JP2003148427A - パイプの連結構造 - Google Patents

パイプの連結構造

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JP2003148427A JP2001351385A JP2001351385A JP2003148427A JP 2003148427 A JP2003148427 A JP 2003148427A JP 2001351385 A JP2001351385 A JP 2001351385A JP 2001351385 A JP2001351385 A JP 2001351385A JP 2003148427 A JP2003148427 A JP 2003148427A
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Hitoshi Terajima
仁 寺島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合致させた係合穴に係止された係合突起の係
止状態を容易に解除して、連結された一対の筒状パイプ
をスムースに分解できるパイプの連結構造を提供する。 【解決手段】 内周面に係合突起17を備えるスリーブ
部材19を装着して、係合突起17を合致させた係合穴
15,16に係止することにより、一対の円筒状パイプ
11,12を軸方向Xに連結一体化するパイプの連結構
造10であって、スリーブ部材19は、押圧スリーブ部
20と密着スリーブ部21とを一体化して構成される。
押圧スリーブ部20は、係合突起17を有しメス側端部
14の外周面に密着配置される突起被覆体22と、支持
部26の先端を突起被覆体22の両端部23に接合して
メス側端部14の外周面との間に空間25を保持する押
圧体28とからなる。密着スリーブ部21は、押圧スリ
ーブ部20と軸方向Xに連続一体化され、その全長に亘
ってスリット29が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の筒状パイプを軸
方向に連結一体化するためのパイプの連結構造、及び該
連結構造を用いた掃除具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
図5に示す掃除具50の柄や、杖の柄等の長尺のロッド
状部材51は、複数の円筒状パイプ52を軸方向に連結
一体化して形成される場合がある。円筒状パイプ52を
連結一体化するための連結部53の構造としては、一般
にネジ接合によるものが知られている。ネジ接合による
連結構造は、掃除具50を組立てる際や、或いは掃除具
50をコンパクトにして収納したり、柄51の長さを換
えて使用したり、廃棄処分する場合など、掃除具50を
分解する際に、円筒状パイプ52を回転させて螺合締結
する作業やこれを解除する作業に手間がかかっていた。
【0003】これに対して、一方の筒状パイプのオス側
端部を他方の筒状パイプのメス側端部に挿入して二重の
パイプ構造とし、各端部の周面に各々形成した係合穴を
合致させて、内周面から係合突起を突出させたスリーブ
部材を外側から装着し、合致させた係合穴に係合突起を
嵌合係止することによって、一対の筒状パイプを軸方向
に連結一体化する連結構造が提案されている。この連結
構造によれば、係合突起を係合穴に係止する作業は容易
であるが、装着されたスリーブ部材には内方への付勢力
が働くため、係合突起の係止状態を解除する作業をスム
ースに行うことは困難である。また外側(メス側)の筒
状パイプの係合穴から内側に係合突起を突出させたまま
の状態で、誤って内側(オス側)の筒状パイプを引き抜
こうとすることがあり、無理に引き抜くと係合突起を破
損するおそれがあった。
【0004】本発明は、合致させた係合穴に係止された
係合突起の係止状態を容易に解除して、連結一体化され
た一対の筒状パイプをスムースに分解できると共に、係
合突起の破損を効果的に回避できるパイプの連結構造及
び該連結構造を用いた掃除具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の筒状パ
イプのオス側端部を他方の筒状パイプのメス側端部に挿
入し、オス側突起係合穴とメス側突起係合穴を合致さ
せ、内周面から係合突起を突出させたスリーブ部材を外
側から装着して、前記係合突起を合致させた前記係合穴
に係止することにより、前記一対の筒状パイプを軸方向
に連結一体化するパイプの連結構造であって、前記スリ
ーブ部材は、押圧スリーブ部と密着スリーブ部とを接合
一体化してなるものであり、前記押圧スリーブ部は、内
周面に前記係合突起を有すると共に、前記メス側端部の
外周面に沿って前記係合突起の両側に延設され、周方向
の両端間に隙間を残しつつ半円を越える領域において前
記外周面に密着配置される突起被覆体と、支持部及び該
支持部により両側を支持される押圧部からなり、前記支
持部の先端を前記突起被覆体の両端部に各々接合するこ
とにより、前記係合突起と対向する位置において前記押
圧部と前記メス側端部の外周面との間に空間を保持して
設けられる押圧体とを環状に連続させて構成され、前記
密着スリーブ部は、前記押圧スリーブ部と軸方向に連続
一体化されて前記オス側端部と前記メス側端部との重ね
合わせ継ぎ目部を覆うと共に、前記突起被覆体の両端間
の隙間の軸方向の延長上に全長に亘ってスリットが形成
されていることにより拡径可能に構成され、前記押圧部
を押圧して前記突起被覆体を前記係合突起側に押し出す
ことにより、前記係合突起の前記オス側突起係合穴への
係止状態を解除するパイプの連結構造を提供することに
より、上記目的を達成したものである。
【0006】また、本発明は、上記パイプの連結構造に
よって筒状パイプを軸方向に連結一体化してなる柄を有
する掃除具を提供することにより、上記目的を達成した
ものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態に係る
パイプの連結構造は、例えば床面等の拭き掃除を行うた
めの掃除用シート部材が取り付けられた掃除板と、この
掃除板から立設して設けられた柄とからなる掃除具の当
該柄を複数の円筒状パイプを軸方向に連結一体化して設
ける際に採用されたものである(図5参照)。掃除具
は、運搬や販売の便宜から掃除板や円筒状パイプ等の部
品に各々分解され、これらの部品を一まとめとした状態
で製品化されており、使用時にはこれらを組み立てて使
用すると共に、収納時或いは廃棄時等にはこれらの部品
に適宜分解されることになる。
【0008】そして、本実施形態のパイプの連結構造1
0は、複数の円筒状パイプからなる柄を構成する各一対
の円筒状パイプ11,12の連結箇所において採用され
たもので、図1,図3,及び図4(a),(b)に示す
ように、一方の円筒状パイプ11のオス側端部13を他
方の円筒状パイプ12のメス側端部14に挿入し、オス
側突起係合穴15とメス側突起係合穴16を合致させ、
内周面から係合突起としての嵌合ピン17を突出させた
スリーブ部材19を外側から装着して、嵌合ピン17を
合致させた係合穴15,16に嵌合係止することによ
り、一対の円筒状パイプ11,12を軸方向Xに連結一
体化するものである。
【0009】本実施形態によれば、スリーブ部材19
は、図2(a),(b)にも示すように、嵌合ピン17
を備える押圧スリーブ部20と押圧スリーブ部20の一
方の端部に連続する密着スリーブ部21とを接合一体化
して形成された、例えば弾性変形可能な合成樹脂(プラ
スチック)製の二段構成の筒状部材であって、一方の円
筒状パイプ11のオス側端部13と他方の円筒状パイプ
12のメス側端部14とが密接状態で重なり合った二重
構造の連結部18(図4(a),(b)参照)の外側を
覆って、合致させた係合穴15,16に嵌合ピン17を
嵌合係止しつつ装着されるものである。
【0010】押圧スリーブ部20は、内周面に嵌合ピン
17を有すると共に、メス側端部14の外周面に沿って
嵌合ピン17の両側に延設され、周方向の両端23,2
3間に隙間24を残しつつ半円を越える領域においてメ
ス側端部14の外周面に密着配置される突起被覆体22
と、支持部26及び該支持部26により両側を支持され
る押圧部27からなり、支持部26の先端を突起被覆体
22の両端23,23に各々接合することにより、嵌合
ピン17と対向する位置において押圧部27とメス側端
部14の外周面との間に空間25(図3参照)を保持し
て設けられる押圧体28とを切れ目なく環状に連続させ
て構成されている。
【0011】また、密着スリーブ部21は、押圧スリー
ブ部20と軸方向Xに連続一体化されてオス側端部13
とメス側端部14との重ね合わせ継ぎ目部30(図4
(a),(b)参照)を覆うと共に、突起被覆体22の
両端23,23間の隙間24の軸方向Xの延長上に、全
長に亘ってスリット29が形成されていることにより、
拡径可能に構成されている。
【0012】そして、押圧スリーブ部20の押圧部27
をメス側端部14の外周面に向けてY方向に押圧して突
起被覆体22を嵌合ピン17側に押し出すことにより、
嵌合ピン17を径方向外側に移動させて、嵌合ピン17
によるオス側突起係合穴15への係止状態を解除できる
ようになっている(図4(b)参照)。
【0013】円筒状パイプ11,12は、各々、円形の
中空断面を有する金属製(アルミニウム製)のパイプ部
材である。一方の円筒状パイプ11のオス側端部13は
縮径されており、この縮径されたオス側端部13が他方
の円筒状パイプ12のメス側端部14の先端開口31
(図4参照)に挿入されて、一方の円筒状パイプ11の
オス側端部13と他方の円筒状パイプ12のメス側端部
14とが密接状態で重なり合った二重構造の連結部18
が形成される。
【0014】一方の円筒状パイプ11のオス側端部13
は、その外周面が急勾配部32として一旦縮径した後、
緩い勾配でさらに先端に向かって徐々に縮径している。
他方の円筒状パイプ12のメス側端部14は、その内周
面が、オス側端部13の緩い勾配と合致する勾配で先端
に向かって拡径している。一方の円筒状パイプ11のオ
ス側端部13を、急勾配部32が先端開口31の端縁部
に当接するまで当該先端開口31を介してメス側端部1
4に挿入することにより、連結部18においてオス側端
部13とメス側端部14を容易に密接状態とすることが
できる。
【0015】また、急勾配部32が先端開口31の端縁
部に当接するまでオス側端部13をメス側端部14に挿
入した状態において、円形のオス側突起係合穴15が同
径の円形のメス側突起係合穴16に合致するような位置
に、オス側突起係合穴15は形成されている。なお、オ
ス側端部13の外周面には、オス側端部13の端縁部か
らオス側突起係合穴15に至る軸方向Xに沿った直線状
の突起案内溝33が形成されている(図1参照)。突起
案内溝33は、オス側端部13をスリーブ部材19が装
着されたメス側端部14の先端開口31に挿入する際
に、メス側突起係合穴16に挿入されてメス側端部14
の内側に突出する嵌合ピン17を、これの先端面に設け
られたガイドリブ35を係止しつつ、オス側突起係合穴
15までスライド案内する。また、オス側端部13の先
端縁部の外側角部は、テーパー状に面取り加工36が施
されており、これによってオス側端部13をメス側端部
14の先端開口31に挿入やすくなっている。
【0016】本実施形態によれば、スリーブ部材19を
構成する押圧スリーブ部20は、突起被覆体22と押圧
体28とを切れ目なく環状に連続一体化して形成されて
いる。突起被覆体22は、その半円を越える円弧状断面
の内径がメス側端部14の外径と合致していると共に、
嵌合ピン17が突出する位置を中心としてこれの両側に
周方向に延設して、半円に少なくとも嵌合ピン17の突
出長さを加えた円弧長さを越える領域において、メス側
端部14の外周面に沿って密着配置されている(図3参
照)。突起被覆体22の両端23,23の間には、周方
向に180度未満、好ましくは100〜140度の角度
領域が切り欠かれて、隙間24が残置される。
【0017】これによって突起被覆体22は、押圧体2
8の押圧部27を押圧して嵌合ピン17側に押し出され
る際に、弾性変形することによって、隙間24を拡げつ
つメス側端部14の外周面に沿って乗り上げるようにし
てスライド移動し、その両端部23,23をメス側端部
14の外周面から脱落させることなく、嵌合ピン17が
突出する中央部分を、嵌合ピン17のオス側突起係合穴
15への係止状態が解除されるまで径方向外方に移動さ
せることができるようになっている。また、押圧体28
への押圧を開放すると、拡がった隙間24がもとの状態
に戻ろうとする付勢力によって、突起被覆体22は、メ
ス側端部14の外周面に沿って嵌合ピン17と離れる側
(図3の下方)にスライド移動し、嵌合ピン17の先端
部分をメス側端部14の内周面から突出させた状態にス
ムーズに復帰する。
【0018】押圧体28は、その中央部分に位置する押
圧部27が両側の支持部26,26により支持され、こ
れによって押圧部27の内側には、スリーブ部材19が
装着されたメス側端部14の外周面との間に、少なくと
も嵌合ピン17のメス側端部14の内周面からの突出長
さを越える間隔を保持した空間25が形成される。押圧
体28を押圧することにより、この押圧力は、支持部2
6,26を介してこれらが一体的に接続された突起被覆
体22の両端23,23に伝達され、これによって突起
被覆体22を嵌合ピン17側に押し出すことが可能にな
る。押圧部27がメス側端部14の外周面と密着するま
で押圧されると、嵌合ピン17の先端部分はオス側突起
係合穴15から抜き出され、これによってオス側端部1
3をメス側端部14から引き抜いて分解することが可能
になる。ここで、突起被覆体22と押圧体28とは、切
れ目なく環状に連続一体化しているので、押圧体28か
らの押圧力は、支持部26,26を介して効率良く突起
被覆体22の両端部23,23に伝達されることにな
る。
【0019】スリーブ部材19を構成する密着スリーブ
部21は、押圧スリーブ部20の一方の円筒状パイプ1
1側の端面に接合一体化され、オス側端部13をメス側
端部14に挿入して連結部18を形成した際に、段差部
分となった重ね合わせ継ぎ目部30を覆って配設される
ことにより、当該連結部18の美粧性を向上させる。ま
た、密着スリーブ部21の外周面には、軸方向Xにおけ
る嵌合ピン17の延長上に案内帯34が設けられてお
り、また案内帯34の径方向反対側の部分には、スリッ
ト29が密着スリーブ部21の軸方向Xの全長に亘って
形成されている。密着スリーブ部21に案内帯34が設
けられていることにより、オス側端部13の突起案内溝
33を当該案内帯34を介して嵌合ピン17に向けて位
置合わせしつつ、オス側端部13をメス側端部14にス
ムーズに挿入して行くことが可能になる。また密着スリ
ーブ部21にスリット29が形成されていることによ
り、押圧部27を押圧して押圧スリーブ部20を嵌合ピ
ン17側に押し出す際に、当該スリット29を拡幅させ
つつ密着スリーブ部21を拡径するように弾性変形させ
て、嵌合ピン17の径方向外側への移動をスムーズに行
わせることができるようになっている。
【0020】そして、本実施形態の連結構造10によれ
ば、以下の簡易な作業によって一対の円筒状パイプ1
1,12を軸方向Xに容易に連結一体化することができ
る。すなわち、スリーブ部材19が装着され、メス側突
起係合穴16を介して嵌合ピン17の先端部分が内周面
から内側に突出しているメス側端部14に、突起案内溝
33及び案内帯34により位置合わせしつつ、先端開口
31を介してオス側端部13を挿入して行く。この挿入
により、オス側端部13の先端縁部が内側に突出する嵌
合ピン17に当接した後に、嵌合ピン17のガイドリブ
35は、スリーブ部材19を外側に拡径するように弾性
変形させつつ突起案内溝33に乗り上げ、嵌合ピン17
は当該突起案内溝33に沿ってスライド移動してゆく。
オス側端部13の急勾配部32が先端開口31の縁部に
当接するまで挿入されて、オス側端部13とメス側端部
14が密着する連結部18が形成されると、オス側突起
係合穴15とメス側突起係合穴16は合致し、拡径した
スリーブ部材19の弾性付勢力により嵌合ピン17は押
し下げられてオス側突起係合穴15に嵌合係止される。
これによって一対の円筒状パイプ11,12は軸方向X
に強固かつ容易に連結一体化されることになる(図4
(a)参照)。
【0021】また、本実施形態の連結構造10によれ
ば、図4(b)に示すように、以下の簡易な作業によっ
て連結一体化された円筒状パイプ11,12を容易に分
解することができる。すなわち、連結部18を覆って取
り付けられたスリーブ部材19の押圧スリーブ部20の
押圧体28を、押圧部27がメス側端部14の外周面と
密着するまで嵌合ピン17側(Y方向)に押圧すれば、
嵌合ピン17が突出する突起被覆体22の中央部分が径
方向外方に移動することにより、嵌合ピン17のオス側
突起係合穴15への係止状態が解除されので、オス側端
部13をメス側端部14からスムースに引き抜いて、一
対の円筒状パイプ11,12を容易に解体することが可
能になる。また、押圧部27をメス側端部14の外周面
と密着するまで押圧することによって、嵌合ピン17の
先端部分をオス側突起係合穴15から確実に抜き出すこ
とができるので、嵌合ピン17をオス側突起係合穴15
から抜き出さないまま誤ってオス側端部13を引き抜こ
うとするのを効果的に回避することが可能になる。
【0022】したがって、本実施形態によれば、合致さ
せた係合穴15,16に係止された嵌合ピン17の係止
状態を容易に解除して、連結一体化された一対の筒状パ
イプ11,12をスムースに分解できると共に、嵌合ピ
ン17の破損を効果的に回避することができる。特に、
本実施形態によれば、スリーブ部材19の押圧スリーブ
部20が、突起被覆体22と押圧体28とを切れ目なく
環状に連続一体化して形成されている一方で、密着スリ
ーブ部21には軸方向Xの全長に亘ってスリット29が
形成されているので、押圧体28からの押圧力を突起被
覆体22に効率良く伝達すると共に、密着スリーブ部2
1を拡径させつつ滑らかに弾性変形させて、突起被覆体
22の中央部分を径方向外方にさらにスムースに移動さ
せることが可能になる。
【0023】また、本実施形態によれば、連結部18
は、一方の円筒状パイプ11のオス側端部13と他方の
円筒状パイプ12のメス側端部14とが相当の長さで密
接配置された二重構造を備えているので、清掃具の使用
時等において、連結部18に大きな曲げ応力が加わって
も、かかる二重構造のラップ部分で当該曲げ応力を十分
に支持することができ、連結部18に緩みや破損が生じ
るのを効果的に回避することができる。特に、円筒状パ
イプ11,12は、金属製(アルミニウム製)のパイプ
部材であるので、曲げ応力に対するさらに強固な支持力
を発揮することができる。
【0024】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく種々の変更が可能である。例えば、密着スリー
ブ部の外周面に案内帯を設ける必要は必ずしもなく、ま
たオス側端部の外周面に突起案内溝を設ける必要は必ず
しもない。また、本発明は、掃除具の柄に限定されるこ
となく、つえの柄等、複数の円筒状パイプを軸方向に連
結一体化して形成されるその他の種々の長尺のロッド状
部材における円筒状パイプの連結構造として採用するこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】本発明のパイプの連結構造及び該連結構
造を用いた掃除具によれば、合致させた係合穴に係止さ
れた係合突起の係止状態を容易に解除して、連結一体化
された一対の筒状パイプをスムースに分解することがで
きると共に、係合突起の破損を効果的に回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパイプの連結構造を
説明する分解斜視図である。
【図2】(a)は図1に示されるスリーブ部材をメス側
端部側の斜め下方から視た斜視図、(b)は図1に示す
されるスリーブ部材をオス側端部側の斜め下方から視た
斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るパイプの連結構造を
説明する図4(a)のA−Aに沿った横断面図である。
【図4】(a)は、一対の筒状パイプを連結一体化した
状況を説明する図3のB−Bに沿った縦断面図、(b)
は、一対の筒状パイプを分解する状況を説明する図3の
B−Bに沿った縦断面図である。
【図5】従来のパイプの連結構造を備えた清掃具を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 パイプの連結構造 11 一方の円筒状パイプ 12 他方の円筒状パイプ 13 オス側端部 14 メス側端部 15 オス側突起係合穴 16 メス側突起係合穴 17 嵌合ピン(係合突起) 18 連結部 19 スリーブ部材 20 押圧スリーブ部 21 密着スリーブ部 22 突起被覆体 23 突起被覆体の両端 24 突起被覆体の両端間の隙間 25 空間 26 支持部 27 押圧部 28 押圧体 29 スリット 30 重ね合わせ継ぎ目部 X 軸方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 誠 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 寺島 仁 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184−1 株 式会社ニフコ内 (72)発明者 小泉 昌史 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184−1 株 式会社ニフコ内 Fターム(参考) 3B074 EE02 3J039 AA03 AB03 BB01 JA05 MA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の筒状パイプのオス側端部を他方の
    筒状パイプのメス側端部に挿入し、オス側突起係合穴と
    メス側突起係合穴を合致させ、内周面から係合突起を突
    出させたスリーブ部材を外側から装着して、前記係合突
    起を合致させた前記係合穴に係止することにより、前記
    一対の筒状パイプを軸方向に連結一体化するパイプの連
    結構造であって、 前記スリーブ部材は、押圧スリーブ部と密着スリーブ部
    とを接合一体化してなるものであり、 前記押圧スリーブ部は、内周面に前記係合突起を有する
    と共に、前記メス側端部の外周面に沿って前記係合突起
    の両側に延設され、周方向の両端間に隙間を残しつつ半
    円を越える領域において前記外周面に密着配置される突
    起被覆体と、支持部及び該支持部により両側を支持され
    る押圧部からなり、前記支持部の先端を前記突起被覆体
    の両端部に各々接合することにより、前記係合突起と対
    向する位置において前記押圧部と前記メス側端部の外周
    面との間に空間を保持して設けられる押圧体とを環状に
    連続させて構成され、 前記密着スリーブ部は、前記押圧スリーブ部と軸方向に
    連続一体化されて前記オス側端部と前記メス側端部との
    重ね合わせ継ぎ目部を覆うと共に、前記突起被覆体の両
    端間の隙間の軸方向の延長上に全長に亘ってスリットが
    形成されていることにより拡径可能に構成され、 前記押圧部を押圧して前記突起被覆体を前記係合突起側
    に押し出すことにより、前記係合突起の前記オス側突起
    係合穴への係止状態を解除するパイプの連結構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパイプの連結構造によ
    って筒状パイプを軸方向に連結一体化してなる柄を有す
    る掃除具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013193508A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Nsk Ltd テレスコピック機構付ステアリングコラム装置
JP2016203759A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 アイシン精機株式会社 車両のステアリング装置
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