JP2954439B2 - 生産計画作成方法およびその装置 - Google Patents

生産計画作成方法およびその装置

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JP2954439B2
JP2954439B2 JP31882292A JP31882292A JP2954439B2 JP 2954439 B2 JP2954439 B2 JP 2954439B2 JP 31882292 A JP31882292 A JP 31882292A JP 31882292 A JP31882292 A JP 31882292A JP 2954439 B2 JP2954439 B2 JP 2954439B2
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亨 中村
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義久 黒宮
逸弘 山田
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生産計画を立案するため
の生産計画作成方法およびその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、技術革新や消費者構造の変化など
に伴い、製造業においては、多品種、少量、短納期、短
ライフサイクルといった生産活動の形態の変化が急速に
進んでいる。
【0003】このような傾向での多品種少量生産におい
ては、市場動向に敏感に対応することが非常に重要であ
る。
【0004】したがって複数の生産工程を必要とする工
場において物を生産する計画を精度よく作成すること
や、計画変更に素早く対応することが要求される。
【0005】従来、図4に示すように、コンピュータか
らなる中央処理装置101が用いられ、これに与えられ
た生産計画作成プログラム100にしたがって生産計画
を作成する。この生産計画作成のために中央処理装置1
01には生産設備の配置等に関する基本データを記憶し
ておく記憶手段102が接続されるとともに、作業用記
憶メモリとしての記憶装置103が利用できるようにさ
れ、これらの記憶データを基に生産計画を作成する。
【0006】中央処理装置101には入力手段104が
接続され、対象工程に必要な既知データを入力できるよ
うにされている。
【0007】また中央処理装置101には前記作成した
生産計画を記憶しておく立案結果記憶手段106や、立
案結果を表示する表示手段107、立案結果を印字する
印字手段108もそれぞれ接続されている。
【0008】前記生産計画作成は、前記基本データと作
業メモリデータとを基に各工程について個別に行われ
る。
【0009】連続する工程間では、前工程の担当者が、
後工程について立案された生産計画を確認し、これによ
り後工程のために必要となる前工程での制約条件を判断
してこれをも入力する。そしてこのような追加入力によ
って後工程に適合する前工程での生産計画を作成するよ
うにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多くの工場で
の生産は、幾つもの生産工程を経て製造されることが多
い。これを前記従来のように、ある工程に限定された生
産計画の立案を行うか、あるいは各工程でそれぞれ独自
の生産計画を立案するのでは、各工程独自の生産計画の
最適化は図れても、生産工程全体での生産計画の適正化
は図れない。
【0011】またこれに対処するのに、前記従来のよう
に前工程の作業者が後工程での生産要望データを確認し
て、後工程のために必要となる前工程での制約条件を判
別し、これを追加データとして入力し調整するのでは、
全体の生産計画を作成するのに多くの人と時間が必要で
ある。また前後の関連のある工程どうしの生産計画の適
正化を十分に図るには困難があり、実際には簡略な対応
がなされ勝ちである。
【0012】例えば幾つかの並列な部品製造工程を前工
程とし、これらの工程で製造される部品後工程にて用い
て組み立てを行い製品を製造するような場合、各前工程
で製造される部品が揃う時点で後工程を開始するように
計画されるのが一般的である。
【0013】このように決定される後工程の生産開始時
間の設定は各前工程に対して十分に余裕を持ったものと
なり、タイムラグが大きく生じやすい。
【0014】また各工程における品番や製造ロットに関
する制約が異なり、品番によって必要となる生産工程が
異なるため次工程での生産要望数の把握が遅れるなど、
複数工程に亘る最適な生産計画の立案には、多くの時間
を費やしてしまう。
【0015】本発明は、互いに関連する複数の工程で
も、相互間の制約を考慮して高速かつ最適に立案するこ
とができる生産計画作成方法およびその装置を提供する
ことを課題とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の生産計画作成方
法は、上記のような課題を達成するため、複数の各工程
に対応した複数の生産設備の配置に係わる基本データ
と、各品番の部品に対する適応性や生産能力など各工程
に固有の工程データと、各工程で取り扱う部品の品番を
管理する部品構成データや前後に関連する工程での部品
の在庫データなどの生産対象物データとを既知データと
して記憶手段に記憶し、この記憶手段に記憶された既知
データが生産に必要な情報を満足している生産計画可能
な工程を、記憶手段に記憶された複数の各工程から検索
し、この検索した工程につき前記既知データから生産計
画を作成してこれを記憶手段に記憶し、次いでこの記憶
した既作成生産計画データと前記各既知データとで生産
に必要な情報を満足して生産計画可能とになった新たな
工程を、記憶手段に記憶された各工程から検索し、この
検索した工程につき前記既作成生産計画データと前記各
既知データから生産計画を作成してこれを記憶手段に記
憶することにより、記憶した工程ごとの既作成生産計画
データを追加しながら同様の手順を繰り返して残る工程
の生産計画を作成し記憶手段に記憶することを特徴とす
るものである。
【0017】この場合、生産上前後に関連し、かつ基本
データ、工程データおよび生産対象物データが満足して
いる複数の工程のうち、後工程の生産計画を優先して作
成した後、この後工程の既作成生産計画データと、生産
対象物の各工程における品番を管理する部品構成データ
と、前工程の工程データと、後工程の在庫データとを基
に、前工程に生産対象物の品番と数量、および工程の分
割または統合を要望する要望データを作成して記憶手段
に記憶し、この記憶した要望データを満足するように前
工程の生産計画を作成して記憶手段に記憶するようにし
てもよい。
【0018】また、複数の工程についての生産計画を順
次行うのに、各工程データと、工程間の制約データと、
各工程の生産計画作成有無のデータとによって、生産計
画作成の進捗管理を行い、生産計画が未作成で他の生産
計画未作成な工程に制約されない工程を検索して、これ
を次に生産計画を作成すべき工程に決定するのが好適で
ある。
【0019】本発明の生産計画作成装置は、上記課題を
達成するために、複数の各工程に対応した生産設備の配
置に係わる基本データ、各品番の部品に対する適応性や
生産能力など各工程についての固有の工程データ、およ
び各工程で取り扱う部品の品番を管理する部品構成デー
タや前後に関連する工程での部品の在庫データなどの生
産対象物データを入力する入力手段と、この入力される
基本データ、工程データおよび生産対象物データを記憶
する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段に記憶され
た基本データ、工程データ、および生産対象物データが
生産に必要な情報を満足している生産計画可能な工程
を、第1の記憶手段に記憶されている複数の各工程から
検索し、この検索した工程についての生産計画を作成す
る第1の生産計画作成手段と、これによる既生産計画デ
ータを記憶する第2の記憶手段と、前記各データおよび
第2の記憶手段に記憶された既生産計画データから生産
計画可能な工程を判別して、この工程についての生産計
画を行ってこれを第2の記憶手段に記憶させることを繰
り返し、残る工程についての生産計画を作成し第2の記
憶手段に記憶する第2の生産計画作成手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0020】ここで、第1の生産計画作成手段は、生産
上前後に関連し、かつ基本データ、工程データおよび生
産対象物データが満足している複数の工程のうち、後工
程の生産計画を優先して作成し、第2の生産計画作成手
段は、前記後工程の既作成生産計画データと、生産対象
物の各工程における品番を管理する部品構成データと、
前工程の工程データと、後工程の在庫データとを基に、
前工程に生産対象物の品番と数量、および工程の分割ま
たは統合を要望する要望データを作成し、この要望デー
タを満足するように前工程の生産計画を作成することを
繰り返すようにしてもよい。
【0021】さらに、各工程データと、工程間の制約デ
ータと、第2の生産計画作成手段での各工程の生産計画
作成の有無を見た進捗データとによって、生産計画作成
の進捗管理を行って、生産計画が未作成で他の生産計画
未作成な工程に制約されない工程を検索して、これを第
2の生産計画作成手段での次に生産計画を作成すべき工
程に決定する工程決定手段を備えたものとすることがで
きる。
【0022】
【作用】本発明の生産計画作成方法の上記構成によれ
ば、記憶手段に記憶された複数の工程のうち、記憶手段
に記憶された既知条件としての生産設備の配置に係わる
基本データと各工程に固有の工程データと生産対象物デ
ータだけで生産に必要な情報を満足する計画可能な工程
を検索し、この検索した工程についての生産計画を前記
既知データによって先ず作成し、次にこれによる既作成
生産計画データが前記既知条件に加って生産に必要な情
報を満足して新たに生産計画可能となる工程を検索し、
この検索した工程の生産計画を前記既作成生産計画デー
タと前記既知条件から作成して記憶手段に記憶し、この
ようにして記憶した工程ごとの既作成生産計画データを
追加しながら同様の手順を繰り返し、残る各工程の生産
計画を作成し記憶手段に記憶するので、前後等、どのよ
うに関連し合う工程の生産計画でも、既知の条件を基に
生産計画を立案できる工程を優先しながら、残る工程に
必要な制約条件を満たしていって、全ての工程について
適正に立案し、使用に供することができる。
【0023】この場合、生産上前後に関連し、かつ基本
データ、工程データおよび生産対象物データが満足して
いる複数の工程のうち、後工程の生産計画を優先して作
成した後、この後工程の既作成生産計画データと、生産
対象物の各工程における品番を管理する部品構成データ
と、前工程の工程データと、後工程の在庫データとを基
に、前工程に生産対象物の品番と数量、および工程の分
割または統合を要望する要望データを作成して記憶手段
に記憶し、この記憶した要望データを満足するように前
工程の生産計画を作成して記憶手段に記憶すると、複数
の前工程にて生産された部品を後工程によって組み合わ
せて1つの製品または部品を生産するような場合に、前
後の各工程でのタイムラグが最小限になるような最適な
生産計画を立案することができる。
【0024】また、複数の工程についての生産計画を順
次行うのに、各工程データと、工程間の制約データと、
各工程の生産計画作成有無のデータとによって、生産計
画作成の進捗管理を行い、生産計画が未作成で他の生産
計画未作成な工程に制約されない工程を検索して、これ
を次に生産計画を作成すべき工程に決定すると、各時点
の既知の条件にしたがって各工程の適正な生産計画の立
案を、誤りなしに順序よく達成することができる。
【0025】本発明の生産計画作成装置の上記構成によ
れば、生産設備の配置に係わる基本データ、複数の各工
程についての固有の工程データ、および生産対象物デー
タを既知の条件として、入力手段により手入力するだけ
で、これが第1の記憶手段によって記憶され、この記憶
内容を基にそれら既知条件が生産に必要な情報を満足す
る生産計画可能な工程が、第1の記憶手段に記憶された
各工程から第1の生産計画作成手段によって検索される
とともに、この検索した工程についての生産計画が作成
されるとともにそれが第2の記憶手段に記憶される。次
いで第2の生産計画作成手段によって、前記第1の記憶
手段に記憶された各既知条件および第2の記憶手段に記
憶された既生産計画データから生産に必要な情報を満足
する生産計画可能な工程が、第1の記憶手段に記憶され
た各工程から検索されるとともに、この検索した工程に
ついての生産計画を前記各既知条件および既生産計画デ
ータにより行ってこれを第2の記憶手段に記憶させるこ
とを繰り返して残る工程についての生産計画を作成する
ので、前後等、種々に関連し合う工程の生産計画を、既
知の条件を基に生産計画を立案できる工程を優先しなが
ら、残る工程に必要な条件を満たしていって、全ての工
程について適正に立案するのを、初期の既知データの入
力だけで自動的に達成することができる。
【0026】
【実施例】以下図1〜図3に示す本発明の一実施例とし
ての生産計画作成装置の概略構成について説明する。
【0027】本実施例の装置は図1に概略構成を示して
いるように、コンピュータからなる中央処理装置1は、
既知データの内容に応じて各工程の生産計画を適正に作
成する第1、第2の各生産計画作成手段2、3を備えて
いる。
【0028】中央処理装置1には、生産計画を作成する
のに必要なデータを記憶しておく記憶装置11と、作成
した生産計画を表示し、また印字する表示装置12およ
び印字装置13とが接続され、記憶装置11には初期既
知データを入力する入力装置14が接続されている。
【0029】第1の生産計画作成手段2は記憶装置11
に記憶された複数の各工程のうちの、基本データ21お
よび工程別の生産データ22等の初期既知データによっ
て立案可能な、つまり初期既知データが生産に必要な条
件を満足している工程についての生産計画を、前記初期
既知データによって作成する。
【0030】第2の生産計画作成手段3は、前記初期既
知データと、第1の生産計画作成手段2によって作成さ
れた既作成生産計画データとによって立案可能な、つま
り前記初期既知データと、第1の生産計画作成手段2に
よって作成された既作成生産計画データが生産に必要な
情報を満足することになった新たな工程についての生産
計画を作成する。
【0031】記憶装置11は、前記入力装置14から前
記初期既知データが入力されるとともに、第1の生産計
画作成手段2が作成した生産計画の立案結果データ2
3、および第2の生産計画作成手段3が作成した生産計
画の立案結果データ23がそれぞれ入力され、これらデ
ータ21〜23を記憶する。
【0032】生産データ22は、本実施例の場合、各工
程に固有の工程データと生産対象物データである。さら
に具体的には、生産対象物データは、各工程における品
番を管理する部品構成データと、前後に関連する工程で
の在庫データ等であり、工程データは各品番の部品に対
する適応性や生産能力等である。
【0033】第1の生産計画作成手段2により立案可能
な工程とは、例えば前後に連続する工程の後工程であ
る。つまり他の工程の生産計画の影響、つまり制約を受
けない工程である。したがって後工程には限らないし、
第1の生産計画作成手段2によって立案可能な工程が複
数ある場合は、これら工程についての各生産計画を順不
同で行うことができる。
【0034】以上の構成での動作について説明する。先
ず、生産設備の配置に係わる基本データ21、各工程に
ついての固有の工程データおよび生産対象物データであ
る生産データ22が既知の条件として入力装置14によ
り入力される。これら入力データは記憶装置11によっ
て記憶される。
【0035】これによって中央処理装置1が働かされる
と、記憶装置11での前記記憶データ21、22を基に
生産計画可能な工程を、第1の生産計画作成手段2によ
って記憶手段11に記憶された各工程のうちから検索す
るとともに、この工程についての生産計画を前記記憶デ
ータ21、22を基に作成し、この作成した既作成生産
計画データを立案結果データ23として記憶装置11に
記憶させる。
【0036】次いで第2の生産計画作成手段3によっ
て、記憶装置11に記憶された各データ21、22、2
3から生産計画可能な工程を、記憶手段11に記憶され
た加工工程の残りのものから検索するとともに、この工
程についての生産計画を各データ21、22、23から
作成し、これによる既作成生産計画データを立案結果デ
ータ23として記憶装置11に記憶させることを繰り返
して残る工程についての生産計画を作成する。
【0037】したがって、前後等、種々に関連し合う工
程の生産計画を、既知の条件を基に生産計画を立案でき
る工程を優先しながら、残る工程に必要な条件を満たし
ていって、全ての工程について適正に立案するのを、初
期の既知データの入力だけで自動的に効率よく達成する
ことができる。
【0038】図2は中央処理装置1により前後に連続す
る工程の生産計画を行うのに際し、前工程の生産計画の
ために、後工程からの制約条件、つまり要望を前工程生
産要望データを得る場合の手順を示すフローチャートで
ある。
【0039】これについて説明すると、立案結果データ
23のうちの、先に生産計画を行った後工程についての
生産計画データ32を抽出し、この後工程生産計画デー
タ32と、生産データ22のうちの工程データ33およ
び部品構成データ34を基に、いわゆる部品展開手順処
理31によって前後に連続する工程の後工程についての
生産計画から、前工程で生産が必要な部品の品番と、こ
の品番の部品の数量とを算出する。
【0040】次いで、要望展開手順処理37が行われ
る。具体的には在庫引当手順によって、前記算出された
各データと、生産データである在庫データ35をもと
に、前工程で実際に生産する品番の部品数量を算出す
る。
【0041】さらにロットサイズデータ36をも加え
て、各部品毎に必要なロットサイズをその工程に合った
サイズに分割または、統合し、前工程生産要望データを
作成し、制約データとして、前工程での生産計画の際に
利用する。
【0042】これにより後工程の生産計画より、その計
画に合った前工程の生産要望を制約条件として算出し、
前工程での後工程と関連した適正な生産計画を自動的に
効率よく作成することができる。
【0043】図3は、初期既知データと、これにより立
案可能な工程について作成された生産計画データとに基
づき、第2の生産計画作成手段3によって、前記前工程
生産要望データを作成しながら、既作成生産計画データ
によって可能となる工程について順次生産計画を作成す
るのに、次に生産計画を作成すべき工程を、生産計画作
成の進捗状態を管理することにより合理的に決定するよ
うにした場合の具体的な手順を示すフローチャートであ
る。
【0044】これについて説明すると、工程決定手順処
理41にて、工程間の制約データ、本実施例では前記部
品展開手順処理31および要望展開手順処理37によっ
て得られた前工程生産要望データ38と、各工程データ
と、既知データによって生産計画が可能な工程について
の生産計画作成の有無を見た進捗データとに基づいて、
生産計画作成の進捗管理を行い、生産計画が未作成で他
の生産計画未作成な工程に依存しない、つまり制約を受
けない工程を検索して、これを次に生産計画を作成すべ
き工程に決定する。
【0045】この後生産計画手順処理42にて、基本デ
ータ21、生産データ22、立案結果データ23に基づ
き、前記決定された工程についての生産計画を作成する
とともに、この生産計画が決定された工程を後工程とす
る前工程がある場合、これのデータを基に前記部品展開
処理手順処理31および要望展開手順処理37とを実行
して、また該当する前工程がなければそのまま、工程決
定手順処理41に移行し、以降同様の手順を繰り返すこ
とにより、必要な全工程についての生産計画を作成す
る。
【0046】これによって、各時点の既知の条件にした
がって各工程の適正な生産計画の立案を、誤りなしに順
序よく達成することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の生産計画作成方法によれば、前
後等、どのように関連し合う工程の生産計画でも、既知
の条件を基に生産計画を立案できる工程を優先しなが
ら、残る工程に必要な条件を満たしていって、全ての工
程について適正に立案するので、各工程についての適正
な生産計画を順次効率よく達成することができる。
【0048】この場合、前後に関連する複数の工程のう
ち、後工程の生産計画を優先して作成して、この後工程
の既作成生産計画データを基に、前工程に生産対象物の
品番と数量、および工程の分割または統合を要望する要
望データを得、これを満足するように前工程の生産計画
を作成すると、複数の前工程にて生産された部品を後工
程によって組み合わせて1つの製品または部品を生産す
るような場合に、前後の各工程でのタイムラグが最小限
になるような最適な生産計画を立案することができ、生
産性が向上する。
【0049】また、複数の工程についての生産計画を順
次行うのに、各工程についての生産計画作成の進捗管理
を行い、生産計画が未作成で他の生産計画未作成な工程
に依存しない工程を次に生産計画を作成すべき工程に決
定すると、各時点の既知の条件にしたがって各工程の適
正な生産計画の立案を、誤りなしに順序よく達成するこ
とができ、さらに効率のよい生産計画の作成が失敗なく
達成される。
【0050】本発明の生産計画作成装置によれば、前後
等、種々に関連し合う工程の生産計画を、既知の条件を
基に生産計画を立案できる工程を優先しながら、残る工
程に必要な条件を満たしていって、全ての工程について
適正に立案するのを、初期の既知データの入力だけで自
動的に達成するので、複数の工程の生産計画を容易に短
時間で達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された第1の実施例を示す生産計
画作成装置の概略構成図である。
【図2】前後に連続する工程の後工程の生産計画から前
工程への生産要望データを作成する具体的な手順を示す
フローチャートである。
【図3】複数の工程の生産計画を既知条件の増大に対応
して順次適正に効率よく行う手順を示すフローチャート
である。
【図4】従来の生産計画装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 第1の生産計画作成手段 3 第2の生産計画作成手段 11 記憶装置 14 入力装置 21 基本データ 22 生産データ 23 立案結果データ 32 後工程生産計画データ 33 工程データ 34 部品構成データ 35 在庫データ 36 ロットサイズデータ 38 前工程生産要望データ 41 工程決定手順処理 43 進捗データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒宮 義久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 山田 逸弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−166644(JP,A) 特開 平3−113669(JP,A) 特開 平4−247564(JP,A) 特開 平4−289063(JP,A) 特開 昭59−214964(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/60 B23Q 41/08 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の各工程に対応した複数の生産設備
    の配置に係わる基本データと、各品番の部品に対する適
    応性や生産能力など各工程に固有の工程データと、各工
    程で取り扱う部品の品番を管理する部品構成データや前
    後に関連する工程での部品の在庫データなどの生産対象
    物データとを既知データとして記憶手段に記憶し、前記
    記憶手段に記憶された既知データが生産に必要な情報を
    満足している生産計画可能な工程を、記憶手段に記憶さ
    れた前記複数の各工程から検索し、この検索した工程に
    つき前記既知データから生産計画を作成してこれを記憶
    手段に記憶し、次いでこの記憶した既作成生産計画デー
    タと前記各既知データとで生産に必要な情報を満足して
    生産計画可能とになった新たな工程を、記憶手段に記憶
    された各工程から検索し、この検索した工程につき前記
    既作成生産計画データと前記各既知データから生産計画
    を作成してこれを記憶手段に記憶することにより、記憶
    した工程ごとの既作成生産計画データを追加しながら同
    様の手順を繰り返して残る工程の生産計画を作成し記憶
    手段に記憶することを特徴とする生産計画作成方法。
  2. 【請求項2】 生産上前後に関連し、かつ基本データ、
    工程データおよび生産対象物データが満足している複数
    の工程のうち、後工程の生産計画を優先して作成した
    後、この後工程の既作成生産計画データと、生産対象物
    の各工程における品番を管理する部品構成データと、前
    工程の工程データと、後工程の在庫データとを基に、前
    工程に生産対象物の品番と数量、および工程の分割また
    は統合を要望する要望データを作成して記憶手段に記憶
    し、この記憶した要望データを満足するように前工程の
    生産計画を作成して記憶手段に記憶する請求項1に記載
    の生産計画作成方法。
  3. 【請求項3】 複数の工程についての生産計画を順次行
    うのに、各工程データと、工程間の制約データと、各工
    程の生産計画作成有無のデータとによって、生産計画作
    成の進捗管理を行い、生産計画が未作成で他の生産計画
    未作成な工程に制約されない工程を検索して、これを次
    に生産計画を作成すべき工程に決定する請求項1、2の
    いずれか一項に記載の生産計画作成方法。
  4. 【請求項4】 複数の各工程に対応した生産設備の配置
    に係わる基本データ、各品番の部品に対する適応性や生
    産能力など各工程についての固有の工程データ、および
    各工程で取り扱う部品の品番を管理する部品構成データ
    や前後に関連する工程での部品の在庫データなどの生産
    対象物データを入力する入力手段と、この入力される基
    本データ、工程データおよび生産対象物データを記憶す
    る第1の記憶手段と、この第1の記憶手段に記憶された
    基本データ、工程データ、および生産対象物データが生
    産に必要な情報を満足している生産計画可能な工程を、
    第1の記憶手段に記憶されている複数の各工程から検索
    し、この検索した工程についての生産計画を作成する第
    1の生産計画作成手段と、これによる既生産計画データ
    を記憶する第2の記憶手段と、前記各データおよび第2
    の記憶手段に記憶された既生産計画データから生産計画
    可能な工程を判別して、この工程についての生産計画を
    行ってこれを第2の記憶手段に記憶させることを繰り返
    し、残る工程についての生産計画を作成し第2の記憶手
    段に記憶する第2の生産計画作成手段とを備えたことを
    特徴とする生産計画作成装置。
  5. 【請求項5】 第1の生産計画作成手段は、生産上前後
    に関連し、かつ基本データ、工程データおよび生産対象
    物データが満足している複数の工程のうち、後工程の生
    産計画を優先して作成し、第2の生産計画作成手段は、
    前記後工程の既作成生産計画データと、生産対象物の各
    工程における品番を管理する部品構成データと、前工程
    の工程データと、後工程の在庫データとを基に、前工程
    に生産対象物の品番と数量、および工程の分割または統
    合を要望する要望データを作成し、この要望データを満
    足するように前工程の生産計画を作成することを繰り返
    す請求項4に記載の生産計画作成装置。
  6. 【請求項6】 各工程データと、工程間の制約データ
    と、第2の生産計画作成手段での各工程の生産計画作成
    の有無を見た進捗データとによって、生産計画作成の進
    捗管理を行って、生産計画が未作成で他の生産計画未作
    成な工程に制約されない工程を検索して、これを第2の
    生産計画作成手段での次に生産計画を作成すべき工程に
    決定する請求項4、5のいずれか一項に記載の生産計画
    作成装置。
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