JP2003135575A - 脱臭装置の運転方法 - Google Patents
脱臭装置の運転方法Info
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Abstract
ばすことができ、効率的運転が可能な脱臭装置の運転方
法を提供する。 【解決手段】 「自動運転」状態の脱臭装置1は、悪臭
が強くなくて光触媒作用により臭い成分を分解して脱臭
するだけで十分な場合は、オゾン発生器10を停止さ
せ、空気通路8をオゾン分解触媒14を通る通路から迂
回路18を通る通路に切り換える。オゾン発生器10を
停止し、オゾン分解触媒14を不使用とすることによ
り、それらの寿命を延ばすことができ、オゾン発生器1
0を停止させる分電気代を節約できる。「自動」運転か
らファン16の風量「中」又は「弱」運転に切り換えら
れた場合は、オゾン発生器10を停止させ、空気通路8
をオゾン分解触媒14を通る通路から迂回路18を通る
通路に切り換える。オゾン分解触媒14を迂回させるこ
とにより空気の圧損が減少し、その分低騒音で運転でき
る。
Description
法に関するものである。
プレフィルタbを装着した空気吸い込み口cと、空気吹
き出し口dとを有し、ファンにより空気を所定の方向に
流通させる空気通路k内に、上流側から順にオゾン発生
器e、集塵フィルタf、紫外線ランプg、光触媒フィル
タh、オゾン分解触媒iを配設していた。そして、ファ
ンjを回転して吸い込まれる空気から、プレフィルタb
により大きな埃を除去し、集塵フィルタfにより細かい
塵埃を除去する。そして、空気中に含まれる臭い成分
は、オゾン発生器eにより生成されるオゾンガスによる
酸化作用と、紫外線ランプgにより紫外線を照射される
光触媒フィルタhの光触媒作用とにより分解して脱臭す
る。オゾン分解触媒iは、吹出される空気とともにオゾ
ンガスが装置外へ排出されないように未反応のオゾンガ
スを分解する。これにより、清浄空気が外部に放出され
る。
ように光触媒とオゾンガスの併用により脱臭速度は早ま
るが、臭いの程度が低く悪臭がひどくない場合には、光
触媒作用により臭い成分を分解して脱臭するだけで十分
な場合がある。また、オゾン発生器及びオゾン分解触媒
は、継続して使用すると寿命が短くなる。本発明は、オ
ゾン発生器及びオゾン分解触媒の寿命を延ばすことがで
き、効率的運転が可能な脱臭装置の運転方法を提供する
ことを目的とする。
めの請求項1に記載の脱臭装置の運転方法は、空気吸い
込み口と空気吹出し口とを有し、ファンにより空気を所
定の方向に流通させる空気通路内に、オゾン発生器、集
塵フィルタ、紫外線ランプ、光触媒フィルタ及びオゾン
分解触媒を配置して、オゾン発生器により生成されるオ
ゾンによる酸化作用と、紫外線ランプにより紫外線を光
触媒フィルタに照射することによる光触媒作用とにより
臭い成分を分解するとともに、未反応オゾンをオゾン分
解触媒により分解して清浄空気を外部に放出する脱臭装
置において、脱臭装置に臭いセンサを設け、また、前記
空気通路にはオゾン分解触媒を迂回する迂回路を設け
て、臭いセンサの検出レベルが低い場合には、前記オゾ
ン発生器を停止させるとともに、空気通路をオゾン分解
触媒を通る通路から迂回路を通る通路に切り換えること
を特徴とする。
法は、空気吸い込み口と空気吹出し口とを有し、ファン
により空気を所定の方向に流通させる空気通路内に、オ
ゾン発生器、集塵フィルタ、紫外線ランプ、光触媒フィ
ルタ及びオゾン分解触媒を配置して、オゾン発生器によ
り生成されるオゾンによる酸化作用と、紫外線ランプに
より紫外線を光触媒フィルタに照射することによる光触
媒作用とにより臭い成分を分解するとともに、未反応オ
ゾンをオゾン分解触媒により分解して清浄空気を外部に
放出する脱臭装置において、前記ファンの風量を段階的
に切り換え可能に構成し、また、前記空気通路にはオゾ
ン分解触媒を迂回する迂回路を設けて、ファンの風量弱
運転時には、前記オゾン発生器を停止させるとともに、
空気通路をオゾン分解触媒を通る通路から迂回路を通る
通路に切り換えることを特徴とする。
転方法によれば、悪臭が強くなく臭いセンサの検出レベ
ルが低い場合は、オゾン発生器を停止させるとともに、
空気通路をオゾン分解触媒を通る通路から迂回路を通る
通路に切り換える。この場合、光触媒作用により臭い成
分が分解されて脱臭された空気は、オゾン分解触媒を迂
回して外部に吹き出す。オゾン発生器を停止し、オゾン
分解触媒を不使用とすることにより、それらの寿命を延
ばすことができる。また、オゾン発生器を停止させる分
電気代を節約できる。
れば、ファンの風量弱運転時には、前記オゾン発生器を
停止させるとともに、空気通路をオゾン分解触媒を通る
通路から迂回路を通る通路に切り換える。この場合、光
触媒作用により臭い成分が分解されて脱臭された空気
は、オゾン分解触媒を迂回して外部に吹き出す。オゾン
発生器を停止し、オゾン分解触媒を不使用とすることに
より、それらの寿命を延ばすことができる。また、オゾ
ン発生器を停止させる分電気代を節約できる。さらに、
オゾン分解触媒を迂回させるすることにより空気の圧損
が減少し、所定風量を確保するために必要なファンの回
転数を下げることができ、その分低騒音で運転できる。
面を参照して説明する。図1は脱臭装置1の概略の断面
図、図2は制御系の構成を示したブロック図、図3は脱
臭装置1の作動を示したタイミングチャートである。脱
臭装置1の筐体2の正面パネル3には、下方に空気吸い
込み口4が形成され、上面に空気吹き出し口5が形成さ
れている。正面パネル3の上方には、スイッチパネル6
が嵌め込まれている。そして、中央部に臭いセンサ7が
設置されている。
き出し口5とを連通させ、空気吹き出し口5側に配設さ
れたファン16により、空気吸い込み口4から空気吹き
出し口5の方向へ空気を流通させる空気通路8が形成さ
れている。空気通路8の空気吸い込み口4にはプレフィ
ルタ9が装着されている。空気通路8内には、上流側か
ら順にオゾン発生器10、集塵フィルタ11、紫外線ラ
ンプ12、光触媒フィルタ13、オゾン分解触媒14が
配設されている。
3の上流位置に開口17を設け、該開口17と空気吹き
出し口5を連通させて、オゾン分解触媒14を迂回する
迂回路18が形成されている。さらに、空気通路8に
は、通路切り換え用アクチュエータ19により回動し、
開口17を開くとともにオゾン分解触媒14を遮蔽し
て、迂回路8を通る通路と、オゾン分解触媒14の遮蔽
を解除するとともに開口17を閉じて、オゾン分解触媒
14を通る通路とに通路を切り換え可能な通路切り換え
板20が配設されている。21は、筐体2内に設置され
たコントローラである。
は、CPU22と該CPU22に接続された電源回路2
3、ファン16を回転させるファンモータ15の駆動回
路24、通路切り換え用アクチュエータ19の駆動回路
25、紫外線ランプ12のインバータ26を駆動する駆
動回路27及びオゾン発生器10の発生回路28から構
成されている。また、CPU22には、スイッチパネル
6に配置したスイッチ29a,29b,29cにより、
ファン16の風量を段階的に「強」、「中」、「弱」に
切り換える切り換え信号及びスイッチ29dにより脱臭
装置1を「自動」運転に切り換える切り換え信号が、イ
ンターフェイス30を介して入力される。さらに、CP
U22には、臭いセンサ7の検出信号がインターフェイ
ス31を介して入力される。
3のタイミングチャートを参照して説明する。電源スイ
ッチ(図示しない)が投入され脱臭装置1が起動する
と、紫外線ランプ12が点灯する。そして、スイッチパ
ネル6のスイッチ29dにより脱臭装置1が「自動」運
転に切り換えられている場合には、CPU22に入力さ
れる臭いセンサ7の検出信号に基づいて、臭いの検出レ
ベルが設定値以上か否かが判定される。
である場合は、オゾン発生器10を作動させるととも
に、ファン16の風量が「強」になるようにファンモー
タ15を駆動し、通路切り換え用アクチュエータ19に
より通路切り換え板20を回動して開口17を閉じる。
この状態で空気吸い込み口4から吸い込まれる空気は、
プレフィルタ9により大きな埃が除去され、集塵フィル
タ11により細かい塵埃が除去される。
照射される光触媒フィルタ13の光触媒作用により、空
気中に含まれる臭い成分が分解され脱臭されるととも
に、オゾン発生器10により生成されるオゾンの酸化作
用により臭い成分の分解が促進され早急に脱臭される。
脱臭された空気は、残存する未反応オゾンがオゾン分解
触媒14を通過する際に分解されて、空気吹き出し口5
から外部に吹出される。
該検出レベルに応じてファン16の風量が「中」又は
「弱」となるようにファンモータ15を駆動するととも
に、オゾン発生器10を停止する。そして、通路切り換
え用アクチュエータ19により、通路切り換え板20を
回動して開口17を開くとともに、該通路切り換え板2
0によりオゾン分解触媒14を遮蔽して、空気通路8を
オゾン分解触媒14を通る通路から、オゾン分解触媒1
4を迂回する迂回路18を通る通路に切り換える。
れる空気は、プレフィルタ9により大きな埃が除去さ
れ、集塵フィルタ11により細かい塵埃が除去される。
そして、紫外線ランプ12により紫外線を照射される光
触媒フィルタ13の光触媒作用により、空気中に含まれ
る臭い成分が分解され脱臭される。脱臭された空気は、
迂回路18を通って空気吹き出し口5から外部に吹出さ
れる。
ファン16の風量「強」運転に切り換えた場合は、臭い
センサ7の検出レベルにかかわらず、オゾン発生器10
を作動させるとともに、通路切り換え用アクチュエータ
19により通路切り換え板20を回動して開口17を閉
じ、空気通路8をオゾン分解触媒14を通る通路に切り
換える。また、スイッチ29b又は29cにより、「自
動」運転からファン16の風量「中」又は「弱」運転に
切り換えられた場合は、臭いセンサ7の検出レベルにか
かわらず、オゾン発生器10を停止させるとともに、通
路切り換え用アクチュエータ19により、通路切り換え
板20を回動して開口17を開くとともに、オゾン分解
触媒14を遮蔽して、空気通路8を迂回路18を通る通
路に切り換える。
置1は、臭いセンサ7の臭いの検出レベルが低く、悪臭
が強くなくて光触媒作用により臭い成分を分解して脱臭
するだけで十分な場合は、オゾン発生器10を停止させ
るとともに、空気通路8をオゾン分解触媒14を通る通
路から迂回路18を通る通路に切り換える。従って、オ
ゾン発生器10を停止し、オゾン分解触媒14を不使用
とすることにより、それらの寿命を延ばすことができ
る。また、オゾン発生器10を停止させる分電気代を節
約できる。
「中」又は「弱」運転に切り換えられた場合は、臭いセ
ンサ7の検出レベルにかかわらず、オゾン発生器10を
停止させるとともに、空気通路8をオゾン分解触媒14
を通る通路から迂回路18を通る通路に切り換える。従
って、上記の場合と同様にオゾン発生器10及びオゾン
分解触媒14の寿命を延ばすことができるとともに電気
代を節約できる。さらに、オゾン分解触媒14を迂回さ
せることにより空気の圧損が減少し、所定風量を吹き出
すために必要なファン16の回転数を下げることがで
き、その分低騒音で運転できる。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 空気吸い込み口と空気吹出し口とを有
し、ファンにより空気を所定の方向に流通させる空気通
路内に、オゾン発生器、集塵フィルタ、紫外線ランプ、
光触媒フィルタ及びオゾン分解触媒を配置して、オゾン
発生器により生成されるオゾンによる酸化作用と、紫外
線ランプにより紫外線を光触媒フィルタに照射すること
による光触媒作用とにより臭い成分を分解するととも
に、未反応オゾンをオゾン分解触媒により分解して清浄
空気を外部に放出する脱臭装置において、 脱臭装置に臭いセンサを設け、また、前記空気通路には
オゾン分解触媒を迂回する迂回路を設けて、臭いセンサ
の検出レベルが低い場合には、前記オゾン発生器を停止
させるとともに、空気通路をオゾン分解触媒を通る通路
から迂回路を通る通路に切り換えることを特徴とする脱
臭装置の運転方法。 - 【請求項2】 空気吸い込み口と空気吹出し口とを有
し、ファンにより空気を所定の方向に流通させる空気通
路内に、オゾン発生器、集塵フィルタ、紫外線ランプ、
光触媒フィルタ及びオゾン分解触媒を配置して、オゾン
発生器により生成されるオゾンによる酸化作用と、紫外
線ランプにより紫外線を光触媒フィルタに照射すること
による光触媒作用とにより臭い成分を分解するととも
に、未反応オゾンをオゾン分解触媒により分解して清浄
空気を外部に放出する脱臭装置において、 前記ファンの風量を段階的に切り換え可能に構成し、ま
た、前記空気通路にはオゾン分解触媒を迂回する迂回路
を設けて、ファンの風量弱運転時には、前記オゾン発生
器を停止させるとともに、空気通路をオゾン分解触媒を
通る通路から迂回路を通る通路に切り換えることを特徴
とする脱臭装置の運転方法。
Priority Applications (1)
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2001
- 2001-11-01 JP JP2001336503A patent/JP3765263B2/ja not_active Expired - Fee Related
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