JP2003148115A - プーリ回転・保持治具 - Google Patents
プーリ回転・保持治具Info
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- JP2003148115A JP2003148115A JP2001343746A JP2001343746A JP2003148115A JP 2003148115 A JP2003148115 A JP 2003148115A JP 2001343746 A JP2001343746 A JP 2001343746A JP 2001343746 A JP2001343746 A JP 2001343746A JP 2003148115 A JP2003148115 A JP 2003148115A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プーリにベルトが張設された状態でかつ、安
定した状態でプーリに保持されて優れた作業性が得られ
るプーリ回転・保持治具を提供する。 【解決手段】 プーリ回転・保持治具1は、プーリ50
のサービスホール51に間隙をもって挿通する軸部22
及び頭部23を有する複数のピン21と、各ピン21の
軸部22が間隙をもって挿通する複数のピン係止孔1
5、16が穿設されたピン保持部12及び円筒部13を
有するハウジング11と、円筒部13に嵌合して各ピン
21の頭部23に当接可能に対向するストッパ31と、
ハウジング11に連結されるラチェットレンチ41とを
備える。ハウジング11のピン保持部12から突出する
各ピン21の傾動によってプーリ50のサービスホール
51からの抜け出しが有効的に防止され、プーリ50の
回転や固定作業及びプーリ回転・保持治具1の放置が可
能になる。
定した状態でプーリに保持されて優れた作業性が得られ
るプーリ回転・保持治具を提供する。 【解決手段】 プーリ回転・保持治具1は、プーリ50
のサービスホール51に間隙をもって挿通する軸部22
及び頭部23を有する複数のピン21と、各ピン21の
軸部22が間隙をもって挿通する複数のピン係止孔1
5、16が穿設されたピン保持部12及び円筒部13を
有するハウジング11と、円筒部13に嵌合して各ピン
21の頭部23に当接可能に対向するストッパ31と、
ハウジング11に連結されるラチェットレンチ41とを
備える。ハウジング11のピン保持部12から突出する
各ピン21の傾動によってプーリ50のサービスホール
51からの抜け出しが有効的に防止され、プーリ50の
回転や固定作業及びプーリ回転・保持治具1の放置が可
能になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既に組み付けられ
たプーリを回転或いは所定位置に固定保持するプーリ回
転・保持治具に関する。
たプーリを回転或いは所定位置に固定保持するプーリ回
転・保持治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、既に組み立てられたエンジンの
バルブクリアランス調整等の際に、クランクシャフトを
所定位置に回転及び固定保持する作業は、クランクシャ
フトに設けられたプーリを回転及び、所定の位置に固定
保持することによって行われる。
バルブクリアランス調整等の際に、クランクシャフトを
所定位置に回転及び固定保持する作業は、クランクシャ
フトに設けられたプーリを回転及び、所定の位置に固定
保持することによって行われる。
【0003】このようなプーリの回転及び固定保持は、
一般にプーリに開口する複数のサービスホールの位置に
合致するピンが固設されたアダプタをプーリに取り付
け、アダプタをレンチ等の工具で回転或いは保持するこ
とによって行われる。
一般にプーリに開口する複数のサービスホールの位置に
合致するピンが固設されたアダプタをプーリに取り付
け、アダプタをレンチ等の工具で回転或いは保持するこ
とによって行われる。
【0004】この種のプーリを回転或いは所定位置に固
定保持する工具としては、例えば特開2001−138
256号公報に開示されるように、棒状の本体の先端に
突出可能に取り付けられてプーリの外周に当接するプー
リ押え、及び環状に形成されて本体の先端に設けられた
締め付けバンドを備え、締め付けバンドをプーリの外周
に位置させた状態でプーリ押えをプーリの外周に当接さ
せ、この状態からプーリ押えをプーリの外周に押し付け
て締め付けバンドとプーリ押えによってプーリを挟持す
ることによって本体をプーリに固定し、この本体を回動
させることによってプーリを回転させ、かつ本体を固定
することによってプーリを固定保持するものがある。
定保持する工具としては、例えば特開2001−138
256号公報に開示されるように、棒状の本体の先端に
突出可能に取り付けられてプーリの外周に当接するプー
リ押え、及び環状に形成されて本体の先端に設けられた
締め付けバンドを備え、締め付けバンドをプーリの外周
に位置させた状態でプーリ押えをプーリの外周に当接さ
せ、この状態からプーリ押えをプーリの外周に押し付け
て締め付けバンドとプーリ押えによってプーリを挟持す
ることによって本体をプーリに固定し、この本体を回動
させることによってプーリを回転させ、かつ本体を固定
することによってプーリを固定保持するものがある。
【0005】また、同様にプーリの外周にベルトを巻き
付けて、プーリに工具を固定してプーリを回転させ、或
いはプーリを固定保持する工具が特開2000−249
39号公報に開示されている。
付けて、プーリに工具を固定してプーリを回転させ、或
いはプーリを固定保持する工具が特開2000−249
39号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記プーリの側面から
サービスホールにピンを挿入してアダプタを装着し、ア
ダプタを介してプーリを回転或いは固定保持する方法に
あっては、アダプタにピンが固設されることから、サー
ビスホールからピンが抜け出してアダプタがプーリから
外れ易く、安定した作業に影響を及ぼすおそれがある。
また、作業上の要求によりプーリにアダプタを装着した
まま放置することが困難で、不要の工数の増加が発生す
ることがある。特にアダプタにレンチ等の工具が取り付
けられた状態ではよりプーリから外れ易くなる。
サービスホールにピンを挿入してアダプタを装着し、ア
ダプタを介してプーリを回転或いは固定保持する方法に
あっては、アダプタにピンが固設されることから、サー
ビスホールからピンが抜け出してアダプタがプーリから
外れ易く、安定した作業に影響を及ぼすおそれがある。
また、作業上の要求によりプーリにアダプタを装着した
まま放置することが困難で、不要の工数の増加が発生す
ることがある。特にアダプタにレンチ等の工具が取り付
けられた状態ではよりプーリから外れ易くなる。
【0007】また、特開2001−138256号公報
や特開2000−24939号公報に開示される工具に
あっては、放置してもプーリから工具が外れることはな
いが、プーリの外周に締め付けバンドを巻き付けること
から、プーリにベルトが張設された状態では使用するこ
とができず、張設されたベルトを外す必要があり作業が
煩雑になり効率的な作業が妨げられることが懸念され
る。
や特開2000−24939号公報に開示される工具に
あっては、放置してもプーリから工具が外れることはな
いが、プーリの外周に締め付けバンドを巻き付けること
から、プーリにベルトが張設された状態では使用するこ
とができず、張設されたベルトを外す必要があり作業が
煩雑になり効率的な作業が妨げられることが懸念され
る。
【0008】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、プーリにベルトが張設された状態でかつ、安定
した状態でプーリに保持されて優れた作業性が得られる
プーリ回転・保持治具を提供することにある。
目的は、プーリにベルトが張設された状態でかつ、安定
した状態でプーリに保持されて優れた作業性が得られる
プーリ回転・保持治具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載のプーリ回転・保持治具の発明は、プーリに
穿設された複数のサービスホールに各々間隙をもって挿
通可能な軸部及び該軸部の基端に一体に形成された頭部
を有する複数のピンと、上記各ピンの軸部が間隙をもっ
て挿通して先端が前面から突出すると共に上記頭部を係
止する複数のピン係止孔が穿設された円板状のピン保持
部及び円筒部が同心状に連続形成された円筒部を有する
ハウジングと、上記円筒部に嵌合すると共に上記各ピン
の頭部と当接可能に対向するリング状のストッパと、上
記ハウジングに連結される操作部とを備え、上記ハウジ
ングのピン保持部から突出する各ピンの軸部を上記プー
リのサービスホールに挿入して上記操作部の回動操作に
伴うハウジングの回動によって上記プーリを回転させ、
かつ上記操作部の固定によって上記プーリを固定保持す
ることを特徴とする。
項1に記載のプーリ回転・保持治具の発明は、プーリに
穿設された複数のサービスホールに各々間隙をもって挿
通可能な軸部及び該軸部の基端に一体に形成された頭部
を有する複数のピンと、上記各ピンの軸部が間隙をもっ
て挿通して先端が前面から突出すると共に上記頭部を係
止する複数のピン係止孔が穿設された円板状のピン保持
部及び円筒部が同心状に連続形成された円筒部を有する
ハウジングと、上記円筒部に嵌合すると共に上記各ピン
の頭部と当接可能に対向するリング状のストッパと、上
記ハウジングに連結される操作部とを備え、上記ハウジ
ングのピン保持部から突出する各ピンの軸部を上記プー
リのサービスホールに挿入して上記操作部の回動操作に
伴うハウジングの回動によって上記プーリを回転させ、
かつ上記操作部の固定によって上記プーリを固定保持す
ることを特徴とする。
【0010】請求項1の発明によると、ピンをプーリの
サービスホールに挿入してプーリを回動させる際、操作
部の回動操作によりハウジングを回動すると、ピンが傾
動して軸部がプーリのサービスホールの両端縁に押接さ
れ、その圧接力によってサービスホールからピンの抜け
出しが防止され、安定した状態でプーリを回転させるこ
とができる。
サービスホールに挿入してプーリを回動させる際、操作
部の回動操作によりハウジングを回動すると、ピンが傾
動して軸部がプーリのサービスホールの両端縁に押接さ
れ、その圧接力によってサービスホールからピンの抜け
出しが防止され、安定した状態でプーリを回転させるこ
とができる。
【0011】また、操作部を固定することによって、ハ
ウジングを介してピンがサービスホールに係合してプー
リの回転が阻止される。この際においても、プーリの反
力によってピンが傾動して軸部がサービスホールの両端
縁に押接され、この圧接力によってサービスホールから
ピンの抜け出しが防止され、安定した状態でプーリを固
定することができる。
ウジングを介してピンがサービスホールに係合してプー
リの回転が阻止される。この際においても、プーリの反
力によってピンが傾動して軸部がサービスホールの両端
縁に押接され、この圧接力によってサービスホールから
ピンの抜け出しが防止され、安定した状態でプーリを固
定することができる。
【0012】更に、プーリにプーリ回転・保持治具を装
着した状態で放置すると、プーリ回転・保持治具それ自
体の重量によってピン係止孔に支持されたピンが傾動し
て軸部がプーリのサービスホールの両端縁に押接されて
抜け出しが防止され、安定した状態でプーリにプーリ回
転・保持治具が保持される。
着した状態で放置すると、プーリ回転・保持治具それ自
体の重量によってピン係止孔に支持されたピンが傾動し
て軸部がプーリのサービスホールの両端縁に押接されて
抜け出しが防止され、安定した状態でプーリにプーリ回
転・保持治具が保持される。
【0013】従って、プーリの回転、固定及びプーリに
装着したまま放置した際にも、安定した状態でプーリに
保持されて優れた作業性が得られ、かつプーリの側面に
プーリ回転・保持治具が装着されることからプーリにベ
ルトを張設した状態での作業が行え、作業の効率化が得
られると共に作業者の負担が大幅に軽減される。
装着したまま放置した際にも、安定した状態でプーリに
保持されて優れた作業性が得られ、かつプーリの側面に
プーリ回転・保持治具が装着されることからプーリにベ
ルトを張設した状態での作業が行え、作業の効率化が得
られると共に作業者の負担が大幅に軽減される。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1のプー
リ回転・保持治具において、上記ハウジングは、該ハウ
ジングの中心軸線上に上記操作部が着脱自在に連結され
る操作部用嵌合部を有することを特徴とする。
リ回転・保持治具において、上記ハウジングは、該ハウ
ジングの中心軸線上に上記操作部が着脱自在に連結され
る操作部用嵌合部を有することを特徴とする。
【0015】請求項2の発明によると、ハウジングに操
作部が着脱自在に連結することから、ハウジングの簡素
化が得られると共に、操作部として市販のラチェットレ
ンチ等の工具を使用することが可能になる。
作部が着脱自在に連結することから、ハウジングの簡素
化が得られると共に、操作部として市販のラチェットレ
ンチ等の工具を使用することが可能になる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2のプーリ回転・保持治具において、上記ピンは、上記
軸部の周面に凹凸状の滑り止めが形成されたことを特徴
とする。
2のプーリ回転・保持治具において、上記ピンは、上記
軸部の周面に凹凸状の滑り止めが形成されたことを特徴
とする。
【0017】請求項3の発明によると、ピンの軸部の周
面に滑り止めが形成されることから、プーリに形成され
たサービスホールの端縁とピンの係合がより確実にな
り、プーリの回転及び固定作業の作業性が向上すると共
に、プーリにプーリ回転・保持治具を装着した状態での
放置がより確実に保持される。
面に滑り止めが形成されることから、プーリに形成され
たサービスホールの端縁とピンの係合がより確実にな
り、プーリの回転及び固定作業の作業性が向上すると共
に、プーリにプーリ回転・保持治具を装着した状態での
放置がより確実に保持される。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかのプーリ回転・保持治具において、上記ピン保
持部に穿設されるピン係止孔は、上記中心軸線から径方
向に異なるオフセット量で複数の同心状に配置されたこ
とを特徴とする。
いずれかのプーリ回転・保持治具において、上記ピン保
持部に穿設されるピン係止孔は、上記中心軸線から径方
向に異なるオフセット量で複数の同心状に配置されたこ
とを特徴とする。
【0019】請求項4の発明によると、ピン係止孔を中
心軸線から径方向に異なるオフセット量で複数の同心状
に配設することによって、ピンの位置を変えることが可
能になりサービスホールが異なるプーリの回転、固定等
に使用することが可能になり、プーリ回転・保持治具の
汎用性が拡大される。
心軸線から径方向に異なるオフセット量で複数の同心状
に配設することによって、ピンの位置を変えることが可
能になりサービスホールが異なるプーリの回転、固定等
に使用することが可能になり、プーリ回転・保持治具の
汎用性が拡大される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるプーリ回転・
保持治具の実施の形態を、側面にサービスホール51が
同心状に等間隔で4個穿孔されたプーリ50を回動して
クランクシャフトを回転させて所望の回転位置に固定す
る場合を例に、図1乃至図11を参照して説明する。
保持治具の実施の形態を、側面にサービスホール51が
同心状に等間隔で4個穿孔されたプーリ50を回動して
クランクシャフトを回転させて所望の回転位置に固定す
る場合を例に、図1乃至図11を参照して説明する。
【0021】図1は、本実施の形態によるプーリ回転・
保持治具1の概要を示す全体斜視図、図2は要部を示す
拡大図、図3は要部を示す分解斜視図である。プーリ回
転・保持治具1は、治具本体10と、治具本体10に装
着される操作部40を有している。
保持治具1の概要を示す全体斜視図、図2は要部を示す
拡大図、図3は要部を示す分解斜視図である。プーリ回
転・保持治具1は、治具本体10と、治具本体10に装
着される操作部40を有している。
【0022】治具本体10は、図4に側面図、図5に図
4のI−I線断面図を示すように、ハウジング11と、
複数、本実施の形態では4本のピン21及びストッパ3
1によって構成される。
4のI−I線断面図を示すように、ハウジング11と、
複数、本実施の形態では4本のピン21及びストッパ3
1によって構成される。
【0023】ハウジング11は、図6(a)に平面図を
示し、(a)のII−II線断面図を同図(b)に示す
ように、プーリ50の側面に接面可能なリング状でかつ
円板状のピン保持部12と、ピン保持部12の内周縁に
一端が連続形成された円筒部13と、円筒部13の他端
に操作部用嵌合部14が中心軸線a上に同心状で連続し
て一体形成された断面略ハット形状に形成されている。
示し、(a)のII−II線断面図を同図(b)に示す
ように、プーリ50の側面に接面可能なリング状でかつ
円板状のピン保持部12と、ピン保持部12の内周縁に
一端が連続形成された円筒部13と、円筒部13の他端
に操作部用嵌合部14が中心軸線a上に同心状で連続し
て一体形成された断面略ハット形状に形成されている。
【0024】ピン保持部12には、中心軸線aから径方
向にプーリ50のサービスホール51に相応したオフセ
ット量L1で同心状に等間隔で複数、本実施の形態では
4個の円孔状のピン係止孔15が穿設され、更に同様に
他種類のプーリのサービスホールに相応して中心軸線a
からオフセット量L2で同心状に4個のピン係止孔16
が穿設されている。一方、操作部用嵌合部14には操作
部連結手段となる断面矩形状の操作部用嵌合孔17が穿
設され、操作部用嵌合孔17の相対向する面にはディテ
ント穴18aが開口している。
向にプーリ50のサービスホール51に相応したオフセ
ット量L1で同心状に等間隔で複数、本実施の形態では
4個の円孔状のピン係止孔15が穿設され、更に同様に
他種類のプーリのサービスホールに相応して中心軸線a
からオフセット量L2で同心状に4個のピン係止孔16
が穿設されている。一方、操作部用嵌合部14には操作
部連結手段となる断面矩形状の操作部用嵌合孔17が穿
設され、操作部用嵌合孔17の相対向する面にはディテ
ント穴18aが開口している。
【0025】ピン21は、図7(a)に側面図を示し、
かつ(a)のA矢視図を同図(b)に示すように、先端
22aがテーパ状に面取りされてピン保持部12に穿孔
されたピン係止孔15、16及びプーリ50のサービス
ホール51に間隙を有して挿通可能な円柱状の軸部22
と、軸部22の基端に一体形成され、大径でかつピン係
止孔15、16の端縁に係止可能な略円板状或いは円柱
状の頭部23によって略ボルト状に形成され、頭部23
の外周に円筒部13との干渉を回避するために平坦な切
欠き部23aが形成されている。
かつ(a)のA矢視図を同図(b)に示すように、先端
22aがテーパ状に面取りされてピン保持部12に穿孔
されたピン係止孔15、16及びプーリ50のサービス
ホール51に間隙を有して挿通可能な円柱状の軸部22
と、軸部22の基端に一体形成され、大径でかつピン係
止孔15、16の端縁に係止可能な略円板状或いは円柱
状の頭部23によって略ボルト状に形成され、頭部23
の外周に円筒部13との干渉を回避するために平坦な切
欠き部23aが形成されている。
【0026】ストッパ31は、図8(a)に平面図を示
し、かつ(a)のIII−III線断面図を同図(b)
に示すように、ハウジング11の円筒部13の外径より
若干大径の内孔32を有し、かつ外径がピン保持部12
の外径と略同じリング状の円板に形成されている。
し、かつ(a)のIII−III線断面図を同図(b)
に示すように、ハウジング11の円筒部13の外径より
若干大径の内孔32を有し、かつ外径がピン保持部12
の外径と略同じリング状の円板に形成されている。
【0027】このように形成されたハウジング11、ピ
ン21、ストッパ31は、図2及び図4、図5に示すよ
うにハウジング11のピン保持部12に穿孔されたピン
係止孔15或いは16の一方、本実施の形態ではプーリ
50のサービスホール51に対応する4個のピン係止孔
15にピン21の軸部22を挿通して、ピン保持部12
の後面12aに頭部23が当接するまで挿入して前面1
2bから軸部22の先端22aを突出させる。更に、ハ
ウジング11の円筒部13にストッパ31の内孔32を
嵌合させて、ピン21の頭部23との間に若干の間隙を
有して当接可能に対向するように装着して治具本体10
を組立てる。
ン21、ストッパ31は、図2及び図4、図5に示すよ
うにハウジング11のピン保持部12に穿孔されたピン
係止孔15或いは16の一方、本実施の形態ではプーリ
50のサービスホール51に対応する4個のピン係止孔
15にピン21の軸部22を挿通して、ピン保持部12
の後面12aに頭部23が当接するまで挿入して前面1
2bから軸部22の先端22aを突出させる。更に、ハ
ウジング11の円筒部13にストッパ31の内孔32を
嵌合させて、ピン21の頭部23との間に若干の間隙を
有して当接可能に対向するように装着して治具本体10
を組立てる。
【0028】一方、操作部材40は、例えば市販のラチ
ェットレンチ41によって構成される。ラチェットレン
チ41の軸部42は、図3に示すように操作部用嵌合孔
17に嵌合可能な断面矩形であって、その軸部42の対
向する面に操作部用嵌合孔17に形成されたディテント
穴18aに係合するディテント18bが配設されてい
る。
ェットレンチ41によって構成される。ラチェットレン
チ41の軸部42は、図3に示すように操作部用嵌合孔
17に嵌合可能な断面矩形であって、その軸部42の対
向する面に操作部用嵌合孔17に形成されたディテント
穴18aに係合するディテント18bが配設されてい
る。
【0029】このラチェットレンチ41の軸部42を、
組み立てられた治具本体10のハウジング11に形成さ
れた操作部用嵌合孔17に挿入し、ディテント穴18a
にディテント18bを係合させて治具本体10にラチェ
ットレンチ41を一体的に連結することによって、図1
及び図2に示すようにプーリ回転・保持治具1が組み立
てられる。
組み立てられた治具本体10のハウジング11に形成さ
れた操作部用嵌合孔17に挿入し、ディテント穴18a
にディテント18bを係合させて治具本体10にラチェ
ットレンチ41を一体的に連結することによって、図1
及び図2に示すようにプーリ回転・保持治具1が組み立
てられる。
【0030】このように構成されたプーリ回転・保持治
具1は、ストッパ31及びラチェットレンチ41のハン
ドル部43を把持してストッパ31によってピン係止孔
15からピン21の抜け出しを阻止しつつ、図1及び図
2に示す状態から、ピン保持部12の前面12bから突
出する各ピン21の軸部22を、各々プーリ50に穿孔
されたサービスホール51に挿入することによって図9
に示すようにプーリ50に装着される。
具1は、ストッパ31及びラチェットレンチ41のハン
ドル部43を把持してストッパ31によってピン係止孔
15からピン21の抜け出しを阻止しつつ、図1及び図
2に示す状態から、ピン保持部12の前面12bから突
出する各ピン21の軸部22を、各々プーリ50に穿孔
されたサービスホール51に挿入することによって図9
に示すようにプーリ50に装着される。
【0031】そしてラチェットレンチ41のハンドル部
43を図9に矢印で示すように往復回動操作してハウジ
ング11を一方向に回転させることによって、ハウジン
グ11の各ピン係止孔15に各々装着されたピン21を
介してプーリ50を回転させてクランクシャフトの角度
を合わせる。
43を図9に矢印で示すように往復回動操作してハウジ
ング11を一方向に回転させることによって、ハウジン
グ11の各ピン係止孔15に各々装着されたピン21を
介してプーリ50を回転させてクランクシャフトの角度
を合わせる。
【0032】このプーリ50の回動の際、ピン21の軸
部22がハウジング11のピン保持部12に穿孔された
ピン係止孔15及びプーリ50のサービスホール51よ
り小径に形成されてハウジング11に間隙をもって支持
されることから、図10に図9のIV−IV線断面図を
示すようにハンドル部43の回動操作により、例えばハ
ウジング11のピン保持部12が矢印R方向に回動す
る。その回動に伴ってピン係止孔15に間隙をもって支
持されたピン21が傾動して軸部22がプーリ50に穿
設されたサービスホール51の両開口端部の対向する端
縁51a、51bに押接され、その圧接力Pによってピ
ン21がサービスホール51から抜け出すのが有効的に
防止され、かつ傾動するピン21の頭部23によってハ
ウジング11のピン保持部12の前面12bがプーリ5
0の側面に圧接保持され安定した状態でプーリ50を回
転させることができる。
部22がハウジング11のピン保持部12に穿孔された
ピン係止孔15及びプーリ50のサービスホール51よ
り小径に形成されてハウジング11に間隙をもって支持
されることから、図10に図9のIV−IV線断面図を
示すようにハンドル部43の回動操作により、例えばハ
ウジング11のピン保持部12が矢印R方向に回動す
る。その回動に伴ってピン係止孔15に間隙をもって支
持されたピン21が傾動して軸部22がプーリ50に穿
設されたサービスホール51の両開口端部の対向する端
縁51a、51bに押接され、その圧接力Pによってピ
ン21がサービスホール51から抜け出すのが有効的に
防止され、かつ傾動するピン21の頭部23によってハ
ウジング11のピン保持部12の前面12bがプーリ5
0の側面に圧接保持され安定した状態でプーリ50を回
転させることができる。
【0033】また、ラチェットレンチ41のハンドル部
43を固定することによって、ハウジング11を介して
ピン部21がサービスホール51に係合するプーリ50
の回転が阻止され、プーリ50がその位置に固定され
る。この固定の際においても、プーリ50の反力によっ
てピン係止孔15に支持されたピン21が傾動して軸部
22がプーリ50に穿設されたサービスホール51の両
開口端部の対向する端縁51a、51bに押接され、そ
の圧接力Pによってピン21のサービスホール51から
の抜け出しが防止され、かつ傾動するピン21の頭部2
3によってハウジング11のピン保持部12の前面12
bがプーリ50の側面に圧接保持された安定した状態で
プーリ50を固定することができる。
43を固定することによって、ハウジング11を介して
ピン部21がサービスホール51に係合するプーリ50
の回転が阻止され、プーリ50がその位置に固定され
る。この固定の際においても、プーリ50の反力によっ
てピン係止孔15に支持されたピン21が傾動して軸部
22がプーリ50に穿設されたサービスホール51の両
開口端部の対向する端縁51a、51bに押接され、そ
の圧接力Pによってピン21のサービスホール51から
の抜け出しが防止され、かつ傾動するピン21の頭部2
3によってハウジング11のピン保持部12の前面12
bがプーリ50の側面に圧接保持された安定した状態で
プーリ50を固定することができる。
【0034】一方、作業上の要求等によりプーリ50に
プーリ回転・保持治具1を装着した状態で放置すると、
プーリ回転・保持治具1それ自体の重量Gによって図1
1に示すようにピン係止孔15に支持されたピン21が
傾動して軸部22がプーリ50に穿設されたサービスホ
ール51の両開口端部の対向する端縁51a、51bに
押接され、その圧接力Pによってピン21のサービスホ
ール51からの抜け出しが防止され、かつ傾動するピン
部21の頭部23によってハウジング11のピン保持部
12の前面12bがプーリ50の側面に圧接保持されて
安定した状態でプーリ回転・保持治具1がプーリ50の
側面に保持される。
プーリ回転・保持治具1を装着した状態で放置すると、
プーリ回転・保持治具1それ自体の重量Gによって図1
1に示すようにピン係止孔15に支持されたピン21が
傾動して軸部22がプーリ50に穿設されたサービスホ
ール51の両開口端部の対向する端縁51a、51bに
押接され、その圧接力Pによってピン21のサービスホ
ール51からの抜け出しが防止され、かつ傾動するピン
部21の頭部23によってハウジング11のピン保持部
12の前面12bがプーリ50の側面に圧接保持されて
安定した状態でプーリ回転・保持治具1がプーリ50の
側面に保持される。
【0035】従って、プーリ50の回転、固定保持にあ
たり、プーリ回転・保持治具1のハウジング11に支持
されたピン21の傾動によってサービスホール51から
の抜け出しが防止され、かつハウジング11をプーリ5
0の側面に圧接保持されてプーリ50の回転及び固定保
持作業が安定した状態で行え、かつプーリ50の側面に
プーリ回転・保持治具1が装着されることからプーリ5
0にベルト53を張設した状態で作業が行えることと相
俟って優れた作業性が優れる。また、プーリ50にプー
リ回転・保持治具1を安定した装着した状態で放置する
ことができ、不要な工数の発生を抑制することができ、
作業の効率化が得られると共に、作業者の負担が大幅に
軽減される。
たり、プーリ回転・保持治具1のハウジング11に支持
されたピン21の傾動によってサービスホール51から
の抜け出しが防止され、かつハウジング11をプーリ5
0の側面に圧接保持されてプーリ50の回転及び固定保
持作業が安定した状態で行え、かつプーリ50の側面に
プーリ回転・保持治具1が装着されることからプーリ5
0にベルト53を張設した状態で作業が行えることと相
俟って優れた作業性が優れる。また、プーリ50にプー
リ回転・保持治具1を安定した装着した状態で放置する
ことができ、不要な工数の発生を抑制することができ、
作業の効率化が得られると共に、作業者の負担が大幅に
軽減される。
【0036】一方、同様にピン21を他方の各ピン係止
孔16に挿通することによって、ハウジング11に支持
されたピン21の位置が変えられ、上記プーリ50と異
なる位置にサービスホールが穿設されたプーリの回転、
固定等に使用することができる。即ち、ハウジング11
のピン保持部12に穿設される各ピン係止孔を中心軸線
aから径方向に異なるオフセット量で複数の同心状に配
設する簡単な構成によって、サービスホールが異なる種
類のプーリの回転及び固定作業等に使用することが可能
でき、汎用性が拡大できる。
孔16に挿通することによって、ハウジング11に支持
されたピン21の位置が変えられ、上記プーリ50と異
なる位置にサービスホールが穿設されたプーリの回転、
固定等に使用することができる。即ち、ハウジング11
のピン保持部12に穿設される各ピン係止孔を中心軸線
aから径方向に異なるオフセット量で複数の同心状に配
設する簡単な構成によって、サービスホールが異なる種
類のプーリの回転及び固定作業等に使用することが可能
でき、汎用性が拡大できる。
【0037】また、プーリ回転・保持治具1が比較的簡
単な形状のハウジング11、ピン部21、ストッパ31
及び市販のラチェットレンチ41により容易に構成さ
れ、かつ各部材間を溶接やボルト等で結合する必要がな
く生産性に優れ、安価に得ることができる。
単な形状のハウジング11、ピン部21、ストッパ31
及び市販のラチェットレンチ41により容易に構成さ
れ、かつ各部材間を溶接やボルト等で結合する必要がな
く生産性に優れ、安価に得ることができる。
【0038】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、ピン21の軸部22の周面にねじ状
や複数のリング状或いは他の形状の凹凸状の滑り止めを
形成することによって、プーリ50に形成されたサービ
スホール51の端縁51a、51bとの係合がより確実
になり、上記プーリ50の回転及び固定作業の作業性が
向上すると共に、プーリ50にプーリ回転・保持治具1
を装着した状態での放置がより安定した状態で保持でき
る。
ることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、ピン21の軸部22の周面にねじ状
や複数のリング状或いは他の形状の凹凸状の滑り止めを
形成することによって、プーリ50に形成されたサービ
スホール51の端縁51a、51bとの係合がより確実
になり、上記プーリ50の回転及び固定作業の作業性が
向上すると共に、プーリ50にプーリ回転・保持治具1
を装着した状態での放置がより安定した状態で保持でき
る。
【0039】また、上記実施の形態ではハウジング11
に断面矩形の操作部用嵌合孔17を形成したが、断面六
角形等他の多角形の操作部用嵌合孔を形成することも可
能である、操作部40は、ラチェットレンチ41に代え
て操作部用嵌合孔に係合可能な他の工具を使用すること
もできる。また、ハウジング11の操作部用嵌合孔17
に操作部を嵌合するように構成したが、ハウジング11
にレバー状の操作部を一体に連結することもできる。
に断面矩形の操作部用嵌合孔17を形成したが、断面六
角形等他の多角形の操作部用嵌合孔を形成することも可
能である、操作部40は、ラチェットレンチ41に代え
て操作部用嵌合孔に係合可能な他の工具を使用すること
もできる。また、ハウジング11の操作部用嵌合孔17
に操作部を嵌合するように構成したが、ハウジング11
にレバー状の操作部を一体に連結することもできる。
【0040】なお、上記実施の形態ではエンジンのクラ
ンクシャフトに連結されたプーリの回転作業等に使用し
た場合を例に説明したが、他のプーリの回転作業等に広
く使用することができる。
ンクシャフトに連結されたプーリの回転作業等に使用し
た場合を例に説明したが、他のプーリの回転作業等に広
く使用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明した本発明のプーリ回転・保持
治具によると、ピンの軸部がハウジングのピン保持部に
穿孔されたピン係止孔及びプーリのサービスホールに間
隙をもって嵌合することから、操作部の回動操作による
ハウジングの回動によって、ピンが傾動してその軸部が
プーリのサービスホールの両端縁に押接されてサービス
ホールからの抜け出しが有効的に防止されて、安定した
状態でプーリを回転させることができる。
治具によると、ピンの軸部がハウジングのピン保持部に
穿孔されたピン係止孔及びプーリのサービスホールに間
隙をもって嵌合することから、操作部の回動操作による
ハウジングの回動によって、ピンが傾動してその軸部が
プーリのサービスホールの両端縁に押接されてサービス
ホールからの抜け出しが有効的に防止されて、安定した
状態でプーリを回転させることができる。
【0042】また、操作部を固定することによって、プ
ーリの反力によってピンが傾動して軸部がサービスホー
ルの両端縁に押接され、サービスホールからピンの抜け
出しが防止されて、安定した状態でプーリを固定するこ
とができる。
ーリの反力によってピンが傾動して軸部がサービスホー
ルの両端縁に押接され、サービスホールからピンの抜け
出しが防止されて、安定した状態でプーリを固定するこ
とができる。
【0043】更に、プーリにプーリ回転・保持治具を装
着した状態で放置する際においても、プーリ回転・保持
治具それ自体の重量によってピン係止孔に支持されたピ
ンが傾動してプーリのサービスホールの両端縁に押接さ
れて抜け出しが防止され、安定した状態でプーリにプー
リ回転・保持治具が保持される。また、プーリの側面に
プーリ回転・保持治具が装着されることからプーリにベ
ルトを張設した状態で作業が行え、作業の効率化が得ら
れると共に、作業者の負担が大幅に軽減される。
着した状態で放置する際においても、プーリ回転・保持
治具それ自体の重量によってピン係止孔に支持されたピ
ンが傾動してプーリのサービスホールの両端縁に押接さ
れて抜け出しが防止され、安定した状態でプーリにプー
リ回転・保持治具が保持される。また、プーリの側面に
プーリ回転・保持治具が装着されることからプーリにベ
ルトを張設した状態で作業が行え、作業の効率化が得ら
れると共に、作業者の負担が大幅に軽減される。
【図1】本発明によるプーリ回転・保持治具の実施の形
態の概要を示す全体斜視図である。
態の概要を示す全体斜視図である。
【図2】図1の要部を示す拡大図である。
【図3】要部を示す分解斜視図である。
【図4】治具本体の側面図である。
【図5】図4のI−I線断面図である。
【図6】ハウジングの説明図であり、(a)はハウジン
グの平面図、(b)は(a)のII−II線断面図であ
る。
グの平面図、(b)は(a)のII−II線断面図であ
る。
【図7】ピンの説明図であり、(a)はピンの側面図、
(b)は(a)のA矢視図である。
(b)は(a)のA矢視図である。
【図8】ストッパの説明図であり、(a)はストッパの
平面図、(b)は(a)のIII−III線断面図であ
る。
平面図、(b)は(a)のIII−III線断面図であ
る。
【図9】プーリ回転・保持治具の使用状態を示す説明図
である。
である。
【図10】図9のIV−IV線断面図である。
【図11】使用状態を示す要部断面図である。
1 プーリ回転・保持治具
10 治具本体
11 ハウジング
12 ピン保持部
12a 後面
12b 前面
13 円筒部
14 操作部材嵌合部
15、16 ピン係止孔
17 操作部嵌合孔
21 ピン
22 軸部
23 頭部
31 ストッパ
32 内孔
40 操作部
41 ラチェットレンチ
50 プーリ
51 サービスホール
53 ベルト
a 中心軸線
Claims (4)
- 【請求項1】 プーリに穿設された複数のサービスホー
ルに各々間隙をもって挿通可能な軸部及び該軸部の基端
に一体に形成された頭部を有する複数のピンと、 上記各ピンの軸部が間隙をもって挿通して先端が前面か
ら突出すると共に上記頭部を係止する複数のピン係止孔
が穿設された円板状のピン保持部及び円筒部が同心状に
連続形成された円筒部を有するハウジングと、 上記円筒部に嵌合すると共に上記各ピンの頭部と当接可
能に対向するリング状のストッパと、 上記ハウジングに連結される操作部とを備え、 上記ハウジングのピン保持部から突出する各ピンの軸部
を上記プーリのサービスホールに挿入して上記操作部の
回動操作に伴うハウジングの回動によって上記プーリを
回転させ、かつ上記操作部の固定によって上記プーリを
固定保持することを特徴とするプーリ回転・保持治具。 - 【請求項2】 上記ハウジングは、該ハウジングの中心
軸線上に上記操作部が着脱自在に連結される操作部用嵌
合部を有することを特徴とする請求項1に記載のプーリ
回転・保持治具。 - 【請求項3】 上記ピンは、上記軸部の周面に凹凸状の
滑り止めが形成されたことを特徴とする請求項1または
2に記載のプーリ回転・保持治具。 - 【請求項4】 上記ピン保持部に穿設されるピン係止孔
は、上記中心軸線から径方向に異なるオフセット量で複
数の同心状に配置されたことを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載のプーリ回転・保持治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001343746A JP4076122B2 (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | プーリ回転・保持治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001343746A JP4076122B2 (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | プーリ回転・保持治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003148115A true JP2003148115A (ja) | 2003-05-21 |
JP4076122B2 JP4076122B2 (ja) | 2008-04-16 |
Family
ID=19157381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001343746A Expired - Fee Related JP4076122B2 (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | プーリ回転・保持治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4076122B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108422382A (zh) * | 2018-05-08 | 2018-08-21 | 河南森源电气股份有限公司 | 一种断路器小喷口紧固装置 |
JP2021124026A (ja) * | 2020-02-03 | 2021-08-30 | 株式会社Subaru | カムシャフト回転規制治具 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103950000B (zh) * | 2014-03-14 | 2016-03-30 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 动力总成正时系统安装装置 |
-
2001
- 2001-11-08 JP JP2001343746A patent/JP4076122B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108422382A (zh) * | 2018-05-08 | 2018-08-21 | 河南森源电气股份有限公司 | 一种断路器小喷口紧固装置 |
CN108422382B (zh) * | 2018-05-08 | 2023-11-21 | 河南森源电气股份有限公司 | 一种断路器小喷口紧固装置 |
JP2021124026A (ja) * | 2020-02-03 | 2021-08-30 | 株式会社Subaru | カムシャフト回転規制治具 |
JP7520521B2 (ja) | 2020-02-03 | 2024-07-23 | 株式会社Subaru | カムシャフト回転規制治具 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP4076122B2 (ja) | 2008-04-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041104 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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