JP2020141887A - 脱臭装置及び空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸着手段に吸着された臭気物質を分解する際に発生した臭気が筐体の外部に拡散する可能性を低下させる。【解決手段】空気流を発生させる送風手段と、送風手段が発生させた空気流中の臭気物質を吸着する吸着手段と、吸着手段に吸着された臭気物質を分解する分解手段と、送風手段と吸着手段と分解手段とを収容する筐体と、分解手段が臭気物質を分解している間は、送風手段が発生させた空気流を筐体の内部又は筐体の外部の限られた範囲で循環させる循環手段とを備えた脱臭装置。【選択図】図2
Description
本発明は、脱臭装置及び空気清浄機に関する。
被処理ガス中の被処理成分を吸着する吸着部材を、針状または線状の放電電極と該放電電極に放電空間を介して配置された対向電極との間に、放電電極との間に所定距離を隔てて配置し、両電極に放電電圧を印加することによって発生する低温プラズマの作用で再生するガス処理装置は、知られている(例えば、特許文献1)。
ここで、吸着手段に吸着された臭気物質が分解されている際に筐体の密閉性を高くしない構成を採用した場合には、臭気物質を分解する際に発生した臭気が筐体の外部に拡散する可能性がある。
本発明の目的は、吸着手段に吸着された臭気物質を分解する際に発生した臭気が筐体の外部に拡散する可能性を低下させることにある。
かかる目的のもと、本発明は、空気流を発生させる送風手段と、送風手段が発生させた空気流中の臭気物質を吸着する吸着手段と、吸着手段に吸着された臭気物質を分解する分解手段と、送風手段と吸着手段と分解手段とを収容する筐体と、分解手段が臭気物質を分解している間は、送風手段が発生させた空気流を筐体の内部又は筐体の外部の限られた範囲で循環させる循環手段とを備えた脱臭装置を提供する。
分解手段は、吸着手段に吸着された臭気物質を活性種により分解する、ものであってよい。その場合、分解手段は、放電電極と、放電電極に対向するように設けられた対向電極とを有し、放電電極と対向電極との間に高電圧が印加されてプラズマを生成させることにより、活性種を発生させる、ものであってよい。
循環手段は、吸着手段が臭気物質を吸着している間は、送風手段が発生させた空気流を筐体の外部に排出し、外部の空気を吸入することにより、空気を循環させる、ものであってよい。
筐体は、外部の空気を吸入する吸気部と、内部の空気を排出する排気部とを備え、循環手段は、吸着手段が臭気物質を吸着している間は、吸気部及び排気部を開くことにより、空気を循環させ、分解手段が臭気物質を分解している間は、少なくとも排気部を閉じることにより、送風手段が発生させた空気流を筐体の内部で循環させる、ものであってよい。その場合、脱臭装置は、排気部の開閉を行う排気部開閉手段を更に備え、循環手段は、吸気部を開いた状態で、吸着手段が臭気物質を吸着している間は、排気部開閉手段を作動させて排気部を開き、分解手段が臭気物質を分解している間は、排気部開閉手段を作動させて排気部を閉じる、ものであってよい。或いは、脱臭装置は、吸気部の開閉を行う吸気部開閉手段と、排気部の開閉を行う排気部開閉手段とを更に備え、循環手段は、吸着手段が臭気物質を吸着している間は、吸気部開閉手段を作動させて吸気部を開くと共に排気部開閉手段を作動させて排気部を開き、分解手段が臭気物質を分解している間は、吸気部開閉手段を作動させて吸気部を閉じると共に排気部開閉手段を作動させて排気部を閉じる、ものであってもよい。
筐体は、外部の空気を吸入する吸気部と、内部の空気を排出する排気部とを備え、循環手段は、吸着手段が臭気物質を吸着している間は、吸気部及び排気部を開くことにより、空気を循環させ、分解手段が臭気物質を分解している間は、排気部から排出された空気が吸気部から吸入されるように排気部を開くことにより、送風手段が発生させた空気流を筐体の外部の限られた範囲で循環させる、ものであってよい。その場合、脱臭装置は、排気部の開閉を行う排気部開閉手段を更に備え、循環手段は、吸気部を開いた状態で、吸着手段が臭気物質を吸着している間は、排気部開閉手段を作動させて排気部を開き、分解手段が臭気物質を分解している間は、排気部開閉手段を作動させて排気部から排出された空気が吸気部から吸入されるように排気部を開く、ものであってよい。
脱臭装置は、予め定められた条件が満たされた場合に、分解手段が臭気物質を分解するための運転を開始するように制御する制御手段を更に備えた、ものであってよい。その場合、予め定められた条件は、吸着手段が臭気物質を吸着するための運転を停止する操作が行われた、という条件であってよい。或いは、予め定められた条件は、自装置の周囲の空気中の臭気の度合いを加味した送風手段の運転の度合いが予め定められた基準に達した、という条件であってもよい。
また、本発明は、空気流を発生させる送風手段と、送風手段が発生させた空気流中の浮遊微粒子を帯電させる帯電手段と、帯電手段により帯電された浮遊微粒子を付着させることにより集塵する集塵手段と、送風手段が発生させた空気流中の臭気物質を吸着する吸着手段と、吸着手段に吸着された臭気物質を分解する分解手段と、送風手段と帯電手段と集塵手段と吸着手段と分解手段とを収容する筐体と、分解手段が臭気物質を分解している間は、送風手段が発生させた空気流を筐体の内部又は筐体の外部の限られた範囲で循環させる循環手段とを備えた空気清浄機も提供する。
本発明によれば、吸着手段に吸着された臭気物質を分解する際に発生した臭気が筐体の外部に拡散する可能性が低下する。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[本実施の形態の背景及び概要]
空気清浄機には、集塵フィルタの他に臭気を吸着させる脱臭フィルタが備えられているものがある。このような脱臭フィルタは、集塵フィルタでは捕集できない小さな粒子径の臭気を、主として活性炭等の臭気物質吸着材により吸着させる。しかし、活性炭等を用いた吸着フィルタは飽和状態に達すると吸着性能が低下することから、1年から2年に1回程度の交換が必要となる。
空気清浄機には、集塵フィルタの他に臭気を吸着させる脱臭フィルタが備えられているものがある。このような脱臭フィルタは、集塵フィルタでは捕集できない小さな粒子径の臭気を、主として活性炭等の臭気物質吸着材により吸着させる。しかし、活性炭等を用いた吸着フィルタは飽和状態に達すると吸着性能が低下することから、1年から2年に1回程度の交換が必要となる。
また、世界各国で空気清浄機の規格の見直しが推進されており、空気清浄機には、家庭内で発生するVOC(Volatile Organic Compounds)として問題視されているホルムアルデヒド、トルエンや生活臭の代表臭気であるアンモニア、酢酸、アセトアルデヒド等の臭気を高い効率で捕集する性能が求められている。
そこで、本実施の形態は、VOCや生活臭に対して高い脱臭性能が得られ、かつ臭気を吸着させた脱臭フィルタを再生することで長寿命化を実現するための脱臭装置及び空気清浄機を提供する。
[第1の実施の形態]
(空気清浄機の構成)
図1は、第1の実施の形態における空気清浄機1の外観を示した斜視図である。図示するように、第1の実施の形態における空気清浄機1は、外郭を形成し、水平断面が左右方向に長い矩形状に形成された筐体10を備えている。そして、筐体10は、上面側を覆う上面カバー11と、正面側を覆う正面カバー12と、背面側を覆う背面カバー13と、側面側を覆う左右の側面カバー14とから構成されている。
(空気清浄機の構成)
図1は、第1の実施の形態における空気清浄機1の外観を示した斜視図である。図示するように、第1の実施の形態における空気清浄機1は、外郭を形成し、水平断面が左右方向に長い矩形状に形成された筐体10を備えている。そして、筐体10は、上面側を覆う上面カバー11と、正面側を覆う正面カバー12と、背面側を覆う背面カバー13と、側面側を覆う左右の側面カバー14とから構成されている。
上面カバー11には、操作部4が正面側に、格子状の排気口15が背面側に、それぞれ形成されている。操作部4には、運転を開始する際に押下される開始スイッチ5、運転を停止する際に押下される停止スイッチ6等、各種スイッチが設けられている。また、排気口15は、筐体10内部の空気を筐体10の外部に排出する。尚、排気口15は、内部の空気を排出する排気部の一例である。
正面カバー12には、ほぼ全面にわたって縦方向に鎧戸状の吸気口16が形成されている。尚、吸気口16は、外部の空気を吸入する吸気部の一例である。
背面カバー13には、例えば、正面カバー12を上側にして筐体10を寝かせた状態で設置するときの脚(図示せず)を設けてよい。尚、背面カバー13にも、ほぼ全面にわたって縦方向に鎧戸状の吸気口を形成してよい。
側面カバー14には、室内の臭いを検知する臭いセンサ7と、室内の埃を検知する埃センサ8とが設けられている。尚、側面カバー14にも、ほぼ全面にわたって縦方向に鎧戸状の吸気口を形成してよい。その場合は、例えば、正面カバー12の上部に吸気口を設けない領域を確保し、その領域に臭いセンサ7と埃センサ8とを設けるとよい。
図2は、第1の実施の形態における空気清浄機1の内部構成例を示した図である。図には、図1のII−II部の断面における筐体10内部の概略構成が示されている。筐体10には、図1で示したように、排気口15と、吸気口16とが設けられている。
第1の実施の形態における空気清浄機1は、空気流を発生させる送風手段の一例としてのファン40を備えている。
また、空気清浄機1は、ファン40が発生させた空気流の最上流に配置されて、空気中の浮遊微粒子を帯電させる帯電手段の一例としての帯電部50と、空気中の臭気物質を吸着する吸着手段の一例としての触媒60と、帯電された浮遊微粒子を付着させることにより集塵する集塵手段の一例としての集塵部70とを備えている。
また、空気清浄機1は、ファン40が発生させた空気流の下流側から外れた位置に配置されて、プラズマを発生させるプラズマ発生装置80を備えている。
また、空気清浄機1は、排気口15の開閉を行う排気部開閉手段の一例としてのシャッター17を備えている。
また、空気清浄機1は、ファン40の駆動、プラズマ発生装置80の作動、シャッター17の駆動等を制御する制御装置90を備えている。
第1の実施の形態における空気清浄機1は、空気中の臭気物質を触媒60にて吸着する脱臭運転と、吸着された臭気物質を分解して触媒60を再生する再生運転とを行うことが可能な装置である。そして、空気清浄機1は、脱臭運転と再生運転とを交互に行い、触媒60の高度な脱臭性能を長い期間維持することを実現している。
以下に、空気清浄機1が備える構成要素について詳述する。
ファン40は、回転軸41と、回転軸41周りに配置された複数の羽根42と、回転軸41を回転駆動させるモータ(不図示)とを有している。第1の実施の形態におけるファン40は、図2で見た場合に回転軸41が左右方向となるように配置されている。そして、ファン40は、吸気口16を介して筐体10外の空気を筐体10の内部に取り込むと共に、空気を触媒60に流入させる。モータは、制御装置90により回転速度が制御される。
帯電部50は、放電を発生する複数の放電電極と、複数の放電電極に対向するように設けられた複数の対向電極とを備える。放電電極と対向電極の間に直流(DC)の高電圧が印加されることにより、放電電極と対向電極との間にコロナ放電(放電)が発生する。そして、コロナ放電によりイオンが発生し、このイオンが浮遊微粒子に付着することで、浮遊微粒子が帯電される。
触媒60は、空気中の臭気成分を吸着する脱臭フィルタとして機能する。例えば、ガス吸着機能を有する多孔質構造体からなる基材の両面に酸化触媒が担持された触媒担持フィルタである。酸化触媒としては、Ag、Pd、Pt、Mn、Rh、Fe、Co、I、P、Ti、K、Moのうちから選ばれた1種以上の物質又はこれらの物質の酸化物を採用するとよい。
集塵部70は、帯電部50により帯電された空気中の浮遊微粒子を集塵する所謂集塵フィルタである。集塵部70は、例えば、交互に積層された、表面が絶縁性材料の膜で被覆された板状の高圧電極と、導電性を有する板状の対向電極とを備える。高圧電極と対向電極との間に直流(DC)の高電圧が印加されると、帯電部50で帯電した浮遊微粒子が、静電気力により対向電極の表面に付着する。これにより、浮遊微粒子が集塵される。尚、対向電極は、荷電された粒子の電荷を逃がす形態であればよく、導電性を有する樹脂膜等で被覆されたものであっても構わない。
プラズマ発生装置80は、空気清浄機1内の圧損に影響を与えないよう、脱臭運転時における空気の流路から外れた位置であって、再生運転時にファン40が発生させた空気流の下流側となる位置に設置される。また、プラズマ発生装置80は、放電電極と対向電極とを備える。そして、制御装置90により高電圧電源(不図示)が制御され放電電極と対向電極の間に高電圧が印加されることにより、放電電極と対向電極との間にプラズマを発生させる。プラズマ発生装置80の詳細は後述する。
シャッター17は、排気口15の正面側下方の回転軸を中心に回動可能に設置されている。そして、制御装置90により回動するように制御され、排気口15の開閉を行う。尚、シャッター17は、回動せずにスライドするものであっても構わない。
制御装置90は、上述したように、ファン40の駆動、プラズマ発生装置80の作動、シャッター17の駆動等を制御する。尚、制御装置90は、再生運転時は、騒音低減のため、ファン40の回転数が小さくなるように制御してよい。
図3(a)は、プラズマ発生装置80の構成例を示した図である。図示するように、プラズマ発生装置80は、電極支持ケース81に放電電極82a,82bと対向電極83a,83bとが固定されることにより、構成されている。ここで、放電電極82a,82b及び対向電極83a,83bは、圧損の影響を与えないように、再生運転時における通風方向に沿って設けるとよい。
図3(b)は、プラズマ発生装置80においてプラズマが発生している際の様子を示した図である。放電電極82a,82bと対向電極83a,83bとの間に高電圧が印加されることにより、放電電極82aと対向電極83aとの間、及び、放電電極82bと対向電極83bとの間に、プラズマPが発生する。そして、プラズマPの近傍では、O3、O、OH、N等の活性種や、H+(H2O)n、O2 −(H2O)m等のイオン種が生成される。これらの活性種やイオン種は、触媒60の表面まで運ばれ、触媒60に吸着した臭気を酸化分解することで、触媒60を再生させる。
即ち、第1の実施の形態における空気清浄機1は、脱臭運転時には、触媒60の表面の細孔に臭気を吸着することにより脱臭する。一方、再生運転時には、プラズマ発生装置80で発生させた活性種を触媒60の表面まで輸送し、触媒60の表面に吸着した臭気を、解離反応等を経て酸化分解する。
(空気清浄機の作用)
図4は、空気清浄機1が脱臭運転を行っているときの空気の流れを示す図である。
図4は、空気清浄機1が脱臭運転を行っているときの空気の流れを示す図である。
第1の実施の形態における空気清浄機1は、脱臭運転を行っているときに、制御装置90がファン40の回転速度を高速とし、シャッター17を開状態とする。このとき、ファン40にて筐体10内部に吸い込まれた空気は、排気口15から出ていく。その際、空気に含まれる臭気物質が触媒60に吸着される。つまり、臭気を触媒60の表面で吸着することにより脱臭する。
図5は、空気清浄機1が再生運転を行っているときの空気の流れを示す図である。
第1の実施の形態における空気清浄機1は、臭気物質の分解速度が触媒60の吸着速度よりも遅いことに鑑み、再生運転を行っているときに、制御装置90がファン40の回転速度を低速にする。そして、制御装置90は、シャッター17を閉状態とする。このときも、ファン40にて筐体10内部に吸い込まれた空気は、排気口15の方に流れるが、シャッター17が排気口15を閉じているので、空気はプラズマ発生装置80を通って吸気口16付近に達する。その際、プラズマ発生装置80で発生したプラズマにより生成された活性種やイオン種が空気の流れによって触媒60の近くまで移動し、触媒60に吸着された臭気をこの活性種やイオン種が酸化分解する。つまり、プラズマ放電で生じる活性種を触媒60の表面で活性化する(原子状酸素及びOHラジカルを生成する)。これにより、臭気は分解され、触媒60は再生される。そして、吸気口16付近に達した空気は、ファン40にて再び筐体10内部に吸い込まれ、空気が筐体10内を循環する。
即ち、制御装置90は、臭気物質が分解されている間は、送風手段が発生させた空気流を筐体の内部で循環させる循環手段の一例であり、臭気物質が吸着されている間は、送風手段が発生させた空気流を筐体の外部に排出し、外部の空気を吸入することにより、空気を循環させる循環手段の一例でもある。また、制御装置90は、臭気物質が吸着されている間は、吸気部及び排気部を開くことにより、空気を循環させ、臭気物質が分解されている間は、少なくとも排気部を閉じることにより、送風手段が発生させた空気流を筐体の内部で循環させる循環手段の一例でもある。更に、制御装置90は、吸気部を開いた状態で、臭気物質が吸着されている間は、排気部開閉手段を作動させて排気部を開き、臭気物質が分解されている間は、排気部開閉手段を作動させて排気部を閉じる循環手段の一例でもある。
第1の実施の形態では、空気清浄機1内に設けたシャッター17により脱臭運転と再生運転とで空気の流路を切り換えるようにした。これにより、脱臭時、再生時とも効率よく運転することが可能となった。
具体的には、排気口15にシャッター17を設け、脱臭運転時はシャッター17を開いて空気を外部循環させ、再生運転時はシャッター17を閉じて空気を内部循環させる構成とした。これにより、脱臭運転時には室内を脱臭しつつ、再生運転時にはオゾン等を外部へ排出しないようにした。
[第2の実施の形態]
(空気清浄機の構成)
第2の実施の形態における空気清浄機2の全体構成は、筐体10に若干の変更を加えて筐体20とした以外は、図1に示した第1の実施の形態における空気清浄機1と同じである。ここで、第1の実施の形態における上面カバー11、正面カバー12、背面カバー13、側面カバー14、排気口15は、第2の実施の形態では、上面カバー21、正面カバー22、背面カバー23、側面カバー24、排気口25と表記することにする。
(空気清浄機の構成)
第2の実施の形態における空気清浄機2の全体構成は、筐体10に若干の変更を加えて筐体20とした以外は、図1に示した第1の実施の形態における空気清浄機1と同じである。ここで、第1の実施の形態における上面カバー11、正面カバー12、背面カバー13、側面カバー14、排気口15は、第2の実施の形態では、上面カバー21、正面カバー22、背面カバー23、側面カバー24、排気口25と表記することにする。
第1の実施の形態では、上面カバー11に排気口15の開閉を行うルーバーは設けられていなかったが、第2の実施の形態では、上面カバー21に排気口25の開閉を行うルーバーが設けられているものとする。
また、第1の実施の形態では、正面カバー12のほぼ全面に吸気口16が設けられていたが、第2の実施の形態では、正面カバー22のほぼ全面に吸気口が設けられることはないものとする。その代わりに、正面カバー22を手前方向(正面方向)に引き出すことができ、このように引き出した際にできる例えば上下の隙間が吸気口として機能する。
それ以外の背面カバー23及び側面カバー24は、第1の実施の形態における背面カバー13及び側面カバー14と同じなので、説明を省略する。
図6は、第2の実施の形態における空気清浄機2の内部構成例を示した図である。図には、図1のII−II部の断面と同様の断面における筐体20内部の概略構成が示されている。筐体20には、内部の空気を排出する排気部の一例としての排気口25が設けられている。また、上述したように正面カバー22を正面方向(図では左方向)に引き出すことにより、筐体20には、外部の空気を吸入する吸気部の一例としての吸気口26a,26bが形成される。
第2の実施の形態における空気清浄機2は、空気流を発生させる送風手段の一例としてのファン40を備えている。
また、空気清浄機2は、ファン40が発生させた空気流の最上流に配置されて、空気中の浮遊微粒子を帯電させる帯電手段の一例としての帯電部50と、空気中の臭気物質を吸着する吸着手段の一例としての触媒60と、帯電された浮遊微粒子を付着させることにより集塵する集塵手段の一例としての集塵部70とを備えている。
また、空気清浄機2は、ファン40が発生させた空気流の下流側から外れた位置に配置されて、プラズマを発生させるプラズマ発生装置80を備えている。
また、空気清浄機2は、排気口25の開閉を行う排気部開閉手段の一例としてのルーバー27を備えている。一方、正面カバー22を正面方向に引き出すことにより吸気口26a,26bが現れるので、正面カバー22の上面及び正面カバー22の下面が、それぞれ、吸気部開閉手段の一例としてのシャッター28a,28bとして機能する。
また、空気清浄機2は、ファン40の駆動、プラズマ発生装置80の作動、ルーバー27の駆動、正面カバー22の駆動等を制御する制御装置90を備えている。
以下に、空気清浄機2が備える構成要素について詳述する。
ファン40、帯電部50、触媒60、集塵部70、プラズマ発生装置80については、第1の実施の形態で説明したので、ここでの説明は省略する。
ファン40、帯電部50、触媒60、集塵部70、プラズマ発生装置80については、第1の実施の形態で説明したので、ここでの説明は省略する。
ルーバー27は、排気口25の背面側の回転軸を中心に回動可能に設置されている。そして、制御装置90により回動するように制御され、排気口25の開閉を行う。
シャッター28a,28bは、それぞれ、正面カバー22の上面及び正面カバー22の下面が正面方向に引き出されることにより現れる。つまり、制御装置90により正面カバー22が正面方向に引き出されたり背面方向(図では右方向)に押し込まれたりすることにより、それぞれ、吸気口26a,26bの開閉を行う。
(空気清浄機の作用)
図7は、空気清浄機2が脱臭運転を行っているときの空気の流れを示す図である。
図7は、空気清浄機2が脱臭運転を行っているときの空気の流れを示す図である。
第2の実施の形態における空気清浄機2は、脱臭運転を行っているときに、制御装置90がファン40の回転速度を高速とし、ルーバー27を開状態とし、正面カバー22を正面方向(図では左方向)に引き出すことによりシャッター28a,28bも開状態とする。このとき、ファン40にて筐体20内部に吸い込まれた空気は、排気口25から出ていく。その際、空気に含まれる臭気物質が触媒60に吸着される。つまり、臭気を触媒60の表面で吸着することにより脱臭する。
図8は、空気清浄機2が再生運転を行っているときの空気の流れを示す図である。
第2の実施の形態における空気清浄機2は、臭気物質の分解速度が触媒60の吸着速度よりも遅いことに鑑み、再生運転を行っているときに、制御装置90がファン40の回転速度を低速にする。そして、制御装置90は、ルーバー27を閉状態とし、正面カバー22を正面方向から背面方向(図では右方向)へと押し込むことによりシャッター28a,28bも閉状態とする。このときも、ファン40にて筐体20内部に吸い込まれた空気は、排気口25の方に流れるが、ルーバー27が排気口25を閉じているので、空気はプラズマ発生装置80を通って正面カバー22付近に達する。その際、プラズマ発生装置80で発生したプラズマにより生成された活性種やイオン種が空気の流れによって触媒60の近くまで移動し、触媒60に吸着された臭気をこの活性種やイオン種が酸化分解する。つまり、プラズマ放電で生じる活性種を触媒60の表面で活性化する(原子状酸素及びOHラジカルを生成する)。これにより、臭気は分解され、触媒60は再生される。そして、正面カバー22付近に達した空気は、ファン40にて再び筐体20内部に吸い込まれ、空気が筐体20内を循環する。
即ち、制御装置90は、臭気物質が分解されている間は、送風手段が発生させた空気流を筐体の内部で循環させる循環手段の一例であり、臭気物質が吸着されている間は、空気流を筐体の外部に排出し、外部の空気を吸入することにより、空気を循環させる循環手段の一例でもある。また、制御装置90は、臭気物質が吸着されている間は、吸気部及び排気部を開くことにより、空気を循環させ、臭気物質が分解されている間は、少なくとも排気部を閉じることにより、送風手段が発生させた空気流を筐体の内部で循環させる循環手段の一例でもある。更に、制御装置90は、臭気物質が吸着されている間は、吸気部開閉手段を作動させて吸気部を開くと共に排気部開閉手段を作動させて排気部を開き、臭気物質が分解されている間は、吸気部開閉手段を作動させて吸気部を閉じると共に排気部開閉手段を作動させて排気部を閉じる循環手段の一例でもある。
第2の実施の形態では、空気清浄機2内に設けたルーバー27及びシャッター28a,28bにより脱臭運転と再生運転とで空気の流路を切り換えるようにした。これにより、脱臭時、再生時とも効率よく運転することが可能となった。
具体的には、排気口25にルーバー27を、吸気口26a,26bにシャッター28a28bをそれぞれ設け、脱臭運転時はルーバー27及びシャッター28a,28bを開いて空気を外部循環させ、再生運転時はルーバー27及びシャッター28a,28bを閉じて空気を内部循環させる構成とした。これにより、脱臭運転時には室内を脱臭しつつ、再生運転時にはオゾン等を外部へ排出しないようにした。
尚、第2の実施の形態では、吸気口26a,26bにシャッター28a,28bを設け、排気口25にはルーバー27を設けた構成を採用したが、この限りではない。吸気口26a,26bにシャッター28a,28bを設けるのに加え、排気口25にもシャッターを設けた構成を採用してもよい。
[第3の実施の形態]
(空気清浄機の構成)
第3の実施の形態における空気清浄機3の全体構成も、筐体10に若干の変更を加えて筐体30とした以外は、図1に示した第1の実施の形態における空気清浄機1と同じである。ここで、第1の実施の形態における上面カバー11、正面カバー12、背面カバー13、側面カバー14、排気口15、吸気口16は、第3の実施の形態では、上面カバー31、正面カバー32、背面カバー33、側面カバー34、排気口35、吸気口36と表記することにする。
(空気清浄機の構成)
第3の実施の形態における空気清浄機3の全体構成も、筐体10に若干の変更を加えて筐体30とした以外は、図1に示した第1の実施の形態における空気清浄機1と同じである。ここで、第1の実施の形態における上面カバー11、正面カバー12、背面カバー13、側面カバー14、排気口15、吸気口16は、第3の実施の形態では、上面カバー31、正面カバー32、背面カバー33、側面カバー34、排気口35、吸気口36と表記することにする。
第1の実施の形態では、上面カバー11に排気口15の開閉を行うルーバーは設けられていなかったが、第3の実施の形態では、上面カバー31に排気口35の開閉を行うルーバーが設けられているものとする。
それ以外の正面カバー32、背面カバー33及び側面カバー34は、第1の実施の形態における正面カバー12、背面カバー13及び側面カバー14と同じなので、説明を省略する。
図9は、第3の実施の形態における空気清浄機3の内部構成例を示した図である。図には、図1のII−II部の断面と同様の断面における筐体30内部の概略構成が示されている。筐体30には、内部の空気を排出する排気部の一例としての排気口35と、外部の空気を吸入する吸気部の一例としての吸気口36とが設けられている。
第3の実施の形態における空気清浄機3は、空気流を発生させる送風手段の一例としてのファン40を備えている。
また、空気清浄機3は、ファン40が発生させた空気流の最上流に配置されて、空気中の浮遊微粒子を帯電させる帯電手段の一例としての帯電部50と、空気中の臭気物質を吸着する吸着手段の一例としての触媒60と、帯電された浮遊微粒子を付着させることにより集塵する集塵手段の一例としての集塵部70とを備えている。
また、空気清浄機3は、ファン40が発生させた空気流の下流側から外れた位置に配置されて、プラズマを発生させるプラズマ発生装置80を備えている。
また、空気清浄機3は、排気口35の開閉を行う排気部開閉手段の一例としてのルーバー37を備えている。
また、空気清浄機3は、ファン40の駆動、プラズマ発生装置80の作動、ルーバー37の駆動等を制御する制御装置90を備えている。
以下に、空気清浄機3が備える構成要素について詳述する。
ファン40、帯電部50、触媒60、集塵部70、プラズマ発生装置80については、第1の実施の形態で説明したので、ここでの説明は省略する。
ファン40、帯電部50、触媒60、集塵部70、プラズマ発生装置80については、第1の実施の形態で説明したので、ここでの説明は省略する。
ルーバー37は、排気口35の背面側の回転軸を中心に回動可能に設置されている。そして、制御装置90により回動するように制御され、排気口35の開閉を行う。
(空気清浄機の作用)
図10は、空気清浄機3が脱臭運転を行っているときの空気の流れを示す図である。
図10は、空気清浄機3が脱臭運転を行っているときの空気の流れを示す図である。
第3の実施の形態における空気清浄機3は、脱臭運転を行っているときに、制御装置90がファン40の回転速度を高速とし、ルーバー37を上方向に向けて開く。このとき、ファン40にて筐体30内部に吸い込まれた空気は、排気口35から上方向に出ていく。その際、空気に含まれる臭気物質が触媒60に吸着される。つまり、臭気を触媒60の表面で吸着することにより脱臭する。
図11は、空気清浄機3が再生運転を行っているときの空気の流れを示す図である。
第3の実施の形態における空気清浄機3は、臭気物質の分解速度が触媒60の吸着速度よりも遅いことに鑑み、再生運転を行っているときに、制御装置90がファン40の回転速度を低速にする。そして、制御装置90は、ルーバー37を正面方向(図では左方向)に向けて開く。このとき、ファン40にて筐体30内部に吸い込まれた空気は、排気口35の方に流れるが、ルーバー37が排気口35の上方を塞ぐように開かれているので、空気の一部はプラズマ発生装置80を通って吸気口36の内側付近に達する。その際、プラズマ発生装置80で発生したプラズマにより生成された活性種やイオン種が空気の流れによって触媒60の近くまで移動し、触媒60に吸着された臭気をこの活性種やイオン種が酸化分解する。つまり、プラズマ放電で生じる活性種を触媒60の表面で活性化する(原子状酸素及びOHラジカルを生成する)。これにより、臭気は分解され、触媒60は再生される。一方で、排気口35の方に流れた空気の一部は、排気口35からルーバー37に沿って流れ、吸気口36の外側付近に達する。そして、吸気口36付近に達した空気は、ファン40にて再び筐体30内部に吸い込まれ、空気が筐体30内及び筐体30外の限定された範囲を循環する。ここで、「限定された範囲」とは、室内に拡散しない程度の空気の流れが生ずる範囲のことをいう。
即ち、制御装置90は、臭気物質が分解されている間は、送風手段が発生させた空気流を筐体の外部の限られた範囲で循環させる循環手段の一例であり、臭気物質が吸着されている間は、空気流を筐体の外部に排出し、外部の空気を吸入することにより、空気を循環させる循環手段の一例でもある。また、制御装置90は、臭気物質が吸着されている間は、吸気部及び排気部を開くことにより、空気を循環させ、臭気物質が分解されている間は、排気部から排出された空気が吸気部から吸入されるように排気部を開くことにより、送風手段が発生させた空気流を筐体の外部の限られた範囲で循環させる循環手段の一例でもある。更に、制御装置90は、吸気部を開いた状態で、臭気物質が吸着されている間は、排気部開閉手段を作動させて排気部を開き、臭気物質が分解されている間は、排気部開閉手段を作動させて排気部から排出された空気が吸気部から吸入されるように排気部を開く循環手段の一例でもある。
第3の実施の形態では、空気清浄機3内に設けたルーバー37により脱臭運転と再生運転とで空気の流路を切り換えるようにした。これにより、脱臭時、再生時とも効率よく運転することが可能となった。
具体的には、排気口35にルーバー37を設け、脱臭運転時はルーバー37を上方に開いて空気を外部循環させ、再生運転時はルーバー37を正面方向に開いて吸気口36から吸入されるよう空気をショートサーキットさせる構成とした。これにより、脱臭運転時には室内を脱臭しつつ、再生運転時にはオゾン等を室内に拡散させないようにした。
[第1乃至第3の実施の形態の変形例]
第1乃至第3の実施の形態では、プラズマ発生装置80でプラズマを生成し、このプラズマにより発生した活性種で触媒60を再生させるようにしたが、この限りではない。触媒60の前面に配置された帯電部50のパワーを上げることでプラズマを生成し、このプラズマにより発生した活性種で触媒60を再生させるようにしてもよい。
第1乃至第3の実施の形態では、プラズマ発生装置80でプラズマを生成し、このプラズマにより発生した活性種で触媒60を再生させるようにしたが、この限りではない。触媒60の前面に配置された帯電部50のパワーを上げることでプラズマを生成し、このプラズマにより発生した活性種で触媒60を再生させるようにしてもよい。
また、第1乃至第3の実施の形態では、プラズマにより発生した活性種による酸化分解で触媒60を再生させる構成を採用したが、この限りではない。例えば、ヒータを使用した熱、紫外線等の光、オゾン等による酸化分解で触媒60を再生するようにしてもよい。つまり、プラズマ発生装置80は、手段を問わず、触媒60を再生する装置に置き換え可能であるので、吸着手段に吸着された臭気物質を分解する分解手段の一例であると言うことができる。
また、第1乃至第3の実施の形態では、ファン40、帯電部50、触媒60、集塵部70及びプラズマ発生装置80を1組搭載した空気清浄機1,2,3を前提としたが、この限りではない。ファン40、帯電部50、触媒60、集塵部70及びプラズマ発生装置80を2組以上搭載した空気清浄機を前提とし、脱臭運転時及び再生運転時の空気の流路を分けることにより、脱臭運転と再生運転とを同時に実施できる構成を採用してもよい。
また、第1乃至第3の実施の形態では、空気清浄機1,2,3を前提としたが、この限りではない。帯電部50及び集塵部70を設けないようにし、かつ、小型化して、冷蔵庫等に搭載する脱臭装置としてもよい。
[第1乃至第3の実施の形態における再生運転の自動開始制御]
上記では述べなかったが、第1乃至第3の実施の形態における空気清浄機1,2,3の制御装置90は、脱臭運転後に再生運転を自動で開始するように制御してもよい。その場合、予め定められた条件が満たされた場合に再生運転を自動で開始するように制御してよい。このような再生運転の自動開始制御としては、手動運転時における制御と、自動運転時における制御とが考えられるので、以下、これらを分けて説明する。
上記では述べなかったが、第1乃至第3の実施の形態における空気清浄機1,2,3の制御装置90は、脱臭運転後に再生運転を自動で開始するように制御してもよい。その場合、予め定められた条件が満たされた場合に再生運転を自動で開始するように制御してよい。このような再生運転の自動開始制御としては、手動運転時における制御と、自動運転時における制御とが考えられるので、以下、これらを分けて説明する。
まず、手動運転時における再生運転の自動開始制御について説明する。
手動運転時においては、ユーザが操作部4の停止スイッチ6(図1参照)を押下した際に、制御装置90が再生運転を自動で開始するように制御することが考えられる。これは、上記の予め定められた条件が、脱臭運転を停止する操作が行われたという条件である場合に相当する。
次に、自動運転時における再生運転の自動開始制御について説明する。
自動運転時においては、第一に、脱臭運転を行った時間が予め定めた基準時間(1日、1ケ月、1年等)に達した場合に、制御装置90が再生運転を自動で開始するように制御することが考えられる。
自動運転時においては、第二に、臭いセンサ7、埃センサ8(図1参照)等のレベルに応じた運転レベルごとのファン40の運転時間を累積し、この運転レベルと運転時間との積算値が予め定めた基準値に達した場合に、制御装置90が再生運転を自動で開始するように制御することが考えられる。例えば、臭いセンサ7、埃センサ8等のレベルに応じた運転レベルを「5」、「3」、「1」(操作部4の表示では「強」、「中」、「弱」に対応)の3段階とし、基準値を「15」とする。このときは、運転レベル「5」でファン40が3時間運転した場合、運転レベル「3」でファン40が5時間運転した場合、運転レベル「1」でファン40が15時間運転した場合の何れも、運転レベルと運転時間との積算値は「15」となり、基準値に達したことになるので、制御装置90が再生運転を自動で開始するように制御する。或いは、運転レベル「5」でファン40が2時間運転し、運転レベル「3」でファン40が1時間運転し、運転レベル「1」でファン40が2時間運転したような場合も、運転レベルと運転時間との積算値は「15」となり、基準値に達したことになるので、制御装置90が再生運転を自動で開始するように制御する。これは、上記の予め定められた条件が、自装置の周囲の空気中の臭気の度合いを加味した送風手段の運転の度合いが予め定められた基準に達したという条件である場合に相当する。尚、ここでは、自装置の周囲の空気中の臭気の度合いを加味した送風手段の運転の度合いの一例として、運転レベルと運転時間との積算値を用いている。
第1乃至第3の実施の形態において、このように脱臭運転後に再生運転を自動で開始することにより、脱臭したいときに空気清浄機1,2,3が運転しないリスクを回避することができる。
1,2,3…空気清浄機、10,20,30…筐体、15,25,35…排気口、16,26a,26b,36…吸気口、17…シャッター、27,37…ルーバー、28a,28b…シャッター、40…ファン、50…帯電部、60…触媒、70…集塵部、80…プラズマ発生装置、90…制御装置
Claims (13)
- 空気流を発生させる送風手段と、
前記送風手段が発生させた前記空気流中の臭気物質を吸着する吸着手段と、
前記吸着手段に吸着された前記臭気物質を分解する分解手段と、
前記送風手段と前記吸着手段と前記分解手段とを収容する筐体と、
前記分解手段が前記臭気物質を分解している間は、前記送風手段が発生させた前記空気流を前記筐体の内部又は当該筐体の外部の限られた範囲で循環させる循環手段と
を備えたことを特徴とする脱臭装置。 - 前記分解手段は、前記吸着手段に吸着された前記臭気物質を活性種により分解することを特徴とする請求項1に記載の脱臭装置。
- 前記分解手段は、放電電極と、当該放電電極に対向するように設けられた対向電極とを有し、当該放電電極と当該対向電極との間に高電圧が印加されてプラズマを生成させることにより、前記活性種を発生させることを特徴とする請求項2に記載の脱臭装置。
- 前記循環手段は、前記吸着手段が前記臭気物質を吸着している間は、前記送風手段が発生させた前記空気流を前記筐体の外部に排出し、外部の空気を吸入することにより、空気を循環させることを特徴とする請求項1に記載の脱臭装置。
- 前記筐体は、外部の空気を吸入する吸気部と、内部の空気を排出する排気部とを備え、
前記循環手段は、前記吸着手段が前記臭気物質を吸着している間は、前記吸気部及び前記排気部を開くことにより、空気を循環させ、前記分解手段が前記臭気物質を分解している間は、少なくとも前記排気部を閉じることにより、前記送風手段が発生させた前記空気流を前記筐体の内部で循環させることを特徴とする請求項4に記載の脱臭装置。 - 前記排気部の開閉を行う排気部開閉手段を更に備え、
前記循環手段は、前記吸気部を開いた状態で、前記吸着手段が前記臭気物質を吸着している間は、前記排気部開閉手段を作動させて前記排気部を開き、前記分解手段が前記臭気物質を分解している間は、前記排気部開閉手段を作動させて前記排気部を閉じることを特徴とする請求項5に記載の脱臭装置。 - 前記吸気部の開閉を行う吸気部開閉手段と、
前記排気部の開閉を行う排気部開閉手段と
を更に備え、
前記循環手段は、前記吸着手段が前記臭気物質を吸着している間は、前記吸気部開閉手段を作動させて前記吸気部を開くと共に前記排気部開閉手段を作動させて前記排気部を開き、前記分解手段が前記臭気物質を分解している間は、前記吸気部開閉手段を作動させて前記吸気部を閉じると共に前記排気部開閉手段を作動させて前記排気部を閉じることを特徴とする請求項5に記載の脱臭装置。 - 前記筐体は、外部の空気を吸入する吸気部と、内部の空気を排出する排気部とを備え、
前記循環手段は、前記吸着手段が前記臭気物質を吸着している間は、前記吸気部及び前記排気部を開くことにより、空気を循環させ、前記分解手段が前記臭気物質を分解している間は、前記排気部から排出された空気が前記吸気部から吸入されるように当該排気部を開くことにより、前記送風手段が発生させた前記空気流を前記筐体の外部の限られた範囲で循環させることを特徴とする請求項4に記載の脱臭装置。 - 前記排気部の開閉を行う排気部開閉手段を更に備え、
前記循環手段は、前記吸気部を開いた状態で、前記吸着手段が前記臭気物質を吸着している間は、前記排気部開閉手段を作動させて前記排気部を開き、前記分解手段が前記臭気物質を分解している間は、前記排気部開閉手段を作動させて前記排気部から排出された空気が当該吸気部から吸入されるように当該排気部を開くことを特徴とする請求項8に記載の脱臭装置。 - 予め定められた条件が満たされた場合に、前記分解手段が前記臭気物質を分解するための運転を開始するように制御する制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の脱臭装置。
- 前記予め定められた条件は、前記吸着手段が前記臭気物質を吸着するための運転を停止する操作が行われた、という条件であることを特徴とする請求項10に記載の脱臭装置。
- 前記予め定められた条件は、自装置の周囲の空気中の臭気の度合いを加味した前記送風手段の運転の度合いが予め定められた基準に達した、という条件であることを特徴とする請求項10に記載の脱臭装置。
- 空気流を発生させる送風手段と、
前記送風手段が発生させた前記空気流中の浮遊微粒子を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段により帯電された前記浮遊微粒子を付着させることにより集塵する集塵手段と、
前記送風手段が発生させた前記空気流中の臭気物質を吸着する吸着手段と、
前記吸着手段に吸着された前記臭気物質を分解する分解手段と、
前記送風手段と前記帯電手段と前記集塵手段と前記吸着手段と前記分解手段とを収容する筐体と、
前記分解手段が前記臭気物質を分解している間は、前記送風手段が発生させた前記空気流を前記筐体の内部又は当該筐体の外部の限られた範囲で循環させる循環手段と
を備えたことを特徴とする空気清浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019041327A JP2020141887A (ja) | 2019-03-07 | 2019-03-07 | 脱臭装置及び空気清浄機 |
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JP (1) | JP2020141887A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022065112A1 (ja) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | アマノ株式会社 | 粒子捕集容器、粒子捕集装置、及び粒子捕集方法 |
WO2022255439A1 (ja) * | 2021-06-03 | 2022-12-08 | 株式会社カンキョー | 空気清浄機 |
-
2019
- 2019-03-07 JP JP2019041327A patent/JP2020141887A/ja active Pending
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WO2022065112A1 (ja) * | 2020-09-23 | 2022-03-31 | アマノ株式会社 | 粒子捕集容器、粒子捕集装置、及び粒子捕集方法 |
WO2022255439A1 (ja) * | 2021-06-03 | 2022-12-08 | 株式会社カンキョー | 空気清浄機 |
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