JP2003143006A - 周波数差検知装置および周波数差検知方法 - Google Patents

周波数差検知装置および周波数差検知方法

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JP2003143006A JP2001342488A JP2001342488A JP2003143006A JP 2003143006 A JP2003143006 A JP 2003143006A JP 2001342488 A JP2001342488 A JP 2001342488A JP 2001342488 A JP2001342488 A JP 2001342488A JP 2003143006 A JP2003143006 A JP 2003143006A
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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
    • H03L7/087Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal using at least two phase detectors or a frequency and phase detector in the loop

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準クロック信号の周波数に対してPLL出
力のクロック信号の周波数が規定値以上ずれた場合に、
同期はずれアラーム信号を出力する周波数差検知装置を
得ること。 【解決手段】 本発明の周波数差検知装置は、所望の周
波数を有する基準クロック信号と周波数差検知対象とし
て入力されるクロック信号との差分周波数を有するビー
ト波形信号を生成するビート波形発生器11と、基準ク
ロック信号をN(任意の整数)分周して分周クロック信
号を生成する分周器12と、前記ビート波形信号と前記
分周クロック信号との周波数差の極性に応じて定められ
た2値信号である同期はずれアラーム信号を生成する周
波数比較器13と、を備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLL(Phase Lo
cked Loop)内において、基準クロックに対する規定値
以上の周波数ずれを検知する周波数差検知装置および周
波数差検知方法に関するものであり、特に、規定値以上
の周波数ずれでアラームを発する周波数差検知装置およ
び周波数差検知方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来技術について説明する。図9
は、たとえば、“1999年電子情報通信学会総合大会
春C-12-61 明石他「2.5Gbit/s光伝送用タイミング抽出
・識別再生IC」”に示されている位相同期回路(PL
L:Phase Locked Loop)の構成を示す図である。図9
において、101は第1の位相比較器(PD)であり、
102は第2の位相比較器(PD)であり、103は周
波数比較器(FD)であり、104はセレクタ(SE
L)であり、105はローパスフィルタ(LPF)であ
り、106は同期はずれ検出器(LOL)であり、10
7は第1の抽出クロック(VCOCLK(1))と第1
の抽出クロックより位相の90度遅れた第2の抽出クロ
ック(VCOCLK(2))を出力する電圧制御発振器
(VCO)である。なお、第1の位相比較器101と第
2の位相比較器102と周波数比較器103とセレクタ
104で位相周波数比較部111を構成する。
【0003】ここで、位相周波数比較部111の内部動
作およびPLL全体の動作について説明する。第1の位
相比較器101では、入力信号(DATA or CL
K)と上記第1の抽出クロックとの位相差を検出し、同
様に、第2の位相比較器102では、上記入力信号と上
記第2の抽出クロックとの位相差を検出する。
【0004】具体的にいうと、各位相比較器(101,
102)は、図10に示すミキサ(MIX)112とロ
ーパスフィルタ(LPF)113で構成される。たとえ
ば、入力信号をsin(ωCLKt+α)とし、第1の抽
出クロックをsin(ωVCOCL K(1)t+β)とすると、
第1の位相比較器101内のミキサ112の出力信号
は、 sin{(ωCLK−ωVCOCLK(1))t+(α−β)} ×sin{(ωCLK+ωVCOCLK(1))t+(α+β)} …(1) となる。すなわち、ミキサ112の出力信号は、2つの
信号の周波数の和と差の成分で構成される。ただし、ω
CLKは上記入力信号の角周波数を表し、tは時間を表
し、αは上記入力信号の位相を表し、ωVCOCLK(1)は第
1の抽出クロックの角周波数を表し、ベータは第1の抽
出クロックの位相を表す。
【0005】そして、ローパスフィルタ113では、ミ
キサ112出力の和の成分を除去する。これにより、第
1の位相比較器101の出力信号は、 sin{(ωCLK−ωVCOCLK(1))t+(α−β)} …(2) となり、入力信号と第1の抽出クロックとの周波数の差
の成分で表すことができる。
【0006】一方、第2の位相比較器102では、第2
の抽出クロックがsin(ωVCOCLK (1)t+β+π/
2)となるので、出力信号は、 sin{(ωCLK−ωVCOCLK(1))t+(α−β)−π/2} =−cos{(ωCLK−ωVCOCLK(1))t+(α-β)} …(3) となる。
【0007】このように、2つの位相比較器は、入力信
号と各抽出クロックとの周波数差(ωCLK-
ωVCOCLK(1))の成分を持つビート波形を出力する。
【0008】たとえば、周波数同期時の各位相比較器
(101,102)の出力特性は、ω CLK−ωVCOCLK(1)
=0を式(2)および(3)に代入することにより、図
11(a),(b)のように表せる。位相差φ(φ=α
−β)が±π/2以下の時、第1の位相比較器101の
出力は、特に0付近で位相差に対して線形動作となる。
このとき、第2の位相比較器102の出力は、「Lo
w」に固定されている。また、位相差が±π/2以上に
なると、第2の位相比較器102の出力は、線形領域の
後、「High」に固定される。
【0009】周波数非同期時の各位相比較器(101,
102)の出力ビート波形の位相関係は、入力信号と抽
出クロックの周波数の大小によって、図12(a),
(b)のようにそれぞれ表せる。この2つのビート波形
を受け取った周波数比較器103では、両ビート波形の
位相関係を検知し、周波数の大小2値の値を出力する。
なお、周波数比較器103は、たとえば、Dタイプフリ
ップフロップで構成される。すなわち、立ち上がりエッ
ジタイプのDタイプフリップフロップを用い、第1の位
相比較器101の出力ビート波形をデータ端子に入力
し、第2の位相比較器102の出力ビート波形をクロッ
ク端子に入力した場合、周波数比較器103では、入力
信号の周波数が大きい時は「High」を出力し、小さ
い時は「Low」を出力し、周波数の大小を2値のデジ
タル信号として出力する。
【0010】また、第2の位相比較器102の出力は、
同期はずれ検出器106を介してセレクト信号としてセ
レクタ104に入力される。同期はずれ検出器106で
は、線形領域を持つアナログビート波形を飽和させるこ
とによって、アナログ入力をデジタル出力に変換する。
【0011】セレクタ104では、前記セレクト信号が
「High」の時に周波数比較器103の出力を選択
し、前記セレクト信号が「Low」の時に第1の位相比
較器101の出力を選択する。第2の位相比較器102
の出力が「High」の時、すなわち、位相差±π/2
以上の時は、周波数比較器103の出力が選択され、さ
らに、2値信号がローパスフィルタ105を介して電圧
制御発振器107に入力され、抽出クロックの周波数は
高速に入力信号の周波数に近づく。そして、抽出クロッ
クと入力信号の周波数が一致し、位相差が±π/2以下
(第2の位相比較器102の出力は「Low」)となっ
た場合は、セレクタ104が0付近で線形動作する第1
の位相比較器101の出力を選択し、精度良く位相同期
が行われる。
【0012】また、同期はずれ検出器106では、第2
の位相比較器102のアナログ出力信号をデジタル信号
化することによって、同期はずれアラーム信号(LO
L)を出力する。すなわち、位相同期状態から入力信号
と第1の抽出クロックとの位相差が±π/2以上になっ
た場合に同期はずれアラーム信号を出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来のPLLにおいては、以下に示すような問題点があ
った。
【0014】たとえば、光通信で用いられる規格である
OIF(Optical InternetworkingForum)やITU(In
ternational Telecommunications Union)では、同期は
ずれアラーム信号は、基準クロック周波数に対して抽出
クロックの周波数がある規定値以上ずれた場合に出力さ
れなければならない、と規定されている。ところが、従
来技術におけるPLLでは、特定の位相差(前記従来例
では±π/2)で同期はずれアラーム信号が出力されて
しまい、任意の規定値に対応できない、という問題があ
った。
【0015】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、VCO出力の抽出クロックと基準クロックとの間
において、任意の規定値以上の周波数ずれを検知した場
合に、同期はずれアラーム信号を出力することが可能な
周波数差検知装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる周波数差検知装
置にあっては、所望の周波数を有する基準クロック信号
と周波数差検知対象として入力されるクロック信号との
差分周波数を有する第1のビート波形信号を生成する第
1のビート波形生成手段(後述する実施の形態のビート
波形発生器11に相当)と、前記基準クロック信号をN
(任意の整数)分周して第1の分周クロック信号を生成
する第1の分周手段(分周器12に相当)と、前記第1
のビート波形信号と前記第1の分周クロック信号との周
波数差の極性に応じて定められた2値信号である同期は
ずれアラーム信号を生成する周波数比較手段(周波数比
較器13に相当)と、を備えることを特徴とする。
【0017】つぎの発明にかかる周波数差検知装置にお
いて、周波数比較手段は、前記第1のビート波形信号と
前記第1の分周クロック信号との差分周波数を有する第
2のビート波形信号を生成する第2のビート波形生成手
段(ビート波形発生器22に相当)と、前記第1の分周
クロック信号に対して1/4周期の遅延を付加して第2
の分周クロック信号を生成する遅延付加手段(遅延器2
1に相当)と、前記第1のビート波形信号と前記第2の
分周クロック信号との差分周波数を有する第3のビート
波形信号を生成する第3のビート波形生成手段(ビート
波形発生器23に相当)と、前記第2のビート波形信号
と前記第3のビート波形信号との位相差の極性に応じて
定められた2値信号を出力する位相比較手段(位相比較
器24に相当)と、を備えることを特徴とする。
【0018】つぎの発明にかかる周波数差検知装置にお
いて、周波数比較手段は、前記第1の分周クロック信号
を1/2分周して第2の分周クロック信号を生成する第
2の分周手段(分周器31に相当)と、前記第1のビー
ト波形信号と前記第2の分周クロック信号との周波数差
の極性に応じて定められた第1の2値信号を生成する第
1の周波数比較手段(周波数比較器32に相当)と、前
記第1のビート波形信号と前記第1の分周クロック信号
との周波数差の極性に応じて定められた第2の2値信号
を生成する第2の周波数比較手段(周波数比較器33に
相当)と、一方の2値信号をセット端子に入力し、他方
の2値信号をリセット端子に入力することによって、前
記同期はずれアラーム信号を制御するセットリセットタ
イプフリップフロップ手段(SR−FF34に相当)
と、を備えることを特徴とする。
【0019】つぎの発明にかかる周波数差検知装置にお
いて、第1の周波数比較手段は、前記第1のビート波形
信号と前記第2の分周クロック信号との差分周波数を有
する第2のビート波形信号を生成する第2のビート波形
生成手段(ビート波形発生器22に相当)と、前記第2
の分周クロック信号に対して1/4周期の遅延を付加し
て第3の分周クロック信号を生成する第1の遅延付加手
段(遅延器21に相当)と、前記第1のビート波形信号
と前記第3の分周クロック信号との差分周波数を有する
第3のビート波形信号を生成する第3のビート波形生成
手段(ビート波形発生器23に相当)と、前記第2のビ
ート波形信号と前記第3のビート波形信号との位相差の
極性に応じて定められた第1の2値信号を出力する第1
の位相比較手段(位相比較器24に相当)と、を備え、
第2の周波数比較手段は、前記第1のビート波形信号と
前記第1の分周クロック信号との差分周波数を有する第
4のビート波形信号を生成する第4のビート波形生成手
段(ビート波形発生器22に相当)と、前記第1の分周
クロック信号に対して1/4周期の遅延を付加して第4
の分周クロック信号を生成する第2の遅延付加手段(遅
延器21に相当)と、前記第1のビート波形信号と前記
第4の分周クロック信号との差分周波数を有する第5の
ビート波形信号を生成する第5のビート波形生成手段
(ビート波形発生器23に相当)と、前記第4のビート
波形信号と前記第5のビート波形信号との位相差の極性
に応じて定められた第2の2値信号を出力する第2の位
相比較手段(位相比較器24に相当)と、を備えること
を特徴とする。
【0020】つぎの発明にかかる周波数差検知方法にあ
っては、所望の周波数を有する基準クロック信号と周波
数差検知対象として入力されるクロック信号との差分周
波数を有する第1のビート波形信号を生成する第1のビ
ート波形生成ステップと、前記基準クロック信号をN
(任意の整数)分周して第1の分周クロック信号を生成
する第1の分周ステップと、前記第1のビート波形信号
と前記第1の分周クロック信号との周波数差の極性に応
じて定められた2値信号である同期はずれアラーム信号
を生成する周波数比較ステップと、を含むことを特徴と
する。
【0021】つぎの発明にかかる周波数差検知方法にお
いて、前記周波数比較ステップにあっては、前記第1の
ビート波形信号と前記第1の分周クロック信号との差分
周波数を有する第2のビート波形信号を生成する第2の
ビート波形生成ステップと、前記第1の分周クロック信
号に対して1/4周期の遅延を付加して第2の分周クロ
ック信号を生成する遅延付加ステップと、前記第1のビ
ート波形信号と前記第2の分周クロック信号との差分周
波数を有する第3のビート波形信号を生成する第3のビ
ート波形生成ステップと、前記第2のビート波形信号と
前記第3のビート波形信号との位相差の極性に応じて定
められた2値信号を出力する位相比較ステップと、を含
むことを特徴とする。
【0022】つぎの発明にかかる周波数差検知方法にお
いて、前記周波数比較ステップにあっては、前記第1の
分周クロック信号を1/2分周して第2の分周クロック
信号を生成する第2の分周ステップと、前記第1のビー
ト波形信号と前記第2の分周クロック信号との周波数差
の極性に応じて定められた第1の2値信号を生成する第
1の周波数比較ステップと、前記第1のビート波形信号
と前記第1の分周クロック信号との周波数差の極性に応
じて定められた第2の2値信号を生成する第2の周波数
比較ステップと、一方の2値信号をセットリセットタイ
プフリップフロップのセット端子に入力し、他方の2値
信号をリセット端子に入力することによって、前記同期
はずれアラーム信号を制御する同期はずれアラーム信号
制御ステップと、を含むことを特徴とする。
【0023】つぎの発明にかかる周波数差検知方法にお
いて、前記第1の周波数比較ステップにあっては、前記
第1のビート波形信号と前記第2の分周クロック信号と
の差分周波数を有する第2のビート波形信号を生成する
第2のビート波形生成ステップと、前記第2の分周クロ
ック信号に対して1/4周期の遅延を付加して第3の分
周クロック信号を生成する第1の遅延付加ステップと、
前記第1のビート波形信号と前記第3の分周クロック信
号との差分周波数を有する第3のビート波形信号を生成
する第3のビート波形生成ステップと、前記第2のビー
ト波形信号と前記第3のビート波形信号との位相差の極
性に応じて定められた第1の2値信号を出力する第1の
位相比較ステップと、を含み、前記第2の周波数比較ス
テップにあっては、前記第1のビート波形信号と前記第
1の分周クロック信号との差分周波数を有する第4のビ
ート波形信号を生成する第4のビート波形生成ステップ
と、前記第1の分周クロック信号に対して1/4周期の
遅延を付加して第4の分周クロック信号を生成する第2
の遅延付加ステップと、前記第1のビート波形信号と前
記第4の分周クロック信号との差分周波数を有する第5
のビート波形信号を生成する第5のビート波形生成ステ
ップと、前記第4のビート波形信号と前記第5のビート
波形信号との位相差の極性に応じて定められた第2の2
値信号を出力する第2の位相比較ステップと、を含むこ
とを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる周波数差
検知装置および周波数差検知方法の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により
この発明が限定されるものではない。
【0025】実施の形態1.図1は、本発明にかかる周
波数差検知装置を備えたPLL(Phase locked loop)
の構成を示す図である。図1においては、1は周波数検
知装置(FWD)である。なお、先に説明した図9と共
通する構成については、同一の符号を付してその説明を
省略する。ただし、本実施の形態の同期はずれ検出器1
06は、セレクタ104に対するセレクト信号を出力す
る機能のみを備える。
【0026】本実施の形態の周波数差検知装置1は、所
望の周波数の基準クロック(REFCLK)と、電力制
御発振器107出力の第1の抽出クロック(VCOCL
K(1))と、を入力とし、たとえば、規定値以上の周
波数ずれを検知した場合に同期はずれアラーム信号(L
OL)を出力する。なお、周波数差検知装置1において
は、上記第1の抽出クロックの代わりに電圧制御発振器
107出力の第2の抽出クロック(VCOCLK
(2))を入力することとしてもよい。
【0027】図2は、実施の形態1の周波数差検知装置
の構成を示す図である。図2において、11は上記基準
クロックと上記第1の抽出クロックとの差分周波数を求
め、当該差分周波数のビート波形信号を出力するビート
波形発生器(BEAT)であり、12は基準クロックを
1/Nに分周した分周クロックを出力する分周器(1/
N)であり、Nは任意の整数であり、予め設定されてい
るものとする。13はビート波形発生器11出力のビー
ト波形信号と上記分周クロックとの周波数差の極性に応
じて定められた2値信号(LOL)を出力する周波数比
較器(FD)である。
【0028】ここで、上記実施の形態1の周波数差検知
装置の動作について説明する。ビート波形発生器11
は、図3に示すように、ミキサ(MIX)14とローパ
スフィルタ(LPF)15で構成される。たとえば、入
力信号をsin(ωREFCLKt+α)とし、第1の抽出ク
ロックをsin(ωVCOCLK(1)t+β)とすると、ビー
ト波形発生器11内のミキサ14の出力信号は、 sin{(ωREFCLK−ωVCOCLK(1))t+(α−β)} ×sin{(ωREFCLK+ωVCOCLK(1))t+(α+β)} …(4) となる。すなわち、ミキサ14の出力信号は、2つの信
号における周波数の和と差の成分で構成される。ただ
し、ωERFCLKは上記基準クロックの角周波数を表し、α
は上記基準クロックの位相を表し、ωVCOCLK(1)は上記
第1の抽出クロックの角周波数を表し、ベータは上記第
1の抽出クロックの位相を表す。
【0029】そして、ローパスフィルタ15では、ミキ
サ14出力の和の成分を除去する。これにより、ビート
波形発生器11の出力信号(ビート波形信号)は、si
n{(ωREFCLK−ωVCOCLK(1))t+(α−β)}
…(5)となり、基準クロックと第1の抽出クロック
との周波数差の成分で表すことができる。なお、このビ
ート波形信号の周波数(以下、f(BEAT)と呼ぶ)
は、基準クロックと第1の抽出クロックとの周波数差で
ある。
【0030】周波数比較器13では、上記分周クロック
の周波数(以下、f(1/N)と呼ぶ)とf(BEA
T)とを比較し、たとえば、f(BEAT)<f(1/
N)の時に「Low」を、f(BEAT)>f(1/
N)の時に「High」を、同期はずれアラーム信号
(LOL)として出力する。すなわち、上記周波数比較
器13出力の同期はずれアラーム信号は、第1の抽出ク
ロックの周波数が基準クロックの周波数に対して1/N
以上ずれた場合に出力される。
【0031】このように、実施の形態1においては、基
準クロックとPLL内VCO出力の抽出クロックとの周
波数差と、基準クロックをN分周した後の分周クロック
の周波数と、を比較し、その比較結果に応じて同期はず
れアラーム信号を出力する構成とした。これにより、基
準クロックの周波数に対して抽出クロックの周波数が規
定値以上ずれた場合に、同期はずれアラーム信号を出力
することができる。また、分周器の分周比Nを任意に設
定することによって、同期はずれアラーム信号の出力条
件を可変にすることもできる。
【0032】実施の形態2.つぎに、実施の形態2の周
波数差検知装置の動作について説明する。なお、PLL
の構成については前述の実施の形態1と同様である。こ
こでは、実施の形態1と異なる動作についてのみ説明す
る。
【0033】図4は、実施の形態2の周波数差検知装置
の構成を示す図である。なお、前述の図2と共通する部
分については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。図4において、13aは周波数比較器(FD)であ
り、21は分周器12出力の第1の分周クロック(以
下、ICLKと呼ぶ)に対して1/4周期(90°)の
遅延を与えた第2の分周クロック(以下、QCLKと呼
ぶ)を出力する遅延器(90°)であり、22はビート
波形発生器11出力の第1のビート波形信号と上記IC
LKの差分周波数を有する第2のビート波形信号を出力
するビート波形発生器(BEAT)であり、23は第1
のビート波形信号と上記QCLKの差分周波数を有する
第3のビート波形信号を出力するビート波形発生器(B
EAT)であり、24は第2のビート波形信号と第3の
ビート波形信号との位相を比較する位相比較器(PD)
である。
【0034】ここで、実施の形態2の周波数差検知装置
の動作について説明する。なお、ビート波形発生器22
とビート波形発生器23の構成および動作については、
先に説明したビート波形発生器11と同様であるためそ
の説明を省略する。
【0035】まず、第1のビート波形信号の角周波数を
ωBEAT(1)とし、ICLKおよびQCLKの角周波数を
ωICLKとすると、第2のビート波形信号は、(5)式と
同様に、 sin{(ωBEAT(1)−ωICLK)t+(α−β)} …(6) と表すことができる。また、第3のビート波形信号は、 −cos{(ωBEAT(1)−ωICLK)t+(α−β)} …(7) と表すことができる。なお、図5は、第2のビート波形
信号と第3のビート波形信号の位相関係を示す図であ
る。
【0036】位相比較器24では、図5に示される位相
関係を比較し、たとえば、第2のビート波形信号の位相
が第3のビート波形信号の位相より遅れている場合に
「High」(ωBEAT(1)>ωICLK、f(BEAT)>
f(1/N)の場合)を出力し、第2のビート波形信号
の位相が第3のビート波形信号の位相より進んでいる場
合に「Low」(ωBEAT(1)<ωICLK、f(BEAT)
<f(1/N)の場合)を出力する。すなわち、上記周
波数比較器13a出力の同期はずれアラーム信号は、第
1の抽出クロックの周波数が基準クロックの周波数に対
して1/N以上ずれた場合に出力される。
【0037】なお、位相比較器24は、立ち上がりエッ
ジタイプのDタイプフリップフロップで構成し、たとえ
ば、第2のビート波形信号をデータ端子に入力し、第3
のビート波形信号をクロック端子に入力する。
【0038】このように、実施の形態2においては、基
準クロックとPLL内VCO出力の抽出クロックとの周
波数差である第1のビート波形信号と、基準クロックを
N分周した第1の分周クロックの周波数と、の周波数差
を求め、一方で、前記第1のビート波形信号と、前記第
1の分周クロックに1/4周期の遅延を与えた第2の分
周クロックの周波数と、の周波数差を求め、2つの周波
数差を比較し、その比較結果に応じて同期はずれアラー
ム信号を出力する構成とした。これにより、基準クロッ
ク周波数に対して抽出クロックの周波数が規定値以上ず
れた場合に、同期はずれアラーム信号を出力することが
できる。また、分周器の分周比Nを任意に設定すること
によって、同期はずれアラーム信号の出力条件を可変に
することもできる。
【0039】実施の形態3.つぎに、実施の形態3の周
波数差検知装置の動作について説明する。なお、PLL
の構成については前述の実施の形態1と同様である。こ
こでは、実施の形態1と異なる動作についてのみ説明す
る。
【0040】図6は、実施の形態3の周波数差検知装置
の構成を示す図である。なお、先に説明した図2と共通
する部分については、同一の符号を付してその説明を省
略する。図6において、13bは周波数比較器(FD)
であり、31は分周器12出力の第1の分周クロックを
1/2分周した第3の分周クロックを出力する分周器
(1/2)であり、32はビート波形発生器11出力の
第1のビート波形信号と上記第3の分周クロックとの周
波数差に応じて定められた2値信号を出力する周波数比
較器(FD)であり、33は第1のビート波形信号と上
記第1の分周クロックとの周波数差に応じて定められた
2値信号を出力する周波数比較器(FD)であり、34
は周波数比較器32の出力信号をセット端子に入力し、
周波数比較器33の出力信号をリセット端子に入力した
セットリセットタイプフリップフロップ(以下、SR−
FFと呼ぶ)である。
【0041】ここで、実施の形態3の周波数差検知装置
の動作について説明する。なお、周波数比較器32およ
び周波数比較器33については、先に説明した周波数比
較器13と同様に動作する。
【0042】周波数比較器32では、第1のビート波形
信号の周波数(f(BEAT))と、第3の分周クロッ
クの周波数(以下、f(1/2N)と呼ぶ)と、を比較
し、f(BEAT)<f(1/2N)の時に「Low」
を出力し、f(BEAT)>f(1/2N)の時に「H
igh」を出力する。そして、SR−FF34では、f
(BEAT)>f(1/2N)の条件で出力をセットす
る。
【0043】一方、周波数比較器33では、f(BEA
T)と第1の分周クロックの周波数(f(1/N))と
を比較し、f(BEAT)>f(1/N)の時に「Lo
w」を出力し、f(BEAT)<f(1/N)の時に
「High」を出力する。そして、SR−FF34で
は、f(BEAT)<f(1/N)の条件で出力をリセ
ットする。
【0044】したがって、SR−FF34の出力を同期
はずれアラーム信号とした場合、その出力条件は、f
(BEAT)>f(1/2N)、すなわち、第1の抽出
クロックの周波数が基準クロックの周波数に対して1/
2N以上ずれた時であり、また、同期はずれアラーム信
号の解除条件は、f(BEAT)<f(1/N)、すな
わち、第1の抽出クロックと基準クロックの周波数差が
1/N以下になった時である。すなわち、本実施の形態
の周波数検知装置では、同期はずれアラーム信号の出力
と解除の条件にヒステリシスの関係を持たせる。図7
は、上記ヒステリシスの関係を示す図である。
【0045】このように、実施の形態3においては、設
定された第1の規定値以上の周波数差で同期はずれアラ
ーム信号を出力し、設定された第2の規定値以下の周波
数差でアラーム信号を解除する構成とした。すなわち、
同期はずれアラーム信号の出力と解除の条件にヒステリ
シスの関係を持たせる構成とした。これにより、基準ク
ロックの周波数に対して抽出クロックの周波数が第1の
規定値以上ずれた場合に、同期はずれアラーム信号を出
力することができ、さらに、基準クロックの周波数に対
して抽出クロックの周波数ずれが第2の規定値以内に回
復した場合に、同期はずれアラーム信号を解除すること
ができる。また、分周器の分周比Nを任意に設定するこ
とによって、同期はずれアラーム信号の出力条件および
解除条件を可変にすることもできる。
【0046】実施の形態4.つぎに、実施の形態4の周
波数差検知装置の動作について説明する。なお、PLL
の構成については前述の実施の形態1と同様である。ま
た、実施の形態4の周波数差検知装置の構成については
前述の実施の形態3と同様である。図8は、実施の形態
4の周波数差検知装置の構成を示す図である。ここで
は、実施の形態3と異なる動作についてのみ説明する。
【0047】周波数比較器32および周波数比較器33
の内部構成は、実施の形態2の図4と同様に構成し、位
相比較器24の出力条件は、実施の形態2の場合と逆に
設定する。すなわち、周波数比較器33内では、第2の
ビート波形信号の位相が第3のビート波形信号の位相よ
り遅れている場合に「Low」(ωBEAT(1)>ωICLK
f(BEAT)>f(1/N)の場合)を出力し、第2
のビート波形信号の位相が第3のビート波形信号の位相
より進んでいる場合に「High」(ωBEAT(1 )<ω
ICLK、f(BEAT)<f(1/N)の場合)を出力す
る。これにより、SR−FF34の出力信号は、実施の
形態3と同様に、f(BEAT)>f(1/2N)の条
件でセットされ、f(BEAT)<f(1/N)の条件
でリセットされる。
【0048】このように、実施の形態4においては、設
定された第1の規定値以上の周波数差で同期はずれアラ
ーム信号を出力し、設定された第2の規定値以下の周波
数差でアラーム信号を解除する構成とした。すなわち、
同期はずれアラーム信号の出力と解除の条件にヒステリ
シスの関係を持たせる構成とした。これにより、基準ク
ロックの周波数に対して抽出クロックの周波数が第1の
規定値以上ずれた場合に、同期はずれアラーム信号を出
力することができ、さらに、基準クロックの周波数に対
して抽出クロックの周波数ずれが第2の規定値以内に回
復した場合に、同期はずれアラーム信号を解除すること
ができる。また、分周器の分周比Nを任意に設定するこ
とによって、同期はずれアラーム信号の出力条件および
解除条件を可変にすることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、基準クロック信号と周波数差検知対象のクロック信
号との周波数差と、基準クロック信号をN分周した第1
の分周クロック信号の周波数と、を比較し、その比較結
果に応じて同期はずれアラーム信号を出力する構成とし
た。これにより、基準クロック信号の周波数に対して上
記クロック信号の周波数が規定値以上ずれた場合に、同
期はずれアラーム信号を出力することができる、という
効果を奏する。また、分周比Nを任意に設定することに
よって、同期はずれアラーム信号の出力条件を可変にす
ることもできる、という効果を奏する。
【0050】つぎの発明によれば、基準クロック信号と
周波数差検知対象のクロック信号との周波数差である第
1のビート波形信号と、基準クロック信号をN分周した
第1の分周クロックの周波数と、の周波数差を求め、一
方で、上記第1のビート波形信号と、上記第1の分周ク
ロックに1/4周期の遅延を与えた第2の分周クロック
の周波数と、の周波数差を求め、2つの周波数差を比較
し、その比較結果に応じて同期はずれアラーム信号を出
力する構成とした。これにより、基準クロック信号の周
波数に対して上記クロック信号の周波数が規定値以上ず
れた場合に、同期はずれアラーム信号を出力することが
できる、という効果を奏する。また、分周比Nを任意に
設定することによって、同期はずれアラーム信号の出力
条件を可変にすることもできる、という効果を奏する。
【0051】つぎの発明によれば、基準クロック信号と
分周比Nに基づいて決定される第1の規定値以上の周波
数差で同期はずれアラーム信号を出力し、基準クロック
信号と分周比Nに基づいて決定される第2の規定値(≠
第1の規定値)以下の周波数差でアラーム信号を解除す
る構成とした。すなわち、同期はずれアラーム信号の出
力と解除の条件にヒステリシスの関係を持たせる構成と
した。これにより、基準クロック信号の周波数に対して
周波数差検知対象クロック信号の周波数が第1の規定値
以上ずれた場合に、同期はずれアラーム信号を出力する
ことができ、さらに、基準クロック信号の周波数に対し
て周波数差検知対象クロック信号の周波数ずれが第2の
規定値以内に回復した場合に、同期はずれアラーム信号
を解除することができる、という効果を奏する。また、
分周比Nを任意に設定することによって、同期はずれア
ラーム信号の出力条件および解除条件を可変にすること
もできる、という効果を奏する。
【0052】つぎの発明によれば、基準クロック信号と
分周比Nに基づいて決定される第1の規定値以上の周波
数差で同期はずれアラーム信号を出力し、基準クロック
信号と分周比Nに基づいて決定される第2の規定値(≠
第1の規定値)以下の周波数差でアラーム信号を解除す
る構成とした。すなわち、同期はずれアラーム信号の出
力と解除の条件にヒステリシスの関係を持たせる構成と
した。これにより、基準クロック信号の周波数に対して
周波数差検知対象クロック信号の周波数が第1の規定値
以上ずれた場合に、同期はずれアラーム信号を出力する
ことができ、さらに、基準クロック信号の周波数に対し
て周波数差検知対象クロック信号の周波数ずれが第2の
規定値以内に回復した場合に、同期はずれアラーム信号
を解除することができる、という効果を奏する。また、
分周比Nを任意に設定することによって、同期はずれア
ラーム信号の出力条件および解除条件を可変にすること
もできる、という効果を奏する。
【0053】つぎの発明によれば、基準クロック信号と
周波数差検知対象のクロック信号との周波数差と、基準
クロック信号をN分周した第1の分周クロック信号の周
波数と、を比較し、その比較結果に応じて同期はずれア
ラーム信号を出力することとした。これにより、基準ク
ロック信号の周波数に対して上記クロック信号の周波数
が規定値以上ずれた場合に、同期はずれアラーム信号を
出力することができる、という効果を奏する。また、分
周比Nを任意に設定することによって、同期はずれアラ
ーム信号の出力条件を可変にすることもできる、という
効果を奏する。
【0054】つぎの発明によれば、基準クロック信号と
周波数差検知対象のクロック信号との周波数差である第
1のビート波形信号と、基準クロック信号をN分周した
第1の分周クロックの周波数と、の周波数差を求め、一
方で、上記第1のビート波形信号と、上記第1の分周ク
ロックに1/4周期の遅延を与えた第2の分周クロック
の周波数と、の周波数差を求め、2つの周波数差を比較
し、その比較結果に応じて同期はずれアラーム信号を出
力することとした。これにより、基準クロック信号の周
波数に対して上記クロック信号の周波数が規定値以上ず
れた場合に、同期はずれアラーム信号を出力することが
できる、という効果を奏する。また、分周比Nを任意に
設定することによって、同期はずれアラーム信号の出力
条件を可変にすることもできる、という効果を奏する。
【0055】つぎの発明によれば、基準クロック信号と
分周比Nに基づいて決定される第1の規定値以上の周波
数差で同期はずれアラーム信号を出力し、基準クロック
信号と分周比Nに基づいて決定される第2の規定値(≠
第1の規定値)以下の周波数差でアラーム信号を解除す
ることとした。すなわち、同期はずれアラーム信号の出
力と解除の条件にヒステリシスの関係を持たせることと
した。これにより、基準クロック信号の周波数に対して
周波数差検知対象クロック信号の周波数が第1の規定値
以上ずれた場合に、同期はずれアラーム信号を出力する
ことができ、さらに、基準クロック信号の周波数に対し
て周波数差検知対象クロック信号の周波数ずれが第2の
規定値以内に回復した場合に、同期はずれアラーム信号
を解除することができる、という効果を奏する。また、
分周比Nを任意に設定することによって、同期はずれア
ラーム信号の出力条件および解除条件を可変にすること
もできる、という効果を奏する。
【0056】つぎの発明によれば、基準クロック信号と
分周比Nに基づいて決定される第1の規定値以上の周波
数差で同期はずれアラーム信号を出力し、基準クロック
信号と分周比Nに基づいて決定される第2の規定値(≠
第1の規定値)以下の周波数差でアラーム信号を解除す
ることとした。すなわち、同期はずれアラーム信号の出
力と解除の条件にヒステリシスの関係を持たせることと
した。これにより、基準クロック信号の周波数に対して
周波数差検知対象クロック信号の周波数が第1の規定値
以上ずれた場合に、同期はずれアラーム信号を出力する
ことができ、さらに、基準クロック信号の周波数に対し
て周波数差検知対象クロック信号の周波数ずれが第2の
規定値以内に回復した場合に、同期はずれアラーム信号
を解除することができる、という効果を奏する。また、
分周比Nを任意に設定することによって、同期はずれア
ラーム信号の出力条件および解除条件を可変にすること
もできる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる周波数差検知装置を備えたP
LLの構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1の周波数差検知装置の構成を示
す図である。
【図3】 ビート波形発生器11の構成を示す図であ
る。
【図4】 実施の形態2の周波数差検知装置の構成を示
す図である。
【図5】 第2のビート波形信号と第3のビート波形信
号の位相関係を示す図である。
【図6】 実施の形態3の周波数差検知装置の構成を示
す図である。
【図7】 同期はずれアラーム信号の出力と解除に関す
るヒステリシスの関係を示す図である。
【図8】 実施の形態4の周波数差検知装置の構成を示
す図である。
【図9】 従来のPLLの構成を示す図である。
【図10】 従来の位相比較器の構成を示す図である。
【図11】 周波数同期時の位相比較器の出力特性を示
す図である。
【図12】 周波数非同期時の各位相比較器の出力ビー
ト波形の位相関係を示す図である。
【符号の説明】
1 周波数検知装置(FWD)、11,22,23 ビ
ート波形発生器(BEAT)、12 分周器(1/
N)、13,13a,13b,32,33 周波数比較
器(FD)、14 ミキサ(MIX)、15 ローパス
フィルタ(LPF)、21 遅延器(90°)、24
位相比較器(PD)、31 分周器(1/2)、34
セットリセットタイプフリップフロップ(SR−FF)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の周波数を有する基準クロック信号
    と周波数差検知対象として入力されるクロック信号との
    差分周波数を有する第1のビート波形信号を生成する第
    1のビート波形生成手段と、 前記基準クロック信号をN(任意の整数)分周して第1
    の分周クロック信号を生成する第1の分周手段と、 前記第1のビート波形信号と前記第1の分周クロック信
    号との周波数差の極性に応じて定められた2値信号であ
    る同期はずれアラーム信号を生成する周波数比較手段
    と、 を備えることを特徴とする周波数差検知装置。
  2. 【請求項2】 前記周波数比較手段は、 前記第1のビート波形信号と前記第1の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第2のビート波形信号を生成
    する第2のビート波形生成手段と、 前記第1の分周クロック信号に対して1/4周期の遅延
    を付加して第2の分周クロック信号を生成する遅延付加
    手段と、 前記第1のビート波形信号と前記第2の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第3のビート波形信号を生成
    する第3のビート波形生成手段と、 前記第2のビート波形信号と前記第3のビート波形信号
    との位相差の極性に応じて定められた2値信号を出力す
    る位相比較手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の周波数差検
    知装置。
  3. 【請求項3】 前記周波数比較手段は、 前記第1の分周クロック信号を1/2分周して第2の分
    周クロック信号を生成する第2の分周手段と、 前記第1のビート波形信号と前記第2の分周クロック信
    号との周波数差の極性に応じて定められた第1の2値信
    号を生成する第1の周波数比較手段と、 前記第1のビート波形信号と前記第1の分周クロック信
    号との周波数差の極性に応じて定められた第2の2値信
    号を生成する第2の周波数比較手段と、 一方の2値信号をセット端子に入力し、他方の2値信号
    をリセット端子に入力することによって、前記同期はず
    れアラーム信号を制御するセットリセットタイプフリッ
    プフロップ手段と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載の周波数差検
    知装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の周波数比較手段は、 前記第1のビート波形信号と前記第2の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第2のビート波形信号を生成
    する第2のビート波形生成手段と、 前記第2の分周クロック信号に対して1/4周期の遅延
    を付加して第3の分周クロック信号を生成する第1の遅
    延付加手段と、 前記第1のビート波形信号と前記第3の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第3のビート波形信号を生成
    する第3のビート波形生成手段と、 前記第2のビート波形信号と前記第3のビート波形信号
    との位相差の極性に応じて定められた第1の2値信号を
    出力する第1の位相比較手段と、 を備え、 前記第2の周波数比較手段は、 前記第1のビート波形信号と前記第1の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第4のビート波形信号を生成
    する第4のビート波形生成手段と、 前記第1の分周クロック信号に対して1/4周期の遅延
    を付加して第4の分周クロック信号を生成する第2の遅
    延付加手段と、 前記第1のビート波形信号と前記第4の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第5のビート波形信号を生成
    する第5のビート波形生成手段と、 前記第4のビート波形信号と前記第5のビート波形信号
    との位相差の極性に応じて定められた第2の2値信号を
    出力する第2の位相比較手段と、 を備えることを特徴とする請求項3に記載の周波数差検
    知装置。
  5. 【請求項5】 所望の周波数を有する基準クロック信号
    と周波数差検知対象として入力されるクロック信号との
    差分周波数を有する第1のビート波形信号を生成する第
    1のビート波形生成ステップと、 前記基準クロック信号をN(任意の整数)分周して第1
    の分周クロック信号を生成する第1の分周ステップと、 前記第1のビート波形信号と前記第1の分周クロック信
    号との周波数差の極性に応じて定められた2値信号であ
    る同期はずれアラーム信号を生成する周波数比較ステッ
    プと、 を含むことを特徴とする周波数差検知方法。
  6. 【請求項6】 前記周波数比較ステップにあっては、 前記第1のビート波形信号と前記第1の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第2のビート波形信号を生成
    する第2のビート波形生成ステップと、 前記第1の分周クロック信号に対して1/4周期の遅延
    を付加して第2の分周クロック信号を生成する遅延付加
    ステップと、 前記第1のビート波形信号と前記第2の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第3のビート波形信号を生成
    する第3のビート波形生成ステップと、 前記第2のビート波形信号と前記第3のビート波形信号
    との位相差の極性に応じて定められた2値信号を出力す
    る位相比較ステップと、 を含むことを特徴とする請求項5に記載の周波数差検知
    方法。
  7. 【請求項7】 前記周波数比較ステップにあっては、 前記第1の分周クロック信号を1/2分周して第2の分
    周クロック信号を生成する第2の分周ステップと、 前記第1のビート波形信号と前記第2の分周クロック信
    号との周波数差の極性に応じて定められた第1の2値信
    号を生成する第1の周波数比較ステップと、 前記第1のビート波形信号と前記第1の分周クロック信
    号との周波数差の極性に応じて定められた第2の2値信
    号を生成する第2の周波数比較ステップと、 一方の2値信号をセットリセットタイプフリップフロッ
    プのセット端子に入力し、他方の2値信号をリセット端
    子に入力することによって、前記同期はずれアラーム信
    号を制御する同期はずれアラーム信号制御ステップと、 を含むことを特徴とする請求項5に記載の周波数差検知
    方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の周波数比較ステップにあって
    は、 前記第1のビート波形信号と前記第2の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第2のビート波形信号を生成
    する第2のビート波形生成ステップと、 前記第2の分周クロック信号に対して1/4周期の遅延
    を付加して第3の分周クロック信号を生成する第1の遅
    延付加ステップと、 前記第1のビート波形信号と前記第3の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第3のビート波形信号を生成
    する第3のビート波形生成ステップと、 前記第2のビート波形信号と前記第3のビート波形信号
    との位相差の極性に応じて定められた第1の2値信号を
    出力する第1の位相比較ステップと、 を含み、 前記第2の周波数比較ステップにあっては、 前記第1のビート波形信号と前記第1の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第4のビート波形信号を生成
    する第4のビート波形生成ステップと、 前記第1の分周クロック信号に対して1/4周期の遅延
    を付加して第4の分周クロック信号を生成する第2の遅
    延付加ステップと、 前記第1のビート波形信号と前記第4の分周クロック信
    号との差分周波数を有する第5のビート波形信号を生成
    する第5のビート波形生成ステップと、 前記第4のビート波形信号と前記第5のビート波形信号
    との位相差の極性に応じて定められた第2の2値信号を
    出力する第2の位相比較ステップと、 を含むことを特徴とする請求項7に記載の周波数差検知
    方法。
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