JP4243693B2 - 照明装置およびこれを用いたバックライト装置 - Google Patents
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Description
図4に示す照明装置においては、ワイヤ状陰極13が螺旋状に形成され、蛍光体表面との間に所定の間隔を開けて巻回されている。
図5ないし図8を参照して本発明のさらに他の実施の形態に係る照明装置を説明すると、真空封止管10は、管長が例えば250mmの長尺で、かつ、例えば外径15mmおよび内径10mmの細管構成を有する。真空封止管10は、直管形状でもU字管形状でもよい。
ワイヤ状陰極13の表面には電界電子放出部としてカーボンナノウォール13bが形成されている。
図9(a)に、上述の実施の形態の真空封止管10を部分的に切断して示し、図9(b)に、図9(a)と対比させて、ワイヤ状陰極13の断面矩形形状を示し、図9(c)に真空封止管10の断面矩形形状と、ワイヤ状陰極13の断面円形形状とを示す。図9(d)に真空封止管10の断面矩形形状と、ワイヤ状陰極13の断面矩形形状とを示す。図9(b)ないし図9(d)の各例は、図9(a)の例と同様の作用効果を有する。図9(e)に、蛍光体付き陽極11のメッシュ状を示す。蛍光体付き陽極11がメッシュ状でも、カーボンナノウォール13bから電子放出を行うことが可能である。
図10ないし図12を参照して、線状蛍光体付き陽極11は、細管10の内部に挿通されて一端側がガラス製のステム26で支持され、他端側が不図示の石英製のサポートで支持されることにより、真空封止管10内部に当該真空封止管10の内面に平行に配置されている。線状蛍光体付き陽極11は、直径0.5mmのニッケル、コバール、等からなる芯線11aと、この芯線11aの外表面に形成された蛍光膜11bとから構成されている。芯線11aは、蛍光膜11bの発光に対して、光反射面を形成する。この線状蛍光体付き陽極11は、芯線11aの外表面に蛍光体スラリーを用い、スプレー法やディップ法で塗布し、乾燥する。この後、空気中、あるいは窒素気流中で、450℃焼成をすることにより、芯線11aの外表面に蛍光膜11bを付着させたものである。蛍光膜11bの蛍光材料は、電子衝突により発光する材料であればよく、特に限定されない。直径0.5mmのニッケル製のワイヤ状陰極13は、線状蛍光体付き陽極11から2.0mm離隔した状態で真空封止管10の内部に挿通されて一端側がコバールガラス製のステム26で支持され、他端側が不図示の石英製のサポートで支持されることにより、真空封止管10内部に線状蛍光体付き陽極11に平行に配置されている。
図13は、図10のB−B線に沿う断面において、他の変形例を示す。図13で示すように、線状蛍光体付き陽極11における芯線11aの外表面に対して蛍光膜をほぼ半周で形成したものでもよい。この形成方法としては、芯線11aのほぼ半周にトシール剤を塗布しておいて芯線11aの全周に蛍光体スラリーが塗布されないようにし、この状態で蛍光体スラリーを塗布すると、芯線11aのほぼ半周に蛍光膜11cを形成することができる。この場合、トシール剤は300℃程度で揮発または除去することができる。
図14(a)は、液晶テレビ23と、該液晶テレビ23に組み込まれているTFT液晶表示パネル24と、TFT液晶表示パネル24のバック側を照明するバックライト装置25とを示す。このバックライト装置25は、バックライト収納用筐体25aと、この筐体25aに収納されるバックライト25bとを備える。実施の形態のバックライト用蛍光管は、このバックライト25bとして組み込まれている。このバックライト用蛍光管によるバックライト25bは、図14(b)で示すように、U字形状であってもよい。26は発光部を示す。
図15に、本発明のさらに他の実施形態に係る照明装置を説明する。図15に示す照明装置においては、液晶表示装置の背面側に配置されて該背面を照明するフラットパネル形バックライト用の照明装置であって、図示略の液晶表示装置の背面側と対向する平面パネル部を備えるフラットパネルケース30を備える。このフラットパネルケース30は、一対の対向する平面パネル部31,32と、4つの側面パネル部33−36とで囲まれてなり、内部がほぼ真空状態とされている。フラットパネルケース30の真空排気や真空封じ技術は周知であるから、その詳細は省略する。一方の平面パネル部31は、液晶表示装置の背面側と向き合うパネル部であり、液晶表示装置の背面を照明するべく、複数の、実施の形態では3つの、発光エリアA1,A2,A3に区画されるものであり、ガラス、好ましくはソーダライムガラスにより構成されている。この平面パネル部31に対して背面側となる他方の平面パネル部32ならびに4つの側面パネル部33−36も上記と同様のガラスにより一体に構成されている。フラットパネルケース30の素材はガラスに限定されるものではなく、液晶表示装置の背面を照明するため、発光した光を透過できるものであればよい。その光透過率に優れた素材であれば好ましい。
以上においては、カーボンナノウォール13cの壁状部13dを、電子放出させる壁状部として用いたが、図示はしないが、その壁状部13dを、電子放出源ではなく、その壁状部に囲まれた領域内にニードル状のカーボン膜(カーボンニードル)を分散配置するための壁状部として用いることができる。これは、カーボンナノチューブ等のアスペクト比の高いニードル状のカーボンニードルはその先端に高い電界集中を起こし易いが、多数のカーボンニードルが配置されると、電界集中しなくなる。そのため、カーボンニードルを分散配置することが好ましいが、本発明ではカーボンナノウォールの壁状部を電子放出源ではなくカーボンニードルの分散配置のための壁状部として用いることができる。
11 蛍光体付き陽極
13 ワイヤ状陰極
13a 導電性ワイヤ
13b カーボンナノウォール
24 液晶表示装置
25 バックライト
Claims (9)
- 軸方向に延びる蛍光体付き陽極と、
上記蛍光体付き陽極に対向して軸方向に延びる金属からなる導電性のワイヤ状陰極と、
上記蛍光体付き陽極および上記ワイヤ状陰極を真空封止する真空封止管と、
を備え、
上記ワイヤ状陰極は、表面に凹凸が設けられ、かつ、断面が略円形をなして軸方向に延びるワイヤの外周の全周に電界放射型の電子放出源としてカーボン膜が成膜されたものであり、
上記カーボン膜は、多数のナノオーダの炭素薄片からなる壁状部が集合連成された形態を有するカーボンナノウォールを含み、
上記壁状部は、電子放出させる壁状部として用いられ、上記導電性ワイヤの外周面の全周にわたり当該導電性ワイヤの中心から半径方向に立設した状態で、かつ、当該導電性ワイヤの外周面から略均一な膜厚に配向されている、ことを特徴とする照明装置。 - 液晶表示装置の背面側に配置されて該背面を照明するフラットパネル形のバックライトに組み込まれる請求項1に記載の照明装置。
- 上記蛍光体付き陽極は、上記真空封止管内のほぼ中央に配置され、上記ワイヤ状陰極は、上記蛍光体付き陽極の周囲に1つないし複数で配置されている請求項1または2に記載の照明装置。
- 上記蛍光体付き陽極は、上記真空封止管内のほぼ中央に配置され、上記ワイヤ状陰極は、上記蛍光体付き陽極の周囲に螺旋状に形成されている請求項1または2に記載の照明装置。
- 上記蛍光体付き陽極は、上記真空封止管の内部を線状に延びて配置され、上記ワイヤ状陰極は、上記真空封止管の内部を上記蛍光体付き陽極にほぼ平行に対向して線状に延びて配置されている請求項1または2に記載の照明装置。
- 上記蛍光体付き陽極は、上記真空封止管の内面に設けられ、上記ワイヤ状陰極は、上記真空封止管内部のほぼ中央に軸方向に延びて配置されている請求項1または2に記載の照明装置。
- 液晶表示装置の背面側に配置されて該背面を照明するフラットパネル形のバックライト装置において、バックライト収納用筐体と、この筐体に収納されるバックライトとを備え、
上記バックライトは、請求項1ないし6のいずれかに記載の照明装置により構成されている、ことを特徴とするバックライト装置。 - 上記真空封止管が、パイプ形状である、ことを特徴とする請求項7に記載のバックライト装置。
- 上記真空封止管が、フラットパネル形状である、ことを特徴とする請求項7に記載のバックライト装置。
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