JP2003146895A - 卵殻膜含有錠剤 - Google Patents

卵殻膜含有錠剤

Info

Publication number
JP2003146895A
JP2003146895A JP2002135370A JP2002135370A JP2003146895A JP 2003146895 A JP2003146895 A JP 2003146895A JP 2002135370 A JP2002135370 A JP 2002135370A JP 2002135370 A JP2002135370 A JP 2002135370A JP 2003146895 A JP2003146895 A JP 2003146895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tablet
eggshell membrane
skin
membrane
egg shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002135370A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3862600B2 (ja
Inventor
Yukio Hasebe
由紀夫 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Almado Inc
Original Assignee
Almado Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Almado Inc filed Critical Almado Inc
Priority to JP2002135370A priority Critical patent/JP3862600B2/ja
Publication of JP2003146895A publication Critical patent/JP2003146895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3862600B2 publication Critical patent/JP3862600B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 形崩れ、破損などが生じず、保形性、取り扱
い性に優れ、経口で摂取可能で、しかも皮膚の老化や肌
荒れの防止作用、皮膚の疾病の早期治癒作用、育毛、発
毛促進、脱毛防止作用、生体内に生成した活性酸素の低
減又は消去能を有する卵殻膜含有固形製剤の提供。 【解決手段】 卵殻膜を有効成分として含有する錠剤、
並びに(i)卵殻膜および賦形剤を含む原料混合物を粒
子状に造粒する工程;(ii)工程(i)で得られる粒子
を打錠して錠剤をつくる工程;及び(iii)工程(ii)
で得られる錠剤に保護コーティングを施す工程を採用し
て卵殻膜を含有する錠剤を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は卵殻膜を含有する錠
剤およびその製造方法に関する。より詳細には、本発明
は、硬くて、形崩れ、崩壊、傷つきなどが生じず、取り
扱い性および摂取性に優れており、しかも卵殻膜を高濃
度で含有する卵殻膜含有錠剤およびその製造方法に関す
る。本発明の卵殻膜含有錠剤は、皮膚に含まれるコラー
ゲンの形成を促進して、皮膚の老化や肌荒れを防止し、
皮膚を滑らかで、柔らかく、シットリとした状態にする
ことができ、しかも湿疹、炎症、ヤケドなどの皮膚疾患
の予防および/または治癒の促進作用を有する。さら
に、本発明の卵殻膜含有錠剤は、育毛、発毛促進および
/または脱毛防止作用を有し、その上生体内で生成した
活性酸素を低減または消去し活性酸素によって引き起こ
される種々の疾病や弊害を低減または防除することがで
き、例えば、活性酸素に侵されて変形していた赤血球の
復元、ヘモグロビンの増加、肩凝りの解消、食欲増進な
どの作用効果を有する。
【0002】
【従来の技術】ヒトの皮膚は、表面にある上皮層と、そ
の下の結合組織性の真皮層からなっている。上皮層を構
成するタンパク質は主としてケラチンであり、ケラチン
は皮膚の保護作用を有し、また上皮層に含まれるメラニ
ン(色素)は紫外線に対する防護作用を有する。一方、
真皮層を構成するタンパク質は主としてコラーゲンであ
り、他にエラスチン、アルブミン、グロブリン、ムチン
よりなっている。真皮層を構成するコラーゲンは、主と
してα1(I)型コラーゲン[以下「(I)型コラーゲ
ン」という]およびα1(III)型コラーゲン[以下
「(III)型コラーゲン」という]である。(I)型コ
ラーゲンは主として皮膚の構造維持、また(III)型コ
ラーゲンは主として皮膚への柔軟性の付与とそれぞれ異
なった機能を果たしている。
【0003】皮膚における(I)型コラーゲンと(II
I)型コラーゲンの割合は定常的ではなく、加齢に伴っ
て変化する。(III)型コラーゲンは胎児型コラーゲン
とも呼ばれるように皮膚の老化と密接な関係があり、胎
児のときに最も多く、10代から減り始め、その後は減
少の一途をたどる。例えば、15週の胎児の皮膚では
(III)型コラーゲンの方が(I)型コラーゲンよりも
多いが、成人では、(I)型コラーゲン/(III)型コ
ラーゲンの比率が約3になっているといわれている。
【0004】皮膚における(III)型コラーゲンの割合
を増すことができれば、加齢による皮膚の老化を止め、
肌荒れを防止し、皮膚を滑らかで、柔らかく、シットリ
とした状態に保つことができる。かかる点から、コラー
ゲン、特に(III)型コラーゲンの生成を促進すること
のできる化粧料や栄養剤(ビタミン剤など)の開発が色
々試みられ、実用化されているものもある。
【0005】卵殻膜は、鶏卵などの鳥類の卵の卵殻の内
側にある膜で、内外2枚からなり、外卵殻膜は卵殻内面
に密着し、内卵殻膜は卵白を包んでいる。卵殻膜は、強
靭な繊維性のタンパク質よりなりなり、オポケラチンと
オポムシンを主成分とする。卵殻膜は、昔から相撲部屋
で擦り傷などの手当にも使われていたように、皮膚の再
生を促進する働きを有することが知られており、最近に
なって、特に胎児性コラーゲンとも称される(III)型
コラーゲンの生成を促進させる作用を有することが報告
されている。
【0006】卵殻膜を体内に吸収して(III)型コラー
ゲンの生成を促進させる方法としては、卵殻膜を含む成
分を肌に塗る方法、および卵殻膜を経口により摂取する
方法が挙げられる。卵殻膜を含む成分を肌に塗る方法と
しては、加水分解によって水溶性にした卵殻膜加水分解
物を化粧料に含有させる方法が知られており、一部実用
化されているが、卵殻膜を経口で摂取し得るようにした
実用化技術は、未だ開発されていない。これは、卵殻膜
自体の物性がフワフワした状態を呈していて、凝集力お
よび吸着力が低く、取り扱い性に著しく劣っていること
に起因する。
【0007】また、育毛や発毛促進用として種々の医薬
品が販売されているが、その大半は頭髪や頭部に直接施
す液状の外用薬であり、ビンなどの容器に充填されて販
売されている。そのため、従来の外用の育毛・発毛促進
剤は、携帯に不便であり、洗面所などのような所定の場
所に育毛・発毛促進剤を充填した容器を常備しておき、
そこで該液剤を頭部に振りかけてマッサージなどを行う
ことが必要であり、繁雑な手間がかかりる。しかも、頭
部に振りかける液剤の量の調整がしにくいという欠点が
ある。かかる点から、携帯に便利で取り扱い性に優れ、
決められた所定の量を経口で簡単に摂取可能な育毛、発
毛促進、脱毛防止用の剤が求められてきたが、そのよう
な要求を十分に満足する育毛、発毛促進、脱毛防止用の
経口摂取型の剤が得られていないのが現状であった。
【0008】さらに、生体内に活性酸素が蓄積すると、
老化、心疾患、ガン、疲労、細胞の侵食などの様々な疾
病が生じ易いことが近年広く知られるようになってお
り、赤ワイン、緑茶、ウーロン茶、ブドウ種子抽出物な
どに含まれるポリフェノール類が活性酸素消去能を有す
ることが数多く報告されている。しかしながら、活性酸
素の低減作用や消去能を有する薬剤や食品の多様化の点
から、前記した製品以外のより多くの薬剤や食品の開発
が望まれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、経口で摂取することのできる卵殻膜を含有する剤お
よびその製法を提供することである。より詳細には、本
発明の目的は、個々の剤間で卵殻膜の含有量にばらつき
がなく、卵殻膜を高濃度で均一に含有し、保存時、流通
時、服用時などに、変形、崩壊などが生じず、取り扱い
性に優れ、しかも経口で簡単に服用することのできる、
卵殻膜を含有する固形剤を提供することである。そし
て、本発明の目的は、前記した卵殻膜含有固形剤を円滑
に製造することのできる方法を提供することである。さ
らに、本発明の目的は、皮膚に含まれるコラーゲンの形
成を促進して、皮膚の老化や肌荒れを防止し、皮膚を滑
らかで、柔らかく、シットリとした状態にし、また湿
疹、炎症、ヤケドなどの皮膚疾患の予防や治癒の促進に
有効な経口で摂取可能な剤を提供することである。ま
た、本発明の更なる目的は、外用薬ではなく、経口で摂
取することによって、育毛、発毛促進、脱毛防止などの
効果を発揮することのできる、携帯性、取り扱い性に優
れる経口摂取型の剤を提供することである。そして、本
発明の目的は、生体に種々の弊害をもたらす活性酸素の
低減または消去作用を有する従来にない新たな剤を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、本発明者は鋭意検討を重ねてきた。そして、卵殻膜
を含有する顆粒剤および卵殻膜を含有するカプセル剤な
どを試作した。しかしながら、顆粒剤では成分の配合が
均一に行われず、またカプセル剤ではカプセルへの卵殻
膜の均整化した充填が困難であり、いずれも、実用化に
は適していないことが判明した。そこで、卵殻膜を含有
する錠剤を製造すべく試作を重ねた。その結果、フワフ
ワしていて凝集性の低い卵殻膜の打錠化は当初極めて困
難であった。しかしながら、さらに多数回の試作を重ね
ることによって、所定の賦形剤を用いると卵殻膜の含有
量の高い原料混合物を用いても打錠が円滑に行われるこ
と、また卵殻膜を含有する原料混合物をそのまま直接打
錠せずに一旦粒子状に造粒した後にその粒子を用いて打
錠すると、錠剤が円滑に得られること、原料混合物中に
卵殻カルシウムを配合することにより錠剤の硬度が高く
なり変形、崩壊、傷つきが生じなくなり、取り扱い性お
よび摂取性が向上することを見出した。また、本発明者
は、卵殻膜を含有する原料混合物よりなる粒子を用いて
打錠する際に、粒子にビタミンCおよびショ糖脂肪酸エ
ステルを配合して打錠を行うと、粒子の流動性および滑
性が向上して打錠がより円滑に行われることを見出し
た。
【0011】そして、本発明者の製造した卵殻膜を含有
する上記の錠剤を、多くの人に継続して服用してもらっ
たところ、皮膚に含まれるコラーゲンの形成を促進し
て、皮膚の老化や肌荒れを防止し、皮膚を滑らかで、柔
らかく、シットリとした状態になること、そして湿疹、
炎症、ヤケドなどの皮膚疾患がある場合は、その治癒が
促進されることが明らかになった。さらに、本発明者の
製造した上記の卵殻膜含有錠剤を継続して服用すると、
育毛、発毛促進、脱毛防止作用があり、薄くなった頭部
の毛髪が濃くなったり、抜け毛が減ったり、髪に張りや
腰が出たり、白髪が減ることが判明した。さらに、本発
明者の製造した上記卵殻膜含有錠剤を胃ガンにかかった
人や、貧血症状のある人が継続して服用したところ、生
体内で生成した活性酸素に侵されて変形していた赤血球
が正常な形に戻り、またヘモグロビン含有量が増加する
ことは判明した。また、本発明者は、卵殻膜を含有する
錠剤中にβ−カロチン、ビタミン類およびローヤルゼリ
ーの少なくとも1種を含有させると、卵殻膜の体内での
吸収が良好になり、卵殻膜の有する上記した種々の優れ
た作用効果がより促進されることを見出し、それらの知
見に基づいて本発明を完成した。
【0012】すなわち、本発明は、(1)卵殻膜を有効
成分として含有することを特徴とする錠剤である。
【0013】そして、本発明は、(2)卵殻膜を10〜
40質量%の割合で含有する前記(1)の錠剤;(3)
化工澱粉および/または乳糖を賦形剤として用いて形成
してなる前記(1)または(2)の錠剤;(4)卵殻カ
ルシウムを更に含有する前記(1)〜(3)のいずれか
の錠剤;(5)デキストリンおよび乳糖を賦形剤として
用い且つ卵殻カルシウムを硬度向上剤として用いてなる
前記(1)〜(4)のいずれかの錠剤;および、(6)
β−カロチン、ビタミン類およびローヤルゼリーのうち
の少なくも1種をさらに含有する前記(1)〜(5)の
いずれかの錠剤;である。
【0014】さらに、本発明は、(7)皮膚の老化、肌
荒れおよび/または皮膚疾病の予防および/または治療
用の剤である前記(1)〜(6)のいずれかの錠剤;
(8)育毛、発毛促進および/または脱毛防止用の剤で
ある前記(1)〜(6)のいずれかの錠剤;および、
(9)生体内に生成した活性酸素の低減または消去用の
剤である前記(1)〜(6)のいずれかの錠剤;であ
る。
【0015】そして、本発明は、(10)(i)卵殻膜
および賦形剤を含む原料混合物を粒子状に造粒する工
程;(ii)工程(i)で得られる粒子を打錠して錠剤を
つくる工程;および、(iii)工程(ii)で得られる錠
剤に保護コーティングを施す工程;を有することを特徴
とする卵殻膜を含有する錠剤の製造方法である。
【0016】さらに、本発明は、(11)賦形剤が、化
工澱粉および/または乳糖である前記(10)の製造方
法;(12)原料混合物が、卵殻カルシウムを更に含有
する前記(10)または(11)の製造方法;(13)
原料混合物が、卵殻膜と共に賦形剤としてデキストリン
および乳糖を含有し、さらに卵殻カルシウムを含有する
前記(10)〜(12)のいずれかの製造方法;(1
4)原料混合物が、β−カロチン、ビタミン類およびロ
ーヤルゼリーのうちの少なくも1種をさらに含有する前
記(10)〜(13)のいずれかの製造方法;(15)工程
(ii)の打錠処理を、卵殻膜および賦形剤を含む原料混
合物よりなる粒子にビタミンCおよびショ糖脂肪酸エス
テルを添加して行う前記(10)〜(14)のいずれかの
製造方法;および、(16)工程(iii)の後に、(i
v)錠剤に糖衣を施す工程を有するか、或いは(iv)錠
剤に糖衣を施す工程と(v)錠剤に着色を施す工程を有
する前記(10)〜(15)のいずれかの製造方法;で
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明では用いる卵殻膜は、鳥類の卵の卵殻の内
側にある膜(外卵殻膜および/または内卵殻膜)であれ
ばいずれも使用できる。そのうちでも、鶏卵の卵殻膜
が、入手の容易性、コストなどの点から好ましく用いら
れる。卵殻膜自体は、例えば、キューピー株式会社など
から卵殻膜粉末の形態で市販されており、本発明ではそ
のような卵殻膜をそのまま、または必要に応じて更に微
粉砕して使用することができる。
【0018】本発明の錠剤における卵殻膜の含有量は特
に制限されないが、粒子への造粒および打錠が円滑に行
われ、錠剤を経口で摂取(服用)した際のコラーゲン、
特に(III)型コラーゲンの生成促進作用が高くなって
皮膚の老化や肌荒れ防止効果や皮膚疾病の予防および/
または治療効果がより優れたものになり、育毛、発毛促
進、脱毛防止効果が高くなり、生体内で生成した活性酸
素の低減または消去能が高くなるなどの点から、錠剤の
質量に基づいて、卵殻膜を10〜40質量%の割合で含
有することが好ましく、5〜25質量%の割合で含有す
ることがより好ましい。錠剤における卵殻膜の含有量が
10質量%未満であると、コラーゲンの生成促進効果、
育毛、発毛促進、脱毛防止効果、活性酸素の低減または
消去能を得るために、多量の錠剤を摂取することが必要
になる。一方、錠剤における卵殻膜の含有量が40質量
%を超えると、粒子への造粒および打錠が困難になり易
く、本発明の錠剤が得られにくくなる。
【0019】本発明の錠剤は、錠剤を形成するための賦
形剤として、化工澱粉および乳糖の少なくとも1種を含
有していることが好ましい。賦形剤の含有量は、卵殻膜
の質量に対して0.5〜3質量倍、特に1〜2.5質量
倍であることが賦形性の点から好ましい。化工澱粉とし
ては、焙焼デキストリン(白色デキストリン、黄色デキ
ストリンなど)などのデキストリン類、酸化澱粉(次亜
塩素酸酸化澱粉など)、低粘性変性澱粉(酸浸漬澱粉、
酵素処理澱粉など)などを挙げることができ、これらの
1種または2種以上を用いることができる。そのうちで
も、化工澱粉としては、デキストリンが好ましく用いら
れ、具体例としては、日食株式会社製の「ワキシa」、
松谷化学株式会社製の「パインファイバー」などを挙げ
ることができる。化工澱粉として、「ワキシa」と「パ
インファイバー」を併用することが、打錠がより円滑に
行われる点からより好ましい。「ワキシa」と「パイン
ファイバー」を併用する場合は、両者を、1:4〜4:
1の質量比で用いることが好ましい。また、賦形剤とし
て、化工澱粉(特に「ワキシa」および「パインファイ
バー」)と乳糖を併用する場合は、化工澱粉:乳糖の使
用割合(質量比)が、1:5〜5:1であることが好ま
しく、1:3〜3:1であることがより好ましい。
【0020】さらに、本発明の錠剤は、錠剤の硬度を高
くし、錠剤の変形や傷つきを防止して、包装時、保存
時、流通時などにおける錠剤の取り扱い性を向上し、摂
取性を良好なものにするために、硬度向上剤として卵殻
カルシウムを含有することが好ましい。卵殻カルシウム
は、鶏卵などの鳥類の卵の殻を粉砕・乾燥してなる微粉
末であり、本発明では、ヒトが摂取可能な卵殻カルシウ
ムであればいずれも使用でき、例えば、従来から市販さ
れているキューピー株式会社製「カルホープ」、太陽化
学株式会社製の卵殻カルシウムなどをそのまま用いるこ
とができる。錠剤における卵殻カルシウムの含有量は、
錠剤の全質量に基づいて、5〜20質量%であることが
好ましく、8〜15質量%であることがより好ましい。
【0021】本発明の錠剤は、卵殻膜の体内での吸収を
速め、皮膚におけるコラーゲンの生成、特に(III)型
コラーゲンの生成を促進させて、皮膚の老化や肌荒れを
より効果的に防止して皮膚を滑らかで、柔らかく、シッ
トリとした状態にするために、湿疹、炎症、ヤケドなど
の皮膚疾患の予防および/または治癒効果をより高める
ために、また育毛、発毛促進、脱毛防止効果をより優れ
たものにするために、さらに生体内に生成した活性酸素
の低減または消去能をより高くするために、卵殻膜と共
に、β−カロチン、ビタミン類およびローヤルゼリーの
うちの少なくも1種を含有することが好ましく、β−カ
ロチン、ビタミン類およびローヤルゼリーの3者を含有
することがより好ましい。本発明の錠剤中に含有させる
ビタミンの種類は特に制限されず、ヒトが摂取可能なビ
タミンであればいずれでもよく、ビタミンA、ビタミン
D、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンKなどの脂溶性
ビタミン類、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンH、ビ
タミンLなどの水溶性ビタミン類などを挙げることがで
き、これらのビタミン類の1種または2種以上を含有す
ることができる。β−カロチンおよびビタミン類の含有
量は、ヒトが摂取するのに適するそれぞれのビタミンの
量に応じて適宜決めることができる。また、ローヤルゼ
リーの含有量は、本発明の卵殻膜含有錠剤の上記した作
用効果を十分に発揮させ得る点、コストなどの点から、
卵殻膜の質量に対して0.1〜1.5質量倍であること
が好ましく、0.2〜1質量倍であることがより好まし
く、0.5〜0.8質量倍であることが更に好ましい。
【0022】本発明の錠剤は、錠剤中に含まれる成分の
変質や分解を防止し、また錠剤表面の耐傷つき性の向上
などの目的で、コーティング皮膜で覆われていることが
好ましい。その際のコーティング皮膜は、錠剤のコーテ
ィング皮膜として従来から用いられているのと同様の皮
膜形成材料から形成することができる。何ら限定される
ものではないが、例えば、岐阜セラック株式会社製の
「セラック」(トラック30)などによりコーティング
しておくとよい。
【0023】また、本発明の錠剤は、経口での摂取をし
易くするために、糖衣で覆われていることが好ましい。
その際の糖衣としては、錠剤に従来から用いられている
糖衣であればいずれでもよい。本発明の錠剤は、商品価
値を高めるために、必要に応じて、適当な色に着色して
あってもよい。また、着色後に、艶だし処理を行っても
よい。
【0024】本発明の錠剤の大きさは特に制限されず、
適宜決めることができるが、一般には、直径が約7〜1
0mm程度の円形や楕円形の錠剤とするのが、取り扱い
性、服用のし易さなどの点から好ましい。さらに、本発
明の錠剤は、例えば、錠剤1個の重さが約350〜40
0mg程度になるようにし、そのような錠剤1個中に卵
殻膜が約35〜40mgの量で含まれるようにするとよ
い。例えば、錠剤1個中に卵殻膜を約35〜40mgの
割合で含む本発明の錠剤では、成人の場合に、該錠剤を
1日当たり2〜3個摂取すると(1日当たり卵殻膜を合
計で70〜120mg摂取すると)、皮膚におけるコラ
ーゲン、特に(III)型コラーゲンの生成が促進され
て、皮膚の老化や肌荒れが防止され、皮膚を滑らかで、
柔らかく、シットリとした状態にすることができ、湿
疹、炎症、サケドなどの皮膚疾患の予防や治癒が促進さ
れ、育毛、発毛促進、脱毛の防止、白髪の減少などがな
され、生体内に生成した活性酸素が消去または低減され
て種々の疾病の予防や回復を促進することができる。
【0025】本発明の錠剤は、上記した本発明の錠剤を
製造し得る方法であればいずれの方法を採用して製造し
てもよいが、以下の本発明の製造方法、すなわち、
(i)卵殻膜および賦形剤を含む原料混合物を粒子状に
造粒する工程;(ii)工程(i)で得られる粒子を打錠
して錠剤をつくる工程;および、(iii)工程(ii)で
得られる錠剤に保護コーティングを施す工程;を有する
本発明の製造方法によって良好に製造することができ
る。
【0026】上記した本発明の製造方法において、賦形
剤としては、上記のように、化工澱粉および乳糖の少な
くとも1種が好ましく用いられる。また、錠剤の硬度を
高くして、錠剤の変形や傷つきを防止して、包装時、保
存時や流通時などにおける取り扱い性、および服用性を
向上させるために、上記したように、工程(i)で用い
る原料混合物中に卵殻カルシウムを硬度向上剤として配
合することが好ましい。さらに、卵殻膜の体内吸収を促
進して卵殻膜のコラーゲン生成促進作用を速めて皮膚の
老化や肌荒れを防止して皮膚を滑らかで、柔らかく、シ
ットリとした状態にし、湿疹、炎症、サケドなどの皮膚
疾患の予防や治癒を促進し、育毛、発毛促進、脱毛の防
止、白髪の減少などを促進し、生体内に生成した活性酸
素の消去または低減を促進するために、工程(i)で用
いる原料混合物は、上記したように、β−カロチン、ビ
タミン類およびローヤルゼリーのうちの少なくも1種を
含有することが好ましく、β−カロチン、ビタミン類お
よびローヤルゼリーの3者を含有することがより好まし
い。
【0027】本発明の製造方法における上記の工程
(i)(造粒工程)では、粒子状への造粒を円滑に行う
ために、卵殻膜、賦形剤および必要に応じて他の成分を
含む原料混合物100質量部に対して、アルコール(エ
タノール)を約10〜20質量部の割合で添加してアル
コール含有混合物をつくり、それを用いて従来既知の造
粒法、例えば、撹拌造粒法、転動造粒法、噴霧造粒法な
どの造粒方法を採用して造粒を行い、得られた粒子を4
0〜70℃程度の温度で乾燥する方法が好ましく採用さ
れる。
【0028】工程(ii)では、工程(i)で得られた乾
燥した粒子を用いて、打錠を行う。その際の打錠方法お
よび打錠装置は、医薬などの分野で錠剤を製造するのに
従来から用いられているのと同様の打錠方法および打錠
装置を採用して行うことができる。打錠に当たって、工
程(i)で得られた乾燥した粒子に、ビタミンCおよび
ショ糖脂肪酸エステルを添加して打錠を行うと、粒子の
流動性および滑艶性が高まり、打錠を円滑に行うことが
できるので好ましい。打錠時におけるビタミンCの添加
量は、乾燥した粒子100質量部に対して8〜10質量
部であることが好ましい。また、ショ糖脂肪酸エステル
の添加量は、乾燥した粒子100質量部に対して0.1
〜3.0質量部であることが好ましい。
【0029】次いで、上記の工程(ii)で得られた錠剤
の表面に、工程(iii)において、保護コーティングを
施す。その際のコーティング剤の種類は、上記したよう
に特に制限されず、例えば岐阜セラック株式会社製の
「セラック」などが用いられる。保護コーティング層の
コーティング量は特に制限されないが、一般に、錠剤1
個に対し、1〜5mg程度であることが好ましい。
【0030】上記の工程(iii)で得られた保護コーテ
ィングされた錠剤は、そのままで製品として流通、販売
してもよいが、錠剤を服用し易くするために糖衣を施す
ことが好ましい。糖衣を施す工程は、1段で行ってもよ
いが、表面の仕上がりを綺麗にするためには、錠剤を粘
度の高い糖分含有ペースト状物で被覆した後、乾燥し、
さらに粘度の低い糖分含有ペースト状物や糖分含有液で
再度被覆する多段による方法が好ましく採用される。糖
衣材料の種類は特に制限されず、錠剤への糖衣処理に従
来から用いられている糖衣材料などのいずれもが使用で
き、例えば、グラニュー糖、アラビアガムやゼラチンな
どの増粘剤、卵殻カルシウム、焼成牛骨粉などを含有す
る糖衣材料を用いることができる。
【0031】糖衣を施した錠剤は、そのまま流通、販売
してもよいが、さらに着色を施すことにより、より綺麗
で商品価値の高いものとすることができる。その際の着
色方法は特に制限されず、錠剤の表面に着色を施す従来
既知の方法と同様にして行うことができる。また、着色
後に艶だし処理を行うことによって、錠剤の外観を一層
良好なものにすることができる。艶だしは、例えばカル
ナウバロウなどのような艶だし剤を用いて行うことがで
きる。これにより得られる本発明の錠剤は、選別、計
量、包装などを行うことによって出荷される。
【0032】
【実施例】以下に実施例により本発明について具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例により何ら限定され
ない。
【0033】《実施例1》 (1)粒子の製造:卵殻膜(キューピー株式会社製の卵
殻膜粉末)20.0質量部、日食株式会社製「ワキシ
a」10.0質量部、松谷化学株式会社製「パインファ
イバー」20.0質量部、乳糖(メグレ社製)25.9
質量部、卵殻カルシウム(キューピー株式会社製「カル
ホープ」)10.0質量部、β−カロチン5.0質量
部、ビタミンB20.05質量部、ビタミンE0.05
質量部およびナイアシン2.0質量部をV型混合機を用
いて混合して原料混合物を調製した。次いで、その原料
混合物93.0質量部に対して、エチルアルコール15
質量部を混合し、これにより得られた混合物を、湿式造
粒装置を用いて造粒し、次いで温度50℃で約16時間
乾燥して、卵殻膜を含有する粒子を製造した。
【0034】(2)打錠:上記(1)で得られた粒子1
00質量部に対して、ビタミンCを9質量部およびショ
糖脂肪酸エステルを1質量部の割合で混合し、それによ
り得られた混合物を、打錠装置を使用して、1粒が20
0mgの錠剤を製造した。 (3)保護コーティング:上記(2)で得られた錠剤の
表面に、コーティング装置を使用して、岐阜セラック株
式会社製「セラック」の水溶液を塗布し、温度40℃で
2時間乾燥して、保護コーティングされた錠剤をつくっ
た。
【0035】(4)糖衣被覆: (a) 上記(3)で得られた保護コーティング後の乾
燥した錠剤の表面に、糖衣被覆装置を使用して、糖衣用
ペースト(グラニュー糖70質量部、アラビアガム3質
量部、ゼラチン4質量部、卵殻カルシウム3質量部およ
び水65質量部を混合したペースト)を被覆した後、温
度約40℃で約4時間乾燥した。 (b) 上記(a)で用いたのと同じ糖衣用ペーストに
水を加えて希釈した糖衣用ペーストを調製し、それを上
記(a)で得られた乾燥後の錠剤の表面に上記(a)と
同様にして被覆して、糖衣で被覆された錠剤を調製し
た。
【0036】(5)色付け:上記(4)で得られた糖衣
を施した錠剤の表面に、三栄源社製「SRレッドK3」
を含む着色液を塗布した後、40〜50℃で4時間乾燥
して、赤色に着色した錠剤を製造した。 (6)艶だし:上記(5)で得られた着色後の錠剤の表
面に、カルナウバロウを用いて、艶だしを行った。これ
により得られた錠剤1個の質量は400mgであり、錠
剤1個当たり卵殻膜を約40mgの割合で含有してい
た。 (7)選別−計量−包装:上記(6)で得られた錠剤を
選別して不良品を除き、製品検査後に計量し、乾燥剤を
同封した二重袋で包装した。なお、錠剤は、十分な硬度
および形状保持性を有しており、選別、検査、包装時に
変形したり、崩壊したりすることがなく、取り扱い性に
優れていた。
【0037】《実施例2》 (1) 実施例1で用いたのと同じ卵殻膜粉末30.0
質量部、乾燥ローヤルゼリー24.0質量部、実施例1
で用いたのと同じ卵殻カルシウム8.0質量部、ビタミ
ンE1.0質量部、ビタミンB22.0質量部、β−カ
ロチン2.0質量部、乳糖25.0質量部、トウモロコ
シ蛋白4.0質量部、ビタミンC4.0質量部およびシ
ョ糖脂肪酸エステル1.0質量部をV型混合機を用いて
混合して原料混合物を調製した。次いで、その原料混合
物100質量部に対して、エチルアルコール16質量部
を混合し、これにより得られた混合物を、湿式造粒装置
を用いて造粒し、次いで温度50℃で約16時間乾燥し
て、卵殻膜を含有する粒子を製造した。 (2) 上記(1)で得られた粒子100質量部に対し
て、ビタミンCを9質量部およびショ糖脂肪酸エステル
を1質量部の割合で混合し、それにより得られた混合物
を、打錠装置を使用して1粒が200mgの錠剤を製造
した。 (3) 実施例1の(3)〜(6)と同じ操作を採用し
て、保護コーティング、糖衣被覆、色付けおよび艶だし
を行って、1個の質量が400mgの錠剤を製造した。
これにより得られた錠剤1個の質量は400mgであ
り、錠剤1個当たり卵殻膜を約55mgの割合で含有し
ていた。 (4) 上記(3)で得られた錠剤を選別して不良品を
除き、製品検査後に計量し、乾燥剤を同封した二重袋で
包装した。なお、錠剤は、十分な硬度および形状保持性
を有しており、選別、検査、包装時に変形したり、崩壊
したりすることがなく、取り扱い性に優れていた。
【0038】《試験例1》 (1) 年齢が25歳〜60歳までの女性18名にパネ
ラーになってもらい、該18名のパネラーに、2週間に
わたって、1日3回食後に実施例1で得られた錠剤を1
回に1錠(1日3錠)の割合で服用してもらった。錠剤
の服用のし易さおよび2週間後の皮膚の状態を評価して
もらったところ、下記の表1に示すとおりであった。
【0039】
【表1】
【0040】上記の表1の結果にみるように、本発明の
実施例1の錠剤は、飲み易く、しかも継続して服用する
ことによって、肌荒れを防止し、皮膚を滑らかで、柔ら
かく、シットリとした状態にすることがわかる。
【0041】《試験例2》治験者A(男性、65歳)、
治験者B(男性、54歳)および治験者C(男性、60
歳)は、いずれも、頭部の毛髪が薄くなり、市販の種々
の外用育毛・発毛促進剤を試みたが効果が認められなか
った。そこで、実施例2で得られた本発明の卵殻膜含有
錠剤を、1日3回食後に1錠ずつ(1日合計3錠)を継
続して服用したところ、治験者A〜Cのいずれににおい
ても、卵殻膜含有錠剤を飲み始めて2カ月弱で産毛が増
え始め、抜け毛が減り、髪に張り・腰しが出て太くな
り、全体に髪の毛が増えた。治験者Cは、育毛・発毛促
進効果だけでなく、体調もよくなり、体調不良のために
これまでは採っていなかった朝食を美味しく食べられる
ようになった。
【0042】《試験例3》治験者D(男性、48歳)は
40台前半より白髪が目立ち始めたが、実施例2で得ら
れた本発明の卵殻膜含有錠剤を、1日3回食後に1錠ず
つ(1日合計3錠)を継続して服用したところ、卵殻膜
含有錠剤を飲み始めて2カ月半頃から白髪が減り全体に
髪の毛が黒くなり、頭髪の量も増えた。
【0043】《試験例4》治験者E(男性、58歳)は
3年前に胃ガンの手術をし、定期的に通院して健康状態
をチェックしてきた。この治験者Eから採取した血液中
に含まれる赤血球を顕微鏡で観察したところ、卵殻膜含
有錠剤を服用する前は、図1の(a)の顕微鏡写真にみ
るように、赤血球は活性酸素に侵されて変形していた
が、実施例2で得られた本発明の卵殻膜含有錠剤を1日
3回食後に1錠ずつ(1日合計3錠)を継続して服用
し、卵殻膜含有錠剤を飲み始めて約1カ月後に採取した
血液では、そこに含まれる赤血球は図1の(b)の顕微
鏡写真に見るように、変形がなくなり、正常な状態に戻
っていた。それと併せて、この治験者Eは、卵殻膜含有
錠剤を飲み始めて約1カ月後から体調が以前より良くな
り、顔色も良くなり、疲れにくくなった。
【0044】《試験例5》治験者F(女性、52歳)は
子供の頃から貧血で、血液中のヘモグロビン量が常に1
0g/dl(1g/dm3)以下であり、医師の指導の
もとに生活していたが、実施例2で得られた本発明の卵
殻膜含有錠剤を1日3回食後に1錠ずつ(1日合計3
錠)を継続して服用したところ、卵殻膜含有錠剤を飲み
始めて3カ月後の検診では血液中のヘモグロビン量が1
3.5g/dl(1.35g/dm3)まで上昇してお
り、貧血が直っていた[なお健康な女性のヘモグロビン
量は一般に11.3〜16.0g/dl(1.13〜
1.60g/dm3)とされている。]。しかも、貧血
の解消と併せて、体調が良くなり、疲れにくくなった。
【0045】《試験例6》治験者G(女性、53歳)
は、両手の10本の指のすべての爪が割れて2枚爪の状
態になり、過去に多数のカルシウム剤、健康食品などを
試したが効果がなかっが、実施例2で得られた本発明の
卵殻膜含有錠剤を1日3回食後に1錠ずつ(1日合計3
錠)を継続して服用したところ、卵殻膜含有錠剤を飲み
始めて約1カ月後に10本の指のうち、8本の指の爪の
割れが直った。
【0046】《試験例7》治験者H(女性、48歳)
は、加齢と共に肌の張りが無くなり、くすんできたため
に、色々の化粧品を試したが効果が納得のゆく効果が得
られなかったが、実施例2で得られた本発明の卵殻膜含
有錠剤を1日3回食後に1錠ずつ(1日合計3錠)を継
続して服用したところ、卵殻膜含有錠剤を飲み始めて約
1カ月半後に肌に張り、艶がでた。卵殻膜含有錠剤の前
記服用中に、調理の際にフライパンに触れて腕にやけど
をしたが、2日後に完治し、やけど後も完全になくなっ
た。
【0047】《試験例8》治験者I(男性、54歳)
は、乾燥肌で、靴下のゴムの当たっていた部分がかゆ
く、皮膚が白い粉状に剥がれて軽いアトピー状態を呈
し、市販の外用薬を用いてもあまり改善されなかった
が、実施例2で得られた本発明の卵殻膜含有錠剤を1日
3回食後に1錠ずつ(1日合計3錠)を継続して服用し
たところ、卵殻膜含有錠剤を飲み始めて約2カ月後に靴
下のゴムがあたった箇所のアトピー状態がなくなり、健
康な皮膚に回復した。
【0048】《試験例9》治験者J(女性、54歳)は
体中に湿疹が出て、皮膚科に通院しても良くなったり悪
くなったりの繰り返しで完治しなかったが、実施例2で
得られた本発明の卵殻膜含有錠剤を1日3回食後に1錠
ずつ(1日合計3錠)を継続して服用したところ、卵殻
膜含有錠剤を飲み始めて約3週間後にかゆみが殆どなく
なり、約1カ月後には赤みも無くなり、湿疹が完治し
た。
【0049】《試験例10》治験者K(女性、40歳)
は、慢性の肩凝りで、肩が凝り過ぎて腕が上がらなくな
ることもあったが、実施例2で得られた本発明の卵殻膜
含有錠剤を1日3回食後に1錠ずつ(1日合計3錠)を
継続して服用したところ、卵殻膜含有錠剤を飲み始めて
約1カ月半後に肩凝りが少なくなり、3カ月後には肩凝
りが殆どなくなった。
【0050】
【発明の効果】卵殻膜を含有する本発明の錠剤は、硬く
て、形崩れ、崩壊、傷つきなどが生じず、取り扱い性に
優れ、しかも服用し易く、さらに天然の卵殻膜に由来す
るため安全性に優れている。そして、本発明の製造方法
によって、それ自体ではフワフワした状態で凝集性およ
び吸着力に劣っているために従来経口摂取タイプの剤型
にすることが困難であった卵殻膜を用いて、錠剤として
適する硬度を有し、崩壊、破損、傷つきなどがなく、保
形性、取り扱い性、摂取性に優れる本発明の卵殻膜含有
錠剤を円滑に製造することができる。
【0051】本発明の卵殻膜含有錠剤は、皮膚に含まれ
るコラーゲン、特に皮膚の柔軟化をもたらず(III)型
コラーゲンの形成を促進する卵殻膜を高濃度で含有して
いるので、継続して服用することにより、皮膚の老化や
肌荒れを防止し、皮膚を滑らかで、柔らかく、シットリ
とした状態にすることができる。また、本発明の卵殻膜
含有錠剤は、継続して服用することにより、湿疹、炎症
ヤケド、爪の割れなどのような皮膚の疾病の予防および
/または治癒に優れた効果を有する。さらに、本発明の
卵殻膜含有錠剤は、育毛、発毛促進、脱毛防止効果に優
れており、毎日所定の量を継続して服用するという極め
て簡単な手段によって、薄毛の解消、発毛、毛髪への張
り・腰の付与、白髪の解消などの効果を得ることができ
る。
【0052】そして、本発明の卵殻膜含有錠剤は、生体
内に生成した活性酸素を低減または消去する機能を有し
ており、活性酸素によって引き起こされる種々の疾病や
不良な身体症状を予防および/または治療することがで
き、例えば、活性酸素によって傷んだ赤血球の正常状態
への回復、ヘモグロビンの増加、肩凝りの解消、食欲増
進、疲労の除去などに効果がある。卵殻膜と共にβ−カ
ロチン、ビタミン類およびローヤルゼリーの少なくとも
1種、特にβ−カロチン、ビタミン類(特にビタミン
E、ビタミンB2、ビタミンCなどの抗酸化作用を有す
るビタミン類)およびローヤルゼリーの3者を更に含有
する本発明の卵殻膜含有錠剤は、卵殻膜の体内での吸収
により優れており、卵殻膜の有する上記した種々の作用
効果を一層良好に発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例4において、3年前に胃ガンの手術をし
た治験者Eの赤血球の状態を撮影した顕微鏡写真であ
り、(a)は本発明の卵殻膜含有錠剤を服用する前の赤
血球の状態を撮影した写真であり、(b)は本発明の卵
殻膜含有錠剤を1カ月継続して服用した後の赤血球の状
態を撮影した写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/355 A61K 31/355 31/375 31/375 31/519 31/519 35/64 35/64 47/02 47/02 47/26 47/26 47/36 47/36 47/38 47/38 A61P 17/00 A61P 17/00 17/14 17/14 17/16 17/16 39/00 39/00 39/06 39/06 43/00 105 43/00 105 Fターム(参考) 4C076 AA36 AA37 AA43 AA44 AA46 BB01 CC23 CC24 CC40 DD22 DD37 DD67 DD68 EE38 EE41 EE42 EE54 EE55 EE58 FF04 4C086 AA01 AA02 BA03 BA09 BC19 CB09 MA01 MA02 MA03 MA04 MA05 MA10 MA35 NA14 ZA51 ZA55 ZA69 ZA89 ZA92 ZB11 ZC41 4C087 AA01 AA02 BB22 BB61 CA03 MA01 MA02 MA35 MA52 NA14 ZA51 ZA55 ZA69 ZA89 ZA92 ZB11 ZC41 4C206 AA01 AA02 CB03 MA01 MA02 MA03 MA04 MA05 MA55 MA72 NA14 ZA51 ZA55 ZA69 ZA89 ZA92 ZB11 ZC41

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵殻膜を有効成分として含有することを
    特徴とする錠剤。
  2. 【請求項2】 卵殻膜を10〜40質量%の割合で含有
    する請求項1に記載の錠剤。
  3. 【請求項3】 化工澱粉および/または乳糖を賦形剤と
    して用いて形成してなる請求項1または2に記載の錠
    剤。
  4. 【請求項4】 卵殻カルシウムを更に含有する請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の錠剤。
  5. 【請求項5】 デキストリンおよび乳糖を賦形剤として
    用い且つ卵殻カルシウムを硬度向上剤として用いてなる
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の錠剤。
  6. 【請求項6】 β−カロチン、ビタミン類およびローヤ
    ルゼリーのうちの少なくも1種をさらに含有する請求項
    1〜5のいずれか1項に記載の錠剤。
  7. 【請求項7】 皮膚の老化、肌荒れおよび/または皮膚
    疾病の予防および/または治療用の剤である請求項1〜
    6のいずれか1項に記載の錠剤。
  8. 【請求項8】 育毛、発毛促進および/または脱毛防止
    用の剤である請求項1〜6のいずれか1項に記載の錠
    剤。
  9. 【請求項9】 生体内に生成した活性酸素の低減または
    消去用の剤である請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    錠剤。
  10. 【請求項10】 (i)卵殻膜および賦形剤を含む原料
    混合物を粒子状に造粒する工程; (ii)工程(i)で得られる粒子を打錠して錠剤をつく
    る工程;および、(iii)工程(ii)で得られる錠剤に
    保護コーティングを施す工程;を有することを特徴とす
    る卵殻膜を含有する錠剤の製造方法。
  11. 【請求項11】 賦形剤が、化工澱粉および/または乳
    糖である請求項10に記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 原料混合物が、卵殻カルシウムを更に
    含有する請求項10または11に記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 原料混合物が、卵殻膜と共に賦形剤と
    してデキストリンおよび乳糖を含有し、さらに卵殻カル
    シウムを含有する請求項10〜12のいずれか1項に記
    載の製造方法。
  14. 【請求項14】 原料混合物が、β−カロチン、ビタミ
    ン類およびローヤルゼリーのうちの少なくも1種をさら
    に含有する請求項10〜13のいずれか1項に記載の製
    造方法。
  15. 【請求項15】 工程(ii)の打錠処理を、卵殻膜およ
    び賦形剤を含む原料混合物よりなる粒子にビタミンCお
    よびショ糖脂肪酸エステルを添加して行う請求項10〜
    14のいずれか1項に記載の製造方法。
  16. 【請求項16】 工程(iii)の後に、(iv)錠剤に糖
    衣を施す工程を有するか、或いは(iv)錠剤に糖衣を施
    す工程と(v)錠剤に着色を施す工程を有する請求項1
    0〜15のいずれか1項に記載の製造方法。
JP2002135370A 2001-08-31 2002-05-10 卵殻膜含有錠剤 Expired - Lifetime JP3862600B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002135370A JP3862600B2 (ja) 2001-08-31 2002-05-10 卵殻膜含有錠剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-262970 2001-08-31
JP2001262970 2001-08-31
JP2002135370A JP3862600B2 (ja) 2001-08-31 2002-05-10 卵殻膜含有錠剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003146895A true JP2003146895A (ja) 2003-05-21
JP3862600B2 JP3862600B2 (ja) 2006-12-27

Family

ID=26621371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002135370A Expired - Lifetime JP3862600B2 (ja) 2001-08-31 2002-05-10 卵殻膜含有錠剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3862600B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003246741A (ja) * 2002-02-25 2003-09-02 Q P Corp 経口用肌改善剤及び肌改善用食品組成物、並びに肌改善方法
JP2005145889A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Lion Corp 卵殻膜とアミノ化合物を含有する医薬組成物、殺菌剤および口腔用組成物
WO2007029730A1 (ja) * 2005-09-06 2007-03-15 Meiji Dairies Corporation 老人性貧血を防止又は治療するためのアミノ酸組成物
JP2007075062A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Api Co Ltd タブレット
WO2007083402A1 (ja) * 2006-01-23 2007-07-26 Almado Co., Ltd. 発毛及び又は育毛用栄養補助食品
JP2009120617A (ja) * 2009-03-03 2009-06-04 Almado Co Ltd スポーツ障害抑制剤及び機能性食品
JP2009165421A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Yukio Hasebe 卵殻膜粉末を配合した菓子類
CN103300357A (zh) * 2012-03-15 2013-09-18 长谷部由纪夫 含蛋壳膜的微粉末、片剂、含蛋壳膜的微粉末的制造方法以及片剂的制造方法
JP2013216652A (ja) * 2012-03-14 2013-10-24 Yukio Hasebe 卵殻膜含有微粉末、錠剤、卵殻膜含有微粉末の製造方法および錠剤の製造方法
JP2014189521A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Univ Of Tokyo 卵殻膜成分を含む肝保護剤ならびにそれを用いた医薬組成物、食品添加物および食品
JP2014231487A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 国立大学法人 東京大学 卵殻膜成分を含むサーチュイン遺伝子活性化剤ならびにそれを用いた組成物
US20150150916A1 (en) * 2013-11-29 2015-06-04 The University Of Tokyo Insulin resistance-improving agent containing eggshell membrane component, and composition using the same
US20150196606A1 (en) * 2013-06-11 2015-07-16 ALMADO Inc. Activator of gene expression of molecular chaperone gene comprising eggshell membrane component and composition thereof
JP2017529314A (ja) * 2014-05-27 2017-10-05 エスエス製薬株式会社 冷え症等の全身症状改善用経口組成物

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0665094A (ja) * 1992-08-21 1994-03-08 Eisai Co Ltd 免疫賦活・感染防御剤
JPH1099049A (ja) * 1996-09-26 1998-04-21 Showa Sangyo Co Ltd 錠剤タイプの炊飯用カルシウム強化剤
JPH1135491A (ja) * 1997-07-24 1999-02-09 Daiichi Kasei:Kk 錠剤又は顆粒状製品
WO1999064066A1 (fr) * 1998-06-09 1999-12-16 Shionogi & Co., Ltd. Agents induisant une tolerance immunitaire et contenant de la keratine dure ou une substance ressemblant a la keratine

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0665094A (ja) * 1992-08-21 1994-03-08 Eisai Co Ltd 免疫賦活・感染防御剤
JPH1099049A (ja) * 1996-09-26 1998-04-21 Showa Sangyo Co Ltd 錠剤タイプの炊飯用カルシウム強化剤
JPH1135491A (ja) * 1997-07-24 1999-02-09 Daiichi Kasei:Kk 錠剤又は顆粒状製品
WO1999064066A1 (fr) * 1998-06-09 1999-12-16 Shionogi & Co., Ltd. Agents induisant une tolerance immunitaire et contenant de la keratine dure ou une substance ressemblant a la keratine

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
松本光雄他, 薬剤学マニュアル, JPN4006011782, 1989, pages 89, ISSN: 0000750481 *
松本光雄他, 薬剤学マニュアル, JPNX006044862, 1989, pages 89, ISSN: 0000776568 *

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003246741A (ja) * 2002-02-25 2003-09-02 Q P Corp 経口用肌改善剤及び肌改善用食品組成物、並びに肌改善方法
JP2005145889A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Lion Corp 卵殻膜とアミノ化合物を含有する医薬組成物、殺菌剤および口腔用組成物
JP4625625B2 (ja) * 2003-11-14 2011-02-02 ライオン株式会社 殺菌剤および該殺菌剤を含有する口腔用組成物
WO2007029730A1 (ja) * 2005-09-06 2007-03-15 Meiji Dairies Corporation 老人性貧血を防止又は治療するためのアミノ酸組成物
JP5220415B2 (ja) * 2005-09-06 2013-06-26 株式会社明治 老人性貧血を防止又は治療するためのアミノ酸組成物
JP2007075062A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Api Co Ltd タブレット
JP4659573B2 (ja) * 2005-09-16 2011-03-30 アピ株式会社 タブレット
WO2007083402A1 (ja) * 2006-01-23 2007-07-26 Almado Co., Ltd. 発毛及び又は育毛用栄養補助食品
JP2009165421A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Yukio Hasebe 卵殻膜粉末を配合した菓子類
JP2009120617A (ja) * 2009-03-03 2009-06-04 Almado Co Ltd スポーツ障害抑制剤及び機能性食品
JP2013216652A (ja) * 2012-03-14 2013-10-24 Yukio Hasebe 卵殻膜含有微粉末、錠剤、卵殻膜含有微粉末の製造方法および錠剤の製造方法
CN103300357A (zh) * 2012-03-15 2013-09-18 长谷部由纪夫 含蛋壳膜的微粉末、片剂、含蛋壳膜的微粉末的制造方法以及片剂的制造方法
JP2014189521A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Univ Of Tokyo 卵殻膜成分を含む肝保護剤ならびにそれを用いた医薬組成物、食品添加物および食品
US20150164962A1 (en) * 2013-03-27 2015-06-18 The University Of Tokyo Hepatic protection agent containing eggshell membrane and pharmaceutical composition, food additive and food using the same
JP2014231487A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 国立大学法人 東京大学 卵殻膜成分を含むサーチュイン遺伝子活性化剤ならびにそれを用いた組成物
US20150265658A1 (en) * 2013-05-28 2015-09-24 The University Of Tokyo Agent for activating sirtuin gene containing egg shell membrane ingredient and composition using the same
US20150196606A1 (en) * 2013-06-11 2015-07-16 ALMADO Inc. Activator of gene expression of molecular chaperone gene comprising eggshell membrane component and composition thereof
US20150150916A1 (en) * 2013-11-29 2015-06-04 The University Of Tokyo Insulin resistance-improving agent containing eggshell membrane component, and composition using the same
JP2017529314A (ja) * 2014-05-27 2017-10-05 エスエス製薬株式会社 冷え症等の全身症状改善用経口組成物
US10695392B2 (en) 2014-05-27 2020-06-30 Ssp Co. Ltd Oral composition for improving systemic symptoms including sensitivity to cold

Also Published As

Publication number Publication date
JP3862600B2 (ja) 2006-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5925348A (en) Methods utilizing compositions containing sacred lotus (methyltransferase) to treat aging skin
ES2331953T3 (es) Uso cosmetico y terapeutico de composiciones viscosas que contienen dioxido de carbono.
US6602526B2 (en) Oral compositions containing lotus
JP3862600B2 (ja) 卵殻膜含有錠剤
JP6122667B2 (ja) 卵殻膜含有微粉末、錠剤、卵殻膜含有微粉末の製造方法および錠剤の製造方法
DE2621000A1 (de) Zusammensetzung zur verhinderung von ernaehrungsmaengeln
CN112314952A (zh) 一种具有抗蓝光、改善皮肤质量功能组合物及其用途
RU2762754C2 (ru) Композиция для применения в предупреждении и/или лечении индуцированного онкологическим лечением мукозита полости рта и желудочно-кишечного тракта
JP4642135B1 (ja) たるみ改善用美容セット並びにこれを使用する美容方法
WO2018077311A1 (zh) 一种缓解视疲劳的组合物及其制备方法
JPH10234337A (ja) トルマリン鉱石含有食品及び外用剤
EP1691774B1 (fr) Composition orale comprenant une premiere composition (a) et une seconde composition (b) comme produit de combinaison pour une utilisation separee ou etalee dans le temps, dans le traitement cosmetique du corps humain
EP3290041B1 (en) Oral care composition
EP3100737A1 (fr) Complément alimentaire comprenant un mélange d'oxyde de magnésium et de carbonate de magnésium
KR101738339B1 (ko) 한약재 혼합 추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 노화 및 주름 개선용 조성물
TWI576117B (zh) 玻尿酸產生促進劑
RU2187319C2 (ru) Композиция, обладающая общеукрепляющим и антиоксидантным действием (варианты)
WO2020151900A1 (fr) Composition cosmetique/dermatologique
CN109223766A (zh) 改善人体微循环提高人体免疫力的组合物和制备工艺
JP4456575B2 (ja) 睫毛用のトリートメント
JPH05292918A (ja) 機能性健康食品
JP3240902U (ja) 肌の潤いを高めて肌の皺を改善するユリエキスの粒子構造
JP2004189688A (ja) 育毛・発毛促進剤
Findlay Some observations on the melanosis of Riehl
JP2013221005A (ja) 肌質改善組成物及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040218

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20060425

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060516

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20060517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3862600

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 3

S201 Request for registration of exclusive licence

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R314201

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091006

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131006

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term