JP2003138437A - 嵩高性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸 - Google Patents
嵩高性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸Info
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Abstract
撚加工糸を用いた織編物に、ポリ乳酸系マルチフイラメ
ント糸特有のロウ質感(ワキシー感)がなく、嵩高であ
り、適度の伸縮性があってサラリとした手触りを付与で
きる嵩高性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸を提
供する。 【解決手段】 ポリ乳酸ステレオコンプレックス繊維か
らなる仮撚加工糸であって、高温結晶融解相が結晶相全
体の90%以上を占め、高温結晶融解相の結晶融解開始
温度が190℃以上であり、かつ、嵩高度が150%以
上、伸縮伸長率が45%以上である。
Description
フイラメント糸からなる高嵩高性、伸縮性の仮撚加工糸
に関し、製編織すれば、ポリ乳酸系マルチフイラメント
糸特有のロウ質感(ワキシー感)がなく、肌触りがよ
く、適度の伸縮性のある嵩高な布帛が得られる嵩高性、
伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸に関するものであ
る。
るポリエステルやナイロンなどに比較して融点が低く、
165℃程度であるため、ポリ乳酸系マルチフイラメン
ト糸に仮撚加工を施す場合、通常100℃近傍で仮撚加
工しなければならなかった。100℃近傍を超える温度
で仮撚を施すと、フィラメント間融着が起こって糸条が
集束したいわゆる未解撚糸となり、また100℃近傍未
満の低い温度で仮撚を施すと捲縮堅牢性がなく、捲縮の
低い仮撚加工糸となり、低い張力で引っ張っても捲縮が
消失してしまうという程の使用に耐えないものであっ
た。
ト糸は、100℃近傍での仮撚を余儀なくされていたた
め、ポリ乳酸系マルチフイラメント糸からなる仮撚加工
糸は、ロウ質感(ワキシー感)が強く、肌触りが悪く、
衣料用への適用が進展していない原因となっている。
を解決し、ポリ乳酸系マルチフイラメント糸からなる仮
撚加工糸を用いた織編物に、ポリ乳酸系マルチフイラメ
ント糸特有のロウ質感(ワキシー感)がなく、嵩高であ
り、適度の伸縮性があってサラリとした手触りを付与で
きる嵩高性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸を提
供することを技術的な課題とするものである。
題を解決するために鋭意研究した結果、本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、次の構成を要旨とするもので
ある。 (1) ポリ乳酸ステレオコンプレックス繊維からなる仮撚
加工糸であって、高温結晶融解相が結晶相全体の90%
以上を占め、高温結晶融解相の結晶融解開始温度が19
0℃以上であり、かつ、嵩高度が150%以上、伸縮伸
長率が45%以上であることを特徴とする嵩高性、伸縮
性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸。 (2) ポリ乳酸ステレオコンプレックスがL−乳酸を主成
分とするポリL−乳酸と、D−乳酸を主成分とするポリ
D−乳酸から構成されたものである上記(1) 記載の嵩高
性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸。 (3) L−乳酸を主成分とするポリL−乳酸がL−乳酸単
位70〜100モル%と、D−乳酸単位又はD−乳酸以
外の共重合単位0〜30モル%より構成されており、D
−乳酸を主成分とするポリD−乳酸がD−乳酸単位70
〜100モル%とL−乳酸単位又はL−乳酸以外の共重
合単位0〜30モル%より構成されている上記(2) 記載
の嵩高性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸。 (4) L−乳酸を主成分とするポリL−乳酸の平均分子量
が10,000〜150,000 であり、D−乳酸を主成分とするポ
リD−乳酸の平均分子量が10,000〜150,000 である上記
(1) 〜(3) のいずれかに記載の嵩高性、伸縮性に優れた
ポリ乳酸系仮撚加工糸。 (5) 上記(1) 〜(4) のいずれかに記載の嵩高性、伸縮性
に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸を用いた織編物。
する。本発明のポリ乳酸ステレオコンプレックス繊維か
らなるポリ乳酸系仮撚加工糸は、まず伸縮伸長率が45
%以上を有することが特徴である。伸縮伸長率が45%
未満の加工糸は、従来の100℃近傍で仮撚加工を施し
て得られるものであるが、捲縮が弱く、その織編物はヌ
メリ感が強く、嵩が低くて伸縮性のない、肌触りの悪い
織編物となる。一方、伸縮伸長率が100%を超えるほ
ど高くしようとして、仮撚数や温度を高くすると糸強力
が弱くなり、いわゆる素抜け状態になって使用に耐えな
い加工糸となりやすい。本発明者らの知見によると、織
編物にして良好な伸縮性が得られる伸縮伸長率は45%
以上、好ましくは55%以上であり、またウ−ル織編物
のような適度な嵩高性、手触り感を指向する場合でも伸
縮伸長率は100%以下が好ましい。
50%以上のものである。嵩高度が150%未満になる
と、製編織して得られる布帛は厚みがなく、嵩高感が得
られない。従来技術の項でも説明したように、通常のポ
リ乳酸系マルチフイラメント糸の仮撚加工糸を得る場
合、高々100℃近傍の温度でしか加工できないので、
嵩高度が150%未満、伸縮伸長率が45%未満の仮撚
加工糸しか得られない。これは、熱固定温度が低すぎて
充分な捲縮固定ができないためである。
化速度が速くなり始める温度の150℃以上の温度であ
って、高温結晶融解相の結晶融解開始温度未満の温度か
ら30℃低い温度までの間の温度に仮撚温度を設定し、
仮撚係数28000 〔=仮撚数×D1/2 、Dは繊度(dte
x)〕以上の仮撚数で仮撚加工しなければならない。し
かし、通常のポリL乳酸繊維やポリD乳酸繊維では、こ
のような高温の仮撚温度を採用すると、これらの繊維は
融化接着してしまうので、このような仮撚温度は採用で
きない。
ポリ乳酸系繊維として、本発明者らは、高温結晶融解相
が結晶相全体の90%以上を占め、かつ高温結晶融解相
の結晶融解開始温度が190℃以上のポリ乳酸ステレオ
コンプレックス繊維を採用すればよいことを見出した。
図1は、本発明の仮撚加工糸を構成するポリ乳酸系重
合体からなるマルチフイラメント糸を、示差走査熱分析
(DSC)を行った際の融解吸熱曲線(DSC曲線)を
示す。融解吸熱曲線(a)において、吸熱ピークの熱量
(結晶融解熱量)は、重合体の結晶相の量の多少を示
し、この吸熱量は図の斜線部の面積で表される。
酸系重合体においては、構成する重合体成分種あるいは
組成比、並びにそのステレオコンプレックスの調製条件
及び形成状態に応じて、通常は少なくとも2つの吸熱ピ
ークを示し、2つの結晶相が存在することを示す。1つ
は、ポリ−L−乳酸やポリ−D−乳酸のような個々のポ
リマー成分に固有の融点である165〜180℃に観測
される低温結晶融解相(X)で、もう一つは、ステレオ
コンプレックスの形成に伴い認められる190〜230
℃の高温結晶融解相(Y)である。
的比率は、それぞれの結晶融解熱量の大きさ、すなわ
ち、融解吸熱曲線(a)の2つの吸熱ピークで表される
面積の大きさから算出することができる。したがって、
結晶相全体に対する高温結晶融解相の比率は、下記式に
より求められる。結晶相全体に対する高温結晶融解相の
比率(%)=Y×100/(Y+X)上式において、
Y:高温結晶融解相の吸熱ピークで表される面積、X:
低温結晶融解相の吸熱ピークで表される面積とする。
が90%未満であると、この繊維からなるマルチフイラ
メント糸を仮撚加工するとフィラメントが軟化し、融解
を始めることがあり、いわゆる未解撚糸が発生するので
好ましくない。
いてであるが、これは、高温融解結晶相の吸熱ピークの
開始(onset)温度であり、吸熱ピークの低温側の
DSC曲線の傾きが最大の点で引いた接線と低温側のベ
ースラインを高温側に延長した直線とが交差する点の温
度をいう。より具体的には、パーキンエルマー社製パイ
リス(pyris)1を用い、昇温速度20℃/分で自
動計測した場合に表示されるonset温度である。
ンプレックスを形成してなるポリ乳酸系重合体の高温結
晶融解相の融解開始温度が190℃未満であると、この
繊維からなるマルチフィラメント糸に150℃以上の温
度で仮撚加工を施すと、繊維が軟化して一部融解を始
め、未解撚を発生することがあるので好ましくない。し
たがって、本発明においては、繊維を構成するステレオ
コンプレックスを形成してなるポリ乳酸系重合体の高温
結晶融解相の融解開始温度は190℃以上であるが、好
ましくは210℃以上である。
系重合体において、結晶相全体に対する高温結晶融解相
の比率が100%であり、融解開始温度が190℃以上
である高温結晶融解相のみからなるものであってもよ
い。
を形成したポリ乳酸系マルチフイラメント糸からなる仮
撚加工糸は、例えば次のようにして得ることができる。
ステレオコンプレックスを形成したポリ乳酸系重合体に
おいて、結晶相全体に対する高温結晶融解相の比率は、
構成対裳体であるL−乳酸とD−乳酸の組成比により、
また、ステレオコンプレックスの調製・形成条件に依存
する。L−乳酸とD−乳酸との組成比を1対1に近く
し、また、ポリ−L−乳酸とポリ−D−乳酸を溶液状態
あるいは溶融状態で分子レベルで均一に混合させること
により、高温結晶融解相の比率を高めることができる。
態あるいは溶融状態で混合する、あるいは、ポリ−L−
乳酸とポリ−D−乳酸のチップをそれぞれ2軸エクスト
ルーダーで混合溶融・混練することによりステレオコン
プレックスを形成させ、その後、溶融紡糸あるいは、溶
剤紡糸によりマルチフイラメントを形成する。
に、高温結晶融解相の融解開始温度よりも低い温度で、
かつ、結晶化を促進する温度域、すなわち120〜19
0℃、より好ましくは160〜175℃で熱セットす
る。この熱セットにより結晶化を促進させて高温結晶融
解相の比率を高め、高温結晶融解相の融解開始温度を向
上させ、次いで仮撚加工を施す。このような高温で熱セ
ットを行うことは、ステレオコンプレックスを形成した
ポリ乳酸系重合体が190〜230℃のような高温の結
晶融点を有するため可能であり、従来の単なるポリ−L
−乳酸のような融点が170℃程度のものでは不可能な
ことであった。
仮撚温度として、結晶化速度が速くなり始める温度の1
50℃以上の温度であって、高温結晶融解相の結晶融解
開始温度未満の温度から30℃低い温度までの間の温度
に設定し、仮撚係数が28000〔=仮撚数×D1/2 、Dは
繊度(dtex)〕以上の仮撚数を採用すればよい。
ントの仮撚前の断面形態は、丸断面、異型断面のいずれ
でもよく、また、中空でも非中空でもよい。さらに、そ
の単フィラメントの繊度は特に限定されるものではな
く、用途による要求特性により決めればよいが、通常は
0.3〜30デシテックス程度が好ましい。
L1090に記載の伸縮性測定法において、湿潤処理法
(沸騰水で30分間処理後、乾燥した糸条を測定)で測
定するものである。また、嵩高度は、次の方法で測定す
るものである。 検撚機に0.088CN/dtexの荷重下で50cmの試料を取
る。 同一荷重下で撚方向Z、撚係数2500の追撚を施す。
〔追撚数=2500/D1/2 、Dは繊度(dtex)〕 試料を上記の状態から5%伸長した状態に伸長させ、
その状態でスライドグラスに貼る。 5mm間隔の目盛りの付いたフィルムをスライドグラス
に貼ることにより、試長を10等分した各中央部に印をつ
け、測長可能な顕微鏡で目盛りと試料の交差点の糸直径
を測る。 この実測糸直径の平均値をその糸の理論直径で除し、
100を掛けた値を嵩高度とする。(理論直径とは、糸
条を円筒形のモノフィラメントとして計算した場合の糸
の直径をいう。) さらに、熱特性(高温結晶融解相比率、高温結晶融解相
の融解開始温度、高温結晶融解相の融点)は、パーキン
エルマー社製パイリス(pyris)1を用い、昇温速
度20℃/分で自動計測した場合のDSC曲線より求め
る。
るが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
酸(L−乳酸単位:98.2%、D−乳酸単位:1.8
%)と、D−乳酸を主成分とする数平均分子量が66,000
のポリ乳酸(L−乳酸単位:1.3%、D−乳酸単位:
98.7%)とを、2軸エクストルーダーを用い205
〜225℃で約10分間溶融混練した後、水中にストラ
ンド状に押し出し、カッティングすることによりチップ
を作製した。
速度3100m/分で溶融紡糸して120dtex/36f の繊維
を得た後、表1に示す条件で延伸を行って84dtex/36f
の糸条となし、さらに表1に示す条件で仮撚加工を施し
た。得られた実施例1、比較例1〜4の各種ポリ乳酸ス
テレオコンプレックス繊維の製糸条件及び熱特性(高温
結晶融解相比率、高温結晶融解相の融解開始温度、高温
結晶融解相の融点)を表1に示す。
れた仮撚加工糸には毛羽や未解撚の発生がなく、嵩高度
は180%、伸縮伸長率は65%あり、優れた嵩高性と
伸縮性を有していた。この加工糸にZ方向に500T/Mの追
撚を施し、仕上げ密度が経糸本数92本/2.54cm、緯糸
本数81本/2.54cmの密度となるように平織の組織で製
織し、染色加工を施した。
織物では得られなかった、ロウ質感のない、ふくらみに
優れた、しかも3cm幅に切り裂いたこの織物の14.7N 加
重時の伸縮性、回復性を測定したところ、10%の伸長
率、95%の回復率を示し、伸長回復性に優れた織物と
なった。すなわち、実施例1で得られた織物は、100℃
近傍でしか仮撚加工できなかった従来のポリ乳酸加工糸
ではとても到達のできない風合や物性を有する織物であ
った。
たため、捲縮が少なくて伸縮伸長率が20%と極めて少な
い加工糸となり、強く引っ張れば捲縮が消失し、使用に
耐えないものとなった。また、比較例2は温度 210℃で
仮撚加工したため、連続未解撚状の糸形態となり、嵩高
性、伸縮性に乏しいものとなった。次に、比較例3は、
4200T/M の仮撚数で仮撚加工したため、糸へのダメ−ジ
が強く、捲縮は強く、嵩高であるが、伸縮伸長率が測定
できず、引っ張れば素抜けした。また、毛羽の発生が多
く、使用に耐えないものとなった。比較例4は、2400 T
/Mの仮撚数で仮撚したため糸へのダメ−ジが少なく、糸
強度は2.8 CN/dtex と強いが、嵩高度が140%、伸縮
伸長率が25%であり、嵩高性,伸縮性ともに劣るもの
となった。比較例4で得られた加工糸を用い、実施例1
と同様のZ方向に500T/Mの追撚を施し、仕上げ密度が経
糸本数92本/2.54cm、緯糸本数81本/2.54cmの密度とな
るように平織の組織で製織し、染色加工を施した。得ら
れた織物は、従来のポリ乳酸加工糸の織物と同様の、ロ
ウ質感の強い、ふくらみのない、しかも3cm幅に切り裂
いたこの織物の14.7N加重時の伸縮性、回復性を評価し
たところ、伸長率が3%、回復率が80%という伸長回
復性に劣る織物となった。
ステレオコンプレックス繊維は、高温結晶融解相の存在
比率が高く、かつ、高温結晶融解相の融解開始温度が1
90℃以上なので、従来より高温での仮撚加工が可能と
なり、このため加工糸の嵩高度が150%以上、伸縮伸
長率が45%以上あるので、この加工糸から得られる織
編物に、ポリ乳酸系マルチフイラメント糸特有のロウ質
感(ワキシー感)がなく、嵩高であり、適度の伸縮性が
あってサラリとした手触りを付与できるものである。
重合体からなる繊維の融解吸熱曲線(DSC曲線)の例
を示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 ポリ乳酸ステレオコンプレックス繊維か
らなる仮撚加工糸であって、高温結晶融解相が結晶相全
体の90%以上を占め、高温結晶融解相の結晶融解開始
温度が190℃以上であり、かつ、嵩高度が150%以
上、伸縮伸長率が45%以上であることを特徴とする嵩
高性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸。 - 【請求項2】 ポリ乳酸ステレオコンプレックスがL−
乳酸を主成分とするポリL−乳酸と、D−乳酸を主成分
とするポリD−乳酸から構成されたものである請求項1
記載の嵩高性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸。 - 【請求項3】 L−乳酸を主成分とするポリL−乳酸が
L−乳酸単位70〜100モル%と、D−乳酸単位又は
D−乳酸以外の共重合単位0〜30モル%より構成され
ており、D−乳酸を主成分とするポリD−乳酸がD−乳
酸単位70〜100モル%とL−乳酸単位又はL−乳酸
以外の共重合単位0〜30モル%より構成されている請
求項2記載の嵩高性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加
工糸。 - 【請求項4】 L−乳酸を主成分とするポリL−乳酸の
平均分子量が10,000〜150,000 であり、D−乳酸を主成
分とするポリD−乳酸の平均分子量が10,000〜150,000
である請求項1〜3のいずれかに記載の嵩高性、伸縮性
に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の嵩高
性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸を用いた織編
物。
Priority Applications (1)
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JP2001336548A JP3901989B2 (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 嵩高性、伸縮性に優れたポリ乳酸系仮撚加工糸 |
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- 2001-11-01 JP JP2001336548A patent/JP3901989B2/ja not_active Expired - Fee Related
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