JP2003132850A - バリア型冷陰極放電灯 - Google Patents

バリア型冷陰極放電灯

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Abstract

(57)【要約】 【課題】高い発光効率を実現可能なバリア型冷陰極放電
灯を提供すること。 【解決手段】本発明のバリア型冷陰極放電灯1は、光透
過部を有し且つ希ガスを収容した中空体2と、少なくと
も部分的に前記中空体2内に配置された第1導体4a及
び前記第1導体4aの前記中空体2内に位置する部分を
被覆した第1絶縁膜5aを備えた第1電極3aと、少な
くとも前記第1絶縁膜5aを介して前記第1導体4aと
対向した第2導体4bを備えた第2電極3bと、前記中
空体2の内面に設けられた蛍光体膜6とを具備したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷陰極放電灯に係
り、特にはバリア型冷陰極放電灯に関する。
【0002】
【従来の技術】冷陰極放電灯は、蛍光灯とは異なり陰極
として冷陰極を使用しており、それによってエミッタ材
料の消耗やヒータコイルの断線等に基づく寿命の問題を
回避している。そのため、冷陰極放電灯は、液晶ディス
プレイのバックライトのように長寿命が要求される各種
照明用光源で広く使用されており、その市場は放電灯市
場全体の20%を占めるに至っている。
【0003】このように、冷陰極放電灯は極めて重要で
あり且つ市場からの要求も高い製品であるが、環境負荷
の観点で2つの技術的課題を抱えている。すなわち、冷
陰極放電灯には、脱水銀と発光効率の向上とが求められ
ている。
【0004】第1の課題である脱水銀は、例えば、水銀
に代わり、水銀に匹敵する他の励起紫外線発生源を使用
することによって達成可能である。しかしながら、水銀
は、高効率であり且つ適当な波長の励起紫外線発生源で
あるのに加え、水銀蒸気による逆拡散現象により、冷陰
極材料がスパッタリングによって消耗されるのを抑制す
る役割も果たしている。そのため、このような方法で
は、根本的な解決が難しい状況にある。
【0005】しかしながら、水銀を使用し続けること
は、冷陰極放電灯の市場をLEDや有機ELなどの他方
式の照明源に明け渡すことにも繋がりかねない。そこで
最近注目されているのがバリア型冷陰極放電灯である。
【0006】図14は、従来のバリア型冷陰極放電灯を
概略的に示す断面図である。なお、図中、蛍光体膜は省
略されている。従来のバリア型冷陰極放電灯101は、
図14に示すように、希ガスが封入され且つ内面に蛍光
体膜が形成されたガラス管102の外部に導体104
a,104bを配置した構造を有している。この放電灯
101は、導体104a,104b間に高周波電圧を印
加することにより絶縁体であるガラス壁間で断続放電を
生じさせ、それによって生じる紫外線で蛍光体を励起し
て発光を生じさせるものである。なお、この放電灯10
1において、上記のガラス壁はバリア層と呼ばれ、導体
104aとバリア層との積層構造及び導体104bとバ
リア層との積層構造は一対の絶縁型電極を構成してい
る。
【0007】このように、このタイプの放電灯101で
は、導体104a,104bを放電空間に晒していな
い。そのため、導体104a,104bが消耗されるの
を抑制するためにガラス管102内に水銀蒸気を存在さ
せる必要がない。したがって、この放電灯101では、
ガラス管102の内部に封入するガスとしてキセノンな
どの希ガスのみを使用すればよい。
【0008】しかしながら、この放電灯101は、上記
の第2の課題である発光効率の向上に関して不利であ
る。すなわち、この放電灯101によると、ガラス管1
02内で放電を生じさせるには、電極として剥き出しの
導体をガラス管の内部に配置した一般的な冷陰極放電灯
に比べて、約3倍の電圧を印加する必要がある。そのた
め、図14に示す放電灯101には、一般的な冷陰極放
電灯に比べて、発光効率が半分以下から数割程度になる
という問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、高い発光効率を実現可能
なバリア型冷陰極放電灯を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面によ
ると、光透過部を有し且つ希ガスを収容した中空体と、
少なくとも部分的に前記中空体内に配置された第1導体
及び前記第1導体の前記中空体内に位置する部分を被覆
した第1絶縁膜を備えた第1電極と、少なくとも前記第
1絶縁膜を介して前記第1導体と対向した第2導体を備
えた第2電極と、前記中空体の内面に設けられた蛍光体
膜とを具備したことを特徴とするバリア型冷陰極放電灯
が提供される。
【0011】本発明の第2の側面によると、光透過部及
び開口を有し且つ希ガスを収容した中空体と、第1導体
及び前記第1導体と前記中空体内の空間との間に介在し
たダイヤモンド絶縁部を備え且つ前記開口を塞いだ第1
電極と、少なくとも前記ダイヤモンド絶縁部を介して前
記第1導体と対向した第2導体を備えた第2電極と、前
記中空体の内面に設けられた蛍光体膜とを具備したこと
を特徴とするバリア型冷陰極放電灯が提供される。
【0012】本発明の第3の側面によると、光透過部を
有し且つ希ガスを収容した中空体と、前記中空体の外面
に設けられた第1導体及び前記中空体の内面に設けられ
且つ前記中空体の壁部を介して前記第1導体と対向した
ダイヤモンド膜を備えた第1電極と、少なくとも前記中
空体の壁部及び前記ダイヤモンド膜を介して前記第1導
体と対向した第2導体を備えた第2電極と、前記中空体
の内面に設けられた蛍光体膜とを具備したことを特徴と
するバリア型冷陰極放電灯が提供される。
【0013】本発明の第4の側面によると、光透過部を
有し且つ希ガスを収容した中空体と、前記中空体の外面
に設けられた第1導体を備えた第1電極と、前記中空体
の内面に設けられ且つダイヤモンド微粒子を含有した蛍
光体膜と、少なくとも前記中空体の壁部及び前記蛍光体
膜を介して前記第1導体と対向した第2導体を備えた第
2電極とを具備したことを特徴とするバリア型冷陰極放
電灯が提供される。
【0014】なお、ここでいう「バリア型冷陰極放電
灯」は、電極の少なくとも1つについて、それを構成す
る導体と放電空間との間に絶縁体を介在させることによ
り、その導体を放電空間内に露出させていない冷陰極放
電灯を意味する。この放電灯では、導体と放電空間との
間に絶縁体が介在しているため、持続的な放電(電荷移
動)は生じず、それゆえ、電極間に高周波電圧を印加し
て発光を生じさせる。したがって、バリア型冷陰極放電
灯では、電圧サイクルに対応して、放電による発光と電
流が途切れることによる消光とが繰り返される。このよ
うな「断続放電」に基づく発光と消光とは、高速度カメ
ラなどで観察可能であり、バリア型冷陰極放電灯の特徴
の1つである。
【0015】本発明の第1乃至第4の側面において、第
2導体は中空体の外面上に配置してもよい。この場合、
中空体壁部の第2導体が設けられた面の裏面にダイヤモ
ンド膜などの絶縁膜を設けてもよい。
【0016】第1乃至第4の側面において、第2導体は
少なくとも部分的に中空体内に配置してもよい。この場
合、第2導体は中空体内で露出していてもよく、或い
は、第2電極は第2導体の中空体内に位置する部分を被
覆したダイヤモンド膜などの絶縁膜をさらに備えていて
もよい。
【0017】本発明の第1の側面において、第1絶縁膜
はダイヤモンド膜であってもよい。また、第1の側面に
おいて、第1及び第2導体がそれぞれ少なくとも部分的
に中空体内に配置されている場合、第1導体を被覆して
いる第1絶縁膜は第2導体の中空体内に位置する部分を
さらに被覆し、第1電極と第2電極とを一体化していて
もよい。或いは、第2導体は第1絶縁膜及び中空体内の
空間を介して第1導体と対向していてもよい。
【0018】本発明の第2の側面において、中空体に設
けられた開口は第2導体によって塞がれていてもよく、
或いは、ダイヤモンド絶縁部によって塞がれていてもよ
く、それら双方によって塞がれていてもよい。また、第
2の側面において、ダイヤモンド絶縁部は、ダイヤモン
ド膜及びバルクのダイヤモンドのいずれであってもよ
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながらより詳細に説明する。なお、各
図において、同様または類似する機能を有する構成要素
には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施形態に係るバ
リア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図1
に示すバリア型冷陰極放電灯1は、中空体2と、中空体
2内に部分的に挿入された一対の電極3a,3bと、中
空体2の内面上に設けられた蛍光体膜6とを有してい
る。電極3aは、導体4aとそれを被覆した絶縁膜5a
とを有しており、同様に、電極3bは、導体4bとそれ
を被覆した絶縁膜5bとを有している。また、中空体2
には希ガスが封入されている。
【0021】図1に示す放電灯1によると、高い発光効
率を実現可能である。これについては、図2を参照しな
がら説明する。
【0022】図2は、バリア型冷陰極放電灯の発光原理
を概略的に示す図である。なお、図2において、参照番
号11a,11bはそれぞれバリア層の容量を示し、参
照番号12は放電空間の容量を示している。図2に示す
ように、バリア型冷陰極放電灯では、バリア層容量11
aと放電空間容量12とバリア層容量11bとが直列接
続されているとみなすことができる。
【0023】図14に示すバリア型冷陰極放電灯101
では、バリア層容量11a,11bはそれぞれガラス管
102の壁部の容量に相当し、放電空間容量12はガラ
ス管102内のそれらガラス壁に挟まれた空間の容量に
相当している。ガラス管102には十分な強度が要求さ
れるため、その壁部の厚さを薄くするには限界がある。
そのため、図14に示す放電灯101では、バリア層容
量11a,11bが小さく、放電を生じさせるのに高い
電圧を印加する必要があった。
【0024】これに対し、図1に示すバリア型冷陰極放
電灯1では、バリア層容量11a,11bは絶縁膜5
a,5bの容量にそれぞれ相当し、放電空間容量12は
ガラス管102内の絶縁膜5a,5bに挟まれた空間の
容量に相当している。この放電灯1において、絶縁膜5
a,5bは、導体4a,4bをイオン衝撃から保護する
ことができる程度の厚さを有していればよく、そのよう
な厚さは中空体2の壁部の厚さに比べれば遥かに薄い。
そのため、図1に示す放電灯1によると、バリア層容量
11a,11bを大幅に増大させることができ、より低
い電圧で放電を生じさせることができる。すなわち、よ
り高い発光効率を実現することができる。
【0025】また、図1に示す放電灯1では、絶縁膜5
a,5bがバリア層に相当しているので、バリア層間の
距離を中空体2のサイズに依存することなく所望の値に
設定可能である。そのため、図1に示す放電灯1では、
図14に示す放電灯101に比べて、バリア層間の距離
を狭めることが容易であり、したがって、さらに低い電
圧で放電を生じさせることが可能となる。
【0026】図1に示す放電灯1において、絶縁膜5
a,5bはそれぞれダイヤモンド膜であることが好まし
い。絶縁膜5a,5bとしてダイヤモンド膜をそれぞれ
用いた場合、絶縁膜5a,5bがそれぞれガラスなどの
他の絶縁膜である場合に比べて、放電によって生じた希
ガスイオンが絶縁膜5a,5bに衝突することにより絶
縁膜5a,5bから放出される二次電子が著しく増大す
る。すなわち、二次電子放出効率を著しく高めることが
できる。この場合、放電電流は電圧印加開始直後から急
激に増加することとなり、その結果、発光効率が大幅に
向上する。
【0027】さらに、ダイヤモンド膜は、他の絶縁膜に
比べ、イオン衝撃に対する耐性が遥かに高い。そのた
め、ダイヤモンド膜を使用した場合、絶縁膜5a,5b
の厚さをより薄くすること,すなわち、絶縁膜5a,5
bの容量を高めること,ができる。したがって、さらに
低い電圧で放電を生じさせることが可能となる。
【0028】以下、上述した放電灯1の各構成要素につ
いて説明する。中空体2は、透明なガラス管のように光
透過部を有しており、その内部に気密な空間を形成して
いる。中空体2の内部には、キセノンなどの希ガスが封
入されており、通常、中空体2内のガス圧は4000P
a〜40000Pa程度に設定されている。中空体2
は、典型的には管状体或いは平板状中空体であるが、他
の形状を有していてもよい。また、中空体2は、光透過
部を有していれば、全体が透明である必要はない。さら
に、中空体2は複数の部品で構成することもできる。ま
た、後述するように、中空体2の一部を電極3aや電極
3bの一部として用いることができる。
【0029】電極3aは、導体4aとそれを被覆した絶
縁膜5aとを有している。同様に、電極3bは、導体4
bとそれを被覆した絶縁膜5bとを有している。図1で
は、一組の電極3a,3bが描かれているが、複数組の
電極3a,3bを使用することもできる。
【0030】導体4a,4bの形状に特に制限はなく、
導体4a,4bは、例えば、棒状、板状、環状、渦巻
状、或いは櫛形状などであってもよい。また、導体4
a,4bは、図3に示すような断面形状を有していても
よい。
【0031】図3は、図1に示すバリア型冷陰極放電灯
で使用可能な電極の一例を概略的に示す断面図である。
なお、図3では、電極3aの長手方向に垂直な断面を描
いている。導体4aの断面が図3に示すように凹凸形状
を有している場合、通常、絶縁膜5aもそれに対応した
形状になる。このような構造の電極3aでは、断面形状
が円形の電極3aなどと比較して、絶縁膜5aの静電容
量が高い。そのため、低電圧で放電を生じさせる上で有
利である。
【0032】導体4a,4bの材料としては、通常、金
属材料が使用される。なお、絶縁膜5a,5bとしてダ
イヤモンド膜を形成する場合は、導体4a,4bの材料
として、モリブデン、タングステン、ニッケル、鉄、或
いは銅などを用いることが好ましい。そのような材料を
使用した場合、ダイヤモンド膜をCVD法によって容易
に形成することができる。
【0033】絶縁膜5a,5bとしては、従来からバリ
ア層として使用されていたガラスよりもイオン衝撃に対
する耐性がより大きい及び/またはより高い二次電子放
出効率を実現可能なものを使用することが好ましい。そ
のような絶縁膜5a,5bとしては、ダイヤモンド膜に
加え、AlN膜、MgO膜、LiNO3膜、SiC膜、
或いはそれらの積層体などを挙げることができる。絶縁
膜5a,5bとしてダイヤモンド膜を使用する場合、そ
れらダイヤモンド膜は単結晶及び多結晶のいずれであっ
てもよい。なお、絶縁膜5a,5bとしてダイヤモンド
膜を使用する場合、その絶縁性は、グラファイト相が混
在することなどによって低下する。したがって、より高
い絶縁性を実現するために、グラファイト相の混在を防
止することが望ましい。
【0034】絶縁膜5a,5bの厚さは、5μm以上で
あることが好ましく、10μm以上であることがより好
ましい。通常、絶縁膜5a,5bの厚さが上記下限値以
上とした場合、絶縁膜5a,5bとしてピンホールなど
のない連続膜を形成することができるのに加え、イオン
衝撃に対する十分な耐性を得ることができる。また、絶
縁膜5a,5bの厚さがより薄いほど、それらの容量は
増大する。通常、絶縁膜5a,5bの厚さが100μm
以下であれば、発光効率が向上する効果が顕著となる。
【0035】蛍光体膜6は、冷陰極放電灯で一般に使用
されている紫外線励起蛍光体のような蛍光体を含有して
いる。蛍光体膜6は、典型的には、図1に示すように中
空体2の内面上に形成されるが、中空体2の内部であれ
ば他の位置に設けられていてもよい。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図4は、本発明の第2の実施形態に係るバリア
型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図4に示
すバリア型冷陰極放電灯1は、絶縁膜5a,5bが連続
膜5として形成され、それにより、電極3a,3bが一
体化されていること以外は図1に示す放電灯1とほぼ同
様の構造を有している。図4に示すように電極3a,3
bを一体化した場合、中空体2内で電極3a,3b間距
離が変動することがない。そのため、性能の安定化が可
能となる。
【0037】本実施形態において、導体4a,4bはそ
れぞれ平板状であることが好ましい。これについては、
図5を参照しながら説明する。
【0038】図5は、図4に示すバリア型冷陰極放電灯
で使用可能な電極の一例を概略的に示す断面図である。
なお、図5では、電極3a,3bの長手方向に垂直な断
面を描いている。導体4a,4bを図5に示すように平
板状とし且つそれらの側端部同士を向き合わせた場合、
絶縁膜5の面積が増大し、それらの静電容量が増加す
る。そのため、低電圧で放電を生じさせる上で有利であ
る。
【0039】なお、図4及び図5では、導体4a,4b
の側面同士を対向させ、それらを絶縁膜5によって被覆
することにより電極3a,3bを一体化しているが、他
の形態で電極3a,3bを一体化することも可能であ
る。例えば、導体4a,4bの先端同士を所定の距離を
隔てて突き合わせ、それらを絶縁膜5によって被覆する
ことにより電極3a,3bを一体化してもよい。
【0040】電極3a,3bを一体化する方法に特に制
限はなく、様々な方法を利用することができる。例え
ば、適当な絶縁基板の一方の主面上に導体4a,4bを
配置し、その上に絶縁膜5を成膜してもよい。また、絶
縁基板の一方の主面上に導体4aを配置し、その上に絶
縁膜5aを成膜した後、絶縁基板の絶縁膜5aを配置し
た面に導体4bを配置し、その上に絶縁膜5bを成膜し
てもよい。さらに、絶縁基板の絶縁基板の一方の主面上
に導体4aを配置し、その上に絶縁膜5aを成膜した
後、絶縁基板の他方の主面に導体4bを配置し、その上
に絶縁膜5bを成膜してもよい。なお、図1に示す放電
灯1においても、電極3a,3bをホルダなどを用いて
一体化することが好ましい。
【0041】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図6は、本発明の第3の実施形態に係るバリア
型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図6に示
すバリア型冷陰極放電灯1は、一体化された電極3a,
3bが中空体2を貫通するように設けられていること以
外は図4に示す放電灯1と同様の構造を有している。こ
のような構造によると、一体化された電極3a,3bが
中空体2内でふらつくのを抑制することができる。
【0042】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。図7は、本発明の第4の実施形態に係るバリア
型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図7に示
すバリア型冷陰極放電灯1は、電極3bが電極3aとは
反対側から中空体2に挿入されていること以外は図1に
示す放電灯1と同様の構造を有している。このような構
造によると、中空体2の外部で露出した導体4a,4b
間で不所望な放電などが生じるのを防止することができ
る。
【0043】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。図8は、本発明の第5の実施形態に係るバリア
型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図8に示
すバリア型冷陰極放電灯1は、電極3aと電極3bとが
先端同士を突き合わせるように配置されていること以外
は図1に示す放電灯1と同様の構造を有している。この
ような構造は、中空体2の径を縮小する上で有利である
のに加え、調光性が要求される場合などに有用である。
なお、このような構造においては、電極3a,3bは先
端同士をホルダなどを用いて固定することが好ましい。
【0044】次に、本発明の第6の実施形態について説
明する。図9は、本発明の第6の実施形態に係るバリア
型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図9に示
すバリア型冷陰極放電灯1は、電極3bに絶縁膜5bが
設けられていないこと以外は図8に示す放電灯1とほぼ
同様の構造を有している。このような構造によると、電
極3bの消耗を生じるが、より低電圧で放電を生じさせ
ることが可能となる。
【0045】次に、本発明の第7の実施形態について説
明する。図10は、本発明の第7の実施形態に係るバリ
ア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図10
に示すバリア型冷陰極放電灯1では、中空体2の両端に
開口が設けられており、それら開口は導体4a,4bで
それぞれ塞がれている。また、導体4a,4bの中空体
2の内部に対向した面はダイヤモンド膜5a,5bでそ
れぞれ被覆されている。
【0046】このような構造では、導体4a,4b間の
距離は中空体2の形状或いはサイズに依存するため、第
1〜第6の実施形態で説明した構造ほど、電極3a,3
b間の距離を狭めることは困難である。しかしながら、
図10に示す構造では、ダイヤモンド膜5a,5bがバ
リア層に相当しているため、ガラス壁がバリア層に相当
している図14に示す構造に比べれば、遥かに高い発光
効率が得られる。
【0047】次に、本発明の第8の実施形態について説
明する。図11は、本発明の第8の実施形態に係るバリ
ア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図11
に示すバリア型冷陰極放電灯1では、中空体2の両端に
開口が設けられており、それら開口はバルクのダイヤモ
ンド5a,5bでそれぞれ塞がれている。また、バルク
のダイヤモンド5a,5bの中空体2の内部に対向した
面の裏面には導体4a,4bが設けられている。このよ
うな構造でも、図10を参照して説明したのと同様の効
果を得ることができる。
【0048】次に、本発明の第9の実施形態について説
明する。図12は、本発明の第9の実施形態に係るバリ
ア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図12
に示すバリア型冷陰極放電灯1では、中空体2の両端外
面に導体4a,4bがそれぞれ設けられており、中空体
2の両端内面にはダイヤモンド膜5a,5bがそれぞれ
設けられている。すなわち、この放電灯1において、電
極3aは、導体4aとダイヤモンド膜5aと中空体2の
それらの間に位置する部分とで構成され、電極3bは、
導体4bとダイヤモンド膜5bと中空体2のそれらの間
に位置する部分とで構成されている。
【0049】このような構造では、ダイヤモンド膜5a
と中空体2の壁部との積層構造及びダイヤモンド膜5b
と中空体2の壁部との積層構造がそれぞれバリア層に相
当しているため、第1〜第8の実施形態で説明した構造
に比べ、バリア層の静電容量を高めることは困難であ
る。しかしながら、上述のようにダイヤモンド膜5a,
5bを使用した場合、二次電子放出効率を著しく高める
ことができる。したがって、図12に示す構造でも、図
14に示す構造に比べれば、遥かに高い発光効率が得ら
れる。
【0050】なお、図10〜図12においては、中空体
2の両端部に電極3a,3bを設けているが、電極3
a,3bは他の位置に設けてもよい。例えば、中空体2
が管状である場合は、中空体2の側面に電極3a,3b
を設けてもよい。また、中空体2が平板状である場合
は、電極3a,3bを中空体2の両主面の位置に設けて
もよい。
【0051】次に、本発明の第10の実施形態について
説明する。図13は、本発明の第10の実施形態に係る
バリア型冷陰極放電灯を概略的に示す断面図である。図
13に示すバリア型冷陰極放電灯1では、中空体2の外
側両側面に導体4a,4bがそれぞれ設けられている。
すなわち、この放電灯1において、電極3aは、導体4
aと中空体2の壁部とで構成され、電極3bは、導体4
bと中空体2の壁部とで構成されている。また、この放
電灯1において、蛍光体膜6中にはダイヤモンド微粒子
5cが混在している。
【0052】このような構造では、中空体2の壁部がバ
リア層に相当しているため、第1〜第8の実施形態で説
明した構造に比べ、バリア層の静電容量を高めることは
困難である。しかしながら、この放電灯1では、電極3
a,3b間に蛍光膜6が設けられているため、放電によ
って生じたイオンは蛍光体膜6に向かって加速し、大き
な運動エネルギーを伴って蛍光体膜6中のダイヤモンド
微粒子5cに衝突する。そのため、図13に示す構造で
も、高い二次電子放出効率を実現することができ、した
がって、図14に示す構造に比べれば遥かに高い発光効
率が得られる。
【0053】本実施形態において、ダイヤモンド微粒子
5cが混在した蛍光体膜6は、蛍光体と、ダイヤモンド
微粒子5cと、必要に応じてバインダ材料などとを含有
したスラリーを調製し、これを中空体2の内面に塗布す
ることにより形成することができる。ダイヤモンド微粒
子5cの表面は、予め水素終端処理しておくことが好ま
しい。また、蛍光体に対するダイヤモンド微粒子5cの
重量比は5〜50%程度であることが好ましい。この場
合、ダイヤモンド微粒子5cを蛍光体膜6中に混在させ
ない場合に比べて、動作電圧を10%程度低減すること
ができる。
【0054】以上説明した第1〜第10の実施形態で
は、第6の実施形態を除き、電極3aの構造と電極3b
の構造とを同一としたが、それらは互いに異なっていて
もよい。すなわち、第1〜第10の実施形態で説明した
構造を互いに組み合わせることができる。
【0055】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例1)本実施例では、以下に説明する方法によ
り、ダイヤモンドとガラスとの間で二次電子放出効率の
比較を行った。
【0056】まず、4mm×4mmのモリブデン基板の
表面に対し、ダイヤモンド微粉末を含む懸濁液を用いた
超音波洗浄などによって種付け処理を施した。次いで、
モリブデン基板の種付け処理した表面に、CVD法によ
りダイヤモンド膜を形成した。なお、ここでは、ダイヤ
モンド膜として、原料ガスとしてCH4とH2とを含むガ
スを用い、成膜温度を800〜900℃とし、マイクロ
波プラズマによって励起することにより、厚さ20μm
の緻密な多結晶ダイヤモンド膜を成膜した。以上の方法
で、それぞれモリブデン基板とダイヤモンド膜とを有す
る一対の積層構造を形成した。
【0057】次に、これら積層構造を8000Paのキ
セノン雰囲気中にダイヤモンド膜同士が対向するように
配置し、モリブデン基板間に50kHzの高周波電圧を
印加した。なお、基板間距離は3mmとした。その結
果、電源電圧を約600Vにまで高めた時点で放電が生
じた。
【0058】次いで、上記と同様の試験を、モリブデン
基板とガラス膜とを有する積層構造についても実施し
た。なお、ガラス膜の膜厚はダイヤモンド膜の膜厚と同
一とした。その結果、放電を生じさせるのに、電源電圧
を約800Vにまで高めなければならなかった。
【0059】(実施例2)本実施例では、図1に示すバ
リア型冷陰極放電灯1を以下に説明する方法により作製
した。まず、モリブデンからなる直径1mmの導体4
a,4bの表面に、ダイヤモンド膜5a,5bをそれぞ
れ成膜し、電極3a,3bを形成した。なお、ダイヤモ
ンド膜5a,5bは実施例1で説明したのと同条件で成
膜し、それらの厚さは50μmとした。次に、一端が開
口し、他端が封止された内径4mmのガラス管2の内面
に、塗布法により蛍光体膜6を形成した。次いで、電極
3a,3bにガラスビード処理を施し、それら電極3
a,3bを内面に蛍光体膜6を形成したガラス管2内に
挿入した。さらに、8000Paのキセノン雰囲気中
で、ガラスビードとガラス管2の開口部とを融着させる
ことによりガラス管2を封止した。以上のようにして、
図1に示す放電灯1を作製した。なお、本実施例では、
電極3a,3bは、その先端から150mmまでをガラ
ス管2内に位置させた。また、電極3a,3b間の距離
は1mmとした。
【0060】次に、上述した方法で作製した放電灯1に
ついて、電極3a,3b間に50kHzの高周波電圧を
印加した場合の発光特性を調べた。その結果、電源電圧
を420Vにまで高めた時点で発光が観測された。
【0061】(比較例)本比較例では、図14に示すバ
リア型冷陰極放電灯101を以下に説明する方法により
作製した。まず、一端が開口し、他端が封止された内径
4mmのガラス管102の内面に、塗布法により蛍光体
膜106を形成した。なお、ここで使用したガラス管1
02の壁部の厚さは0.5mmであった。次に、800
0Paのキセノン雰囲気中で、ガラス管2の開口部を融
着させることにより封止した。さらに、ガラス管2の外
面にそれぞれ長さ150mm×幅2mmの導体104
a,104bを取り付けた。以上のようにして、図14
に示す放電灯101を作製した。
【0062】次に、上述した方法で作製した放電灯10
1について、実施例1で説明したのと同条件で発光特性
を調べた。その結果、電源電圧を1500Vにまで高め
た時点で発光が観測された。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、電極
を導体とそれを被覆する絶縁膜とで構成し且つその電極
を放電空間内に配置することによりバリア層の静電容量
を高めている。また、本発明では、ダイヤモンドを放電
空間内で露出させることにより二次電子放出効率を高め
ている。そのため、本発明に係るバリア型の冷陰極放電
灯では、低い電源電圧で放電を生じさせることができ、
高い発光効率を実現することができる。すなわち、本発
明によると、高い発光効率を実現可能なバリア型冷陰極
放電灯が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るバリア型冷陰極
放電灯を概略的に示す断面図。
【図2】バリア型冷陰極放電灯の発光原理を概略的に示
す図。
【図3】図1に示すバリア型冷陰極放電灯で使用可能な
電極の一例を概略的に示す断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るバリア型冷陰極
放電灯を概略的に示す断面図。
【図5】図4に示すバリア型冷陰極放電灯で使用可能な
電極の一例を概略的に示す断面図。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るバリア型冷陰極
放電灯を概略的に示す断面図。
【図7】本発明の第4の実施形態に係るバリア型冷陰極
放電灯を概略的に示す断面図。
【図8】本発明の第5の実施形態に係るバリア型冷陰極
放電灯を概略的に示す断面図。
【図9】本発明の第6の実施形態に係るバリア型冷陰極
放電灯を概略的に示す断面図。
【図10】本発明の第7の実施形態に係るバリア型冷陰
極放電灯を概略的に示す断面図。
【図11】本発明の第8の実施形態に係るバリア型冷陰
極放電灯を概略的に示す断面図。
【図12】本発明の第9の実施形態に係るバリア型冷陰
極放電灯を概略的に示す断面図。
【図13】本発明の第10の実施形態に係るバリア型冷
陰極放電灯を概略的に示す断面図
【図14】従来のバリア型冷陰極放電灯を概略的に示す
断面図。
【符号の説明】
1…バリア型冷陰極放電灯 2…中空体 3a,3b…電極 4a,4b…導体 5,5a,5b…絶縁膜 5c…ダイヤモンド微粒子 6…蛍光体膜 11a,11b…バリア層容量 12…放電空間容量 101…バリア型冷陰極放電灯 102…ガラス管 104a,104b…導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 尚志 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 鈴木 真理子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過部を有し且つ希ガスを収容した中
    空体と、 少なくとも部分的に前記中空体内に配置された第1導体
    及び前記第1導体の前記中空体内に位置する部分を被覆
    した第1絶縁膜を備えた第1電極と、 少なくとも前記第1絶縁膜を介して前記第1導体と対向
    した第2導体を備えた第2電極と、 前記中空体の内面に設けられた蛍光体膜とを具備したこ
    とを特徴とするバリア型冷陰極放電灯。
  2. 【請求項2】 前記第1絶縁膜はダイヤモンド膜である
    ことを特徴とする請求項1に記載のバリア型冷陰極放電
    灯。
  3. 【請求項3】 前記第2導体は少なくとも部分的に前記
    中空体内に配置され、前記第2電極は前記第2導体の前
    記中空体内に位置する部分を被覆した第2絶縁膜をさら
    に備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のバリア型冷陰極放電灯。
  4. 【請求項4】 前記第2絶縁膜はダイヤモンド膜である
    ことを特徴とする請求項3に記載のバリア型冷陰極放電
    灯。
  5. 【請求項5】 前記第2導体は少なくとも部分的に前記
    中空体内に配置され、前記第1絶縁膜は前記第2導体の
    前記中空体内に位置する部分をさらに被覆して、前記第
    1電極と前記第2電極とを一体化していることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のバリア型冷陰極放
    電灯。
  6. 【請求項6】 前記第2導体は前記第1絶縁膜及び前記
    中空体内の空間を介して前記第1導体と対向したことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載
    のバリア型冷陰極放電灯。
  7. 【請求項7】 光透過部及び開口を有し且つ希ガスを収
    容した中空体と、 第1導体及び前記第1導体と前記中空体内の空間との間
    に介在したダイヤモンド絶縁部を備え且つ前記開口を塞
    いだ第1電極と、 少なくとも前記ダイヤモンド絶縁部を介して前記第1導
    体と対向した第2導体を備えた第2電極と、 前記中空体の内面に設けられた蛍光体膜とを具備したこ
    とを特徴とするバリア型冷陰極放電灯。
  8. 【請求項8】 前記ダイヤモンド絶縁部はダイヤモンド
    膜であることを特徴とする請求項7に記載のバリア型冷
    陰極放電灯。
  9. 【請求項9】 光透過部を有し且つ希ガスを収容した中
    空体と、 前記中空体の外面に設けられた第1導体及び前記中空体
    の内面に設けられ且つ前記中空体の壁部を介して前記第
    1導体と対向したダイヤモンド膜を備えた第1電極と、 少なくとも前記中空体の壁部及び前記ダイヤモンド膜を
    介して前記第1導体と対向した第2導体を備えた第2電
    極と、 前記中空体の内面に設けられた蛍光体膜とを具備したこ
    とを特徴とするバリア型冷陰極放電灯。
  10. 【請求項10】 光透過部を有し且つ希ガスを収容した
    中空体と、 前記中空体の外面に設けられた第1導体を備えた第1電
    極と、 前記中空体の内面に設けられ且つダイヤモンド微粒子を
    含有した蛍光体膜と、 少なくとも前記中空体の壁部及び前記蛍光体膜を介して
    前記第1導体と対向した第2導体を備えた第2電極とを
    具備したことを特徴とするバリア型冷陰極放電灯。
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