JP2003135716A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003135716A
JP2003135716A JP2001334596A JP2001334596A JP2003135716A JP 2003135716 A JP2003135716 A JP 2003135716A JP 2001334596 A JP2001334596 A JP 2001334596A JP 2001334596 A JP2001334596 A JP 2001334596A JP 2003135716 A JP2003135716 A JP 2003135716A
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game ball
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JP2001334596A
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English (en)
Inventor
Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Toshiharu Kikuchi
寿治 菊地
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Sansei R&D Co Ltd
Original Assignee
Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球が入賞領域に近づき入賞の可能性が高
い状態で遊技者に対して報知することにより、遊技者が
入賞への期待感を持ち遊技をより楽しむことができ、あ
わせて斬新な遊技性を有する弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技球を打ち込むための遊技領域6と、
前記遊技領域に形成された遊技球が入球する入賞領域
と、前記入賞領域外側に形成され、通過した遊技球が前
記入賞領域へ入る可能性が高い入賞通過部55、あるい
は複数の入賞通過部のうち入賞する可能性が最も高い特
定通過部57と、前記入賞通過部に形成された遊技球検
出手段Dと、前記遊技球検出手段によって遊技球が検出
されたことを報知する報知手段Rとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ遊技機等
の弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ遊技機等の弾球遊技機に
あっては、遊技球を打ち込むための遊技領域と遊技球が
入球する入賞領域とを備えている。そして、前記入賞領
域には遊技球が入球すると入賞を検出するための検出手
段が設けられていて、該検出手段が遊技球の入賞を検出
することによって、遊技球が入賞したことを音声などに
よって報知している。
【0003】しかるに、従来の弾球遊技機においては、
入賞領域に遊技球が入賞したことは報知していたもの
の、遊技球が入賞領域に入賞しやすい状態、つまり遊技
球が入賞領域に近づき入賞の可能性が高くなった状態で
は、なんら報知されることはなかった。そのため、遊技
者にとっては遊技球が入賞するまでの間の遊技が単調と
なってしまうという問題があった。
【0004】そこで、遊技球が入賞領域に近づき入賞の
可能性が高い状態では、遊技者に対して音声や光等で報
知すれば、遊技者は入賞への期待によって気持ちの昂揚
を感じ、遊技をより楽しむことができる。また、遊技者
は常に斬新な遊技性を有する遊技機を求める傾向にあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
点に鑑み提案されたもので、遊技球が入賞領域に近づき
入賞の可能性が高い状態で遊技者に対して報知すること
により、遊技者が入賞への期待感を持ち遊技をより楽し
むことができる弾球遊技機を提供しようとするものであ
る。また、この発明は、あわせて斬新な遊技性を有する
遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、遊技球を打ち込むための遊技領域と、前記遊技領
域に形成された遊技球が入球する入賞領域と、前記入賞
領域外側に形成され、通過した遊技球が前記入賞領域へ
入る可能性が高い入賞通過部と、前記入賞通過部に形成
された遊技球検出手段と、前記遊技球検出手段によって
遊技球が検出されたことを報知する報知手段とを有する
ことを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、遊技球を打ち込
むための遊技領域と、前記遊技領域に形成された遊技球
が入球する入賞領域と、前記入賞領域外側に形成され、
通過した遊技球が前記入賞領域へ入る可能性が高い複数
の入賞通過部を有する入賞通過領域と、前記入賞通過領
域の複数の入賞通過部のうち通過した遊技球が最も入賞
する可能性が高い特定通過部と、前記特定通過部に形成
された遊技球検出手段と、前記遊技球検出手段によって
遊技球が検出されたことを報知する報知手段とを有する
ことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、前記入賞領域には球入
口が設けられているとともに、前記遊技球検出手段が前
記球入口近傍に設けられている請求項1又は2に記載の
弾球遊技機に係る。
【0009】請求項4の発明は、前記入賞領域近傍には
遊技球を誘導する誘導部材Gが設けられているととも
に、前記遊技球検出手段が前記誘導部材Gに近接して設
けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の弾球
遊技機に係る。
【0010】請求項5の発明は、前記誘導部材Gが前記
球入口の一端側及び他端側に配設されているとともに、
該誘導部材Gの間に前記遊技球検出手段が設けられてい
る請求項4に記載の弾球遊技機に係る。
【0011】請求項6の発明は、前記入賞通過部が遊技
球を誘導する複数の誘導部材Gにより形成された球通過
路である請求項1ないし5のいずれかに記載の弾球遊技
機に係る。
【0012】請求項7の発明は、前記報知手段が発音手
段あるいは発光手段のいずれか一方又は両方である請求
項1ないし6のいずれかに記載の弾球遊技機に係る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づき本発明の
好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に
係る弾球遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の第1実
施例に係る遊技盤の正面図、図3は同遊技機全体の裏面
図、図4は第1種始動入賞口外側の入賞通過部に形成さ
れた遊技球検出手段の概略配置図、図5はその概略断面
図、図6は同遊技機の制御系の概要を示すブロック図、
図7は報知手段の処理に関するフローチャート、図8は
第2実施例に係る遊技盤の正面図、図9は第2種始動入
賞口外側の特定通過部に形成された遊技機検出手段の概
略配置図、図10は第2実施例の遊技盤が有する電動役
物の概略正面図、図11はその可動片の作動を示す正面
図、図12は第3実施例に係る遊技盤の正面図、図13
は特別図柄変動開始入賞口外側の入賞通過部に形成され
た遊技球検出手段の概略正面図、図14は第4実施例に
係る遊技盤の概略正面図、図15は遊技球振分装置の遊
技球流入口外側の入賞通過部に形成された遊技球検出手
段の概略正面図、図16は遊技球振分装置の外観および
その内部を示す概略斜視図、図17は特別始動入賞口及
びチューリップ入賞口付近に形成される遊技球の入賞通
過部と特定通過部を示す概略図である。
【0014】(第1実施例)図1ないし図4に示す弾球
遊技機1は、枠体2の内側に遊技盤3が着脱交換可能に
収容されており、その遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイ
ドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設さ
れ、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域
6に、遊技球の入賞可能な入賞口等の入賞領域が設けら
れている。実施例のタイプの遊技盤3の遊技領域6に
は、次に説明するような複数の入賞領域が設けられてい
る。
【0015】まず、遊技領域6の中心線上に設けられた
画像表示装置9の下方に、上側第1種始動入賞口10及
び普通電動役物で可動片11a,11b(図4参照)を
有する下側第1種始動入賞口11、特別電動役物である
大入賞口15が配設されている。下方の符号17はアウ
ト口である。また、上方両側にはランプ風車18a,1
8b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び
普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に風車22
a,22bが設けられており、その下方に左袖入賞口2
3と右袖入賞口25が配設され、さらには前記大入賞口
15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29
が配設されている。なお、前記ランプ風車18a,18
b及び風車22a,22bは、遊技盤3の遊技領域6を
転動しつつ下方へ落下する遊技球を誘導する誘導部材G
に相当し、転動落下する遊技球が各風車に接触すること
により、該遊技球の重みで各風車が回転し、遊技球の流
路及び流速を変化させるものであり、ランプ風車18
a,18bについては、その内部に備えられた公知のL
ED等からなるランプが、後述する大当り状態時(特別
遊技状態時)において所定の態様で点滅するようになっ
ている。
【0016】また、図2に示すように、遊技盤3の遊技
領域6には、前記ランプ風車18a等と同様に、この発
明における遊技球の誘導部材Gに相当する複数の遊技釘
7が適宜設けられており、前記遊技領域6を転動しつつ
下方へ落下する遊技球の流路及び流速を変化させるよう
になっている。
【0017】弾球遊技機1の前面側には、さまざまな遊
技状態を報知する報知手段Rが設けられている。報知手
段Rとして、発光手段Rtによるものは上部のランプ表
示器34,35及び左右の左サイド飾りランプ39Lな
らびに右サイド飾りランプ39R(図2)であり、音声
や効果音を発する発音手段Rsとして遊技機下部に内蔵
されるスピーカ8等が例示される。その他、弾球遊技機
1の前面側には、払い出された遊技球を受けるための上
側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球
を受けるための下側球受け皿37、遊技者による操作ハ
ンドル92の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向
けて弾発発射する発射装置91等がそれぞれ組み付けら
れている。
【0018】前記発射装置91は、図1及び図3から理
解されるように、操作ハンドル92と、該操作ハンドル
92の操作により駆動する発射モータ93と、該発射モ
ータ93の駆動により間欠的に揺動して遊技球を弾発発
射する打球杆94とを有している。前記発射装置91に
より発射された遊技球は、前記遊技盤面に立設された外
側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射
球誘導路を介して遊技領域6に誘導されるようになって
いる。前記発射球誘導路により遊技領域6に誘導された
遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各入賞領域に
設けられた球入口に入賞するか、あるいは何処にも入賞
しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出
される。
【0019】実施例の弾球遊技機1には、図1に示すよ
うに、貸球の払い出しを行う際に遊技者等が操作する球
貸用カードユニット170が設けられている。そして、
球貸情報(払出可能遊技球情報)が記憶されたカードを
球貸用カードユニット170のカード挿入口171に挿
入すると、カードに記憶されている球貸情報を読み込
み、上側球受け皿36の前方端部に設けられた球貸操作
部172の度数表示器173に度数等で球貸情報を表示
するようになっている。球貸操作部172には、貸球の
払い出しを行う際に使用する球貸ボタン174、遊技者
が遊技を中止したいとき等に操作してカード挿入口17
1からカードを排出させるカード返却ボタン175が設
けられている。
【0020】図2に示す画像表示装置9において、符号
41は数字、アルファベット、記号あるいは絵(キャラ
クタ)等の図柄を変動表示及び停止表示(最終的に確定
停止表示する前の仮停止表示を含む。以下同じ)可能な
普通図柄表示装置、43は同じく特別図柄表示装置、4
9は画像表示装置9の窓枠部、50は特別図柄表示装置
43の液晶表示器(TFT−LCDモジュール)等から
なる画像表示部、51はLED等からなる特別図柄変動
数記憶表示器である。なお、前記特別図柄表示装置43
については、画像表示部50が前記したように液晶表示
器に限られるものではなく、LED、EL、CRTやそ
の他発光体で構成されていてもよい。
【0021】なお、この実施例の画像表示部50の表示
画面は、図示しないが、横に並ぶ3つの表示領域に分割
されており、各表示領域で判定結果表示用の特別図柄が
それぞれ変動表示及び停止表示可能とされている。ま
た、前記画像表示部50には、前記特別図柄に加えて背
景画像(キャラクタ,背景,文字等を含む。)が表示さ
れることもあり、該背景画像が特別図柄の変動開始等の
所定条件に起因して変動表示可能となっている場合もあ
る。図2の大入賞口15に関する符号61は開閉板、6
3は特定領域入賞口であり、図1の符号38は上側球受
け皿36に遊技球を払い出す遊技球払出口である。
【0022】本発明の弾球遊技機1にあっては、図4に
図示したように、その遊技領域6には、入賞領域10の
外側であって、遊技球が通過すると前記入賞領域10へ
入る可能性が高い複数の入賞通過部55を有する入賞通
過領域56のうち、通過した遊技球が最も入賞する可能
性が高い特定通過部57に、公知の反射型フォトセンサ
ー59からなる遊技球検出手段Dが形成されている。具
体的には、前記入賞領域の一例である上側第1種始動入
賞口10に設けられた球入口10Aの近傍には、その一
端側及び他端側に複数の遊技釘7が配設されており、該
複数の遊技釘7によって形成される入賞通過部55上部
で前記遊技釘7と近接する位置に遊技球の通過を検出す
る遊技球検出手段Dが形成されている。
【0023】前記遊技球検出手段Dを構成するフォトセ
ンサー59は、図4及び図5のように、基板59c上に
発光素子59aと受光素子59bが配置されて形成され
てなるものであり、前記基板59cが遊技盤3にねじB
等で螺着されることにより遊技盤3に固定される。発光
素子59aの発光光の光軸a上に遊技球Pが現出する
と、該遊技球Pからの反射光bが受光素子59bにより
検知され、受光素子59bの光電流の発生により遊技球
Pの有無を検知する。このフォトセンサー59による遊
技球通過の検出信号は後述する主制御回路121に送信
され、該主制御回路121により遊技球が遊技球検出手
段Dによって検出されたことを報知する報知手段Rであ
る音声報知及びランプ点滅表示処理が実行される。
【0024】なお、遊技球検出手段Dとしては、上記の
フォトセンサー59等の光学的なものに限らず、接触ス
イッチ等の機械的検出手段でもよい。また、遊技球検出
手段Dは、図示の位置に限らず、例えば、前記左袖入賞
口23のような前記上側第1種始動入賞口10以外の他
の入賞領域が有する球入口の両端に配設された遊技釘7
の間に前記遊技球検出手段Dを設けたり、遊技領域6に
おける風車22aの近傍のように、各入賞領域に入球す
る遊技球が通過する可能性の高い位置に設けられること
はいうまでもない。さらに、上記のように、遊技球検出
手段Dは前記入賞通過部55等に1つだけ設けられる場
合に限られず、適宜の位置に複数設けるようにしてもよ
い。
【0025】次にこの実施例の遊弾球遊技機1の作動に
ついて説明する。前記遊技盤3の背面(裏面)には、入
賞領域への遊技球の入賞を検出する入賞領域検出スイッ
チ等が設けられている。この実施例では、図示しない
が、検出スイッチが各入賞領域に対してそれぞれ設けら
れている。例えば、前記左袖入賞口23と右袖入賞口2
5の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖
入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落
とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検
出スイッチと右落とし入賞口用スイッチが、それぞれ対
応する遊技盤背面に設けられている。
【0026】また、前記第1種始動入賞口10,11に
入賞した遊技球を検出する特別図柄変動開始スイッチ
(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられてい
る。そして、前記特別図柄変動開始スイッチによって入
賞球が検出されると、前記特別図柄表示装置43におけ
る画像表示部50の各表示領域で特別図柄が変動を開始
し、所定時間変動後、予め設定された順で特別図柄が変
動停止して、停止図柄の組合せが確定表示されるように
なっている。そして、前記確定表示された停止図柄の組
合せが、予め決められた特定の大当り図柄組合せ、例え
ば、同一図柄の組合せからなる通称ぞろ目であると、大
当り状態(特別遊技状態)に移行する。大当り状態にな
ると、前記大入賞口15の開閉板61が開いて遊技領域
6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15
内へ入賞可能にする。
【0027】さらに、前記遊技盤3の大入賞口15の背
面側には、前記特定領域入賞口63への入賞球を検出す
る特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)が設けら
れ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継
続権利が成立するようにされており、所定最高回数(例
えば最高16回)、前記開閉板61の開放を繰り返すよ
うになっている。また、大入賞口15内の略中央には、
前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口6
3に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウント
スイッチ(カウントセンサ)が設けられている。前記各
入賞口への遊技球の入賞を各検出スイッチが検出する、
すなわち遊技における入賞条件が成立すると、賞球払出
装置160によって、入賞球数に応じて予め設定されて
いる所定数の遊技球が賞品球として払い出されるように
なっている。前記開閉板61は、所定時間(例えば30
秒)経過後、或いは入賞球数カウントスイッチ(カウン
トセンサ)で検出された入賞球数が所定個数(例えば1
0個)となった時点で閉じるようにされている。
【0028】前記した入賞口用検出スイッチの他に遊技
盤背面に設けられているものとしては、前記下側第1種
始動入賞口11の可動片11a,11bを開閉する第1
種始動入賞口用ソレノイドと、前記大入賞口15の開閉
板61を開閉する大入賞口ソレノイド、前記特定領域入
賞口63の開閉扉(図示せず)を所定条件時に開閉する
ための特定領域開放用ソレノイド、前記普通図柄変動開
始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21
を通過する遊技球を検出する普通図柄変動開始スイッチ
等がある。
【0029】なお、前記普通図柄変動開始スイッチで両
ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによ
って、前記普通図柄表示装置41の図柄変動を開始させ
るようになっている。そして、前記普通図柄表示装置4
1の普通図柄表示部45において図柄変動した後に確定
表示された図柄が予め設定されている特定の図柄であっ
た場合には、小当り(普通図柄当り)となり、前記下側
第1種始動入賞口11の可動片11a,11bの拡開開
放を所定時間行うようになっている。
【0030】この弾球遊技機1の裏側には、図3に示す
ような裏機構を備えており、払出用の遊技球を貯留する
貯留タンク101、誘導樋95、貸球払出装置140、
賞球払出装置160、図6に示す払出制御回路118の
組み込まれた払出制御基板118a等が配設された裏機
構板100を有している。図3中の符号103は枠用外
部出力端子、104は枠用外部出力端子基板、105は
枠飾りランプ中継基板、106は受電基板、107は球
切検出スイッチ、108は球切検出スイッチ基板、10
9は盤面用外部出力端子、110は盤面用外部出力基
板、111は中央カバー、112は音声制御基板、11
3はフォト分配基板、114は電源基板、115はラン
プ制御基板、116はエラー表示部、117はミドルプ
レート、119は発射装置制御基板、120は下基板ベ
ース、121aは主制御基板、122はカードインター
フェイス接続部、123,124は電源プラグである。
【0031】前記普通図柄表示装置41及び特別図柄表
示装置43における図柄変動の制御は、図6に示す主制
御回路121及び該回路121と前記画像表示装置9と
を接続する表示制御回路125によって行われる。
【0032】主制御回路121は、図3に示した主制御
基板121aに組み込まれていて、CPU,RAM,R
OM,複数のカウンタを備えたコンピュータ121b
と、該コンピュータ121bと前記遊技球検出手段Dを
構成する反射型フォトセンサー59D,払出制御回路1
18,表示制御回路125等を結ぶ入出力回路と、前記
コンピュータ121bと大入賞口15に接続される中継
回路等を結ぶ入出力回路等で構成される。前記CPU
は、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各
種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当りの発生確
率や小当り(下側第1種始動入賞口11の拡開開放を行
う普通図柄当り)の発生確率を定める乱数等も生成して
いる。また、前記RAMは、特別図柄変動開始スイッチ
の検出信号及び普通図柄変動開始スイッチの検出信号用
の記憶領域,CPUで生成される各種乱数値用の記憶領
域,各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ,
CPUの作業領域を備えている。さらに、前記ROMに
は、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれ
ている他、大当り及び小当りの判定値等が書き込まれて
いる。
【0033】また、前記表示制御回路125は、CP
U,RAM,ROMを備えたコンピュータと、該コンピ
ュータと前記主制御回路121を結ぶ入力回路と、前記
コンピュータと普通図柄表示装置41及び特別図柄表示
装置43を結ぶ出力回路等で構成される。前記CPU
は、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジス
タ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになってい
る。また、前記RAMは、各種データの記憶領域と前記
CPUによる作業領域等を有している。さらに、前記R
OMには、前記画像表示部50への表示データや各種表
示プログラム等の図柄データが書き込まれている。
【0034】さらに、前記払出制御回路118にはエラ
ー表示部116、貸球払出装置140,前記カードユニ
ット170等が接続され、この払出制御回路118及び
フォト分配回路126には賞球払出装置160が接続さ
れている。ランプ制御回路127には、遊技盤3のラン
プ表示器34,35における左サイドランプ,右サイド
ランプ、さらにこの発明の遊技球検出の発光報知手段に
相当する左サイド飾りランプ及び右サイド飾りランプ等
が接続されている。音声制御回路128には、スピーカ
8が接続され、この発明の遊技球検出の発声報知手段と
もなる。
【0035】ここで、遊技球検出手段Dによる遊技球通
過の検出信号に基づいて前記主制御回路121等からな
る報知手段Rが行う発音手段(音声表示)Rs及び発光
手段(ランプ点滅表示)Rtの処理について説明する。
【0036】図7に示すように、音声報知及びランプ点
滅表示処理(S10)では、まず、前記遊技盤3の遊技
領域6に設けられた入賞領域外側の入賞通過部55に形
成された遊技球検出手段Dが遊技球の通過を検出したか
否かの判断がなされる(S11)。ここで、前記遊技球
検出手段Dが遊技球の通過を検出した場合には、前記音
声制御回路128に接続される発音手段Rsであるスピ
ーカ8により、遊技球が前記入賞通過部55を通過した
ことを遊技者に予め決められた音声で報知する音声報知
処理がなされ(S12)、その後前記ランプ制御回路1
27に接続された発光手段Rtである公知のLED等の
発光体からなる左サイド飾りランプ39L,右サイド飾
りランプ39Rが所定の態様で点滅し、遊技球が前記入
賞通過部55を通過したことをランプの発光で報知する
ランプ点滅表示処理がなされる(S13)。一方、前記
S11において、遊技球検出手段Dが遊技球の通過を検
出しない場合には以降の処理が行われず、音声報知及び
ランプ点滅表示処理(S10)が終了する。なお、発音
手段Rs及び発光手段Rtとしては上記のものに限定さ
れず、適宜の手段を用いることができる。
【0037】(第2実施例)図8にこの発明の第2実施
例に係る遊技盤3Aを示す。この第2実施例における遊
技盤3Aにおいても、図8ないし図11に示すように、
該遊技盤3Aが有する内側ガイドレール5によって囲ま
れた遊技領域6に、以下に説明するような、遊技球が入
球可能な入賞口等の入賞領域が複数設けられている。
【0038】遊技領域6には誘導部材Gである複数の遊
技釘7が適宜に設けられており、遊技領域6の中心線上
に設けられた変動表示部9Aの下方に可動片12a,1
2b(図10参照)を有する電動役物12、該電動役物
12a,12b内に設けられた特定入賞口13及び2つ
の普通入賞口14a,14b、3つの第2種始動入賞口
16a〜16c、その下方にはアウト口17が配設され
ている。また、遊技領域6の上部両側にはランプ風車1
8c,18d、その下方に左肩入賞口19A及び右肩入
賞口21A、その下方に風車22c,22d、さらにそ
の下方に風車22e,22fが設けられており、さらに
は左袖入賞口23Aと右袖入賞口25Aが配設されてい
る。なお、この実施例の誘導部材Gである遊技釘7、ラ
ンプ風車18c,18d及び各風車22c〜22fにつ
いても第1実施例と同様に、遊技領域6を転動落下する
遊技球の接触により前記ランプ風車及び各風車が回転し
て該遊技球の流路及び流速を変化させるものであり、ラ
ンプ風車18c,18dに備えられたランプが大当り状
態時(特別遊技状態時)に所定の態様で点滅するもので
ある。
【0039】そして、前記遊技領域6には、前記入賞領
域の外側で、該入賞領域の外側を通過した遊技球が前記
入賞領域へ入賞する可能性が高い複数の入賞通過部を有
する入賞通過領域56のうち、通過した遊技球が最も入
賞する可能性が高い特定通過部57に、第1実施例と同
様の反射型フォトセンサー59からなる遊技機検出手段
Dが形成されている。具体的には、図9に図示したよう
に、前記特定通過部57が前記入賞領域の一例である第
2種始動入賞口16aの球入口16iの一端側及び他端
側に八の字型に配設された複数の遊技釘7により形成さ
れた球通過路Gwとなっており、該球通過路Gwを形成
する遊技釘7の間に遊技球検出手段Dが設けられてい
る。
【0040】そして、前記遊技球検出手段Dにより特定
通過部57を通過する遊技球が検出された場合には、遊
技球通過の検出信号が前記した主制御回路121に送信
され、該主制御回路121等に接続されて遊技機1の前
面側に設けられた発音手段Rsであるスピーカ8により
決められた音声を発し、さらに前記遊技盤3Aに設けら
れた発光手段Rtである左サイド飾りランプ39Lなら
びに右サイド飾りランプ39Rを所定の態様で点滅させ
ることにより、遊技者に報知する。
【0041】遊技球検出手段Dは、遊技領域6に設けら
れた前記第2種始動入賞口16aの外側に形成された特
定通過部57に形成されることに限定されるものではな
く、例えば、図8の第2種始動入賞口16a,16cの
球入口の近傍であって、該球入口の一端側及び他端側に
配設された遊技釘7同士の間に設けてもよく、また、左
袖入賞口23Aの球入口の一端側及び他端側に逆八の字
型に配設された複数の遊技釘により形成された入賞通過
部に遊技機検出手段Dを設けてもよい。さらに、上記の
ように、遊技球検出手段Dを前記特定通過部57に1つ
だけ設ける場合に限られず、適宜の位置に複数設けるよ
うにしてもよい。
【0042】この実施例の遊技機の作動について説明す
ると、前記遊技盤3Aの背面(裏面)には、入賞領域へ
の遊技球の入球を検出する入賞領域検出スイッチ等が設
けられている。この実施例では図示しないが、左肩入賞
口19Aと右肩入賞口21Aの入賞球を検出する左肩入
賞口用検出スイッチと右肩入賞口用検出スイッチ、前記
左袖入賞口23Aと右袖入賞口25Aの入賞球を検出す
る左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッ
チが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
【0043】また、前記第2種始動入賞口16a〜16
cには入賞を検出する第2種始動入賞口用検出スイッチ
が各入賞球通路に設けられている。そして、前記第2種
始動入賞口16a,16b又は16cの第2種始動入賞
口用検出スイッチによって入賞球が検出されると、図1
0に示すように、前記電動役物12の可動片12a,1
2bがそれぞれ1回又は2回開放されて遊技領域6表面
を落下してくる遊技球を受け止め、特定入賞口13及び
普通入賞口14a,14bへ入球可能にする。
【0044】さらに、前記遊技盤3Aの特定入賞口13
の背面側には入賞球を検出する特定入賞口用検出スイッ
チが設けられていて、該入賞球の検出により大当り状態
(特別遊技状態)に移行する。大当り状態になると、前
記電動役物12の可動片12a,12bを再度開放させ
る継続権利が成立するようにされており、所定最高回数
(例えば最高18回)、前記可動片12a,12bの開
放を繰り返すようになっている。前記普通入賞口14
a,14b等の各入賞口への遊技球の入賞を各検出スイ
ッチが検出すると、前記賞球払出装置160によって、
入賞球数に応じて予め設定されている所定数の遊技球が
賞品球として払い出される。なお、前記可動片12a,
12bは、所定時間(例えば30秒)経過後、或いは前
記普通入賞口14a,14bの普通入賞口用検出スイッ
チで検出された入賞球数がある所定個数(例えば10
個)となった時点、又は再度特定入賞口13の特定入賞
口検出スイッチが遊技球の入賞を検出した時点で閉じる
ようにされている。
【0045】前記した各種の入賞口用検出スイッチの他
に遊技盤3Aの背面に設けられるものとしては、図11
に示すように、前記電動役物12の可動片12a,12
bが可動部材59a,59bを介して回動可能に取り付
けられる連動板60A、その中心に前記可動片12a,
12bを開閉するための公知の電磁ソレノイド53と結
合されるプランジャー60B、前記プレンジャー60B
に嵌入されたばね60Cがある。前記第2種始動入賞口
16a〜16cへの入賞球が検出されると、電磁ソレノ
イド53が作動してプランジャー60Bが該電磁ソレノ
イド53内へ引き込まれるため、前記プランジャー60
Bが設けられた連動板60Aが上方へ引き上げられてば
ね60Cが収縮する。これにより、連動板60Aに取り
付けられた可動部材59a,59bが下方へ回動するた
め、該可動部材59a,59bに取り付けられた電動役
物12の可動片12a,12bが開放される。そして、
所定時間経過後等の条件が成立した後に前記電磁ソレノ
イド53の作動が停止され、前記可動片12a,12b
は再度閉じられるようになっている。
【0046】(第3実施例)次に、この発明の第3実施
例を図12及び図13に従って説明する。第3実施例に
係る遊技盤3Bの遊技領域6には複数の遊技釘7が適宜
に設けられており、遊技領域6の中心線上に設けられた
画像表示装置9の画像表示部50の下方に、特別図柄変
動開始入賞口10B、電動役物である大当り権利発生入
賞口14cが配設され、その下方にアウト口17が配設
されている。また、遊技領域6の上部両側にはランプ風
車18a,18b、その下方に左肩入賞口19Aと入賞
口の位置が回転移動する第3種始動入賞口21B、その
下方に風車22a,22b、その下方に左袖入賞口23
と特別電動役物である大入賞口15が配設されており、
さらには大当り権利発生入賞口14cの両側に左落とし
入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。な
お、前記遊技釘7、ランプ風車18a,18b、風車2
2a,22bは、第1及び第2実施例と同様の遊技球誘
導部材Gを構成している。
【0047】この実施例においては、図13に示すよう
に、前記特別図柄変動開始用入賞口10Bの球入口10
Cの一端側及び他端側に配設された複数の遊技釘7に近
接し、該複数の遊技釘7により形成された入賞通過部5
5に公知の反射型フォトセンサー59からなる遊技球検
出手段Dが設けられている。
【0048】前記遊技球検出手段Dにより入賞通過部5
5を通過する遊技球が検出された場合には、遊技球通過
の検出信号が前述の主制御回路121に送信され、該主
制御回路121等に接続されて遊技機1の前面側に設け
られた発音手段Rsであるスピーカ8により決められた
音声を発し、さらに発光手段Rtである遊技盤3Bに設
けられた左サイド飾りランプ39Lを所定の態様で点滅
させる。これらの報知手段Rにより、遊技球が入賞通過
部55を通過したことを遊技者に報知する。遊技者は、
後述するように、遊技球が前記特別図柄変動開始入賞口
10Bに入賞すると前記大当り権利発生入賞口14cが
開放され、該大当り権利発生入賞口14cの特定領域入
賞口に遊技球が入賞すると第3種始動入賞口21Bへの
入球を条件として大入賞口15を開放して大当り状態と
なることへの期待を抱きながら遊技を楽しむことができ
る。
【0049】遊技球検出手段Dは、遊技領域6に設けら
れた特別図柄変動開始入賞口10Bの外側に形成された
入賞通過部55に設けることに限定されるものではな
く、例えば、第3種始動入賞口21Bの近傍に配設され
た複数の遊技釘7により形成された球通過路に設けても
よく、また左袖入賞口23の一端側及び他端側に配設さ
れた遊技釘7同士の間に設けるようにしてもよい。さら
に、上記のように、遊技球検出手段Dを前記特別図柄変
動開始入賞口10Bの入賞通過部55等に1つだけ設け
る場合に限られず、各入賞領域に入球する遊技球が通過
する可能性が高い適宜の位置に複数設けるようにしても
よい。
【0050】この第3実施例の遊技機の作動について説
明すると、前記遊技盤3Bの背面(裏面)には、図示し
ないが、入賞領域への遊技球の入球を検出する入賞領域
検出スイッチ等が設けられている。例えば、前記左肩入
賞口19Aの入賞球を検出する左肩入賞口用検出スイッ
チ、前記左袖入賞口23の入賞球を検出する左袖入賞口
用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入
賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイ
ッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応
する遊技盤背面に設けられている。
【0051】前記特別図柄変動開始入賞口10Bに入賞
した遊技球を検出する特別図柄変動開始スイッチが入賞
球用通路に設けられている。そして、前記特別図柄変動
開始スイッチによって入賞球が検出されると、前記特別
図柄表示装置43の画像表示部50の各表示領域で特別
図柄が変動を開始し、その後前記画像表示部50に大当
り図柄組合せが確定停止表示されると、前記大当り権利
発生入賞口14cが所定の態様で開放して遊技領域6表
面を落下してくる遊技球を受け止めて、大当り権利発生
入賞口14c内へ入賞可能にする。
【0052】遊技盤3Bの大当り権利発生入賞口14c
の背面側には、該大当り権利発生入賞口14cが有する
特定領域入賞口への入賞球を検出する特定入賞球検出ス
イッチが設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15
を開放する権利が成立する。また、前記第3種始動入賞
口21Bには始動入賞口検出スイッチが設けられてお
り、前記大入賞口15を開放する権利の成立中に第3種
始動入賞口21Bの始動入賞口検出スイッチが入賞球を
検出すると大当り状態に移行し、大入賞口15の可動片
15a,15bを所定回数の開放を繰り返すようになっ
ており、前記可動片15a,15bを開放して遊技領域
6表面を落下してくる遊技球を受け止めて、大入賞口1
5へ入賞可能にする。ただし、前記大入賞口15を開放
する権利が成立していなければ、前記第3種始動入賞口
21Bで入賞球が検出されても大入賞口15は開放され
ないようになっている。前記各入賞口への遊技球の入賞
を各検出スイッチが検出する入賞条件が成立すると、賞
球払出装置160により入賞球数に応じて予め設定され
ている所定数の遊技球が賞品球として払い出される。前
記大入賞口15の可動片15a,15bは、所定時間
(例えば30秒)経過後、或いは入賞球数が所定個数
(例えば10個)となった時点で閉じるようにされてい
る。
【0053】前記した入賞口用検出スイッチの他に遊技
盤背面に設けられているものとしては、前記大当り権利
発生入賞口14cを開閉する大当り権利発生入賞口用ソ
レノイド、該大当り権利発生入賞口14cの特定領域入
賞口の開閉扉(図示せず)を所定条件時に開閉する特定
領域開閉用ソレノイド、前記大入賞口15の可動片15
a,15bを開閉する大入賞口ソレノイド、一部に入球
用の凹部を有する回転体からなる第3種始動入賞口21
Bを回転させる公知のモータ等がある。
【0054】(第4実施例)この発明の第4実施例につ
いて、図14ないし図17を用いて説明する。第4実施
例に係る遊技盤3Cの遊技領域6においても、前述と同
様、図示しないものを含めた複数の遊技釘7が適宜に設
けられている。遊技領域6の中心線上に設けられた上部
入賞口19Bの下方に、遊技球流入口70Aと遊技球流
出口70Bを有する遊技球振分装置70、その下方に特
別始動入賞口75が配設され、さらにその下方にアウト
口17が配設されている。また、上方両側にはランプ風
車18a,18b、その下方に風車22c,22d、そ
の下方に風車22e,22fが設けられており、その下
方に電動役物であるチューリップ入賞口80A,80B
が配設されており、さらには同じくチューリップ入賞口
80C,80Dが配設されている。なお、この実施例に
おいても第1ないし第3実施例と同様に、前記遊技釘
7、ランプ風車18a,18b、各風車22c〜22f
が遊技領域6における遊技球の誘導部材Gを構成してい
る。
【0055】この実施例では図15に示すように、前記
遊技球振分装置70上部の遊技球流入口70Aの外側で
複数の遊技釘7により形成されて該遊技球流入口70A
に遊技球が入る可能性が高い入賞通過部55に前記反射
型フォトセンサー59からなる遊技球検出手段Dが設け
られている。そして、前記入賞通過部55に設けられた
遊技球検出手段Dにより遊技球の通過が検出されると、
遊技球通過の検出信号が前述の主制御回路121に送信
され、該主制御回路121等に接続されて遊技機1前面
側に設けられた発音手段Rsであるスピーカ8により決
められた音声を発し、さらに発光手段Rtである遊技盤
3Cに設けられた左サイド飾りランプ39Lと右サイド
飾りランプ39Rを所定の態様で点滅させることによ
り、遊技球が入賞通過部55に設けられた遊技球検出手
段Dを通過したことを遊技者に報知する。
【0056】遊技球検出手段Dを通過した遊技球が前記
遊技球振分装置70の遊技球流入口70Aに入球する
と、図16各図に図示のように、遊技球誘導樋70Cと
遊技球誘導壁70Dによって円盤状の遊技球振分部71
に導かれる。そして該振分部71に設けられた特別入賞
口13Aに入球した遊技球が該特別入賞口13Aと通じ
る前記振分装置70の遊技球流出口70Bから排出さ
れ、該流出口70Bの下部に設けられた特別始動入賞口
75(図14)に入賞し、該特別始動入賞口75が開放
される大当り状態(特別遊技状態)となる。このため、
遊技者は、大当り状態となることへの期待を抱いて遊技
を楽しむことができ、さらに遊技者は音声及びランプに
よる報知を目安としてより大当りとなる可能性が高い遊
技機を選択することができる。
【0057】遊技球検出手段Dは、遊技領域6に設けら
れた遊技球振分装置70の遊技球流入口70Aの外側に
形成された入賞通過部55だけではなく、図14の図示
のように、例えば上部入賞口19Bに遊技球を誘導する
遊技釘7に近接して設けたり、チューリップ入賞口80
D(80C)に遊技球を誘導する遊技釘7同士の間に設
けるようにしてもよい。また、上記のように、遊技球検
出手段Dを前記特定通過部55に1つだけ設ける場合に
限られず、特定通過部55内の適宜の位置に2つ以上設
けることや、他の入賞口に遊技球が入る可能性が高い適
宜の位置に適宜の数の遊技球検出手段Dを設けるように
してもよい。
【0058】この第4実施例の遊技機の作動を説明する
と、遊技盤3Cの背面(裏面)には、入賞領域である入
賞口への遊技球の入球を検出する図示しない入賞領域検
出スイッチ等が設けられている。この実施例において
は、前記上部入賞口19Bの入賞球を検出する上部入賞
口用検出スイッチ、前記遊技球振分装置70内の特別入
賞口13Aと普通入賞口14d,14eの入賞球をそれ
ぞれ検出する特定入賞口用検出スイッチと普通入賞口用
検出スイッチ、前記各チューリップ入賞口80A〜80
Dの入賞球をそれぞれ検出するチューリップ入賞口用検
出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面位置に設け
られている。
【0059】また、前記特別始動入賞口75には入賞球
を検出する特別始動入賞口用検出スイッチが入賞球通路
に設けられている。そして、前記遊技球振分装置70の
遊技球流入口70Aに入球し、さらに該振分装置70の
特定入賞口13Aに入球後に遊技球流出口70Bから排
出された遊技球が特別始動入賞口75の特別始動入賞口
用検出スイッチで検出されると大当り状態(特別遊技状
態)に移行する。大当り状態になると、図17に示すよ
うに特別始動入賞口75の可動片75a,75bが開放
されるため、例えば、該可動片75bと複数の遊技釘7
により新たに複数の入賞通過部55が形成され(開いた
可動片75bは誘導部材Gとなる)、その一つである特
定通過部57を遊技球Pが通過して前記チュ−リップ入
賞口80Dへ入賞し、遊技球の入賞球数に応じて予め設
定されている所定数の遊技球が前記賞球払出装置160
から賞品球として払い出される。なお、前記可動片75
a,75bの開放は、所定最高回数(例えば15回)を
所定時間(例えば30秒)繰り返し行うようにしてい
る。また、前記各チューリップ入賞口80A〜80Dが
有する可動片についても各チューリップ入賞口検出スイ
ッチで入賞球が検出されることにより所定時間開放さ
れ、さらに各チューリップ入賞口への入賞球数に応じた
所定数の賞品球が払い出され、同様に上部入賞口19B
の入賞球の検出がされた場合においても入賞球数に応じ
た所定数の賞品球が払い出される。
【0060】前記した各種の入賞口用検出スイッチの他
に遊技盤3Cの背面に設けられるものとしては、前記特
別始動入賞口75の可動片75の可動片75a,75b
を開閉する特別始動入賞口ソレノイド、前記各チューリ
ップ入賞口80A〜80Dの可動片を開閉する複数のチ
ュ−リップ入賞口用ソレノイド等がある。
【0061】以上第1実施例ないし第4実施例について
本発明の構成を説明したが、本発明は上記実施例に限定
されるものでなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成
の一部を変更して実施することができる。例えば、上記
実施例では、遊技盤の遊技領域に形成された入賞領域外
側の入賞通過部や特定通過部に設けられた遊技球検出手
段が遊技球の通過を検出した場合には、予め決められた
音声とランプ点滅表示により遊技者に対して遊技球の通
過を報知するようにしているが、これに限定されず、発
音手段あるいは発光手段のいずれか一方によって行うよ
うにしてもよい。
【0062】また、入賞領域外側の入賞通過部等に設け
られた遊技球検出手段が遊技球を検出した場合の遊技者
に対する遊技球通過の報知を発音手段あるいは発光手段
で行うことに加え、例えば特別図柄表示装置の画像表示
部に文字、図形等で表示して報知を行うようにしてもよ
い。
【0063】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
よれば、遊技球が前記入賞領域へ入る可能性が高い入賞
通過部を通過すると該入賞通過部に形成された遊技球検
出手段がこれを検出して報知手段によって報知するよう
にしたものであるから、遊技者に対して遊技球が入賞領
域に近づき入賞の可能性が高い状態であることを報知す
ることにより、遊技者が入賞への期待感を持ち遊技をよ
り楽しむことができる。また、これによって、斬新な遊
技性を有する遊技機を提供することができる。
【0064】また、請求項2の発明によれば、遊技球が
前記入賞領域へ入る可能性が高い複数の入賞通過部を有
する入賞通過領域のうち遊技球が最も入賞する可能性が
高い特定通過部に遊技球検出手段を設けたものであるか
ら、遊技者は入賞へのより高い期待感を持って遊技を楽
しむことができる。
【0065】さらに、前記入賞通過部あるいは特定通過
部の遊技球検出手段を、球入口近傍に設けたり(請求項
3の発明)、誘導部材に近接して設けたり(請求項4の
発明)、誘導部材の間に設けたり(請求項5の発明)、
あるいは複数の誘導部材により形成された球通過路に設
けたり(請求項6の発明)することによって、遊技者に
対する入賞への期待感に濃淡やバリエーションを持たせ
ることができ、遊技機としての遊技性を高め、遊技者を
楽しませることができる。
【0066】また、報知手段として、発音手段あるいは
発光手段のいずれか一方又は両方とすることにより(請
求項7の発明)、遊技者に対しては直接、及び周囲に対
してもその雰囲気を盛り上げることができ、この点から
も遊技機としての遊技性を高め、遊技者を楽しませるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る弾球遊技機全体の正面
図である。
【図2】同遊技機の第1実施例に係る遊技盤の正面図で
ある。
【図3】同遊技機全体の裏面図である。
【図4】第1種始動入賞口外側の入賞通過部に形成され
た遊技球検出手段の概略配置図である。
【図5】図4の概略断面図である。
【図6】同遊技機の制御系の概要を示すブロック図であ
る。
【図7】報知手段の処理に関するフローチャートであ
る。
【図8】第2実施例に係る遊技盤の正面図である。
【図9】第2種始動入賞口外側の特定通過部に形成され
た遊技機検出手段の概略配置図である。
【図10】第2実施例の遊技盤が有する電動役物の概略
正面図である。
【図11】図10の可動片の作動を示す正面図である。
【図12】第3実施例に係る遊技盤の正面図である。
【図13】特別図柄変動開始入賞口外側の入賞通過部に
形成された遊技球検出手段の概略正面図である。
【図14】第4実施例に係る遊技盤の概略正面図であ
る。
【図15】遊技球振分装置の遊技球流入口外側の入賞通
過部に形成された遊技球検出手段の概略正面図である。
【図16】遊技球振分装置の外観およびその内部を示す
概略斜視図である。
【図17】特別始動入賞口及びチューリップ入賞口付近
に形成される遊技球の入賞通過部と特定通過部を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 3,3A,3B,3C 遊技盤 6 遊技領域 7 遊技釘 8 スピーカ 39L,39R サイド飾りランプ 55 入賞通過部 56 入賞通過領域 57 特定通過部 D 遊技球検出手段 R 報知手段 Rs 発音手段 Rt 発光手段 G 誘導部材 Gw 球通過路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を打ち込むための遊技領域と、 前記遊技領域に形成された遊技球が入球する入賞領域
    と、 前記入賞領域外側に形成され、通過した遊技球が前記入
    賞領域へ入る可能性が高い入賞通過部と、 前記入賞通過部に形成された遊技球検出手段と、 前記遊技球検出手段によって遊技球が検出されたことを
    報知する報知手段とを有することを特徴とする弾球遊技
    機。
  2. 【請求項2】 遊技球を打ち込むための遊技領域と、 前記遊技領域に形成された遊技球が入球する入賞領域
    と、 前記入賞領域外側に形成され、通過した遊技球が前記入
    賞領域へ入る可能性が高い複数の入賞通過部を有する入
    賞通過領域と、 前記入賞通過領域の複数の入賞通過部のうち通過した遊
    技球が最も入賞する可能性が高い特定通過部と、 前記特定通過部に形成された遊技球検出手段と、 前記遊技球検出手段によって遊技球が検出されたことを
    報知する報知手段とを有することを特徴とする弾球遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記入賞領域には球入口が設けられてい
    るとともに、前記遊技球検出手段が前記球入口近傍に設
    けられている請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記入賞領域近傍には遊技球を誘導する
    誘導部材Gが設けられているとともに、前記遊技球検出
    手段が前記誘導部材Gに近接して設けられている請求項
    1ないし3のいずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記誘導部材Gが前記球入口の一端側及
    び他端側に配設されているとともに、該誘導部材Gの間
    に前記遊技球検出手段が設けられている請求項4に記載
    の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記入賞通過部が遊技球を誘導する複数
    の誘導部材Gにより形成された球通過路である請求項1
    ないし5のいずれかに記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記報知手段が発音手段あるいは発光手
    段のいずれか一方又は両方である請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の弾球遊技機。
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