JP2003141214A - 生産計画作成システム、生産計画作成方法、および生産計画の作成をコンピュータに実行させるためのプログラム - Google Patents

生産計画作成システム、生産計画作成方法、および生産計画の作成をコンピュータに実行させるためのプログラム

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JP2003141214A
JP2003141214A JP2001332565A JP2001332565A JP2003141214A JP 2003141214 A JP2003141214 A JP 2003141214A JP 2001332565 A JP2001332565 A JP 2001332565A JP 2001332565 A JP2001332565 A JP 2001332565A JP 2003141214 A JP2003141214 A JP 2003141214A
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    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B2219/30Nc systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多品種の製品を生産する生産ラインにおける
生産計画を容易に作成できる生産計画作成システムを提
供する。 【解決手段】 生産計画作成システム10は、装置情報
データベース1と、製品情報データベース2と、品質実
績情報データベース3と、装置優先度算出部4と、ライ
ン優先度算出部5と、営業情報データベース6と、生産
実績データベース7と、生産計画作成部8とを備える。
装置優先度算出部4は、装置情報データベース1からの
装置情報と、製品情報データベース2からの製品情報と
に基づいて装置の優先度を算出する。ライン優先度算出
部5は、製品情報と、品質実績情報データベース3から
の歩留まりとに基づいて生産ラインの優先度を算出す
る。生産計画作成部8は、装置の優先度、生産ラインの
優先度、製品の納期、生産ラインの状況に基づいて、製
品の生産計画を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多品種の製品を
生産する生産ラインにおける生産計画を作成する生産計
画作成システム、生産計画作成方法、および生産計画の
作成をコンピュータに実行させるためのプログラムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】少量多品種の製品を生産する場合には、
複数の生産ラインが平行して稼動される。そして、各生
産ラインは、製品の作製に必要な装置を複数台保有して
おり、発注された製品の生産に必要な装置が割当てられ
る。1つの製品は、通常、複数の工程を経て作製される
ため、各生産ラインは、製品の作製に必要な装置を各工
程ごとに複数台保有しており、製品の作製に必要な装置
が各工程ごとに割当てられる。
【0003】また、生産ライン間においては、ラインで
使用される装置、工期、歩留まり、および生産能力等が
異なり、発注される製品によって必要な工程数も異な
る。
【0004】このような複数の生産ラインを用いて発注
された製品の生産計画を作成する際には、現在の生産ラ
インの稼動状況、生産ラインごとの工期、および工程ご
との工期等が考慮される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ある生産ライ
ンのある工程でトラブルが発生したとき、その工程に続
く工程に大きな影響を及ぼす。
【0006】また、ある生産ラインの処理能力がオーバ
ーフローしたとき、またはある生産ラインにおける製品
の品質が下がったときは、その生産ラインを変更する必
要がある。
【0007】さらに、ラインに流す半導体ウェハのサイ
ズが変化したとき、そのラインで用いられている装置を
変更する必要がある。
【0008】このような場合、生産計画を再度作成する
ことになるが、複数の生産ライン、複数の工程、および
複数の装置等が複雑に絡み合って最適な生産計画を作成
することが困難であるという問題が生じる。
【0009】そこで、本発明は、かかる問題を解決する
ためになされたものであり、その目的は、多品種の製品
を生産する生産ラインにおける生産計画を容易に作成で
きる生産計画作成システムを提供することである。
【0010】また、この発明の別の目的は、多品種の製
品を生産する生産ラインにおける生産計画を容易に作成
できる生産計画作成方法を提供することである。
【0011】さらに、この発明の別の目的は、多品種の
製品を生産する生産ラインにおける生産計画の作成をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、生産
計画作成システムは、各々が多品種の製品を生産する複
数の生産ラインから、発注された製品の生産に適した生
産ラインを選択し、その選択した生産ラインにおける生
産計画を作成する生産計画作成システムであって、複数
の生産ラインの各々において稼動可能な装置を示す装置
情報と、発注された製品の生産に適した装置の情報を含
み、かつ、発注された製品の生産に必要な情報である製
品情報とに基づいて、発注された製品の生産に用いるこ
とができる装置の優先度を算出する装置優先度算出部
と、複数の生産ラインの各々における各種製品の品質情
報と、製品情報とに基づいて、発注された製品の生産に
用いることができる生産ラインの優先度を算出するライ
ン優先度算出部と、装置優先度算出部において算出され
た装置の優先度と、ライン優先度算出部において算出さ
れた生産ラインの優先度と、製品の発注数と、複数の生
産ラインの状況とに基づいて発注された製品の生産に適
した生産ラインを決定し、その決定した生産ラインに発
注された製品の生産に必要であり、かつ、使用可能な装
置を割当てることにより発注された製品の生産計画を作
成する生産計画作成部とを備える。
【0013】好ましくは、ライン優先度算出部は、装置
優先度算出部において算出された装置の優先度をさらに
加味して生産ラインの優先度を算出する。
【0014】好ましくは、装置優先度算出部は、ライン
優先度算出部において算出された生産ラインの優先度を
さらに加味して装置の優先度を算出する。
【0015】好ましくは、ライン優先度算出部は、製品
情報よりも品質情報を優先して参照することにより生産
ラインの優先度を算出する。
【0016】好ましくは、発注された製品は、複数の工
程を経て生産され、装置優先度算出部は、複数の工程の
各々に対して装置の優先度を算出し、ライン優先度算出
部は、複数の工程の各々に対して生産ラインの優先度を
算出し、生産計画作成部は、決定した生産ラインにおけ
る複数の工程の各々に、発注された製品の生産に必要で
あり、かつ、使用可能な装置を割当てる。
【0017】好ましくは、生産計画作成システムは、装
置情報を変更する装置情報変更部と、品質情報を変更す
る品質情報変更部とをさらに備え、装置優先度算出部
は、装置情報変更部による装置情報の変更結果をさらに
加味して装置の優先度を算出し、ライン優先度算出部
は、品質情報変更部による品質情報の変更結果をさらに
加味して生産ラインの優先度を算出する。
【0018】また、この発明によれば、コンピュータに
実行させるためのプログラムは、各々が多品種の製品を
生産する複数の生産ラインから、発注された製品の生産
に適した生産ラインを選択し、その選択した生産ライン
における生産計画の作成をコンピュータに実行させるた
めのプログラムであって、複数の生産ラインの各々にお
いて稼動可能な装置を示す装置情報と、発注された製品
の生産に適した装置の情報を含み、かつ、発注された製
品の生産に必要な情報である製品情報とに基づいて、発
注された製品の生産に用いることができる装置の優先度
を算出する第1のステップと、複数の生産ラインの各々
における各種製品の品質情報と、製品情報とに基づい
て、発注された製品の生産に用いることができる生産ラ
インの優先度を算出する第2のステップと、第1のステ
ップにおいて算出された装置の優先度と、第2のステッ
プにおいて算出された生産ラインの優先度と、製品の発
注数と、複数の生産ラインの状況とに基づいて発注され
た製品の生産に適した生産ラインを決定し、その決定し
た生産ラインに発注された製品の生産に必要であり、か
つ、使用可能な装置を割当てることにより発注された製
品の生産計画を作成する第3のステップとをコンピュー
タに実行させる。
【0019】好ましくは、第2のステップにおける生産
ラインの優先度は、第1のステップにおいて算出された
装置の優先度をさらに加味して算出される。
【0020】好ましくは、第1のステップにおける装置
の優先度は、第2のステップにおいて算出された生産ラ
インの優先度をさらに加味して算出される。
【0021】好ましくは、第2のステップにおける生産
ラインの優先度は、製品情報よりも品質情報を優先して
参照することにより算出される。
【0022】好ましくは、発注された製品は、複数の工
程を経て生産され、第1のステップにおける装置の優先
度は、前複数の工程の各々に対して算出され、第2のス
テップにおける生産ラインの優先度は、複数の工程の各
々に対して算出され、第3のステップにおいて、決定し
た生産ラインにおける複数の工程の各々に、発注された
製品の生産に必要であり、かつ、使用可能な装置が割当
てられる。
【0023】好ましくは、装置情報を変更する第4のス
テップと、品質情報を変更する第5のステップとをさら
にコンピュータに実行させ、第1のステップにおける装
置の優先度は、第4のステップにおける装置情報の変更
結果をさらに加味して算出され、第2のステップにおけ
る生産ラインの優先度は、第5のステップにおける品質
情報の変更結果をさらに加味して算出される。
【0024】さらに、この発明によれば、生産計画作成
方法は、各々が多品種の製品を生産する複数の生産ライ
ンから、発注された製品の生産に適した生産ラインを選
択し、その選択した生産ラインにおける生産計画を作成
する生産計画作成方法であって、複数の生産ラインの各
々において稼動可能な装置を示す装置情報と、発注され
た製品の生産に適した装置の情報を含み、かつ、発注さ
れた製品の生産に必要な情報である製品情報とに基づい
て、発注された製品の生産に用いることができる装置の
優先度を算出する第1のステップと、複数の生産ライン
の各々における各種製品の品質情報と、製品情報とに基
づいて、発注された製品の生産に用いることができる生
産ラインの優先度を算出する第2のステップと、第1の
ステップにおいて算出された装置の優先度と、第2のス
テップにおいて算出された生産ラインの優先度と、製品
の発注数と、複数の生産ラインの状況とに基づいて発注
された製品の生産に適した生産ラインを決定し、その決
定した生産ラインに発注された製品の生産に必要であ
り、かつ、使用可能な装置を割当てることにより発注さ
れた製品の生産計画を作成する第3のステップとを含
む。
【0025】好ましくは、第2のステップにおける生産
ラインの優先度は、第1のステップにおいて算出された
装置の優先度をさらに加味して算出される。
【0026】好ましくは、第1のステップにおける装置
の優先度は、第2のステップにおいて算出された生産ラ
インの優先度をさらに加味して算出される。
【0027】好ましくは、第2のステップにおける生産
ラインの優先度は、製品情報よりも品質情報を優先して
参照することにより算出される。
【0028】好ましくは、発注された製品は、複数の工
程を経て生産され、第1のステップにおける装置の優先
度は、複数の工程の各々に対して算出され、第2のステ
ップにおける生産ラインの優先度は、複数の工程の各々
に対して算出され、第3のステップにおいて、決定した
生産ラインにおける複数の工程の各々に、発注された製
品の生産に必要であり、かつ、使用可能な装置が割当て
られる。
【0029】好ましくは、装置情報を変更する第4のス
テップと、品質情報を変更する第5のステップとをさら
にコンピュータに実行させ、第1のステップにおける装
置の優先度は、第4のステップにおける装置情報の変更
結果をさらに加味して算出され、第2のステップにおけ
る生産ラインの優先度は、第5のステップにおける品質
情報の変更結果をさらに加味して算出される。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または
相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0031】[実施の形態1]図1を参照して、この発
明の実施の形態1による生産計画作成システム10は、
装置情報データベース1と、製品情報データベース2
と、品質実績情報データベース3と、装置優先度算出部
4と、ライン優先度算出部5と、営業情報データベース
6と、生産実績データベース7と、生産計画作成部8と
を備える。
【0032】装置情報データベース1は、装置の種類、
各装置の保有台数、および各装置の稼働率を各生産ライ
ンごとに保持する。製品情報データベース2は、製品の
生産に必要な情報を製品ごとに保持する。品質実績情報
データベース3は、生産ラインおよび製品の品種ごとに
歩留まりを保持する。
【0033】装置優先度算出部4は、装置情報データベ
ース1からの装置情報と、製品情報データベース2から
の製品情報とに基づいて発注された製品の生産に必要な
装置の優先度を算出する。ライン優先度算出部5は、製
品情報データベース2からの製品情報と、品質実績情報
データベース3からの品質情報(歩留まり)とに基づい
て発注された製品の生産に適した生産ラインの優先度を
算出する。
【0034】営業情報データベース6は、製品の注文
数、各月ごとに生産すべき製品の生産数を保持する。生
産実績データベース7は、複数の生産ラインのうち、ど
の生産ラインが稼動しているか等の現在の生産ラインの
状況を保持する。
【0035】生産計画作成部8は、装置優先度算出部4
からの装置の優先度、ライン優先度算出部5からの生産
ラインの優先度、営業情報データベース6からの営業情
報(製品の発注数および製品の生産数)、および生産実
績データベース7からの現在の生産ラインの状況に基づ
いて、発注された製品の生産に適した生産ラインを決定
し、その決定した生産ラインに発注された製品の生産に
必要な装置を割当てることにより発注された製品の生産
計画を作成する。
【0036】図1においては、装置優先度算出部4およ
びライン優先度算出部5は、相互にデータのやり取りを
行なうように記載されており、装置優先度算出部4は、
ライン優先度算出部5によって算出された生産ラインの
優先度をさらに加味して装置の優先度を算出してもよ
く、また、ライン優先度算出部5は、装置優先度算出部
4によって算出された装置の優先度をさらに加味して生
産ラインの優先度を算出してもよい。
【0037】以下においては、2つの生産ラインが存在
し、3つの工程a,b,cから成る製品を生産する場合
の生産計画の作成について説明する。
【0038】図2は、図1に示す装置情報データベース
1が保持する装置情報を示す。図2を参照して、装置情
報20は、装置の種類、生産ライン、保有台数、および
稼働率から成る。装置の種類としては、装置A1〜A
3,B1〜B3,C1,C2が存在する。装置A1〜A
3は工程aに用いられ、装置B1〜B3は工程bに用い
られ、装置C1,C2は工程cに用いられる。
【0039】装置A1は、生産ライン1,2に用いるこ
とが可能であり、全体で130台存在する。そして、生
産ライン1は、130台のうち、50台を保有し、稼働
率は80%である。また、生産ライン2は、130台の
うち、80台を保有し、稼働率は75%である。
【0040】装置A2も、生産ライン1,2に用いるこ
とが可能であり、全体で100台存在する。そして、生
産ライン1は、100台のうち、30台を保有し、稼働
率は90%である。また、生産ライン2は、100台の
うち、70台を保有し、稼働率は50%である。
【0041】装置A3は、生産ライン1のみに用いるこ
とが可能であり、生産ライン1は、40台の装置A3を
保有し、稼働率は70%である。
【0042】以下、装置B1〜B3,C1,C2につい
ても同様である。稼働率は、生産ライン1,2の各々に
おいて発注された製品の生産に用いることが可能な各装
置の割合を示すので、稼働率が高い方が、新たに発注さ
れた製品の生産に割当てることができる台数が多いこと
を示す。
【0043】図3は、図1に示す製品情報データ2が保
持する製品情報を示す。図3を参照して、製品情報30
は、工程、第1優先装置、第2優先装置、および各優先
装置の能力から成る。工程は、発注された製品の工程で
あり、工程a,b,cから成る。
【0044】工程aにおいては、10K/日の生産能力
を有する装置A1が第1優先装置であり、20K/日の
生産能力を有する装置A3が第2優先装置である。工程
bにおいては、5K/日の生産能力を有する装置B2が
第1優先装置であり、30K/日の生産能力を有する装
置B3が第2優先装置である。工程cにおいては、10
K/日の生産能力を有する装置C1が第1優先装置であ
り、15K/日の生産能力を有する装置C2が第2優先
装置である。したがって、製品情報30は、発注された
製品の生産に必要な情報を表す。
【0045】製品情報データベース2は、図3に示すよ
うな製品情報を各製品ごとに保持する。
【0046】図1〜図3を参照して、装置優先度算出部
4による装置の優先度の算出およびライン優先度算出部
5による装置の優先度の算出について説明する。装置優
先度算出部4は、装置情報データベース1から装置情報
20を読出し、発注された製品に対応する製品情報30
を製品情報データベース2から読出す。
【0047】そして、装置優先度算出部4は、読出した
製品情報30の工程に基づいて、発注された製品が3つ
の工程a,b,cを経て生産されることを認識し、その
認識した工程a,b,cの各々に割当てる装置の優先度
を決定する。装置優先度算出部4は、まず、工程aに割
当てる装置の優先度を決定する。装置優先度算出部4
は、工程aに割当てることができる装置が装置A1〜A
3であることを装置情報20から読出し、発注された製
品の生産に適した装置の優先度が装置A1、装置A3の
順番であること、および各装置A1,A3の能力を製品
情報30から読出す。そして、装置優先度算出部4は、
装置A1〜A3が適用可能な生産ライン、各生産ライン
における装置A1〜A3の保有台数、および装置A1〜
A3の稼働率を装置情報20から読出し、製品情報30
から読出した第1および第2優先装置に装置A2が含ま
れないので、装置A2を工程aに割当てる装置から除外
する。その後、装置優先度算出部4は、装置A1につい
ての保有台数、稼働率、および能力の積算値を、装置A
3についての保有台数、稼働率、および能力の積算値と
比較する。この場合、装置A1については、積算値40
0(生産ライン1),600(生産ライン2)が得ら
れ、装置A3については、積算値560(生産ライン
1)が得られる。その結果、装置優先度算出部4は、よ
り大きな積算値が得られる装置A1を優先度1にし、装
置A3を優先度2にする。
【0048】次に、装置優先度算出部4は、工程bに割
当てる装置の優先度を決定する。装置優先度算出部4
は、工程bに割当てることができる装置が装置B1〜B
3であることを装置情報20から読出し、発注された製
品の生産に適した装置の優先度が装置B2、装置B3の
順番であること、および各装置の能力を製品情報30か
ら読出す。そして、装置優先度算出部4は、装置B1〜
B3が適用可能な生産ライン、各生産ラインにおける装
置B1〜B3の保有台数、および装置B1〜B3の稼働
率を装置情報20から読出し、製品情報30から読出し
た第1および第2優先装置に装置B1が含まれないの
で、装置B1を工程bに割当てる装置から除外する。そ
の後、装置優先度算出部4は、装置A2についての保有
台数、稼働率、および能力の積算値を、装置B3につい
ての保有台数、稼働率、および能力の積算値と比較す
る。この場合、装置B2については、積算値90(生産
ライン1),50(生産ライン2)が得られ、装置B3
については、積算値960(生産ライン1,2)が得ら
れる。その結果、装置優先度算出部4は、より大きな積
算値が得られる装置B3を優先度1にし、装置B2を優
先度2にする。
【0049】さらに、装置優先度算出部4は、工程cに
割当てる装置の優先度を決定する。装置優先度算出部4
は、工程cに割当てることができる装置が装置C1,C
2であることを装置情報20から読出し、発注された製
品の生産に適した装置の優先度が装置C1、装置C2の
順番であること、および各装置の能力を製品情報30か
ら読出す。そして、装置優先度算出部4は、装置C1,
C2が適用可能な生産ライン、各生産ラインにおける装
置C1,C2の保有台数、および装置C1,C2の稼働
率を装置情報20から読出し、装置C1についての保有
台数、稼働率、および能力の積算値を、装置C2につい
ての保有台数、稼働率、および能力の積算値と比較す
る。この場合、装置C1については、積算値300(生
産ライン1),490(生産ライン2)が得られ、装置
C2については、積算値600(生産ライン1),36
0(生産ライン2)が得られる。その結果、装置優先度
算出部4は、より大きな積算値が得られる装置C2を優
先度1にし、装置C1を優先度2にする。
【0050】このように、装置優先度算出部4は、装置
情報と製品情報とに基づいて、発注された製品の各工程
に割当てる装置の優先度を算出する。
【0051】ライン優先度算出部5は、製品情報データ
ベース2から読出した製品情報30と、品質実績情報デ
ータベース3から読出した生産ライン1,2の各々に対
する歩留まりとに基づいて、発注された製品の生産に適
した生産ラインの優先度を算出する。なお、生産ライン
1の歩留まりを80%、生産ライン2の歩留まりを90
%とする。
【0052】工程a,b,cを経て生産される製品の数
量は、最も生産能力が低い工程によって律速されるの
で、ライン優先度算出部5は、製品情報30の第1優先
装置を3つの工程a,b,cに割当てたときの最小の生
産能力5k/日と、第2優先装置を3つの工程a,b,
cに割当てたときの最小の生産能力15k/日とを抽出
し、その抽出した最小の生産能力と、各生産ラインの歩
留まりとの積算値を演算して積算値が大きい順に生産ラ
インの優先度を決定する。この場合、第1優先装置を工
程a,b,cに割当てたとき、最小の生産能力と歩留ま
りとの積算値は、4(生産ライン1),4.5(生産ラ
イン2)であり、第2優先装置を工程a,b,cに割当
てたとき、最小の生産能力と歩留まりとの積算値は、1
2(生産ライン1)である。第2優先装置を工程a,
b,cに割当てたときに、生産ライン2における積算値
が示されていないのは、装置A3が生産ライン1のみに
適用可能なためである。
【0053】その結果、ライン優先度算出部5は、最も
大きい積算値12が得られる生産ライン1を優先度1と
し、生産ライン2を優先度2とする。
【0054】このように、ライン優先度算出部5は、製
品情報と品質情報(歩留まり)とに基づいて、発注され
た製品の生産に適した生産ラインの優先度を算出する。
【0055】生産計画作成部8は、装置優先度算出部4
から装置の優先度を受け、ライン優先度算出部5から生
産ラインの優先度を受け、営業情報データベース6から
注文数および納期を受け、生産実績データベース7から
生産ラインの現在の状況を受ける。具体的には、生産計
画作成部8は、工程aについては装置A1:優先度1、
装置A3:優先度2、工程bについては装置B3:優先
度1、装置B2:優先度2、および工程cについては装
置C2:優先度1、装置C1:優先度2を装置優先度算
出部4から受ける。また、生産計画作成部8は、ライン
優先度算出部5から生産ライン1:優先度1、生産ライ
ン2:優先度2を受け、営業情報データベース6から4
月:100k、5月:200kの納期を受け、生産ライ
ン1が使用可能であり、生産ライン2が使用不可である
ことを生産実績データベース7から受ける。
【0056】そうすると、生産計画作成部8は、生産ラ
インの優先度と、各生産ラインの現在の状況とに基づい
て発注された製品の生産に適した生産ラインを生産ライ
ン1に決定する。そして、生産計画作成部8は、装置の
優先度と、納期とに基づいて工程a,b,cの各々に装
置を割当て、発注された製品の生産計画を作成する。具
体的には、生産計画作成部8は、図4に示す4月の生産
計画40と、図5に示す生産計画50とを作成する。こ
の場合、生産計画作成部8は、納期が4月:100k、
5月:200kであることを考慮し、生産計画40にお
いて、工程aに装置A1を割当て、工程bに装置B3を
割当て、工程cに装置C2を割当てる。また、生産計画
作成部8は、生産計画50において、工程aに装置A3
を割当て、工程bに装置B3を割当て、工程cに装置C
2を割当てる。5月の納期としては、製品数が倍増する
ので、工程aの生産能力が2倍になる装置A3を工程a
に割当てる。
【0057】これによって、4月および5月の納期を満
たした生産計画を作成することができる。
【0058】図6を参照して、生産計画作成システム1
0において生産計画を作成する動作について説明する。
動作が開始すると、装置優先度算出部4は、装置情報2
0を装置情報データベース1から入手し(ステップS
1)、製品情報30を製品情報データベース2から読出
し、装置別の処理能力を入手する(ステップS2)。そ
して、装置優先度算出部4は、装置情報20および製品
情報30に基づいて、上述したように装置の優先度を算
出し、その算出した装置の優先度を生産計画作成部8へ
出力する(ステップS3)。
【0059】その後、ライン優先度算出部5は、品質実
績情報データベース3から生産ライン別の歩留まり情報
を入手し(ステップS4)、製品情報データベース2か
ら製品情報30を読出して発注された製品の生産に投入
すべき生産ラインの情報を入手する(ステップS5)。
図3に示す製品情報30は、発注された製品の生産に適
した装置を示しており、製品情報30に含まれる装置A
1,A3,B2,B3,C1,C2を検出すれば、装置
A1,A3,B2,B3,C1,C2を保有する生産ラ
イン1,2が解かる。したがって、ライン優先度算出部
5は、製品情報30に基づいて、発注された製品の生産
に投入すべき生産ラインの情報を入手できる。
【0060】そして、ライン優先度算出部5は、生産ラ
イン別の歩留まり情報と、製品情報30とに基づいて、
上述したように生産ラインの優先度を算出し、その算出
した生産ラインの優先度を生産計画作成部8へ出力する
(ステップS6)。そうすると、生産計画作成部8は、
発注された製品の数量および納期を営業情報データベー
ス6から入手し(ステップS7)、生産実績情報データ
ベース7から生産実績として各生産ラインの現在の状況
を入手する(ステップS8)。そして、生産計画作成部
8は、装置の優先度、生産ラインの優先度、納期、およ
び生産ラインの現在の状況に基づいて、上述したよう
に、発注された製品の生産計画40,50を作成し(ス
テップS9)、一連の動作が終了する。
【0061】上記においては、装置優先度算出部4およ
びライン優先度算出部5は、相互にデータのやり取りを
行なうことを前提として説明したが、この発明において
は上述したように、装置優先度算出部4およびライン優
先度算出部5は相互にデータをやり取りしてもよい。こ
の場合、装置優先度算出部4は、ライン優先度算出部5
により算出された生産ラインの優先度をさらに加味して
装置の優先度を算出する。具体的には、ライン優先度算
出部5は、生産ライン1:優先度1、生産ライン2:優
先度2の算出結果を出力するので、装置優先度算出部4
は、工程aに割当てる装置の優先度を、装置A3:優先
度1、装置A1:優先度2と算出する。この場合、装置
優先度算出部4は、工程b,cについては上述したのと
同じように装置の優先度を算出する。
【0062】また、ライン優先度算出部5は、装置優先
度算出部4により算出された装置の優先度をさらに加味
して生産ラインの優先度を算出する。具体的には、装置
優先度算出部4は、工程aについては装置A1:優先度
1、装置A3:優先度2、工程bについては装置B3:
優先度1、装置B2:優先度2、工程cについては装置
C2:優先度1、装置C1:優先度2の算出結果を出力
するので、ライン優先度算出部5は、生産ライン1,2
のいずれを優先度1にしてもよい。この場合、3つの工
程a,b,cにおける装置の優先度が「1」である装置
A1,B3,C2が生産ライン1,2の両方に適用可能
な装置であるからである。
【0063】このように、装置優先度算出部4およびラ
イン優先度算出部5が相互にデータのやり取りを行なっ
て生産計画を作成する場合、図6に示すフローチャート
のステップS1〜ステップS3の動作と、ステップS4
〜ステップS6の動作とは並行して行なわれ、ステップ
S3における算出結果がステップS6における生産ライ
ンの優先度の算出に反映され、ステップS6における算
出結果がステップS3における装置の優先度の算出に反
映される。
【0064】図1に示す生産計画作成システム10によ
る生産計画の作成は、図7に示すパーソナルコンピュー
タを用いて行なうことができる。図7を参照して、パー
ソナルコンピュータ90は、データバスBSと、CPU
(Central Processing Unit)
91と、RAM(Random Access Mem
ory)92と、ROM(Read Only Mem
ory)93と、シリアルインタフェース94と、端子
95と、CD−ROMドライブ96と、ディスプレイ9
7と、キーボード98とを備える。
【0065】CPU91は、ROM93に格納されたプ
ログラムをデータバスBSを介して読出し、その読出し
たプログラムを用いて上述した生産計画の作成を行な
う。また、CPU91は、シリアルインタフェース9
4、端子95およびインターネット網を介して取得した
プログラム、またはCD(Compact Disk)
99からCD−ROMドライブ96を介して読出したプ
ログラムをROM93に格納する。さらに、CPU91
は、キーボード98から入力されたユーザからの指示を
受付けるとともに、上述したプログラムによって作成し
た生産計画40,50をディスプレイに表示する。
【0066】RAM92は、CPU91が図6に示すフ
ローチャートの各ステップを実行するプログラムを用い
て生産計画を作成する際のワークメモリである。ROM
93は、生産計画を作成するプログラム、装置情報、製
品情報、品質実績情報、営業情報、および生産実績情報
を格納する。シリアルインタフェース94は、データバ
スBSと端子95との間でデータのやり取りを行なう。
【0067】端子95は、ケーブルによってパーソナル
コンピュータ90をモデム(図示せず)に接続するため
の端子である。CD−ROMドライブ96は、CD99
に記録されたプログラムを読出す。ディスプレイ97
は、各種の情報を視覚情報としてユーザに与える。キー
ボード98は、ユーザからの指示を入力する。
【0068】ユーザがプログラムを用いてパーソナルコ
ンピュータ90により、発注された製品の生産計画を作
成するとき、CPU91は、データバスBSを介してR
OM93からプログラムを読出す。そして、CPU91
は、読出したプログラムを実行し、ROM93に格納さ
れた装置情報、製品情報、および品質実績情報を読出
し、3つの工程a,b,cにおける装置の優先度、およ
び生産ラインの優先度を算出する。そして、CPU91
は、算出した装置の優先度および生産ラインの優先度
と、ROM93から読出した営業情報および生産実績情
報とに基づいて生産計画を作成する。そして、CPU9
1は、作成した生産計画をディスプレイ97に表示す
る。
【0069】なお、CPU91は、キーボード98を介
して、新たな装置情報、製品情報、品質実績情報、営業
情報、および生産実績情報が入力されると、その入力さ
れた装置情報等をデータバスBSを介してROM93に
格納する。
【0070】ユーザは、パーソナルコンピュータ90を
端子95を介してモデム(図示せず)と接続し、インタ
ーネットを介して生産計画を作成するプログラムを取得
することができる。そして、CPU91は、端子95、
シリアルインタフェース94、およびデータバスBSを
介して取得したプログラムをROM93に格納する。ま
た、ユーザは、CD99をCD−ROMドライブ96に
装着し、CD99に記録されたプログラムをパーソナル
コンピュータ90に読込む。CPU91は、CD−RO
Mドライブ96が読込んだプログラムをデータバスBS
を介して取得し、ROM93に格納する。そして、CP
U91は、ユーザからの指示により、ROM93に格納
されたプログラムをデータバスBSを介して読出して生
産計画を作成する。
【0071】このように、パーソナルコンピュータ90
は、各種の方法により、生産計画を作成するプログラム
を取得することができる。従って、この発明において
は、生産計画を作成するプログラムは、上述した各種の
方法により取得されたプログラムを含む。
【0072】[実施の形態2]図8を参照して、実施の
形態2による生産計画作成システム10Aは、生産計画
作成システム10に品質情報変更部9および装置情報変
更部11を追加したものであり、その他は生産計画作成
システム10と同じである。
【0073】品質情報変更部9は、生産ライン1,2に
おける歩留まりの変化があれば、その変化した歩留まり
をライン優先度算出部5へ出力する。生産ラインの歩留
まりは、一般に図9に示す曲線k1のように、生産ライ
ンの立ち上げ開始からの経過時間によって変化し、最終
的に一定値CVに近づく。したがって、品質情報変更部
9は、タイミングT1,T2で生産計画を作成すると
き、一定値CVと異なる歩留まりをライン優先度算出部
5へ出力する。そして、ライン優先度算出部5は、品質
情報変更部9から歩留まりが入力されたとき、品質実績
情報データベース3から読出した歩留まりに代えて品質
情報変更部9から入力された歩留まりを用いて生産ライ
ンの優先度を算出し、その算出した優先度を生産計画作
成部8へ出力する。
【0074】装置情報変更部11は、たとえば、生産ラ
イン1,2で用いる半導体ウェハのサイズが変更された
とき、その変更後のウェハサイズに適した装置の名称、
各生産ライン1,2における保有台数、および稼動率を
装置優先度算出部4へ出力する。また、装置情報変更部
11は、各装置の保有台数、および稼動率が変化したと
きも、その変更後の保有台数および稼働率を装置優先度
算出部4へ出力する。
【0075】装置優先度算出部4は、変更された装置情
報が装置情報変更部11から入力されると、装置情報デ
ータベース1から読出した装置情報に代えて装置情報変
更部11から入力された装置情報に基づいて装置の優先
度を算出し、その算出した装置の優先度を装置優先度算
出部4へ出力する。
【0076】図10は、生産計画作成システム10Aに
おいて生産計画を作成する動作を説明するためのフロー
チャートである。図10に示すフローチャートは、図6
に示すフローチャートにステップS10,S11を追加
したものであり、その他は図6に示すフローチャートと
同じである。
【0077】ステップS1の後、装置情報変更部11
は、上述したように変更後の装置情報を装置優先度算出
部4へ出力し(ステップS10)、ステップS3におい
て、装置優先度算出部4は、変更された装置情報に基づ
いて、実施の形態1において説明したように装置の優先
度を算出する。
【0078】また、ステップS4の後、品質情報変更部
9は、変更後の歩留まりをライン優先度算出部5へ出力
し(ステップS11)、ステップS6においてライン優
先度算出部5は、変更された生産ラインの歩留まりに基
づいて、実施の形態1において説明したように生産ライ
ンの優先度を算出する。
【0079】そして、最終的にステップS9において、
変更された装置情報および変更された歩留まりが反映さ
れた生産計画が作成される。
【0080】その他は、実施の形態1と同じである。今
回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制
限的なものではないと考えられるべきである。本発明の
範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0081】
【発明の効果】この発明によれば、生産ラインで用いる
装置の情報、生産ラインの歩留まり、生産ラインで製品
を生産するために必要な情報に基づいて、生産ラインに
おける各装置の優先度、生産ラインの優先度を算出し、
その算出した優先度に、発注された製品の納期、生産ラ
インの現在の状況を追加して生産計画を作成するので、
生産ラインでトラブルが発生したり、生産ラインに流す
半導体ウェハのサイズが変更されても、発注された製品
の生産計画を容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による生産計画作成
システムの概略ブロック図である。
【図2】 図1に示す装置情報データベースが保持する
装置情報の例である。
【図3】 図1に示す製品情報データベースが保持する
製品情報の例である。
【図4】 図1に示す生産計画作成システムによって作
成された生産計画の例である。
【図5】 図1に示す生産計画作成システムによって作
成された生産計画の他の例である。
【図6】 実施の形態1における生産計画の作成動作を
説明するためのフローチャートである。
【図7】 図6に示すフローチャートから成るプログラ
ムを実行するパーソナルコンピュータの概略ブロック図
である。
【図8】 実施の形態2による生産計画作成システムの
概略ブロック図である。
【図9】 歩留まりの経時変化を示す図であり。
【図10】 実施の形態2における生産計画の作成動作
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置情報データベース、2 製品情報データベー
ス、3 品質実績情報データベース、4 装置優先度算
出部、5 ライン優先度算出部、6 営業情報データベ
ース、7 生産実績データベース、8 生産計画作成
部、9 品質情報変更部、10,10A 生産計画作成
システム、11 装置情報変更部、20 装置情報、3
0 製品情報、40,50 生産計画、90 パーソナ
ルコンピュータ、91 CPU、92 RAM、93
ROM、94 シリアルインタフェース、95 端子、
96 CD−ROMドライブ、97 ディスプレイ、9
8 キーボード、99 CD。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が多品種の製品を生産する複数の生
    産ラインから、発注された製品の生産に適した生産ライ
    ンを選択し、その選択した生産ラインにおける生産計画
    を作成する生産計画作成システムであって、 前記複数の生産ラインの各々において稼動可能な装置を
    示す装置情報と、前記発注された製品の生産に適した装
    置の情報を含み、かつ、前記発注された製品の生産に必
    要な情報である製品情報とに基づいて、前記発注された
    製品の生産に用いることができる装置の優先度を算出す
    る装置優先度算出部と、 前記複数の生産ラインの各々における各種製品の品質情
    報と、前記製品情報とに基づいて、前記発注された製品
    の生産に用いることができる生産ラインの優先度を算出
    するライン優先度算出部と、 前記装置優先度算出部において算出された前記装置の優
    先度と、前記ライン優先度算出部において算出された前
    記生産ラインの優先度と、前記製品の発注数と、前記複
    数の生産ラインの状況とに基づいて前記発注された製品
    の生産に適した生産ラインを決定し、その決定した生産
    ラインに前記発注された製品の生産に必要であり、か
    つ、使用可能な装置を割当てることにより前記発注され
    た製品の生産計画を作成する生産計画作成部とを備える
    生産計画作成システム。
  2. 【請求項2】 前記ライン優先度算出部は、前記装置優
    先度算出部において算出された前記装置の優先度をさら
    に加味して前記生産ラインの優先度を算出する、請求項
    1に記載の生産計画作成システム。
  3. 【請求項3】 前記装置優先度算出部は、前記ライン優
    先度算出部において算出された前記生産ラインの優先度
    をさらに加味して前記装置の優先度を算出する、請求項
    1に記載の生産計画作成システム。
  4. 【請求項4】 前記ライン優先度算出部は、前記製品情
    報よりも前記品質情報を優先して参照することにより前
    記生産ラインの優先度を算出する、請求項1に記載の生
    産計画作成システム。
  5. 【請求項5】 前記発注された製品は、複数の工程を経
    て生産され、 前記装置優先度算出部は、前記複数の工程の各々に対し
    て前記装置の優先度を算出し、 前記ライン優先度算出部は、前記複数の工程の各々に対
    して前記生産ラインの優先度を算出し、 前記生産計画作成部は、前記決定した生産ラインにおけ
    る前記複数の工程の各々に、前記発注された製品の生産
    に必要であり、かつ、使用可能な装置を割当てる、請求
    項1に記載の生産計画作成システム。
  6. 【請求項6】 前記装置情報を変更する装置情報変更部
    と、 前記品質情報を変更する品質情報変更部とをさらに備
    え、 前記装置優先度算出部は、前記装置情報変更部による前
    記装置情報の変更結果をさらに加味して前記装置の優先
    度を算出し、 前記ライン優先度算出部は、前記品質情報変更部による
    前記品質情報の変更結果をさらに加味して前記生産ライ
    ンの優先度を算出する、請求項1に記載の生産計画作成
    システム。
  7. 【請求項7】 各々が多品種の製品を生産する複数の生
    産ラインから、発注された製品の生産に適した生産ライ
    ンを選択し、その選択した生産ラインにおける生産計画
    の作成をコンピュータに実行させるためのプログラムで
    あって、 前記複数の生産ラインの各々において稼動可能な装置を
    示す装置情報と、前記発注された製品の生産に適した装
    置の情報を含み、かつ、前記発注された製品の生産に必
    要な情報である製品情報とに基づいて、前記発注された
    製品の生産に用いることができる装置の優先度を算出す
    る第1のステップと、 前記複数の生産ラインの各々における各種製品の品質情
    報と、前記製品情報とに基づいて、前記発注された製品
    の生産に用いることができる生産ラインの優先度を算出
    する第2のステップと、 前記第1のステップにおいて算出された前記装置の優先
    度と、前記第2のステップにおいて算出された前記生産
    ラインの優先度と、前記製品の発注数と、前記複数の生
    産ラインの状況とに基づいて前記発注された製品の生産
    に適した生産ラインを決定し、その決定した生産ライン
    に前記発注された製品の生産に必要であり、かつ、使用
    可能な装置を割当てることにより前記発注された製品の
    生産計画を作成する第3のステップとをコンピュータに
    実行させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】 前記第2のステップにおける前記生産ラ
    インの優先度は、前記第1のステップにおいて算出され
    た前記装置の優先度をさらに加味して算出される、請求
    項7に記載のコンピュータに実行させるためのプログラ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記第1のステップにおける前記装置の
    優先度は、前記第2のステップにおいて算出された前記
    生産ラインの優先度をさらに加味して算出される、請求
    項7に記載のコンピュータに実行させるためのプログラ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記第2のステップにおける前記生産
    ラインの優先度は、前記製品情報よりも前記品質情報を
    優先して参照することにより算出される、請求項7に記
    載のコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 【請求項11】 前記発注された製品は、複数の工程を
    経て生産され、 前記第1のステップにおける前記装置の優先度は、前記
    複数の工程の各々に対して算出され、 前記第2のステップにおける前記生産ラインの優先度
    は、前記複数の工程の各々に対して算出され、 前記第3のステップにおいて、前記決定した生産ライン
    における前記複数の工程の各々に、前記発注された製品
    の生産に必要であり、かつ、使用可能な装置が割当てら
    れる、請求項7に記載のコンピュータに実行させるため
    のプログラム。
  12. 【請求項12】 前記装置情報を変更する第4のステッ
    プと、 前記品質情報を変更する第5のステップとをさらにコン
    ピュータに実行させ、 前記第1のステップにおける前記装置の優先度は、前記
    第4のステップにおける前記装置情報の変更結果をさら
    に加味して算出され、 前記第2のステップにおける前記生産ラインの優先度
    は、前記第5のステップにおける前記品質情報の変更結
    果をさらに加味して算出される、請求項7に記載のコン
    ピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 【請求項13】 各々が多品種の製品を生産する複数の
    生産ラインから、発注された製品の生産に適した生産ラ
    インを選択し、その選択した生産ラインにおける生産計
    画を作成する生産計画作成方法であって、 前記複数の生産ラインの各々において稼動可能な装置を
    示す装置情報と、前記発注された製品の生産に適した装
    置の情報を含み、かつ、前記発注された製品の生産に必
    要な情報である製品情報とに基づいて、前記発注された
    製品の生産に用いることができる装置の優先度を算出す
    る第1のステップと、 前記複数の生産ラインの各々における各種製品の品質情
    報と、前記製品情報とに基づいて、前記発注された製品
    の生産に用いることができる生産ラインの優先度を算出
    する第2のステップと、 前記第1のステップにおいて算出された前記装置の優先
    度と、前記第2のステップにおいて算出された前記生産
    ラインの優先度と、前記製品の発注数と、前記複数の生
    産ラインの状況とに基づいて前記発注された製品の生産
    に適した生産ラインを決定し、その決定した生産ライン
    に前記発注された製品の生産に必要であり、かつ、使用
    可能な装置を割当てることにより前記発注された製品の
    生産計画を作成する第3のステップとを含む生産計画作
    成方法。
  14. 【請求項14】 前記第2のステップにおける前記生産
    ラインの優先度は、前記第1のステップにおいて算出さ
    れた前記装置の優先度をさらに加味して算出される、請
    求項13に記載の生産計画作成方法。
  15. 【請求項15】 前記第1のステップにおける前記装置
    の優先度は、前記第2のステップにおいて算出された前
    記生産ラインの優先度をさらに加味して算出される、請
    求項13に記載の生産計画作成方法。
  16. 【請求項16】 前記第2のステップにおける前記生産
    ラインの優先度は、前記製品情報よりも前記品質情報を
    優先して参照することにより算出される、請求項13に
    記載の生産計画作成方法。
  17. 【請求項17】 前記発注された製品は、複数の工程を
    経て生産され、 前記第1のステップにおける前記装置の優先度は、前記
    複数の工程の各々に対して算出され、 前記第2のステップにおける前記生産ラインの優先度
    は、前記複数の工程の各々に対して算出され、 前記第3のステップにおいて、前記決定した生産ライン
    における前記複数の工程の各々に、前記発注された製品
    の生産に必要であり、かつ、使用可能な装置が割当てら
    れる、請求項13に記載の生産計画作成方法。
  18. 【請求項18】 前記装置情報を変更する第4のステッ
    プと、 前記品質情報を変更する第5のステップとをさらにコン
    ピュータに実行させ、 前記第1のステップにおける前記装置の優先度は、前記
    第4のステップにおける前記装置情報の変更結果をさら
    に加味して算出され、 前記第2のステップにおける前記生産ラインの優先度
    は、前記第5のステップにおける前記品質情報の変更結
    果をさらに加味して算出される、請求項13に記載の生
    産計画作成方法。
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