JP2003134014A - 車載用テレビ受信機のダイバーシチ制御装置 - Google Patents

車載用テレビ受信機のダイバーシチ制御装置

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JP2003134014A
JP2003134014A JP2001325146A JP2001325146A JP2003134014A JP 2003134014 A JP2003134014 A JP 2003134014A JP 2001325146 A JP2001325146 A JP 2001325146A JP 2001325146 A JP2001325146 A JP 2001325146A JP 2003134014 A JP2003134014 A JP 2003134014A
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Masateru Tsujioka
政輝 辻岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ受信機に関し、特にマルチパス状況下
等において受信画質の改善を図った車載用テレビ受信機
のダイバーシチ制御装置を提供する。 【解決手段】 車載用テレビ受信機のダイバーシチ制御
装置は、複数のアンテナと、前記複数のアンテナのいず
れか1つを選択してその受信信号を出力するアンテナ選
択回路と、前記受信信号から映像信号及び音声信号を検
波・分離して出力し、且つ前記受信信号に対応する電界
強度信号を出力する受信手段と、前記受信手段からの電
界強度信号を検出する電界強度検出手段と、前記電界強
度検出手段で検出された電界強度に適合する所定のヒス
テリシスレベルを設定し、前記複数のアンテナによる前
記映像信号間のレベル差が前記設定された所定のヒステ
リシスレベルよりも大きい場合に最大受信レベルのアン
テナを選択するように前記アンテナ選択回路を制御する
制御手段と、から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビ受信機に関
し、特にマルチパス状況下において受信画質の改善を図
るために複数のテレビ受信アンテナを切り替える車載用
テレビ受信機のダイバーシチ制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、LCD表示装置の普及やカーナビ
ゲーション装置との共用等により、映像信号受信装置の
一つであるカラーテレビが車両に搭載されてきている。
一般の家庭用テレビと異なり、車載用のテレビの場合は
車両の移動や近隣の建物の影響等によってテレビ電波の
伝播路が時々刻々と変化していわゆるフェ-ジング現象
が発生する。
【0003】そのため、従来から車両には複数の受信ア
ンテナが装備され、受信感度の最も高いアンテナを選択
したり各アンテナからの受信信号を合成して出力するダ
イバーシチ制御が行なわれてきた。一般に、従来のダイ
バーシチ制御においては各垂直帰線期間内でそれぞれの
アンテナからの映像信号レベル(主に、ペデスタルレベ
ル)の比較を行い、最も受信感度の高いアンテナを選択
する方式がとられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は車両走行中に受信電界強度は逐一変化しており、それ
に伴って例えば4本から成るダイバーシチ・アンテナの
各アンテナの受信状態も常に変化している。この場合、
従来のダイバーシチ制御では各アンテナ間で少しでもレ
ベル差が生じればより受信感度の高いアンテナへ切り替
えられるため、アンテナ切り替え動作が頻繁に発生して
いた。
【0005】その結果、特に比較的安定した受信状態に
おいてもアンテナ切り替えによって画面上にチラツキ等
のわずかな輝度変化が現われるという視覚上の問題があ
り、またアンテナ切り替え頻度が多くなると切り替え時
に発生する音声ノイズが目立つようになるという聴覚上
の問題もあった。
【0006】さらに、近年では建物の高層化等によりマ
ルチパス・フェ-ジングの影響が顕在化しており、マル
チパスによる映像劣化時の同期分離不良によってアンテ
ナ切替えタイミングが本来あるべき位置から大きくず
れ、それによってアンテナ切り替え時の白線ノイズが画
面上に現れるという問題も生じていた。
【0007】そこで本発明の目的は、上記各問題点に鑑
み、電界強度やマルチパス等の状況変化にダイバーシチ
・アンテナ切替え制御を適応させることで、画面上のチ
ラツキや音声ノイズを低減した車載用テレビ受信機のダ
イバーシチ制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
アンテナと、前記複数のアンテナのいずれか1つを選択
してその受信信号を出力するアンテナ選択回路と、前記
受信信号から映像信号及び音声信号を検波・分離して出
力し、且つ前記受信信号に対応する電界強度信号を出力
する受信手段と、前記受信手段からの電界強度信号を検
出する電界強度検出手段と、前記電界強度検出手段で検
出された電界強度に適合する所定のヒステリシスレベル
を設定し、前記複数のアンテナによる前記映像信号間の
レベル差が前記設定された所定のヒステリシスレベルよ
りも大きい場合に最大受信レベルのアンテナを選択する
ように前記アンテナ選択回路を制御する制御手段と、で
構成する車載用テレビ受信機のダイバーシチ制御装置が
提供される。
【0009】さらに、前記装置は、前記電界強度検出手
段で検出された電界強度が所定の閾値よりも大きい場合
にのみ前記制御手段を動作可能とする手段を有し、また
前記電界強度検出手段で検出された電界強度に適合する
所定のヒステリシスレベルを選択するためのテーブルを
有する。
【0010】また本発明によれば、前記電界強度検出手
段に代えて前記受信手段からの電界強度信号及び又は映
像信号からマルチパスの発生頻度を検出するマルチパス
検出手段を備え、前記マルチパス検出手段で検出された
マルチパスの発生頻度に適合する所定のヒステリシスレ
ベルを設定し、前記複数のアンテナによる前記映像信号
間のレベル差が前記設定された所定のヒステリシスレベ
ルよりも大きい場合に最大受信レベルのアンテナを選択
するように前記アンテナ選択回路を制御する制御手段
と、で構成する車載用テレビ受信機のダイバーシチ制御
装置が提供される。
【0011】前記制御手段は、別の態様として前記マル
チパス検出手段で検出されたマルチパスの発生頻度に適
合する所定のダイバーシチ切り替えの間引き率を設定
し、前記間引き率に従って最大受信レベルのアンテナを
選択するように前記アンテナ選択回路を制御するように
構成される。さらに、前記マルチパス検出手段で検出さ
れたマルチパスの発生頻度が所定の閾値よりも大きい場
合にのみ前記制御手段を動作可能とする手段を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるダイバーシ
チ制御装置の第1の基本構成を示したものである。図1
において、アンテナ選択回路11は4本のダイバーシチ
・アンテナ101〜104のいずれか1つを選択し、その
選択されたアンテナで受信されたテレビ信号は受信手段
12へ入力される。受信手段12では受信RF信号をI
F信号に変換し、チャネル選択や映像信号及び音声信号
の検波・分離等を行なう。検波・分離後の映像信号及び
音声信号は図示しない後段の映像表示処理回路及び音声
出力処理回路へそれぞれ出力される。
【0013】電界強度検出回路14は、前記RF信号及
びIF信号のAGC制御を行なうIF/RF_AGC信
号のレベルによって各アンテナ毎の受信電界強度を検出
する。映像レベル差検出回路13は、各アンテナで受信
された映像信号の間のレベル差(各映像信号レベルAL
VL1〜ALVL4間の差)及び、そのレベルの最大値
(ALVLMAX)を求める。
【0014】ヒステリシス回路15は、前記電界強度検
出回路14からの受信電界強度によりアンテナ切り替え
時のヒステリシスレベル(AHIS)を設定する。その
際に、受信電界強度とヒステリシスレベルとの対応デー
タを格納する半導体メモリ等で構成されたテーブル16
が参照される。次に、ヒステリシス回路15は、前記設
定されたヒステリシスレベルと前記映像レベル差検出回
路13からのレベル差とを比較判定し、その判定結果に
基づいて前記アンテナ選択回路11に該当するアンテナ
の選択を適宜指示する。
【0015】このように、本発明の第1の基本構成では
受信電界強度に適合してアンテナ切替え時のヒステシス
特性が設定される。さらにテーブル16を用いること
で、受信電界強度が強い場合にはヒステリシスレベルを
大きくしたり、反対に受信電界強度が弱い場合にはヒス
テリシスレベルを小さくする等の任意のヒステリシス特
性が設定でき、これにより受信電界強度の様々な状況に
基づく過剰なアンテナ切替えが抑制され、画面上の輝度
変化によるチラツキが低減される。
【0016】図2は、IF/RF_AGC信号の一例の
説明図である。本例は、図1の受信手段12でIF/R
F_AGC信号に関連する部分を示したものである。ア
ンテナ10で受信されたRF信号はRF部21のAGC
増幅器により一定レベルに増幅される。そのAGC利得
を制御するのがRF_AGC信号であって後段の映像検
波部22から与えられる。
【0017】一方、RF部21で中間周波信号に変換さ
れたIF信号は映像検波部22で同様にAGC制御され
る。そのAGC利得を制御するのがIF_AGC信号で
ある。これら2つのIF/RF_AGC信号は、図1の
本願発明では電界強度検出回路14において電界強度判
定のために使用される。このように本例ではIF_AG
C信号及びRF_AGC信号に基いて電界強度判定して
いるかこれに限らずIF_AGC信号又はRF_AGC
信号のいずれか一方に基いて電界強度判定しても良い。
【0018】図3は、カラーテレビ信号の一例を示した
ものである。図3において、ペデスタルレベル25は、
図1の映像レベル差検出回路13において、アンテナ選
択回路11で選択された各ダイバーシチ・アンテナ10
1〜104からの映像信号レベルALVL1〜ALVL4
して検出される。
【0019】映像レベル差検出回路13では、後述する
図4の制御フローに示すように|ALVLn−ALVL
MAX|(n=1〜4)として各映像信号のレベル差及
び最大レベルALVLMAXを求める。なお、映像信号
レベルの処理については、各アンテナで受信した映像信
号をローパスフィルタリングによってペデスタルレベル
25を求め、それをA/D変換してからマイクロプロセ
ッサで上記差分値及び最大値の各演算を行なう等の種々
の方法が考えられる。
【0020】図4は、図1のダイバーシチ制御装置にお
ける制御フローの一例を示したものである。図4におい
て、最初のアンテナ101の受信電界強度が電界強度検
出回路14で検出され(S101)、ここでは受信ノイ
ズ等による不要なアンテナ切替えを防止するために強電
界(IF/RF_AGC制御電圧が所定閾値以下)の場
合だけをダイバーシチ制御の対象とする(S102)。
反対に、弱電界の場合には前回までの制御における最大
感度のアンテナが維持される。
【0021】次に、ヒステリシス回路15がテーブル1
6を参照して電界強度検出回路14から与えられる電界
強度に適合するヒステリシスレベルAHISを設定する
(S103)。また、映像レベル差検出回路13では、
アンテナ選択回路で選択されたここではアンテナ101
からの映像信号レベルを読込み、映像信号間のレベル差
|ALVL1−ALVLMAX|(即ちペデスタルレベ
ルの差)を演算する。なお、ここでのレベル最大値AL
VLMAXは前回までの処理における最大値が使われる
(S104)。
【0022】ヒステリシス回路15は、先に設定したヒ
ステリシスレベルAHISと映像レベル差検出回路13
からの映像信号間のレベル差|ALVL1−ALVLM
AX|とを比較し、そのレベル差がヒステリシスレベル
AHISより小さい場合には不要なアンテナ切替えを防
止するためにダイバーシチ制御を終了して前回までの最
大感度のアンテナを維持し、反対にそのレベル差がヒス
テリシスレベルAHISを超える場合には現時点の音声
信号を一時ホールドする(S105及び106)。
【0023】その後、映像レベル差検出回路13が次の
アンテナ102から映像信号を読込んで、その信号レベ
ルALVL2と先のALVL1とのいずれか大きい方をA
LVLMAX値(=MAX(ALVL1、ALVL2))
とする演算を行なう(S106〜108)。ヒステリシ
ス回路15は、映像レベル差検出回路13からの最大値
ALVLMAX値を基にその最大値を与える側のアンテ
ナ101又はアンテナ102の選択をアンテナ選択回路1
1へ指示し、その後音声信号のホールドを解除する(S
109〜112)。
【0024】なお、本例では簡単のためにアンテナ10
1又はアンテナ102の2つのアンテナについての選択フ
ローを述べたが、これを4本のアンテナに拡張すること
も容易に実現できる。この拡張については後述する図7
及び8の例で説明する。
【0025】図5は、本発明によるダイバーシチ制御装
置の第2の基本構成を示したものである。図5では、図
5の構成に新にマルチパス検出回路17が付加されてい
る。それ以外は図1と同様である。マルチパス検出回路
は以降の図6で示す種々の回路構成によってマルチパス
・フェ−ジングを検出する。本例では先の例の電界強度
に加えて、又はそれに代えてマルチパスの状態もアンテ
ナ切替えのための要件としている。これにより、近年特
に問題となっているマルチパスによる過剰なアンテナ切
替えが抑制され、画面上の輝度変化によるチラツキや音
声雑音がより一層低減される。
【0026】図6には、図5のマルチパス検出回路17
の具体例を示している。ここでの各例は、1垂直期間内
に生じるマルチパスの検出頻度をカウントする構成を有
している。図6の(a)の例では、IF/RF_AGC
信号をAGC増幅器31で増幅した後、レベル検出回路
32でそれを基準となる閾値レベルと比較してその出力
信号をカウンタ33でカウントし、マルチパス検出頻度
計測部34ではそれにより垂直帰線周期の各期間毎の発
生頻度を計測する。本例ではマルチパス・フェ−ジング
時にIF/RF_AGC信号が大きく変動することを利
用し、上記発生頻度をパラメータとしてマルチパス状況
の判断を行なう。
【0027】図6の(b)の例では、映像信号であるビ
デオコンポジット信号を3.58MHzのバンドパスフ
ィルタ35に通し、図3に示すカラーバースト信号23
を抽出する。そのため、バースト検出回路36では水平
同期信号(図3の24)をトリガとしてカラーバースト
信号継続期間中のタイミングパルスを発生させてカラー
バースト信号23だけを抽出する。
【0028】バーストレベル変動検出回路37はカラー
バースト信号レベルを平均化する過程においてそのレベ
ルの急変を検出し、レベル比較回路32ではその急変す
るレベル信号を基準となる閾値レベルと比較する。その
比較信号はカウンタ33でカウントされ、マルチパス検
出頻度計測部34がそれにより垂直帰線周期の各期間毎
の発生頻度を計測する。本例ではマルチパス・フェ−ジ
ングの検出に上記のIF/RF_AGC信号に代えて、
カラーバースト信号23を利用する。
【0029】図6の(c)の例では、激しいマルチパス
・フェ−ジングを受けた場合に発生する同期分離不良を
検出する回路例を示している。初段の4fsc生成回路
38は、内部のPLL (Phase Lock Loop)回路を用いて
映像信号の3.58MHzに同期した4倍のクロック信
号4fsc(4×3.58MHz)を生成する。次段の
455進カウンタ39は4fscを455分の1に分周
して水平同期信号(HD)の2倍の周波数となる信号2
NHDを生成する。
【0030】比較回路40ではこの2NHDを垂直周期
の各期間毎にカウントし、マルチパス検出頻度計測部3
4は各期間毎のカウント数から垂直周期内における2N
HDのカウント値と規格値525との差を検出すること
で同期分離不良の発生頻度を検出する。
【0031】図7及び8は、図5のダイバーシチ制御装
置における制御フローの一例を示したものである。ここ
ではマルチパスと関連する制御例だけを示しているが、
先に図4で説明した電界強度と関連する制御を本例と併
用することも当然可能である。図7には理解の容易のた
め2本のアンテナを切り替える例を示しており、また図
8にはそれを4本のアンテナに拡張した例を示してい
る。
【0032】図7の制御フローは図4の例とほぼ同様で
あり、マルチパスを検出するステップ(S202)、所
定の閾値を越えるマルチパスの検出頻度によりダイバー
シチ制御の可否を判断するステップ(S203)、及び
マルチパスの検出頻度に基づいてテーブル16からそれ
に適合するヒステリシスレベル(AHIS)を設定する
ステップ(S204)だけが異なっている。
【0033】ただし、前記ステップS204では、ヒス
テリシスレベルの設定に加えて、又はそれに代えてダイ
バーシチ制御によるアンテナ切り替えの間引き率(MA
BFLD)を設定するステップが付加されている。この
間引き処理により、間欠的なアンテナ切替え抑制が行な
われるため、アンテナ切替え処理自体が抑制されて画面
上の輝度変化によるチラツキや音声雑音が低減される。
【0034】マルチパス検出ステップ(S202)で
は、前の電界強度判定ステップ(S201)で検出され
たIF/RF_AGC信号や受信された映像信号から図
6の回路を使ってマルチパスの発生頻度を検出する。そ
して、マルチパス検出頻度が所定の閾値以下の場合だけ
をダイバーシチ制御の対象とし、反対に所定の閾値を超
える場合にはマルチパスによる過剰なアンテナ切り替え
を防止するために前回までの制御における最大感度のア
ンテナを維持する(S203)。
【0035】次に、ヒステリシス回路15がテーブル1
6を参照してマルチパス検出回路17から与えられるマ
ルチパス検出頻度に適合するヒステリシスレベルAHI
Sを設定するか、または前記ヒステリシスレベルAHI
Sに代えて、テーブル16からマルチパス検出頻度に適
合するアンテナ切り替えの間引き率(MABFLD)を
設定する(S103)。以降の制御フロー(S205〜
213)は図4の例と同様であるためここでは更に説明
しないが、図7に点線で示すフローは図8と結合されて
4本のアンテナまでのダイバーシチ制御例となってい
る。
【0036】図8では、先ず2本のダイバーシチモード
か否かが判断され、2本のダイバーシチモードの場合に
はその処理(図7参照)がすでに行なわれているため終
了する(S214)。2本のダイバーシチモード以外の
場合には3番目のアンテナ103からの映像信号レベル
が読込まれ、3つの映像信号間のレベル最大値ALVL
MAX(=MAX(ALVLMAX、ALVL3))が
求められる(S215及び216)。
【0037】次に、3本のダイバーシチモードか否かが
判断され、3本のダイバーシチモードの場合には前記3
つの映像信号間のレベル最大値ALVLMAX(=MA
X(ALVLMAX、ALVL3))を与えるアンテナ
が選択される(S217及び218)。一方、4本のダ
イバーシチモードの場合には4番目のアンテナ104
らの映像信号レベルが読込まれ、4つの映像信号間のレ
ベル最大値ALVLMAX(=MAX(ALVLMA
X、ALVL4))が求められ、その最大値を与えるア
ンテナが選択される(S219〜221)。3本及び4
本のいずれのダイバーシチモードにおいても、最後に音
声信号のホールドが解除される(S222)。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば受信
電界強度に適合してアンテナ切替え時のヒステシス特性
が設定されるため、受信電界強度の様々な状況に基づく
過剰なアンテナ切替えが抑制される。また、激しいマル
チパス・フェ−ジングを受けた場合にも同期分離不良等
を検出してヒステリシス特性が設定され又は間引き動作
が行なわれるため、その発生頻度に適合したてアンテナ
切り替えにより上記と同様の効果が得られる。
【0039】その結果、停車中や特定環境のように比較
的良好な状況下での過剰なアンテナ切替えが抑制され、
画面上の輝度変化が軽減され、さらにアンテナの切替え
頻度が下がることでアンテナ切り替え時に発生する音声
ノイズを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダイバーシチ制御装置の第1の基
本構成を示した図である。
【図2】IF/RF_AGC信号の説明図である。
【図3】カラーテレビ信号の一例を示した図である。
【図4】図1のダイバーシチ制御装置における制御フロ
ー例を示した図である。
【図5】本発明によるダイバーシチ制御装置の第2の基
本構成を示した図である。
【図6】図5のマルチパス検出回路の具体例を示した図
である。
【図7】図5のダイバーシチ制御装置における制御フロ
ー例(1)を示した図である。
【図8】図5のダイバーシチ制御装置における制御フロ
ー例(2)を示した図である。
【符号の説明】
10…アンテナ 11…アンテナ選択回路 12…受信手段 13…映像レベル差検出回路 14…電界強度検出回路 15…ヒステリシス回路 16…テーブル 17…マルチパス検出回路 21…RF部 22…映像検波部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナと、 前記複数のアンテナのいずれか1つを選択してその受信
    信号を出力するアンテナ選択回路と、 前記受信信号から映像信号及び音声信号を検波・分離し
    て出力し、且つ前記受信信号に対応する電界強度信号を
    出力する受信手段と、 前記受信手段からの電界強度信号を検出する電界強度検
    出手段と、 前記電界強度検出手段で検出された電界強度に適合する
    所定のヒステリシスレベルを設定し、前記複数のアンテ
    ナによる前記映像信号間のレベル差が前記設定された所
    定のヒステリシスレベルよりも大きい場合に最大受信レ
    ベルのアンテナを選択するように前記アンテナ選択回路
    を制御する制御手段と、で構成すること特徴とする車載
    用テレビ受信機のダイバーシチ制御装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記電界強度検出手段で検出さ
    れた電界強度が所定の閾値よりも大きい場合にのみ前記
    制御手段を動作可能とする手段を有する、請求項1記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記電界強度検出手段で検出さ
    れた電界強度に適合する所定のヒステリシスレベルを選
    択するためのテーブルを有する、請求項1又は2記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 複数のアンテナと、 前記複数のアンテナのいずれか1つを選択してその受信
    信号を出力するアンテナ選択回路と、 前記受信信号から映像信号及び音声信号を検波・分離し
    て出力し、且つ前記受信信号に対応する電界強度信号を
    出力する受信手段と、 前記受信手段からの電界強度信号及び又は映像信号から
    マルチパスの発生頻度を検出するマルチパス検出手段
    と、 前記マルチパス検出手段で検出されたマルチパスの発生
    頻度に適合する所定のヒステリシスレベルを設定し、前
    記複数のアンテナによる前記映像信号間のレベル差が前
    記設定された所定のヒステリシスレベルよりも大きい場
    合に最大受信レベルのアンテナを選択するように前記ア
    ンテナ選択回路を制御する制御手段と、で構成すること
    特徴とする車載用テレビ受信機のダイバーシチ制御装
    置。
  5. 【請求項5】 複数のアンテナと、 前記複数のアンテナのいずれか1つを選択してその受信
    信号を出力するアンテナ選択回路と、 前記受信信号から映像信号及び音声信号を検波・分離し
    て出力し、且つ前記受信信号に対応する電界強度信号を
    出力する受信手段と、 前記受信手段からの電界強度信号及び又は映像信号から
    マルチパスの発生頻度を検出するマルチパス検出手段
    と、 前記マルチパス検出手段で検出されたマルチパスの発生
    頻度に適合する所定のダイバーシチ切り替えの間引き率
    を設定し、前記間引き率に従って最大受信レベルのアン
    テナを選択するように前記アンテナ選択回路を制御する
    制御手段と、で構成すること特徴とする車載用テレビ受
    信機のダイバーシチ制御装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記マルチパス検出手段で検出
    されたマルチパスの発生頻度が所定の閾値よりも大きい
    場合にのみ前記制御手段を動作可能とする手段を有す
    る、請求項4又は5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記マルチパス検出手段で検出
    されたマルチパスの発生頻度に適合する所定のヒステリ
    シスレベルを選択するためのテーブルを有する、請求項
    4記載の装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記マルチパス検出手段で検出
    されたマルチパスの発生頻度に適合するダイバーシチ切
    り替えの間引き率を選択するためのテーブルを有する、
    請求項5記載の装置。
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