JP2006223267A - 海苔製造装置 - Google Patents

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光雄 諫山
Manabu Takeshita
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Abstract

【課題】複数調子状で間欠的に搬送する場合であっても、剥離機に要するコスト、並びに剥離機の運搬及び設置に要する労力を低減することができる海苔製造装置を提供する。
【解決手段】搬送チェーン1によって各海苔簀が予備剥離機30に搬入される都度、予備剥離機30は、海苔の先頭端側部及び末尾端側部を各海苔簀から剥離させる。された後、簀支持フレームは本剥離機40へ搬送される。本剥離機40には、海苔簀から海苔を剥離させる第1及び第2剥離部が配設してあり、搬送チェーン1が2回間欠駆動した後に、本剥離機40の駆動モータによって前記第1剥離部及び第2剥離部が1サイクルの剥離駆動するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生海苔と水との混液から海苔簀上に抄いた生海苔を海苔簀と共に乾燥させて得られる海苔を、海苔簀から剥離させることによって海苔を製造する海苔製造装置に関する。
生海苔と水との混液を抄いて所定形状に乾燥させた複数の海苔を連続的に製造する海苔製造装置が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
即ち、海苔製造装置は、複数の海苔簀がそれぞれ横一列に張架してある複数の簀支持フレームを所定の間隔で環状に搬送する搬送機の往路に、各海苔簀に生海苔と水との混液を供給して生海苔を抄く抄製機と、各海苔簀によって所定形状に抄かれた生海苔を圧搾及び吸引によって脱水する脱水機とを配設し、搬送機の往路末部に、脱水された生海苔を海苔簀と共に乾燥する乾燥機を配設し、更に、搬送路の復路中途に、乾燥して得られた海苔を海苔簀から剥離する剥離機を配設して構成してある。
この剥離機は、海苔簀に密着した海苔の端部を海苔簀から剥離する予備剥離機と、予備剥離された海苔を海苔簀から剥離する本剥離機とから構成されている。
そして、前述した抄製機、脱水機、予備剥離機、及び本剥離機をそれぞれ、搬送機の搬送方向へ距離を隔てて2組ずつ配置し、搬送機によって環状の各海苔簀を、間欠的に移動させる動作を2回行なった後に相対的に長い静止動作を1回行なう、所謂2拍子状で間欠移動させるようになっている。
これによって、製造速度を低下させることなく、十分な抄製時間を得ることができ、品質が高い海苔を効率的に製造することができる。
特開平4−43627号公報(図1)
しかしながら、このような従来の海苔製造装置にあっては、予備剥離機及び本剥離機が2組ずつ配置してあるため、剥離機に要するコストが嵩む上に、剥離機の運搬作業、設置作業に多大な労力を要するという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、複数調子状で間欠的に搬送する場合であっても、剥離機に要するコスト、並びに剥離機の運搬及び設置に要する労力を低減することができる海苔製造装置を提供する。
請求項1記載の本発明は、列状に配設され、海苔を抄く海苔簀をそれぞれ支持する複数の簀支持フレームを、複数回間欠的に搬送する搬送動作と相対的に長く搬送停止する停止動作とを繰り返して搬送する搬送機と、この搬送機を駆動する原動機とを備え、前記搬送機の搬送域に、相隣る複数の海苔簀にそれぞれ海苔を抄製させる複数の抄製機と、海苔簀から海苔の端部を剥離させる予備剥離を行なう予備剥離機と、予備剥離された海苔簀から海苔を剥離させる本剥離を行なう本剥離機とが、この順に配設してあり、前記抄製機の数に応じて、前記搬送機が複数回間欠的に搬送するその回数が定めてある海苔製造装置において、前記予備剥離機は、前記搬送機によって各海苔簀が搬入される都度、それぞれ予備剥離を行なうようにしてあり、前記本剥離機には、前記抄製機の数に応じた数を具備し、海苔簀に転接する複数の本剥離部が、前記搬送機の搬送方向へ相異なる海苔簀に転接するように距離を隔てて配置してあり、各本剥離部はそれぞれ、前記搬送機の停止動作中に駆動されるようにしてあることを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、前記原動機は、前記各抄製機及び予備剥離機も駆動するようにしてあり、前記本剥離機は、前記原動機とは別に、前記各本剥離部を駆動する駆動部を具備することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、前記駆動部は、前記原動機の駆動動作に応じて駆動開始するようにしてあり、当該駆動部の駆動動作に応じて駆動停止するようにしてあることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、前記予備剥離機は、搬入された海苔簀から海苔の先頭側端部及び末尾側端部を剥離するようにしてあり、前記本剥離機には、2つの本剥離部が前記駆動部を挟んで対峙させてあり、一方の本剥離部は海苔の先頭側端部から末尾側端部へ当該海苔を剥離させるようにしてあり、他方の本剥離部は海苔の末尾側端部から先頭側端部へ当該海苔を剥離させるようにしてあることを特徴とする。
請求項1記載の本発明では、列状に配設され、海苔を抄く海苔簀をそれぞれ支持する複数の簀支持フレームを、複数回間欠的に搬送する搬送動作と相対的に長く搬送停止する停止動作とを繰り返して搬送する搬送機と、この搬送機を駆動する原動機とを備え、前記搬送機の搬送域に、相隣る複数の海苔簀にそれぞれ海苔を抄製させる複数の抄製機と、海苔簀から海苔の端部を剥離させる予備剥離を行なう予備剥離機と、予備剥離された海苔簀から海苔を剥離させる本剥離を行なう本剥離機とが、この順に配設してあり、前記抄製機の数に応じて、前記搬送機が複数回間欠的に搬送するその回数が定めてある海苔製造装置において、前記予備剥離機は、前記搬送機によって各海苔簀が搬入される都度、それぞれ予備剥離を行なうようにしてあり、前記本剥離機には、前記抄製機の数に応じた数を具備し、海苔簀に転接する複数の本剥離部が、前記搬送機の搬送方向へ相異なる海苔簀に転接するように距離を隔てて配置してあり、各本剥離部はそれぞれ、前記搬送機の停止動作中に駆動されるようにしてあるため、列状に配された複数の海苔簀を複数回間欠的に搬送する場合であっても、1台の予備剥離機によって、予備剥離を行なうと共に、本剥離機に備えられた複数の本剥離部によって本剥離を行なうので、予備剥離機及び本剥離機をコンパクトにすることができ、予備剥離機及び本剥離機にて構成される剥離機に要するコスト、並びに当該剥離機の運搬及び設置に要する労力を低減することができる。
請求項2記載の本発明では、原動機は、各抄製機及び予備剥離機も駆動するようにしてあり、本剥離機は、前記原動機とは別に、各本剥離部を駆動する駆動部を具備するため、比較的簡単な構成で、予備剥離機及び各本剥離部に所要のタイミングで所要の動作を実行させることができ、海苔製造装置の製造コストを低減させることができる。
請求項3記載の本発明では、本剥離機に設けた駆動部は、原動機の駆動動作に応じて駆動開始するようにしてあり、当該駆動部の駆動動作に応じて駆動停止するようにしてあるため、簡単な構成で駆動部の動作を制御することができ、当該制御機構を廉価にすることができる。
請求項4記載の本発明では、予備剥離機は、搬入された海苔簀から海苔の先頭側端部及び末尾側端部を剥離するようにしてあり、本剥離機には、2つの本剥離部が前記駆動部を挟んで対峙させてあり、一方の本剥離部は海苔の先頭側端部から末尾側端部へ当該海苔を剥離させるようにしてあり、他方の本剥離部は海苔の末尾側端部から先頭側端部へ当該海苔を剥離させるようにしてあるため、駆動部と両本剥離部との間の駆動伝達機構をコンパクトにすることができ、従って、本剥離部をコンパクトにすることができる。
本発明に係る海苔製造装置は、列状に配設され、海苔を抄く海苔簀をそれぞれ支持する複数の簀支持フレームを、複数回間欠的に搬送する搬送動作と相対的に長く搬送停止する停止動作とを繰り返して搬送する搬送機と、この搬送機を駆動する原動機とを備え、前記搬送機の搬送域に、相隣る複数の海苔簀にそれぞれ海苔を抄製させる複数の抄製機と、海苔簀から海苔の端部を剥離させる予備剥離を行なう予備剥離機と、予備剥離された海苔簀から海苔を剥離させる本剥離を行なう本剥離機とが、この順に配設してあり、前記抄製機の数に応じて、前記搬送機が複数回間欠的に搬送するその回数が定めてある。そして、前記予備剥離機は、搬送機によって各海苔簀が搬入される都度、それぞれ予備剥離を行なうようにしてある。また、本剥離機には、前記抄製機の数に応じた数を具備し、海苔簀に転接する複数の本剥離部が、搬送機の搬送方向へ相異なる海苔簀に転接するように距離を隔てて配置してあり、各本剥離部はそれぞれ、前記搬送機の停止動作中に駆動されるようにしてある。
また、原動機は、前記各抄製機及び予備剥離機も駆動するようにしてあり、前記本剥離機には、原動機とは別に、前記各本剥離部を駆動する駆動部が配設してある。
前述した駆動部は、開始リミットスイッチ等を用いて、原動機の駆動動作に応じて駆動開始するようにしてあり、停止リミットスイッチを用いて、当該駆動部の駆動動作に応じて駆動停止するようにしてある。なお、両リミットスイッチに代えて、電磁センサ、光学センサ等の他のセンサを用いるようにしてもよい。
ところで、予備剥離機は、搬入された海苔簀から海苔の先頭側端部及び末尾側端部を剥離するようにしてある。そして、本剥離機には、2つの本剥離部が前記駆動部を挟んで対峙させてあり、一方の本剥離部は海苔の先頭側端部から末尾側端部へ当該海苔を剥離させるようにしてあり、他方の本剥離部は海苔の末尾側端部から先頭側端部へ当該海苔を剥離させるようにしてある。
以下、本発明の内容を図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る海苔製造装置を示す模式的側面図であり、図中、1は、搬送機を構成し、縦方向へ環状に架設してなる左右一対の鉤付きの搬送チェーンである。搬送チェーン1の間には、幅方向へ複数の枠部を設けてなる簀支持フレームが搬送チェーン1の長手方向に複数行適宜の間隔で鉤架してあり、簀支持フレームの各枠部には、伸縮可撓性を有する複数の海苔簀がそれぞれ張架してある。搬送チェーン1は復道末部における上昇移動に続いて往道始部において横移動するようにしてあり、この横移動開始位置の近傍であって、搬送チェーン1によって搬送される簀支持フレームの搬送路上には、各簀支持フレーム毎にそこに張架された複数列の海苔簀にそれぞれ、生海苔と水との混液を間欠的に供給して生海苔を矩形に抄製する2組の抄製機2,2が配設してある。
抄製機2,2の下流側には、海苔簀上に抄かれた生海苔から水を吸引する2組の吸引脱水機3,3が配設してあり、更にその下流側に、スポンジといった吸水部材を当接させることによって脱水する2組ずつ2対、計4組のプレス脱水機4,4,4,4が、それぞれ搬送チェーン1の搬送方向へ所定の距離を隔てて配置してある。
このプレス脱水機4,4,4,4の下流側に、矩形ドーム状の乾燥機10が配置してある。乾燥機10内には、左右一対のチェーンからなる乾燥機用搬送チェーン11が側面視が略逆つ字状になるように連続的に上下2段にわたって配設してあり、乾燥機用搬送チェーン11の搬送路には適宜温度に昇温された風が導入されるようになっている。
乾燥機10の出入口には、搬送チェーン1と乾燥機用搬送チェーン11との間で簀支持フレームを受け渡す受渡機7が配設してあり、搬送チェーン1によって各簀支持フレームが受渡機7まで搬送される都度、当該簀支持フレームは上段側の乾燥機用搬送チェーン11に、起立した姿勢で渡され、上段側の乾燥機用搬送チェーン11によってその外周側を搬送される。各簀支持フレームは、上段側から下段側へ向かう外コーナ部の入口で平伏姿勢とされて当該外コーナ部を回り、その出口で再び起立姿勢とされて、下段側の乾燥機用搬送チェーン11の外周側、それに続いて内周側を搬送される。そして、各簀支持フレームは、下段側から上段側へ向かう内コーナ部の入口で平伏姿勢とされて当該内コーナ部を回り、その出口で再び起立姿勢とされて、上段側の乾燥機用搬送チェーン11の内周側を搬送された後、前記受渡機7によって搬送チェーン1に渡される。この間、各簀支持フレームに支持された各海苔簀上の生海苔は温風によって十分に乾燥される。
乾燥機10から搬出された各簀支持フレームを受け取った搬送チェーン1は、下降移動した後に復道において再び横移動に移るが、各簀支持フレームは搬送チェーン1の外周側で受け取られるので、簀支持フレームに支持された各海苔簀上の海苔は、海苔製造装置の床面に対向した状態で横移動される。この横移動する搬送チェーン1の搬送路上には、後述する如く乾燥した海苔を海苔簀から予備剥離させた後に本剥離させる剥離機20が配置してあり、海苔が剥離された海苔簀は、搬送チェーン1によって上昇移動された後、再び、抄製機2,2へ搬入される。
かかる海苔製造装置の床部にはゼネバ歯車6が設置してあり、ゼネバ歯車6には原動機5から回転駆動力が与えられるようになっている。このゼネバ歯車6の回転駆動力は、該ゼネバ歯車6に噛合した歯車、プーリ、チェーン、カム等を介して、前述した搬送チェーン1、抄製機2,2、吸引脱水機3,3、プレス脱水機4,4,4,4に間欠的に伝えられる。すなわち、ゼネバ歯車6はそれに噛合した歯車を、海苔簀の寸法に応じた所定回転角度だけ回動させた後に一時停止させ、再び海苔簀の寸法に応じた所定回転角度だけ回動させた後、より長く一時停止させる、所謂2拍子状の動作を繰り返す。従って、前述した各機器1、2、3、4は、複数行の簀支持フレーム別に当該簀支持フレームに支持された複数列の海苔簀に対して、2拍子間隔で所定の動作をそれぞれ実行する。
この相対的に長い停止期間に、抄製機2,2が抄製動作を実行し、吸引脱水機3,3が吸引脱水動作を実行し、プレス脱水機4,4,4,4がプレス脱水動作を実行する。従って、十分な抄製動作が確保されるため、高品質の海苔が得られる一方、1回で2組の海苔簀に抄製動作を実行することができるため、単位時間当たりの海苔の製造枚数が多い。また、複数行の簀支持フレームは、2拍子間隔ではあるが、各行毎に間欠的に搬送されるため、搬送チェーン1と乾燥機用搬送チェーン11との間で1行ずつ簀支持フレームを受け渡すことができる。
一方、原動機5からの回転駆動力は、歯車、プーリ、チェーン、カム等を介して乾燥機用搬送チェーン11にも伝えられるようになっており、乾燥機用搬送チェーン11は1拍子間隔で間欠駆動されるようになっている。
図2及び図3は、図1に示した剥離機20の拡大側面図及び拡大側断面図であり、図中、1は搬送チェーンである。剥離機20は、矢符方向へ横移動する搬送チェーン1の復路の始側に配した予備剥離機30と、終側に配した本剥離機40とを備えている。この予備剥離機30は、搬送チェーン1によって海苔簀が搬入される都度、当該海苔簀と共に搬送される海苔の搬送方向の先頭端側部及び末尾端側部を、海苔簀からそれぞれ剥離させるようになっている。
即ち、予備剥離機30は、搬送チェーン1によって搬送される海苔の搬送方向の略中央部分を海苔簀と共に、搬送チェーン1のレベルより少し高いレベルに押し上げて挟持する上下一対の挟持部31,31と、搬送チェーン1上の前記挟持部31,31から前後へ所定距離を隔てた位置に、搬送方向と直交する方向へ横架した2本の回転軸にそれぞれ軸支され、海苔簀の海苔が展着していない部分である先頭端側余部及び末尾端側余部をその上部から復路の終側及び始側へ押圧するように回動することによって、前記先頭端側余部及び末尾端側余部を引っ張る一対の引張アーム32,32とを具備している。
この予備剥離機30には、図1に示した原動機5から歯車、プーリ、チェーン等を介して駆動力が伝えられるようになっており、内蔵するカム又はクランク等を介して前述した挟持部31,31及び引張アーム32,32が、所定のタイミングで1拍子間隔で間欠駆動されるようになっている。そして、予備剥離機30によって海苔の先頭端側部及び末尾端側部が各海苔簀から剥離された後、簀支持フレームは本剥離機40へ搬送される。
本剥離機40には、海苔簀から海苔を剥離させる第1及び第2剥離部41,51が、簀支持フレームの搬送方向へ略簀支持フレーム2つ分の距離を隔てて配設してあり、第1及び第2剥離部41,51の間には、両剥離部41,51を同時的に駆動する駆動モータ(駆動部)50が配置してある。この駆動モータ50の上下流側には、該駆動モータ50に連動連結された第1及び第2クランクレバー42,52が配置してあり、両クランクレバー42,52は海苔簀の搬送方向と直交する方向へ横架した2つの軸にその基端を軸支して、先端を前記搬送方向へ揺動可能にしてある。
駆動モータ50より上流側であって、搬送チェーン1より所定寸法だけ上方及び下方の位置には、第1剥離部41を構成する第1上スライドブラケット43及び第1下スライドブラケット44が配設してあり、両第1上下スライドブラケット43,44は、前記第1クランクバー42によって、待機位置から上流側へ向かって搬送チェーン1と平行に進退移動されるようになっている。この第1上スライドブラケット43には海苔簀の上面に転接する第1上ローラ45が取付けてあり、また、第1下スライドブラケット44には海苔簀の下面に転接する第1下ローラ46が取付けてある。
第1上スライドブラケット43は、搬送チェーン1の上方にこれと平行に配設した第1案内杆47よって案内されるようになっており、第1案内杆47は、略コ字状の第1支持部材48によって第1案内杆47の上流側端を、相対的に上位の待機位置から相対的に下位の剥離位置へ降昇可能に支持されている。一方、前述した第1上ローラ45及び第1下ローラ46は、搬送方向へ僅かに距離を隔てて配置してある。
そして、予備剥離機30にて海苔の先頭端側部及び末尾端側部がから剥離された海苔簀が搬送チェーン1によって第1剥離部41に搬入された場合、第1支持部材48にて、待機位置にある第1案内杆47の上流側端が剥離位置まで降下され、第1上ローラ45が海苔簀の先頭端側余部を押圧して、第1上ローラ45と第1下ローラ46との間に海苔簀を略S字状に挟持する。そして、第1クランクバー42が揺動して、第1上スライドブラケット43及び第1下スライドブラケット44によって、第1上ローラ45及び第1下ローラ46が海苔簀の先頭端側余部から末尾端側余部まで前進することによって、海苔簀から海苔を剥離する。
その後、これと逆の動作によって、第1上ローラ45及び第1下ローラ46が海苔簀の末尾端側余部から先頭端側余部まで後退し、第1案内杆47の上流側端が待機位置まで上昇することによって、第1剥離部41の1サイクルの剥離動作が終了する。
ところで、第1剥離部41には、海苔簀の末尾端側余部の上方位置に、海苔簀を押さえる第1押さえ部材49が昇降自在に配置してあり、第1押さえ部材49は、前述した第1案内杆48の降昇動作に対応して降昇するようになっている。
また、駆動モータ50より下流側であって、搬送チェーン1より上方及び下方の位置には、第2剥離部51を構成する第2上スライドブラケット53及び第2下スライドブラケット54が、前述した第1上スライドブラケット43及び第1下スライドブラケット44と軸対称に配設してあり、両第2上下スライドブラケット53,54は、前記第2クランクバー52によって、待機位置から下流側へ向かって搬送チェーン1と平行に進退移動されるようになっている。この第2上スライドブラケット53には海苔簀の上面に転接する第2上ローラ55が取付けてあり、また、第2下スライドブラケット54には海苔簀の下面に転接する第2下ローラ56が取付けてある。
第2上スライドブラケット53は、搬送チェーン1の上方にこれと平行に配設した第2案内杆57よって案内されるようになっており、第2案内杆57は、前記第1支持部材48とリンクした略コ字状の第2支持部材58によって第2案内杆57の下流側端を、相対的に上位の待機位置から相対的に下位の剥離位置へ降昇可能に支持されている。一方、前述した第2上ローラ55及び第2下ローラ56は、搬送方向へ僅かに距離を隔てて配置してある。
予備剥離機30にて海苔の先頭端側部及び末尾端側部が剥離された海苔簀が搬送チェーン1によって第2剥離部51に搬入された場合、第2支持部材58にて、待機位置にある第2案内杆57の下流側端が剥離位置まで降下され、第2上ローラ55が海苔簀の末尾端側余部を押圧して、第2上ローラ55と第2下ローラ56との間に海苔簀を逆S字状に挟持する。そして、第2クランクバー52が揺動して、第2上スライドブラケット53及び第2下スライドブラケット54によって、第2上ローラ55及び第2下ローラ56が海苔簀の末尾端側余部から先頭端側余部まで前進することによって、海苔簀から海苔を剥離する。
その後、これと逆の動作によって、第2上ローラ55及び第2下ローラ56が海苔簀の先頭端側余部から末尾端側余部まで後退し、第2案内杆57の下流側端が待機位置まで上昇することによって、第2剥離部51の1サイクルの剥離動作が終了する。
ところで、前同様、第2剥離部51には、海苔簀の先頭端側余部の上方位置に、海苔簀を押さえる第2押さえ部材59が昇降自在に配置してあり、第2押さえ部材59は、前述した第2案内杆57の降昇動作に対応して降昇するようになっている。
前述した第1及び第2クランクレバー42,52は、駆動モータ50によって同時的に互いに反対方向へ揺動されるようになっており、従って、第1剥離部41による剥離動作及び第2剥離部52による剥離動作は同時並行的に実行される。
この駆動モータ50の駆動開始及び駆動停止は、例えば、図1に示した原動機5の近傍に配設してあり、原動機5の回転動作に応じて所定のタイミング、即ち、後述する如く原動機5に噛合した原動歯車が搬送チェーン1を2拍子状に駆動してから所定回転角度だけ回動したタイミングでオンされる開始リミットスイッチ、及び駆動モータ50の近傍に配設してあり、駆動モータ50が1回転したときにオンされる停止リミットスイッチ(いずれも図示せず)によって制御されるようになっている。
一方、第1下ローラ46の進退移動域の下方、及び第2下ローラ56の進退移動域の下方には、海苔を搬出する搬出機70,70が配設してあり、両搬出機70,70と前記両進退移動域との間には、海苔簀から剥離された海苔を吸引して前記搬出機70,70へ落下させる剥離用コンベア60,60が配設してある。そして、第1剥離部41及び第2剥離部51で海苔簀から剥離された海苔は、剥離用コンベア60,60によって、搬出機70,70に移送され、搬出機70,70によって外部へ搬出される。
図4は、図1に示した海苔製造装置の動作タイミングチャート図であり、図中、(a)は搬送チェーン1の動作タイミングを、(b)は乾燥機用搬送チェーン11の動作タイミングを、(c)は、両抄製機2,2の動作タイミングを、(d)は各脱水機3,3、4,4、4,4の動作タイミングを、(e)は予備剥離機30の動作タイミングを、(f)は本剥離機40に備えられた第1及び第2剥離部41,51(いずれも図2参照)の動作タイミングをそれぞれ示している。また、図4中、横軸は、図1に示した原動機5に噛合した原動歯車の回転角度を示している。
図4に示した如く、当該原動歯車が360°回転すると、前述した搬送チェーン1、乾燥機用搬送チェーン11、両抄製機2,2、各脱水機3,3、4,4、4,4、予備剥離機30及び本剥離機40の第1及び第2剥離部41,51が1サイクルの動作を実行するようになっている。
すなわち、図4(a)に示した如く、搬送チェーン1は、原動歯車が0°から180°まで回動するまでに、相対的に短い一時停止を挟んで、間欠的に2回だけ駆動されるようになっており、原動歯車が180°から360°まで回動する間は、相対的に長時間停止している。図4(b)に示した如く、乾燥機用搬送チェーン11は、180°の一定の間隔を隔て、搬送チェーン1が停止している間に駆動されるようになっており、これによって、搬送チェーン1から1行ずつ海苔簀が受け渡されて、それを乾燥機内で搬送するようになっている。
一方、図4(c)に示した如く、両抄製機2,2は、原動歯車が180°から360°まで回動する間であり、搬送チェーン1が相対的に長時間停止している間に、抄製駆動されるようになっている。これによって、十分な抄製時間が得られ、品質の高い海苔を製造することができる。また、前後2行の海苔簀に一度に海苔を抄くことができるため、単位時間当たりの海苔製造枚数が多い。
また、図4(d)に示した如く、各脱水機3,3、4,4、4,4は、前同様、原動歯車が180°から360°まで回動する間であり、搬送チェーン1が相対的に長時間停止している間に、吸引脱水及びプレス脱水を実行する。これによって、十分に脱水することができる。
一方、図4(e)に示した如く、予備剥離機30は、前述した乾燥機用搬送チェーン11の駆動タイミングと同じタイミングで予備剥駆動されるようになっており、予備剥機30に海苔簀が搬入される都度、海苔簀に展着している海苔の先頭端側部及び末尾端側部を海苔簀から剥離する。なお、予備剥離機30は、搬送チェーン1が相対的に短い一時停止している間にも駆動されるようになっているが、予備剥離機30による予備剥離動作は比較的短時間で終了するため、予備剥離を十分に実行することができる。
また、図4(d)に示した如く、本剥離機40は、搬送チェーン1が相対的に長時間停止している間であり、原動歯車が270°前後を回動する間に、本剥離機40の駆動モータ50(図2参照)が駆動して、第1剥離部41及び第2剥離部51によって対応する両海苔簀から海苔が剥離される。第1剥離部41及び第2剥離部51による剥離動作は予備剥離動作より長時間を要するが、図4から明きらかな如く、搬送チェーン1が相対的に長時間停止している間より短い時間で、第1剥離部41及び第2剥離部51による剥離動作を実行することができる。
なお、図4(a),(f)に示した如く、搬送チェーン1が2回間欠駆動した後に、本剥離機40の第1剥離部41及び第2剥離部51が1サイクルの剥離駆動するようになっているが、図3に示した如く、第1剥離部41と第2剥離部51とが簀支持フレーム2つ分の距離を隔てて配置してあるため、搬送方向の前後に相隣る一方の簀支持フレームに支持された海苔簀の海苔が第1剥離部41で剥離された場合、当該剥離動作から2サイクル後に、他方の簀支持フレームに支持された海苔簀の海苔が第2剥離部51で剥離される。
このように、2拍子状の間欠駆動する場合であっても、1台の予備剥離機30によって、予備剥離を行なうと共に、本剥離機40に配設した1台の駆動モータ50によって第1剥離部41及び第2剥離部51を駆動するため、本剥離機40をコンパクトにすることができ、剥離機20に要するコスト、並びに剥離機20の運搬及び設置に要する労力を低減することができる。
なお、前述した海苔製造装置は、複数の海苔簀を2拍子状に間欠駆動させて搬送するようにした場合について説明したが、本発明はこれに限らず、3拍子以上の複数拍子状に間欠駆動させて搬送するようにした場合にも適用し得ることはいうまでもない。この場合、抄製機、脱水機及び本剥離機の剥離部を間欠駆動させる拍子数に応じて設置しておく。
本発明に係る海苔製造装置を示す模式的側面図である。 図1に示した剥離機の拡大側面図である。 図1に示した剥離機の拡大側断面図である。 図1に示した海苔製造装置の動作タイミングチャート図である。
符号の説明
1 搬送チェーン
2 抄製機
3 吸引脱水機
4 プレス脱水機
5 原動機
6 ゼネ歯歯車
11 乾燥機用搬送チェーン
20 剥離機
30 予備剥離機
31 挟持部
32 引張アーム
40 本剥離機
41 第1剥離部
42 第1クランクレバー
43 第1上スライドブラケット
44 第1下スライドブラケット
49 第1押さえ部材
50 駆動モータ
51 第2剥離部
52 第2クランクレバー
53 第2上スライドブラケット
54 第2下スライドブラケット
55 第2上ローラ
59 第2押さえ部材

Claims (4)

  1. 列状に配設され、海苔を抄く海苔簀をそれぞれ支持する複数の簀支持フレームを、複数回間欠的に搬送する搬送動作と相対的に長く搬送停止する停止動作とを繰り返して搬送する搬送機と、この搬送機を駆動する原動機とを備え、前記搬送機の搬送域に、相隣る複数の海苔簀にそれぞれ海苔を抄製させる複数の抄製機と、海苔簀から海苔の端部を剥離させる予備剥離を行なう予備剥離機と、予備剥離された海苔簀から海苔を剥離させる本剥離を行なう本剥離機とが、この順に配設してあり、前記抄製機の数に応じて、前記搬送機が複数回間欠的に搬送するその回数が定めてある海苔製造装置において、
    前記予備剥離機は、前記搬送機によって各海苔簀が搬入される都度、それぞれ予備剥離を行なうようにしてあり、
    前記本剥離機には、前記抄製機の数に応じた数を具備し、海苔簀に転接する複数の本剥離部が、前記搬送機の搬送方向へ相異なる海苔簀に転接するように距離を隔てて配置してあり、各本剥離部はそれぞれ、前記搬送機の停止動作中に駆動されるようにしてある
    ことを特徴とする海苔製造機。
  2. 前記原動機は、前記各抄製機及び予備剥離機も駆動するようにしてあり、前記本剥離機は、前記原動機とは別に、前記各本剥離部を駆動する駆動部を具備する請求項1記載の海苔製造装置。
  3. 前記駆動部は、前記原動機の駆動動作に応じて駆動開始するようにしてあり、当該駆動部の駆動動作に応じて駆動停止するようにしてある請求項2記載の海苔製造装置。
  4. 前記予備剥離機は、搬入された海苔簀から海苔の先頭側端部及び末尾側端部を剥離するようにしてあり、前記本剥離機には、2つの本剥離部が前記駆動部を挟んで対峙させてあり、一方の本剥離部は海苔の先頭側端部から末尾側端部へ当該海苔を剥離させるようにしてあり、他方の本剥離部は海苔の末尾側端部から先頭側端部へ当該海苔を剥離させるようにしてある請求項1から3のいずれかに記載の海苔製造装置。

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