JPH08263455A - マルチ・プロセッサ・システムにおける故障プロセッサのデグレード方式 - Google Patents

マルチ・プロセッサ・システムにおける故障プロセッサのデグレード方式

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JPH08263455A
JPH08263455A JP7091420A JP9142095A JPH08263455A JP H08263455 A JPH08263455 A JP H08263455A JP 7091420 A JP7091420 A JP 7091420A JP 9142095 A JP9142095 A JP 9142095A JP H08263455 A JPH08263455 A JP H08263455A
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JP
Japan
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cpu
register
control unit
initial diagnosis
system bus
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JP7091420A
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Inventor
Kunitatsu Abe
晋樹 阿部
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】プロセッサが故障し動作不能または異常動作に
なっても、他の正常なプロセッサが故障プロセッサをデ
グレードし初期化動作を完了させ、システムの故障に対
する信頼性の向上を図る。 【構成】システム・バス6に接続され、CPU1を制御
するCPU制御部2内にCPUとシステム・バス間のア
クセスを完全に停止させるデグレード・レジスタ3と、
初期診断の結果を格納する診断結果レジスタ4を備え、
システム・バスを介して他CPUからアクセス可能にす
る。システム立ち上げ時の初期診断結果を自CPUだけ
でなく全ての他CPUのレジスタへ書き込み、故障と判
断されたCPUは正常なCPUによってデグレード処理
が行われる。これにより初期診断時にCPUの故障が検
出された場合でも、システムを縮退して立ち上げること
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプロセッサ
(「CPU」という)間でメモリを共有するマルチ・プ
ロセッサを有するコンピューティング・システムに関
し、特にシステム立ち上げ時の耐故障システムが重要視
される高信頼性の中小規模サーバ・コンピューティング
・システムのデグレード方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数個のCPUを有するマルチ・
プロセッサ・システムにおいては、システムの立ち上げ
時に故障したCPUが存在していた場合、故障CPUを
切り離してシステムを縮退して立ち上げを続行する(す
なわち「デグレード」を行う)ように構成される。
【0003】このため、大規模なシステムにおいては全
CPUが電源投入直後より共通に使用可能な共用の記憶
装置を設け、記憶装置部に各CPUの初期診断結果を書
き込み、故障CPUが存在する場合にはシステム診断装
置(「DGU」という)が該故障CPUをシステム・バ
スから切り離すか、もしくは各CPU制御部内にCPU
の初期診断結果を格納するレジスタを設け、システム診
断装置が各CPUの該レジスタをリードし、故障したC
PUが存在する場合にはシステム診断装置が該CPUを
切り離し、デグレード処理を行うという方式が用いられ
ている。
【0004】また、小中規模のマルチ・プロセッサ・シ
ステムにおいては上記システム診断装置のような特別な
診断装置を廉価に設けることが困難であることから、全
CPUからアクセス可能なローカル・バス上に共通記憶
装置を設け、各CPUの初期診断結果を書き込み、故障
CPUが存在する場合には故障CPU自らデグレードを
行うという方式が用いられている。
【0005】さらに、特開平4-178871号公報には、複数
のプロセッサにより共有されるマスタ指定ID格納手段
を備え、システム立ち上げ時の初期化処理においてマス
タ指定IDと自プロセッサIDを比較し、比較結果によ
りマスタとして動作するプロセッサを特定するデグレー
ド技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデグレード技術の第1の問題点は、システム規模が
大きくなり高価である、ということである。システム規
模、コストとも大きくなり、廉価な小規模システムに適
用することもできない。
【0007】これは、従来のマルチ・プロセッサ・シス
テムにおいては、システムの立ち上げ時に故障したCP
Uが存在していた場合、故障CPUを切り離して立ち上
げを続行する(すなわちデグレード処理を行う)ため
に、大規模なシステムでは通常「DGU」と称呼される
システム診断装置が用いられ、非常に高価なシステムで
しか利用できないことに由る。また中小規模なシステム
においても、全CPUからアクセス可能な共通の記憶装
置を必要とし、外部回路の実装面積が増えることも上記
第1の問題点の原因とされる。
【0008】次に、第2の問題点は、CPUのデグレー
ド処理を故障CPU自ら行うことにある。すなわち、初
期診断において故障CPU自らが異常を検出し、さらに
故障CPU自らがデグレード処理を行うため、デグレー
ド処理に対する故障CPUの動作が保証されず信頼性に
問題がある。
【0009】これは、故障CPUのデグレード処理制御
部へ、他の正常なCPUがアクセスすることが出来ない
ことに由る。
【0010】第3の問題点は、電源投入直後からCPU
がストール状態にあっても、該故障CPUとシステム・
バスの間にあるCPU制御部が、システム・バスからの
データ要求に応答する可能性があり、システム全体の動
作の信頼性の上で問題がある。
【0011】この第3の問題点の発生理由は、第2の問
題点と重なるが、故障CPU自らでしかデグレードでき
ないため、電源投入直後からCPUがストールしている
場合はCPU制御部の動作を停止させることが出来ない
ことによる。
【0012】従って、本発明は、上記従来技術の問題点
を解消し、プロセッサが故障し動作不能または異常動作
になっても、他の正常なプロセッサが故障プロセッサを
デグレードし初期化動作を完了させ、システムの故障に
対する信頼性の向上を図るマルチ・プロセッサ・システ
ムにおける故障プロセッサのデグレード方式を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、複数の中央演算処理装置(「CPU」と
いう)と、前記複数のCPUのそれぞれに対応して設け
られ前記CPUの制御を行うCPU制御部と、前記複数
のCPUにより共有されるメモリと、を備え、前記CP
U制御部がシステム・バスを介して結合されるマルチ・
プロセッサ・システムにおいて、前記CPU制御部が、
少なくとも、前記CPUの初期診断結果を格納するレジ
スタ(「ITF結果格納レジスタ」という)と、前記シ
ステム・バスから自CPUを切り離し制御するための制
御レジスタ(「デグレード・レジスタ」という)と、前
記システム・バスを介して自CPUから、他のCPUの
前記CPU制御部のレジスタに対し一斉に書き込む手段
(「ブロードキャスト・ライト」という)と、を備え、
前記複数CPUの各々が初期診断終了時に、前記ブロー
ドキャスト・ライトにより自CPUの初期診断結果を他
のCPUの前記CPU制御部の前記ITF結果格納レジ
スタへ格納し、故障したCPUが存在する場合には、正
常なCPUが前記故障CPUの前記デグレード・レジス
タへの書込みを行い、前記故障CPUをシステム・バス
から切り離すように制御することを特徴とするマルチ・
プロセッサ・システムにおける故障プロセッサのデグレ
ード方式を提供する。
【0014】本発明においては、好ましくは、前記CP
U制御部が、CPU番号を格納するレジスタ(「CPU
番号格納レジスタ」という)と、他CPUの接続状況を
格納するレジスタ(「コネクト・レジスタ」という)
と、を更に備え、マスタCPUを決定する際、前記CP
Uの初期診断が開始する前に前記ブロードキャスト・ラ
イトにより、自CPUの接続状況を他のCPUの前記C
PU制御部の前記コネクト・レジスタへ書き込み、前記
初期診断終了後は自CPUの診断結果を前記ブロードキ
ャスト・ライトにより他のCPUの前記CPU制御部の
前記ITF結果格納レジスタへ書き込み、正常終了した
CPUは一定期間待ち合わせを行った後、自CPU制御
部の前記コネクト・レジスタと前記ITF結果格納レジ
スタの内容を比較し、コネクト状態にあり、かつ初期診
断が正常終了したCPUのうちCPU番号が最小のもの
をマスタCPUとして決定するように制御することを特
徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば、システムの立ち上げ時におい
て故障CPUが存在する場合、該故障CPUの切り離し
を行いCPU数を減少させた縮退運用による立ち上げの
続行を行なうものであり、全CPUが電源投入直後より
共通に使用可能な共用の記憶装置部や、CPUの切り離
しを行うためのシステム診断装置(DGU)を用いるこ
となく、廉価で高い耐故障性を得ることが可能となる。
また、本発明においては、デグレード処理に関しても、
常に正常なCPUがシステム・バスからの切り離しを行
うため高い信頼性を得ることが可能である。
【0016】さらに、本発明によれば、マスタCPUが
動的に且つ高い信頼性の上での切り替え可能なように構
成されており、従来の中小規模のマルチ・プロセッサ・
システムにおける故障CPUまたはCPU制御部のデグ
レードの失敗により、他のCPUが正常でもシステムの
立ち上げが出来ないという問題点、あるいはその後の動
作に信頼性がない等の問題点を解消し、コストの上昇を
抑止しながらシステム全体の信頼性を特段に向上してい
る。
【0017】
【発明の好適な態様】図面を参照して本発明の好適な態
様を基に本発明の原理及びその基本構成を詳細に説明す
る。
【0018】図1は本発明の好適な態様を説明する図で
ある。図1を参照して、複数のCPU1が設けられ、各
CPU1に対応してCPU1とシステム・バス6間の制
御を行うCPU制御部2が複数設けられ、複数のCPU
1により共有されるメモリ3とがシステム・バス6で結
合されるマルチ・プロセッサ・システムとして構成され
ている。
【0019】本発明によれば、図2に示すように、CP
U制御部2はCPU1の内部初期診断結果を格納するレ
ジスタとしてITF(Initial Firmware Test;初期フ
ァームウェア試験)結果格納レジスタ200と、自CPU
をシステム・バス6から切り離すための制御レジスタと
してデグレード・レジスタ201を備え、システム・バス
6を介して自CPUから、他の全てのCPU制御部2内
のレジスタ群に対し、一斉に任意の値を書き込む(「ブ
ロードキャスト・ライト」という)ための手段を備えて
いる。
【0020】各CPU1の内部初期診断結果をブロード
キャスト・ライトにより全CPU制御部に通知し、故障
したCPUが存在する場合には、正常CPUが該故障C
PUに接続されているCPU制御部2のデグレード・レ
ジスタ201に該CPU切り離し指示を行うことにより、
システム・バス6から該故障CPU1を切り離す。
【0021】さらに、マスタCPUの決定においては、
図2に示すように、CPU制御部2内にCPU番号を格
納するCPU番号格納レジスタ202と他CPUの接続状
況を格納するコネクト・レジスタ203と、を備え、シス
テム・バス6を介して他CPUからアクセス可能として
いる。
【0022】電源投入直後において、CPU制御部2は
システム・バス6と論理的に切り離しておき、内部初期
診断を開始する直前にCPU1が動作可能状態であれば
システム・バス6に論理的に接続する。
【0023】一定時間の後、ブロードキャスト・ライト
により、自CPU1の接続を他CPU制御部2のコネク
ト・レジスタ203へ書き込み、内部初期診断終了後は自
CPU1の診断結果をブロードキャスト・ライトによ
り、自CPUの診断結果を他CPU制御部2のITF結
果格納レジスタ200へ書き込む。
【0024】正常終了したCPU1は一定期間のポーリ
ング後、自CPU制御部2のコネクト・レジスタ203と
ITF結果格納レジスタ200の内容を比較し、コネクト
状態にあり、かつITFが正常終了しているCPU1の
うちCPU番号が最小のものがマスタCPUとなる。
【0025】さらに、マスタCPUはCPU制御部2の
コネクト・レジスタ203とITF結果格納レジスタ200の
内容の比較により、コネクト状態にあり、かつITFを
正常終了していない故障CPUをシステム・バス6から
切り離す。
【0026】
【実施例】図3は本発明の一実施例の構成を示す図であ
る。図3を参照して、EPU60〜63はCPU10〜13とC
PU制御部20〜23とから構成され、システム・バス6と
ローカル・バス7に接続される。ROM(読み出し専用
メモリ)4には全プロセッサ共通の初期診断ファームウ
ェアが格納されており、各EPUからローカル・バス7
を介してアクセスされる。なお、図3に示すEPUの数
はあくまで参考のためのものであり、本発明を何等限定
するものではない。
【0027】CPU制御部20〜23は、図2に示したとお
り、ITF結果格納レジスタ200、デグレード・レジス
タ201、CPU番号格納レジスタ202、コネクト・レジス
タ203を含み、デグレード・レジスタ201はCPUとシス
テム・バス6を切り離す手段として用いられ、デグレー
ド・レジスタ201にライトすることにより自EPUとシ
ステム・バス6間のアクセスを完全に停止させる機能を
備えている。また、CPU番号格納レジスタ202にはE
PU固有の番号がストアされており、ハード的に設定さ
れる。
【0028】各CPU制御部20〜23は電源投入直後はシ
ステム・バス6とのアクセスを停止させており、システ
ム・バス6から論理的に切り離されている。したがっ
て、電源投入直後、システム・バス6にはEPU60〜63
は論理的に1つも接続されていない。
【0029】図4は本実施例の処理フローを示す流れ図
である。
【0030】まず、電源が投入されると各EPU60〜63
はローカル・バス7を介して初期診断ファームウェアが
格納されているROM4の内容を読み出し(ステップ10
1)、ROM4に書かれた命令を実行する。
【0031】ROM4の内容を読み出すことができた場
合(ステップ102)、EPUはシステム・バス6へのア
クセスを開始し(ステップ103)、一定時間の後、全E
PUのコネクト・レジスタ203に対するブロードキャス
ト・ライトを行う(ステップ104)。
【0032】また、各EPUはシステム・バス6からコ
ネクト・レジスタ203に対するブロードキャスト・ライ
トを受信した場合、自EPUのコネクト・レジスタ203
の予め割り当てられた所定ビットに“1”を立てる。こ
の一連の処理によりコネクト・レジスタ203の値は全E
PU60〜63に共通して等しい値となる。
【0033】ROM内容を読み出すことの出来なかった
故障EPU(ステップ112)はシステム・バス6へのア
クセスを開始されないため、システム全体には最初から
存在しないものとして認識される(ステップ115)。
【0034】正常にシステム・バス6に接続されたEP
Uは次に内部初期診断処理を行い(ステップ105)、自
EPUの診断結果を全EPUのITF結果格納レジスタ
200に対するブロードキャスト・ライトを行う(ステッ
プ106)。
【0035】また、各EPUはシステム・バス6からI
TF結果格納レジスタ200に対するブロードキャスト・
ライトを受信した場合、自EPUのITF結果格納レジ
スタ200の所定の領域(ビットフィールド)に診断結果
を書き込む。この一連の処理によりITF結果格納レジ
スタ200の値は全EPUとも等しくなる。
【0036】ここで、異常終了したEPUは異常終了用
のポーリング・ルーチンへ飛び(ステップ113)、後に
決定されるマスタEPUによってデグレードされること
を待つ。
【0037】正常終了したEPUは、全EPUが初期診
断処理が終了するのを一定時間待ち合わせた後、自EP
U内のITF結果格納レジスタ200とコネクト・レジス
タ203の内容を読み出し、システム・バス6とコネクト
状態にあり、なおかつ初期診断を正常終了し、最も小さ
い番号を持つEPUを調べ(ステップ108)、自己のE
PU番号に等しい場合マスタEPUとなる(ステップ10
9)。
【0038】それ以外の場合スレーブEPUとなり、専
用のポーリング・ルーチンへ移る(ステップ114)。
【0039】マスタとなったEPUは自EPU内のIT
F結果格納レジスタ200とコネクト・レジスタ203の内容
を再度読み出し、システム・バス6とコネクト状態にあ
り、かつ初期診断を異常終了した故障EPUのデグレー
ド・レジスタ201にライトを行い、故障EPUのシステ
ム・バス6からの切り離し(デグレード処理)を行い
(ステップ110)、システムの初期化、デグレード処理
を完了する(ステップ111)。
【0040】このように、本実施例によれば、デグレー
ド処理に関しても正常なCPUがシステム・バスから故
障CPUを切り離すため高い信頼性を得ると共に、マス
タCPUが高い信頼性の上で動的に切り替え可能とされ
ている。以上、本発明を上記実施例に即して説明した
が、本発明は上記態様にのみ限定されず、本発明の原理
に準ずる各種態様を含むことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
システムの立ち上げ時において故障CPUが存在する場
合、該故障CPUの切り離しを行いCPU数を減少させ
た縮退運用による立ち上げの続行を、全CPUが電源投
入直後より共通に使用可能な共用の記憶装置部や、CP
Uの切り離しを行うためのシステム診断装置(DGU)
を用いることなく、廉価で高い耐故障性を得ることが可
能となる。
【0042】また、本発明によれば、デグレード処理に
関しても、正常なCPUがシステム・バスからの切り離
しを行うため高い信頼性を得ることが可能である。
【0043】さらに、本発明によれば、マスタCPUが
ダイナミックに、しかも高い信頼性の上での切り替え可
能であるため、従来の中小規模のマルチ・プロセッサ・
システムにおける故障CPUまたはCPU制御部のデグ
レードの失敗により、他のCPUが正常でもシステムの
立ち上げが出来ないという問題点、あるいはその後の動
作に信頼性がない等の問題点を解消し、コストの上昇を
抑止しながらシステム全体の信頼性を特段に向上してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】CPU制御部内の構成を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施例の動作を説明する流れ図であ
る。
【符号の説明】
1 中央演算処理装置(CPU) 2 CPU制御部 3 メモリ 4 ROM 5 入出力(I/O)制御装置 6 システム・バス 7 ローカル・バス 60、61、62、63 EPU(CPU+CPU制御部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の中央演算処理装置(「CPU」とい
    う)と、 前記複数のCPUのそれぞれに対応して設けられ前記C
    PUの制御を行うCPU制御部と、 前記複数のCPUにより共有されるメモリと、を備え、 前記CPU制御部がシステム・バスを介して結合される
    マルチ・プロセッサ・システムにおいて、 前記CPU制御部が、少なくとも、 前記CPUの初期診断結果を格納するレジスタ(「IT
    F結果格納レジスタ」という)と、 前記システム・バスから自CPUを切り離し制御するた
    めの制御レジスタ(「デグレード・レジスタ」という)
    と、 前記システム・バスを介して自CPUから、他のCPU
    の前記CPU制御部のレジスタに対し一斉に書き込む手
    段(「ブロードキャスト・ライト」という)と、 を備え、 前記複数CPUの各々が初期診断終了時に、前記ブロー
    ドキャスト・ライトにより自CPUの初期診断結果を他
    のCPUの前記CPU制御部の前記ITF結果格納レジ
    スタへ格納し、 故障したCPUが存在する場合には、正常なCPUが前
    記故障CPUの前記デグレード・レジスタへの書込みを
    行い、前記故障CPUをシステム・バスから切り離すよ
    うに制御することを特徴とするマルチ・プロセッサ・シ
    ステムにおける故障プロセッサのデグレード方式。
  2. 【請求項2】前記CPU制御部が、CPU番号を格納す
    るレジスタ(「CPU番号格納レジスタ」という)と、 他CPUの接続状況を格納するレジスタ(「コネクト・
    レジスタ」という)と、 を更に備え、 マスタCPUを決定する際、 前記CPUの初期診断が開始する前に前記ブロードキャ
    スト・ライトにより、自CPUの接続状況を他のCPU
    の前記CPU制御部の前記コネクト・レジスタへ書き込
    み、 前記初期診断終了後は自CPUの診断結果を前記ブロー
    ドキャスト・ライトにより他のCPUの前記CPU制御
    部の前記ITF結果格納レジスタへ書き込み、 正常終了したCPUは所定期間待ち合わせを行った後、
    自CPU制御部の前記コネクト・レジスタと前記ITF
    結果格納レジスタの内容を比較し、 コネクト状態にあり、かつ初期診断が正常終了したCP
    UのうちCPU番号が最小のものをマスタCPUとして
    決定するように制御することを特徴とする請求項1記載
    のマルチ・プロセッサ・システムにおける故障プロセッ
    サのデグレード方式。
  3. 【請求項3】初期診断プログラムを格納したメモリを備
    え、 電源投入等のリセット時において、 (a)前記複数のCPUは前記メモリから前記初期診断プ
    ログラムを読み出し、 (b)前記CPUは前記システム・バスへのアクセスを開
    始し、所定時間の後、前記複数のCPUの前記CPU制
    御部のコネクト・レジスタに対するブロードキャスト・
    ライトを行い、前記複数のCPUの前記CPU制御部に
    ついて前記コネクト・レジスタを互いに等しい値とし、 (c)正常に前記システム・バスに接続されたCPUは初
    期診断処理を行い、自CPUの初期診断結果を他のCP
    Uの前記CPU制御部の前記ITF結果格納レジスタに
    対してブロードキャスト・ライトを行い、前記複数のC
    PUの前記CPU制御部について前記ITF結果格納レ
    ジスタを互いに等しい値とし、 (d)自CPUの前記CPU制御部のITF結果格納レジ
    スタと前記コネクト・レジスタの内容を読み出し、前記
    システム・バスとコネクト状態にあり、且つ初期診断を
    正常終了し、最も小さい番号を持つCPUを調べ、自己
    のCPU番号に等しい場合マスタCPUとなり、 (e)マスタとなったCPUが自CPU制御部の前記IT
    F結果格納レジスタと前記コネクト・レジスタの内容を
    読み出し、前記システム・バスとコネクト状態にあり、
    且つ初期診断を異常終了した故障CPUの前記CPU制
    御部のデグレード・レジスタにライトを行い、前記故障
    CPUを前記システム・バスから切り離すように制御す
    ることを特徴とする請求項1記載のマルチ・プロセッサ
    ・システムにおける故障プロセッサのデグレード方式。
JP7091420A 1995-03-24 1995-03-24 マルチ・プロセッサ・システムにおける故障プロセッサのデグレード方式 Pending JPH08263455A (ja)

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