JP2003144103A - 乾海苔製造装置 - Google Patents

乾海苔製造装置

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JP2003144103A
JP2003144103A JP2001351591A JP2001351591A JP2003144103A JP 2003144103 A JP2003144103 A JP 2003144103A JP 2001351591 A JP2001351591 A JP 2001351591A JP 2001351591 A JP2001351591 A JP 2001351591A JP 2003144103 A JP2003144103 A JP 2003144103A
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JP
Japan
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carry
dry seaweed
conveyor
section
cage
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JP2001351591A
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English (en)
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Toshimitsu Ohashi
利光 大橋
Yuji Kagata
祐次 加賀田
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OTSUBO TEKKO KK
Otsubo Tekko KK
Original Assignee
OTSUBO TEKKO KK
Otsubo Tekko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥部で簀から剥ぎ取られた乾海苔を搬出コン
ベア上の所定位置に確実に落下させることができる乾海
苔製造装置を提供すること。 【解決手段】 予備剥部15や本剥部(吸引ドラム)3
3よりも下流に、簀ホルダー10の簀11から剥離され
た乾海苔Mの搬出部30を設ける。搬出部30は、乾海
苔Mを搬送する無端回動ベルトから成る搬送コンベア4
1,43と、この搬送コンベア41,43の下方に設け
られた搬出コンベア34と、搬送コンベア41,43で
搬送される乾海苔Mを搬出コンベア34上に叩き落とす
落下手段45とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剥部で簀から剥離
された乾海苔を確実に回収できるようにした乾海苔製造
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乾海苔製造装置は、簀ホルダーを抄部、
脱水部、乾燥室、剥部を含む搬送路を搬送しながら乾海
苔を製造するようになっている。そして剥部において簀
から剥ぎ取られたシート状の乾海苔は、搬出コンベアに
より機外へ搬出され、品質検査装置などの後処理装置へ
送られるようになっている。
【0003】図5は、従来の乾海苔の搬出部の側面図で
ある。図中、Mは剥部(図示せず)において簀ホルダー
の簀から剥ぎ取られた乾海苔であり、コンベア1により
ローラ2,3間へ送られ、矢印方向へ回転するローラ
2,3の回転力により搬出コンベア4上へ投出される
(矢印a)。そして搬出コンベア4により機外へ搬出さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来装置は、図5にお
いて矢印aで示すように、乾海苔Mを搬出コンベア4上
に投出し、搬出コンベア4により機外へ搬出していた。
しかしながらこのような従来手段では、乾海苔Mは図5
において実線で示すように搬出コンベア4の中央部に正
しく投出されるとは限らず、図5において破線で示すよ
うに遠くへ投出されすぎたり(投出距離過長)、あるい
は鎖線で示すように手前側に投出されたり(投出距離過
短)しやすかった。このように搬出コンベア4の中央部
に正しく投出されなかった場合には、搬出コンベア4に
よる乾海苔Mの搬出トラブルが発生しやすいという問題
点があった。
【0005】そこで本発明は上記従来の課題を解決し、
剥部で簀から剥ぎ取られた乾海苔を搬出コンベア上の所
定位置に確実に移載することができる乾海苔製造装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、簀ホルダーを
抄部、脱水部、乾燥室、剥部を含む搬送路を搬送しなが
ら乾海苔を製造する乾海苔製造装置において、前記剥部
よりも下流に、前記剥部において簀ホルダーの簀から剥
離された乾海苔を搬出する搬出部を設け、この搬出部
が、乾海苔を搬送する搬送コンベアと、この搬送コンベ
アに搬送される乾海苔の下方に設けられた搬出コンベア
と、乾海苔を搬送コンベアから搬出コンベア上に落下さ
せる落下手段とから成るようにした。
【0007】また望ましくは、前記搬送コンベアが、乾
海苔の両側部を上下から挟持する上側ベルトコンベアと
下側ベルトコンベアとした。
【0008】また望ましくは、前記落下手段が、乾海苔
を前記搬送コンベアから前記搬出コンベア上に叩き落と
す叩き落とし手段である。
【0009】また望ましくは、前記剥部が予備剥部と吸
引ドラムから成る本剥部から成り、前記予備剥部におい
て簀から予備剥ぎされた乾海苔を、前記本剥部において
簀から完全に剥離した後、前記搬出部へ送るようにし
た。
【0010】上記構成の本発明によれば、剥部で簀から
剥ぎ取られた乾海苔を搬送コンベアにより搬出コンベア
の上方へ送り、そこで落下手段により、乾海苔を搬出コ
ンベア上の所定位置に確実に落下させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は乾海苔製造装置の全体側面
図、図2は乾海苔の剥部と搬出部の側面図、図3は搬出
部の拡大側面図、図4は搬出部の正面図である。なお以
下の説明において、乾海苔の搬出部以外の構成は周知で
あり、したがって簡単に説明する。
【0012】図1において、乾海苔製造装置は、前段部
Aと乾燥機Bから成っている。前段部Aには、簀ホルダ
ー10を搬送する搬送路としての左右一対の無端チェン
12がスプロケット16に調帯されている。無端チェン
12の上側走行路には抄部13と脱水部14が設けられ
ており、また下側走行路には予備剥部15が設けられて
いる。また予備剥部15や吸引ドラム33から成る本剥
部(後述)などの剥部の下流には乾海苔の搬出部30が
設けられている。
【0013】図1において、前段部Aの後方には乾燥機
Bが設けられている。20は乾燥機Bの主体となる乾燥
室であり、その内部には上段搬送路21と下段搬送路2
2が上下2段設置されている。なお乾燥室20内の搬送
路としては1段のみ設置されるものもある。上段搬送路
21と下段搬送路22は、スプロケット23に調帯され
た無端チェン24に支骨25をピッチをおいて多数突設
して成っている。26は上段搬送路21から下段搬送路
22へ簀ホルダー10を転送する転送手段である。転送
手段26としては、様々な方式のものが周知である。
【0014】次に、乾海苔の搬出部30を説明する。図
2において、簀ホルダー10は無端チェン12の下側走
行部を左方へ搬送され、その途中で予備剥部15におい
て、乾燥が終了した乾海苔Mはその前後の両端部を簀1
1から予備剥ぎされる。予備剥部15は、簀11の挟持
アーム15aや引張アーム15b等から成っているが、
これらは周知手段であるのでその詳細な説明は省略す
る。31は予備剥部15から搬出部30にかけて、無端
チェン12の下側走行部の下側に沿うように配設された
コンベアである。コンベア31としては丸ベルトの無端
コンベアなどが適用される。32はコンベア31が調帯
されたプーリである。
【0015】コンベア31の下流端部には多孔管から成
る吸引ドラム33が設けられている。吸引ドラム33は
駆動手段(図示せず)により乾海苔Mの送り方向(矢印
方向)へ回転する。また吸引ドラム33の内部は吸引手
段(図示せず)により真空吸引されており、コンベア3
1で送られてきた乾海苔Mをその表面に真空吸着する。
そして予備剥部15で予備剥ぎされた乾海苔Mを、吸引
ドラム33の周面で吸引して搬出部30側へ送りなが
ら、乾海苔Mを簀11から完全に剥離する。すなわち吸
引ドラム33は本剥部になっている。なお本実施の形態
では、予備剥部と本剥部(吸引ドラム)の2つの剥部に
より簀から乾海苔を剥離するようにしているが、1つの
剥部により簀から乾海苔を完全に剥ぎ取るようにしても
よい。このように剥部の形態は様々な設計変更が可能で
ある。
【0016】吸引ドラム33の下流には搬出部30が設
けられている。図3において、搬出部30には乾海苔M
を機外に搬出する搬出コンベア34が設けられている。
搬出コンベア34は多孔ベルトから成り、その内部には
吸引手段36により真空吸引される多孔板から成る吸引
ケース35が設けられている。搬出コンベア34を取り
囲むように丸ベルトから成る第1の無端回動ベルト(下
側ベルトコンベア)41がプーリ42に調帯されてい
る。また第1の無端回動ベルト41上には丸ベルトから
成る第2の無端回動ベルト(上側ベルトコンベア)43
がプーリ44に調帯されている。図4に示すように、乾
海苔Mはその両端部を無端回動ベルト41,43に上下
から挟持されて搬送される。すなわち無端回動ベルト4
1,43は、乾海苔Mの搬送コンベアになっている。
【0017】図3において、45は落下手段であり、回
転軸46と、回転軸46から搬出コンベア34の上方へ
延出するアーム47と、アーム47の先端部に装着され
た板状の押え部48から成っている。モータ、カムなど
の動力部49の駆動により、アーム47は回転軸46を
中心に所定角度上下方向へ揺動し、これにより押え部4
8は上下動する(矢印K)。この押え部48は無端回動
ベルト41,43にその両端部を挟持された乾海苔Mを
搬出コンベア34上に叩き落す叩き落とし手段となって
いる(図4も参照)。図4において、50は搬出コンベ
ア34を調帯するプーリである。
【0018】この乾海苔製造装置は上記のような構成よ
り成り、次に全体の動作を説明する。図1の前段部Aの
抄部13において、無端チェン12により水平な姿勢で
搬送される簀ホルダー10に保持された簀11に生海苔
が抄き上げられ、次いで脱水部14において生海苔はプ
レス脱水される。次いで簀ホルダー10は乾燥室20の
上段搬送路21の支骨25の間に送り込まれ、上段搬送
路21を直立した姿勢で一順した後、転送手段26によ
り下段搬送路22へ転送され、下段搬送路22を一順す
る。
【0019】以上のようにして生海苔の乾燥が終了した
簀ホルダー10は下段搬送路22から前段部Aの無端チ
ェン12へ転送され、簀11に付着した乾海苔Mは予備
剥部15において簀11から予備剥ぎされる。
【0020】図2、図3において、簀11から予備剥ぎ
された乾海苔Mは簀11から下方へ分離してコンベア3
1により左方へ搬送され、吸引ドラム33を周回しなが
ら吸引ドラム33の真空吸引力により簀11から完全に
剥離されて第1の無端回動ベルト41と第2の無端回動
ベルト43の間に送り込まれる。そして無端回動ベルト
41,43の回動により搬出コンベア34の真上まで搬
送されてくると、アーム47は揺動し、押え部48は下
降して搬送コンベア上の乾海苔(第1の無端回動ベルト
41と第2の無端回動ベルト43の間にその両端部を挟
持された乾海苔)Mを搬出コンベア34上に叩き落とし
て落下させる。このようにして搬出コンベア34上に落
下した乾海苔Mは、搬出コンベア34により機外へ搬出
され、品質検査などの後処理が行われる。
【0021】なお乾海苔Mは、無端回動ベルト41,4
3で搬送しながら押え部48で叩き落としてもよく、あ
るいは無端回動ベルト41,43による搬送を一時的に
停止させ、この停止中に叩き落としてもよい。また搬出
部30などの適所に、乾海苔Mが無端回動ベルト41,
43により搬出コンベア34上の所定位置まで搬送され
てきたことを検出する光学センサーなどの乾海苔の位置
検出手段を設け、この位置検出手段の信号により落下手
段45を作動させて乾海苔Mを搬出コンベア34上に落
下させるようにしてもよい。このように本発明は様々な
設計変更が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、剥
部で簀から剥ぎ取られた乾海苔を搬出コンベア上の所定
位置に確実に落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾海苔製造装置の全体側面図
【図2】乾海苔の剥部と搬出部の側面図
【図3】乾海苔の搬出部の拡大側面図
【図4】乾海苔の搬出部の正面図
【図5】従来の乾海苔の搬出部の側面図
【符号の説明】
10 簀ホルダー 11 簀 12 無端チェン 13 抄部 14 脱水部 15 予備剥部 20 乾燥室 30 搬出部 33 吸引ドラム(本剥部) 34 搬出コンベア 41 第1の無端回動ベルト(下側ベルトコンベア、搬
送コンベア) 43 第2の無端回動ベルト(上側ベルトコンベア、搬
送コンベア) 45 落下手段(叩き落とし手段) 48 押え部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 簀ホルダーを抄部、脱水部、乾燥室、剥
    部を含む搬送路を搬送しながら乾海苔を製造する乾海苔
    製造装置において、 前記剥部よりも下流に、前記剥部において簀ホルダーの
    簀から剥離された乾海苔を搬出する搬出部を設け、この
    搬出部が、乾海苔を搬送する搬送コンベアと、この搬送
    コンベアに搬送される乾海苔の下方に設けられた搬出コ
    ンベアと、乾海苔を搬送コンベアから搬出コンベア上に
    落下させる落下手段とから成ることを特徴とする乾海苔
    製造装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送コンベアが、乾海苔の両側部を
    上下から挟持する上側ベルトコンベアと下側ベルトコン
    ベアから成ることを特徴とする請求項1記載の乾海苔製
    造装置。
  3. 【請求項3】 前記落下手段が、乾海苔を前記搬送コン
    ベアから前記搬出コンベア上に叩き落とす叩き落とし手
    段であることを特徴とする請求項1または2記載の乾海
    苔製造装置。
  4. 【請求項4】 前記剥部が予備剥部と吸引ドラムから成
    る本剥部から成り、前記予備剥部において簀から予備剥
    ぎされた乾海苔を、前記本剥部において簀から完全に剥
    離した後、前記搬出部へ送るようにしたことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の乾海苔製造装置。
JP2001351591A 2001-11-16 2001-11-16 乾海苔製造装置 Pending JP2003144103A (ja)

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A131 Notification of reasons for refusal

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Effective date: 20040224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629