JP2003148145A - 二つのサーモスタットを用いたエンジン冷却システム - Google Patents

二つのサーモスタットを用いたエンジン冷却システム

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JP2003148145A
JP2003148145A JP2002191698A JP2002191698A JP2003148145A JP 2003148145 A JP2003148145 A JP 2003148145A JP 2002191698 A JP2002191698 A JP 2002191698A JP 2002191698 A JP2002191698 A JP 2002191698A JP 2003148145 A JP2003148145 A JP 2003148145A
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thermostat
cylinder head
cylinder
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Gyu-Han Hwang
圭 漢 黄
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Hyundai Motor Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダー・ブロックへの冷却水の流れを遅
延させてエンジン摩擦力を減少させるとともに、燃費向
上が計れる二つのサーモスタットを用いたエンジン冷却
システムを提供する。 【解決手段】 冷却水ポンプから供給される冷却水が、
シリンダー・ヘッドとシリンダー・ブロックに別々に供
給できるための二つのパイプラインと、前記シリンダー
・ヘッドの冷却水出口側ラインに設置され、補助サーモ
スタットより低い温度で作動するメイン・サーモスタッ
トと、前記前記シリンダー・ブロックの冷却水出口側ラ
インに設置されてシリンダー・ヘッドの冷却水出口側ラ
インに繋がり、前記補助サーモスタットが閉じられた状
態で、冷却水の一部をシリンダー・ブロックの冷却水出
口側ラインに供給する補助サーモスタットと、を含むこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、二つのサーモスタ
ットを用いたエンジン冷却システム(Engine c
ooling system using two t
hermostat)に係り、さらに詳細には、エンジ
ン・ウォーミング(engine warming)の
際、シリンダー・ブロックの冷却水の流れを遅延させて
エンジン摩擦力を減少させ、エンジン全体の冷却水通路
抵抗の減少で車両の冷却性能と暖房性能とを向上さる二
つのサーモスタットを用いたエンジン冷却システムに関
するものである。
【0002】一般に、動力発生装置であるエンジンは、
燃焼室で燃焼後発生された熱を放熱させるための冷却シ
ステムが備えられている。前記エンジン冷却システム
は、普通、シリンダーを大気中に露出させて冷却させる
空冷式と、シリンダー・ブロックに冷却水を循環させて
冷却効果を得る水冷式と、これらを共に用いる混合式と
に区分している。
【0003】図4は一般に用いられている水冷式エンジ
ン冷却システムを示す。前記エンジン冷却システムはリ
ザーブ・タンク(reserve tank)11を含
み、加熱された冷却水を冷却するラジエーター10と、
冷却水を循環させる冷却水ポンプ20と、冷却水流路を
選択的に開閉させてシリンダー・ブロック100内で循
環させるか、またはラジエーター10に循環させるかを
決定する冷却水バイパスバルブ30を含んでいる。
【0004】また、ラジエーター10と冷却水ポンプ2
0との間にはサーモスタット12が備えられており、シ
リンダー・ヘッド110から暖房用ヒーター40に冷却
水が供給されるようになっている。暖房用ヒーターに供
給された冷却水は、ラジエーター10に戻って循環され
る。
【0005】このエンジン冷却システムでは、冷却水ポ
ンプ20から供給される冷却水がシリンダー・ブロック
100を通してシリンダー・ヘッド110に供給され、
供給された冷却水の循環経路はその温度により変る。即
ち、初期始動時のようにシリンダー・ブロック100の
温度が低い場合は、サーモスタット12と冷却水バイパ
スバルブ30が全部OFF状態であり、図4にaで示し
たように、冷却水はシリンダー・ブロック100に流入
せず、その一部がシリンダー・ヘッド110に供給され
る。このシリンダー・ヘッド110に供給された冷却水
は冷却水バイパスバルブ30が閉じられているため、再
び冷却水ポンプ20へ戻るようになる。冷却水ポンプ2
0へ戻った冷却水は、バイパスバルブ30が作動温度に
到達するまでシリンダー・ブロック100内で循環する
ことになる。
【0006】ウォーミング・アップ(warming
up)が終わって冷却水の温度が上がり、冷却水バイパ
スバルブ30が開いた状態では、図4にbで示すよう
に、冷却水はシリンダー・ブロック100に流入せず、
バイパスバルブ(30)、ラジエーター(30)を経由
して循環する。
【0007】冷却水が十分に加熱された場合は、冷却水
バイパスバルブ30と共にサーモスタット12がONに
なり、図4にcで示すように、シリンダー・ブロック
(100)とシリンダー・ヘッド10に供給された冷却
水が全て冷却水バイパスバルブ30を経由してラジエー
ター30に供給されて冷却後、再び冷却水ポンプ20を
通して循環することになる。
【0008】しかし、従来のエンジン冷却システムはエ
ンジンの初期始動時、大部分の冷却水がシリンダー・ブ
ロックに供給されるので、次のような問題点が発生して
いる。 1)シリンダー内部に装着されるボアが過度に冷却され
ることになり、ボア周囲を急冷させて、シリンダーボア
の変形を招いている。特に、外部から流入する冷却水が
シリンダー・ブロックの第1シリンダーに流入するた
め、第1シリンダーボアの変形が多く起るようになっ
た。 2)このようなボアの変形はピストンとの摩擦力を高
め、シリンダー・ブロックの金属面とオイルの温度を上
昇させてエンジンの燃費低下させる問題が発生する。 3)冷却水がシリンダー・ブロックを経由してシリンダ
ー・ヘッドに供給されるようになっているため、エンジ
ン全体の冷却水通路の抵抗が大きくなり、多量の冷却水
が必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、別々
の冷却水供給ラインでシリンダー・ブロックとシリンダ
ー・ヘッドに冷却水を供給し、シリンダー・ブロックの
冷却水が一定温度以上となると、それまでラジエーター
を経由せずにシリンダー・ヘッドを循環していた冷却水
と一緒にして、ラジエーターを経由して循環が行われる
ようにすることで、シリンダー・ブロックへの冷却水の
流れを遅延させてエンジン摩擦力を減少させるととも
に、燃費向上が計れる二つのサーモスタットを用いたエ
ンジン冷却システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷却水ポンプ
からシリンダー・ヘッドとシリンダー・ブロックに冷却
水を供給し、このシリンダー・ヘッドとシリンダー・ブ
ロックに供給された冷却水が、冷却水ポンプやラジエー
ターを経て選択的に循環可能なエンジン冷却システムに
おいて、前記冷却水ポンプから供給される冷却水が、シ
リンダー・ヘッドとシリンダー・ブロックに別々に供給
できるための二つのパイプラインと、前記シリンダー・
ヘッドの冷却水出口側ラインに設置され、補助サーモス
タットより低い温度で作動するメイン・サーモスタット
と、前記シリンダー・ブロックの冷却水出口側ラインに
設置されてシリンダー・ヘッドの冷却水出口側ラインに
繋がり、前記補助サーモスタットが閉じられた状態で、
冷却水の一部をシリンダー・ブロックの冷却水出口側ラ
インに供給する補助サーモスタットと、を含むことを特
徴とする。
【0011】本発明の好ましい具現例において、前記シ
リンダー・ヘッドとシリンダー・ブロックの入口側ライ
ンはそれぞれ55%と45%の冷却水を供給するように
構成されたことを特徴とする。また、前記メイン・サー
モスタットは82℃以下で冷却水ポンブへ冷却水路を連
結させ、82℃以上でラジエーターへ冷却水路を連結さ
せることを特徴とする。また、前記補助サーモスタット
は95℃以下で閉じられ、95℃以上では開口されるこ
とを特徴とする。
【0012】なお、前記補助サーモスタットが閉じられ
ている状態では、シリンダー・ブロック全体冷却水量の
5%がメイン・サーモスタットの方へ流動可能にしたこ
とを特徴とする。また、前記メイン・サーモスタットと
補助サーモスタットはシリンダー・ヘッドとシリンダー
・ブロック内で循環される冷却水流路及びラジエーター
へ冷却水路を開放させる管路アセンブリーの内部に設け
られていることを特徴とする。なお、前記シリンダー・
ブロックはウォーター・ジャケットの全体長さがピスト
ン行程の50〜60%であることを特徴とする。さら
に、前記冷却水ポンブはシリンダー・ブロック及びシリ
ンダー・ヘッドへ冷却水が流入する管路アセンブリーと
対向する位置に設けられていることを特徴とする。
【0013】以下、図面を参照して本発明の構成及び作
用効果について説明する。図1は、本発明によるエンジ
ン冷却システムを示す冷却回路図である。ここで、図面
符号は従来と同一構成に対しては同一符号をそのまま使
うことにする。本発明は、エンジン冷却システムにおい
て、冷却水をシリンダー・ブロック100とシリンダー
・ヘッド110に一定の比率に分けて供給し、特に、シ
リンダー・ブロック100に供給する冷却水が所定の温
度に到達するまで、一定の時間冷却水を遮断する。ま
た、シリンダー・ブロック100内の冷却水が一定の温
度以上となるとシリンダー・ヘッド110から排出され
る冷却水と合流して循環するようにしたものである。
【0014】以下、さらに詳細に説明する。一般に、エ
ンジン冷却システムでは、エンジンを駆動することによ
り、共に駆動される冷却水ポンプ20で冷却水がシリン
ダー・ブロック100に供給され、その一部の冷却水が
シリンダー・ヘッド110に供給される。シリンダー・
ブロック100とシリンダー・ヘッド110を通過後、
冷却水温度が、シリンダー・ブロック100の出口側に
設けられたサーモスタット12の設定温度以下の場合は
冷却水バイパスバルブ30により、再び冷却水ポンプ2
0を通して循環が行われるようになり、設定温度以上の
場合は冷却水バイパスバルブ30の開口作用により、冷
却水がラジエーター10を経て再循環が行われるように
なっている。また、シリンダー・ブロック100で加熱
された冷却水は、暖房用ヒーター(40)に繋がってい
る。
【0015】本発明では、冷却水ポンプ20から冷却水
をシリンダー・ブロック100の側面に装着された管路
アセンブリー140に供給する。管路アセンブリー14
0に供給された冷却水はシリンダー・ブロック100を
経由してウォーター・ジャケット内部へ流入することに
なり、一部はこのシリンダー・ブロック100に形成さ
れた流入口を経由して、シリンダー・ヘッド110に直
接供給される。この際、冷却水ポンプ20により供給さ
れる冷却水全流量の約45%がシリンダー・ブロック1
00に供給され、残りの55%がシリンダー・ヘッド1
10に供給されるようになっている。
【0016】ここで、管路アセンブリー140は、内部
に冷却水の流れを制御するための管路が形成された一種
のハウジングで、本発明によるエンジン冷却システムで
構成される全ての管路に分岐されることになる。即ち、
管路アセンブリー140は冷却水ポンプ20とパイプ1
41で繋がって冷却水を供給するようになっており、供
給された冷却水は冷却水ポンプ20を経由してシリンダ
ー・ブロック100とシリンダー・ヘッド110へ分岐
が行われ、このシリンダー・ブロック100とシリンダ
ー・ヘッド110から排出される冷却水を受け入れ、一
部は暖房用ヒーター40に供給し、後述のサーモスタッ
トの作用によりラジエーター10を通して循環が行われ
るように管路を形成するが、これに対しては、各関連要
素と共に後述することにする。
【0017】冷却水ポンプ20は、シリンダー・ブロッ
ク100とシリンダー・ヘッド110に冷却水が流入す
る管路アセンブリー140と対向する位置に設置して、
冷却水がエンジンの長さ方向に円滑に流動するようにす
ることが望ましい。図2と図3は、シリンダー・ブロッ
ク100の両側面に互いに対向された例を示している。
【0018】このように、冷却水が別々のラインを経由
して流入するシリンダー・ブロック100とシリンダー
・ヘッド110には、それぞれシリンダー・ブロック冷
却水排出口102とシリンダー・ヘッド冷却水排出口1
12とが備えられており、これら冷却水排出口102,
112は、管路アセンブリー140に繋がっている。
【0019】特に、シリンダー・ヘッド冷却水排出口1
12にはメインサーモスタット120が備えられてお
り、このメインサーモスタット120はバイパスバルブ
(図示せず)と連動して、このシリンダー・ヘッド冷却
水排出口112を通して排出される冷却水が、管路アセ
ンブリー140内で再び冷却水ポンプ20へ戻るか、ま
たはラジエーター10へ循環されるかを決定する。ま
た、シリンダー・ブロック冷却水排出口102にはシリ
ンダー・ヘッド110に繋がるバイパス管103が備え
られ、このバイパス管103には補助サーモスタット1
30が備えられている。
【0020】メインサーモスタット120は、補助サー
モスタット130の作動温度より低く設定されたワック
スタイプのメインサーモスタットを用いることが望まし
いが、さらに詳しくは、メインサーモスタット120は
82℃で、そして補助サーモスタット130は95℃で
それぞれ作動するように設定して用いることが望まし
い。
【0021】これは、シリンダー・ボアが急激に冷却さ
れるのを防止するためである。すなわち、シリンダー・
ブロック100内の冷却水の温度が設定温度に到達する
まで、シリンダー・ブロック100に供給する冷却水を
制限することによるものであり、シリンダー・ブロック
100と比較して、温度の影響を受けにくいシリンダー
・ヘッド110に供給される冷却水は、シリンダー・ブ
ロック100より早く循環するようになっている。
【0022】なお、バイパス管103は補助サーモスタ
ット130を経由してシリンダー・ブロック100に供
給される冷却水の約5%をメインサーモスタット120
に供給することが望ましい。これは、シリンダー・ブロ
ック100に供給された冷却水の一部をメインサーモス
タット120に供給して、シリンダー・ブロック100
に供給された冷却水の温度が補助サーモスタット130
で分かるようにして開閉時期を決定するためである。
【0023】一方、シリンダー・ブロック100に装着
されるウォーター・ジャケット(未図示)は通常より短
く、ピストン行程の50―60%にすることが望まし
い。これは、前記ウォーター・ジャケットによりシリン
ダー・ブロック100に供給される冷却水は、冷却水が
設定温度に到達するまで停留し、冷却水の循環によるシ
リンダー・ボアの急激な冷却がないために可能である。
これにより、シリンダー・ブロック100に供給された
冷却水が、セッテング温度に到達するまで停留状態にあ
るため、全体冷却数量の削減も可能である。
【0024】従って、冷却水ポンプ20から供給された
冷却水はシリンダー・ブロック100とシリンダー・ヘ
ッド110にそれぞれ分岐されて供給され、以下の作動
をすることになる。 1)ウォーミング・アップ時(メインサーモスタットと
補助サーモスタットが全て閉じられている場合) 全体冷却水の中でシリンダー・ブロック100に供給さ
れた45%の冷却水は停留された状態になり、残りの冷
却水55%がシリンダー・ヘッド110を経てメインサ
ーモスタット120の方へ流れる。この際、シリンダー
・ヘッド110に供給された冷却水はメインサーモスタ
ットが閉じているので、バイパスバルブにより冷却水ポ
ンプ20の方へ循環される。
【0025】2)ウォーミング・アップ時、初期走行状
態の際(メインサーモスタットが開かれ、補助サーモス
タットが閉じられている場合) シリンダー・ブロック100に供給された冷却水45%
は継続停留してており、その一部(全体冷却水の約5
%)がメインサーモスタット120の方へ流れる。この
際、メインサーモスタット120が開口、即ち、バイパ
スバルブが開かれているので、シリンダー・ヘッド11
0に供給された冷却水45%はバイパスバルブを通して
循環が行われる。勿論、これと共に、前記シリンダー・
ブロック100に供給された冷却水の5%がバイパス管
103を通してシリンダー・ヘッド冷却水排出口112
に排出しながら補助サーモスタットの作動温度に到達し
たか否かを判断する。
【0026】3)長時間走行中(メインサーモスタット
と補助サーモスタットが全て開かれた場合) シリンダー・ブロック100に停留した冷却水の45%
が、シリンダー・ヘッド冷却水排出口から出る冷却水の
55%と合流して、管路アセンブリー140、ラジエー
ター10を経由して循環が行われる。従って、シリンダ
ー・ブロック100には、冷却水の温度が設定温度に到
達するまで冷却水が停留した状態になり、設定温度以上
になるとシリンダー・ヘッド110に供給された冷却水
と共に循環されることになる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、シリンダー・ヘッドとシリン
ダー・ブロックに各々冷却水を提供できるように構成
し、これらの出口側にそれぞれ異なる温度に設定された
サーモスタットを備えることにより次のような効果が得
られる。 1)エンジン・ウォーミング時、シリンダー・ブロック
内部の冷却水が停留した状態、即ち、冷却水の流れを遅
延させるようになり、シリンダー・ブロック・ボアの表
面とオイルを短時間内に適正温度に到達させる。 2)これにより、シリンダー内部とピストンの摩擦力が
減少し、燃費が向上するとともに、有害な排気ガスが減
少する。 3)第1シリンダーのシリンダーボアの変形が減少す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンジン冷却システムを示す冷却
回路図である。
【図2】本発明によるエンジン冷却システムの各構成要
素の装着位置を示す平面図である。
【図3】図2でシリンダー・ヘッドを除去した状態の平
面図である。
【図4】従来のエンジン冷却システムを示す冷却回路図
である。
【符号の説明】
10 ラジエーター 11 リザーブ・タンク 12 サーモスタット 20 冷却水ポンプ 30 冷却水バイパスバルブ 40 暖房用ヒーター 100 シリンダー・ブロック 101 シリンダー・ブロック冷却水流入口 102 シリンダー・ブロック冷却水排出口 103 バイパス管 110 シリンダー・ヘッド 111 シリンダー・ヘッド冷却水流入口 112 シリンダー・ヘッド冷却水排出口 120 メイン・サーモスタット 130 補助サーモスタット 140 管路アセンブリー 141 パイプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水ポンプからシリンダー・ヘッドと
    シリンダー・ブロックに冷却水を供給し、このシリンダ
    ー・ヘッドとシリンダー・ブロックに供給された冷却水
    が、冷却水ポンプやラジエーターを経て選択的に循環可
    能なエンジン冷却システムにおいて、 前記冷却水ポンプから供給される冷却水が、シリンダー
    ・ヘッドとシリンダー・ブロックに別々に供給できるた
    めの二つのパイプラインと、 前記シリンダー・ヘッドの冷却水出口側ラインに設置さ
    れ、補助サーモスタットより低い温度で作動するメイン
    ・サーモスタットと、 前記前記シリンダー・ブロックの冷却水出口側ラインに
    設置されてシリンダー・ヘッドの冷却水出口側ラインに
    繋がり、前記補助サーモスタットが閉じられた状態で、
    冷却水の一部をシリンダー・ブロックの冷却水出口側ラ
    インに供給する補助サーモスタットと、 を含むことを特徴とする二つのサーモスタットを用いた
    エンジン冷却システム。
  2. 【請求項2】 第1項において、前記シリンダー・ヘッ
    ドとシリンダー・ブロックの入口側ラインはそれぞれ5
    5%と45%で冷却水を供給するように構成されたこと
    を特徴とする二つのサーモスタットを用いたエンジン冷
    却システム。
  3. 【請求項3】 第1項において、前記メーイン・サーモ
    スタットは82℃以下でバイパス・バルブを通して冷却
    水ポンブへ冷却水路を連結させ、82℃以上でラジエー
    ターへ冷却水路を連結させることを特徴とする二つのサ
    ーモスタットを用いたエンジン冷却システム。
  4. 【請求項4】 第1項において、前記補助サーモスタッ
    トは95℃以下で冷却水の一部が流れるように一部開口
    された状態で閉じられ、95℃以上では完全に開口され
    ることを特徴とする二つのサーモスタットを用いたエン
    ジン冷却システム。
  5. 【請求項5】 第1項または第4項において、前記補助
    サーモスタットは閉じられている状態でシリンダー・ブ
    ロック全体冷却水量の5%がメイン・サーモスタットの
    方へ流動可能になるようにしたことを特徴とする二つの
    サーモスタットを用いたエンジン冷却システム。
  6. 【請求項6】 第1項において、前記メイン・サーモス
    タットと補助サーモスタットはシリンダー・ヘッドとシ
    リンダー・ブロック内で循環される冷却水流路及びラジ
    エーターへ冷却水を開放する管路アセンブリーの内部に
    設けられていることを特徴とする二つのサーモスタット
    を用いたエンジン冷却システム。
  7. 【請求項7】 第1項において、前記シリンダー・ブロ
    ックはウォーター・ジャケットの全体長さがピストン行
    程の50〜60%であることを特徴とする二つのサーモ
    スタットを用いたエンジン冷却システム。
  8. 【請求項8】 第1項において、前記冷却水ポンブはシ
    リンダーブロック及びシリンダーヘッドへ冷却水が流入
    される管路アセンブリーと対向される位置に設けられて
    いることを特徴とする二つのサーモスタットを用いたエ
    ンジン冷却システム。
JP2002191698A 2001-10-26 2002-07-01 二つのサーモスタットを用いたエンジン冷却システム Pending JP2003148145A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR2001-066323 2001-10-26
KR10-2001-0066323A KR100482428B1 (ko) 2001-10-26 2001-10-26 2개의 서모스텟을 이용한 엔진 냉각 시스템

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003148145A true JP2003148145A (ja) 2003-05-21

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