JP2003136976A - ガス自動車 - Google Patents

ガス自動車

Info

Publication number
JP2003136976A
JP2003136976A JP2001337976A JP2001337976A JP2003136976A JP 2003136976 A JP2003136976 A JP 2003136976A JP 2001337976 A JP2001337976 A JP 2001337976A JP 2001337976 A JP2001337976 A JP 2001337976A JP 2003136976 A JP2003136976 A JP 2003136976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas fuel
gas
supply
state
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001337976A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshishige Momose
敏成 百瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2001337976A priority Critical patent/JP2003136976A/ja
Publication of JP2003136976A publication Critical patent/JP2003136976A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設のガス燃料供給源を用いない状態でのガ
ス燃料の使用を簡単に行い得るようにしたガス自動車を
提供する。 【解決手段】 ガス燃料を貯蔵するガス燃料貯蔵手段1
を備え、そのガス燃料貯蔵手段1にて貯蔵されるガス燃
料にて駆動されるように構成されたガス自動車であっ
て、ガス燃料貯蔵手段1に貯蔵されているガス燃料を外
部に供給するガス燃料供給栓5が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス燃料を貯蔵す
るガス燃料貯蔵手段を備え、そのガス燃料貯蔵手段にて
貯蔵されるガス燃料にて駆動されるように構成されたガ
ス自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるガス自動車としては、ガス燃料貯
蔵手段にて貯蔵されるガス燃料を動力源とするガスエン
ジンを設けて、そのガスエンジンにて駆動するように構
成したものや、ガス燃料貯蔵手段にて貯蔵されるガス燃
料を改質して水素含有ガスを生成する改質装置と、その
改質装置にて生成された水素含有ガスを燃料ガスとして
発電する燃料電池と、その燃料電池にて発電される電力
を動力源とする電動モータとを設けて、その電動モータ
にて駆動するように構成したもの等がある。従来のガス
自動車は、ガス貯蔵手段にて貯蔵されるガス燃料をガス
自動車の駆動用のみに使用するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャンプで
ガス器具を用いて加熱調理をする場合や、屋外等でガス
器具の展示会を行う場合等、都市ガスの供給管やLPG
のボンベ等の既設のガス供給源が無い場合等のように、
既設のガス供給源を用いずに、ガス燃料を使用する場合
がある。従来では、既設のガス供給源を用いずにガス燃
料を使用する場合、例えば、キャンプの場合は、ガス燃
料を充填した可搬型のガスボンベをガス自動車に積載し
て目的地まで走行する必要があり、あるいは、屋外等で
ガス器具の展示会を行う場合は、別途、専門業者に依頼
してガス燃料を充填したガスボンベを展示会場に設置す
る必要があり、いずれも面倒なものであった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、既設のガス燃料供給源を用いな
い状態でのガス燃料の使用を簡単に行い得るようにした
ガス自動車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、前記ガス燃料貯蔵手段に
貯蔵されているガス燃料を外部に供給するガス燃料供給
栓が設けられていることにある。請求項1に記載の特徴
構成によれば、ガス燃料貯蔵手段に貯蔵されているガス
燃料をガス燃料供給栓により外部に供給することによ
り、既設のガス供給源を用いずにガス燃料を使用するこ
とができる。例えば、キャンプの場合は、ガス自動車を
目的地まで走行させて、目的地において、ガス燃料貯蔵
手段に貯蔵されているガス燃料をガス燃料供給栓により
外部のガス器具に供給することが可能となるので、可搬
型のガスボンベをガス自動車に積載する必要がない。あ
るいは、屋外等でガス器具の展示会を行う場合は、ガス
自動車を展示会場まで走行させて、展示会場において、
ガス燃料貯蔵手段に貯蔵されているガス燃料をガス燃料
供給栓により展示用のガス器具に供給することが可能と
なるので、専門業者に依頼してガスボンベを展示会場に
設置する必要がない。従って、既設のガス燃料供給源を
用いない状態でのガス燃料の使用を簡単に行い得るよう
にしたガス自動車を提供することができるようになっ
た。
【0006】〔請求項2記載の発明〕請求項2に記載の
特徴構成は、前記ガス燃料供給栓は、接続継手を着脱自
在で、且つ、その接続継手が装着されると開栓状態に切
り換わり、前記接続継手が取り外されると閉栓状態に切
り換わるように構成されていることにある。請求項2に
記載の特徴構成によれば、接続継手をガス燃料供給栓に
装着すると、ガス燃料供給栓が開栓状態となって、ガス
燃料を使用できる状態となり、接続継手をガス燃料供給
栓から取り外すと、ガス燃料供給栓が閉栓状態となって
ガス燃料の供給が停止する。つまり、ガス燃料供給栓に
着脱自在な接続継手を単にガス燃料供給栓に装着するだ
けの簡単な作業で外部へのガス燃料の供給が可能とな
り、又、接続継手を単にガス燃料供給栓から取り外すだ
けの簡単な作業で外部へのガス燃料の供給が停止され
る。従って、ガス燃料貯蔵手段に貯蔵されているガス燃
料を簡単な作業で外部に供給することができる。
【0007】〔請求項3記載の発明〕請求項3に記載の
特徴構成は、前記ガス燃料貯蔵手段に貯蔵されているガ
ス燃料の貯蔵量を検出する貯蔵量検出手段と、その貯蔵
量検出手段により検出されるガス燃料の貯蔵量が設定量
以下の状態では、前記ガス燃料供給栓からのガス燃料の
供給を停止する少残量時供給停止手段が設けられている
ことにある。請求項3に記載の特徴構成によれば、貯蔵
量検出手段により検出されるガス燃料の貯蔵量が設定量
以下の状態では、少残量時供給停止手段により、ガス燃
料供給栓からのガス燃料の供給が停止される。つまり、
例えば、設定量として、ガス燃料貯蔵手段に貯蔵されて
いるガス燃料を使用している場所から出発地にまで、ガ
ス自動車を走行させて戻ることができるに足りる量とし
て設定すると、ガス燃料貯蔵手段に貯蔵されているガス
燃料を外部にて使用し過ぎて、出発地にまで戻れなくな
るといった不具合を防止することが可能となる。従っ
て、出発地にまでガス自動車を走行させて戻れるように
しながら、ガス燃料貯蔵手段に貯蔵されているガス燃料
を外部にて使用可能なようにすることができるようにな
った。
【0008】〔請求項4記載の発明〕請求項4に記載の
特徴構成は、走行のための運転状態であるか運転停止状
態であるかを検出する運転検出手段と、その運転検出手
段が前記運転状態を検出する状態では、前記ガス燃料供
給栓からのガス燃料の供給を停止する運転時供給停止手
段が設けられていることにある。請求項4に記載の特徴
構成によれば、運転検出手段が走行のための運転状態で
あることを検出する状態では、運転時供給停止手段によ
り、ガス燃料供給栓からのガス燃料の供給が停止され
る。つまり、運転検出手段にて走行のための運転状態で
あることが検出されている状態、即ち、ガスエンジン又
は電動モータが作動してガス自動車が走行している状態
や、ガスエンジン又は電動モータが停止していてもエア
コン、オーディオ装置等のアクセサリー類が作動してい
る状態では、ガス燃料供給栓からのガス燃料の供給が停
止され、ガスエンジン又は電動モータが停止し且つアク
セサリー類の作動が停止されている運転停止状態、例え
ば、自動車始動用のスイッチがオフになっているとき
に、ガス燃料供給栓からのガス燃料の供給が可能とな
る。従って、走行のための運転状態にあるときでもガス
燃料供給栓からのガス燃料の供給が可能になるといった
不適切な状態を防止することができる。
【0009】〔請求項5記載の発明〕請求項5に記載の
特徴構成は、自動車始動用の鍵にて、前記ガス燃料供給
栓からガス燃料を供給する状態と、前記ガス燃料供給栓
からのガス燃料の供給を停止する状態とに切り換え操作
自在な鍵操作切換手段が設けられていることにある。請
求項5に記載の特徴構成によれば、自動車始動用の鍵に
て鍵操作切換手段を操作することにより、ガス燃料供給
栓からガス燃料を供給する状態と、ガス燃料供給栓から
のガス燃料の供給を停止する状態とに切り換えることが
できる。従って、自動車始動用の鍵を用いての操作によ
り、ガス燃料供給栓からのガス燃料の供給が可能となる
ので、ガス自動車の使用者の意に反してガス燃料供給栓
を用いてガス燃料が不正に使用されるといったことを防
止することができる。
【0010】〔請求項6記載の発明〕請求項6に記載の
特徴構成は、前記ガス燃料供給栓が車室外に設けられ、
ガス燃料が前記車室内にて消費される状態である車室内
消費状態を検出するガス消費検出手段と、そのガス消費
検出手段にて前記車室内消費状態が検出されている状態
では、前記ガス燃料供給栓からのガス燃料の供給を停止
する車室内消費時供給停止手段が設けられていることに
ある。請求項6に記載の特徴構成によれば、ガス消費検
出手段が車室内消費状態を検出する状態では、車室内消
費時供給停止手段により、ガス燃料供給栓からのガス燃
料の供給が停止される。つまり、仮に、車室外のガス燃
料供給栓からホース等を用いてガス燃料を車室内に供給
してガス燃料を車室内で使用しようとしても、ガス消費
検出手段にて車室内消費状態が検出されて、ガス燃料供
給栓からのガス燃料の供給が停止されることになる。従
って、ガス燃料供給栓から供給されるガス燃料が車室内
で使用されるといった不適切なガス燃料使用を防止する
ことができる。
【0011】〔請求項7記載の発明〕請求項7に記載の
特徴構成は、前記ガス燃料供給栓が車室外に設けられ、
全扉及び全窓が閉鎖されている全閉状態を検出する全閉
状態検出手段と、その全閉状態検出手段にて前記全閉状
態が検出されていない状態では、前記ガス燃料供給栓か
らのガス燃料の供給を停止する扉窓開き時供給停止手段
が設けられていることにある。請求項7に記載の特徴構
成によれば、全閉状態検出手段が全閉状態を検出しない
状態では、扉窓開き時供給停止手段により、ガス燃料供
給栓からのガス燃料の供給が停止される。つまり、仮
に、車室外のガス燃料供給栓からホース等を用いてガス
燃料を車室内に供給してガス燃料を車室内で使用しよう
とすると、窓を開けてホースを通したり、扉を開けてホ
ースを通したりする必要があるが、そのように窓を開け
てホースを通したり扉を開けてホースを通したりしよう
とすると、全閉状態検出手段により全閉状態が検出され
なくなるので、ガス燃料供給栓からのガス燃料の供給が
停止されることになる。従って、ガス燃料供給栓から供
給されるガス燃料が車室内で使用されるといった不適切
なガス燃料使用を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図面に基
づいて、本発明の第1実施形態を説明する。図1に示す
ように、第1実施形態のガス自動車はセダンタイプの乗
用車であり、都市ガス(13A等)をガス燃料として貯
蔵するガス燃料貯蔵手段としてのガス燃料タンク1と、
そのガス燃料タンク1にて貯蔵されるガス燃料を動力源
とするガスエンジン2とを車体3に備えて構成してあ
り、ガスエンジン2にて駆動させて走行するように構成
してある。車体3の側面部には、ガス燃料タンク1にガ
ス燃料を充填するガス燃料充填部4と、ガス燃料タンク
1に貯蔵されているガス燃料を外部に供給するガス燃料
供給栓5を設けてある。
【0013】説明を加えると、図2に示すように、ガス
燃料タンク1とガス燃料充填部4とをガス燃料充填路6
にて接続して、ガス燃料充填部4からガス燃料充填路6
を通じてガス燃料をガス燃料タンク1に充填し、ガス燃
料タンク1とガスエンジン2とをガス燃料エンジン供給
路7にて接続して、ガス燃料タンク1に貯蔵されている
ガス燃料をガス燃料エンジン供給路7を通じてガスエン
ジン2に供給し、ガス燃料タンク1とガス燃料供給栓5
とをガス燃料外部供給路8にて接続して、ガス燃料タン
ク1に貯蔵されているガス燃料をガス燃料外部供給路8
を通じてガス燃料供給栓5に供給するように構成してあ
る。
【0014】ガス燃料タンク1に貯蔵されているガス燃
料の貯蔵量を検出する貯蔵量検出手段としての貯蔵量検
出器9を設けてある。この貯蔵量検出器9は、具体的に
は、ガス燃料タンク1内の圧力を検出する圧力センサに
て構成してある。つまり、ガス燃料タンク1内のガス燃
料の貯蔵量が多くなるほど圧力が高くなるので、検出圧
力に基づいて貯蔵量を検出するように構成してある。
【0015】ガス燃料外部供給路8には、ガス燃料供給
栓5からのガス燃料の供給を断続する電磁式の開閉弁1
0と、ガス燃料タンク1から流出するガス燃料の圧力を
設定圧力に下げると共にその設定圧力に保つガバナ11
を設けてある。
【0016】次に、図4に基づいて、ガス燃料供給栓5
について説明を加える。尚、図4の(イ)は、ガス燃料
供給栓5から接続継手12を取り外した状態を示す図で
あり、(ロ)は、ガス燃料供給栓5に接続継手12を装
着した状態を示す図である。ガス燃料供給栓5は、ゴム
製のホースhの先端に設けた接続継手12を着脱自在
で、且つ、その接続継手12が装着されると開栓状態に
切り換わり、接続継手12が取り外されると閉栓状態に
切り換わるように構成してあり、接続継手12をガス燃
料供給栓5に装着することにより、ホースhを通じてガ
ス需要先にガス燃料を供給できるようになっている。具
体的には、ガス燃料供給栓5は、その接続箇所5aに接
続継手12が外方側から差し込み装着される構成となっ
ている。そして、このガス燃料供給栓5には、接続継手
12が差し込み装着されると、自動的に開栓状態に切り
換わり、接続継手12を取り外すと自動的に閉栓状態に
切り換わるガス断続機構Vをその先端部に内装してい
る。更に、ガス燃料供給栓5には、接続継手12が差し
込み装着されている状態でオン状態となって装着状態を
検出し、且つ、接続継手12が取り外されるとオフ状態
となって非装着状態を検出する継手装着検出センサ13
を設けてある。
【0017】ガス断続機構Vの構成について説明する
と、接続継手12を差し込み装着させると、バネ14に
より弁座15に押し付けられて閉じ付勢されている弁体
16が、接続継手12における本体部分12aに一体的
に設けられている押し具17にて内方側に押し込み操作
されて開弁状態となり、且つ、接続箇所5aの先端部が
接続継手12の内側に設けられた内側移動部18をバネ
19の付勢力に抗して内方側に押し移動させて、ボール
20を接続箇所5aの外周面に形成された凹溝21に係
入させる。そうすると、接続継手12の外側に設けられ
た外側移動部22がバネ23により外方側に移動してボ
ール20が凹溝21に係入した状態を保持することによ
り、接続継手12がガス燃料供給栓5に接続される状態
が保持される。尚、接続継手12の外側移動体22を内
方側にスライドさせることで、ボール20の凹溝21へ
の係入状態が解除されて、接続継手12をガス燃料供給
栓5から取り外すことができると共に、弁体16がバネ
14により弁座15に押し付けられて閉弁状態となる。
【0018】継手装着検出センサ13は、接続継手12
の装着に伴って押し込み操作される弁体16の側周部に
押圧されてオン状態となり、且つ、接続継手12を取り
外されて弁体16が復帰するのに伴って押圧状態が解除
されてオフ状態となるように、ガス燃料供給栓5の内周
面から突出するように設けてある。
【0019】図1ないし図3に示すように、車体3の外
面部の一部を矩形状に窪ませて、栓設置室24を形成す
ると共に、その栓設置室24を開閉する栓設置室開閉蓋
25を設け、その栓設置室開閉蓋25には、自動車始動
用の鍵26が挿脱自在で、挿入した鍵26にて開閉操作
が可能な開閉操作部27を設けてある。そして、ガス燃
料供給栓5は、その接続箇所5aを下向けにして栓設置
室24内に設け、接続継手12を上下に移動操作するこ
とにより、接続継手12をガス燃料供給栓5に装着した
り、ガス燃料供給栓5から取り外したりするように構成
してある。ガス燃料供給栓5をその接続箇所5aの先端
が下方向きになるように設けることにより、雨水やごみ
等が栓内に入り込むのを防止している。
【0020】又、栓設置室24内には、鍵26が挿脱自
在で、挿入した鍵にてオンオフ操作が可能な供給指令ス
イッチ28を設けてある。又、栓設置室24内には、供
給指令スイッチ28がオン操作されると点灯し、且つ、
オフされると消灯される供給表示ランプ29A、ガス燃
料タンク1内のガス燃料の貯蔵量が警報用設定量に達す
ると点滅点灯され、且つ、供給停止用設定量に達すると
連続点灯される警報ランプ29B、及び、異常が発生し
たときに点灯される異常ランプ29Cを設けてある。
【0021】又、図1ないし図3において、31は、ガ
ス燃料充填部4を設けるべく車体1の外面部を窪ませた
部分を開閉する充填用開閉蓋である。
【0022】図5に示すように、自動車の走行、アクセ
サリー類の作動等、自動車の駆動を制御する主制御部
(図示省略)の他に、ガス燃料供給栓5からのガス燃料
の外部供給を制御する外部供給制御部32を設けてあ
る。その外部供給制御部32は、供給指令スイッチ28
のオンオフ情報、鍵26にて操作される自動車始動スイ
ッチ33のオンオフ情報、継手装着検出センサ13の検
出情報、貯蔵量検出器9の検出情報、自動車の扉の開閉
を検出する扉開閉センサ34の検出情報、及び、自動車
の窓の開閉を検出する窓開閉センサ35の検出情報が入
力されると共に、それらの入力情報に基づいて、開閉弁
10、供給表示ランプ29A、警報ランプ29B及び異
常ランプ29Cそれぞれの作動を制御するように構成し
てある。
【0023】尚、外部供給制御部32は、貯蔵量検出器
9の検出情報に基づいて、以下のようにして、供給停止
用設定量及び警報用設定量を設定するように構成してあ
る。即ち、ガス燃料タンク1のガス燃料の貯蔵量が増大
側に変化するときにその増大側の変化が停止したときを
ガス燃料充填時として認識する。そして、そのガス燃料
充填時点からの供給指令スイッチ28がオフ状態でのガ
ス燃料の使用量を、ガス自動車の走行に使用されたガス
燃料の使用量と見なして積算し、その積算値を走行用使
用量積算値として記憶する。そして、供給指令スイッチ
28がオンになったときの走行用使用量積算値に所定の
安全量(例えば、走行用使用量積算値の10%程度)を
加えた量を供給停止用設定量として設定し、その供給停
止用設定量に所定の安全量(例えば、供給停止用設定量
の10%程度)を加えた量を、警報用設定量として設定
する。
【0024】。扉開閉センサ34は、周知であるので詳
細な説明及び図示は省略するが、自動車の扉毎に設けら
れ、扉の開閉に伴ってオンオフして扉の開閉を検出する
ように構成してある。尚、本実施形態は、扉が4枚設け
られている場合であり、扉開閉センサ34は4個設けて
ある。又、窓開閉センサ35も、周知であるので詳細な
説明及び図示は省略するが、ガス自動車の扉毎に設けら
れ、窓開閉用の電動モータ(図示省略)の回転を検出す
るロータリーエンコーダの検出情報に基づいて窓の開閉
を検出するように構成してある。尚、本実施形態は、窓
が4箇所に設けられているので、窓開閉センサ35は4
個設けてある。
【0025】そして、外部供給制御部32は、4個の扉
開閉センサ34及び4個の窓開閉センサ35の検出情報
に基づいて、4個の扉開閉センサ34の全てが閉じ状態
を検出し且つ4個の窓開閉センサ35の全てが閉じ状態
を検出する状態を全扉及び前窓が閉じられている全閉状
態として検出し、4個のうちの1個でも扉開閉センサ3
4が開き状態を検出する状態、又は、4個のうちの1個
でも窓開閉センサ35が開き状態を検出する状態を非全
閉状態として検出するように構成してある。
【0026】以下、外部供給制御部32の制御動作につ
いて、図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
供給指令スイッチ28がオンされて、ガス燃料の供給開
始指令があると、自動車始動スイッチ33がオフか、及
び、4個の扉開閉センサと4個の窓開閉センサ35とに
より全閉状態が検出されるかの2種の判別動作を行い、
2種の判別動作の全てでイエスを判別したときのみ、開
閉弁10を開弁すると共に、供給表示ランプ29Aを点
灯させ、2種の判別動作のうち一つでもノーを判別した
ときは、開閉弁10の閉弁状態及び供給表示ランプ29
Aの消灯状態を維持する。
【0027】つまり、自動車始動スイッチ33がオフの
状態、全扉及び全窓が閉じられている全閉状態の2状態
の全てが満足されるときのみ、供給指令スイッチ28を
オン操作すると、開閉弁10が開弁されて、ガス燃料供
給栓5からのガス燃料の供給が可能となる。一方、自動
車始動スイッチ33がオン状態になっていたり、1枚で
も扉が開かれていたり、1枚でも窓が開かれている状態
では、供給指令スイッチ28をオン操作しても、開閉弁
10が開弁されることがないので、ガス燃料供給栓5か
らガス燃料を供給することができない。従って、ガス燃
料供給栓5に接続継手12を介して接続されたホースh
を扉又は窓を開けて車室内に挿入して、車室内でガス燃
料を使用しようとしても、扉又は窓が開けられているこ
とにより、開閉弁10が開弁されることがないので、ガ
ス燃料を車室内で使用することができない。
【0028】開閉弁10を開弁すると、以降は、供給指
令スイッチ28がオフされることに基づくガス燃料の供
給停止指令があるか、貯蔵量検出器9により検出される
ガス燃料の貯蔵量が警報用設定量以下であるか、自動車
始動スイッチ33がオンか、貯蔵量検出器9により検出
されるガス燃料の貯蔵量が供給停止用設定量以下か、継
手装着検出センサ13により非装着状態が検出される
か、4個の扉開閉センサ34と4個の窓開閉センサ35
とにより非全閉状態が検出されるかの6種の判別動作を
継続して行う。そして、6種の判別動作の全てでノーを
判別する間は、開閉弁10の開弁状態を維持する。
【0029】又、貯蔵量検出器9により検出されるガス
燃料の貯蔵量が警報用設定量以下かの判別動作において
イエスを判別すると、警報ランプ29Bを点滅点灯させ
て、残りの5種の判別動作を継続する。又、貯蔵量検出
器9により検出されるガス燃料の貯蔵量が供給停止用設
定量以下かの判別動作においてイエスを判別すると、開
閉弁10を閉弁すると共に、警報ランプ29Bを連続点
灯させ、異常ランプ29Cを点灯させて、供給指令スイ
ッチ28がオフされるのを待つ。
【0030】又、自動車始動スイッチ33がオンか、継
手装着検出センサ13により非装着状態が検出される
か、又は、4個の扉開閉センサ34と4個の窓開閉セン
サ35とにより非全閉状態が検出されるかのいずれかの
判別動作において、イエスを判別すると、開閉弁10を
閉弁すると共に、異常ランプ29Cを点灯させて、供給
指令スイッチ28がオフされるのを待つ。又、ガス燃料
の供給停止指令があるかの判別動作において、イエスを
判別すると、開閉弁10を閉弁すると共に、供給表示ラ
ンプ29Aを消灯させ、又、警報ランプ29Bが点灯し
ていたり、異常ランプ29Cが点灯していると消灯させ
てリターンする。
【0031】つまり、開閉弁10が開弁され、接続継手
12がガス燃料供給栓5に装着されて、ガス燃料供給栓
5から外部にガス燃料が供給されているとき(以下、ガ
ス燃料供給状態と称する場合がある)に、ガス燃料タン
ク1におけるガス燃料の貯蔵量が警報用設定量以下にな
ると、警報ランプ29Bが点滅点灯するので、使用者
は、ガス燃料を外部で使用できる量が少なくなったこと
を知ることができる。又、ガス燃料供給状態において、
ガス燃料タンク1におけるガス燃料の貯蔵量が供給停止
用設定量以下になると、警報ランプ29Bが連続点灯さ
れ、開閉弁10が閉弁されてガス燃料の供給が停止され
ると共に、異常ランプ29Cが点灯される。その場合、
警報ランプ29Bが連続点灯していることにより、使用
者は、ガス燃料の残量が少なくなって、ガス燃料を使用
できなくなったことを知ることができる。この場合、供
給停止用設定量がガス燃料充填時からの走行用使用量積
算値に所定の安全量を加えた量に設定されることから、
ガス燃料タンク1には、少なくともガス燃料を充填した
充填場所(例えば、天然ガススタンド)にまで戻るのに
必要な量のガス燃料が残っていると考えられるので、ガ
ス自動車を充填場所にまで走行させていって、ガス燃料
をガス燃料タンク1に充填することが可能である。
【0032】又、ガス燃料供給状態において、自動車始
動スイッチ33がオンされる、接続継手12がガス燃料
供給栓5から取り外される、1枚でも扉が開かれる、又
は、1枚でも窓が開かれると、開閉弁10が閉弁されて
ガス燃料の供給が停止されると共に、異常ランプ29C
が点灯される。
【0033】上述のように、ガス燃料の残量が供給停止
用設定量以下になってガス燃料の供給が停止されたり、
あるいは、ガス燃料供給状態において、自動車始動スイ
ッチ33をオン操作する、接続継手12をガス燃料供給
栓5から取り外す、扉を開ける、又は、窓を開けること
により、ガス燃料の供給が停止されたときは、供給指令
スイッチ28をオフすると、運転ランプ29A、警報ラ
ンプ29B及び異常ランプ29Cが消灯される。又、ガ
ス燃料供給栓5からのガス燃料の供給を停止するとき
は、供給指令スイッチ28をオフすると、開閉弁10が
閉弁されてガス燃料の供給が停止されると共に、運転ラ
ンプ29Aが消灯される。
【0034】ガス自動車を上記のように構成することに
より、貯蔵量検出器9により検出されるガス燃料の貯蔵
量が供給停止用設定量以下の状態では、ガス燃料供給栓
5からのガス燃料の供給を停止する少残量時供給停止手
段M1は、外部供給制御部32及び開閉弁10を用いて
構成してある。又、走行のための運転状態であるか運転
停止状態であるかを検出する運転検出手段は、自動車始
動用スイッチ33にて構成し、その自動車始動用スイッ
チ33が前記運転状態を検出する状態では、ガス燃料供
給栓5からのガス燃料の供給を停止する運転時供給停止
手段M2は、外部供給制御部32及び開閉弁10を用い
て構成してある。又、自動車始動用の鍵26にて、ガス
燃料供給栓5からガス燃料を供給する状態と、ガス燃料
供給栓5からのガス燃料の供給を停止する状態とに切り
換え操作自在な鍵操作切換手段は、供給指令スイッチ2
8にて構成してある。又、全扉及び全窓が閉鎖されてい
る全閉状態を検出する全閉状態検出手段は、4個の扉開
閉センサ34及び窓開閉センサ35にて構成してあり、
その全閉状態検出手段にて前記全閉状態が検出されてい
ない状態では、ガス燃料供給栓5からのガス燃料の供給
を停止する扉窓開き時供給停止手段M3は、外部供給制
御部32及び開閉弁10を用いて構成してある。
【0035】以下、本発明の第2及び第3の各実施形態
を説明するが、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用
を有する構成要素については、重複説明を避けるため
に、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主とし
て、第1実施形態と異なる構成を説明する。
【0036】〔第2実施形態〕以下、図面に基づいて、
本発明の第2実施形態を説明する。図7に示すように、
第2実施形態のガス自動車はバスであり、第1実施形態
と同様に、ガス燃料タンク1と、そのガス燃料タンク1
にて貯蔵されるガス燃料を動力源とするガスエンジン2
とを車体3に備えて構成してあり、ガスエンジン2にて
駆動させて走行するように構成し、車体3の側面部に
は、ガス燃料タンク1にガス燃料を充填するガス燃料充
填部4と、ガス燃料タンク1に貯蔵されているガス燃料
を外部に供給するガス燃料供給栓5を設けてある。
【0037】図2に示すように、第1実施形態と同様
に、ガス燃料タンク1に対して、ガス燃料充填部4、ガ
スエンジン2及びガス燃料供給栓5それぞれを接続し、
ガス燃料タンク1にガス燃料貯蔵量検出用の貯蔵量検出
器9を設け、ガス燃料外部供給路8には、電磁式の開閉
弁10及びガバナ11を設けてある。又、図2及び図3
に示すように、第1実施形態と同様に、車体3の外面部
に栓設置室24を形成すると共に、その栓設置室24を
開閉する栓設置室開閉蓋25を設け、その栓設置室開閉
蓋25には、自動車始動用の鍵26が挿脱自在で、挿入
した鍵26にて開閉操作が可能な開閉操作部27を設け
てある。又、第1実施形態と同様に、ガス燃料供給栓5
は、その接続箇所5aを下向けにして栓設置室24内に
設けてある。又、栓設置室24内には、第1実施形態と
同様の供給指令スイッチ28、供給表示ランプ29A、
警報ランプ29B及び異常ランプ29Cを設けてある。
図4に示すように、ガス燃料供給栓5は、第1実施形態
と同様に、ゴム製のホースhの先端に設けた接続継手1
2を着脱自在で、且つ、その接続継手12が装着される
と開栓状態に切り換わり、接続継手12が取り外される
と閉栓状態に切り換わるように構成してあり、具体的な
構成も第1実施形態と同様であるので詳細な説明は省略
する。
【0038】図8に示すように、貯蔵量検出器9の検出
情報に基づいて、ガス燃料タンク1のガス燃料の貯蔵量
を表示する燃料計Mは、ガス燃料の貯蔵量を示す目盛り
36と、貯蔵量検出器9にて検出される貯蔵量に応じて
目盛り36上を目盛り36に沿って振れる貯蔵量表示用
指針37を備えて構成してある。又、燃料計Mには、供
給停止用設定量を手動操作にて設定するための設定用指
針38を、つまみ39にて目盛り36上を目盛り36に
沿って移動操作自在に設け、その設定用指針38には、
貯蔵量表示用指針37が重なるとその貯蔵量表示用指針
37を検出する近接センサ40を設けてある。そして、
設定用指針38を所望の供給停止用設定量に対応する目
盛り36の位置に位置させるように操作しておくと、ガ
ス燃料の使用に伴って貯蔵量が少ない側に振れてくる貯
蔵量表示用指針37を近接センサ40が検出することに
より、ガス燃料タンク1のガス燃料の貯蔵量が供給停止
用設定量に達したことを知ることができる。つまり、近
接センサ40は、ガス燃料タンク1のガス燃料の貯蔵量
を検出する貯蔵量検出器9が検出する貯蔵量が供給停止
用設定量に達したことを検出する手段として機能する。
【0039】図7及び図9に示すように、第2実施形態
においては、バスの車室内の二酸化炭素ガス濃度を検出
するガスセンサ41を設けてある。そして、外部供給制
御部32は、供給指令スイッチ28のオンオフ情報、鍵
26にて操作される自動車始動スイッチ33のオンオフ
情報、継手装着検出センサ13の検出情報、近接センサ
40の検出情報及びガスセンサ41の検出情報が入力さ
れると共に、それらの入力情報に基づいて、開閉弁1
0、供給表示ランプ29A、警報ランプ29B及び異常
ランプ29Cそれぞれの作動を制御するように構成して
ある。
【0040】尚、外部供給制御部32は、ガスセンサ4
1の検出情報に基づいて、車室内の二酸化炭素ガス濃度
が予め設定した設定濃度以上になると、ガス燃料が車室
内にて消費される状態である車室内消費状態と判断する
ように構成してある。つまり、車室内でガス燃料が燃焼
すると二酸化炭素ガス濃度が高くなるので、設定濃度と
して、車室内に定員の人が存在している状態での車室内
の空気中の二酸化炭素ガス濃度よりも多少高目の値に設
定して、車室内の二酸化炭素ガス濃度が設定濃度以上に
なることに基づいて、車室内消費状態を検出するように
構成してある。
【0041】以下、外部供給制御部32の制御動作につ
いて、図10に示すフローチャートに基づいて説明す
る。供給指令スイッチ28がオンされて、ガス燃料の供
給開始指令があると、自動車始動スイッチ33がオフか
否かを判別して、オフのときは、開閉弁10を開弁する
と共に、供給表示ランプ29Aを点灯させ、自動車始動
スイッチ33がオフでない、即ちオンのときは、開閉弁
10の閉弁状態及び供給表示ランプ29Aの消灯状態を
維持する。
【0042】つまり、自動車始動スイッチ33がオフの
状態のときは、供給指令スイッチ28をオン操作する
と、開閉弁10が開弁されて、ガス燃料供給栓5からの
ガス燃料の供給が可能な状態となる。一方、自動車始動
スイッチ33がオン状態になっているときは、供給指令
スイッチ28をオン操作しても、開閉弁10が開弁され
ることがないので、ガス燃料供給栓5からガス燃料を供
給することができない。
【0043】開閉弁10を開弁すると、以降は、供給指
令スイッチ28がオフされてガス燃料の供給停止指令が
あるか、自動車始動スイッチ33がオンか、近接センサ
40によりガス燃料の貯蔵量が供給停止用設定量以下で
あることが検出されるか、継手装着検出センサ13によ
り非装着状態が検出されるか、ガスセンサ41により車
室内消費状態が検出されるかの5種の判別動作を継続し
て行う。そして、5種の判別動作の全てでノーを判別す
る間は、開閉弁10の開弁状態を維持する。
【0044】又、近接センサ40によりガス燃料の貯蔵
量が供給停止用設定量以下であることが検出されるかの
判別動作においてイエスを判別すると、開閉弁10を閉
弁すると共に、警報ランプ29Bを連続点灯させ、異常
ランプ29Cを点灯させて、供給指令スイッチ28がオ
フされるのを待つ。
【0045】又、自動車始動スイッチ33がオンか、継
手装着検出センサ13により非装着状態が検出される
か、又は、ガスセンサ41により車室内消費状態が検出
されるかのいずれかの判別動作において、イエスを判別
すると、開閉弁10を閉弁すると共に、異常ランプ29
Cを点灯させて、供給指令スイッチ28がオフされるの
を待つ。又、ガス燃料の供給停止指令があるかの判別動
作において、イエスを判別すると、開閉弁10を閉弁す
ると共に、供給表示ランプ29Aを消灯させ、又、警報
ランプ29Bが点灯していたり、異常ランプ29Cが点
灯していると消灯させてリターンする。
【0046】つまり、ガス燃料供給状態において、ガス
燃料タンク1におけるガス燃料の貯蔵量が設定用指針3
8にて設定した供給停止用設定量以下になると、警報ラ
ンプ29Bが点灯され、開閉弁10が閉弁されてガス燃
料の供給が停止されると共に、異常ランプ29Cが点灯
される。その場合、警報ランプ29Bが点灯しているこ
とにより、使用者は、ガス燃料タンク1におけるガス燃
料の貯蔵量が供給停止用設定量以下になって、ガス燃料
を使用できなくなったことを知ることができる。
【0047】又、ガス燃料供給状態において、自動車始
動スイッチ33がオンされる、接続継手12がガス燃料
供給栓5から取り外される、又は、車室内の二酸化炭素
濃度が設定濃度以上になると、開閉弁10が閉弁されて
ガス燃料の供給が停止されると共に、異常ランプ29C
が点灯される。
【0048】上述のように、ガス燃料の残量が供給停止
用設定量以下になってガス燃料の供給が停止されたり、
あるいは、ガス燃料供給状態において、自動車始動スイ
ッチ33をオン操作する、接続継手12をガス燃料供給
栓5から取り外す、又は、車室内の二酸化炭素濃度が設
定濃度以上になることにより、ガス燃料の供給が停止さ
れたときは、供給指令スイッチ28をオフすると、運転
ランプ29A、警報ランプ29B及び異常ランプ29C
が消灯される。又、ガス燃料供給栓5からのガス燃料の
供給を停止するときは、供給指令スイッチ28をオフす
ると、開閉弁10が閉弁されてガス燃料の供給が停止さ
れると共に、運転ランプ29Aが消灯される。
【0049】第2実施形態においては、第1実施形態と
同様に、運転検出手段は、自動車始動用スイッチ33に
て構成し、鍵操作切換手段は、供給指令スイッチ28に
て構成してある。又、第1実施形態と同様に、少残量時
供給停止手段M1及び運転時供給停止手段M2を設け、
それら少残量時供給停止手段M1及び運転時供給停止手
段M2それぞれは、第1実施形態と同様に、外部供給制
御部32及び開閉弁10を用いて構成してある。
【0050】又、ガス燃料が車室内にて消費される状態
である車室内消費状態を検出するガス消費検出手段をガ
スセンサ41にて構成し、そのガスセンサ41にて前記
車室内消費状態が検出されている状態では、ガス燃料供
給栓5からのガス燃料の供給を停止する車室内消費時供
給停止手段M4を設け、その車室内消費時供給停止手段
M4は、外部供給制御部32及び開閉弁10を用いて構
成してある。
【0051】〔第3実施形態〕以下、図面に基づいて、
本発明の第3実施形態を説明する。図11に示すよう
に、第3実施形態のガス自動車はセダンタイプの乗用車
であり、ガス燃料タンク1と、そのガス燃料タンク1に
て貯蔵されるガス燃料を改質して水素含有ガスを生成す
る改質装置42と、その改質装置42にて生成された水
素含有ガスを燃料ガスとして発電する燃料電池43と、
その燃料電池43にて発電される電力を動力源とする電
動モータ44とを設けて、その電動モータ44にて駆動
させて走行するように構成してある。第1実施形態と同
様に、車体3の側面部には、ガス燃料タンク1にガス燃
料を充填するガス燃料充填部4と、ガス燃料タンク1に
貯蔵されているガス燃料を外部に供給するガス燃料供給
栓5を設けてある。
【0052】図12に示すように、第1実施形態と同様
に、ガス燃料タンク1に対して、ガス燃料充填部4及び
ガス燃料供給栓5それぞれを接続してあるが、第1実施
形態においてはガス燃料タンク1とガスエンジン2とを
ガス燃料エンジン供給路7にて接続していたのに対し
て、第3実施形態では、ガス燃料タンク1と改質装置4
2とを改質用ガス燃料供給路45にて接続して、ガス燃
料タンク1から改質用ガス燃料供給路45を通じてガス
燃料を改質装置42に供給するように構成してある。そ
して、改質装置42にて、ガス燃料を別途供給される水
蒸気を用いて改質処理して水素含有ガスを生成し、燃料
電池43において、改質装置42で生成された水素含有
ガスと別途供給される空気とにより発電し、その発電電
力にて電動モータ44を回転駆動するように構成してあ
る。第1実施形態と同様に、ガス燃料タンク1のガス燃
料貯蔵量検出用の貯蔵量検出器9を設け、ガス燃料外部
供給路8には、電磁式の開閉弁10及びガバナ11を設
けてある。
【0053】又、図12及び図3に示すように、第1実
施形態と同様に、車体3の外面部に栓設置室24を形成
すると共に、その栓設置室24を開閉する栓設置室開閉
蓋25を設け、その栓設置室開閉蓋25には、自動車始
動用の鍵26が挿脱自在で、挿入した鍵26にて開閉操
作が可能な開閉操作部27を設けてある。第1実施形態
と同様に、ガス燃料供給栓5は、その接続箇所5aを下
向けにして栓設置室24内に設けてある。又、栓設置室
24内には、第1実施形態と同様の供給指令スイッチ2
8、供給表示ランプ29A、警報ランプ29B及び異常
ランプ29Cを設けてある。図4に示すように、ガス燃
料供給栓5は、第1実施形態と同様に、ゴム製のホース
hの先端に設けた接続継手12を着脱自在で、且つ、そ
の接続継手12が装着されると開栓状態に切り換わり、
接続継手12が取り外されると閉栓状態に切り換わるよ
うに構成してあり、具体的な構成も第1実施形態と同様
であるので詳細な説明は省略する。
【0054】図5に示すように、第1実施形態と同様
に、外部供給制御部32は、供給指令スイッチ28のオ
ンオフ情報、鍵26にて操作される自動車始動スイッチ
33のオンオフ情報、継手装着検出センサ13の検出情
報、貯蔵量検出器9の検出情報、自動車の扉の開閉を検
出する扉開閉センサ34の検出情報、及び、自動車の窓
の開閉を検出する窓開閉センサ35の検出情報が入力さ
れると共に、それらの入力情報に基づいて、開閉弁1
0、供給表示ランプ29A、警報ランプ29B及び異常
ランプ29Cそれぞれの作動を制御するように構成して
ある。
【0055】外部供給制御部32の制御動作は、図6の
フローチャートにて示す如く、第1実施形態と同様であ
るので、説明を省略する。つまり、第3実施形態におい
ても、第1実施形態と同様に、運転検出手段は、自動車
始動用スイッチ33にて構成し、鍵操作切換手段は、供
給指令スイッチ28にて構成してある。又、第1実施形
態と同様に、少残量時供給停止手段M1、運転時供給停
止手段M2及び扉窓開き時供給停止手段M3を設けてあ
る。
【0056】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 上記の第1及び第3の各実施形態において、扉
窓開き時供給停止手段M3を省略し、第2実施形態と同
様に、ガス消費検出手段としてガスセンサ41を設ける
と共に、そのガスセンサ41にて前記車室内消費状態が
検出されている状態では、ガス燃料供給栓5からのガス
燃料の供給を停止する車室内消費時供給停止手段M4を
設けても良い。
【0057】(ロ) 上記の第2実施形態のいては、ガ
ス消費検出手段の具体構成であるガスセンサ41とし
て、二酸化炭素ガス濃度を検出するものを採用する場合
について例示したが、これ以外に、例えば一酸化炭素ガ
ス濃度を検出するものや、都市ガスの成分であるメタン
ガス濃度を検出するものを採用することが可能である。
【0058】(ハ) 供給停止用設定量や警報用設定量
を設定する手段としては、上記の第1実施形態において
例示した外部供給制御部32により自動設定する構成
や、第2実施形態において例示した設定用指針38によ
り手動操作にて設定する構成に限定されるものではな
い。例えば、供給停止用設定量や警報用設定量を数値に
て入力するように構成しても良い。
【0059】(ニ) ガス燃料供給栓5の具体構成は、
上記の実施形態において例示した構成に限定されるもの
ではない。例えば、ホースhを挿入するたけのこ状挿入
部と手動操作式のコックを備えたものでもよい。この場
合は、ホースhをたけのこ状挿入部に挿入してホースバ
ンド等で締め付ける必要があり、それらの作業が多少面
倒になる。
【0060】(ホ) 貯蔵量検出器9の具体構成は、上
記の実施形態において例示した圧力センサに限定される
ものではない。例えば、流量計にて構成することが可能
である。但し、流量計にて構成する場合は、ガス燃料タ
ンク1にガス燃料を充填したときの貯蔵量(例えば満
量)を初期貯蔵量として、その初期貯蔵量から流量計の
検出流量を減じた量を貯蔵量として検出する。
【0061】(ヘ) ガス燃料の具体例は、上記の実施
形態において例示した都市ガスに限定されるものではな
い。例えば、水素ガスやLPGでも良い。ガス燃料貯蔵
手段の具体構成としては、水素吸蔵特性を有する水素吸
蔵材を備えて、その水素吸蔵材に水素ガスを吸蔵させる
構成でも良い。水素吸蔵材としては、例えば、水素吸蔵
合金、活性炭、カーボンナノチューブ、フラーレン等、
種々のものを用いることが可能である。 (ト) 本発明を適用することができるガス自動車の種
類は、上記の実施形態において例示した如きセダンタイ
プの乗用車及びバスに限定されるものではなく、ワゴン
車等、種々の種類のガス自動車に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るガス自動車の全体概略構成
を示す側面図
【図2】第1及び第2の各実施形態に係るガス自動車の
ガス燃料充填及びガス燃料外部供給構成を示す要部のブ
ロック図
【図3】実施形態に係るガス自動車の栓設置室を示す要
部の側面図
【図4】実施形態に係るガス自動車のガス燃料供給栓及
び接続継手を示す断面図
【図5】第1及び第3の各実施形態に係るガス自動車の
制御構成を示すブロック図
【図6】第1及び第3の各実施形態に係るガス自動車の
制御動作のフローチャートを示す図
【図7】第2実施形態に係るガス自動車の全体概略構成
を示す側面図
【図8】第2実施形態に係るガス自動車の燃料計を示す
【図9】第2実施形態に係るガス自動車の制御構成を示
すブロック図
【図10】第2実施形態に係るガス自動車の制御動作の
フローチャートを示す図
【図11】第3実施形態に係るガス自動車の全体概略構
成を示す側面図
【図12】第3実施形態に係るガス自動車のガス燃料充
填及びガス燃料外部供給構成を示す要部のブロック図
【符号の説明】
1 ガス燃料貯蔵手段 5 ガス燃料供給栓 9 貯蔵量検出手段 12 接続継手 26 鍵 28 鍵操作切換手段 33 運転検出手段 34,35 全閉状態検出手段 41 ガス消費検出手段 M1 少残量時供給停止手段 M2 運転時供給停止手段 M3 扉窓開き時供給停止手段 M4 車室内消費時供給停止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D038 CA00 CB01 CC18 CD00 3E072 AA01 GA02 3J106 AA01 AB01 BA01 BB07 BC04 BC12 BD01 CA16 EA03 EB07 EC02 EC06 ED04 ED32 EE03 EE13 EE16 GA01 GA12 GB02 GB04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス燃料を貯蔵するガス燃料貯蔵手段を
    備え、そのガス燃料貯蔵手段にて貯蔵されるガス燃料に
    て駆動されるように構成されたガス自動車であって、 前記ガス燃料貯蔵手段に貯蔵されているガス燃料を外部
    に供給するガス燃料供給栓が設けられているガス自動
    車。
  2. 【請求項2】 前記ガス燃料供給栓は、接続継手を着脱
    自在で、且つ、その接続継手が装着されると開栓状態に
    切り換わり、前記接続継手が取り外されると閉栓状態に
    切り換わるように構成されている請求項1記載のガス自
    動車。
  3. 【請求項3】 前記ガス燃料貯蔵手段に貯蔵されている
    ガス燃料の貯蔵量を検出する貯蔵量検出手段と、 その貯蔵量検出手段により検出されるガス燃料の貯蔵量
    が設定量以下の状態では、前記ガス燃料供給栓からのガ
    ス燃料の供給を停止する少残量時供給停止手段が設けら
    れている請求項1又は2記載のガス自動車。
  4. 【請求項4】 走行のための運転状態であるか運転停止
    状態であるかを検出する運転検出手段と、その運転検出
    手段が前記運転状態を検出する状態では、前記ガス燃料
    供給栓からのガス燃料の供給を停止する運転時供給停止
    手段が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記
    載のガス自動車。
  5. 【請求項5】 自動車始動用の鍵にて、前記ガス燃料供
    給栓からガス燃料を供給する状態と、前記ガス燃料供給
    栓からのガス燃料の供給を停止する状態とに切り換え操
    作自在な鍵操作切換手段が設けられている請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のガス自動車。
  6. 【請求項6】 前記ガス燃料供給栓が車室外に設けら
    れ、 ガス燃料が前記車室内にて消費される状態である車室内
    消費状態を検出するガス消費検出手段と、 そのガス消費検出手段にて前記車室内消費状態が検出さ
    れている状態では、前記ガス燃料供給栓からのガス燃料
    の供給を停止する車室内消費時供給停止手段が設けられ
    ている請求項1〜5のいずれか1項に記載のガス自動
    車。
  7. 【請求項7】 前記ガス燃料供給栓が車室外に設けら
    れ、 全扉及び全窓が閉鎖されている全閉状態を検出する全閉
    状態検出手段と、 その全閉状態検出手段にて前記全閉状態が検出されてい
    ない状態では、前記ガス燃料供給栓からのガス燃料の供
    給を停止する扉窓開き時供給停止手段が設けられている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のガス自動車。
JP2001337976A 2001-11-02 2001-11-02 ガス自動車 Pending JP2003136976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001337976A JP2003136976A (ja) 2001-11-02 2001-11-02 ガス自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001337976A JP2003136976A (ja) 2001-11-02 2001-11-02 ガス自動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003136976A true JP2003136976A (ja) 2003-05-14

Family

ID=19152538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001337976A Pending JP2003136976A (ja) 2001-11-02 2001-11-02 ガス自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003136976A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010508486A (ja) * 2006-11-07 2010-03-18 オングストローム パワー インク. 磁気流体継手装置と方法
JP2016006333A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 矢崎エナジーシステム株式会社 ガス供給ユニット
JP2016047671A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 本田技研工業株式会社 燃料電池車両
US20230019341A1 (en) * 2019-12-19 2023-01-19 Honda Motor Co., Ltd. Vehicular side structure

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010508486A (ja) * 2006-11-07 2010-03-18 オングストローム パワー インク. 磁気流体継手装置と方法
US9263752B2 (en) 2006-11-07 2016-02-16 Intelligent Energy Limited Magnetic fluid coupling assemblies and methods
JP2016006333A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 矢崎エナジーシステム株式会社 ガス供給ユニット
JP2016047671A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 本田技研工業株式会社 燃料電池車両
US9725010B2 (en) 2014-08-27 2017-08-08 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell vehicle
US20230019341A1 (en) * 2019-12-19 2023-01-19 Honda Motor Co., Ltd. Vehicular side structure

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150258873A1 (en) Control system for auxiliary power unit
US9862246B2 (en) Air conditioning control device of vehicle
JP4877055B2 (ja) 車室環境監視装置
JP2013122163A (ja) 車両用パワーテールゲートの最大開放量設定装置及び方法
JP2009113674A (ja) 車両用空調装置
WO2019174294A1 (zh) 氢燃料汽车加氢监控系统及其监控方法
JP2003136976A (ja) ガス自動車
JP3918391B2 (ja) バッテリー式産業車両のバッテリー液補水装置
US10245969B2 (en) Power source control device and power source control method
WO2011065173A1 (ja) 車両用表示装置
JP2004255977A (ja) 車両用電源制御装置
JP2014187842A (ja) 電気駆動システムの制御装置
KR101926388B1 (ko) 차량용 방향제 발생장치 및 이의 제어방법
JP3724316B2 (ja) メタノール計量機
CN208376469U (zh) 一种车辆空气调控装置及车辆
JP2018057134A (ja) 給電装置
EP3095637B1 (en) Control unit for electrically driven vehicle
JP2013112215A (ja) 車載アクセサリ用電源装置
JP2017022966A (ja) 電動車両の制御装置
JP3195631U (ja) 車載アクセサリ用電源装置
JP2022123513A (ja) 車載用制御装置
JP2024071219A (ja) 制御装置および制御方法
KR19980053545A (ko) 도어열림 경고장치
CN205468415U (zh) 一种车载空调控制系统
JPH10253566A (ja) ガス検出装置