JP2003143162A - 通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の処理装置を具備する通信装置又は
処理装置を増設する通信装置において、構成が簡単であ
り、バス幅を増やすことなく障害の検出を行うことがで
き、かつ、リソース情報の切り替えを即時に行うことが
できる通信装置を提供すること。 【解決手段】 検出装置１０７が現用系処理装置１０１
から障害通知バス１０３を介して障害情報を受けた時に
障害認識バス１０４を介して障害情報の検索を行って障
害があった現用系処理装置１０１を特定し、かつ、特定
した当該現用系処理装置１０１のアドレス情報を遮断用
制御バス１０５に送出する。現用系処理装置１０１が検
出装置１０７からアドレス情報を受けて当該アドレス情
報が自装置のアドレス情報と一致した時に出力を停止す
る。主リソース制御装置１０２が前記障害を発生した現
用系処理装置１０１のリソース情報と対応するリソース
情報を予備系処理装置１０８の第２のリソース制御装置
１１４に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、通信サービスを提
供するための信号を処理する複数の処理装置を監視し複
数の処理装置のいずれかに障害が生じた時に他の処理装
置に切り替える通信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の通信装置としては、特開平１１−
７４９４８号公報に記載されたものが知られている。こ
の通信装置は、図４に示すように、被監視ハードウェア
（処理装置）４０１、４０２及び監視制御部４０３を具
備している。監視制御部４０３は、監視制御バス４０４
を介して被監視ハードウェア（処理装置）４０１、４０
２に接続されている。

【０００３】監視制御部４０３は、被監視ハードウェア
４０１、４０２に対して監視制御バス４０４を介して定
常的に障害監視を行い、被監視ハードウェア４０１、４
０２のいずれかが緊急性を要する障害警報を検出した時
には、障害監視を中断し、被監視ハードウェア４０１、
４０２の障害警報を検出したものから障害情報を収集
し、この障害情報に基づいて系を切り替える処理を行
う。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
通信装置においては、被監視ハードウェア（処理装置）
の数が増えてくると、監視制御部４０３と被監視ハード
ウェア（処理装置）との間に相互に検出用バスを実装し
なければならず、また、処理装置の増加数に応じてバス
幅が増えるから、実装が困難となってしまうという問題
がある。また、従来の通信装置においては、障害を検出
した処理装置のリソース情報を予備系処理装置に切り替
えるときに切り替え時間がかかりすぎるという問題があ
る。

【０００５】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、複数の処理装置を具備する通信装置又は処理装
置を増設する通信装置において、構成が簡単であり、バ
ス幅を増やすことなく障害の検出を行うことができ、か
つ、リソース情報の切り替えを即時に行うことができる
通信装置を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の通信装置は、リ
ソース情報を格納する第１のリソース制御装置と前記第
１のリソース制御装置に格納された前記リソース情報に
基づいて処理を行う第１の処理制御装置と障害情報記憶
装置と出力切替制御装置とを有する複数の現用系処理装
置と、前記現用系処理装置の前記第１のリソース制御装
置にリソース情報を与えるための主リソース制御装置
と、前記複数の現用系処理装置がワイヤードオア接続さ
れた障害通知バスと、前記複数の現用系処理装置に接続
されている障害認識バス及び遮断用制御バスと、前記障
害通知バスと前記障害認識バスと前記遮断用制御バスと
前記主リソース制御装置とに接続されている検出装置
と、前記主リソース制御装置及び前記検出装置に接続さ
れリソース情報を格納する第２のリソース制御装置と前
記第２のリソース制御装置に格納された前記リソース情
報に基づいて処理を行う第２の処理制御装置を有する少
なくとも１つの予備系処理装置と、を具備し、前記現用
系処理装置の前記第１の処理制御装置は、前記現用系処
理装置の内部において障害が発生した時に障害情報を生
成し前記障害情報記憶装置に格納して当該障害情報を前
記障害通知バスを介して前記検出装置に通知し、前記検
出装置は、前記障害情報を受けた時に前記障害認識バス
を介して前記障害情報記憶装置に格納された前記障害情
報の検索を行って障害があった現用系処理装置を特定
し、特定した当該現用系処理装置のアドレス情報を前記
遮断用制御バスに送出し、かつ、特定した当該現用系処
理装置のアドレス情報及び前記障害情報を前記主リソー
ス制御装置に与え、前記現用系処理装置の前記出力切替
制御装置は、前記遮断用制御バスを介して前記アドレス
情報を受けて当該アドレス情報が自装置のアドレス情報
と一致した時に前記第１の処理制御装置からデータバス
への出力を停止し、前記主リソース制御装置は、前記検
出装置からの前記アドレス情報及び前記障害情報に基づ
いて前記障害を発生した前記現用系処理装置の前記第１
のリソース制御装置が保持している前記リソース情報と
対応するリソース情報を前記予備系処理装置の前記第２
のリソース制御装置に格納して前記予備系処理装置を起
動する構成を採る。

【０００７】この構成によれば、複数の処理装置を具備
する通信装置又は処理装置を増設する通信装置におい
て、複数の現用系処理装置がワイヤードオア接続された
障害通知バスを有するから、構成が簡単であり、バス幅
を増やすことなく障害の検出を行うことができ、また、
主リソース制御装置が障害を発生した現用系処理装置の
リソース情報を予備系処理装置のリソース制御装置に格
納するから、リソース情報の切り替えを即時に行うこと
ができる。

【０００８】本発明の通信装置は、前記主リソース制御
装置が、前記リソース情報を変更した時に変更した当該
リソース情報を前記複数の現用系処理装置の前記第１の
リソース制御装置に上書きする構成を採る。

【０００９】この構成によれば、複数の現用系処理装置
のリソース情報を変更する時に、リソース情報の切り替
えを即時に行うことができる。

【００１０】本発明の通信装置は、前記出力切替制御装
置は、前記遮断用制御バスを介して前記アドレス情報を
受けてデコードするデコード装置と、自装置のアドレス
情報を記憶しているアドレス情報記憶装置と、前記デコ
ード装置からのアドレス情報が前記アドレス情報記憶装
置に記憶されている前記アドレス情報と一致するか否か
を判断し一致する時にアドレス一致信号を生成する比較
装置と、前記比較装置からの前記アドレス一致信号を受
けた時に前記第１の処理制御装置からデータバスへの出
力を停止する切り替えスイッチ回路と、を具備する構成
を採る。

【００１１】この構成によれば、複数の処理装置を具備
する通信装置又は処理装置を増設する通信装置におい
て、複数の現用系処理装置がワイヤードオア接続された
障害通知バスを有するから、構成が簡単であり、バス幅
を増やすことなく障害の検出を行うことができ、また、
主リソース制御装置が障害を発生した現用系処理装置の
リソース情報を予備系処理装置のリソース制御装置に格
納するから、リソース情報の切り替えを即時に行うこと
ができる。

【００１２】本発明の通信装置は、前記出力切替制御装
置は、前記遮断用制御バスを介して前記アドレス情報を
受けてデコードするデコード装置と、自装置のアドレス
情報を記憶しているアドレス情報記憶装置と、前記デコ
ード装置からのアドレス情報が前記アドレス情報記憶装
置に記憶されている前記アドレス情報と一致するか否か
を判断し一致する時にアドレス一致信号を生成する比較
装置と、前記比較装置からの前記アドレス一致信号を受
けた時に前記第１の処理制御装置に対する電力供給を停
止する切り替えスイッチ回路と、を具備する構成を採
る。

【００１３】この構成によれば、複数の処理装置を具備
する通信装置又は処理装置を増設する通信装置におい
て、複数の現用系処理装置がワイヤードオア接続された
障害通知バスを有するから、構成が簡単であり、バス幅
を増やすことなく障害の検出を行うことができ、また、
主リソース制御装置が障害を発生した現用系処理装置の
リソース情報を予備系処理装置のリソース制御装置に格
納するから、リソース情報の切り替えを即時に行うこと
ができる。

【００１４】また、この構成によれば、出力切替制御装
置が障害の発生した現用系処理装置の第１の処理制御装
置に対する電力供給を停止するから、第１の処理制御装
置とデータバスとを確実に切り離すことができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明の骨子は、検出装置が現用
系処理装置から障害通知バスを介して障害情報を受けた
時に障害認識バスを介して障害情報記憶装置に格納され
た障害情報の検索を行って障害があった現用系処理装置
を特定し、かつ、特定した当該現用系処理装置のアドレ
ス情報を遮断用制御バスに送出し、前記現用系処理装置
が前記遮断用制御バスを介して前記アドレス情報を受け
て当該アドレス情報が自装置のアドレス情報と一致した
時に出力を停止し、前記主リソース制御装置が前記障害
を発生した前記現用系処理装置の前記第１のリソース制
御装置が保持している前記リソース情報と対応するリソ
ース情報を予備系処理装置の第２のリソース制御装置に
格納して前記予備系処理装置を起動することである。

【００１６】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。

【００１７】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１に係る通信装置の構成を示すブロック図である。
図２は、本発明の実施の形態１に係る通信装置の現用系
処理装置の構成を示すブロック図である。

【００１８】本発明の実施の形態１に係る通信装置は、
複数の現用系処理装置１０１ａ、１０１ｂ、主リソース
制御装置１０２、障害通知バス１０３、障害認識バス１
０４、遮断用制御バス１０５、データバス１０６、検出
装置１０７及び予備系処理装置１０８を具備している。

【００１９】主リソース制御装置１０２は、複数の現用
系処理装置１０１ａ、１０１ｂ及び予備系処理装置１０
８に接続されている。複数の現用系処理装置１０１ａ、
１０１ｂは、障害通知バス１０３にワイヤードオア接続
されている。また、複数の現用系処理装置１０１ａ、１
０１ｂは、障害認識バス１０４、遮断用制御バス１０５
及びデータバス１０６に接続されている。検出装置１０
７は、障害通知バス１０３、障害認識バス１０４、遮断
用制御バス１０５、主リソース制御装置１０２及び予備
系処理装置１０８に接続されている。複数の現用系処理
装置１０１ａ、１０１ｂの論理和出力は、障害通知バス
１０３を介して検出装置１０７に与えられる。予備系処
理装置１０８は、主リソース制御装置１０２、検出装置
１０７及びデータバス１０６に接続されている。

【００２０】複数の現用系処理装置１０１ａ、１０１ｂ
の各々は、リソース情報を格納する第１のリソース制御
装置１０９と、この第１のリソース制御装置１０９に格
納されたリソース情報に基づいて処理を行う第１の処理
制御装置１１０と、障害情報記憶装置１１１と、出力切
替制御装置１１２と、入力切替制御装置１１３とを有し
ている。第１の処理制御装置１１０は、障害情報記憶装
置１１１及び出力切替制御装置１１２に接続されてい
る。主リソース制御装置１０２は、複数の現用系処理装
置１０１ａ、１０１ｂに用いる複数のリソース情報を保
持しており、現用系処理装置１０１ａ、１０１ｂの第１
のリソース制御装置１０９にリソース情報を格納する。
入力切替制御装置１１３は、データバス１０６、第１の
処理制御装置１１０及び出力切替制御装置１１２に接続
されている。入力切替制御装置１１３は、データバス１
０６からのデータを第１の処理制御装置１１０に与える
か否かを制御する。入力切替制御装置１１３は、例え
ば、３ステートバッファで構成されている。

【００２１】予備系処理装置１０８は、リソース情報を
格納する第２のリソース制御装置１１４と、第２のリソ
ース制御装置１１４に接続され第２のリソース制御装置
１１４に格納されたリソース情報に基づいて処理を行う
第２の処理制御装置１１５とを有している。検出装置１
０７は、障害発生時に障害を発生した現用系処理装置１
０１のアドレス情報及び障害情報を主リソース制御装置
１０２に与える。主リソース制御装置１０２は、検出装
置１０７から受けたアドレス情報及び障害情報に基づい
て障害を発生した現用系処理装置１０１の第１のリソー
ス制御装置１０９が保持しているリソース情報と対応す
るリソース情報を予備系処理装置１０８の第２のリソー
ス制御装置１１４に格納する。

【００２２】図２に示すように、出力切替制御装置１１
２は、デコード装置１１６、アドレス情報記憶装置１１
７、比較装置１１８及び切り替えスイッチ回路１１９を
具備している。デコード装置１１６は、遮断用制御バス
１０５に接続されている。比較装置１１８は、デコード
装置１１６及びアドレス情報記憶装置１１７に接続され
ている。切り替えスイッチ回路１１９は、比較装置１１
８、第１の処理制御装置１１０及びデータバス１０６に
接続されている。

【００２３】デコード装置１１６は、遮断用制御バス１
０５を介してアドレス情報を受けてデコードして比較装
置１１８に与える。アドレス情報記憶装置１１７は、自
装置のアドレス情報を記憶している。比較装置１１８
は、デコード装置１１６からのアドレス情報がアドレス
情報記憶装置１１７に記憶されているアドレス情報と一
致するか否かを判断し一致する時にアドレス一致信号を
生成する。

【００２４】切り替えスイッチ回路１１９は、比較装置
１１８からのアドレス一致信号を受けた時に第１の処理
制御装置１１０からデータバス１０６への出力を停止す
る。切り替えスイッチ回路１１９は、例えば、３ステー
トバッファで構成されている。また、比較装置１１８
は、アドレス一致信号を入力切替制御装置１１３に与え
る。入力切替制御装置１１３は、アドレス一致信号を受
けた時にデータバス１０６からのデータを第１の処理制
御装置１１０に与えるのを停止する。

【００２５】次いで、上記の構成を有する通信装置の動
作を図１及び図２を参照して説明する。

【００２６】現用系処理装置１０１ａ、１０１ｂの第１
の処理制御装置１１０は、当該現用系処理装置１０１
ａ、１０１ｂの内部において障害が発生した時に障害情
報を生成し障害情報記憶装置１１１に格納して当該障害
情報を障害通知バス１０３を介して検出装置１０７に通
知する。障害通知バス１０３はワイヤードオア接続され
ているから、複数の現用系処理装置１０１ａ、１０１ｂ
からの障害情報を通知する信号が論理和（オア）され検
出装置１０７に通知される。そのため、現用系処理装置
１０１ａ、１０１ｂの１つから障害情報が発生すると障
害通知バス１０３の信号がアクティブとなり、その通知
の間において他の現用系処理装置１０１から障害情報が
発生したとしても検出装置１０７は１つの障害情報しか
検出しない。

【００２７】検出装置１０７は、現用系処理装置１０１
ａ、１０１ｂの第１の処理制御装置１１０から障害情報
を受けた時に障害認識バス１０３を介して障害情報記憶
装置１１１に格納された障害情報の検索を行って障害が
あった現用系処理装置１０１を特定し、かつ、特定した
当該現用系処理装置１０１のアドレス情報を遮断用制御
バス１０５に送出する。

【００２８】現用系処理装置１０１ａ、１０１ｂのデコ
ード装置１１６は、遮断用制御バス１０５を介してアド
レス情報を受けてデコードして比較装置１１８に与え
る。アドレス情報記憶装置１１７は、自装置のアドレス
情報を記憶している。比較装置１１８は、デコード装置
１１６からのアドレス情報がアドレス情報記憶装置１１
７に記憶されているアドレス情報と一致するか否かを判
断し一致する時にアドレス一致信号を生成する。

【００２９】切り替えスイッチ回路１１９は、比較装置
１１８からのアドレス一致信号を受けた時に第１の処理
制御装置１１０からのデータバス１０６への出力を停止
する。また、比較装置１１８は、アドレス一致信号を入
力切替制御装置１１３に与える。入力切替制御装置１１
３は、アドレス一致信号を受けた時にデータバス１０６
からのデータを第１の処理制御装置１１０に与えるのを
停止する。

【００３０】また、検出装置１０７は、前記特定した当
該現用系処理装置１０１のアドレス情報及び障害情報を
主リソース制御装置１０２に与える。主リソース制御装
置１０２は、検出装置１０７からのアドレス情報及び障
害情報に基づいて障害が発生した現用系処理装置１０１
の第１のリソース制御装置１０９が保持しているリソー
ス情報と対応するリソース情報を予備系処理装置１０８
の第２のリソース制御装置１１４に格納して予備系処理
装置１０８を起動する。予備系処理装置１０８は、障害
が発生した現用系処理装置１０１の代わりに処理を続行
する。なお、検出装置１０７は、前記特定した当該現用
系処理装置１０１のアドレス情報及び障害情報を主リソ
ース制御装置１０２に与えるのと同時に起動信号を予備
系処理装置１０８に与えて予備系処理装置１０８を起動
するようにしてもよい。

【００３１】このように、本実施の形態によれば、複数
の処理装置を具備する通信装置又は処理装置を増設する
通信装置において、複数の現用系処理装置１０１ａ、１
０１ｂがワイヤードオア接続された障害通知バス１０３
を有するから、構成が簡単であり、バス幅を増やすこと
なく障害の検出を行うことができ、また、主リソース制
御装置１０２が障害の発生した現用系処理装置１０１の
リソース情報を予備系処理装置１０８のリソース制御装
置１１４に格納するから、リソース情報の切り替えを即
時に行うことができる。

【００３２】（実施の形態２）次に、本発明の実施の形
態２に係る通信装置を図１及び図３を参照して説明す
る。本発明の実施の形態２においては、本発明の実施の
形態１と同じ構成要素には同じ参照符号が付されてい
る。図３は、本発明の実施の形態２に係る通信装置の現
用系処理装置の構成を示すブロック図である。

【００３３】本発明の実施の形態２に係る通信装置は、
図１の本発明の実施の形態１に係る通信装置において、
出力切替制御装置１１２の代わりに出力切替制御装置１
１９を有する。これ以外の本発明の実施の形態２に係る
通信装置の構成は、本発明の実施の形態１に係る通信装
置と同じである。

【００３４】現用系処理装置１０１ａ、１０１ｂの各々
は、第１の処理制御装置１１０に電力を供給するための
電源装置１２１を有している。出力切替制御装置１２０
は、デコード装置１１６と、アドレス情報記憶装置１１
７と、比較装置１１８と、比較装置１１８からのアドレ
ス一致信号を受けた時に第１の処理制御装置１１０に対
する電力供給を停止する切り替えスイッチ回路１２２と
を具備している。切り替えスイッチ回路１２２は、第１
の処理制御装置１１０と電源装置１２１との間に接続さ
れている。なお、本発明の実施の形態２に係る通信装置
においては、出力切替制御装置１２０が障害の発生した
現用系処理装置１０１の第１の処理制御装置１１０に対
する電力供給を停止するから、本発明の実施の形態１の
入力切替制御装置１１３が不要となる。

【００３５】このように、本実施の形態によれば、本発
明の実施の形態１の効果に加えて、出力切替制御装置１
２０が障害の発生した現用系処理装置１０１の第１の処
理制御装置１１０に対する電力供給を停止するから、第
１の処理制御装置１１０とデータバス１０６とを確実に
切り離すことができる。

【００３６】なお、本発明の実施の形態１及び実施の形
態２において、通信装置は、複数の予備系処理装置１０
８を有するように構成してもよい。また、本発明の実施
の形態１及び実施の形態２において、現用系処理装置１
０１の第１の処理制御装置１１０は、障害が発生した時
に障害の種類ごとに障害情報を生成して障害情報記憶装
置１１１に記憶させ、前記障害情報の重要度を判断し
て、前記障害情報の重要度に応じて障害監視を継続する
か停止するかを判断するようにしてもよい。

【００３７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の処理装置を具備する通信装置又は処理装置を増設
する通信装置において、複数の現用系処理装置がワイヤ
ードオア接続された障害通知バスを有するから、構成が
簡単であり、バス幅を増やすことなく障害の検出を行う
ことができ、また、主リソース制御装置が障害の発生し
た現用系処理装置のリソース情報を予備系処理装置のリ
ソース制御装置に格納するから、リソース情報の切り替
えを即時に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１に係る通信装置の構成を
示すブロック図

【図２】本発明の実施の形態１に係る通信装置の現用系
処理装置の構成を示すブロック図

【図３】本発明の実施の形態２に係る通信装置の現用系
処理装置の構成を示すブロック図

【図４】従来の通信装置の構成を示すブロック図

【符号の説明】

１０１ａ、１０１ｂ 現用系処理装置 １０２ 主リソース制御装置 １０３ 障害通知バス １０４ 障害認識バス １０５ 遮断用制御バス １０６ データバス １０７ 検出装置 １０８ 予備系処理装置 １０９ 第１のリソース制御装置 １１０ 第１の処理制御装置 １１１ 障害情報記憶装置 １１２、１２０ 出力切替制御装置 １１３ 入力切替制御装置 １１４ 第２のリソース制御装置 １１５ 第２の処理制御装置 １１６ デコード装置 １１７ アドレス情報記憶装置 １１８ 比較装置 １１９、１２２ 切り替えスイッチ回路 １２１ 電源装置

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リソース情報を格納する第１のリソース
   制御装置と前記第１のリソース制御装置に格納された前
   記リソース情報に基づいて処理を行う第１の処理制御装
   置と障害情報記憶装置と出力切替制御装置とを有する複
   数の現用系処理装置と、前記現用系処理装置の前記第１
   のリソース制御装置にリソース情報を与えるための主リ
   ソース制御装置と、前記複数の現用系処理装置がワイヤ
   ードオア接続された障害通知バスと、前記複数の現用系
   処理装置に接続されている障害認識バス及び遮断用制御
   バスと、前記障害通知バスと前記障害認識バスと前記遮
   断用制御バスと前記主リソース制御装置とに接続されて
   いる検出装置と、前記主リソース制御装置及び前記検出
   装置に接続されリソース情報を格納する第２のリソース
   制御装置と前記第２のリソース制御装置に格納された前
   記リソース情報に基づいて処理を行う第２の処理制御装
   置を有する少なくとも１つの予備系処理装置と、を具備
   し、前記現用系処理装置の前記第１の処理制御装置は、
   前記現用系処理装置の内部において障害が発生した時に
   障害情報を生成し前記障害情報記憶装置に格納して当該
   障害情報を前記障害通知バスを介して前記検出装置に通
   知し、前記検出装置は、前記障害情報を受けた時に前記
   障害認識バスを介して前記障害情報記憶装置に格納され
   た前記障害情報の検索を行って障害があった現用系処理
   装置を特定し、特定した当該現用系処理装置のアドレス
   情報を前記遮断用制御バスに送出し、かつ、特定した当
   該現用系処理装置のアドレス情報及び前記障害情報を前
   記主リソース制御装置に与え、前記現用系処理装置の前
   記出力切替制御装置は、前記遮断用制御バスを介して前
   記アドレス情報を受けて当該アドレス情報が自装置のア
   ドレス情報と一致した時に前記第１の処理制御装置から
   データバスへの出力を停止し、前記主リソース制御装置
   は、前記検出装置からの前記アドレス情報及び前記障害
   情報に基づいて前記障害を発生した前記現用系処理装置
   の前記第１のリソース制御装置が保持している前記リソ
   ース情報と対応するリソース情報を前記予備系処理装置
   の前記第２のリソース制御装置に格納して前記予備系処
   理装置を起動することを特徴とする通信装置。
2. 【請求項２】 前記主リソース制御装置は、前記リソー
   ス情報を変更した時に変更した当該リソース情報を前記
   複数の現用系処理装置の前記第１のリソース制御装置に
   上書きすることを特徴とする請求項１記載の通信装置。
3. 【請求項３】 前記出力切替制御装置は、前記遮断用制
   御バスを介して前記アドレス情報を受けてデコードする
   デコード装置と、自装置のアドレス情報を記憶している
   アドレス情報記憶装置と、前記デコード装置からのアド
   レス情報が前記アドレス情報記憶装置に記憶されている
   前記アドレス情報と一致するか否かを判断し一致する時
   にアドレス一致信号を生成する比較装置と、前記比較装
   置からの前記アドレス一致信号を受けた時に前記第１の
   処理制御装置からデータバスへの出力を停止する切り替
   えスイッチ回路と、を具備することを特徴とする請求項
   １又は２記載の通信装置。
4. 【請求項４】 前記出力切替制御装置は、前記遮断用制
   御バスを介して前記アドレス情報を受けてデコードする
   デコード装置と、自装置のアドレス情報を記憶している
   アドレス情報記憶装置と、前記デコード装置からのアド
   レス情報が前記アドレス情報記憶装置に記憶されている
   前記アドレス情報と一致するか否かを判断し一致する時
   にアドレス一致信号を生成する比較装置と、前記比較装
   置からの前記アドレス一致信号を受けた時に前記第１の
   処理制御装置に対する電力供給を停止する切り替えスイ
   ッチ回路と、を具備することを特徴とする請求項１又は
   ２記載の通信装置。