JP3051043B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP3051043B2
JP3051043B2 JP7076827A JP7682795A JP3051043B2 JP 3051043 B2 JP3051043 B2 JP 3051043B2 JP 7076827 A JP7076827 A JP 7076827A JP 7682795 A JP7682795 A JP 7682795A JP 3051043 B2 JP3051043 B2 JP 3051043B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ,POS(point of sales:販売時点情報管理)端末
等の停電復帰機能を有するデータ処理装置に関わり、特
に、デバイス制御部としてCPU(central processing
unit :中央処理装置)及びメモリを実装したインテリ
ジェント型のプリント基板を使用したデータ処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば商店等で使用されるPOS端末の
制御部は、CPU,ROM(read only memory)及びR
AM(random access memory)等で構成されるデータ処
理本体部と、回線接続された上位局との間で行われるデ
ータの送受信を制御する通信コントローラ,キーボード
からのキー信号を取込むキーボードコントローラ,表示
部の表示動作を制御する表示コントローラ及びプリンタ
の印字動作を制御するプリンタコントローラ等のデバイ
ス制御部とをバスラインにより接続して構成されてい
る。
【0003】また、このPOS端末は、一般的に、停電
の検知により電源を自動的に商用電源から補助電源に切
替える無停電電源装置を備え、停電中は補助電源からの
給電により停電前のメモリやレジスタの状態を維持し
て、停電復帰時には停電前の状態から処理を継続できる
ようになっている。このような機能を停電復帰機能と称
する。
【0004】ところで、上記POS端末のように、デー
タ処理本体部とデバイス制御部とをバスラインにより接
続してなる停電復帰機能を備えたデータ処理装置におい
ては、デバイス制御部としてCPU及びメモリを実装し
たインテリジェント型のプリント基板を用いることがあ
る。このようなデータ処理装置の場合、データ処理本体
部のCPU、いわゆるメインCPUは、電源投入時にオ
ペレーティングシステムの実行により所定のデバイス制
御用プログラムをデバイス制御部のメモリにロードす
る。そして、アプリケーションプログラムの実行により
データの入出力が必要になると、アプリケーションプロ
グラムがオペレーティングシステムに組み込まれている
デバイスドライバをシステムコールして該当するデバイ
ス制御部を制御し、データを入出力処理するように構成
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このイ
ンテリジェント型のプリント基板により構成されるデバ
イス制御部は、データ処理本体部とバス接続されている
だけであるため、専用のハードウェアを備えない限り無
停電電源装置からの補助電源の供給を受けることができ
なかった。このため、データ処理本体部は、停電復帰直
後においても、電源投入時と同様にデバイス制御部を初
期化してそのメモリにデバイス制御用プログラムを再ロ
ードしている。従って、停電復帰直後は、デバイス制御
用プログラムのファイルがクローズ状態となり、停電復
帰後、継続されたアプリケーションプログラムの処理に
よりデバイスドライバをシステムコールしてもエラーリ
ターンとなる。このとき、大抵のアプリケーションプロ
グラムはエラーリトライを数回繰り返した後、デバイス
制御用プログラムのファイルのオープンを指令していた
ので、停電復帰後の再稼働に時間を要する等の問題を生
じていた。
【0006】そこで本発明は、無停電電源装置を有する
データ処理本体部に搭載されたアプリケーションプログ
ラムの実行により、CPU及びメモリを実装したインテ
リジェント型プリント基板で構成されるデバイス制御部
を停電復帰後最初にアクセスしたとき、アプリケーショ
ンプログラムを介入させることなくデバイス制御部のメ
モリにロードされたデバイス制御用プログラムのファイ
ル再構築を行うことができ、停電復帰後の再稼働に要す
る時間の短縮を図り得るデータ処理装置を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、オペレーティ
ングシステムを搭載するとともに、停電発生により電源
を予備電源に切替えて停電前の状態を維持する無停電電
源装置を有するデータ処理本体部に、CPU及びメモリ
を実装してなるデバイス制御部をバス接続し、データ処
理本体部は、電源立上げ毎にデバイス制御部を初期化し
て所定のデバイス制御用プログラムをデバイス制御部の
メモリにロードした後、アプリケーションプログラムを
実行してデータ処理を行うデータ処理装置において、デ
ータ処理本体部は、デバイス制御用プログラムのファイ
ルをアプリケーションプログラムで管理するファイル記
述子とオペレーティングシステムに組込まれた該当デバ
イス制御部に対するデバイスドライバで管理するファイ
ル記述子とを対応させて記憶するファイル記述子変換テ
ーブルと、アプリケーションプログラムの実行によりデ
バイスドライバのシステムコールがあると、このシステ
ムコールのパラメータであるアプリケーションプログラ
ム管理下のファイル記述子をファイル記述子変換テーブ
ルに基づいてデバイスドライバ管理下のファイル記述子
に変換するファイル記述子変換手段と、この変換手段に
より得られたデバイスドライバ管理下のファイル記述子
をパラメータとしてデバイス制御用プログラムをシステ
ムコールする第1のシステムコール手段と、この手段に
よるシステムコールに対いてエラーリターンがあるとデ
バイス制御用プログラムのファイルをオープンさせる自
動ファイルオープン手段と、この手段によりデバイス制
御用プログラムのファイルをオープンさせた後、デバイ
ス制御用プログラムを再度システムコールする第2のシ
ステムコール手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】本発明のデータ処理装置においては、電源投入
後、データ処理本体部に設けられたファイル記述子変換
テーブルには、該データ処理本体部にバス接続されたデ
バイス制御部にローディングされたデバイス制御用プロ
グラムのファイルを、アプリケーションプログラムで管
理するファイル記述子と該当デバイス制御部に対するデ
バイスドライバで管理するファイル記述子とが対応して
記憶される。
【0009】この状態で、停電が発生すると、データ処
理本体部は無停電電源装置により電源が予備電源に切替
えられて停電前の状態が維持される。ただし、停電が復
旧した際にはデバイス制御部が初期化されて所定のデバ
イス制御用プログラムがデバイス制御部のメモリにロー
ドされるので、デバイス制御用プログラムのファイルは
クローズ状態となる。
【0010】このため、停電復帰後、アプリケーション
プログラムの実行によりデバイスドライバのシステムコ
ールがあると、このシステムコールのパラメータである
ファイル記述子がファイル記述子変換テーブルに基づい
て当該デバイスドライバ管理下のファイル記述子に変換
された後、この変換後のファイル記述子をパラメータと
してデバイス制御用プログラムがシステムコールされる
が、このシステムコールに対してはエラーリターンとな
る。
【0011】本発明においては、このエラーリターンに
対し、アプリケーションプログラムが介在することなく
デバイス制御用プログラムのファイルが自動的にオープ
ンされた後、デバイス制御用プログラムが再度システム
コールされる。この結果、デバイス制御用プログラムは
実行される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、この実施例では、LAN(local area n
etwork)制御部としてインテリジェント型プリンタ基板
を使用した無停電電源装置搭載型のPOS端末に本発明
を適用した場合について述べる。
【0013】図1はこの実施例の要部構成を示すブロッ
ク図であって、1はPOS端末におけるデータ処理本体
部であり、2はインテリジェント型プリンタ基板を使用
したLAN制御部である。
【0014】データ処理本体部1は、制御部本体を構成
するメインCPU10にプロセッサバス11を介して、
プログラム等の固定的データが格納されたROM12、
各種プログラムがロードされるプログラム領域や各種デ
ータを格納するためのデータ領域が形成されるRAM1
3の他、ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ
14,バスコントローラ15,ハードディスク装置コン
トローラ16等を接続して構成されている。ここで、ハ
ードディスク装置コントローラ16にはハードディスク
に対してデータの書込み及び読出しを行うHDD(hard
disk driver:ハードディスク装置)17が接続されて
おり、ハードディスクにはオペレーティングシステム,
アプリケーションプログラム,プログラムライブラリ等
のプログラムファイル等が登録されている。
【0015】また、データ処理本体部1は、商用電源の
電源電圧が所定の停電検知レベルまで低下したとき停電
検知信号を前記メインCPU10に出力するとともに電
源を予備電源に切替えて停電前のRAM13やレジスタ
の状態を維持し、その後商用電源の電源電圧が所定の停
電復帰レベルまで上昇すると停電復帰検知信号を前記メ
インCPU10に出力するとともに電源を予備電源から
商用電源に切換えるUPS(uninterruptible power su
pply:無停電電源装置)18を有している。
【0016】LAN制御部2は、LAN通信を制御する
ボードCPU20にプロセッサバス21を介して、RO
M22、RAM23、タイマ24、S−IO(serial-i
mport outport )25等を接続して構成されている。そ
して、データ処理本体部1のプロセッサバス11と、L
AN制御部2のプロセッサバス21とをデュアルポート
メモリ3を介して接続している。
【0017】前記データ処理本体部1は、RAM13の
プログラム領域に、図2に示すように、LAN制御部2
を制御するLANドライバP1aや後述する停電検知処理
を実行する停電検知ドライバP1b等が組込まれたオペレ
ーティングシステムP1と、後述する停電復帰処理を実
行するライブラリP2aを含むプログラムライブラリP2
と、各種のアプリケーションプログラムP3とを格納す
る。
【0018】一方、LAN制御部2は、RAM23のプ
ログラム領域に、図3に示すように、デバイス制御用プ
ログラムとしてLAN通信を実行するためのLAN制御
用プログラムQ1を格納する。このLAN制御用プログ
ラムQ1は、データ処理本体部1の商用電源投入による
立上がり時及びUPS18からの停電復帰検知信号入力
時に、メインCPU10によりデュアルポートメモリ3
を介してプログラム領域にロードされる。
【0019】また、前記データ処理本体部1は、RAM
13のデータ領域に、特に図4に示すように、前記LA
N制御用プログラムQ1のファイルを前記アプリケーシ
ョンプログラムP3で管理するファイル記述子(以下、
APL.fd:applicationfile dsecriptor と称す
る)と、前記LANドライバP1aで管理するファイル記
述子(以下、DRV.fd:driver file dsecriptorと
称する)とを対応させて記憶するファイル記述子変換テ
ーブルR1と、このファイル記述子変換テーブルR1に
登録されているデータ数Nを記憶するエントリ数メモリ
R2とを形成している。
【0020】ファイル記述子変換テーブルR1には、対
応するファイル記述子によって指定されるファイルを使
用するタスクがアクティブ状態にあるときそのタスクI
Dを記憶する領域r1と、第1の停電カウンタc1の領
域r2と、第2の停電カウンタc2の領域r3も形成さ
れている。
【0021】図5は前記停電検知ドライバP1bによって
制御される停電検知処理を示す流れ図であって、この処
理はUPS18からの停電復帰信号入力に応じて開始さ
れる。すなわち、メインCPU10は、UPS18から
の停電復帰信号を入力すると、ファイル記述子変換テー
ブルR1に登録されているデータを順に調べ、タスクI
Dが記憶されているデータを検知すると、そのデータの
ファイル記述子で指定されるタスクがアクティブ状態の
ときに停電が発生したので、そのデータの第1の停電カ
ウンタc1を「+1」だけインクリメントする。
【0022】こうして、エントリ数メモリR2に記憶さ
れているデータ数Nだけファイル記述子変換テーブルR
1に登録されているデータを調べたならば、LAN制御
部2を初期化した後、LAN制御部2のRAM23に所
定のLAN制御用プログラムQ1をロードして、この処
理を終了する。
【0023】図6は前記停電復帰ライブラリP2aによっ
て実行される停電復帰処理を示す流れ図であって、この
処理はアプリケーションプログラムP3の実行によりL
ANドライバP1aのシステムコールがあると開始する。
すなわち、メインCPU11は、アプリケーションプロ
グラムP3からのLANドライバP1aのシステムコール
を入力すると、ファイル記述子変換テーブルR1に登録
されているデータを順に調べ、APL,fdがシステム
コールのパラメータであるファイル記述子と一致するデ
ータを検索する。
【0024】そして、APL,fdがシステムコールの
パラメータであるファイル記述子と一致するデータ(以
下、記述子一致データと称する)を検出できたならば、
ファイル記述子を記述子一致データのDRV.fdに変
換し(ファイル記述子変換手段)、このDRV.fdを
パラメータとしてLANドライバP1aをシステムコール
する(第1のシステムコール手段)。
【0025】その結果、LANドライバP1aから正常実
行完了を示すシステムリターンが戻された場合には、フ
ァイル記述子を記述子一致データのAPL.fdに逆変
換した後、このAPL.fdをパラメータとしてアプリ
ケーションプログラムP3に正常実行完了を示すシステ
ムリターンを行って、この処理を終了する。
【0026】一方、LANドライバP1aをシステムコー
ルした結果、LANドライバP1aからエラーリターンが
戻された場合には、記述子一致データの第1の停電カウ
ンタC1と第2の停電カウンタC2とを比較する。そし
て、両カウンタC1,C2が一致しない場合には、停電
発生に起因するエラーなので、記述子一致データの第2
の停電カウンタC2を第1の停電カウンタC1に一致さ
せて、ファイル記述子変換テーブルR1に登録する。
【0027】また、LANドライバP1aに対し、LAN
制御用プログラムのファイルのオープンを指令したなら
ば(自動ファイルオープン手段)、記述子一致データの
DRV.fdをパラメータとしてLANドライバP1aを
再度システムコールする(第2のシステムコール手
段)。
【0028】これにより、LANドライバP1aからは正
常実行完了を示すシステムリターンが戻されるので、フ
ァイル記述子を記述子一致データのAPL.fdに逆変
換した後、このAPL.fdをパラメータとしてアプリ
ケーションプログラムP3に正常実行完了を示すシステ
ムリターンを行って、この処理を終了する。
【0029】なお、LANドライバP1aをシステムコー
ルした結果、LANドライバP1aからエラーリターンが
戻されたが、記述子一致データの第1の停電カウンタC
1と第2の停電カウンタC2が一致している場合には、
停電以外の原因でエラーになったので、ファイル記述子
を記述子一致データのAPL.fdに逆変換した後、こ
のAPL.fdをパラメータとしてアプリケーションプ
ログラムP3にエラーリターンを行って、この処理を終
了する。
【0030】また、アプリケーションプログラムP3か
らのシステムコールによりファイル記述子変換テーブル
R1の全登録データを検索した結果、そのパラメータで
あるファイル記述子とAPL,fdが一致するデータを
検出できなかった場合には、そのシステムコールのパラ
メータであるファイル記述子をパラメータとしてアプリ
ケーションプログラムP3にエラーリターンを行って、
この処理を終了する。
【0031】このように構成された本実施例において
は、商用電源に停電が発生してUPS18からメインC
PU10に停電検知信号が入力すると、メインCPU1
0によって同CPU内のプログラムアドレス,レジスタ
等の値がRAM13上に退避される。また、UPS18
からRAM13に補助電源が供給されて、RAM13上
のデータは安定に記憶保持される。ただし、LAN制御
部2のRAM23には補助電源が供給されないので、停
電発生によりデータは消失する。
【0032】その後、商用電源の停電が復旧してUPS
18からメインCPU10に停電復帰信号が入力される
と、停電検知ドライバP2bが起動して図5に示した停電
検知処理が実行される。すなわち、停電発生前にアクテ
ィブ状態にあったLAN制御用プログラムQ1のタスク
が探し出される。そして、そのタスクで使用するLAN
制御用プログラムのファイルを指定するファイル記述子
APL.fd及びDRV.fdに対応した第1の停電検
知カウンタC1がインクリメントされる。また、通常の
電源投入時と同様にLAN制御部2が初期化された後、
そのRAM23に所定のLAN制御用プログラムQ1が
ロードされる。
【0033】一方、データ処理本体部1においては、R
AM13上に退避されていたデータがメインCPU10
内に戻されて、アプリケーションプログラムP3が停電
発生前の状態から継続される。そして、このアプリケー
ションプログラムP3の実行によりLAN通信の処理タ
イミングとなり、LANドライバP1aのシステムコール
が行われると、停電復帰ライブラリP2aが起動して図6
に示した停電復帰処理が開始される。すなわち、ファイ
ル記述子変換テーブルR1からAPL,fdがシステム
コールのパラメータであるファイル記述子と一致する記
述子一致データが検出される。そして、この記述子一致
データ中のDRV.fdをパラメータとしてLANドラ
イバP1aがシステムコールされる。
【0034】ただし、このときは、停電復帰後最初のシ
ステムコールであり、LAN制御用プログラムQ1のフ
ァイルはオープンされていないので、LANドライバP
1aは停電復帰ライブラリP2aに対してエラーリターンを
戻すことになる。これにより、記述子一致データの第1
の停電カウンタC1と第2の停電カウンタC2とが比較
され、一致していないので停電発生に起因するエラーと
判定されて、両停電カウンタC1,C2の一致が図られ
るとともに、LAN制御用プログラムQ1のファイルオ
ープンが指令される。
【0035】これにより、LAN制御用プログラムQ1
のファイルがオープンされたならば、再度記述子一致デ
ータのDRV.fdをパラメータとしてLANドライバ
Pa1がシステムコールされる。この結果、LAN制御部
2が制御されて、アプリケーションプログラムP3の実
行によるLAN通信が処理される。
【0036】このように、本実施例によれば、UPS1
8を搭載することで停電復帰機能を有するデータ処理本
体部1に、ボードCPU21,RAM23等を実装した
インテリジェント形のプリント基板で構成されるデバイ
ス制御部としてのLAN制御部2を接続してなるPOS
端末において、停電復帰後のアプリケーションプログラ
ムP3の継続処理によりLAN制御部2を最初にアクセ
スしたとき、アプリケーションプログラムP3の処理が
介入することなしに、停電復帰時にLAN制御部2のR
AM23にロードされたデバイス制御用プログラムQ1
のファイルをオープンさせた後、LANドライバP1aを
システムコールできるので、アプリケーションプログラ
ムP3がエラーリトライを数回繰り返した後、LAN制
御用プログラムQ1のファイルオープンを指令していた
従来に比べて、停電復帰後の再稼働に要する時間を短縮
できる効果を奏する。
【0037】また本実施例によれば、アプリケーション
プログラムP3から停電復帰に関する処理を省略するこ
とができる。すなわち、本実施例における停電検知ドラ
イバP1bと停電復帰ライブラリP2aとをデータ処理本体
部10に組込むことによって、停電復帰処理機能を持た
ないアプリケーションプログラムであっても使用可能と
なり、汎用性を高めることができる効果を奏する。
【0038】なお、前記実施例ではCPU及びメモリを
実装してなるデバイス制御部としてLAN通信を制御す
るLAN制御部2を示したが、他のデバイスを制御する
デバイス制御部を搭載したデータ処理装置でも本発明を
適用できるのはいうまでもないことである。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、無
停電電源装置を有するデータ処理本体部に搭載されたア
プリケーションプログラムの実行により、CPU及びメ
モリを実装したインテリジェント型プリント基板で構成
されるデバイス制御部を停電復帰後最初にアクセスした
とき、アプリケーションプログラムを介入させることな
くデバイス制御部のメモリにロードされたデバイス制御
用プログラムのファイル再構築を行うことができ、停電
復帰後の再稼働に要する時間の短縮を図り得、ひいては
アプリケーションプログラムの簡素化を図り得て、汎用
性を高め得るデータ処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の要部ブロック図。
【図2】 同実施例におけるデータ処理本体部のRAM
にロードされるプログラムの構造図。
【図3】 同実施例におけるLAN制御部のRAMにロ
ードされるプログラムの構造図。
【図4】 同実施例におけるデータ処理本体部のRAM
に形成される主要なメモリエリアを示す図。
【図5】 同実施例におけるデータ処理本体部のメイン
CPUが実行する停電検知処理を示す流れ図。
【図6】 同CPUが実行する停電復帰処理を示す流れ
図。
【符号の説明】
1…データ処理本体部 2…LAN制御部(デバイス制御部) 3…デュアルポートメモリ 10…メインCPU 18…UPS(無停電電源装置) P1…オペレーティングシステム P1a…LANドライバ(デバイスドライバ) P1b…停電検知ドライバ P2a…停電復帰ライブラリ P2…プログラムライブラリ P3…アプリケーションプログラム Q1…LAN制御用プログラム(デバイス制御用プログ
ラム) R1…ファイル記述子変換テーブル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーティングシステムを搭載すると
    ともに、停電発生により電源を予備電源に切替えて停電
    前の状態を維持する無停電電源装置を有するデータ処理
    本体部に、CPU及びメモリを実装してなるデバイス制
    御部をバス接続し、前記データ処理本体部は、電源立上
    げ毎に前記デバイス制御部を初期化して所定のデバイス
    制御用プログラムを前記デバイス制御部のメモリにロー
    ドした後、アプリケーションプログラムを実行してデー
    タ処理を行うデータ処理装置において、 前記データ処理本体部は、前記デバイス制御用プログラ
    ムのファイルを前記アプリケーションプログラムで管理
    するファイル記述子と前記オペレーティングシステムに
    組込まれた該当デバイス制御部に対するデバイスドライ
    バで管理するファイル記述子とを対応させて記憶するフ
    ァイル記述子変換テーブルと、前記アプリケーションプ
    ログラムの実行により前記デバイスドライバのシステム
    コールがあると、このシステムコールのパラメータであ
    る前記アプリケーションプログラム管理下のファイル記
    述子を前記ファイル記述子変換テーブルに基づいて前記
    デバイスドライバ管理下のファイル記述子に変換するフ
    ァイル記述子変換手段と、この変換手段により得られた
    前記デバイスドライバ管理下のファイル記述子をパラメ
    ータとして前記デバイス制御用プログラムをシステムコ
    ールする第1のシステムコール手段と、この手段による
    システムコールに対いてエラーリターンがあると前記デ
    バイス制御用プログラムのファイルをオープンさせる自
    動ファイルオープン手段と、この手段により前記デバイ
    ス制御用プログラムのファイルをオープンさせた後、前
    記デバイス制御用プログラムを再度システムコールする
    第2のシステムコール手段とを具備したことを特徴とす
    るデータ処理装置。
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