JP2003150046A - 地図情報配信装置、地図情報配信システム、地図情報配信方法および記憶媒体 - Google Patents

地図情報配信装置、地図情報配信システム、地図情報配信方法および記憶媒体

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JP2003150046A
JP2003150046A JP2001349030A JP2001349030A JP2003150046A JP 2003150046 A JP2003150046 A JP 2003150046A JP 2001349030 A JP2001349030 A JP 2001349030A JP 2001349030 A JP2001349030 A JP 2001349030A JP 2003150046 A JP2003150046 A JP 2003150046A
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English (en)
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Toyoji Hatano
豊治 波多野
Satoshi Uenoyama
智 上ノ宮
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率よく運用可能で利用者が独自に設定した
付加情報を含む地図情報を配信可能な地図情報配信装
置、地図情報配信システム、地図情報配信方法および記
憶媒体を提供すること。 【解決手段】 ネットワークにて検索者側端末と、地図
情報配信装置とが接続された地図情報配信システムであ
り、地図情報配信装置には、緯度経度情報と各区域のI
D番号とを含んで記憶する地図情報記憶手段と、ID番
号に対応する住所情報をID番号を含んで記憶するデー
タベース記憶部と、住所情報取得手段とを備えることに
より、検索者側端末に配信した地図情報上に所定の地点
が選択されて送信された際に、受信した該選択地点に対
応する住所情報を取得して、検索者側端末に表示可能に
送信可能とした。また、地図情報記憶部には、検索者側
端末にて作成可能な独自地図情報を記憶できるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データベースに対
応した地図情報を配信する地図情報配信装置、地図情報
配信システム、地図情報配信方法および記憶媒体に関す
る。
【0002】
【背景の技術】近年、住宅地図のような縮尺の大きな地
図も電子化され、地図データベースとして利用が進みつ
つある。このような地図データベースにおいては、道路
などのインフラ図形のみならず、例えば、建物の位置・
大きさ・形状、個別の建物を識別する情報としての居住
者名、地図上に表示すべきランドマークの種類やその属
性情報などが記録されており、記載内容が実態に合うよ
う、常時更新されている。例えば、特開2000−47
579号公報に記載の「地図データベース更新装置」に
おいては、建物に設置されており、かつ、建物の居住者
名や商店の屋号が記載された看板の画像を、撮影された
画像から抽出および補正し、看板画像内の文字を認識
し、撮影位置、撮影方向、撮影距離に基づいた看板位置
を推定し、この推定した看板画像および位置と地図デー
タベース内のデータを照合し、照合結果で地図データベ
ースにデータを追加・更新・削除している。これによ
り、地図データベースから看板に対応するデータの抽出
を効率的に行うことができるので、従来の地図データベ
ース更新作業に比べて作業量を削減できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には次
のような課題があった。第1に、地図情報提供サービス
において、位置を検索する方法の利便性の向上が望まれ
ている。第2に、店舗等の建物や道路等に関する情報
は、逐次変化しているが、上述の地図データベース更新
装置や、従来の地図データベース更新方法においては、
調査員が、現地(フィールド)で、看板画像や、新規の
ランドマークに係わる情報、ランドマークの変更・追加
情報などの各種データを取得した後、地図データベース
内のデータとの照合作業、テキストデータの打ち込み、
図形の描画等多くの工程を行うため、地図データベース
の更新に時間がかかっていた。そのため、情報の更新が
されるまでは、一致しない情報が生じる場合があり、利
用者が把握している情報でも、地図情報配信サービスで
は対応しておらず、最適な情報が得られない場合があ
る。第3に、利用者が独自の仕様で記録しておきたい地
図情報がある場合に対応可能となるサービスが望まれて
いた。本発明は上記課題を鑑みてなされるものであり、
効率よく運用可能で利用者が独自に設定した付加情報を
含む地図情報を配信可能な地図情報配信装置、地図情報
配信システム、地図情報配信方法および記憶媒体を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題に対し、請求項
1の発明は、例えば、図1および図2に示すように、地
図情報を、検索者側端末41,42,43からの要求に
応じて該検索者側端末41,42,43に配信する地図
情報配信装置3であって、緯度経度情報を含み、段階的
に領域が小さくなるように設定された複数の区域情報
と、各区域情報に対応付けられたID番号とを含む地図
情報を記憶する地図情報記憶部13bと、各ID番号
と、該ID番号に対応付けられた住所情報とを含むデー
タが記憶されるデータベース記憶部13cと、前記検索
者側端末41,42,43から地図情報配信要求信号を
受信し、受信した地図情報配信要求信号に対応する地図
情報を検索者側端末に送信する伝送手段(例えば、伝送
制御装置14等)と、前記地図情報を取得した前記検索
者側端末41,42,43で地図上の所定の地点を選択
し、この地点選択情報を検索者側端末から受信した際
に、この地点選択情報による地点の緯度経度情報を含む
前記複数の区域情報を取得し、取得された複数の区域情
報にそれぞれ対応付けられたID番号に基いて、選択さ
れた地点の住所情報を得る住所情報取得手段(例えば、
CPU10等)と、この住所情報取得手段(例えば、C
PU10等)によって取得された住所情報を検索者側端
末に送信する伝送手段(例えば、伝送制御装置14等)
とを備えたことを特徴としている。
【0005】請求項1の発明によれば、地図情報記憶部
13bには緯度経度情報を含む地図情報が記憶されるの
で、緯度経度情報を用いて、検索者側端末41,42,
43の要求する位置を配信すべき地図情報に示すことが
でき、より正確な位置を地図情報に表すことができる。
さらに、地図情報記憶部13bには、段階的に領域が小
さくなるように設定された複数の区域情報と、各区域情
報に対応付けられたID番号とを含む地図情報を記憶し
ているので、地図情報記憶部13bに記憶されている地
図情報と、データベース記憶部13cに記憶されている
住所情報とを、共通の情報であるID番号によって容易
に対応付けることができる。また、伝送手段を備えてい
るので、検索者側端末41,42,43から地図情報配
信要求信号を受信し、受信した地図情報配信要求信号に
対応する地図情報を検索者側端末41,42,43に送
信するとともに、住所情報取得手段によって取得された
住所情報を検索者側端末41,42,43に送信するこ
とができる。そして、住所情報取得手段を備えているの
で、地図情報を取得した検索者側端末41,42,43
で地図上の所定の地点を選択し、この地点選択情報を検
索者側端末41,42,43から受信した際に、この地
点選択情報による地点の緯度経度情報を含む複数の区域
情報を取得し、取得された複数の区域情報にそれぞれ対
応付けられたID番号に基いて、選択された地点の住所
情報を得ることができる。
【0006】地図情報は、例えば、画像情報と緯度経度
情報とからなる地形図に関する情報であり、座標値と画
像データとによって地理を表現するための情報である。
そして、区域情報は、例えば、都道府県、市区町村名、
字、地番からなる地名に関する情報等、各種の基準によ
り区域の境界を示す画像データである。
【0007】住所情報は、例えば、都道府県、市区町村
名、字、地番からなる地名に関する情報等の他、郵便番
号のように、検索者側で所在地を示すために独自に設定
した記号等、所在地を示すテキストデータであり、各所
在地に対応する緯度経度情報を含んでいる。
【0008】ID番号は、例えば、数字や文字等の符号
からなるテキストデータであり、建物等の各地点に固有
の識別情報である。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の地図情
報配信装置3において、検索者側端末41,42,43
から住所情報を受信した際に、この住所情報に対応する
ID番号を取得し、このID番号に対応する区域情報を
含む地図情報を取得する地図情報取得手段(例えば、C
PU10等)と、この地図情報取得手段(例えば、CP
U10等)によって取得された地図情報を検索者側端末
41,42,43に送信する伝送手段(例えば、伝送制
御装置14等)とを備えたことを特徴としている。
【0010】請求項2の発明によれば、地図情報取得手
段を備えているので、検索者側端末41,42,43か
ら住所情報を受信した際に、この住所情報に対応するI
D番号を取得し、このID番号に対応する区域情報を含
む地図情報を取得することができる。さらに、伝送手段
により、地図情報取得手段にて取得された地図情報を検
索者側端末41,42,43に送信することができる。
したがって、検索者側端末41,42,43にて、住所
情報を指定すれば、該住所情報に対応する地点を含む地
図情報を検索者側端末41,42,43に配信すること
ができる。したがって、地図上の地点から住所情報を取
得する方法の他に、住所情報から地図上の地点を確認す
る方法によっても、住所情報と地図情報とが対応付けら
れた情報を取得可能となり、検索者の利便性が高まる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の地図情報配信装置3において、前記地図情報記憶部1
3bには、前記検索者側端末41,42,43にて作成
された独自地図情報が記憶されていることを特徴として
いる。
【0012】請求項3の発明によれば、地図情報記憶部
13bには、検索者側端末41,42,43にて作成さ
れた独自地図情報が記憶されているので、この独自地図
情報を含む地図情報を提供できる。また、新規にデータ
を追加する場合や、既存のデータを変更したい場合等に
おいて、検索者は検索者側端末41,42,43から独
自地図情報を記憶することができるので、既製の地図情
報に所望の情報を付加した地図情報の提供を受けること
ができ、より付加価値の高い地図情報の提供が可能とな
る。
【0013】独自地図情報は、例えば、建物の敷地面積
や、道路の線等、地形図に表示可能に付加される画像情
報であり、独自に設定した情報等、更新の前に確認され
た新規情報や、より詳しい地図情報を検索者側端末4
1,42,43にて独自に作成して付加される情報であ
る。
【0014】請求項4の発明の地図情報配信システム1
は、データベースから検索されたデータに関する地図情
報の配信を要求する検索者側端末41,42,43と、
請求項1〜3のいずれかに記載の地図情報配信装置3と
がネットワーク2に接続されており、このネットワーク
2を介して、前記地図情報配信装置3と検索者側端末4
1,42,43とが接続可能であることを特徴とする。
【0015】請求項4の発明によれば、ネットワーク2
を介して、地図情報配信装置3と検索者側端末41,4
2,43とが接続可能であるので、地図情報配信装置3
に接続可能な検索者側端末41,42,43があれば、
物理的な制約を受けることなく、地図情報の配信を容易
に行うことができる。また、容量の大きい地図情報を検
索者側端末41,42,43に記憶しておく必要がな
く、必要に応じて地図情報を容易に配信できるので、効
率のよい地図情報の取得が可能となる。
【0016】請求項5の発明は、地図情報を、検索者側
端末41,42,43からの要求に応じて該検索者側端
末41,42,43に配信する地図情報配信方法であっ
て、緯度経度情報を含み、段階的に領域が小さくなるよ
うに設定された複数の区域情報と、各区域情報に対応付
けられたID番号とを含む地図情報を記憶する地図情報
記憶ステップS20と、各ID番号と、該ID番号に対
応付けられた住所情報とを含むデータが記憶されるデー
タベース記憶ステップS10と、前記検索者側端末から
地図情報配信要求信号を受信し、受信した地図情報配信
要求信号に対応する地図情報を検索者側端末に送信する
伝送ステップS22,S24と、前記地図情報を取得し
た前記検索者側端末41,42,43で地図上の所定の
地点を選択し、この地点選択情報を検索者側端末41,
42,43から受信した際に、この地点選択情報による
地点の緯度経度情報を含む前記複数の区域情報を取得
し、取得された複数の区域情報にそれぞれ対応付けられ
たID番号に基いて、選択された地点の住所情報を得る
住所情報取得ステップS30と、この住所情報取得手段
によって取得された住所情報を検索者側端末に送信する
伝送ステップS31とを含むことを特徴としている。
【0017】請求項5の発明によれば、地図情報記憶ス
テップS20と、データベース記憶ステップS10と、
伝送ステップS22,S24,S31と、住所情報取得
ステップS30とを経ることによって、検索者側端末4
1,42,43に容易に地図情報を配信できるととも
に、配信した地図情報上に検索者側端末41,42,4
3にて指定された地点の住所情報の配信が容易に実現で
きる。
【0018】請求項6の発明は、例えば、図5および図
6に示すように、請求項5記載の地図情報配信方法にお
いて、前記地図情報記憶ステップS20では、前記検索
者側端末41,42,43にて作成された独自地図情報
が記憶されることを特徴としている。
【0019】請求項6の発明の地図情報配信方法によれ
ば、地図情報記憶ステップS20では、検索者側端末4
1,42,43にて作成された独自地図情報が記憶され
ているので、検索者側端末41,42,43にて作成さ
れた独自地図情報を対応付けた地図情報を提供できる。
したがって、地図情報の全体の更新を待たずに、検索者
が把握している最新情報も記録することができる。ま
た、検索者が独自に表示させたい地図情報を付加するこ
とができる。
【0020】請求項7の発明は、地図情報を配信するコ
ンピュータが実行可能なプログラムを記憶した記憶媒体
(例えば、記憶装置13等)であって、緯度経度情報を
含み、段階的に領域が小さくなるように設定された複数
の区域情報と、各区域情報に対応付けられたID番号と
を含む地図情報を記憶する地図情報記憶ステップS20
と、各ID番号と、該ID番号に対応付けられた住所情
報とを含むデータが記憶されるデータベース記憶ステッ
プS10と、前記検索者側端末41,42,43から地
図情報配信要求信号を受信し、受信した地図情報配信要
求信号に対応する地図情報を検索者側端末41,42,
43に送信する伝送ステップS22,S24と、前記地
図情報を取得した前記検索者側端末41,42,43で
地図上の所定の地点を選択し、この地点選択情報を検索
者側端末41,42,43から受信した際に、この地点
選択情報による地点の緯度経度情報を含む前記複数の区
域情報を取得し、取得された複数の区域情報にそれぞれ
対応付けられたID番号に基いて、選択された地点の住
所情報を得る住所情報取得ステップS30と、この住所
情報取得手段によって取得された住所情報を検索者側端
末41,42,43に送信する伝送ステップS31とを
実現する処理を含むプログラムを記憶したことを特徴と
している。
【0021】請求項7の発明の記憶媒体によれば、地図
情報を配信するコンピュータが実行可能なプログラムが
記憶され、地図情報記憶ステップS20と、データベー
ス記憶ステップS10と、伝送ステップS22,S24
と、住所情報取得ステップS30と、伝送ステップS3
1とを実現する処理を含むプログラムを記憶しているの
で、必要に応じてこの記憶媒体に記憶されたプログラム
によって、地図情報記憶ステップS20と、データベー
ス記憶ステップS10と、伝送ステップS22,S24
と、住所情報取得ステップS30と、伝送ステップS3
1とにおける処理を自動的に行うことができる。
【0022】記憶媒体は、例えば、光学的なものの他、
磁気的、若しくは半導体メモリ等で構成されるものであ
る。この記憶媒体は例えば、記憶装置に固定的に設けた
もの(例えば、磁気テープ、ハードディスク等)や、着
脱自在に設けたもの(例えば、FDD、MO、LD、D
VD、ZIP等)等がある。
【0023】請求項8の発明は、請求項7記載の記憶媒
体(例えば、記憶装置13等)において、緯度経度情報
を含み、段階的に領域が小さくなるように設定された複
数の区域情報と、各区域情報に対応付けられたID番号
とを含む地図情報と、前記ID番号と、該ID番号に対
応付けられた住所情報とを含むデータベースとを記憶し
たことを特徴としている。
【0024】請求項8の発明によれば、緯度経度情報と
各区域情報に対応付けられたID番号とを含む地図情報
と、ID番号と、該ID番号に対応付けられた住所情報
とを含むデータベースとを記憶しているので、該記憶媒
体に記憶された情報をコンピュータに読み込ませること
によって、データベース中のデータに対応する地図情報
の配信に用いる地図情報およびデータに含まれる地図情
報を容易に得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る地図情報配信装置、地図情報配信システムおよび地図
情報配信方法について説明する。図1は本発明における
地図情報配信システム1の実施の形態の一例の全体構成
を示すブロック図である。本発明における地図情報配信
システム1は地図情報配信装置3と、ネットワーク2
と、検索者側端末41,42,43と、表示装置81,
82,83とプリンタ5…と、等で構成され、地図情報
配信装置3と検索者側端末41,42,43とは、イン
ターネットを用いたネットワーク2で接続されている。
【0026】地図情報配信システム1における検索者側
端末41,42,43は、顧客情報等のデータベースサ
ーバ61を含むLANに接続された検索者側端末41,
41と、ネットワーク2に直接接続する検索者側端末4
2,43とがある。
【0027】地図情報配信装置3は、WWW(World Wide
Web)サーバとしての機能を有し、図2に示すように
内部にCPU(Central Processing Unit)10と、
RAM(Random Access Memory)11と、記憶装置1
3と、伝送制御装置14と、等を備え、それらはバス1
5や各種インターフェースを介して接続されている。
【0028】CPU10は、記憶装置13に格納されて
いるシステムプログラムやデータベースの登録、地図情
報の配信および表示処理に対応する各種アプリケーショ
ンプログラムや、検索者側端末41,42,43から入
力される各種指示信号に応じた各種データ等をRAM1
1に格納し、この指示及び入力データに応じてRAM1
1内に格納したアプリケーションプログラムに従って各
種処理を実行し、その処理結果をRAM11に一時的に
格納する。また、CPU10は、一部或いは全部の処理
結果情報を、記憶装置13の結果情報記憶部13dに記
憶させるようになっている。
【0029】RAM11は、CPU10が記憶装置13
に格納されたプログラムを実行する際に各種データを展
開するプログラム格納領域を形成するとともに、CPU
10が実行する処理に関わるデータを一時的に記憶する
記憶領域、入力指示と入力データとによって処理される
作業領域等を形成する。
【0030】記憶装置13は、プログラムやデータ等が
予め記憶されたハードディスク装置であり、このハード
ディスク装置のハードディスク(記憶装置)には、プロ
グラム記憶部13aと、地図情報記憶部13bと、デー
タベース記憶部13cと、結果情報記憶部13dとが設
けられている。プログラム記憶部13aには、OS(オ
ペレーティングシステム)等の制御プログラムの他に、
WWWサーバソフト等を含む各種アプリケーションソフ
トが記憶されている。なお、記憶装置13は、地図情報
やデータベース等のデータを読み書き可能なCD−Rド
ライブ装置であり、地図情報記憶部13bに記憶されて
いる地図情報や、データベース記憶部13cに記憶され
ているデータを、CPU10によって読み込まれた所定
のプログラムにより記憶装置13内に書き込むことがで
きるようになっている。
【0031】地図情報記憶部13bに記憶される地図情
報には、ベクター(座標値)データとラスター(画像)
データの形式がある。各データは地図表示プログラム用
のデータ形式にて記憶される。そして、地図情報の画面
表示は、ビューアをダウンロードして各ブラウザで入力
されたURL(Uniform Resource Locator)に基づい
てビューアが動作することにより行う。
【0032】さらに、ラスター(画像)データからなる
地図情報は、複数のレイヤーに分けて構成され、それぞ
れの標識には色等の表示情報が含まれている。レイヤー
には、地形、道路、鉄道等の他に、都道府県、市区町
村、大字・丁目、字、建物等の他、この建物等の名称等
の情報が、点、線、閉じた線の枠、テキストデータ等の
オブジェクトで表示される区域情報が含まれ、情報の性
質別にレイヤーとしてわけられている。このレイヤーに
含まれる各オブジェクト(区域情報)は、表示すべき位
置を緯度経度情報によって規定されるとともに、各オブ
ジェクト(区域情報)に対応するID番号が設定されて
いる。そして、地図情報上に表示するレイヤーは適宜選
択可能となっている。
【0033】また、かかる地図情報には、学校、公園、
建物などの公共性の高い建物はランドマークとして表示
されるようになっている。また、このランドマーク情報
を含む建物情報もレイヤーとして、緯度経度情報と対応
付けられて、この緯度経度情報記憶されている。
【0034】より具体的には、例えば、全国を700以
上に区分化したゼンリン社製の1/1500の住宅地
図、昭文社製の全国道路地図(1/25000,1/5
0000)等が、電子データとして記憶されている。ま
た、これ以外にも1/25000,1/100000な
どの地図データも記憶されている。
【0035】さらに、地図情報記憶部13bには、検索
者側端末41,42,43にて、作成可能な独自地図情
報が、その地図情報と対応付けて表示可能に記憶されて
いる。すなわち、既製地図に登録されていない建物、道
路、表札名称などを登録することにより、既製地図にあ
たかも独自の情報が付加された地図を利用することが可
能となる。すなわち、図9および図10に示すように、
登録前は、既製の地図の状態であるが、独自地図情報の
レイヤーが生成され、このレイヤーに、ポインティング
デバイス等で独自地図情報を作図し、作図が完了して登
録されると、追加情報が、既製の地図上に付加して表示
することができる。
【0036】データベース記憶部13cは、地図情報記
憶部13bに記憶されている各ID番号と、該ID番号
に対応付けられた住所情報とを含むデータが記憶されて
いる。住所情報には、都道府県名、市区町村名、大字・
通称名、字・丁目、街区、建物名称のそれぞれに対応す
るコード番号があり、このコード番号が連続することに
よりID番号が形成されている。
【0037】伝送制御装置14は、モデム(MODE
M:MOdulator/DEModulator)、ターミナルアダプタ
(TA:Terminal Adapter)、あるいはルーター等に
よって構成され、電話回線、ISDN回線、あるいは専
用線等の通信回線を介して検索者側端末41,42,4
3との間で各種情報や情報取得請求の信号等の送受信を
行う。
【0038】上記構成を有する地図情報配信装置3は、
インターネットによるネットワーク2に接続され、地図
情報をネットワーク2(インターネット)に接続された
検索者側端末41,42,43に送信する機能を備えて
いる。
【0039】検索者側端末41,42,43は、パーソ
ナルコンピュータ等を含む構成であり、CPU、RA
M、ハードディスク装置、入力装置、伝送制御装置、表
示装置81,82,83、印刷装置5…等を備え、それ
らはバスや各種インターフェースを介して接続されてい
る。
【0040】CPUは、ハードディスク装置に格納され
ているシステムプログラムや地図情報配信装置3に記憶
された情報の配信要求等の各種指示信号の送信に対応す
る各種アプリケーションプログラムや、検索者側端末4
1,42,43から送信した各種指示信号に応じて地図
情報配信装置3から伝送される情報表示に関する処理結
果等をRAMに一時的に格納し、この処理結果を表示装
置81,82,83に表示させる処理を行うようになっ
ている。
【0041】RAMは、CPUがハードディスク装置に
格納されたプログラムを実行する際に各種データを展開
するプログラム格納領域を形成するとともに、CPUが
実行する処理に関わるデータを一時的に記憶する記憶領
域、入力指示と入力データとによって処理される作業領
域等を形成する。
【0042】ハードディスク装置にはOS(オペレーテ
ィングシステム)等の制御プログラム、ネットワーク2
(インターネット)への接続に必要なアプリケーション
プログラム等が記憶されている。
【0043】入力装置は、キーボードの他、マウス、タ
ッチペン等のポインティングデバイスを備えており、地
図情報の配信要求項目等の入力に用いる。
【0044】伝送制御装置は、モデム、ターミナルアダ
プタ、あるいはルーター等によって構成され、電話回
線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介し
て地図情報配信装置3との間で各種情報や情報取得請求
の信号の送受信を行う。
【0045】印刷装置はプリンタ5…であり、CPUか
らの指示に従い、地図情報配信装置3から送信された地
図情報等を印刷する。印刷装置5…と検索者側端末4
1,42,43とは、プリンタケーブル9やLANケー
ブル7等で接続されている。
【0046】表示装置81,82,83は、検索者側端
末41,42,43に接続されており、例えば、CRT
(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal D
isplay)等により構成され、CPUの表示制御に従い、
地図情報や住所情報の他、地図情報配信要求条件等を画
面上に表示する。
【0047】次に、本実施の形態の地図情報配信システ
ム1を用いた地図情報配信方法について説明する。ま
ず、図3に示すように、ステップS10において、デー
タベース記憶部13cに各ID番号と、該ID番号に対
応付けられた住所情報とを含むデータを記憶する。すな
わち、住所が都道府県名、市区町村名、大字・通称名、
字・丁目、街区、建物名称のそれぞれの属性に対応する
コード番号があり、このコード番号が合成されてID番
号が形成されている。
【0048】さらに、ステップS20において、地図情
報配信装置3の地図情報記憶部13bに地図情報を記憶
する。地図情報の記憶の際は、前述の通り、ラスター
(画像)データからなる地図情報は、複数のレイヤーに
分けて構成され、それぞれのレイヤーには色等により識
別可能なオブジェクトからなる区域情報が含まれてい
る。レイヤーには、地形、道路、鉄道、区域情報(都道
府県、市区町村、大字・丁目、字、建物等)がある。こ
のレイヤーに含まれる各オブジェクトは、表示すべき位
置を緯度経度情報によって規定されるとともに、各オブ
ジェクトに対応するID番号が付与されて各地点毎に、
複数のコード番号が合成されたID番号として登録され
ている。
【0049】以上により、地図情報配信装置3に備えた
地図情報記憶部13bと、データベース記憶部13cに
記憶されたデータとは、位置情報がID番号によって共
通の情報として記憶され、地図情報配信が可能な条件が
整う。
【0050】次に、地図情報配信の手順について図3に
示すフローチャートに沿って説明する。図5は検索者が
地図情報の配信サービスを利用する際に、地図情報配信
装置3に記憶されたwebページのURLを指定して表
示された初期画面を示している。
【0051】まず、所定の地点の住所情報の配信を望む
場合は、図5に示す初期画面において、表示領域Aに表
示された「loginID」右側の入力欄601に各検索者の
顧客IDを入力し、「Password」と表示された右側の入
力欄602にパスワードを入力する。この顧客IDとパ
スワードとからなる認証情報を入力したら、「ログイ
ン」ボタン603を検索者側端末41,42,43の入
力装置にて指定して、該認証情報を地図情報配信装置3
に送信する。送信された検索者の認証番号が承認されれ
ば、地図情報配信装置3と接続して地図情報の配信サー
ビスが利用可能となる。
【0052】次に、ステップS21において、検索者側
端末41,42,43にて地図情報の配信要求を行う。
まず、一定の条件を指定して所望の地点を含む地図の配
信を要求する。ステップS22において、検索者側端末
41,42,43の伝送制御部より送信された所望の地
図情報の配信要求を地図情報配信装置3が受信したら、
ステップS23により、CPU10における地図情報取
得プログラムの処理により検索者側端末41,42,4
3にて指定された地点を含む地図情報を取得する。ここ
で取得した地図情報を、ステップS24において、検索
者側端末41,42,43に送信する。
【0053】続いて、ステップS25で、検索者側端末
41,42,43に地図情報を受信すると、次のステッ
プS26において、該地図情報を表示装置81,82,
83に出力する処理が施され、図6に示すように、地図
が表示される。そして、ステップS27において、表示
された地図上に、ポインティングデバイスにて所望の地
点を選択して、「照会」ボタンb601を選択して指定
する。これにより、表示装置81,82,83に表示さ
れた地図の縮尺情報と、選択された地点の緯度経度情報
が取得されて選択地点のID番号を含む地点選択情報が
生成され、ステップS28において、地図情報配信装置
3に送信される。
【0054】ステップS29において、地図情報配信装
置3が、地点選択情報を受信すると、ステップS30に
おいて、住所情報取得処理が行われる。すなわち、検索
者側端末41,42,43に配信した地図の縮尺情報が
取得され、選択された地点のオブジェクトが、どのレイ
ヤーに該当するレベルのものであるかを特定する。さら
に、地点選択情報に対応する緯度経度情報が取得され、
データベース記憶部13cに記憶されているID番号
と、地点選択情報に含まれているID番号とを照合し、
合致するID番号に対応する住所情報を取得する。この
ようにして住所情報が取得されると、ステップS31に
おいて、該住所情報が検索者側端末41,42,43に
送信される。地図情報配信装置3から送信された住所情
報を受信した検索者側端末41,42,43は、ステッ
プS33において、図7に示すように、該住所情報を表
示装置81,82,83に表示する処理が行われて地図
情報の配信と、配信された地図情報上にて選択された地
点選択情報に対応する住所情報の配信とが終了する。
【0055】次に、住所情報を検索者側端末41,4
2,43にて、地点指定情報として、住所情報を指定し
て、該住所情報を含む地図情報を配信する方法につい
て、図4に示すフローチャートを用いて説明する。ま
ず、地図情報配信装置3と接続して地図情報の配信サー
ビスが利用可能な状態にして、図8に示す住所情報入力
画面を表示させる。
【0056】そして、ステップS41において、この図
8に示す入力画面にて、住所は、都道府県から順次住所
を入力する入力欄134…が分割して設けられ、各入力
欄134…の端部にあるボタン134b…を選択する
と、該入力欄134が下方に拡大して、該当する地名の
リストが表示される。表示された地名リストから該当す
る地名等を選択しながら住所を入力する。
【0057】このようにして、検索したい住所の入力を
済ませたら、「照会」ボタンb135を、ポインティン
グデバイス等により指定する。そうすると、入力された
住所情報に対応するID番号を含む住所情報が、ステッ
プS42において、地図情報配信装置3に送信される。
【0058】次のステップS43において、検索者側端
末41,42,43から送信されたID番号を含む住所
情報が取得されると、ステップS44において、地図情
報記憶部13bに記憶されているID番号と、受信した
ID番号とを照合する処理が行われ、受信したID番号
に対応する区域情報を取得する。そして、ステップS4
5に進み、取得した区域情報が、検索者側端末におい
て、地図情報として表示可能な状態に地図情報を生成す
る。生成された地図情報はステップS46において、検
索者側端末41,42,43に送信される。
【0059】そして、ステップS47にて、地図情報を
受信した検索者側端末41,42,43では、ステップ
S48において、該地図情報を、検索者側端末41,4
2,43に接続された表示装置81,82,83あるい
はプリンタ5…に出力可能に処理し、出力する。出力さ
れた地図情報は、図7に示すように、地図上にマークp
が表示される。なお、例えば、複数の住所情報に対応す
る地点を地図情報上に表示することも可能であり、その
位置は異なる標識で表示することができる。
【0060】続いて、検索者が検索者側端末41,4
2,43にて独自に作成し、既製の地図情報に付加可能
である独自地図情報の登録方法について説明する。ま
ず、前述のステップS21〜S26の手順に従って、独
自地図情報を登録したい地図情報を、図6に示すように
検索者側端末41,42,43の表示装置81,82,
83に表示させる。この図6において、「地図描画」ボ
タンb602を、ポインティングデバイスにて指定して
実行すると、情報登録の要求信号が、地図情報配信装置
3に送信される。情報登録の要求信号を受信した地図情
報配信装置3は、情報登録が可能な情報登録画面情報を
検索者側端末41,42,43に送信する。すると、表
示装置81,82,83には、新たにブラウザが起動し
て、図11に示すような「地図描画」登録画面が表示さ
れる。この登録画面において、表示領域11Aには地図
が表示され、表示領域11Bには編集指定ボタン111
〜114が表示され、表示領域11Cには地図情報の配
信時に表示する情報が選択できるようになっている。表
示領域11Bに表示されたリストから選択した情報は、
例えば、地下鉄路線位置を付加表示したい場合は、表示
領域11Bのリストから「line」115を選択する
と、地図情報の配信時に地下鉄路線が登録情報(独自地
図情報)として表示される。
【0061】まず、地図情報に建物等の平面図を追加し
たい場合は、表示領域11Bに表示された「追加」ボタ
ン111を指定すると、図12に示すように、画面に表
示されるポインタを用いて、所望の建物(ポリゴン)を
描画できるようになる。マウスにより、ポインタを、地
図上の建物を描画したい位置に合わせ、マウスを押下し
ながら枠を描画する。枠の描画を終えると、該枠の内部
の位置にポインタを合わせてダブルクリックすると、図
13に示すような画面に更新される。すなわち、描画し
た枠の内部は他の建物を示す標識の色と異なる色で示さ
れ、表示領域11Bには、描画した建物(ポリゴン)に
表示するための名称を入力する入力欄171が表示され
る。図13では例として、表示名称を「新規ポリゴン」
と入力し、描画内容を登録する場合は、「OK」ボタン
172を指定すると、描画した建物(ポリゴン)とその
建物(ポリゴン)の名称が登録情報(独自地図情報)と
して地図情報配信装置3に送信され、地図情報記憶部1
3bに記憶される。以後、該検索者側端末41,42,
43からの要求に応じて、この描画内容を含む地図情報
の配信が可能となる。なお、描画内容を登録しない場合
は「CANCEL」ボタン174を指定すると、描画さ
れた情報は登録されず、描画登録画面の表示が終了す
る。
【0062】同様に、地図上に道路等の線(ポリライ
ン)を追加したい場合は、図11の表示領域11Bに表
示された「追加」ボタン113を指定すると、画面に表
示されるポインタを用いて、所望の線(ポリライン)を
描画できるようになる。図15に示すように、ポインテ
ィングデバイスにより、ポインタを地図上の線を描画し
たい位置に合わせて線を描画する。線の描画を終える
と、該線の位置にポインタを合わせてダブルクリックす
ると、描画された線の色が反転する。そして、描画した
線(道路)を登録する場合は、図示しないが、建物の描
画の時と同様に「OK」ボタンを指定すると、地図情報
配信装置3の地図情報記憶部13bに記憶される。以
後、該検索者側端末41,42,43から要求に応じ
て、描画内容を含む地図情報の配信が可能となる。な
お、描画内容を登録しない場合は「CANCEL」ボタ
ンを指定すると、描画された情報は登録されず、描画登
録画面の表示が終了する。
【0063】さらに、過去に描画して追加した建物(ポ
リゴン)または道路等(ポリライン)の標識を削除した
い場合は、図14や図15に示す画面を表示させて、削
除すべき登録情報(独自地図情報)をポインティングデ
バイスで指定すると、該追加標識の色が反転する。続い
て、「削除」ボタン112,114を指定すると、追加
標識の削除要求情報が地図情報配信装置3に送信され、
地図情報記憶部13cに記憶された情報から削除される
処理が行われる。
【0064】なお、建物や道路の追加情報は、描画して
登録した検索者側端末41,42,43に対してのみ表
示されるが、該追加情報を登録していない他の検索者側
端末41,42,43には表示されない。すなわち、該
登録情報(独自地図情報)は、検索者別に識別可能に記
憶されており、該当する検索者に対してのみ、配信可能
となっている。しかし、各検索者側端末41,42,4
3が登録した独自地図情報のうち、それぞれの独自地図
情報を確認後、不特定の検索者側端末41,42,43
にも配信可能と判断された情報は、既製地図情報として
不特定の検索者側端末41,42,43にも配信可能な
地図情報として、地図情報記憶部13bの情報が修正さ
れる。これにより、不特定の検索者側端末41,42,
43に配信可能な効果的な地図情報を効率よく取得、更
新できる。
【0065】このような地図情報配信方法によれば、検
索者側端末41,42,43から送信された地図情報配
信要求に対応する地図情報を容易に配信できるととも
に、配信した地図情報上に指定された地点情報に対応す
る住所情報を、ID番号を用いて、データベース記憶部
13cに記憶された住所情報を取得し、該住所情報を容
易に検索者側端末41,42,43に配信することがで
き、位置情報の確認等を容易に行うことができる。ま
た、配信される地図情報は、属性の異なるデータは異な
る標識で表示することができるので、顧客の属性分析等
の際に用いる地図として容易に得ることができる。ま
た、検索者側端末41,42,43は、事前に地図情報
を記憶しておく必要がなく、必要に応じて地図情報を得
ることができるので、検索者側端末41,42,43に
て効率よく情報を得ることができる。
【0066】さらに、検索者側端末41,42,43か
ら送信された住所情報に対応する地点を表示した地図情
報を配信することができる。したがって、住所情報が指
定された場合は地図情報が配信され、地図情報上に地点
がしてされた場合は、住所情報が配信されることとな
り、住所情報と地図情報との対応情報を、双方向から検
索することが可能となり、検索者の利便性が高められ
る。
【0067】さらに、検索者側端末41,42,43に
て、描画された追加情報が、地図上に表示可能となって
いるので、例えば、新規に建設された建物等、地図情報
配信サービスの地図情報の更新前に取得した最新の情報
や、これから建築予定の建物の情報など、既製の地図情
報にはない情報を付加して表示することができる。これ
により、例えば、道路の拡張工事等の計画に際し、道路
拡張後の土地や建物の状況を地図上で予想することも可
能であり、都市計画地図の作成を容易に行うことができ
る。また、独自の基準で必要となる情報を地図情報上に
追加して表示する事ができる。
【0068】また、データベース記憶部13cには、住
所情報が、該住所情報に対応する固有のID番号を含ん
で記憶されているので、ID番号によって、容易に住所
情報と地図情報上の地点とを対応させて取得できる。
【0069】なお、例えば、図1に示すように、本実施
の形態の例における検索者側端末41,42に、各検索
者が顧客情報データベース等のデータベースを備え、こ
のデータベース61の各データに住所情報を含んでいれ
ば、このデータベース61の情報も併せて表示する等、
地図情報配信サービスを複合的に利用することも可能で
ある。
【0070】また、図5〜図8および図11〜15に示
した表示画面例等、具体的な構成はこの実施の形態の例
に限定するものではない。例えば、検索者側端末の検索
画面は、地図情報を表示するブラウザと異なってもよ
く、さらに検索画面の内容は検索者側が適宜設定するも
のである。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、地図情報記憶
部には緯度経度情報を含む地図情報と、複数の区域情報
と、各区域情報に対応付けられたID番号とを含む地図
情報とが記憶しているので、緯度経度情報を用いて、検
索者側端末の要求する位置を配信すべき地図情報に示す
ことができ、より正確な位置を地図情報に表すことがで
きる。さらに、地図情報と住所情報とを、共通の情報で
あるID番号によって容易に対応付けることができる。
また、伝送手段によって、検索者側端末から地図情報配
信要求信号を受信し、受信した地図情報配信要求信号に
対応する地図情報を検索者側端末に送信するとともに、
住所情報取得手段によって取得された住所情報を検索者
側端末に送信することができる。そして、住所情報取得
手段により、地図情報を取得した検索者側端末から受信
した地点選択情報に対応する複数の区域情報を取得し、
取得した複数の区域情報にそれぞれ対応付けられたID
番号に基いて、選択された地点の住所情報を得ることが
できる。
【0072】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を得ることができるのは勿論のこと、検索者側端
末から受信した住所情報に対応するID番号を取得し、
このID番号に対応する区域情報を含む地図情報を取得
することができる。さらに、伝送手段により、地図情報
取得手段にて取得された地図情報を検索者側端末に送信
することができる。したがって、検索者側端末にて指定
された住所情報に対応する地点を含む地図情報を検索者
側端末に配信することができ、住所情報と地図情報とが
対応付けられた情報を取得する検索者の利便性が高ま
る。
【0073】請求項3の発明によれば、請求項1または
2と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、地
図情報記憶部には、独自地図情報が記憶されているの
で、この独自地図情報を含む地図情報を提供できる。ま
た、新規にデータを追加する場合や、既存のデータを変
更したい場合等において、既製の地図情報に所望の情報
を付加した地図情報の提供を受けることができ、より付
加価値の高い地図情報の提供が可能となる。
【0074】請求項4の発明によれば、ネットワークを
介して、地図情報配信装置と検索者側端末とが接続可能
であり、物理的な制約を受けることなく、地図情報を容
易に配信できる。また、容量の大きい地図情報を検索者
側端末に記憶しておく必要がなく、必要に応じて地図情
報を容易に配信できるので、効率のよい地図情報の取得
が可能となる。
【0075】請求項5の発明によれば、地図情報記憶ス
テップと、データベース記憶ステップと、伝送ステップ
と、住所情報取得ステップとを経ることによって、検索
者側端末に容易に地図情報を配信できるとともに、配信
した地図情報上に検索者側端末にて指定された地点の住
所情報の配信が容易に実現できる。
【0076】請求項6の発明の地図情報配信方法によれ
ば、請求項5と同様の効果を得ることができるのは勿論
のこと、地図情報記憶ステップで、独自地図情報が記憶
されるので、独自地図情報を対応付けた地図情報を提供
できる。したがって、地図情報の全体の更新前に、検索
者が把握している最新情報も記録することができる。ま
た、検索者側端末に独自に表示させたい地図情報を付加
することができる。
【0077】請求項7の発明の記憶媒体によれば、地図
情報を配信するコンピュータが実行可能なプログラムが
記憶され、必要に応じてこの記憶媒体に記憶されたプロ
グラムによって、地図情報記憶ステップと、データベー
ス記憶ステップと、伝送ステップと、住所情報取得ステ
ップと、伝送ステップとにおける処理を自動的に行うこ
とができる。
【0078】請求項8の発明によれば、請求項7と同様
の効果を得ることができるのは勿論のこと、緯度経度情
報とID番号とを含む地図情報と、ID番号と、該ID
番号に対応付けられた住所情報とを含むデータベースと
を記憶しているので、該記憶媒体に記憶された情報をコ
ンピュータに読み込ませることによって、データベース
中のデータに対応する地図情報の配信に用いる地図情報
およびデータに含まれる地図情報を容易に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる地図情報配信システムの全体構
成を示した図である。
【図2】本発明の地図情報配信装置の要部構成を示した
ブロック図である。
【図3】本発明にかかる地図情報配信装置の処理を説明
するためのフローチャートである。
【図4】本発明にかかる地図情報配信装置の処理を説明
するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における、表示装置の表示
例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態における、表示装置の表示
例を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態における、表示装置の表示
例を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態における、表示装置の表示
例を示す説明図である。
【図9】本発明にかかる地図情報配信装置の処理を説明
するための図である。
【図10】本発明にかかる地図情報配信装置の処理を説
明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態における、表示装置の表
示例を示す説明図である。
【図12】本発明の実施の形態における、表示装置の表
示例を示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態における、表示装置の表
示例を示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態における、表示装置の表
示例を示す説明図である。
【図15】本発明の実施の形態における、表示装置の表
示例を示す説明図である。
【符号の説明】 1 地図情報配信システム 2 ネットワーク 3 地図情報配信装置 13b 地図情報記憶部 13c データベース記憶部 41,42,43 検索者側端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 11/60 300 G06T 11/60 300 Fターム(参考) 2C032 HB08 HB11 HB31 HC05 HC27 5B050 AA08 BA07 BA17 CA07 CA08 EA19 FA02 FA09 FA12 FA13 FA16 FA19 GA08 5B075 KK07 KK39 ND20 ND40 NK02 PP13 PP30 PQ02 PQ32 UU14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図情報を、検索者側端末からの要求に
    応じて該検索者側端末に配信する地図情報配信装置であ
    って、 緯度経度情報を含み、段階的に領域が小さくなるように
    設定された複数の区域情報と、各区域情報に対応付けら
    れたID番号とを含む地図情報を記憶する地図情報記憶
    部と、 各ID番号と、該ID番号に対応付けられた住所情報と
    を含むデータが記憶されるデータベース記憶部と、 前記検索者側端末から地図情報配信要求信号を受信し、
    受信した地図情報配信要求信号に対応する地図情報を検
    索者側端末に送信する伝送手段と、 前記地図情報を取得した前記検索者側端末で地図上の所
    定の地点を選択し、この地点選択情報を検索者側端末か
    ら受信した際に、この地点選択情報による地点の緯度経
    度情報を含む前記複数の区域情報を取得し、取得された
    複数の区域情報にそれぞれ対応付けられたID番号に基
    いて、選択された地点の住所情報を得る住所情報取得手
    段と、 この住所情報取得手段によって取得された住所情報を検
    索者側端末に送信する伝送手段とを備えたことを特徴と
    する地図情報配信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の地図情報配信装置におい
    て、 検索者側端末から住所情報を受信した際に、この住所情
    報に対応するID番号を取得し、このID番号に対応す
    る区域情報を含む地図情報を取得する地図情報取得手段
    と、 この地図情報取得手段によって取得された地図情報を検
    索者側端末に送信する伝送手段とを備えたことを特徴と
    する地図情報配信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の地図情報配信装
    置において、 前記地図情報記憶部には、前記検索者側端末にて作成さ
    れた独自地図情報が記憶されていることを特徴とする地
    図情報配信装置。
  4. 【請求項4】 データベースから検索されたデータに関
    する地図情報の配信を要求する検索者側端末と、 請求項1〜3のいずれかに記載の地図情報配信装置とが
    ネットワークに接続されており、 このネットワークを介して、前記地図情報配信装置と検
    索者側端末とが接続可能であることを特徴とする地図情
    報配信システム。
  5. 【請求項5】 地図情報を、検索者側端末からの要求に
    応じて該検索者側端末に配信する地図情報配信方法であ
    って、 緯度経度情報を含み、段階的に領域が小さくなるように
    設定された複数の区域情報と、各区域情報に対応付けら
    れたID番号とを含む地図情報を記憶する地図情報記憶
    ステップと、 各ID番号と、該ID番号に対応付けられた住所情報と
    を含むデータが記憶されるデータベース記憶ステップ
    と、 前記検索者側端末から地図情報配信要求信号を受信し、
    受信した地図情報配信要求信号に対応する地図情報を検
    索者側端末に送信する伝送ステップと、 前記地図情報を取得した前記検索者側端末で地図上の所
    定の地点を選択し、この地点選択情報を検索者側端末か
    ら受信した際に、この地点選択情報による地点の緯度経
    度情報を含む前記複数の区域情報を取得し、取得された
    複数の区域情報にそれぞれ対応付けられたID番号に基
    いて、選択された地点の住所情報を得る住所情報取得ス
    テップと、 この住所情報取得手段によって取得された住所情報を検
    索者側端末に送信する伝送ステップとを含むことを特徴
    とする地図情報配信方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の地図情報配信方法におい
    て、 前記地図情報記憶ステップでは、前記検索者側端末にて
    作成された独自地図情報を含んで記憶することを特徴と
    する地図情報配信方法。
  7. 【請求項7】 地図情報を配信するコンピュータが実行
    可能なプログラムを記憶した記憶媒体であって、 緯度経度情報を含み、段階的に領域が小さくなるように
    設定された複数の区域情報と、各区域情報に対応付けら
    れたID番号とを含む地図情報を記憶する地図情報記憶
    ステップと、 各ID番号と、該ID番号に対応付けられた住所情報と
    を含むデータが記憶されるデータベース記憶ステップ
    と、 前記検索者側端末から地図情報配信要求信号を受信し、
    受信した地図情報配信要求信号に対応する地図情報を検
    索者側端末に送信する伝送ステップと、 前記地図情報を取得した前記検索者側端末で地図上の所
    定の地点を選択し、この地点選択情報を検索者側端末か
    ら受信した際に、この地点選択情報による地点の緯度経
    度情報を含む前記複数の区域情報を取得し、取得された
    複数の区域情報にそれぞれ対応付けられたID番号に基
    いて、選択された地点の住所情報を得る住所情報取得ス
    テップと、 この住所情報取得手段によって取得された住所情報を検
    索者側端末に送信する伝送ステップとを実現する処理を
    含むプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の記憶媒体において、 緯度経度情報を含み、段階的に領域が小さくなるように
    設定された複数の区域情報と、各区域情報に対応付けら
    れたID番号とを含む地図情報と、 前記ID番号と、該ID番号に対応付けられた住所情報
    とを含むデータベースと、 前記検索者側端末により作成された独自地図情報とを含
    むデータとを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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