JPH0887431A - 中央処理装置の異常検出装置 - Google Patents

中央処理装置の異常検出装置

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JPH0887431A
JPH0887431A JP6225292A JP22529294A JPH0887431A JP H0887431 A JPH0887431 A JP H0887431A JP 6225292 A JP6225292 A JP 6225292A JP 22529294 A JP22529294 A JP 22529294A JP H0887431 A JPH0887431 A JP H0887431A
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JP
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power supply
unit
abnormality
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supply unit
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JP6225292A
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English (en)
Inventor
Keiji Hirata
恵司 平田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1電源部がオフしても異常発生原因を特定
し、セットアップ情報を異常発生前の状態に復帰可能な
中央処理装置の異常検出装置を得る。 【構成】 異常状態を検出する手段24と、異常情報E
をラッチする手段26と、異常情報を読み出す専用I/
Oポート27および専用リード線RE、Dと、CPU1
を含むボード20を動作させるセットアップ情報Bを記
憶する手段30と、ラッチ手段および記憶手段をリセッ
トする専用リセット線RSと、第1電源部3および第2
電源部12からなる2系統電源と、第1電源部の出力電
圧V1が所定値以上か否かを検知する手段13と、この
検知結果A1に応答して第1電源部または第2電源部を
イネーブルとする電源供給制御手段14とを備え、異常
情報は、2系統電源からの給電により異常発生後におい
ても読み出し可能に保存される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、異常発生時にシステ
ムや主電源部がダウンしても異常発生原因を究明するこ
とができるとともに異常発生前の状態に復帰することが
できる中央処理装置の異常検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5はたとえば特公平4−39698に
記載された従来の中央処理装置の異常検出装置を概略的
に示すブロック図であり、図において、1は中央処理装
置のCPU、2はバス(矢印参照)を介してCPU1に
結合されているその他の処理装置、3はCPU1および
その他の処理装置2等に電力を供給するための主電源と
なる第1電源部、PON*は第1電源部3の投入時に第
1電源部3から出力される電源投入信号である。ここで
は、Lレベルで動作する信号に対し、たとえば電源投入
信号PON*のように「*」印を付して示しており、以
下の信号についても同様である。
【0003】4はウォッチドッグタイマ回路(以下、W
DTと記す)、WDT*はWDT4がタイムアップした
ときに出力されるタイムアップ信号、5はCPU1に結
合されてWDT4の状態をラッチするWDTラッチ部、
WDTF*はCPU1内のプログラムに基づいてWDT
ラッチ部5のセット端子に入力されるセット信号、WF
はWDTラッチ部5の状態(アクティブかインアクティ
ブか)を示す状態信号、6は電源投入信号PON*およ
びタイムアップ信号WDT*の論理和をとるオアゲー
ト、RST*はCPU1及びその他の処理装置2の各リ
セット端子に入力されるオアゲート6のオア出力信号で
ある。
【0004】次に、図6のフローチャートを参照しなが
ら、図5に示した従来の中央処理装置の異常検出装置の
動作について説明する。なお、図5のようにWDT4を
備えた従来のCPU1においては、第1電源部3の投入
時においても、CPU1にエラー(異常)が発生したの
と同様に、CPU1を含むシステム全体に初期化スター
トがかけられるように構成されている。したがって、第
1電源部3の投入時の動作と、WDT4のタイムアップ
時の動作とに分けて説明する。
【0005】まず、第1電源部3の投入時の動作につい
て説明する。第1電源部3が投入されると、第1電源部
3から出力された電源投入信号PON*は、WDTラッ
チ部5をリセット状態にするとともに、オアゲート6を
通って、CPU1及びその他の処理装置2のリセット端
子に印加される。これにより、CPU1及びその他の処
理装置2が再起動され、CPU1内のプログラムは、C
PU1の再起動により初期化スタートされる。
【0006】図6は、CPU1内のプログラムにしたが
って初期化スタートした後にCPU1が実行する処理動
作を示す。初期化スタートされると、CPU1は、WD
Tラッチ部5からの状態信号WFを読み込み、状態信号
WFがアクティブか否か(ノンアクティブか)を判断す
る(ステップS1)。
【0007】このとき、WDTラッチ部5は、すでに電
源投入信号PON*によってリセット状態になっている
ので、状態信号WF11はノンアクティブを示してい
る。したがって、CPU1は、今回の再起動が第1電源
部3の投入によるものであると判断し、CPU1内のW
DTカウンタ(図示せず)をリセットする(ステップS
2)。
【0008】続いて、CPU1は、WDTラッチ部5に
セット信号WDTF*を出力し、WDTラッチ部5をセ
ット状態とする(ステップS3)。以上の処理の後、C
PU1は、次の処理(ステップS4)の実行に移る。
【0009】次に、WDT4がタイムアップした時の動
作について説明する。WDT4がタイムアップされる
と、WDT4から出力されたタイムアップ信号WDT*
は、オアゲート6を通って、CPU1およびその他の処
理装置2のリセット端子に印加され、CPU1およびそ
の他の処理装置2を再起動させる。
【0010】CPU1が再起動されると、CPU1は、
初期化スタートされた電源投入時と同様に、図6のフロ
ーチャートにしたがった処理動作を実行する。すなわ
ち、CPU1は、WDTラッチ部5から出力される状態
信号WFを読み込み、状態信号WF11がアクティブか
否か(ノンアクティブか)を判断する(ステップS
1)。
【0011】このとき、WDTラッチ部5は、前述した
電源投入時のプログラム処理(ステップS3)により、
すでにセット状態となっているので、状態信号WFはア
クティブを示している。したがって、CPU1は、ステ
ップS1において、今回の再起動がWDT4のタイムア
ップによるものであると認識し、CPU1内のWDTカ
ウンタをインクリメントする(ステップS5)。
【0012】以上の処理の終了後、CPU1は、次の処
理(ステップS4)の実行に移る。このような動作によ
り、CPU1は、内蔵されたWDTカウンタの計数値か
ら、第1電源部3の投入時よりWDT4がタイムアップ
した回数を知ることができる。
【0013】しかしながら、システムおよび第1電源部
3が健全であることを前提として異常検出しているの
で、異常検出時にシステムがダウンしたり第1電源部3
がオフすると、異常発生原因を特定することができない
ため、異常検出前の状態に復帰することはできない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の中央処理装置の
異常検出装置は以上のように構成されているので、異常
検出時にシステムがダウンしたり第1電源部3がオフす
ると、異常発生原因を特定することができず、異常検出
前の状態に復帰することができないという問題点があっ
た。
【0015】この発明の請求項1は上記のような問題点
を解決するためになされたもので、第1電源部が所定電
圧以下になった場合に第2電源部に電源系統を切り替え
ることにより、異常情報ラッチ部に電源を供給し、シス
テムがダウンしたり第1電源部がオフしても、異常発生
原因を特定することができるとともに、セットアップ情
報も第2電源部からの給電により異常発生前の状態に復
帰させることのできる中央処理装置の異常検出装置を得
ることを目的とする。
【0016】また、この発明の請求項2および請求項3
は、第1電源部が所定電圧以下になった場合に第2電源
部に電源系統を切り替えることにより、異常情報ラッチ
部に電源を供給し、システムがダウンしたり第1電源部
がオフしても、異常発生原因を特定するとともに、異常
発生状態を瞬時に知らせることができる中央処理装置の
異常検出装置を得ることを目的とする。
【0017】また、この発明の請求項4は、第1電源部
または第2電源部が所定電圧以下になった場合に健全な
方に電源系統を切り替えることにより、異常情報ラッチ
部に電源を供給し、システムがダウンしたり第1電源部
または第2電源部がオフしても、異常発生原因を特定す
るとともに、電源部の異常発生を瞬時に知らせることが
できる中央処理装置の異常検出装置を得ることを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る中央処理装置の異常検出装置は、CPUを含む中央処
理装置に関連した種々の異常状態を検出する異常検出手
段と、異常検出手段から発生した異常情報をラッチする
ラッチ手段と、ラッチ手段から異常情報を読み出すため
の専用I/Oポートおよび専用リード線と、CPUが搭
載されたボードを動作させるためのセットアップ情報を
記憶する記憶手段と、記憶手段からセットアップ情報を
読み出すための専用I/Oポートおよび専用リード線
と、ラッチ手段および記憶手段をリセットするための専
用リセット線と、第1電源部および第2電源部からなる
2系統の電源部と、第1電源部の出力電圧が所定値以上
か否かを検知する第1電源検知手段と、電源検知手段の
検知結果に応答して、出力電圧が所定値以上であれば第
1電源部をイネーブルとし、出力電圧が所定値よりも低
ければ第2電源部をイネーブルとするための電源供給制
御手段とを備え、ラッチ手段および記憶手段は、電源供
給制御手段によりイネーブルにされた第1電源部または
第2電源部から給電され、ラッチ手段内の異常情報は、
2系統の電源部からの給電により保存されるものであ
る。
【0019】また、この発明の請求項2に係る中央処理
装置の異常検出装置は、CPUを含む中央処理装置に関
連した種々の異常状態を検出する異常検出手段と、異常
検出手段から発生した異常情報をラッチするラッチ手段
と、ラッチ手段から異常情報を読み出すための専用I/
Oポートおよび専用リード線と、異常情報のデフォルト
値を記憶する記憶手段と、デフォルト値と異常情報とを
比較して異常情報の発生を示す比較結果を出力する比較
手段と、ラッチ手段および記憶手段をリセットするため
の専用リセット線と、第1電源部および第2電源部から
なる2系統の電源部と、第1電源部の出力電圧が所定値
以上か否かを検知する第1電源検知手段と、電源検知手
段の検知結果に応答して、出力電圧が所定値以上であれ
ば第1電源部をイネーブルとし、出力電圧が所定値より
も低ければ第2電源部をイネーブルとするための電源供
給制御手段とを備え、ラッチ手段および記憶手段は、電
源供給制御手段によりイネーブルにされた第1電源部ま
たは第2電源部から給電され、ラッチ手段内の異常情報
は、2系統の電源部からの給電により保存されるもので
ある。
【0020】また、この発明の請求項3に係る中央処理
装置の異常検出装置は、CPUを含む中央処理装置に関
連した種々の異常状態を検出する異常検出手段と、異常
検出手段から発生した異常情報をラッチする第1および
第2のラッチ手段と、第1のラッチ手段から異常情報を
読み出すための専用I/Oポートおよび専用リード線
と、第2のラッチ手段から異常情報を出力するためのバ
ッファと、バッファを一定時間おきにイネーブルにする
タイマと、第2のラッチ手段からバッファを介して出力
された一定時間前の異常情報と第1のラッチ手段からの
リアルタイムの異常情報とを比較し、異常情報の発生を
示す比較結果を出力する比較手段と、第1および第2の
ラッチ手段をリセットするための専用リセット線と、第
1電源部および第2電源部からなる2系統の電源部と、
第1電源部の出力電圧が所定値以上か否かを検知する第
1電源検知手段と、電源検知手段の検知結果に応答し
て、出力電圧が所定値以上であれば第1電源部をイネー
ブルとし、出力電圧が所定値よりも低ければ第2電源部
をイネーブルとするための電源供給制御手段とを備え、
第1および第2のラッチ手段は、電源供給制御手段によ
りイネーブルにされた第1電源部または第2電源部から
給電され、第1のラッチ手段内の異常情報は、2系統の
電源部からの給電により保存されるものである。
【0021】また、この発明の請求項4に係る中央処理
装置の異常検出装置は、請求項1から請求項3までのい
ずれかにおいて、第2電源部の出力電圧が所定値以上か
否かを検知する第2電源検知手段を設け、電源供給制御
手段は、第1電源検知回路および第2電源検知回路の各
検知結果に応答して、第1電源部および第2電源部のう
ちの一方の出力電圧が所定値よりも低ければ第1電源部
および第2電源部のうちの他方をイネーブルとし、第1
電源部および第2電源部の両方の出力電圧が所定値より
も低ければ電源異常信号を出力するものである。
【0022】
【作用】この発明の請求項1においては、第1電源部の
出力電圧が所定値以上であれば第1電源部をイネーブル
とし、所定値よりも低ければ第2電源部をイネーブルと
して電源系統を切り替え、ラッチ手段および記憶手段に
電源を供給して異常情報およびセットアップ情報を保存
する。これにより、異常発生後に異常情報を読み出して
異常発生原因を特定する。また、保存されたセットアッ
プ情報により異常検出前の状態に復帰させる。
【0023】また、この発明の請求項2においては、第
1電源部の出力電圧が所定値以上であれば第1電源部を
イネーブルとし、所定値よりも低ければ第2電源部をイ
ネーブルとして電源系統を切り替え、ラッチ手段および
記憶手段に電源を供給して異常情報およびデフォルト値
を保存する。これにより、異常発生後に異常情報を読み
出して異常発生原因を特定する。また、デフォルト値と
異常情報とを比較して異常情報の発生を示す比較結果を
出力することにより、異常発生を瞬時に報知する。
【0024】また、この発明の請求項3においては、第
1電源部の出力電圧が所定値以上であれば第1電源部を
イネーブルとし、所定値よりも低ければ第2電源部をイ
ネーブルとして電源系統を切り替え、第1および第2の
ラッチ手段に電源を供給して異常情報を保存する。これ
により、異常発生後に異常情報を読み出して異常発生原
因を特定する。また、リアルタイムの異常情報とタイマ
により遅延出力された一定時間前の異常情報とを比較
し、異常情報の発生を示す比較結果を出力することによ
り、異常発生を瞬時に報知する。
【0025】また、この発明の請求項4においては、第
1電源部の検知結果および第2電源部の出力電圧の検知
結果に応答して、第1電源部および第2電源部のうちの
動作可能な方の出力電圧をイネーブルとして、CPUを
含むボードおよび異常情報の保存回路に電源供給し、第
1電源部および第2電源部の両方の出力電圧が所定値よ
りも低ければ電源異常信号を出力する。
【0026】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示すブロック図であ
り、1および3は前述と同様のものである。12は第1
電源部3に並設されてサブ電源となる第2電源部であ
り、第1電源部3と協動して2系統の電源部を構成して
いる。
【0027】13は第1電源部3の電源レベルを監視す
る第1電源検知回路であり、第1電源部3の出力電圧V
1が所定値以上か否かを検知する。14は電源検知回路
13の検知結果A1に応答して第1電源部3または第2
電源部12をイネーブルとする電源供給制御回路であ
り、出力電圧V1が所定電圧以上であれば第1電源部3
をイネーブルにするための第1イネーブル信号EN1を
出力し、出力電圧V1が所定電圧より低ければ第2電源
部12をイネーブルにするための第2イネーブル信号E
N2を出力する。
【0028】15は第1電源部3の出力端子に接続され
た第1バッファであり、第1イネーブル信号EN1によ
り有効化されて出力電圧V1を出力する。16は第2電
源部12の出力端子に接続された第2バッファであり、
第2イネーブル信号EN2により有効化されて第2電源
部12の出力電圧V2を出力する。17は第1バッファ
15に出力端子に接続されたダイオード、18は第2バ
ッファ16の出力端子に接続されたダイオードである。
【0029】20はCPU1を含むボード、21はボー
ド20内でCPU1と協動して種々の情報(後述する)
を保存する保存回路である。22はボード20の電源入
力端子であり、第1電源部3の出力電圧V1が供給され
ている。23は保存回路21の電源入力端子であり、各
ダイオード17および18のカソードからの出力電圧が
供給されている。
【0030】24はCPU1を含む中央処理装置に関連
した種々の異常状態を検出する異常検出回路であり、た
とえばWDT(図5参照)等から構成され、バス異常や
レディタイムアウト等の種々の異常状態を検出したとき
に、ボード20内の保存回路21に異常情報Eを出力す
る。
【0031】26は異常検出回路24から発生した異常
情報Eをラッチする異常情報ラッチ回路、27は異常情
報ラッチ回路26から異常情報Eを読み出すための専用
I/Oポート、30はCPU1が搭載されたボード20
を動作させるためのセットアップ情報Bを記憶するセッ
トアップ情報記憶部、31はセットアップ情報記憶部3
0からセットアップ情報Bを読み出すための専用I/O
ポートであり、これらは保存回路21を構成している。
【0032】RSは異常情報ラッチ部26およびセット
アップ情報記憶部30を含む保存回路21にリセット信
号を入力するための専用リセット線である。Dは各専用
I/Oポート27および31から異常情報Eおよびセッ
トアップ情報Bを読み出すためのデータ線であり、専用
I/Oポート27および31ならびにCPU1に接続さ
れている。
【0033】REは専用I/Oポート27からデータ線
Dを介して異常情報Eを読み出すときに専用I/Oポー
ト27にイネーブル信号を入力する専用I/Oポートリ
ード線であり、専用I/Oポート27およびCPU1に
接続されている。RBは専用I/Oポート31からデー
タ線Dを介してセットアップ情報Bを読み出すときに専
用I/Oポート31にイネーブル信号を入力する専用I
/Oポートリード線であり、専用I/Oポート31およ
びCPU1に接続されている。
【0034】データ線Dおよび専用I/Oポートリード
線REは、異常情報ラッチ部26から異常情報Eを読み
出すための専用リード線を構成しており、データ線Dお
よび専用I/Oポートリード線RBは、セットアップ情
報記憶部30からセットアップ情報Bを読み出すための
専用リード線を構成している。また、専用リセット線R
S、データ線D、専用I/OポートリードREおよびR
Bは、外部のその他の処理装置2(図5参照)に接続さ
れ得る。
【0035】なお、異常情報ラッチ部26、専用I/O
ポート27、セットアップ情報記憶部30および専用I
/Oポート31は、電源供給制御回路14によりイネー
ブルにされた第1電源部3または第2電源部12によ
り、電源入力端子23を介して給電されており、異常情
報ラッチ部26内の異常情報Eは、2系統の電源部から
の給電により保存されるようになっている。
【0036】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について説明する。まず、2系統の電源部をオンす
ると、主電源である第1電源部3およびサブ電源である
第2電源部12がオンされる。これにより、第1電源部
3の出力電圧V1は、ボード20の電源入力端子22に
供給され、ボード20内のCPU1を起動する。
【0037】続いて、第1電源検知回路13は、第1電
源部3の電源レベルを監視して、出力電圧V1がボード
20を動作可能な所定電圧以上か否かを検知し、検知結
果A1を電源供給制御回路14に入力する。電源供給制
御回路14は、もし出力電圧V1が所定電圧以上であれ
ば、第1イネーブル信号EN1を出力して第1バッファ
15をイネーブルとし、保存回路21の電源入力端子2
3にVccとして第1電源部3の出力電圧V1を供給す
る。
【0038】一方、異常検出回路24により中央処理装
置の異常状態が検出された場合には、異常情報Eが生成
されて異常情報ラッチ部26に入力され、異常状態の発
生が報知される。このとき、異常状態の発生によってシ
ステムがダウンしたり第1電源部3がオフしたとする
と、第1電源検知回路13は、第1電源部3がオフして
出力電圧V1が所定電圧以下になったことを検知する。
【0039】これにより、電源供給制御回路14は、第
1イネーブル信号EN1をディスエーブル(オフ)と
し、第2イネーブル信号EN2を出力して第2電源部1
2をイネーブルにする。したがって、電源部の給電系統
が切り替わり、保存回路21の電源入力端子23には、
第2バッファ16を介した第2電源部12の出力電圧V
2が供給される。
【0040】このように、第1電源部3から第2電源部
12に給電系統を切り替えることにより、保存回路21
内の異常情報ラッチ部26は、オフすることなく駆動し
続け、第1電源部3がオフした原因を示す異常情報Eを
保持する。なお、この異常情報Eは、異常発生原因究明
後に、専用リセット線RSからのリセット信号によって
リセットがかけられるまで保持される。
【0041】この状態において、外部より専用I/Oポ
ート27に対し、専用I/Oポートリード線REを介し
てイネーブル信号を入力し、データ線Dから異常情報E
を読み出すことにより、異常状態が発生した原因を究明
することができる。異常発生原因を究明した後は、専用
リセット線RSにより保存回路21をリセットするとと
もに、同様の専用リセット線(図示せず)により電源供
給制御回路14をリセットし、電源系統の切り替え状態
を初期状態に復帰させる。
【0042】同様に、セットアップ情報記憶部30は、
電源系統が切り替わって給電されていることから、たと
え揮発性メモリであったとしてもセットアップ情報Bを
失うことはない。したがって、セットアップ情報Bは、
たとえば異常発生時にCPU1内のレジスタにストアし
ておくことにより、異常検出前の状態に復帰することが
できる。
【0043】実施例2.なお、上記実施例1では、異常
状態の発生を内部のCPU1および外部のその他の処理
装置2に報知するタイミングについて特に言及しなかっ
たが、たとえば、今回生成された異常情報Eと、予め記
憶された異常情報Eのデフォルト(default)値
とを比較することにより、異常状態の発生を瞬時に報知
できるようにしてもよい。
【0044】以下、図2のブロック図を参照しながら、
異常状態の発生を瞬時に報知可能としたこの発明の実施
例2について説明する。図2において、1、3、12〜
18、22〜24、26および27は前述と同様のもの
であり、20Aおよび21Aは、それぞれ、ボード20
および保存回路21に対応している。
【0045】この場合、保存回路21Aは、異常情報ラ
ッチ部26および専用I/Oポート27とともに、以下
の構成要素35および36を備えている。35は異常情
報Eが発生する以前のデフォルト値Fを格納しているデ
フォルト値記憶部である。36は異常情報ラッチ部26
内の異常情報Eとデフォルト値記憶部35内のデフォル
ト値Fとを比較する比較回路であり、異常情報Eとデフ
ォルト値Fとが所定値(許容範囲)以上異なるときに、
異常情報の発生を示す比較結果CDをCPU1および外
部に出力する。
【0046】次に、図2に示したこの発明の実施例2の
動作について説明する。まず、2系統の電源部のオンに
より、前述と同様に、第1電源部3の出力電圧V1がボ
ード20Aに供給され、第1電源部3の出力電圧V1ま
たは第2電源部12の出力電圧V2が保存回路21Aに
供給される。
【0047】ここで、異常検出回路24が異常状態を検
出して異常情報Eを出力すると、保存回路21A内の比
較回路36は、異常情報ラッチ部26に今回ラッチされ
た異常情報Eと、デフォルト値記憶部35内に既に存在
する異常状態発生前のデフォルト値Fとを比較し、両者
が同一情報でない(すなわち、異常が発生した)場合、
異常発生を示す比較結果CDをCPU1および外部に出
力する。
【0048】これにより、異常が発生したことを内部の
CPU1または外部に直ちに報知することができる。以
下、前述と同様に、専用I/Oポートリード線REから
のイネーブル信号により専用I/Oポート27をイネー
ブルとし、データ線Dを介して異常情報Eを読み出すこ
とにより、異常発生原因を究明することができる。
【0049】ここでは、比較回路36をハードウェアと
して構成したが、異常情報Eとデフォルト値Fとの比較
は、ボード20A内のメモリ(図示せず)を用いてソフ
トウェアで処理してもよく、前述と同様の効果が得られ
ることは言うまでもない。
【0050】また、図2では省略したが、図1と同様
に、セットアップ情報記憶部30および専用I/Oポー
ト31を設け、セットアップ情報Bを復帰できるように
構成してもよい。
【0051】実施例3.なお、上記実施例2では、異常
情報Eの比較基準としてデフォルト値Fを用いたが、異
常情報ラッチ部26と並列に別の異常情報ラッチ部を設
け、今回の異常情報Eを所定時間前の異常情報と比較す
るようにしてもよい。次に、図3のブロック図を参照し
ながら、今回の異常情報Eを所定時間前の異常情報と比
較するようにしたこの発明の実施例3について説明す
る。
【0052】図3において、1、3、12〜18、22
〜24、26および27は前述と同様のものであり、2
0Bおよび21Bは、それぞれ、ボード20および保存
回路21に対応している。
【0053】この場合、保存回路21Bは、以下の構成
要素38および40〜42を備えている。38は異常情
報ラッチ部26と同様に異常情報Eをラッチする別の異
常情報ラッチ部、40は異常情報ラッチ部38内の異常
情報を一定時間前の異常情報Ebとして出力するための
バッファである。
【0054】41は一定時間おきにイネーブル信号EN
を出力してバッファ40を繰り返しイネーブルにするタ
イマである。42は異常情報ラッチ部26からの異常情
報Eとバッファ40からの一定時間前の異常情報Ebと
を比較する比較回路であり、リアルタイムの異常情報E
と所定時間前の異常情報Ebとが所定値以上異なる場合
に比較結果CEを出力する。
【0055】次に、図3に示したこの発明の実施例3の
動作について説明する。なお、2系統の電源部の動作に
ついては、前述と同様なので説明を省略する。図3にお
いて、異常検出回路24が異常状態を検出することによ
り生成された異常情報Eは、異常情報ラッチ部26にラ
ッチされると同時に、別の異常情報ラッチ部38にラッ
チされる。
【0056】異常情報ラッチ部38内の異常情報Eは、
タイマ41からのイネーブル信号ENにより一定時間お
きにイネーブルにされるバッファ40を介して、一定時
間前の異常情報Ebとして出力される。一方、異常情報
ラッチ部26内のリアルタイムの異常情報Eは、そのま
ま出力されて、比較回路42において一定時間前の異常
情報Ebと比較される。
【0057】したがって、異常情報Eが一定時間後に所
定値以上変化した場合、比較回路42は、異常発生を示
す比較結果CEを出力することにより、いち早く異常が
発生したことを内部のCPU1および外部に知らせるこ
とができる。その後、専用I/Oポート27を専用I/
Oポートリード線REにより制御し、データ線Dから異
常情報Eを読み出すことにより、異常発生原因を究明す
ることができる。
【0058】ここでは、タイマ41をハードウェアで構
成したが、タイマ41の機能をソフトウェアで作成し、
一定時間おきに以前の異常情報Ebとリアルタイムの異
常情報Eとを比較してもよく、前述と同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0059】実施例4.なお、上記各実施例では、第1
電源部3のレベルを監視する第1電源検知回路13のみ
を設け、ボード用の電源入力端子22に対して第2電源
部3の出力電圧V1のみを供給するように構成したが、
第2電源部12のレベルを監視する第2電源検知回路を
設けるとともに、ボード用の電源入力端子22に対して
第2電源部12の出力電圧V2を切り替え供給可能に構
成してもよい。
【0060】以下、図4のブロック図を参照しながら、
この発明の実施例4について説明する。図4において、
1、3、12、13、15〜18、20〜24、26、
27、30および31は前述と同様のものであり、14
Cは電源供給制御回路14に対応している。
【0061】44は第2電源部12の電源レベルを検知
する第2電源検知回路であり、第2電源部の出力電圧V
2が所定値以上か否かを検知する。この場合、電源供給
制御回路14Cは、第1電源検知回路13および第2電
源検知回路44からの各検知結果A1およびA2に応答
して、第1イネーブル信号EN1または第2イネーブル
信号EN2を出力するようになっている。
【0062】すなわち、電源供給制御回路14Cは、第
1電源部3の出力電圧V1および第2電源部12の出力
電圧V2のうちの一方が所定値よりも低ければ、第1電
源部3および第2電源部12のうちの他方に対するイネ
ーブル信号を出力し、出力電圧V1およびV2の両方が
所定値よりも低ければ電源異常信号EVを出力する。
【0063】また、電源供給制御回路14Cは、各バッ
ファ15および16に並設された別のバッファ(後述す
る)をそれぞれイネーブル制御するための第3イネーブ
ル信号EN3および第4イネーブル信号EN4を出力す
る。
【0064】46は第1電源部3の出力端子に接続され
て第1バッファ15に並設された第3バッファ、47は
第2電源部12の出力端子に接続されて第2バッファ1
6に並設された第4バッファ、48は第3バッファ46
の出力端子に接続されたダイオード、49は第4バッフ
ァ47の出力端子に接続されたダイオードである。
【0065】第3バッファ46および第4バッファ47
は、それぞれ、電源供給制御回路14Cからの第3イネ
ーブル信号EN3および第4イネーブル信号EN4によ
りイネーブル制御され、出力電圧V1およびV2を通過
させる。第3バッファ46および第4バッファ47の出
力端子は、各ダイオード48および49を介して、ボー
ド20の電源入力端子22に接続されている。
【0066】次に、図4に示したこの発明の実施例4の
動作について説明する。前述と同様に、異常検出回路2
4は、異常状態を検出した場合に異常情報Eを異常情報
ラッチ部26に知らせるが、このときの異常状態によっ
て第1電源部3がオフしたとする。
【0067】これにより、第1電源検知回路13は、第
1電源部3がオフして出力電圧V1が所定電圧以下であ
ることを判断し、この検知結果A1を電源供給制御回路
14Cに知らせる。同時に、第2電源検知回路44は、
第2電源部12の電圧レベルを監視し、この検知結果A
2を電源供給制御回路14Cに知らせる。
【0068】ここで、第1電源部3の出力電圧V1が所
定電圧より小さく、第1電源部3が動作不可であるのに
対し、第2電源部12が動作可(出力電圧V2が所定電
圧以上)であったとする。
【0069】このとき、電源供給制御回路14Cは、第
1イネーブル信号EN1および第3イネーブル信号EN
3をディスエーブルとして、第1電源部3側の各バッフ
ァ15および46を無効にするとともに、第2イネーブ
ル信号EN2および第4イネーブル信号EN4を出力し
て第2電源部12側の各バッファ16および47をイネ
ーブル制御する。
【0070】これにより、ボード20および保存回路2
1の電源入力端子22および23には、第2電源部12
の出力電圧V2が供給され、ボード20が動作可能とな
るとともに、異常情報ラッチ部26およびセットアップ
情報記憶部30内の異常情報Eおよびセットアップ情報
Bが保持される。
【0071】したがって、専用I/Oポートリード線R
Eからのイネーブル信号で専用I/Oポート27をイネ
ーブルとすることにより、異常情報ラッチ部26内の異
常情報Eをデータ線Dを介して読み出すことができ、異
常発生原因を究明することができる。
【0072】一方、出力電圧V1が所定電圧よりも小さ
く第1電源部3が動作不可のときに、出力電圧V2が所
定電圧よりも小さく、第2電源部12も動作不可であっ
たとする。
【0073】このとき、電源供給制御回路14Cは、第
1電源部3および第1電源部12の動作不可を示す検知
結果A1およびA2に応答して、全てのイネーブル信号
EN1〜EN4をディスエーブルにしてボード20およ
び保存回路21に対する電源供給を遮断するとともに、
電源異常信号EVを出力して2系統の電源部が動作不可
であることを外部に知らせる。
【0074】このように、第2電源検知回路44を設け
て電源監視を二重系にすることにより、第1電源部3ま
たは第2電源部12のどちらか一方がダウンしても電源
供給源をすぐに切り変えることができ、異常情報ラッチ
部26やセットアップ情報記憶部30内の情報を保持す
ることができるので、異常発生原因を究明することがで
きる。また、万一、第1電源部3および第2電源部12
がともにダウンしたとしても、電源異常状態を外部に知
らせることができる。
【0075】異常発生原因の究明が行われた後は、専用
リセット線RSからのリセット信号により保存回路21
の内容がリセットされるとともに、同様の専用リセット
線により電源供給制御回路14Cがリセットされ、初期
状態への復帰が行われる。
【0076】なお、上記実施例4では、図1(実施例
1)の回路に適用した場合を示したが、図2(実施例
2)および図3(実施例3)の回路にも適用することが
でき、同等の効果を奏することは言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、CPUを含む中央処理装置に関連した種々の異常状
態を検出する異常検出手段と、異常検出手段から発生し
た異常情報をラッチするラッチ手段と、ラッチ手段から
異常情報を読み出すための専用I/Oポートおよび専用
リード線と、CPUが搭載されたボードを動作させるた
めのセットアップ情報を記憶する記憶手段と、記憶手段
からセットアップ情報を読み出すための専用I/Oポー
トおよび専用リード線と、ラッチ手段および記憶手段を
リセットするための専用リセット線と、第1電源部およ
び第2電源部からなる2系統の電源部と、第1電源部の
出力電圧が所定値以上か否かを検知する第1電源検知手
段と、電源検知手段の検知結果に応答して、出力電圧が
所定値以上であれば第1電源部をイネーブルとし、出力
電圧が所定値よりも低ければ第2電源部をイネーブルと
するための電源供給制御手段とを備え、ラッチ手段およ
び記憶手段は、電源供給制御手段によりイネーブルにさ
れた第1電源部または第2電源部から給電され、ラッチ
手段内の異常情報は、2系統の電源部からの給電により
保存されるようにしたので、システムがダウンしたり第
1電源部がオフしても、異常発生原因を特定することが
できるとともに、セットアップ情報を異常発生前の状態
に復帰させることのできる中央処理装置の異常検出装置
が得られる効果がある。
【0078】また、この発明の請求項2によれば、CP
Uを含む中央処理装置に関連した種々の異常状態を検出
する異常検出手段と、異常検出手段から発生した異常情
報をラッチするラッチ手段と、ラッチ手段から異常情報
を読み出すための専用I/Oポートおよび専用リード線
と、異常情報のデフォルト値を記憶する記憶手段と、デ
フォルト値と異常情報とを比較して異常情報の発生を示
す比較結果を出力する比較手段と、ラッチ手段および記
憶手段をリセットするための専用リセット線と、第1電
源部および第2電源部からなる2系統の電源部と、第1
電源部の出力電圧が所定値以上か否かを検知する第1電
源検知手段と、電源検知手段の検知結果に応答して、出
力電圧が所定値以上であれば第1電源部をイネーブルと
し、出力電圧が所定値よりも低ければ第2電源部をイネ
ーブルとするための電源供給制御手段とを備え、ラッチ
手段および記憶手段は、電源供給制御手段によりイネー
ブルにされた第1電源部または第2電源部から給電さ
れ、ラッチ手段内の異常情報は、2系統の電源部からの
給電により保存されるようにしたので、システムがダウ
ンしたり第1電源部がオフしても、異常発生原因を特定
するとともに異常発生状態を瞬時に知らせることのでき
る中央処理装置の異常検出装置が得られる効果がある。
【0079】また、この発明の請求項3によれば、CP
Uを含む中央処理装置に関連した種々の異常状態を検出
する異常検出手段と、異常検出手段から発生した異常情
報をラッチする第1および第2のラッチ手段と、第1の
ラッチ手段から異常情報を読み出すための専用I/Oポ
ートおよび専用リード線と、第2のラッチ手段から異常
情報を出力するためのバッファと、バッファを一定時間
おきにイネーブルにするタイマと、第2のラッチ手段か
らバッファを介して出力された一定時間前の異常情報と
第1のラッチ手段からのリアルタイムの異常情報とを比
較し、異常情報の発生を示す比較結果を出力する比較手
段と、第1および第2のラッチ手段をリセットするため
の専用リセット線と、第1電源部および第2電源部から
なる2系統の電源部と、第1電源部の出力電圧が所定値
以上か否かを検知する第1電源検知手段と、電源検知手
段の検知結果に応答して、出力電圧が所定値以上であれ
ば第1電源部をイネーブルとし、出力電圧が所定値より
も低ければ第2電源部をイネーブルとするための電源供
給制御手段とを備え、第1および第2のラッチ手段は、
電源供給制御手段によりイネーブルにされた第1電源部
または第2電源部から給電され、第1のラッチ手段内の
異常情報は、2系統の電源部からの給電により保存され
るようにしたので、システムがダウンしたり第1電源部
がオフしても、異常発生原因を特定するとともに異常発
生状態を瞬時に知らせることのできる中央処理装置の異
常検出装置が得られる効果がある。
【0080】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1から請求項3までのいずれかにおいて、第2電源部
の出力電圧が所定値以上か否かを検知する第2電源検知
手段を設け、電源供給制御手段は、第1電源検知回路お
よび第2電源検知回路の各検知結果に応答して、第1電
源部および第2電源部のうちの一方の出力電圧が所定値
よりも低ければ第1電源部および第2電源部のうちの他
方をイネーブルとし、第1電源部および第2電源部の両
方の出力電圧が所定値よりも低ければ電源異常信号を出
力するようにしたので、システムがダウンしたり第1電
源部または第2電源部がオフしても異常発生原因を特定
するとともに、電源部の異常発生を瞬時に知らせること
ができる中央処理装置の異常検出装置が得られる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例2を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例3を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例4を示すブロック図である。
【図5】従来の中央処理装置の異常検出装置を示すブロ
ック図である。
【図6】従来の中央処理装置の異常検出装置の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU、3 第1電源部、12 第2電源部、13
第1電源検知回路、14、14C 電源供給制御回
路、15、16、40、46、47 バッファ、20、
20A ボード、22、23 電源入力端子、24 異
常検出回路、26、38 異常情報ラッチ部、27、3
1 専用I/Oポート、30 セットアップ情報記憶
部、35 デフォルト値記憶部、36、42 比較回
路、41 タイマ、44 第2電源検知回路、A1、A
2 検知結果、B セットアップ情報、CD、CE 比
較結果、D データ線、E 異常情報、Eb 一定時間
前の異常情報、EN1〜EN4、EN イネーブル信
号、EV 電源異常信号、F デフォルト値、RE、R
B 専用I/Oポートリード線、RS 専用リセット
線、V1、V2 出力電圧。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUを含む中央処理装置に関連した種
    々の異常状態を検出する異常検出手段と、 前記異常検出手段から発生した異常情報をラッチするラ
    ッチ手段と、 前記ラッチ手段から前記異常情報を読み出すための専用
    I/Oポートおよび専用リード線と、 前記CPUが搭載されたボードを動作させるためのセッ
    トアップ情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から前記セットアップ情報を読み出すため
    の専用I/Oポートおよび専用リード線と、 前記ラッチ手段および前記記憶手段をリセットするため
    の専用リセット線と、 第1電源部および第2電源部からなる2系統の電源部
    と、 前記第1電源部の出力電圧が所定値以上か否かを検知す
    る第1電源検知手段と、 前記電源検知手段の検知結果に応答して、前記出力電圧
    が所定値以上であれば前記第1電源部をイネーブルと
    し、前記出力電圧が前記所定値よりも低ければ前記第2
    電源部をイネーブルとするための電源供給制御手段とを
    備え、 前記ラッチ手段および前記記憶手段は、前記電源供給制
    御手段によりイネーブルにされた前記第1電源部または
    前記第2電源部から給電され、 前記ラッチ手段内の異常情報は、前記2系統の電源部か
    らの給電により保存されることを特徴とする中央処理装
    置の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 CPUを含む中央処理装置に関連した種
    々の異常状態を検出する異常検出手段と、 前記異常検出手段から発生した異常情報をラッチするラ
    ッチ手段と、 前記ラッチ手段から前記異常情報を読み出すための専用
    I/Oポートおよび専用リード線と、 前記異常情報のデフォルト値を記憶する記憶手段と、 前記デフォルト値と前記異常情報とを比較して前記異常
    情報の発生を示す比較結果を出力する比較手段と、 前記ラッチ手段および前記記憶手段をリセットするため
    の専用リセット線と、 第1電源部および第2電源部からなる2系統の電源部
    と、 前記第1電源部の出力電圧が所定値以上か否かを検知す
    る第1電源検知手段と、 前記電源検知手段の検知結果に応答して、前記出力電圧
    が所定値以上であれば前記第1電源部をイネーブルと
    し、前記出力電圧が前記所定値よりも低ければ前記第2
    電源部をイネーブルとするための電源供給制御手段とを
    備え、 前記ラッチ手段および前記記憶手段は、前記電源供給制
    御手段によりイネーブルにされた前記第1電源部または
    前記第2電源部から給電され、 前記ラッチ手段内の異常情報は、前記2系統の電源部か
    らの給電により保存されることを特徴とする中央処理装
    置の異常検出装置。
  3. 【請求項3】 CPUを含む中央処理装置に関連した種
    々の異常状態を検出する異常検出手段と、 前記異常検出手段から発生した異常情報をラッチする第
    1および第2のラッチ手段と、 前記第1のラッチ手段から前記異常情報を読み出すため
    の専用I/Oポートおよび専用リード線と、 前記第2のラッチ手段から異常情報を出力するためのバ
    ッファと、 前記バッファを一定時間おきにイネーブルにするタイマ
    と、 前記第2のラッチ手段から前記バッファを介して出力さ
    れた一定時間前の異常情報と前記第1のラッチ手段から
    のリアルタイムの異常情報とを比較し、前記異常情報の
    発生を示す比較結果を出力する比較手段と、 前記第1および第2のラッチ手段をリセットするための
    専用リセット線と、 第1電源部および第2電源部からなる2系統の電源部
    と、 前記第1電源部の出力電圧が所定値以上か否かを検知す
    る第1電源検知手段と、 前記電源検知手段の検知結果に応答して、前記出力電圧
    が所定値以上であれば前記第1電源部をイネーブルと
    し、前記出力電圧が前記所定値よりも低ければ前記第2
    電源部をイネーブルとするための電源供給制御手段とを
    備え、 前記第1および第2のラッチ手段は、前記電源供給制御
    手段によりイネーブルにされた前記第1電源部または前
    記第2電源部から給電され、 前記第1のラッチ手段内の異常情報は、前記2系統の電
    源部からの給電により保存されることを特徴とする中央
    処理装置の異常検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第2電源部の出力電圧が所定値以上
    か否かを検知する第2電源検知手段を設け、 前記電源供給制御手段は、前記第1電源検知回路および
    前記第2電源検知回路の各検知結果に応答して、前記第
    1電源部および第2電源部のうちの一方の出力電圧が前
    記所定値よりも低ければ前記第1電源部および前記第2
    電源部のうちの他方をイネーブルとし、前記第1電源部
    および前記第2電源部の両方の出力電圧が前記所定値よ
    りも低ければ電源異常信号を出力することを特徴とする
    請求項1から請求項3までのいずれかの中央処理装置の
    異常検出装置。
JP6225292A 1994-09-20 1994-09-20 中央処理装置の異常検出装置 Pending JPH0887431A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009217396A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Nec Corp 障害表示回路、情報処理装置及び障害表示方法
CN111769821A (zh) * 2020-06-30 2020-10-13 曙光信息产业(北京)有限公司 一种锁存报警电路及电子设备

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