JP2003147259A - 水性2液塗料用組成物 - Google Patents

水性2液塗料用組成物

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】水性2液用塗料組成物として、耐汚染性と優れ
た貯蔵安定性を確保する。 【解決手段】A液が(A)成分を含む組成物であって、
B液が(B)成分を含む組成物からなる水性2液用塗料組
成物であって、(A)成分として加水分解性ケイ素基の
加水分解縮合触媒を含有する(メタ)アクリル系樹脂エ
マルション、(B)成分としてエトキシ/プロポキシ、
又はエトキシ/プトキシを有するテトラアルコキシシラ
ンの部分加水分解縮合物のエマルション、の2液からな
る水性2液塗料用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐汚染性、耐水
性、耐候性、貯蔵安定性に優れた水性塗料用組成物に関
する。特に2液用塗料として、低汚染性を維持したま
ま、優れた貯蔵安定性を付与することのできる水生塗料
用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、塗料の分野においても、公害対策
あるいは省資源の観点より、有機溶剤を使用するものか
ら、水溶性あるいは水分散樹脂への転換が試みられてい
る。しかし、水系塗料は溶剤系塗料に比べ、塗膜性能が
劣る傾向にある。
【0003】こういった状況下、水系塗料においても溶
剤系塗料と同様の塗膜物性が要求され、特に耐汚染性と
いった高度な性能付与の要求が高まっている。
【0004】耐汚染性付与については、水系塗料でも例
えばテトラアルコキシシランやトリアルコキシシランな
どのアルコキシシラン化合物を配合することにより塗膜
表面を親水化し、雨水等で汚れ物質を除去する方法が知
られている(特開平8−259892)。
【0005】また、耐汚染性をさらに向上させる方法と
して、上記アルコキシシラン化合物を部分的に加水分解
縮合させた化合物を添加する方法も開発されている(特
開平8−259892)。
【0006】また特定のポリアルコキシシロキサン化合
物の乳化物を使用することにより耐汚染性と貯蔵安定性
を両立させた方法も知られている(WO98/3601
6)。 しかしながら顔料、分散剤等を配合した実用塗
料として見た場合、まだ十分な貯蔵安定性が確保されて
いるとはいえず、また汚染性のレベルも溶剤系に比べる
と十分とはいえない。
【0007】現状では、実用的には1液用塗料としての
みならず、2液用塗料としても十分な貯蔵安定性を保持
したまま、優れた耐汚染性を示すものがなく、その開発
が待ち望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、優れた耐汚染性を維持したまま、水性2液
用塗料として十分な貯蔵安定性を示すエマルション組成
物を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点について鋭意研究を重ねた結果、以下の方法により上
記の課題を達成するに至った。 1)A液が(A)成分を含む組成物であって、B液が
(B)成分を含む組成物からなる水性2液用塗料組成物で
あって、(A)成分として加水分解性基の加水分解縮合
触媒を含有する(メタ)アクリル系樹脂エマルション、
(B)成分として一般式(1)
【0010】
【化5】 (式中、R1はエチル基、R2は炭素数3〜4のアルキル
基であり、0.7≦X≦1.2、 z/(y+z)=
0.1〜0.5)で表されるテトラアルコキシシランの
部分加水分解縮合物のエマルション、を含む水性2液塗
料用組成物。 2)前記(メタ)アクリル系樹脂エマルションを乳化重
合により作成する時の一成分として、一般式(2)
【0011】
【化6】 (式中、R3は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
〜10のアリール基および炭素数7〜10のアラルキル
基から選ばれた1価の炭化水素基、X1はハロゲン原
子、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アシロキシ基、アミ
ノキシ基、フェノキシ基、チオアルコキシ基またはアミ
ノ基、aは0〜2の整数を示す。(ただし、R3および
1がそれぞれ2つ以上の場合には、それらは同一また
は相異なる。))で表わされるシリル基を含有するビニ
ル系モノマーを含むことを特徴とする1)記載の水性2
液塗料用組成物。 3)前記(メタ)アクリル系樹脂エマルションを乳化重
合により作成する時の一成分として、一般式(3)
【0012】
【化7】 (式中、R4は水素またはメチル基、R5は炭素数2から
20のアルキレン基、nは0〜8の整数を示す)で表さ
れるビニル系モノマーを含むことを特徴とする1)記載
の水性2液塗料用組成物。 4)前記加水分解縮合触媒が、錫系化合物、酸性有機化
合物と塩基性化合物の混合物または反応物、より選ばれ
る少なくとも一種である1)〜3)記載の水性2液塗料
用組成物。 5)前記酸性有機化合物が、硫酸化合物、スルフォン酸
化合物、カルボン酸化合物、燐酸化合物から選ばれる少
なくとも1種以上であることを特徴とする1)〜3)記
載の水性2液塗料用組成物。 6)前記酸性有機化合物が以下の一般式(4)で表され
るリン酸化合物から選ばれる少なくとも1種以上である
ことを特徴とする1)〜3)記載の水性2液塗料用組成
物。
【0013】
【化8】 (式中のX2は、アルコキシ基、アルキル基、アラルキ
ル基、アリール基より選ばれる1価の炭化水素基、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル基、ポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル基、aは1または2の整数であ
る)。 7)前記塩基性化合物がアンモニアあるいはアミン類で
あることを特徴とする1)〜6)のいずれかに記載の水
性2液塗料用組成物。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のA液とB液の2液
からなる水性塗料において、A液が(A)成分を含む組
成物であって、B液が(B)成分を含む組成物からなる
水性2液用塗料組成物について詳細に説明する。
【0015】(A)成分として、加水分解性ケイ素基の
加水分解縮合触媒を含有する(メタ)アクリル系樹脂エ
マルションを使用する2液用の塗料用組成物である。
【0016】(A)成分の(メタ)アクリル系樹脂エマ
ルションを製造する方法には特に限定がなく、通常の乳
化重合が、容易にエマルションを得ることができるとい
う点から好ましい。
【0017】(メタ)アクリル系単量体には特に限定が
なく、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレ
ート、i−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレー
ト、sec−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレートなどが挙げら
れる。これら(メタ)アクリル系単量体に加え、物性調
整のために他のビニル系単量体を共重合することも可能
である。他のビニル系単量体としては、トリフルオロエ
チル(メタ)アクリレート、ペンタフルオロプロピル
(メタ)アクリレート、パーフルオロシクロヘキシル
(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオ
ロプロピルメタクリレート、β−(パーフルオロオクチ
ル)エチル(メタ)アクリレート、ヘキサフルオロプロ
ピレン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデ
ン、トリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、
ペンタフルオロプロピレンなどのフッ素含有ビニル系単
量体;スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレ
ン、4−ヒドロキシスチレン、ビニルトルエンなどの芳
香族炭化水素系ビニル単量体;スチレンスルホン酸、ビ
ニルスルホン酸などの重合可能な炭素−炭素二重結合を
有する酸、またはこれらのアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩、アミン塩などの塩;無水マレイン酸などの酸無水
物またはこれらと炭素数1〜20の直鎖または分岐鎖を
有するアルコールとのハーフエステル;ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレートなどのアミノ基を有する(メタ)アクリレ
ート;(メタ)アクリルアミド、α−エチル(メタ)ア
クリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−メチルア
クリルアミド、アクリロイルモルホリン、またはこれら
の塩酸、酢酸塩;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ジ
アリルフタレートなどのビニルエステルやアリル化合
物;(メタ)アクリロニトリルなどのニトリル基含有ビ
ニル系単量体;グリシジル(メタ)アクリレートなどの
エポキシ基含有ビニル系単量体;2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシエチルビニルエーテ
ル、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、ヒドロキ
シスチレン、アロニクスM−5700(東亜合成化学工
業(株)製)、PlaccelFA−1、Placce
lFA−3、PlaccelFA−4、Placcel
FM−1、PlaccelFM−4(以上、ダイセル化
学工業(株)製)、HE−10、HE−20、HP−1
0、HP−20(以上、日本触媒化学工業(株)製)、
ブレンマーPPシリーズ、ブレンマーPEPシリーズ、
ブレンマーAP−400、ブレンマーNKH−505
0、ブレンマーGLM(以上、日本油脂(株)製)、水
酸基含有ビニル系変性ヒドロキシアルキルビニル系モノ
マーなどの水酸基含有ビニル系単量体;ブレンマーPE
−90、PE−200、PE−350などのブレンマー
PEシリーズ、ブレンマーPME−100、PME−2
00、PME−400などのブレンマーPMEシリー
ズ、ブレンマーAE−350などのブレンマーAEシリ
ーズ(以上、日本油脂(株)製)、MA−30、MA−
50、MA−100、MA−150、RA−1120、
RA−2614、RMA−564、RMA−568、R
MA−1114、MPG130−MA(以上、日本乳化
剤(株)製)などのポリオキシエチレン鎖を有する親水
性ビニル系単量体;ビニルピリジン、アミノエチルビニ
ルエーテルなどのアミノ基含有ビニル系化合物;イタコ
ン酸ジアミド、クロトンアミド、マレイン酸ジアミド、
フマル酸ジアミド、N−ビニルピロリドンなどのアミド
基含有ビニル系化合物;東亜合成化学工業(株)製のマ
クロモノマーであるAS−6、AN−6、AA−6、A
B−6、AK−5などの化合物、2−ヒドロキシエチル
ビニルエーテル、メチルビニルエーテル、シクロヘキシ
ルビニルエーテル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、クロ
ロプレン、プロピレン、ブタジエン、イソプレン、フル
オロオレフィンマレイミド、N−ビニルイミダゾール、
ビニルスルホン酸などのその他のビニル系単量体;旭電
化工業(株)製のLA87、LA82、LA22などの
重合型光安定剤、重合型紫外線吸収剤などが挙げられ
る。
【0018】これらモノマーの種類は、得られる硬化性
樹脂組成物の目的とする物性に応じて選択すればよい。
これらの中で、ポリオキシエチレン鎖を有する親水性単
量体を用いた場合には、得られる樹脂エマルションの機
械的安定性が低下することなく、また、得られる組成物
を用いて形成された塗膜の耐水性、光沢などが向上する
ので好ましい。なお、前記親水性単量体の鎖中における
オキシエチレンの繰返しの数に特に限定はないが、3〜
30であることが好ましい。
【0019】かかるポリオキシエチレン鎖を有する親水
性単量体の使用量は、重合成分全量100部に対して
0.1〜10部、さらには0.2〜6部となるように調
整することが好ましい。使用量が0.1部未満である場
合には、エマルションの機械的安定性や、得られる塗料
用樹脂組成物を用いて形成された塗膜の光沢が低下する
ようになる傾向があり、また10部を超える場合には、
塗膜が軟化し、汚れが付着しやすくなり、また耐水性が
低下する傾向がある。
【0020】前記(メタ)アクリル系樹脂エマルション
は、架橋構造を有することで塗膜の耐汚染性、機械的特
性、耐水性等を向上させることができる。このような架
橋構造を導入する方法の1つとして、一般式(2)
【0021】
【化9】 で表わされるシリル基を含有するビニル系モノマーを使
用することができる。
【0022】一般式(2)のR3としては、炭素数1〜
10のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基および
炭素数7〜10のアラルキル基から選ばれた1価の炭化
水素基が挙げられ、R3が2個存在するときはそれらは
同じでも異なっていてもよい。R3の具体例としては、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル
基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル
基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル
基、フェニル基、o−,m−、p−トルイル基、ベンジ
ル基、等が挙げられる。これらの中でも、原料の入手容
易性の点からメチル基が好ましい。
【0023】X1としてはハロゲン原子、アルコキシ
基、ヒドロキシ基、アシロキシ基、アミノキシ基、フェ
ノキシ基、チオアルコキシ基またはアミノ基が挙げら
れ、X1が2個以上存在するときは、それらは同じでも
異なっていてもよい。X1の中では、原料の入手容易性
と取扱いの容易さから、アルコキシ基が特に好ましい。
アルコキシ基としては特に限定はなく、例えば、メトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ
基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキ
シ基、tert−ブトキシ基、等が挙げられる。
【0024】アルコキシシリル基含有エチレン性不飽和
単量体の具体例を挙げるならば、ビニルトリメトキシシ
ラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルト
リス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリイソ
プロポキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロイル
オキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)
アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシ
シラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリ
−n−プロポキシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオ
キシプロピルトリイソプロポキシシラン、ビニルトリア
セトキシシラン、β−(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルトリメトキシシラン等である。
【0025】一般式(2)で表わされる架橋性シリル基
を有するエチレン性不飽和単量体の使用量は、重合成分
全量100部に対して、0.1〜10部、好ましくは
0.5〜5部の範囲であるのが好ましい。0.1部未満
である場合には、得られる組成物を用いて形成された塗
膜の耐水性および耐候性が劣る傾向があり、また10部
を超える場合には、得られる塗膜が脆くなる傾向があ
る。
【0026】また前記(メタ)アクリル系樹脂エマルシ
ョンに架橋構造を導入する方法として、上記シリル基を
含有するビニル系モノマーに換えて、または併用して、
一般式(3)
【0027】
【化10】 (式中、R4は水素またはメチル基、R5は炭素数2から
20のアルキレン基、nは0〜8の整数を示す)で表さ
れるビニル系モノマーを使用することもできる。
【0028】具体例としては、1,6−ヘキサメチレン
ジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリ
レート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチ
レングリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオ
ールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタ
クリレート、1,6−ヘキサメチレンジアクリレート、
ポリエチレングリコールジアクリレート、エチレングリ
コールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリ
レート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,
9−ノナンジオールジアクリレートなどが挙げられ、使
用量は、重合成分全量100部に対して、0.1〜10
部、好ましくは0.5〜5部の範囲であるのが好まし
い。0.1部未満である場合には、得られる組成物を用
いて形成された塗膜の耐水性および耐候性が劣る傾向が
あり、また10部を超える場合には、得られる塗膜が脆
くなる傾向がある。
【0029】本発明の(メタ)アクリル系樹脂エマルシ
ョンは、通常の方法を採用することで得ることができる
が、エマルションの粒子径および安定性を考慮すると乳
化重合法が好ましい。
【0030】前記乳化重合法には特に限定がなく、たと
えばバッチ重合法、モノマー滴下重合法、乳化モノマー
滴下重合法などの各種乳化重合法の中から適宜選択して
採用することができるが、本発明においては、特に製造
時のエマルションの安定性を確保する上で、モノマー滴
下重合法および乳化モノマー滴下重合法が好ましい。
【0031】乳化重合に際しては、通常用いられるイオ
ン性または非イオン性の界面活性剤を特に限定なく用い
ることができる。
【0032】イオン性界面活性剤としては、たとえばポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテルサルフェー
ト、ポリオキシエチレンアリルエーテルサルフェート、
オクチルフェノキシエトキシエチルスルホネート、ポリ
オキシエチレントリデシルエーテルサルフェートなどの
ポリオキシエチレン鎖を有するアニオン性界面活性剤;
ラウリルスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム、イソオクチルベンゼンスルホン酸ナ
トリウムなどのスルホン酸塩;イミダゾリンラウレー
ト、アンモニウムハイドロオキサイドなどのアンモニウ
ム塩などが代表例として挙げられるが、これらの中で
は、ポリオキシエチレン鎖を有するアニオン性界面活性
剤が好ましい。
【0033】また、非イオン性界面活性剤としては、た
とえばポリエチレングリコールノニルフェニルエーテ
ル;ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテルなどのポリオキシエチ
レン類;L−77、L−720、L−5410、L−7
602、L−7607(以上、ユニオンカーバイド社
製)などのシリコーンを含む非イオン系の界面活性剤な
どが代表例として挙げられる。
【0034】本発明においては、界面活性剤として1分
子中に重合性二重結合を有する反応性界面活性剤を用い
ることができ、特に分子内にポリオキシエチレン基を有
する反応性界面活性剤を用いた場合には、得られる塗料
用組成物を用いて形成された塗膜の耐水性が向上する。
【0035】かかる反応性界面活性剤の具体例として
は、たとえばアデカリアソープNE−10、NE−2
0、NE−30、NE−40、SE−10N(以上、旭
電化工業(株)製)、Antox−MS−60(日本乳
化剤(株)製)、アクアロンRN−20、RN−30、
RN−50、HS−10、HS−20、HS−1025
(以上、第一工業製薬(株)製)などが挙げられる。
【0036】前記界面活性剤は、単独または2種以上を
混合して用いることができ、その使用量は、重合成分全
量100部に対して10部以下、好ましくは0.5〜8
部である。かかる界面活性剤の使用量が10部を超える
場合には、得られる樹脂組成物を用いて形成された塗膜
の耐水性が低下する傾向がある。
【0037】重合開始剤としては、通常に使用されるラ
ジカル開始剤を使用することができるが、重合をより安
定に行なうために、重合開始剤としてレドックス系触媒
を用いることができる。また、重合中の混合液の安定性
を保持し、重合を安定に行なうためには、温度は70℃
以下、好ましくは40〜65℃である。
【0038】前記レドックス系触媒としては、たとえば
過硫酸カリウムまたは過硫酸アンモニウムと酸性亜硫酸
ナトリウムまたはロンガリットとの組み合わせ、過酸化
水素とアスコルビン酸との組み合わせ、t−ブチルハイ
ドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、クメ
ンハイドロパーオキサイドなどの有機過酸化物と酸性亜
硫酸ナトリウム、ロンガリットなどとの組み合わせなど
が挙げられる。特に、有機過酸化物と還元剤との組み合
わせが好ましい。
【0039】前記重合開始剤の使用量は、重合成分全量
100部に対して0.01〜10部、好ましくは0.0
5〜5部である。かかる重合開始剤の使用量が0.01
部未満である場合には、重合が進行しにくくなることが
あり、10部を超える場合には、生成する重合体の分子
量が低下する傾向がある。
【0040】また、重合開始剤の触媒活性を安定的に付
与するために、硫酸鉄などの2価の鉄イオンを含む化合
物とエチレンジアミン四酢酸二ナトリウムなどのキレー
ト化剤を用いてもよい。かかるキレート化剤の使用量
は、重合成分全量100部に対して0.0001〜1
部、好ましくは0.001〜0.5部である。
【0041】重合体の分子量を調節するために連鎖移動
剤の添加も可能である。連鎖移動剤としては公知のも
の、例えば、n−ドデシルメルカプタン、tert−ド
デシルメルカプタン、n−ブチルメルカプタン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチ
ルジエトキシシラン等のメルカプタン系化合物、クロロ
ホルム、四塩化炭素等の有機ハロゲン化物、スルフィド
ベンゼン、イソプロピルベンゼン、塩化第二鉄等が挙げ
られる。
【0042】前記(メタ)アクリル樹脂エマルション中
の樹脂固形分濃度は、20〜70重量%が好ましく、さ
らに好ましくは30〜60重量%となるように調整す
る。かかる樹脂固形分濃度が70重量%を超える場合に
は、系の濃度が著しく上昇するため、重合反応に伴なう
発熱を除去することが困難になったり、重合器からの取
り出しに長時間を要するようになる傾向がある。また、
樹脂固形分濃度が20重量%未満である場合には、重合
操作の面では何ら問題は生じないものの、1回の重合操
作によって生じる樹脂量が少なく、経済面で不利となる
上、塗膜形成の際に膜厚が薄くなってしまい、性能劣化
を起こしたり塗装作業性の点で不利となる傾向がある。
【0043】なお、本発明に用いられるエマルション
は、平均粒子径が0.02〜1.0μm程度が好まし
い。 さらに塗料としての外観性、作業性の点から0.
05〜0.5μm程度が好ましい。
【0044】本発明の(A)成分は、上記(メタ)アク
リル系樹脂エマルションに、加水分解縮合触媒を混合し
たものである。
【0045】加水分解縮合触媒としては特に限定され
ず、公知のものを用いることができる。例示するなら
ば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレート、ジ
ブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジメトキシド、ジブ
チル錫チオグリコレート、ジブチル錫ジアセチルアセト
ネート、ジオクチル錫ジラウレート、ジオクチル錫マレ
ート、オクチル酸錫などの錫系化合物;アルミニウムイ
ソプロピレート、アルミニウムトリス(エチルアセトネ
ート)、アルミニウムトリス(アセチルアセトネー
ト)、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロ
ピレート等のアルミニウム系化合物;イソプロピルトリ
ステアロイルチタネート、テトライソプロピルビス(ジ
オクチルホスファイト)チタネート、ビス(ジオクチル
ピロホスフェート)オキシアセテートチタネート等のチ
タン系化合物;テトラ−n−ブトキシジルコニウム、オ
クチル酸ジルコニウム、アルコキシジルコニウムとアセ
チルアセトンまたはアセト酢酸エステルの反応物等のジ
ルコニウム系化合物;プロピレンオキシド、ブチレンオ
キシド、シクロヘキセンオキシド、グリシジルメタクリ
レート、グリシドール、アリルグリシジルエーテル、γ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジメトキシシシラン、(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、油化
シェルエポキシ(株)製のカーデュラE、エピコート8
28、エピコート1001等のエポキシ化合物とリン酸
および(または)酸性モノリン酸エステルとの付加物等
が挙げられる。
【0046】また、加水分解縮合触媒として、酸性有機
化合物と塩基性化合物の混合物または反応物を用いるこ
ともできる。
【0047】酸性有機化合物としては、硫酸化合物、ス
ルフォン酸化合物、カルボン酸化合物、リン酸化合物等
から選ばれる少なくとも1種以上であることが好まし
い。
【0048】硫酸化合物としてはラウリル硫酸等が挙げ
られ、スルフォン酸化合物としてはベンゼンスルホン
酸、トルエンスルホン酸、キシレンスルフォン酸、ナフ
タレンスルフォン酸等が挙げられる。カルボン酸化合物
の例としては、カプロン酸、n−ヘプタン酸、2−エチ
ルヘキサン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、オレイン酸
等のアルキル基を有するもの、ハロゲン化アルキル基を
有するもの等が挙げられる。
【0049】酸性有機化合物としては、特に一般式
(4)で表されるリン酸化合物から選ばれる少なくとも
1種以上であることが好ましい。
【0050】
【化11】 (式中のX2は、アルコキシ基、アルキル基、アラルキ
ル基、アリール基より選ばれる1価の炭化水素基、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル基、ポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル基、aは1または2の整数であ
る)。
【0051】なかでも一般式(4)におけるX2が炭素
数4以上のアルコキシ基である燐酸化合物がより好まし
い。具体例としては、ジブチルホスフェート、2―エチ
ルヘキシルアシッドホスフェート、ジ−2―エチルヘキ
シルホスフェート、モノイソデシルアシッドホスフェー
ト、ジイソデシルホスフェート、ラウリルアシッドホス
フェート、ステアリルアシッドホスフェート等の酸性燐
酸エステル化合物が挙げられる。さらには2―エチルヘ
キシルアシッドホスフェート、ジ−2―エチルヘキシル
ホスフェート、モノイソデシルアシッドホスフェート、
ジイソデシルホスフェート、ラウリルアシッドホスフェ
ート、ステアリルアシッドホスフェートなどのX2が炭
素数8以上のものがより好ましい。
【0052】これらの酸性有機化合物は、単独で用いて
もよく2種類以上を併用してもよい。
【0053】塩基性化合物の具体例としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化リチウム等
の無機系の塩基性化合物や、アンモニア水溶液、1級ア
ミン、2級アミン、3級アミン等が挙げられる。
【0054】これらのうち、アンモニア、アミンが好ま
しく、それらの具体例としては、アンモニア水溶液、メ
チルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチ
ルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、n−プ
ロピルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリ−n−プ
ロピルアミン、イソプロピルアミン、n−ブチルアミ
ン、イソブチルアミン、sec−ブチルアミン、ter
t−ブチルアミン、シクロヘキシルアミン等のアルキル
アミン化合物、エタノールアミン、1,8−ジアザビシ
クロ−[5,4,0]−7−ウンデセン、モルホリン、ベ
ンジルアミン、アニリンおよびその誘導体等が挙げられ
る。 さらにはアミノ基含有樹脂を使用することもでき
る。
【0055】前記酸性有機化合物と塩基性化合物は混合
物あるいは反応物として用いることができる。これらは
直接混合あるいは反応させてもよいが、溶剤を用いて混
合、反応させることが好ましい。使用する溶剤として
は、これらの混合、反応物を溶解することが可能であれ
ば制限はないが、水系塗料に配合するため水へ可溶の溶
剤が好ましい。例えばエタノール、イソプロピルアルコ
ール、イソブチルアルコール等のアルコール類、親水基
含有有機化合物および水そのものがある。上記溶媒は揮
発性溶剤が少ないことが好ましいため、これらの混合物
あるいは反応物を水へ溶解あるいは分散させることがよ
り好ましい。
【0056】上記、加水分解縮合触媒は触媒としての効
率の点から、錫系化合物、酸性有機化合物と塩基性化合
物の混合物または反応物が好ましい。
【0057】加水分解縮合触媒は単独で用いてもよく、
2種以上を併用してもよい。その使用量は(A)成分の
(メタ)アクリル系樹脂エマルションの固形分100重
量部に対し、通常0.01〜20重量部がこのましく、
0.1〜10重量部がさらに好ましい。0.01部未満
であると加水分解縮合が十分進行せず、20部を超える
と、塗膜の外観が低下する傾向がある。
【0058】加水分解縮合触媒は、(メタ)アクリル系
樹脂エマルションの重合時に添加してもよいし、重合後
に添加してもよい。さらには塗料化の際に添加すること
もできる。また、加水分解縮合触媒はそのままの形で添
加してもよいし、適切な界面活性剤を用いて乳化した
後、添加してもよい。
【0059】本発明における(B)成分であるテトラア
ルコキシシランの部分加水分解縮合物のエマルション
は、一般式(1)
【0060】
【化12】 (式中、R1はエチル基、R2は炭素数3〜4のアルキル
基であり、0.7≦X≦1.2、 z/(y+z)=
0.1〜0.5)で表される。(B)成分は本発明の塗
料用組成物を用いて得られる塗膜に親水性を付与し、耐
汚染性を発現せしめる機能を有するとともに、優れた貯
蔵安定性を示す。
【0061】一般に親水性を付与するテトラアルコキシ
シランとしては、テトラメチルシリケート、テトラエチ
ルシリケート等の部分加水分解縮合物が知られている
が、これらを使用した場合、水性2液用塗料として十分
な貯蔵安定性が得られず, 安定した耐汚染性を示すこ
とができない。 またテトラプロピルシリケート、テト
ラブチルシリケートのような炭素数の大きいアルコキシ
シランのみを使用した場合には、反応性が悪く、貯蔵安
定性は改良されるものの、十分な耐汚染性が得られな
い。 またこれらの混合物でも安定した耐汚染性と貯蔵
安定性を確保することはできていない。 本発明では、
アルコキシシランとして、エチルとプロピル及び/また
はブチルを併用することによりこれらの課題を解決し
た。プロピル及び/またはブチルの使用量は一般式
(1)中のz/(y+z)が、0.1〜0.5が好まし
く、0.2〜0.4がさらに好ましい。 プロピル及び
ブチルはいずれの異性体も使用できるが、特にイソプロ
ピル、ターシャリーブチルが好ましい。さらにこれらテ
トラアルコキシシランの部分加水分解縮合物を乳化して
エマルションにすることにより2液用塗料組成物として
十分な貯蔵安定性、及び光沢等すぐれた塗膜特性を確保
することができる(B)成分を得ることができる。
【0062】これらx,y,zは、1H−NMR分析法
によりSi原子に結合しているメチレンあるいはメチン
のピークより定量し、y,zを算出することができる。
また(B)成分のシリカ分析あるいはGPCによる分子
量測定により、xを算出可能である。
【0063】さらにはこの(B)成分を含むB液の組成
物を(A)成分を含むA液と分ける事により、十分な貯
蔵安定性を確保できる。 A液に塗料化に必要な顔料、
分散剤等を添加することにより、B液には(B)成分の
ほか何も添加しないか、もしくは(B)成分の安定性を
妨げない添加剤のみを使用することにより、耐汚染性を
維持したまま、貯蔵安定性の優れた、2液用塗料組成物
を得ることができる。
【0064】(B)成分のエマルションを得る方法とし
ては、ノニオン系、アニオン系、カチオン系あるいは両
性の乳化剤いずれを用いても乳化可能であるが、(B)
成分の安定性、乾燥塗膜の耐水性、耐久性などの点から
ノニオン系乳化剤を使用するのが好ましい。乳化物の分
散安定性の点から、アニオン系乳化剤を併用することも
できる。
【0065】ノニオン系乳化剤としては、特に限定はな
く、たとえば、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルなどのポ
リオキシエチレンアルキルアリールエーテル類;ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンス
テアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテ
ル、ポリオキシエチレンセチルエーテルなどのポリオキ
シエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンス
テアレート、ポリオキシエチレンオレート、ポリオキシ
エチレンラウレートなどのポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル類;グリセロールモノステアレート、グリセロー
ルモノオレエートなどのグリセリン脂肪酸エステル類;
ソルビタンモノパルミネート、ソルビタンモノステアレ
ート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンモノオ
レエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタンモノ
セスキオレエートなどのソルビタン脂肪酸エステル類;
ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノパルミネート、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノオレエートなどのポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレンソ
ルビトールテトラオレートなどのポリオキシエチレンソ
ルビトール脂肪酸エステル類などがあげられる。
【0066】また、フッ素系あるいはシリコン系ノニオ
ン乳化剤も使用することができ、フッ素系ノニオン乳化
剤としては、たとえば、パーフルオロアルキルスルホン
酸アミド変性ポリアルキレンオキシドのようなノニオン
性パーフルオロアルキル含有ポリオキシエチレンオキシ
ドなどがあげられる。具体的な例としては、EFTOP
EF−121、EF−122A、EF−122B、E
F−122C、EF−122A3、EF−301、EF
−303、EF−305(以上、新秋田化成(株)
製)、MERGAFAC F−142D、F−144
D、F−171、F−172、F−173、F−17
7、F−183、F−184、F−815(以上、大日
本インキ化学工業(株)製)などがあげられる。
【0067】シリコン系ノニオン乳化剤としては、たと
えば、ポリジメチルシロキサンの片末端およびまたは両
末端および/または側鎖をポリアルキレンオキシド変性
したノニオン系ポリアルキレンオキシド変性ポリジメチ
ルシロキサンなどがあげられる。具体的な例としては、
SILWET L−77、L−720、L−722、L
−7001、L−7002、L−7602、L−760
4、L−7605、L−7607N、Y−7006、F
Z−2104、FZ−2110、FZ−2120、FZ
−2161、FZ−2162、FZ−2163、FZ−
2164FZ−2165、FZ−2166、FZ−21
71(以上、日本ユニカー(株)製)、KF−351、
KF−352、KF−353、KF−354、KF−3
55、KF−615、KF−618、KF−945、K
F−907、X−22−6008、X−22−811、
X−22−812(以上、信越化学工業(株)製)、P
S071、PS072、PS073、PS074(以
上、チッソ(株)製)、TAF4200、TEA430
0(以上、東芝シリコーン(株)製)、SH3748、
SH3749、SH3771、SH8400、SF84
10、SF8700(以上、トーレ・シリコーン(株)
製)などがあげられる。
【0068】アニオン系乳化剤としては、通常使用され
る物であれば特に限定はなく、ドデシルスルホン酸ナト
リウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、イソ
オクチルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのスルホン
酸塩;Newcol−723SF、Newcol−70
7SN、Newcol−707SF、Newcol−7
40SF、Newcol−560SN(以上日本乳化剤
(株)製)等の(ポリ)オキシエチレン基を含むアニオ
ン系乳化剤;FTOP EF−102、EF−103、
EF−104、EF−105、EF−112、EF−1
23A、EF−123B、EF−306A、EF−50
1、EF−201、EF−204(以上、新秋田化成
(株)製)などのフッ素系乳化剤;カルボキシル基含有
ポリジメチルシロキサンを塩基で中和したシリコン系乳
化剤などがあげられる。
【0069】これらの乳化剤は、単独で用いてもよく、
2種以上を併用してもよい。乳化剤の使用量は、シリコ
ン化合物100重量部に対して0.05〜50重量部、
好ましくは、0.1〜30重量部である。0.05重量
部未満では安定なシリコン化合物の乳化物が得られない
場合がある。50重量部を越えると塗膜外観や耐水性の
低下などの問題が発生する場合がある。
【0070】また、アニオン系乳化剤を併用する場合に
は、全乳化剤中のアニオン系乳化剤の割合は、30重量
部以下、好ましくは、20重量部以下である。30重量
部を超えると、安定なシリコン化合物の乳化物を得るこ
とが難くなる傾向にあり、分離し易くなったり、乳化条
件が限定されたりする傾向にある。
【0071】乳化後の混合物のpHは特に限定はない
が、乳化物の安定性の点から、pHを6〜10に保つの
が好ましい。
【0072】pH調製の方法あるいは順序については特
に限定しないが、シリコン化合物の乳化の早い段階で行
うことが望ましい。pH調製が遅くなるとそれだけ加水
分解が進行するおそれがある。pH調製には、一般に使
用するアルカリを用いれば良く、たとえば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、アンモニ
ア、各種アミンなどがあげられる。
【0073】また配合するシリコン化合物の安定性の点
より、pH調整後に緩衝剤でpHを維持することが好ま
しい。pH維持は、一般に使用される緩衝剤が使用可能
である。
【0074】前記(B)成分中のテトラアルコキシシラ
ンの部分縮合加水分解物の固形分濃度は、5〜50重量
%が好ましく、さらに好ましくは10〜40重量%とな
るように調整する。かかる固形分濃度が50重量%を超
える場合には、系の濃度が著しく上昇するため、安定性
が悪くなる等の問題を起こす可能性があり、5重量%未
満である場合には、(A)成分に対する使用量が多くな
ってしまい、塗膜形成の際に膜厚が薄くなってしまう
等、性能劣化を起こしたり塗装作業性の点で不利となる
傾向がある。
【0075】前記(B)成分は、単独で用いてもよく、
2種以上を併用してもよい。(B)成分の配合割合は、
(A)成分の樹脂固形分100部に対して1〜50部(固
形分)、好ましくは3〜20部である。1重量部未満では
得られる塗膜の親水性が十分ではない傾向にあり、50
重量部を越えると塗膜外観やクラックなどの問題が発生
する傾向にある。
【0076】(A)成分の(メタ)アクリル系樹脂エマ
ルションは、必要に応じて、通常、塗料に用いられる顔
料(二酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、カ
オリンなどの白色顔料、カーボン、ベンガラ、シアニン
ブルーなどの有色系顔料)や造膜剤、コロイダルシリ
カ、可塑剤、溶剤、分散剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、
紫外線吸収剤などの通常の塗料用成分として使用される
添加剤を適宜加えてエナメル化された水性塗料として用
いることもできる。(B)成分中にも必要に応じて塗料
化のための添加剤を使用することができるが、(B)成分
の貯蔵安定性を確保するため、(A)成分にのみいれる
のが好ましい。
【0077】本発明の組成物は、例えば建築内外装用、
メタリックベースあるいはメタリックベース上のクリア
ーなどの自動車用、アルミニウム、ステンレスなどの金
属直塗用、スレート、コンクリート、瓦、モルタル、石
膏ボード、石綿スレート、アスベストボード、プレキャ
ストコンクリート、軽量気泡コンクリート、硅酸カルシ
ウム板、タイル、レンガなどの窯業系直塗用、ガラス
用、天然大理石、御影石等の石材用の塗料あるいは上面
処理剤として用いられる。
【0078】以下に本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0079】
【実施例】
【0080】
【製造例1】(A)成分の製造:撹拌機、還流冷却器、
窒素ガス導入管および滴下ロートを備えた反応容器に、
脱イオン水33重量部、Newcol−707SF(日
本乳化剤(株)製:3%希釈)2.5重量部、酢酸アン
モニウム0.15重量部、ロンガリット0.05重量
部、t−ブチルハイドロパーオキサイド0.04重量部
を仕込み、窒素ガスを導入しつつ50℃に昇温した。表
1のモノマー混合物のうち5重量部を滴下して30分間
初期重合を行った。表1の残り95重量部のモノマー混
合物に、アクアロンHS0515(第一工業製薬(株)
製:有効成分15%)10.25重量部、アクアロンR
N−30(第一工業製薬(株)製:20%希釈)3.5
重量部および脱イオン水42.5重量部を加え乳化した
モノマーを、3時間かけて等速追加した。同時にロンガ
リット0.4重量部、t−ブチルハイドロパーオキサイ
ド0.3重量部をモノマー追加時に分割投入した。この
後、1時間後重合を行い、樹脂固形分が50重量%の樹
脂エマルション(a−1〜a−4)を得た。
【0081】
【表1】 別途容器に脱イオン水77.6重量部に28%アンモニ
ア水を2.4重量部添加し、攪拌しつつジ−2−エチル
ヘキシルホスフェート(大八化学(株)製DP−8R)
20重量部を徐々に滴下し、加水分解縮合触媒を得た
(C-1)。
【0082】この加水分解縮合触媒を上記樹脂エマルシ
ョン(a−1〜a−4)100重量部に対して、8重量
部添加して(A)成分を得た。 次に、表2に示す顔料
ペーストを用い、表3の塗料化の配合方法に従いエナメ
ル化し2液用塗料のA液を作成した(A−1〜A−
4)。
【0083】また加水分解縮合触媒としてジブチル錫ジ
ラウレート(C−2)0.8重量部を上記樹脂エマルシ
ョン(a−3)100重量部に添加して(A)成分を
得、同様に表2に示す顔料ペーストを用い、表3の塗料
化の配合方法に従いエナメル化し同様にA液を作成した
(A−5)。
【0084】
【表2】
【0085】
【表3】 (B)成分として表4に示すテトラアルコキシシランの
部分加水分解縮合物(B−1〜B−5)30重量部をポリ
オキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム5重量部、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル3重量部とを混
合し、1000rpm以上で高速攪拌しながら、ゆっく
りと脱イオン水を62重量部を加えて、エマルション
(固形分濃度30%)化した。これを上記A−1〜A−
5に添加し、十分に混合し最終塗料を得、下記に示す評
価を実施した(表5、表6)。
【0086】
【表4】 また上記樹脂エマルション(a−3)100重量部に対
し、B−3〜B−5のエマルションを16重量部添加、
攪拌し(AB)成分エマルションを得、上記同様に表2
に示す顔料ペーストを用い、表3の塗料化の配合方法に
従いエナメル化し同様にABエナメル塗料を作成した
(AB1〜3)。このABエナメル塗料100重量部に
対し、別途(C−1)を4重量部添加し、攪拌し最終塗
料を得、同様に評価した。(表6)
【0087】
【実施例1〜10及び比較例1〜11】「評価方法」 1.耐汚染性 折り曲げ曝露板(アルミ板)にエポキシ系中塗り塗料を
塗装し、1日室温で養生後、各塗料をスプレー塗装し
た。この試験板の45度面および垂直面の雨筋および非
筋部の汚れを確認した。汚染性は、曝露初期のL*a*b
*表色系で表される明度を色彩色差計(ミノルタ(株)
製:CR300)で測定し、大阪府摂津市で北面向き屋
外曝露を3カ月実施した。曝露前後の明度差の絶対値
(ΔL値)を汚染性の尺度とした。なお、数値の小さい
方が耐汚染性に優れ、数値の大きい方が汚れていること
を示す。また、筋が目視で確認できないものは、筋無し
として評価した。 2.塗膜の親水性 親水性は、接触角測定機(協和界面科学(株)製:CA
−S150型)を用い、上記で得た塗膜の室温養生2週
間後、室温養生2週間後にさらに水浸漬2週間後の接触
角を測定した。さらに、耐汚染性の評価で用いた折り曲
げ曝露板の大阪府摂津市での屋外曝露3カ月後の接触角
を測定することにより評価した。数値が小さいほど親水
性が高いことを示す。 3.貯蔵安定性 (A)成分をエナメル化したA液、及び(B)成分である
B液を別々に密閉して、50℃オーブン中、4週間放置し
た。また(A)成分、(B)成分を混合したAB液も同
様に貯蔵した。これら貯蔵後のものを使用して上記評価
を同様に実施した。
【0088】以上の結果を表5、表6に示す。
【0089】
【表5】
【0090】
【表6】 実施例1〜10より明らかなように、本発明の組成物を
用いて得られる塗膜は、塗膜の親水性の尺度である接触
角は40〜65°の小さい値を示し、親水化の効果が現
れている。これに相応して耐汚染性試験における−ΔL
値も小さく、また雨筋も認めれらない。また貯蔵後の特
性も初期値を十分に保持しており、貯蔵安定性にも優れ
ている。
【0091】
【発明の効果】本発明は、水性2液用塗料組成物であっ
て、耐汚染性と優れた貯蔵安定性を示す。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 CA061 CB091 CC061 CD071 CD081 CE051 CF091 CG141 CG171 CG201 CH031 CH041 CH071 CH081 CH121 CH201 CH251 CJ011 CJ021 CJ081 CJ091 CJ141 CJ161 CJ181 CK031 DL022 GA15 HA176 HA186 JA19 JA35 JB01 JB09 JB39 JC13 JC22 JC38 JC40 JC42 KA04 KA06 KA09 LA02 MA08 MA10 MA14 NA03 NA04 NA05 NA26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A液が(A)成分を含む組成物であって、
    B液が(B)成分を含む組成物からなる水性2液用塗料組
    成物であって、(A)成分として加水分解性ケイ素基の
    加水分解縮合触媒を含有する(メタ)アクリル系樹脂エ
    マルション、(B)成分として 一般式(1) 【化1】 (式中、R1はエチル基、R2は炭素数3〜4のアルキル
    基であり、0.7≦X≦1.2、 z/(y+z)=
    0.1〜0.5)で表されるテトラアルコキシシランの
    部分加水分解縮合物のエマルション、を含む水性2液塗
    料用組成物。
  2. 【請求項2】前記(メタ)アクリル系樹脂エマルション
    を乳化重合により作成する時の一成分として、一般式
    (2) 【化2】 (式中、R3は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
    〜10のアリール基および炭素数7〜10のアラルキル
    基から選ばれた1価の炭化水素基、X1はハロゲン原
    子、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アシロキシ基、アミ
    ノキシ基、フェノキシ基、チオアルコキシ基またはアミ
    ノ基、aは0〜2の整数を示す。(ただし、R3および
    1がそれぞれ2つ以上の場合には、それらは同一また
    は相異なる。))で表わされるシリル基を含有するビニ
    ル系モノマーを含むことを特徴とする請求項1記載の水
    性2液塗料用組成物。
  3. 【請求項3】前記(メタ)アクリル系樹脂エマルション
    を乳化重合により作成する時の一成分として、一般式
    (3) 【化3】 (式中、R4は水素またはメチル基、R5は炭素数2から
    20のアルキレン基、nは0〜8の整数を示す)で表さ
    れるビニル系モノマーを含むことを特徴とする請求項1
    記載の水性2液塗料用組成物。
  4. 【請求項4】前記加水分解縮合触媒が、錫系化合物、酸
    性有機化合物と塩基性化合物の混合物または反応物、よ
    り選ばれる少なくとも一種である請求項1〜3記載の水
    性2液塗料用組成物。
  5. 【請求項5】前記酸性有機化合物が、硫酸化合物、スル
    フォン酸化合物、カルボン酸化合物、燐酸化合物から選
    ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする請求
    項1〜3記載の水性2液塗料用組成物。
  6. 【請求項6】前記酸性有機化合物が以下の一般式(4)
    で表されるリン酸化合物から選ばれる少なくとも1種以
    上であることを特徴とする請求項1〜3記載の水性2液
    塗料用組成物。 【化4】 (式中のX2は、アルコキシ基、アルキル基、アラルキ
    ル基、アリール基より選ばれる1価の炭化水素基、ポリ
    オキシエチレンアルキルエーテル基、ポリオキシプロピ
    レンアルキルエーテル基、aは1または2の整数であ
    る)。
  7. 【請求項7】前記塩基性化合物がアンモニアあるいはア
    ミン類であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    一項に記載の水性2液塗料用組成物。
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