JP2003132805A - プラズマ表示装置 - Google Patents

プラズマ表示装置

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JP2003132805A
JP2003132805A JP2002176018A JP2002176018A JP2003132805A JP 2003132805 A JP2003132805 A JP 2003132805A JP 2002176018 A JP2002176018 A JP 2002176018A JP 2002176018 A JP2002176018 A JP 2002176018A JP 2003132805 A JP2003132805 A JP 2003132805A
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Japan
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rib
display device
plasma display
substrate
width
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JP2002176018A
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Tomohiro Kimura
友廣 木村
Eitaro Yoshikawa
英太郎 吉川
Hiroshi Mori
啓 森
Hidehiro Kawaguchi
英広 川口
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Original Assignee
Sony Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/10AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
    • H01J11/12AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma with main electrodes provided on both sides of the discharge space
    • HELECTRICITY
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    • H01J11/20Constructional details
    • H01J11/34Vessels, containers or parts thereof, e.g. substrates
    • H01J11/36Spacers, barriers, ribs, partitions or the like
    • HELECTRICITY
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    • H01J2211/361Spacers, barriers, ribs, partitions or the like characterized by the shape
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的に簡単な手法により、表示画面におけ
るコントラストの向上を図ることが可能なプラズマ表示
装置を提供すること。 【解決手段】 第1基板11の内側に第1方向Xに沿っ
て相互に略平行に形成される複数対の放電維持電極12
と、放電維持電極12を覆うように第1基板11の内側
に形成される誘電体層14と、第2基板11の内側に形
成され、第1基板11と第2基板21との間に、密封さ
れた放電空間4を形成するための隔壁リブ24とを有す
るプラズマ表示装置2である。隔壁リブ24が、第2方
向Yに沿って略平行に形成された縦リブ24aと、第1
方向Xに沿って略平行に形成された横リブ24bとを有
し、横リブ24bのリブ幅W3が、縦リブ24aのリブ
幅W4よりも大きいことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマ表示装置
に係り、さらに詳しくは、プラズマ表示装置における放
電空間を仕切る隔壁リブの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】現在主流の陰極線管(CRT)に代わる
画像表示装置として、平面型(フラットパネル形式)の
表示装置が種々検討されている。このような平面型の表
示装置として、液晶表示装置(LCD)、エレクトロル
ミネッセンス表示装置(ELD)、プラズマ表示装置
(PDP:プラズマ・ディスプレイ)を例示することが
できる。中でも、プラズマ表示装置は、大画面化や広視
野角化が比較的容易であること、温度、磁気、振動等の
環境要因に対する耐性に優れること、長寿命であること
等の長所を有し、家庭用の壁掛けテレビの他、公共用の
大型情報端末機器への適用が期待されている。
【0003】プラズマ表示装置は、希ガスから成る放電
ガスを放電空間内に封入した放電セルに電圧を印加し
て、放電ガス中でのグロー放電に基づき発生した紫外線
で放電セル内の蛍光体層を励起することによって発光を
得る表示装置である。つまり、個々の放電セルは蛍光灯
に類似した原理で駆動され、放電セルが、通常、数十万
個のオーダーで集合して1つの表示画面が構成されてい
る。プラズマ表示装置は、放電セルへの電圧の印加方式
によって直流駆動型(DC型)と交流駆動型(AC型)
とに大別され、それぞれ一長一短を有する。
【0004】AC型プラズマ表示装置は、表示画面内で
個々の放電セルを仕切る役割を果たす隔壁リブを、たと
えばストライプ状、ワッフル状、ミアンダ状などの形状
に形成すればよいので、高精細化に適している。しか
も、放電のための電極の表面が誘電体層で覆われている
ので、かかる電極が磨耗し難く、長寿命であるといった
長所を有する。
【0005】このようなプラズマ表示装置において、表
示画面におけるコントラストの向上を図るために、たと
えば特開2001−155644号公報に示すように、
隔壁リブを黒色に着色したものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、隔壁リ
ブを単に黒色に着色したのみでは、十分にコントラスト
の向上を図れないことが、本発明者等により明らかとな
った。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みて成さ
れ、本発明の目的は、比較的に簡単な手法により、表示
画面におけるコントラストの向上を図ることが可能なプ
ラズマ表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者等
は、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、隔壁リブ
形状を工夫することにより、プラズマ表示装置の表示画
面におけるコントラストの向上を図ることが可能になる
ことを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】すなわち、本発明の第1の観点に係るプラ
ズマ表示装置は、第1基板の内側に第1方向に沿って相
互に略平行に形成される複数対の放電維持電極と、前記
放電維持電極を覆うように前記第1基板の内側に形成さ
れる誘電体層と、第2基板の内側に形成され、前記第1
基板と第2基板との間に、密封された放電空間を形成す
るための隔壁リブとを有し、前記隔壁リブが、前記第1
方向と略直交する第2方向に沿って略平行に(直線状、
蛇行状またはジグザグ状に)形成された縦リブと、前記
第1方向に沿って略平行に形成された横リブとを有し、
前記横リブ(幅広リブ)のリブ幅が、前記縦リブのリブ
幅よりも大きいことを特徴とする。
【0010】本発明の第1の観点によれば、横リブのリ
ブ幅を縦リブのリブ幅よりも大きくすることで、縦リブ
および横リブのリブ幅が全て同じリブ幅である従来のプ
ラズマ表示装置に比較して、コントラストが向上する。
この作用効果は、本発明者等により初めて見出されたも
のである。また、本発明の第1の観点によれば、ブラッ
クストライプ形成工程を削減してもよく、コストダウン
を図ることができる。また、隔壁リブにおける現像条件
のマージンが増大し、パターンの微細化が可能になる。
さらに、サンドブラスト加工時のマージンが増大し、隔
壁リブの欠けなどが減少し、品質の向上を図ることがで
きる。さらに、各種のパターンマスクを変更するのみ
で、現行の製造プロセスをそのまま適用することができ
るので、製造コストの増大もない。
【0011】また、本発明の第2の観点に係るプラズマ
表示装置は、第1基板の内側に第1方向に沿って相互に
略平行に形成される複数対の放電維持電極と、前記放電
維持電極を覆うように前記第1基板の内側に形成される
誘電体層と、第2基板の内側に形成され、前記第1基板
と第2基板との間に、密封された放電空間を形成するた
めの隔壁リブとを有し、前記隔壁リブが、前記第1方向
と略直交する第2方向に沿って略平行に(直線状、蛇行
状またはジグザグ状に)形成された縦リブと、前記第1
方向に沿って略平行に形成された横リブとを有し、前記
横リブ(複列リブ)のそれぞれが、二列以上の横リブ要
素で構成してあることを特徴とする。
【0012】本発明の第2の観点において、前記横リブ
要素の相互間には、反射防止溝が形成してあることが好
ましい。また、前記横リブ要素の各リブ幅が、前記縦リ
ブのリブ幅と略等しいことが好ましい。
【0013】本発明の第2の観点によれば、横リブのそ
れぞれを、二列以上の横リブ要素で構成することで、縦
リブおよび横リブが全て一列のリブ要素で構成してある
従来のプラズマ表示装置に比較して、コントラストが向
上する。この作用効果は、本発明者等により初めて見出
されたものである。また、本発明の第2の観点によれ
ば、ブラックストライプ形成工程を削減してもよく、コ
ストダウンを図ることができる。また、隔壁リブにおけ
る現像条件のマージンが増大し、パターンの微細化が可
能になる。さらに、サンドブラスト加工時のマージンが
増大し、隔壁リブの欠けなどが減少し、品質の向上を図
ることができる。さらに、各種のパターンマスクを変更
するのみで、現行の製造プロセスをそのまま適用するこ
とができるので、製造コストの増大もない。
【0014】特に、本発明の第2の観点によれば、本発
明の第1の観点に比較して、縦リブに比較して極端に太
いリブ幅の横リブのパターンを形成する必要がなく、均
一な高さのリブ構造を得やすいと言う利点をさらに有す
る。また、横リブ要素の間に反射防止溝を形成すること
で、反射防止溝に入り込んだ外光が外に出にくくなり、
外光コントラストがさらに向上する。
【0015】本発明において、前記横リブが幅広リブの
場合に、そのリブ幅が、前記縦リブのリブ幅に対して、
好ましくは、2〜8倍のサイズ、さらに好ましくは、4
〜8倍のサイズであることが好ましい。また、前記横リ
ブが複列リブである場合に、その複列リブの合計リブ幅
は、前記縦リブのリブ幅に対して、好ましくは、1〜6
倍のサイズ、さらに好ましくは4〜6倍のサイズであ
る。また、前記横リブは、1画素を構成する一対の前記
放電維持電極と、他の1画素を構成する一対の前記放電
維持電極との間に存在する画素間隣接隙間に対応する位
置に配置してあることが好ましい。
【0016】画素間隣接隙間は、放電空間における発光
現象には寄与しない部分であり、この部分に横リブを配
置することは、輝度を低下させずに、コントラストを向
上させることができるので好ましい。また、この部分
に、幅広の横リブあるいは二列以上の横リブ要素を配置
することは、隔壁リブのパターン全体の強度を向上させ
ることが可能になると言う副次的な効果もある。放電空
間は、高真空度に保たれるので、隔壁リブの強度を向上
させることは、放電空間の均一厚みを保持することに寄
与し、さらに好ましい。
【0017】また、本発明では、前記放電維持電極は、
実質的に透明であり、各放電維持電極における前記画素
間隣接隙間側の端部には、実質的に不透明な比較的に低
抵抗のバス電極が各放電維持電極の長手方向に沿って接
続して形成してあり、前記横リブが幅広リブである場合
に、そのリブ幅が、前記画素間隣接隙間の幅に対して、
0.6〜1.2倍のサイズであることが好ましい。ま
た、前記横リブが、複列リブである場合には、複列リブ
の合計リブ幅は、前記画素間隣接隙間の幅に対して、
0.7〜2.0倍のサイズであることが好ましい。
【0018】バス電極の部分は、低抵抗を優先させるた
めに遮光性を持ち、放電空間からの表示光を遮るので、
これらのバス電極の間に配置される横リブは、表示画面
側から見て、バス電極に重なっていても、重なっていな
くても、輝度またはコントラストにはほとんど影響はな
い。
【0019】前記横リブの少なくとも頂部が黒色または
黒色に近い色であることが好ましい。もちろん、横リブ
の全体を黒色または黒色に近い色にしても良いし、さら
に、横リブのみでなく、縦リブの少なくとも頂部または
全部を黒色または黒色に近い色にしても良い。この場合
には、さらにコントラストが向上する。
【0020】さらに、本発明では、前記第2基板の表面
には、前記第2方向に沿って相互に略平行に延びるアド
レス電極が形成してあり、前記アドレス電極を覆うよう
に、前記第2基板の表面に黒色または黒色に近い色の絶
縁体膜が形成してあり、この絶縁体膜の表面に前記隔壁
リブが形成しても良い。この場合には、さらにコントラ
ストが向上する。なお、本発明において、「方向に沿っ
て相互に略平行に形成される」とは、必ずしも直線状に
形成されることなく、蛇行形状、ジグザグ形状、あるい
はその他の形状に形成されても良い趣旨であり、また、
必ずしも連続的に形成する必要はなく、断続的に形成さ
れても良い趣旨であり、さらに、一部には、必ずしも平
行ではない部分も含んでも良い趣旨である。また、本発
明の第1および第2の観点において、前記横リブは、前
記第1方向に沿って断続的に形成しても良く、前記横リ
ブが途切れた部分に対応して、隔壁リブで囲まれた放電
空間が形成されるようにしても良い。すなわち、従来の
ミアンダ構造、ワッフル構造、あるいはその他、縦リブ
が直線状でない構造の特殊リブ構造において、本発明の
第1または第2の観点を採用する場合には、横リブは、
断続的に形成しても良い。その結果、横リブが途切れた
部分に対応して、隔壁リブで囲まれた放電空間が形成さ
れることになる。特殊リブ構造において、本発明の第1
または第2の観点を採用する場合(「幅広またはダブル
ワッフル構造」と称する)には、隔壁リブの強度がさら
に増大すると共に、縦方向クロストークやノイズをさら
に低減することが可能になる。また、幅広ワッフル構造
においては、横リブの幅を広くすることにより、コント
ラストの向上を図ることができる。さらに、ダブルワッ
フル構造では、反射防止溝が形成されることになるの
で、さらにコントラストの向上を図ることができる。こ
れらの本発明のワッフル構造では、外光反射を低減する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係
るプラズマ表示装置の要部概略分解斜視図、図2は図1
に示すIII−III線に沿う要部断面図、図3は隔壁リブの
パターンと放電維持電極との関係を示す平面図、図4は
本発明の他の実施形態に係るプラズマ表示装置の要部概
略分解斜視図、図5は図1に示すV−V線に沿う要部断面
図、図6は隔壁リブのパターンと放電維持電極との関係
を示す平面図、図7は本発明の他の実施形態に係る隔壁
リブのパターンを示す要部平面図である。
【0022】(第1実施形態)プラズマ表示装置の全体構成 まず、図1に基づき、交流駆動型(AC)型プラズマ表
示装置(以下、単に、プラズマ表示装置と呼ぶ場合があ
る)の全体構成について説明する。
【0023】図1に示すAC型プラズマ表示装置2は、
いわゆる3電極型に属し、1対の放電維持電極12の間
で放電が生じる。このAC型プラズマ表示装置2は、フ
ロントパネルに相当する第1パネル10と、リアパネル
に相当する第2パネル20とが貼り合わされて成る。第
2パネル20上の蛍光体層25R,25G,25Bの発
光は、たとえば、第1パネル10を通して観察される。
すなわち、第1パネル10が、表示面側となる。
【0024】第1パネル10は、透明な第1基板11
と、第1基板11上に第1方向Xに沿って相互に略平行
にストライプ状に設けられ、透明導電材料から成る複数
対の放電維持電極12と、放電維持電極12のインピー
ダンスを低下させるために設けられ、放電維持電極12
よりも電気抵抗率の低い材料から成るバス電極13と、
バス電極13および放電維持電極12上を含む第1の基
板11上に形成された誘電体層14と、その上に形成さ
れた保護層15とから構成されている。なお、保護層1
5は、必ずしも形成されている必要はないが、形成され
ていることが好ましい。
【0025】一方、第2パネル20は、第2基板21
と、第2基板21上に第2方向Y(第1方向Xと略直
角)に沿って相互に略平行にストライプ状に設けられた
複数のアドレス電極(データ電極とも呼ばれる)22
と、アドレス電極22上を含む第2基板21上に形成さ
れた絶縁体膜23と、絶縁体膜23上に形成された絶縁
性の隔壁リブ24と、絶縁体膜23上から隔壁リブ24
の側壁面上に亘って設けられた蛍光体層とから構成され
ている。蛍光体層は、赤色蛍光体層25R、緑色蛍光体
層25G、および青色蛍光体層25Bから構成されてい
る。
【0026】図1は、表示装置の一部分解斜視図であ
り、実際には、図2に示すように、第2パネル20側の
隔壁リブ24の頂部が、第3方向Z(第1方向Xおよび
第2方向Yに直交する方向)で第1パネル10側の保護
層15に当接している。放電ギャップW1(図3参照)
を形成する一対の放電維持電極12と、アドレス電極2
2とが重複する領域が、単一の放電セルに相当する。そ
して、蛍光体層25R,25G,25Bが形成された隔
壁リブ24と保護層15とによって囲まれた放電空間4
内には、放電ガスが封入されている。第1パネル10と
第2パネル20とは、それらの周辺部において、フリッ
トガラスを用いて接合されている。放電空間4内に封入
される放電ガスとしては、特に限定されないが、キセノ
ン(Xe)ガス、ネオン(Ne)ガス、ヘリウム(H
e)ガス、アルゴン(Ar)ガス、窒素(N)ガス等
の不活性ガス、あるいはこれらの不活性ガスの混合ガス
などが用いられる。封入されている放電ガスの全圧は、
特に限定されないが、6×10Pa〜8×10Pa
程度である。
【0027】放電維持電極12の射影像が延びる方向と
アドレス電極22の射影像が延びる方向とは略直交(必
ずしも直交する必要はないが)している。図3に示すよ
うに、放電ギャップW1を形成する一対の放電維持電極
12と、3原色を発光する蛍光体層25R,25G,2
5Bの1組とが重複する領域が1画素P1(1ピクセ
ル)に相当する。グロー放電が、放電ギャップW1を形
成する一対の放電維持電極12間で生じることから、こ
のタイプのプラズマ表示装置は「面放電型」と称され
る。このプラズマ表示装置の駆動方法については、後述
する。
【0028】本実施形態のプラズマ表示装置2は、いわ
ゆる反射型プラズマ表示装置であり、蛍光体層25R,
25G,25Bの発光は、第1パネル10を通して観察
されるので、アドレス電極22を構成する導電性材料に
関して透明/不透明の別は問わないが、放電維持電極1
2を構成する導電性材料は透明である必要がある。な
お、ここで述べる透明/不透明とは、蛍光体層材料に固
有の発光波長(可視光域)における導電性材料の光透過
性に基づく。即ち、蛍光体層から射出される光に対して
透明であれば、放電維持電極やアドレス電極を構成する
導電性材料は透明であると言える。
【0029】不透明な導電性材料として、Ni,Al,
Au,Ag,Al,Pd/Ag,Cr,Ta,Cu,B
a,LaB,Ca0.2La0.8CrO等の材料
を、単独または適宜組み合わせて用いることができる。
透明な導電性材料としては、ITO(インジウム・錫酸
化物)やSnOを挙げることができる。放電維持電極
12またはアドレス電極22は、スパッタ法、蒸着法、
スクリーン印刷法、メッキ法等によって形成することが
でき、フォトリソグラフィ法、サンドブラスト法、リフ
トオフ法などによってパターン加工される。放電維持電
極12の電極幅は、特に限定されないが、200〜40
0μm程度である。また、これらの対となる電極12相
互間の放電ギャップW1は、特に限定されないが、好ま
しくは5〜150μm程度である。また、アドレス電極
22の幅は、たとえば50〜100μm程度である。
【0030】バス電極13は、典型的には、金属材料、
たとえば、Ag,Au,Al,Ni,Cu,Mo,Cr
などの単層金属膜、あるいはCr/Cu/Crなどの積
層膜などから構成することができる。かかる金属材料か
ら成るバス電極13は、反射型のプラズマ表示装置にお
いては、蛍光体層から放射されて第1基板11を通過す
る可視光の透過光量を低減させ、表示画面の輝度を低下
させる要因となり得るので、放電維持電極全体に要求さ
れる電気抵抗値が得られる範囲内で出来る限り細く形成
することが好ましい。具体的には、バス電極13の電極
幅は、放電維持電極12の電極幅よりも小さく、たとえ
ば30〜200μm程度である。バス電極13は、放電
維持電極12などと同様な方法により形成することがで
きる。
【0031】また、バス電極13は、通常、一対の各放
電維持電極12における放電ギャップW1側の端部では
なく、図3に示すように、第2方向Yにおける画素P1
と画素P1との画素間隣接隙間側の端部に、各放電維持
電極12の長手方向に沿って接続して形成してある。各
放電維持電極12における放電ギャップW1の位置にお
いて、放電空間4における表示光の輝度が最も高いと考
えられ、この位置の近くに遮光性のバス電極13を配置
することは、全体的な輝度を低下させると考えられてい
ることから、バス電極13は、前記の位置に配置してあ
る。
【0032】放電維持電極12の表面に形成される誘電
体層14は、たとえば単層のシリコン酸化物層で構成し
てあるが、多層膜であっても良い。このシリコン酸化物
層から成る誘電体層14は、たとえば、電子ビーム蒸着
法やスパッタ法、蒸着法、スクリーン印刷法等に基づ
き、形成されている。誘電体層14の厚みは、特に限定
されないが、本実施形態では、1〜10μmである。
【0033】誘電体層12を設けることによって、放電
空間4内で発生するイオンや電子が、放電維持電極12
と直接に接触することを防止することができる。その結
果、放電維持電極12の磨耗を防ぐことができる。誘電
体層14は、アドレス期間に発生する壁電荷を蓄積して
放電状態を維持するするメモリ機能、過剰な放電電流を
制限する抵抗体としての機能を有する。
【0034】誘電体層14の放電空間側表面に形成して
ある保護層15は、イオンや電子と放電維持電極との直
接接触を防止する作用を奏する。その結果、放電維持電
極12の磨耗を効果的に防ぐことができる。また、保護
層15は、放電に必要な2次電子を放出する機能も有す
る。保護層15を構成する材料として、酸化マグネシウ
ム(MgO)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ
化カルシウム(CaF )を例示することができる。中
でも酸化マグネシウムは、化学的に安定であり、スパッ
タリング率が低く、蛍光体層の発光波長における光透過
率が高く、放電開始電圧が低い等の特色を有する好適な
材料である。なお、保護層15を、これらの材料から成
る群から選択された少なくとも2種類の材料から構成さ
れた積層膜構造としてもよい。
【0035】第1基板11および第2基板21の構成材
料として、高歪点ガラス、ソーダガラス(NaO・C
aO・SiO)、硼珪酸ガラス(NaO・B
・SiO)、フォルステライト(2MgO・Si
)、鉛ガラス(NaO・PbO・SiO)を例
示することができる。第1基板11と第2基板21の構
成材料は、同じであっても異なっていてもよいが、熱膨
張係数が同じであることが望ましい。
【0036】蛍光体層25R,25G,25Bは、たと
えば、赤色を発光する蛍光体層材料、緑色を発光する蛍
光体層材料および青色を発光する蛍光体層材料から成る
群から選択された蛍光体層材料から構成され、アドレス
電極22の上方に設けられている。プラズマ表示装置が
カラー表示の場合、具体的には、たとえば、赤色を発光
する蛍光体層材料から構成された蛍光体層(赤色蛍光体
層25R)がアドレス電極22の上方に設けられ、緑色
を発光する蛍光体層材料から構成された蛍光体層(緑色
蛍光体層25G)が別のアドレス電極22の上方に設け
られ、青色を発光する蛍光体層材料から構成された蛍光
体層(青色蛍光体層25B)が更に別のアドレス電極2
2の上方に設けられており、これらの3原色を発光する
蛍光体層が1組となり、所定の順序に従って設けられて
いる。そして、前述したように、一対の放電維持電極1
2と、これらの3原色を発光する1組の蛍光体層25
R,25G,25Bとが重複する領域が、1画素P1に
相当する。
【0037】蛍光体層25R,25G,25Bを構成す
る蛍光体層材料としては、従来公知の蛍光体層材料の中
から、量子効率が高く、真空紫外線に対する飽和が少な
い蛍光体層材料を適宜選択して用いることができる。カ
ラー表示を想定した場合、色純度がNTSCで規定され
る3原色に近く、3原色を混合した際の白バランスがと
れ、残光時間が短く、3原色の残光時間がほぼ等しくな
る蛍光体層材料を組み合わせることが好ましい。
【0038】蛍光体層材料の具体的な例示を次に示す。
たとえば赤色に発光する蛍光体層材料として、(Y
:Eu),(YBOEu),(YVO:Eu),
(Y 0.960.600.40:E
0.04),[(Y,Gd)BO:Eu],(Gd
BO:Eu),(ScBO:Eu),(3.5Mg
O・0.5MgF・GeO:Mn)、緑色に発光す
る蛍光体層材料として、(ZnSiO:Mn),(B
aA11219:Mn),(BaMgA116
27:Mn),(MgGa:Mn),(YB
:Tb),(LuBO:Tb),(SrSi
Cl:Eu)、青色に発光する蛍光体層材料とし
て、(YSiO:Ce),(CaWO:Pb),
CaWO,YP0.850.15,(BaMg
A11423:Eu),(Sr:Eu),
(Sr:Sn)などが例示される。
【0039】蛍光体層25R,25G,25Bの形成方
法として、厚膜印刷法、蛍光体層粒子をスプレーする方
法、蛍光体層の形成予定部位に予め粘着性物質を付けて
おき、蛍光体層粒子を付着させる方法、感光性の蛍光体
層ペーストを使用し、露光および現像によって蛍光体層
をパターニングする方法、全面に蛍光体層を形成した後
に不要部をサンドブラスト法により除去する方法を挙げ
ることができる。
【0040】なお、蛍光体層25R,25G,25Bは
アドレス電極22の上に直接形成されていてもよいし、
アドレス電極22上から隔壁リブ24の側壁面上に亘っ
て形成されていてもよい。あるいはまた、蛍光体層25
R,25G,25Bは、アドレス電極22上に設けられ
た絶縁体膜23上に形成されていてもよいし、アドレス
電極22上に設けられた絶縁体膜23上から隔壁リブ2
4の側壁面上に亘って形成されていてもよい。更には、
蛍光体層25R,25G,25Bは、隔壁リブ24の側
壁面上にのみ形成されていてもよい。絶縁体膜23の構
成材料として、たとえば低融点ガラスやSiOを挙
げることができる。
【0041】本実施形態では、隔壁リブ24は、図1〜
図3に示すように、全体的にはワッフル形状パターンで
あり、第2方向Yに延びる略平行な複数の縦リブ24a
と、第1方向Xに延びる略平行な複数の横リブ24bと
を有する。各縦リブ24aは、図1に示すように、アド
レス電極22の間に位置するように、アドレス電極22
と略平行に配置してある。横リブ24bは、縦リブ24
aと一体的に形成され、縦リブ24aと同じ高さを有し
ている。この横リブ24bは、図2および図3に示すよ
うに、1画素を構成する一対の放電維持電極12と、他
の1画素を構成する一対の放電維持電極12との間に存
在する画素間隣接隙間に対応する位置に形成してある。
すなわち、各横リブ24bは、第2方向Yに隣接する画
素間のバス電極13の間に形成してある。
【0042】本実施形態では、横リブ24bのリブ幅W
3は、縦リブ24aのリブ幅W4よりも大きく、縦リブ
24aのリブ幅W4に対して、4〜8倍のサイズであ
り、より具体的には、150〜300μm程度である。
縦リブ24aのリブ幅W4は、特に限定されないが、た
とえば30〜60μm程度である。
【0043】図2に示すように、横リブ24bのリブ幅
W3は、画素間隣接隙間の幅W2と同程度の幅であるこ
とが好ましく、画素間隣接隙間の幅W2に対して、0.
6〜1.2倍のサイズであるである。すなわち、横リブ
24bは、表示面側から見て、両側に位置するバス電極
13に多少重なっても良く、あるいは重ならないでも良
い。この部分は、放電空間4からの表示光の輝度の向上
には、あまり寄与しない部分であり、表示画面における
コントラストを向上させるためには、リブ幅W3は、幅
W2とほとんど同じであることが好ましい。
【0044】上述したパターンを持つ隔壁リブ24の構
成材料として、従来公知の絶縁材料を使用することがで
き、たとえば広く用いられている低融点ガラスにアルミ
ナ等の金属酸化物を混合した材料を用いることができ
る。隔壁リブ24の高さは100〜150μm程度であ
る。隔壁リブ24における縦リブ24a間のピッチ間隔
は、たとえば100〜400μm程度である。隔壁リブ
24における横リブ24b間のピッチ間隔は、縦リブ2
4aのピッチの約3倍程度である。
【0045】なお、本実施形態では、隔壁リブ24の全
体を黒色または黒色に近い色にして、いわゆるブラック
・マトリックスを形成し、表示画面におけるさらなる高
コントラスト化を図る。隔壁リブ24を黒くする方法と
して、黒色または黒色に近い色の着色顔料が含有された
隔壁リブ材料を用いて隔壁リブを形成する方法を例示す
ることができる。黒色系の着色顔料としては、鉄、マン
ガン、クロムなどの金属酸化物が例示される。
【0046】隔壁リブ24によって囲まれた放電空間の
内部に、混合ガスから成る放電ガスが封入されており、
蛍光体層25R,25G,25Bは、放電空間4内の放
電ガス中で生じた交流グロー放電に基づき発生した紫外
線に照射されて発光する。
【0047】プラズマ表示装置の製造方法 次に、本発明の実施形態に係るプラズマ表示装置の製造
方法について説明する。 第1パネル10は、以下の方
法で作製することができる。先ず、高歪点ガラスやソー
ダガラスから成る第1基板11の全面にたとえばスパッ
タリング法によりITO層を形成し、フォトリソグラフ
ィ技術およびエッチング技術によりITO層をストライ
プ状にパターニングすることによって、一対の放電維持
電極12を、複数、形成する。放電維持電極12は、第
1の方向に延びている。
【0048】次に、第1基板11の内面全面に、たとえ
ば蒸着法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグ
ラフィ技術およびエッチング技術によりアルミニウム膜
をパターニングすることによって、各放電維持電極12
の縁部に沿ってバス電極13を形成する。その後、バス
電極13が形成された第1基板11の内面全面にシリコ
ン酸化物(SiO)層から成る誘電体層14を形成
する。
【0049】本実施形態では、誘電体層14の形成の形
成方法は特に限定されず、電子ビーム蒸着法やスパッタ
法、蒸着法、スクリーン印刷法等が例示される。次に、
誘電体層14の上に、電子ビーム蒸着法またはスパッタ
リング法により厚さ0.6μmの酸化マグネシウム(M
gO)から成る保護層15を形成する。以上の工程によ
り第1パネル10を完成することができる。
【0050】また、第2パネル20を以下の方法で作製
する。先ず、高歪点ガラスやソーダガラスから成る第2
の基板21上に、たとえば蒸着法によりアルミニウム膜
を形成し、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技
術によりパターニングすることで、アドレス電極22を
形成する。アドレス電極22は、第1の方向Xと直交す
る第2の方向Yに延びている。次に、スクリーン印刷法
により全面に低融点ガラスペースト層を形成し、この低
融点ガラスペースト層を焼成することによって絶縁体膜
23を形成する。
【0051】その後、絶縁体膜23上に、図1〜図3に
示すパターンとなるように、隔壁リブ24を形成する。
この時の形成方法は、特に限定されず、たとえばスクリ
ーン印刷法、サンドブラスト法、ドライフィルム法、感
光法などを例示することができる。ドライフィルム法と
は、基板上に感光性フィルムをラミネートし、露光およ
び現像によって隔壁リブ形成予定部位の感光性フィルム
を除去し、除去によって生じた開口部に隔壁リブ形成用
の材料を埋め込み、焼成する方法である。感光性フィル
ムは焼成によって燃焼、除去され、開口部に埋め込まれ
た隔壁リブ形成用の材料が残り、隔壁リブ24となる。
感光法とは、基板上に感光性を有する隔壁リブ形成用の
材料層を形成し、露光および現像によってこの材料層を
パターニングした後、焼成を行う方法である。焼成(隔
壁リブ焼成工程)は、空気中で行い、焼成温度は、56
0°C程度である。焼成時間は、2時間程度である。
【0052】次に、第2基板21に形成された隔壁リブ
24の間に3原色の蛍光体層スラリーを順次印刷する。
その後、この第2基板21を、焼成炉内で焼成し、隔壁
リブ24の間の絶縁体膜上から隔壁リブ24の側壁面上
に亘って、蛍光体層25R,25G,25Bを形成す
る。その時の焼成(蛍光体焼成工程)温度は、510°
C程度である。焼成時間は、10分程度である。
【0053】次に、プラズマ表示装置の組み立てを行
う。即ち、先ず、たとえばスクリーン印刷により、第2
パネル20の周縁部にシール層を形成する。次に、第1
パネル10と第2パネル20とを貼り合わせ、焼成して
シール層を硬化させる。その後、第1パネル10と第2
パネル20との間に形成された空間を排気した後、放電
ガスを封入し、かかる空間を封止し、プラズマ表示装置
2を完成させる。
【0054】かかる構成を有するプラズマ表示装置の交
流グロー放電動作の一例を説明する。先ず、たとえば、
全ての一方の放電維持電極12に、放電開始電圧Vbd
よりも高いパネル電圧を短時間印加する。これによって
グロー放電が生じ、双方の放電維持電極12の近傍の誘
電体層14の表面に相互に反対極の電荷が付着して、壁
電荷が蓄積し、見掛けの放電開始電圧が低下する。その
後、アドレス電極22に電圧を印加しながら、表示をさ
せない放電セルに含まれる一方の放電維持電極12に電
圧を印加することによって、アドレス電極22と一方の
放電維持電極12との間にグロー放電を生じさせ、蓄積
された壁電荷を消去する。この消去放電を各アドレス電
極22において順次実行する。一方、表示をさせる放電
セルに含まれる一方の放電維持電極には電圧を印加しな
い。これによって、壁電荷の蓄積を維持する。その後、
全ての一対の放電維持電極12間に所定のパルス電圧を
印加することによって、壁電荷が蓄積されていたセルに
おいては一対の放電維持電極12の間でグロー放電が開
始し、放電セルにおいては、放電空間内における放電ガ
ス中でのグロー放電に基づき発生した真空紫外線の照射
によって励起された蛍光体層が、蛍光体層材料の種類に
応じた特有の発光色を呈する。なお、一方の放電維持電
極と他方の放電維持電極に印加される放電維持電圧の位
相は半周期ずれており、電極の極性は交流の周波数に応
じて反転する。
【0055】本実施形態に係るプラズマ表示装置2で
は、隔壁リブ24における横リブ24aのリブ幅W3を
縦リブ24aのリブ幅W4よりも大きくすることで、縦
リブ24aおよび横リブ24bのリブ幅が全て同じリブ
幅である従来のプラズマ表示装置に比較して、コントラ
ストが向上する。特に、隔壁リブ24を黒色にすること
で、コントラストがさらに向上し、また、絶縁体膜23
を黒色にすることで、コントラストがさらにまた向上す
る。
【0056】(第2実施形態)図4〜図6に示す本実施
形態のプラズマ表示装置102は、図1〜図3に示すプ
ラズマ表示装置2の変形例であり、共通する部材には、
共通する符号を付し、その説明を一部省略し、相違点に
ついて詳細に説明する。
【0057】図4〜図6に示すように、本実施形態で
は、第2パネル120の内側に形成される隔壁リブ12
4を、縦リブ124aと横リブとで構成し、各横リブ
を、二列の横リブ要素124bで構成してある。これら
の横リブ要素124bの間には、図5に示すように、反
射防止溝124cが形成してある。反射防止溝124c
に対して表示面側から入り込んだ外光は、反射防止溝1
24cの側壁間で反射を繰り返して減衰し、表示面側か
ら外には出にくくなっている。反射防止溝124cの底
部は、絶縁体膜23まで到達していても良いが、そこま
での深さではなくても良い。
【0058】図6に示す二列の横リブ要素124bの全
幅W3は、縦リブ124aのリブ幅W4に対して、1〜
6倍、好ましくは、4〜6倍であり、図5に示すよう
に、画素間隣接隙間の幅W2に対して、0.7〜2.0倍
のサイズであることが好ましい。
【0059】本実施形態では、各横リブ要素124bの
幅W5は、縦リブ124aの幅W4と略同一である。縦
リブ124aの幅W4は、図3に示す縦リブ24aの幅
W4と同様である。また、反射防止溝124cの第2方
向の幅W6は、全幅W3から幅W5の二倍を引いたサイ
ズである。なお、本実施形態では、縦リブ124aは、
反射防止溝124cを貫通して連続的に延びているが、
この反射防止溝124cの位置において、切断されて断
続的に第2方向Yに延びていても良い。
【0060】本実施形態のプラズマ表示装置102で
は、横リブのそれぞれを、二列以上の横リブ要素124
bで構成することで、縦リブおよび横リブが全て一例の
リブ要素で構成してある従来のプラズマ表示装置に比較
して、コントラストが向上する。
【0061】特に、本実施形態によれば、前記第1実施
形態に比較して、縦リブ124aに比較して極端に太い
リブ幅の横リブのパターンを形成する必要がなく、この
リブパターンの製造時に、均一な高さおよび幅のリブ構
造を得やすいと言う利点をさらに有する。また、横リブ
要素124bの間に反射防止溝124cを形成すること
で、反射防止溝124cに入り込んだ外光が外に出にく
くなり、外光コントラストがさらに向上する。
【0062】(第3実施形態)図7に示すように、本実
施形態では、隔壁リブ224の平面構造を変化させてあ
る以外は、図6に示す実施形態と同様な構成にしてあ
り、共通する部材には、共通する符号を付し、その説明
を一部省略し、相違点について詳細に説明する。本実施
形態の隔壁リブ224の構造は、いわゆるワッフル構造
の変形である。図7に示すように、本実施形態では、隔
壁リブ224を、変形ジグザグ形状の縦リブ224a
と、X方向(第1方向)に沿って断続的な横リブとで構
成し、各横リブを、二列の横リブ要素224bで構成し
てある。これらの横リブ要素224bの間には、図5に
示す124cと同様な反射防止溝224cが形成してあ
る。反射防止溝224cに対して表示面側から入り込ん
だ外光は、反射防止溝224cの側壁間で反射を繰り返
して減衰し、表示面側から外には出にくくなっている。
本実施形態では、1画素P1を構成する3原色の蛍光体
層25R,25G,25Bは、X方向に沿って一直線状
に配列されるのではなく、ジグザグ形状に配置される。
すなわち、横リブ要素224bがX方向に沿って途切れ
た部分に対応して、縦リブ224aおよび横リブ要素2
24bで四方が囲まれた六角形状(平面矢視)の放電空
間が形成されるようになっている。各縦リブ224a
は、X方向と平面矢視で略直交する第2方向であるY方
向に沿って連続して形成してあり、直線状ではなく、変
形ジグザグ状に形成してある。各縦リブ224aは、X
およびY方向に対して斜めの縦リブ224aが交差する
位置において、2列の横リブ要素224bに対して接続
され、それらの接続部では、矩形状の反射防止溝224
cが形成される。図7に示す構造を、見方を変えて定義
すれば、平面から見て多角形状の放電空間が、X方向お
よびY方向においてジグザグ形状に配置され、各放電空
間のX方向およびY方向の間に、矩形状の反射防止溝2
24cが形成された中空柱状リブが配置されるように、
隔壁リブ224がパターン化してあると言える。本実施
形態では、前記の第2実施形態が有する作用効果と共
に、さらに、次に示す作用効果を奏する。すなわち、本
実施形態では、隔壁リブ224のパターンを、いわゆる
ワッフル形状にして、矩形状の反射防止溝224cが形
成された中空柱状リブで、放電空間の四方を囲むこと
で、隔壁リブ224の強度がさらに増大すると共に、縦
方向クロストークやノイズをさらに低減することが可能
になる。また、本実施形態では、反射防止溝224cが
形成されることになるので、さらにコントラストの向上
を図ることができる。なお、本実施形態において、断続
的に形成してある横リブ要素224bの間に反射防止溝
224cを形成することなく、2列の横リブ要素224
bを連続させて、一列の幅広横リブとしても良い。その
幅広横リブの構成は、断続的である以外は、図3に示す
幅広な横リブ24bと共通している。幅広横リブから成
る中実の柱状リブとすることにより、図3に示す幅広横
リブ24bと同様な作用効果を奏する。 (その他の実施形態)なお、本発明は、上述した実施形
態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に
改変することができる。
【0063】たとえば、本発明では、プラズマ表示装置
の具体的な構造は、図1〜図6に示す実施形態に限定さ
れず、その他の構造であっても良い。
【0064】
【実施例】以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づ
き説明するが、本発明は、これら実施例に限定されな
い。
【0065】実施例1 第1パネル10は、以下の方法で作製した。先ず、高歪
点ガラスやソーダガラスから成る第1基板11の全面に
たとえばスパッタリング法によりITO層を形成し、フ
ォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によりIT
O層をストライプ状にパターニングすることによって、
一対の放電維持電極12を、複数、形成した。
【0066】次に、第1基板11の内面全面に、たとえ
ば蒸着法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグ
ラフィ技術およびエッチング技術によりアルミニウム膜
をパターニングすることによって、各放電維持電極12
の縁部に沿ってバス電極13を形成した。
【0067】その後、バス電極13が形成された第1基
板11の内面全面にシリコン酸化物(たとえばSi
)層から成る誘電体層14を形成した。このシリコ
ン酸化物(SiO)層の厚みは、約6μmであっ
た。
【0068】次に、このシリコン酸化物層から成る誘電
体層14の上に電子ビーム蒸着法により厚さ0.6μm
の酸化マグネシウム(MgO)から成る保護層15を形
成した。以上の工程により第1パネル10を完成するこ
とができた。
【0069】また、第2パネル20を以下の方法で作製
した。先ず、高歪点ガラスやソーダガラスから成る第2
の基板21上に、アドレス電極22を形成した。次に、
スクリーン印刷法により全面に低融点ガラスペースト層
を形成し、この低融点ガラスペースト層を形成し、この
低融点ガラスペースト層を焼成することによって絶縁体
膜23を形成した。
【0070】その後、絶縁体膜23上に、たとえばスク
リーン印刷法により低融点ガラスペーストを印刷した。
その後、この第2基板21を、焼成炉内で焼成し、図1
〜図3に示すパターンの隔壁リブ24を形成した。この
時の焼成(隔壁リブ焼成工程)は、空気中で行い、焼成
温度は、560°C程度、焼成時間は、2時間程度であ
った。
【0071】次に、第2基板21に形成された隔壁リブ
24の間に3原色の蛍光体層スラリーを順次印刷した。
その後、この第2基板21を、焼成炉内で焼成し、隔壁
リブ24の間の絶縁体膜上から隔壁リブ24の側壁面上
に亘って、蛍光体層25R,25G,25Bを形成し、
510°Cおよび10分の焼成を行い、第2パネル20
を完成させた。
【0072】次に、プラズマ表示装置の組み立てを行っ
た。即ち、先ず、スクリーン印刷により、第2パネル2
0の周縁部にシール層を形成した。次に、第1パネル1
0と第2パネル20とを貼り合わせ、焼成してシール層
を硬化させた。その後、第1パネル10と第2パネル2
0との間に形成された空間を排気した後、放電ガスを封
入し、かかる空間を封止し、プラズマ表示装置2を完成
させた。放電ガスとしては、Xe100%を用い、30
kPaの圧力で封入した。
【0073】このプラズマ表示装置について、表示画面
におけるコントラストの測定を行った。測定に際して
は、JIS C6101−1988によるテレビジョン
受信機試験方法に基づき行った。本実施例では、コント
ラストの評価の基準である黒濃度比が、26.3であっ
た。黒濃度比は、その値が低いほど、コントラストが高
いと判断できる。なお、本実施例では、隔壁リブ24
は、黒色であり、絶縁体膜23は、透明であった。ま
た、本実施例では、放電ギャップW1が、20μmであ
り、画素間隣接隙間の幅W2は、横リブの幅W2と同じ
224μmであり、縦リブの幅W4は50μmであっ
た。
【0074】比較例1 横リブの幅を縦リブの幅と同じ50μmとした以外は、
実施例1と同様にして、プラズマ表示装置を製作し、同
様な測定を行った。コントラストの評価の基準である黒
濃度比が、36.7であった。
【0075】実施例2 横リブのパターンを図4〜図6に示すパターンとし、横
リブ要素124bの幅W5を50μmとした以外は、実
施例1と同様にして、プラズマ表示装置を製作し、同様
な測定を行った。コントラストの評価の基準である黒濃
度比が、23.7であった。
【0076】実施例3 横リブのパターンを図4〜図6に示すパターンとし、横
リブ要素124bの幅W5を50μmとし、絶縁体膜2
3を黒色とした以外は、実施例1と同様にして、プラズ
マ表示装置を製作し、同様な測定を行った。コントラス
トの評価の基準である黒濃度比が、22.1であった。
【0077】評価 実施例1と比較例1とを比較して分かるように、横リブ
の幅を幅広とするのみで、コントラストが向上すること
が確認できた。また、実施例1と実施例2とを比較して
分かるように、各横リブを二列構造とするのみで、さら
にコントラストが向上することが確認できた。さらに、
実施例2と実施例3とを比較して分かるように、絶縁膜
23を黒色にすることのみで、さらにコントラストが向
上することが確認できた。
【0078】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、比較的に簡単な手法により、表示画面におけるコン
トラストの向上を図ることが可能なプラズマ表示装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施形態に係るプラズマ表
示装置の要部概略分解斜視図である。
【図2】 図2は図1に示すIII−III線に沿う要部断面
図である。
【図3】 図3は隔壁リブのパターンと放電維持電極と
の関係を示す平面図である。
【図4】 図4は本発明の他の実施形態に係るプラズマ
表示装置の要部概略分解斜視図である。
【図5】 図5は図1に示すV−V線に沿う要部断面図で
ある。
【図6】 図6は隔壁リブのパターンと放電維持電極と
の関係を示す平面図である。
【図7】 図7は本発明の他の実施形態に係る隔壁リブ
のパターンを示す要部平面図である。
【符号の説明】
2,102… プラズマ表示装置 4… 放電空間 10… 第1パネル 11… 第1基板 12… 放電維持電極 13… バス電極 14… 誘電体層 15… 保護層 20,120… 第2パネル 21… 第2基板 22… アドレス電極 23… 絶縁体膜 24,124,224… 隔壁リブ 24a,124a,224a… 縦リブ 24b… 横リブ 124b,224b… 横リブ要素 124c… 反射防止溝 25R,25G,25B… 蛍光体層
フロントページの続き (72)発明者 森 啓 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 川口 英広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 GB03 GB14 GD07 GF03 GF12 GH06 KA08 KB14 KB19 LA02 LA03 LA12 LA14 MA02

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1基板の内側に第1方向に沿って相互
    に略平行に形成される複数対の放電維持電極と、 前記放電維持電極を覆うように前記第1基板の内側に形
    成される誘電体層と、 第2基板の内側に形成され、前記第1基板と第2基板と
    の間に、密封された放電空間を形成するための隔壁リブ
    とを有し、 前記隔壁リブが、前記第1方向と略直交する第2方向に
    沿って略平行に形成された縦リブと、前記第1方向に沿
    って略平行に形成された横リブとを有し、 前記横リブのリブ幅が、前記縦リブのリブ幅よりも大き
    いことを特徴とするプラズマ表示装置。
  2. 【請求項2】 前記横リブのリブ幅が、前記縦リブのリ
    ブ幅に対して、2〜8倍のサイズであることを特徴とす
    る請求項1に記載のプラズマ表示装置。
  3. 【請求項3】 前記横リブのリブ幅が、前記縦リブのリ
    ブ幅に対して、4〜8倍のサイズであることを特徴とす
    る請求項1に記載のプラズマ表示装置。
  4. 【請求項4】 前記横リブは、1画素を構成する一対の
    前記放電維持電極と、他の1画素を構成する一対の前記
    放電維持電極との間に存在する画素間隣接隙間に対応す
    る位置に配置してある請求項1〜3のいずれかに記載の
    プラズマ表示装置。
  5. 【請求項5】 前記放電維持電極は、実質的に透明であ
    り、 各放電維持電極における前記画素間隣接隙間側の端部に
    は、実質的に不透明な比較的に低抵抗のバス電極が各放
    電維持電極の長手方向に沿って接続して形成してあり、 前記横リブのリブ幅が、前記画素間隣接隙間の幅に対し
    て、0.6〜1.2倍のサイズである請求項4に記載の
    プラズマ表示装置。
  6. 【請求項6】 前記横リブの少なくとも頂部が黒色また
    は黒色に近い色であることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載のプラズマ表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第2基板の表面には、前記第2方向
    に沿って相互に略平行に延びるアドレス電極が形成して
    あり、 前記アドレス電極を覆うように、前記第2基板の表面に
    黒色または黒色に近い色の絶縁体膜が形成してあり、こ
    の絶縁体膜の表面に前記隔壁リブが形成してある請求項
    1〜6のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
  8. 【請求項8】 第1基板の内側に第1方向に沿って相互
    に略平行に形成される複数対の放電維持電極と、 前記放電維持電極を覆うように前記第1基板の内側に形
    成される誘電体層と、 第2基板の内側に形成され、前記第1基板と第2基板と
    の間に、密封された放電空間を形成するための隔壁リブ
    とを有し、 前記隔壁リブが、前記第1方向と略直交する第2方向に
    沿って略平行に形成された縦リブと、前記第1方向に沿
    って略平行に形成された横リブとを有し、 前記横リブのそれぞれが、二列以上の横リブ要素で構成
    してあることを特徴とするプラズマ表示装置。
  9. 【請求項9】 前記横リブ要素の相互間には、反射防止
    溝が形成してあることを特徴とする請求項8に記載のプ
    ラズマ表示装置。
  10. 【請求項10】 前記横リブ要素の各リブ幅が、前記縦
    リブのリブ幅と略等しいことを特徴とする請求項8また
    は9に記載のプラズマ表示装置。
  11. 【請求項11】 二列以上の前記横リブ要素から成る各
    横リブのリブ幅が、前記縦リブのリブ幅に対して、1〜
    6倍のサイズであることを特徴とする請求項8〜10の
    いずれかに記載のプラズマ表示装置。
  12. 【請求項12】 二列以上の前記横リブ要素から成る各
    横リブのリブ幅が、前記縦リブのリブ幅に対して、4〜
    6倍のサイズであることを特徴とする請求項8〜10の
    いずれかに記載のプラズマ表示装置。
  13. 【請求項13】 前記横リブは、1画素を構成する一対
    の前記放電維持電極と、他の1画素を構成する一対の前
    記放電維持電極との間に存在する画素間隣接隙間に対応
    する位置に配置してある請求項8〜12のいずれかに記
    載のプラズマ表示装置。
  14. 【請求項14】 前記放電維持電極は、実質的に透明で
    あり、 各放電維持電極における前記画素間隣接隙間側の端部に
    は、実質的に不透明な比較的に低抵抗のバス電極が各放
    電維持電極の長手方向に沿って接続して形成してあり、 前記各横リブのリブ幅が、前記画素間隣接隙間の幅に対
    して、0.7〜2.0倍のサイズである請求項13に記
    載のプラズマ表示装置。
  15. 【請求項15】 前記横リブ要素の少なくとも頂部がそ
    れぞれ黒色または黒色に近い色であることを特徴とする
    請求項8〜14のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
  16. 【請求項16】 前記第2基板の表面には、前記第2方
    向に沿って相互に略平行に延びるアドレス電極が形成し
    てあり、 前記アドレス電極を覆うように、前記第2基板の表面に
    黒色または黒色に近い色の絶縁体膜が形成してあり、こ
    の絶縁体膜の表面に前記隔壁リブが形成してある請求項
    8〜15のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
  17. 【請求項17】 第1基板の内側に第1方向に沿って相
    互に略平行に形成される複数対の放電維持電極と、 前記放電維持電極を覆うように前記第1基板の内側に形
    成される誘電体層と、 第2基板の内側に形成され、前記第1基板と第2基板と
    の間に、密封された放電空間を形成するための隔壁リブ
    とを有し、 前記隔壁リブが、前記第1方向と略直交する第2方向に
    沿って蛇行状またはジグザグ状に形成された縦リブと、
    前記第1方向に沿って略平行に形成された横リブとを有
    し、 前記横リブのリブ幅が、前記縦リブのリブ幅よりも大き
    いことを特徴とするプラズマ表示装置。
  18. 【請求項18】 前記横リブのリブ幅が、前記縦リブの
    リブ幅に対して、2〜8倍のサイズであることを特徴と
    する請求項17に記載のプラズマ表示装置。
  19. 【請求項19】 前記横リブのリブ幅が、前記縦リブの
    リブ幅に対して、4〜8倍のサイズであることを特徴と
    する請求項17に記載のプラズマ表示装置。
  20. 【請求項20】 前記横リブは、前記第1方向に沿って
    断続的に形成してあり、 前記横リブが途切れた部分に対応して、隔壁リブで囲ま
    れた放電空間が形成されるようになっている請求項17
    〜19のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
  21. 【請求項21】 前記横リブの少なくとも頂部がそれぞ
    れ黒色または黒色に近い色であることを特徴とする請求
    項17〜20のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
  22. 【請求項22】 前記第2基板の表面には、前記第2方
    向に沿って相互に略平行に延びるアドレス電極が形成し
    てあり、 前記アドレス電極を覆うように、前記第2基板の表面に
    黒色または黒色に近い色の絶縁体膜が形成してあり、こ
    の絶縁体膜の表面に前記隔壁リブが形成してある請求項
    17〜21のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
  23. 【請求項23】 第1基板の内側に第1方向に沿って相
    互に略平行に形成される複数対の放電維持電極と、 前記放電維持電極を覆うように前記第1基板の内側に形
    成される誘電体層と、 第2基板の内側に形成され、前記第1基板と第2基板と
    の間に、密封された放電空間を形成するための隔壁リブ
    とを有し、 前記隔壁リブが、前記第1方向と略直交する第2方向に
    沿って蛇行状またはジグザグ状に形成された縦リブと、
    前記第1方向に沿って略平行に形成された横リブとを有
    し、 前記横リブのそれぞれが、二列以上の横リブ要素で構成
    してあることを特徴とするプラズマ表示装置。
  24. 【請求項24】 前記横リブ要素の相互間には、反射防
    止溝が形成してあることを特徴とする請求項23に記載
    のプラズマ表示装置。
  25. 【請求項25】 前記横リブ要素の各リブ幅が、前記縦
    リブのリブ幅と略等しいことを特徴とする請求項23ま
    たは24に記載のプラズマ表示装置。
  26. 【請求項26】 二列以上の前記横リブ要素から成る各
    横リブのリブ幅が、前記縦リブのリブ幅に対して、1〜
    6倍のサイズであることを特徴とする請求項23〜25
    のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
  27. 【請求項27】 二列以上の前記横リブ要素から成る各
    横リブのリブ幅が、前記縦リブのリブ幅に対して、4〜
    6倍のサイズであることを特徴とする請求項23〜25
    のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
  28. 【請求項28】 前記横リブは、前記第1方向に沿って
    断続的に形成してあり、 前記横リブが途切れた部分に対応して、隔壁リブで囲ま
    れた放電空間が形成されるようになっている請求項23
    〜27のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
  29. 【請求項29】 前記放電維持電極は、実質的に透明で
    あり、 各放電維持電極における前記画素間隣接隙間側の端部に
    は、実質的に不透明な比較的に低抵抗のバス電極が各放
    電維持電極の長手方向に沿って接続して形成してあり、 前記各横リブのリブ幅が、前記画素間隣接隙間の幅に対
    して、0.7〜2.0倍のサイズである請求項28に記
    載のプラズマ表示装置。
  30. 【請求項30】 前記横リブ要素の少なくとも頂部がそ
    れぞれ黒色または黒色に近い色であることを特徴とする
    請求項23〜29のいずれかに記載のプラズマ表示装
    置。
  31. 【請求項31】 前記第2基板の表面には、前記第2方
    向に沿って相互に略平行に延びるアドレス電極が形成し
    てあり、 前記アドレス電極を覆うように、前記第2基板の表面に
    黒色または黒色に近い色の絶縁体膜が形成してあり、こ
    の絶縁体膜の表面に前記隔壁リブが形成してある請求項
    23〜30のいずれかに記載のプラズマ表示装置。
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