径の大きさを指定することにより、データ及びプロ
グラムの取得を所望する地理的範囲を指定する方法もあ
る。
【0038】図3は、上記図2で説明した指定方法を用
いて上述した地理的範囲を指定したときに、生成機構7
によって生成された要求文の一例を示す説明図である。
この要求文は、クライアント1の現在位置がセル1にあ
り、セル1を中心として2個離れたセルまでの領域のデ
ータ及びプログラムの取得を要求していることを示して
いる。
【0039】図4は、上述した要求文と共にクライアン
ト1側の送受信機構11からサーバ3側の送受信機構3
3に与えられるデータ取得要求フォーマットを示す説明
図である。
【0040】上記フォーマットは、図示のように、位置
データ記憶領域35と、指定方法記憶領域37と、数値
データ記憶領域39と、キーワードの指定領域41と、
予備領域43とを備える。
【0041】位置データ記憶領域35は、記憶容量が4
バイトである。この記憶領域35には、上記検出機構7
において、既述のようにGPSやPHSの位置管理セン
ターなどの利用や、或いは無線LANのローミング機能
を利用することにより取得されるクライアント1の現在
位置データが書き込まれる。上記検出において、例えば
GPSを利用する場合には、位置データが座標で表現さ
れるので、上記記憶領域35には、夫々2バイトで表わ
されたx座標データ及びY座標データとの組で表現され
るデータが位置データとして書き込まれる。一方、PH
Sを利用する場合には、位置データがPHSを構成する
各基地局毎に設定されるID(識別子)で表現されるの
で、上記記憶領域35には、上記座標データに代えて4
バイトで表わされる各ID(識別子)データが位置デー
タとして書き込まれる。なお、無線LANのローミング
機能を利用する場合には、無線LANのアクセスポイン
トに相当する各基地局がクライアント1の位置管理を行
うため、クライアント1は、各基地局に問い合せること
により自身の現在位置を特定することができる。よっ
て、上記記憶領域35には、各基地局から与えられた現
在位置特定用の情報が書込まれる。
【0042】指定方法記憶領域37は、記憶容量が2バ
イトである。この記憶領域37には、利用者が上述した
セルの番号を指定する方法を選択したか、或いは、半径
の大きさを指定する方法を選択したかを記録するための
領域である。この記憶領域37には、例えば、利用者が
セルの番号を指定する方法を選択した場合は、クライア
ント1の現在位置を基準にしたセルの数による領域の指
定であることを示す識別子『1』が書き込まれ、半径の
大きさを指定する方法を選択した場合は、クライアント
1の現在位置を基準にした距離(半径)による領域(範
囲)の指定であることを示す識別子『0』が書き込まれ
る。
【0043】数値データ記憶領域39は、記憶容量が2
バイトである。この記憶領域39には、例えば、利用者
がセルの番号を指定する方法を選択した場合は、指定し
たセルの数を示す数値データが書込まれ、半径の大きさ
を指定する方法を選択した場合は、指定した半径の大き
さを示す数値データ(例えば指定した半径の大きさが1
00メートルの場合は、100)が書込まれる。
【0044】キーワードの指定領域41は、記憶容量が
100バイトであり、利用者が上記生成機構7を起動し
て指定したキーワードが書込まれる。なお、予備領域4
3は、記憶容量が40バイトであり、上述した各領域3
5〜41に書込まれるデータ以外のデータで、サーバ3
側に通知する必要があると思料されるデータが書込まれ
る。
【0045】図5は、クライアント1側の送受信機構1
1の管理下に置かれる周辺データ(利用者が指定した地
理的範囲に対応するデータのこと。以下同じ)の管理テ
ーブルを示す説明図である。
【0046】この管理テーブルは、上記データベース1
5の領域のうち、サーバ3側から提供された上記地理的
範囲(周辺領域)に対応するデータを記憶する領域を管
理するためのものである。上記管理テーブルは、図示の
ように、位置データ格納領域45と、データ記憶箇所を
示すデータの格納領域(記憶箇所データ格納領域)47
とを有する。位置データ格納領域45には、上記地理的
範囲(周辺領域)のうちの、サーバ3側からデータが提
供された位置(領域)を示す識別子(ID)が書込ま
れ、記憶箇所データ格納領域47には、サーバ3側から
提供されたデータを記憶するデータベース15上の箇所
を示すデータが書込まれる。位置データ格納領域45及
び記憶箇所データ格納領域47に書込まれるデータは、
利用者が指定した周辺領域が、図4で示したフォーマッ
トによりサーバ3側に通知されることでサーバ3側から
対応するデータが与えられたときに送受信機構11によ
って夫々更新される。
【0047】図6は、クライアント1側に設けられる起
動機構13に内蔵され、起動機構13の管理下に置かれ
るプログラムの管理テーブルを示す説明図である。
【0048】この管理テーブルは、サーバ3側から提供
された各プログラムを記憶するディスクの領域を起動機
構13が管理するためのもので、図示のように、プログ
ラム名格納領域49と、位置データ格納領域51と、プ
ログラムの記憶箇所を示すデータの格納領域(記憶箇所
データ格納領域)53とを有する。プログラム名格納領
域49には、利用者からの取得要求によりサーバ3側か
ら提供されたプログラムを一意に識別するための名称が
書込まれ、また、位置データ格納領域51には、上記提
供された各プログラムを起動する位置を示すデータとし
ての識別子(ID)が書込まれる。更に、記憶箇所デー
タ格納領域53には、上記提供された各プログラムを記
憶するディスク上の箇所を示すデータが書込まれる。プ
ログラム名格納領域49、位置データ格納領域51及び
記憶箇所データ格納領域53に書込まれるデータは、上
記周辺領域を、図4で示したフォーマットによりサーバ
3側に通知することによってサーバ3側から対応するプ
ログラムが与えられたときに夫々更新される。
【0049】図7は、クライアント1における処理動作
の一例を示したフローチャートである。
【0050】図7に示した処理流れは、クライアント1
が無線LANのローミング機能を使用して自身の現在位
置を検出し、その検出した現在位置に応じた処理動作を
実行するものである。
【0051】即ち、図7において、まず、検出機構7が
SNMP(シンプル・ネットワーク・マネジネント・プ
ロトコルの略。簡易ネットワーク管理プロトコルのこ
と)を用いて、無線LANの全てのアクセスポイントに
対し、各々のテーブルにクライアント1が登録されてい
るか否かの問合せを行う。そして、問合せの結果、各ア
クセスポイントから得られた回答に基づいて、いずれの
アクセスポイントにクライアント1が存在しているかを
判定し、それによりクライアント1の現在位置を検出す
る(ステップS61)。
【0052】次に、生成機構7において、検出された上
記現在位置と、利用者が指定した地理的範囲(データ及
びプログラムの取得を要求する上記現在位置の周辺領
域)に関するデータと、更に、利用者が指定したキーワ
ードとに基づいて上述したような要求文の生成を実行す
る(ステップS62)。そして、生成された要求文が生
成機構7から与えられると、送受信機構11は、データ
ベース15にアクセスして上記現在位置に対応するデー
タが既に取得済みか否かをチェックする(ステップS6
3)。
【0053】このチェックの結果、取得済みでないこと
を確認すると、送受信機構11は、図3で示した態様の
要求文と共に、図4で示した態様のデータ取得要求フォ
ーマットをサーバ3側に無線送信する(ステップS6
4)。上記要求文及びフォーマットを送信することによ
り、上記現在位置に対応するデータ及び上記現在位置に
対応するプログラムがサーバ3側から送信されると、送
受信機構11は、データについてはデータベース15に
保存する(ステップS65)。一方、プログラムについ
ては、送受信機構11が受信して起動機構13に与える
ことにより(ステップS66)、起動機構13によって
ディスクに保存される(ステップS67)。このとき、
図6に示したプログラムの管理テーブルも起動機構13
によって更新される(ステップS68)。なお、ステッ
プS64で送信した上記要求文及びフォーマットに、デ
ータ及びプログラムの取得を所望する現在位置の周辺領
域(地理的範囲)が指定されているときには、サーバ3
側から周辺領域に対応するデータ及びプログラムも上記
データ及びプログラムと共に送信されてくる(ステップ
S65、S66)。この場合、周辺領域に対応するデー
タについては、上記現在位置対応データと同様に送受信
機構11によってデータベース15に保存されるが(ス
テップS65)、このとき図5で示した周辺データの管
理テーブルが送受信機構11によって更新される。一
方、周辺領域に対応するプログラムについては、上記現
在位置対応プログラムと同様に送受信機構11から起動
機構13に与えられ(ステップS66)、起動機構13
によってディスクに格納され(ステップS67)、図6
に示したプログラムの管理テーブルも更新される(ステ
ップS68)。
【0054】次に、起動機構13が、図6で示した管理
テーブルを参照することにより、現在位置対応プログラ
ムをディスクから読出して起動すると(ステップS6
9)、起動した上記プログラムが、現在位置対応データ
の取得を抽出機構9に要求する。この要求に基づいて、
上記データが抽出機構9によってデータベース15から
読出され、上記プログラムに与えられると(ステップS
70)、上記プログラムは、受取った上記データに基づ
いて所定の処理を実行し、その処理結果が画面表示機構
に表示されることになる(ステップS71)。クラ
イアント1の現在位置の移動に伴って、上記ステップS
71の処理と並行してステップS61〜S70に至る処
理が再度実行される。
【0055】なお、ステップS63におけるチェックの
結果、クライアント1の現在位置対応データが既に取得
済みであることを確認したときは、直ちにステップS6
9に示した処理に移行する。
【0056】図8は、サーバ3が備える上記解析機構3
1において、解析された検索文の一例を示す説明図であ
る。
【0057】上記検索文は、図3で示したような要求文
を解析することによって得られるものである。検索番号
1の検索文は、クライアント1が上記図2の符号1で示
したセルにいるものとして検索を行うべき旨を、また、
検索番号2の検索文は、クライアント1が上記図2の符
号2で示したセルにいるものとして検索を行うべき旨を
夫々表わしている。同様に、検索番号3の検索文は、ク
ライアント1が上記図2の符号3で示したセルにいるも
のとして検索を行うべき旨を、更に、検索番号19の検
索文は、クライアント1が上記図2の符号19で示した
セルにいるものとして検索を行うべき旨を夫々表わして
いる。
【0058】図9は、特定の地理的な位置と、その周辺
の地理的な範囲を示す領域(周辺領域)との関係を示す
テーブルの一例を示す説明図である。
【0059】上記テーブルは、上記解析機構31に備え
られるもので、図2で示したセル番号の指定により地理
的範囲を指定する方法に対応して設定されており、図9
に示すように、セル番号格納領域81と、周辺セル番号
格納領域83とを有する。
【0060】セル番号格納領域81には、クライアント
1が移動し得る二次元領域内に存在する各セルに付与さ
れた番号データが、また、周辺セル番号格納領域83に
は、上記各セルの周辺に位置するセルの番号データが、
夫々格納される。この例では、周辺セル番号格納領域8
1には、セル番号格納領域83に格納される各セルの周
辺に位置する複数のセルのうちの、各セルに隣接する1
個分のセルについての番号データが格納されている。
【0061】図10は、要求文の解析によって得られる
現在位置データや指定された周辺領域のデータに基づい
て作成される検索条件を保存するためのテーブルの一例
を示す説明図である。
【0062】上記テーブルも、上記解析機構31に備え
られるもので、検索番号格納領域85と、各々の位置に
関する検索条件の格納領域(検索条件格納領域)87と
を有する。上記領域85に格納される検索番号とは、デ
ータ取出し機構27やプログラム取出し機構29によっ
て検索された結果をクライアント1側に送信するとき
に、上記検索結果がいずれのセルに対応するものである
かを識別するための番号である。一方、検索条件格納領
域87には、(LOC、数値)で示されるクライアント
1の現在位置を始めとする各々の位置に関する検索条件
が格納される。
【0063】図11は、上述したキーワードと図10で
示した現在位置に関する検索条件との組合わせによって
作成された検索文を保存するためのテーブルの一例を示
す説明図である。
【0064】上記テーブルも、上記解析機構31に備え
られるもので、クライアント識別子格納領域89と、検
索番号格納領域91と、検索文格納領域93とを有す
る。クライアント識別子格納領域89には、上述した検
索結果の送信先であるクライアント1を特定するための
識別子(ID)が格納される。また、検索番号格納領域
91には、検索文と検索条件とを結び付けるための番
号、即ち、上述した検索番号が格納される。更に、検索
文格納領域93には、上記解析機構31によって作成さ
れ、データ取出し機構27が第1のデータベース21
を、プログラム取出し機構29が第2のデータベース2
3を、夫々検索するのに用いられる検索文が格納され
る。
【0065】図12は、データ取出し機構27により取
出されたデータや、プログラム取出し機構29により取
出されたプログラムを、夫々検索結果として保存するた
めのテーブルの一例を示す説明図である。
【0066】上記テーブルも、上記解析機構31に備え
られるもので、検索番号格納領域95と、データの検索
結果格納領域97と、プログラムの検索結果格納領域9
9とを有する。検索番号格納領域95には、上述したよ
うに検索番号が格納される。また、データの検索結果格
納領域97には、データ取出し機構27により第1のデ
ータベース21から取出されたデータが、位置に対応し
たデータの検索結果として格納される。更に、プログラ
ムの検索結果格納領域99には、プログラム取出し機構
29により第2のデータベース23から取出されたプロ
グラムが、位置に対応したプログラムの検索結果として
格納される。
【0067】図13は、サーバ3側からクライアント1
側に送信されるデータのフォーマットの一例を示す説明
図である。
【0068】上記送信データのフォーマットは、上述し
た解析機構31において調製されるもので、セル番号格
納領域101と、データ格納領域103と、プログラム
格納領域105とを有する。
【0069】セル番号格納領域101には、第1のデー
タベース21から取出されたデータ、及び第2のデータ
ベース23から取出されたプログラムの対応する位置を
特定するための番号であるセル番号が格納される。ま
た、データ格納領域103には、上記セル番号に対応す
るデータが格納される。更に、プログラム格納領域10
5には、上記セル番号に対応するプログラムが格納され
る。
【0070】図14は、サーバ3における処理動作の一
例を示したフローチャートである。
【0071】図14において、基地局25がクライアン
ト1側から送信された要求文及びデータ取得要求フォー
マットを受信して、これらを解析機構31に与える(ス
テップS111)。上記要求文及びフォーマットを受取
ると、解析機構31は、上記要求文等に基づいてデータ
及びプログラムの検索文を作成するために、まず、上記
要求文等からクライアント1の現在位置データを抽出す
ると共に、データ等の取得を要求する周辺領域の指定の
有無、及びキーワードの指定の有無をチェックする。こ
のチェックの結果、仮に周辺領域もキーワードも指定さ
れていなければ、指定された周辺領域や指定されたキー
ワードを書込む検索文中の欄を空白のままにしておく
(ステップS112)。
【0072】次に、解析機構31は、上記現在位置デー
タ及び指定された周辺領域のデータに基づき、夫々の位
置(つまり、現在位置及びその指定された周辺領域の位
置)に関する検索条件を作成する。そして、作成した検
索条件を検索番号と、各々の位置に関する検索条件とに
分けて図10に示した検索条件保存テーブルに格納す
る。ここで、現在位置と周辺領域との関係は、図9で示
したテーブル(地理的位置と、その周辺領域との関係を
示すテーブル)を用いることによって対応付ける。そし
て、図8で示したように、検索文の(LOC、数値)の
部分に検索番号を付与することによって夫々を区別する
(ステップS113)。この処理が終了すると、上記キ
ーワードと上記検索条件とを組合わせることによってデ
ータやプログラムを検索するための検索文を作成し、図
11で示した検索文保存テーブルに格納する。このと
き、上記要求文等を送信したクライアント1を識別する
ために、識別子を付与する(ステップS114)。
【0073】次に、上記検索文をデータ取出し機構27
に与えると(ステップS115)、データ取出し機構2
7は上記検索文に基づいて第1のデータベース21を検
索し、検索条件に適合したデータを取得する(ステップ
S116)。そして、取得したデータを解析機構31に
与える。ここで、第1のデータベース21の所定記憶領
域には、図2で示したように、クライアント1が移動し
得る全ての二次元領域を対応させ、上記記憶領域を所定
の大きさのセルで分割して各セルによって区分される領
域毎にセル番号やデータが格納されているものとする。
解析機構31は、上記データを受取ると、図12で示し
た検索結果保存テーブルの検索番号に対応した箇所に格
納する(ステップS117)。一方、ステップS115
における処理動作と並行して、上記検索文をプログラム
取出し機構29に与えると(ステップS118)、プロ
グラム取出し機構29は上記検索文に基づいて第2のデ
ータベース23を検索し、検索条件に適合したプログラ
ムを取得する(ステップS119)。そして、取得した
プログラムを解析機構31に与える。ここで、第2のデ
ータベース23の所定記憶領域についても、図2で示し
たように、クライアント1が移動し得る全ての二次元領
域を対応させ、上記記憶領域を所定の大きさのセルで分
割して各セルによって区分される領域毎にセル番号やプ
ログラムが格納されているものとする。ステップS11
9の場合も、上記ステップS117での処理動作と同様
に、解析機構31は、上記プログラムを受取ると、図1
2で示した検索結果保存テーブルの検索番号に対応した
箇所に格納する(ステップS120)。
【0074】次に、ステップS114で作成した検索文
の全てについて上記各取出し機構27、29から検索結
果(即ち、データ及びプログラム)を受取ったか否かを
チェックする(ステップS121)。このチェックの結
果、受取ったことを確認したときは、位置に関する検索
条件をクライアント1側で使用可能にするため、上記検
索結果に、検索番号及び検索番号に対応するセル番号を
付与してクライアント1側に送信する(ステップS12
2)。この処理が終了すると、ステップS111に復帰
する。ステップS121でのチェックの結果、上記事実
を確認できなかったときは、ステップS121で確認す
るまでステップS115〜S121に至る処理動作を繰
り返すことになる。
【0075】図15は、サーバ3が実行するサブルーチ
ンの一例を示したフローチャートである。図15に示す
処理動作は、図14のS113での処理動作に対応して
いる。つまり、図15に示す処理動作は、解析機構31
において実行される現在位置データ及び指定された周辺
領域のデータに基づく検索条件の作成に関するものであ
る。
【0076】図15において、上記解析機構31は、ま
ず、上記要求文及びデータ取得要求フォーマットに指定
されている周辺領域の範囲を示す数値(つまり、現在位
置を示す1個のセルを囲んでいる、複数個のセルによっ
て形成される環の数を示す)から、1を差引く(ステッ
プS131)。次に、『1』を差引いた後の上記数値
が、0か又は0より大きいかをチェックする(ステップ
S132)。このチェックの結果、0より大きいことを
確認したときは、データ等の検索を要求する周辺領域が
未だ残存していることを示している。例えば、上記数値
が3であれば、現在位置の周辺に3重分の環が残ってい
ることを示しており、上記数値が2であれば、現在位置
の周辺に2重分の環が残っていることを示している。そ
こで、図9に示したテーブル(地理的位置と、その周辺
領域との関係を示すテーブル)を参照して、上記要求文
等に示されているクライアント1の現在位置から、その
周辺に位置するセルの番号を読出す。この処理は、セル
によって示される各々の位置とそれらの周辺領域との対
応付けを行うことが前提になる(ステップS133)。
【0077】次に、上記読出したセルの番号の中から1
つを取出して解析機構31内に設定されている記憶領域
に一時的に記憶させ(ステップS134)、それが既に
抽出済みのセル番号として登録されているか否かをチェ
ックする(ステップS135)。このチェックの結果、
登録されていないことを確認すれば、ステップS133
で読出した周辺に位置するセルの番号を全部抽出する。
一方、登録されていることを確認すると、別のセルの抽
出を行うべくステップS134に復帰する(ステップS
136)。上述したステップS134〜S136に示し
た処理は、上記周辺に位置するセルの番号を全て抽出し
たことが確認されるまでの間、実行される(ステップS
137)。上記全部のセルについて、抽出したことを確
認すると、これら全てのセルの番号を、処理済みのセル
番号として登録する(ステップS138)。そして、今
回取出した各セルの更に外側に位置する各セルについて
上記と同様の処理を実行するために上記登録した各セル
の番号を上記記憶領域に一時的に記憶し(ステップS1
39)、ステップS131に移行する。このようにし
て、ステップS131〜S139に至る処理動作を繰り
返し、ステップS132において、周辺領域の範囲を示
す数値が0になったことを確認すると、上述した周辺領
域の範囲に対応するセルの番号をマージして一連の処理
動作を終了する(ステップS140)。
【0078】ここで、クライアント1の現在位置が図2
で示したセル1であり、セル1からセルにして2個分の
周辺領域がデータ等の取得を要求する範囲として指定さ
れている場合を例にとって周辺領域におけるデータ検索
の方法を説明する。
【0079】図9から、セル1からセルにして1個分の
周辺領域に属する各セルは、セル2〜7の6個である
(図15で説明したステップS131〜S133に対応
している)。また、セル2からセルにして1個分の周辺
領域に属する各セルは、セル1、3、9、8、19、7
の6個である(図15で説明したステップS134〜S
137に対応している)。上記と同様にして、セル3〜
7についても、セルにして1個分の周辺領域に属する各
セルを取出す(図15で説明したステップS134〜S
137に対応している)。そして、最後に、全てのセル
の番号をマージするすることによって、クライアント1
の現在位置であるセル1からセルにして2個分の周辺領
域のセルの集合が明確になる(図15で説明したステッ
プS138〜S140に対応している)。
【0080】このようにして求めた全てのセルと各位置
の識別子とを組合わせることにより、(LOC1)、
(LOC2)、…、(LOCN)のように、検索文の条
件を作成する。そして、これらの検索条件に夫々検索番
号1、2、…、Nを付与して図10で示した検索条件保
存テーブルに保存することになる。
【0081】以上説明したように、本発明の一実施形態
によれば、クライアント1の現在位置に応じて起動する
プログラムを自動的に切換えることができる。また、全
てのプログラムをクライアント1に保存する必要がない
ので、クライアント1のディスクに、記憶容量の大きな
ものを使用しなくて済む。また、クライアント1の現在
位置のみならず、現在位置の周辺領域であって利用者が
指定した範囲のデータやプログラムをクライアント1が
前もって取得することができるため、クライアント1の
現在位置が変ったときに、比較的短時間でデータを表示
することができる。更に、クライアント1が自身の現在
位置を検出し、検出した現在位置に見合ったプログラム
をサーバ3側に要求するため、サーバ3側で全てのクラ
イアントの現在位置を管理する必要がないので、サーバ
3の負荷を小さくできる。
【0082】図16は、本発明の一実施形態に係る位置
依存情報提供方式が適用される博物館の会場案内図であ
る。
【0083】上記方式が適用される博物館では、来館者
に携帯型の端末(上述したクライアント1に同じ)を所
持してもらって来館者が各展示物の前にきたときに、各
展示物に関する解説文等が上記携帯型の端末に表示され
るようになっている。
【0084】以下の説明では、図16に示す各展示コー
ナーにおいて、花見山遺跡出土遺物の展示コーナー14
1についてはテキストの解説が、人面付土器の展示コー
ナー143については人面付土器VRML(ヴァーチャ
ル・リアリティ・モデリィング・ランゲージ)のプログ
ラムが、夫々上記サーバ3に登録されているものとす
る。同様に、端末貸出所145についてはJavaで記
述されたアンケートプログラムが、上記サーバ3に登録
されているものとする。
【0085】まず、来館者が花見山遺跡出土遺物の展示
コーナー141に行くと、上記携帯型端末は、自身の位
置が上記展示コーナー141の前であることを検出し、
その位置に関するデータの取得要求をサーバ3側に送信
する。そして、サーバ3側から花見山遺跡の土器に関す
るテキストの解説が送信されてくると、上記携帯型端末
は、それを受信して表示部に表示する。
【0086】次に、来館者が人面付土器のコーナー14
3の前に行くと、上記携帯型端末は、自身の位置が上記
展示コーナー143の前であることを検出し、その位置
に関するデータの取得要求をサーバ3側に送信する。サ
ーバ3には、携帯型端末の上記現在位置に対応して人面
付土器VRMLプログラムが登録されているので、この
プログラムがサーバ3側から上記携帯型端末に送信され
上記携帯型端末において起動する。その結果、来館者は
展示物である人面付土器を、上記携帯型端末上でさまざ
まな角度から眺めることができる。
【0087】最後に、来館者が上記携帯型端末を返戻し
ようとして端末貸出所145の前にくると、上記携帯型
端末は、自身の位置が端末貸出所145の前であること
を検出し、その位置に関するデータの取得要求をサーバ
3側に送信する。サーバ3には、携帯型端末の上記現在
位置に対応してJavaで記述されたアンケートプログ
ラムが登録されているので、このプログラムがサーバ3
側から上記携帯型端末に送信され上記携帯型端末におい
て起動する。その結果、来館者は上記アンケートに回答
した後、上記携帯型端末を返戻することになる。
【0088】上述した例では、サーバ3側に、テキスト
だけでなく、画像や動画を表示させることができるさま
ざまな種類のメディア制御プログラムやアンケートなど
の業務用プログラムを携帯型端末の現在位置、即ち、来
館者の現在位置に応じて動的に起動することができる。
これにより、展示物に関する表現豊かな解説を来館者に
提示できるのみならず、来館者の現在位置に応じた業務
処理を行うことができる。
【0089】上述した内容は、あくまで本発明の一実施
形態に関するものであって、本発明が上記内容のみに限
定されることを意味するものでないのは勿論である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動クライアントの現在位置に応じて移動クライアント
に表示されるデータ及び移動クライアント上で起動する
プログラムの変更が行える位置依存情報提供方式を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る位置依存情報提供方
式が適用されるシステムの全体構成を示すブロック図。
【図2】データ及びプログラムの取得を要求する地理的
範囲を指定するときの方法の一例を示す説明図。
【図3】図2の指定方法を用いて地理的範囲を指定した
ときに生成される要求文の一例を示す説明図。
【図4】要求文と共にサーバに送信されるデータ取得要
求フォーマットを示す説明図。
【図5】位置対応データ及び位置対応プログラム送受信
機構の管理下に置かれる周辺データ管理テーブルを示す
説明図。
【図6】位置対応プログラム起動機構の管理下に置かれ
るプログラム管理テーブルを示す説明図。
【図7】クライアントにおける処理動作の一例を示した
フローチャート。
【図8】サーバにおいて解析された検索文の一例を示す
説明図。
【図9】特定位置と、その周辺領域との関係を示すテー
ブルの一例を示す説明図。
【図10】データ検索条件を保存するためのテーブルの
一例を示す説明図。
【図11】検索文を保存するためのテーブルの一例を示
す説明図。
【図12】データ及びプログラムの検索結果を保存する
ためのテーブルの一例を示す説明図。
【図13】サーバからクライアントに送信されるデータ
のフォーマットの一例を示す説明図。
【図14】サーバにおける処理動作の一例を示したフロ
ーチャート。
【図15】サーバが実行するサブルーチンの一例を示し
たフローチャート。
【図16】本発明の一実施形態に係る位置依存情報提供
方式が適用される博物館の会場案内図。
【符号の説明】
1 移動クライアント 3 サーバ 5 現在位置検出機構 7 要求文生成機構 9 位置対応データ抽出機構 11 位置対応データ及び位置対応プログラム送受信機
構 13 位置対応プログラム起動機構 15 データベース 17 画面表示機構 19 ホストコンピュータ 21 第1のデータベース 23 第2のデータベース 25 無線の基地局 27 位置対応データ取出し機構 29 位置対応プログラム取出し機構 31 要求文解析機構 33 位置対応データ及び位置対応プログラム送受信機
構 141 花見山遺跡出土遺物の展示コーナー 143 人面付土器の展示コーナー 145 端末貸出所

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動クライアントが自身の位置に対応し
    た情報をサーバから取得する位置依存情報提供方式にお
    いて、 前記移動クライアントが、 前記移動クライアントの位置に応じたデータを選択する
    手段と、 前記移動クライアントの位置に応じて前記データの処理
    に適合したプログラムを選択して起動する手段とを備え
    ることを特徴とする位置依存情報提供方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位置依存情報提供方式に
    おいて、 前記移動クライアントが、GPS又はPHSの位置管理
    機構、又は無線LANのローミング機構を利用して自身
    の現在位置を検出することを特徴とする位置依存情報提
    供方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の位置依存情報提供方式に
    おいて、 前記移動クライアントが、その現在位置に対応するデー
    タ及びそのデータを処理するためのプログラムの取得を
    前記サーバに要求する手段を更に備えることを特徴とす
    る位置依存情報提供方式。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の位置依存情
    報提供方式において、 前記移動クライアントが、その現在位置の周辺領域にお
    いてデータ及びそのデータを処理するためのプログラム
    の取得を要求する領域を指定する手段を更に備えること
    を特徴とする位置依存情報提供方式。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の位置依存情報提供方式に
    おいて、 前記データ及び前記プログラムが、前記要求手段からの
    要求、又は前記要求手段からの要求と共になされた前記
    指定手段による指定に基づき、前記サーバから提供され
    ることを特徴とする位置依存情報提供方式。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の位置依存情報提供方式に
    おいて、 前記データ選択手段が、前記要求手段からの要求、又は
    前記要求手段からの要求と共になされた前記指定手段に
    よる指定に基づき、前記サーバから提供されるデータを
    選択することを特徴とする位置依存情報提供方式。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の位置依存情報提供方式に
    おいて、 前記プログラム起動手段が、前記要求手段からの要求、
    又は前記要求手段からの要求と共になされた前記指定手
    段による指定に基づき、前記サーバから提供されるプロ
    グラムを起動することを特徴とする位置依存情報提供方
    式。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7記載の位置依存情
    報提供方式において、 前記データ選択手段により選択され、前記プログラム起
    動手段により起動されたプログラムによって処理された
    後のデータを表示する手段を更に備えることを特徴とす
    る位置依存情報提供方式。
  9. 【請求項9】 移動クライアントが自身の位置に対応し
    た情報をサーバから取得する位置依存情報提供方式にお
    いて、 前記サーバが、 前記移動クライアントの位置に応じたデータを検索する
    手段と、 前記移動クライアントの位置に応じて前記データの処理
    に適合したプログラムを検索する手段とを備えることを
    特徴とする位置依存情報提供方式。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の位置依存情報提供方式
    において、 前記サーバが、前記移動クライアントからのデータ及び
    プログラム取得要求を解析する手段を更に備えることを
    特徴とする位置依存情報提供方式。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の位置依存情報提供方
    式において、 前記データ検索手段が、前記解析手段による解析結果に
    基づいてデータ検索を行うことを特徴とする位置依存情
    報提供方式。
  12. 【請求項12】 請求項10記載の位置依存情報提供方
    式において、 前記プログラム検索手段が、前記解析手段による解析結
    果に基づいてプログラム検索を行うことを特徴とする位
    置依存情報提供方式。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の位置依存情報提供方式
    において、 前記移動クライアントが、GPS又はPHSの位置管理
    機構、又は無線LANのローミング機構を利用して自身
    の現在位置を検出することを特徴とする位置依存情報提
    供方式。
  14. 【請求項14】 請求項9記載の位置依存情報提供方式
    において、 前記移動クライアントが、その現在位置に対応するデー
    タ及びそのデータを処理するためのプログラムの取得を
    前記サーバに要求する手段を更に備えることを特徴とす
    る位置依存情報提供方式。
  15. 【請求項15】 請求項9記載の位置依存情報提供方式
    において、 前記移動クライアントが、その現在位置の周辺領域にお
    いてデータ及びそのデータを処理するためのプログラム
    の取得を要求する領域を指定する手段を更に備えること
    を特徴とする位置依存情報提供方式。
  16. 【請求項16】 請求項9記載の位置依存情報提供方式
    において、 前記データ及び前記プログラムが、前記要求手段からの
    要求、又は前記要求手段からの要求と共になされた前記
    指定手段による指定に基づき、前記サーバから提供され
    ることを特徴とする位置依存情報提供方式。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の位置依存情報提供方
    式において、 前記データ選択手段が、前記要求手段からの要求、又は
    前記要求手段からの要求と共になされた前記指定手段に
    よる指定に基づき、前記サーバから提供されるデータを
    選択することを特徴とする位置依存情報提供方式。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の位置依存情報提供方
    式において、 前記プログラム起動手段が、前記要求手段からの要求、
    又は前記要求手段からの要求と共になされた前記指定手
    段による指定に基づき、前記サーバから提供されるプロ
    グラムを起動することを特徴とする位置依存情報提供方
    式。
  19. 【請求項19】 請求項17又は請求項18記載の位置
    依存情報提供方式において、 前記データ選択手段により選択され、前記プログラム起
    動手段により起動されたプログラムによって処理された
    後のデータを表示する手段を更に備えることを特徴とす
    る位置依存情報提供方式。
  20. 【請求項20】 移動クライアントが自身の位置に対応
    した情報をサーバから取得する位置依存情報提供方式に
    おいて、 前記移動クライアントが、 前記移動クライアントの位置に応じたデータを選択する
    手段と、 前記移動クライアントの位置に応じて前記データの処理
    に適合したプログラムを選択して起動する手段とを備
    え、 前記サーバが、 前記移動クライアントの位置に応じたデータを検索する
    手段と、 前記移動クライアントの位置に応じて前記データの処理
    に適合したプログラムを検索する手段とを備えることを
    特徴とする位置依存情報提供方式。
  21. 【請求項21】 移動クライアントが自身の位置に対応
    した情報をサーバから取得する位置依存情報提供方式に
    おいて、 前記移動クライアントが、 前記移動クライアントの位置に応じたデータを選択する
    手段と、 前記移動クライアントの位置に応じて前記データの処理
    に適合したプログラムを選択して起動する手段とを備え
    ることを特徴とする位置依存情報提供方式における前記
    各手段としてコンピュータを動作させるためのコンピュ
    ータプログラムを担持したコンピュータ読取可能なプロ
    グラム媒体。
  22. 【請求項22】 移動クライアントが自身の位置に対応
    した情報をサーバから取得する位置依存情報提供方式に
    おいて、 前記サーバが、 前記移動クライアントの位置に応じたデータを検索する
    手段と、 前記移動クライアントの位置に応じて前記データの処理
    に適合したプログラムを検索する手段とを備えることを
    特徴とする位置依存情報提供方式における前記各手段と
    してコンピュータを動作させるためのコンピュータプロ
    グラムを担持したコンピュータ読取可能なプログラム媒
    体。
  23. 【請求項23】 移動クライアントが自身の位置に対応
    した情報をサーバから取得する位置依存情報提供方式に
    おいて、 前記移動クライアントが、 前記移動クライアントの位置に応じたデータを選択する
    手段と、 前記移動クライアントの位置に応じて前記データの処理
    に適合したプログラムを選択して起動する手段とを備
    え、 前記サーバが、 前記移動クライアントの位置に応じたデータを検索する
    手段と、 前記移動クライアントの位置に応じて前記データの処理
    に適合したプログラムを検索する手段とを備えることを
    特徴とする位置依存情報提供方式における前記各手段と
    してコンピュータを動作させるためのコンピュータプロ
    グラムを担持したコンピュータ読取可能なプログラム媒
    体。
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