JP2003132499A - 航空管制用表示装置における航空機位置表示方法 - Google Patents

航空管制用表示装置における航空機位置表示方法

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    • G08G5/0078Surveillance aids for monitoring traffic from the aircraft

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニアミスや衝突の有効な防止が行える航空機
位置表示方法を提供。 【解決手段】 航空管制空域の地形を表示画面上に3次
元的に表示し、航空管制情報に基づいて、航空機記号を
当該航空機の3次元的な位置に対応する表示画面上の位
置に表示し、航空機間距離が安全間隔を決める閾値より
も小さい場合は、それぞれの航空機記号と、一方の航空
機に対応する航空機記号から地形の地表面に垂下する垂
線に沿ってその航空機記号から両航空機の高度差に対応
する表示画面上の距離を隔てた位置の点とを3頂点とす
る三角形からなる要監視マークを表示画面上に3次元的
に表示するようにした。飛行軌跡と飛行条件に基づき、
両航空機の保護空域の干渉を予測した場合は、所定の警
告マークを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空管制用表示装
置における航空機位置表示方法に係り、とくに表示画面
において管制対象航空機の飛行状況を視覚的に把握し、
安全間隔以内に接近した複数の航空機の飛行状況の監視
及び管制に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】世界各地で、航空機の空中衝突による悲
惨な事故は絶えることがない。また、衝突に至らなくと
も、ニアミスを起こしたとの報告により震撼とさせられ
ることは、少なくない。従来の監視レーダシステムにお
いては、各種レーダから得られる航空管制情報に基づい
て、管制卓の表示画面に、地表面の滑走路上の基準点か
らの距離を示す複数のレンジリングと、管制対象航空機
を示すシンボルと、その航空機の便名・速度・高度など
のデータを表すデータタグと、そのシンボルとデータタ
グとの関連性を示すリード線とを2次元的に表示し、か
つ、この表示状態を一定周期(走査周期)ごとに更新
し、管制官はそのシンボルの表示位置とデータタグの内
容を見て、管制作業を行っていた。すなわち、従来の航
空管制方法では、実際は3次元に存在する航空機の位置
を、XY平面内の位置だけを視覚的認識が可能な形でシ
ンボルにより表示し、Z軸方向の位置、すなわち高さは
数値で表示しているため、管制官は管制作業を行う際
は、視覚的に認識可能なシンボルと数値により表示され
る高度とを組み合わせて、航空機の飛行状況をイメージ
し、それに基づいて所要の管制作業を行う必要がある
が、シンボルの位置と数値に基づいて飛行状況を正確に
イメージできるようになるまでには多くの経験と努力が
必要であり、特に管制エリア内に複数の航空機が存在す
る場合は、管制官にかかる負担も大きく、誤った飛行状
況をイメージする恐れがあり、ニアミスや衝突の原因に
もなる恐れがあった。
【0003】航空機の接近・衝突防止に関する発明に
は、特開2000−155900号公報に開示されたも
のがあるが、これは、航空機の地上への接近及び衝突を
予測するものである。さらに詳しくは、管制対象エリア
の地形の3次元標高データを保持し、航空機の位置及び
速度ベクトルから、この航空機の予測到達範囲を設定
し、航空機の位置及び標高データに基づいて差分ベクト
ルを求め、その差分ベクトルと航空機の速度ベクトルに
基づいて、上記地形標高データが上記航空機の予測到達
範囲内にあるか否かを判定するものである。
【0004】(1)特開平3−40200号公報には、
航空機内の表示画面に、自航空機の高度平面を3次元的
に表示するとともに、自航空機に接近した他の航空機を
示す記号を、その航空機の3次元的な位置に対応する表
示画面上の位置に表示する発明が開示されている。しか
し、この発明によっては、複数の航空機の位置や速度や
進行方向などの相対的関係を、航空管制卓において総合
的視覚的に把握することはできない。 (2)航空管制において、レーダ装置で探知された航空
機位置データに基づいて、航空機の飛行軌跡を表示画面
の空港周辺の3次元縮小モデル空間中に表示する装置
は、特開平8−110380号公報に記載されている。
しかし、この発明においては、一定の地形に対する各航
空機の飛行軌跡と現在位置が表示されるだけで、各航空
機の速度や進行方向、相互間距離及びその変化状態など
の相対的関係は表示されない。 (3)特開平9−304526号公報には、航空管制情
報表示方法において、視覚的に航空機の位置、速度、進
行方向、姿勢などを認識できるように、地表面に対して
ほぼ平行で滑走路上の基準点を含む平面を基準面として
表示画面上に3次元的に表示し、航空機を表す航空機記
号、航空機の基準面への投影を示す投影記号、航空機の
高度を示す高度表示ベクトル、航空機の速度を示す速度
表示ベクトル、航空機の飛行軌跡を示すトレイルベクト
ルを前記表示画面に3次元的に表示する技術が開示され
ている。しかし、この発明においても、各航空機の位
置、高度、速度、進行方向、飛行軌跡を3次元的に把握
することはできるが、各航空機の相互関係、とくに、そ
の距離とその変化状態を正確に視覚的に把握することは
困難であり、隣接する航空機のいずれが要注意か、要注
意である場合にどの程度の注意が必要か、を視覚的に把
握することはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来技
術では、飛行中の航空機間距離及びその変化状態、並び
に各航空機の進行方向などの飛行状況における相対関係
を総合的視覚的に把握して、航空機同志のニアミス又は
衝突の可能性を察知し、これを未然に防止することは困
難であった。また、表示装置の表示画面での表示により
管制対象の航空機の飛行状況を把握し、航空機同志のニ
アミス又は衝突の防止のために有効な航空管制用表示方
法は、これまでなかった。
【0006】そこで、本発明の第一の目的は、表示装置
の表示画面での3次元的(3D)表示により管制対象航
空機の飛行状況、とくに2以上の航空機の距離とその変
化状態などの相対関係を総合的視覚的に把握することを
可能にして、航空機同志のニアミス・衝突の可能性があ
れば、これを敏速に察知して監視し、必要な管制指示に
より航空機相互の安全間隔の確保を可能にして、ニアミ
スや衝突の防止に有効な航空機位置表示方法を提供する
ことにある。本発明の第二の目的は、2以上の互いに接
近する航空機の保護空域が干渉するおそれがある場合
に、事前にこれを予測して警告を発することにより、ニ
アミスや衝突を有効に防止しうるようにした航空機位置
表示方法を提供することにある。
【0007】上記課題を解決するため、請求項1の発明
は、航空機位置表示方法であって、航空管制空域に対応
する地形データに基づいて、その地形を表示画面上に3
次元的な表示方法で表示し、前記航空管制空域について
取得される航空管制情報に含まれる航空機の位置情報及
び高度情報に基づいて、その3次元位置を求め、その航
空機を表す航空機記号を当該航空機の3次元的な位置に
対応する前記表示画面上の位置に表示し、隣接する2機
の航空機間距離を求め、得られた航空機間距離が予め定
められた閾値よりも小さいか否かを判定し、航空機間距
離が前記閾値よりも小さいと判定した場合は、前記隣接
する2機の航空機に対応する航空機記号と、その航空機
記号と特定の関連性を有する第3の点とを3頂点とする
三角形からなる要監視マーク前記表示画面上に3次元的
な表示方法で表示することを特徴としている。
【0008】上記要監視マークは、(a)その隣接する
2機の航空機に対応する航空機記号と、一方の航空機記
号から前記地形の地表面に垂下する垂線に沿って前記一
方の航空機記号から両航空機の高度差に対応する前記表
示画面上の距離を隔てた位置とを3頂点とする三角形か
らなる要監視マーク、(b)前記両航空機記号と、いず
れか一方の航空機記号の前記地形の地表面への投影点と
を3頂点とする三角形からなる要監視マーク、又は
(c)一方の航空機記号と両航空機記号の前記地形の地
表面への投影点とを3頂点とする三角形及び他方の航空
機記号と両航空機記号の前記地形の地表面への投影点と
を3頂点とする三角形の合成からなる要監視マークのい
ずれかを用いることができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の航空
機位置表示方法において、隣接する2機の航空機の位置
情報及び高度情報に基づいて両航空機間距離を求めると
ともに、その距離が前記閾値よりも小さい場合に、その
近接度を示す複数段階の距離範囲のいずれに該当するか
により、前記要監視マークを予め定めてある異なる表示
特性で表示することを特徴としている。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の航空機位置
表示方法において、前記要監視マークの表示特性は、両
航空機間距離の近接度が大きくなるほど訴求力が強い表
示特性としてあることを特徴としている。
【0011】請求項5の発明は、請求項1,2,3又は
4の航空機位置表示方法において、隣接する2機の航空
機からの航空管制情報に含まれる進行方向情報及び対地
速度情報に基づいて、前記2機の航空機の進行方向及び
対地速度を各航空機記号から進行方向に延びる目盛り付
きベクトルで表示することを特徴としている。
【0012】請求項6の発明は、請求項1,2,3,4
又は5の航空機位置表示方法において、航空機が上昇中
か、降下中かを当該航空機記号から地形の地表面に対す
る垂線を色分けして表示することを特徴としている。
【0013】請求項7の発明は、請求項1,2,3,4
又は5の航空機位置表示方法において、航空機が上昇中
か、降下中かを当該航空機記号から地形の地表面に対す
る垂線の色分け表示により示し、かつ、当該航空機の対
地速度の高低を前記垂線の太さの大小で表示することを
特徴としている。
【0014】請求項8の発明は、請求項1ないし7のい
ずれか1項において、航空機記号を各航空機の大きさに
比例する縮小立体モデルで構成して記憶しておき、航空
管制空域について取得した航空管制情報に含まれるコー
ルサインに基づいて、当該航空機の航空機記号をその航
空機の縮小立体モデルで表示することを特徴としてい
る。
【0015】請求項9は、請求項8の航空機位置表示方
法において、航空管制情報に含まれる進行方向データに
基づいて、又は航空管制情報の処理により得られる航空
機の飛行軌跡から判定される進行方向に基づいて、縮小
立体モデルの姿勢をその進行方向に合致させて表示する
ことを特徴としている。
【0016】請求項10の発明は、第二の目的を達成す
るため、航空管制空域に対応する地形データに基づい
て、その地形を表示画面上に3次元的な表示方法で表示
し、前記航空管制空域について取得される航空管制情
報に含まれる航空機の位置情報及び高度情報に基づい
て、その3次元位置を求め、その航空機を表す航空機記
号を、当該航空機の3次元の位置に対応する前記表示画
面上の位置に表示し、隣接する2機の航空機間距離を
求め、得られた航空機間距離が安全間隔として予め定め
られた閾値よりも小さいか否かを判定し、前記航空機
間距離が前記閾値よりも小さいと判定した場合は、前記
隣接する2機の航空機に対応する航空機記号と、一方の
航空機記号から前記地形の地表面に垂下する垂線に沿っ
て前記一方の航空機記号から両航空機の高度差に対応す
る前記表示画面上の距離を隔てた位置とを3頂点とする
三角形からなる要監視マークと、前記2機の航空機の飛
行軌跡と飛行条件とに基づいて一定時間後までの飛行予
測を行い、両航空機の同一時間後の予測到達範囲が予め
定められた範囲内で重なる場合に、その重なる範囲内に
設けた点と前記両航空機記号とを3頂点とする三角形か
らなる警告マークとを、前記表示画面上に3次元的な表
示方法で表示することを特徴としている。
【0017】請求項11は、請求項10の航空機間距離
が閾値よりも小さいか否かの判定において、航空機間距
離が前記閾値よりも小さいと判定した場合は、隣接する
2機の航空機に対応する航空機記号と、一方の航空機記
号から前記地形の地表面に垂下する垂線に沿って前記一
方の航空機記号から両航空機の高度差に対応する前記表
示画面上の距離を隔てた位置とを3頂点とする三角形を
形成するとともに、前記2機の航空機の飛行軌跡と飛行
条件とに基づいて飛行予測を行い、両航空機の同一時間
後における保護範囲が干渉する場合に、その干渉する範
囲に設けた点と前記三角形の3頂点とを結んでなる三角
錐を警告マークとして表示することを特徴としている。
【0018】請求項12の発明は、請求項1〜11のい
ずれか1項において、各航空機について取得する最終の
航空管制情報に基づいて航空機記号を表示画面上に表示
した後、次に航空管制情報を取得するまでの間に、各航
空機の飛行軌跡情報を用いて補完処理を行って、表示画
面上に航空機記号を補完表示することを特徴としてい
る。
【0019】請求項13は、補完表示するとともに、最
新の航空管制情報に基づいて表示を更新したときは、そ
の更新を認識できるように前記航空機記号を強調表示す
ることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本発明方法を使用
する航空機位置表示装置の構成を示すブロック図、図2
は隣接する2機の航空機間の距離算出及び要監視マーク
作成の原理の説明図、図3は要監視マーク作成処理と関
連する部分の動作を説明するフローチャート、図4は改
善された画面表示例を示す説明図である。図5は地形、
航空機記号及び要監視マークの画面表示のための処理及
び制御の動作を説明するフローチャート、図6は同航空
機位置表示装置により管制対象航空機の飛行状況を3次
元的に表示する表示画面の表示例を示す図である。図7
は要監視マークの各種表示パターンの例及び2機の航空
機が接近した場合の要監視マークの表示態様を示す図、
図8は2機の航空機の保護空域が干渉する場合の警告マ
ークの一例の作成処理及び表示の説明図、図9は2機の
航空機の保護空域の干渉を予測するための飛行予測の説
明図、図10は警告マークの他例の作成処理及び表示の
説明図である。
【0021】航空機位置表示装置は、図1に示すよう
に、概括的には、データ処理装置1と、制御卓2に設け
られる表示装置3と、表示装置に接続された入力装置4
とから構成されている。データ処理装置1は、航空管制
情報収集部100と、収集された航空管制情報を所期の
目的を実現するために処理し、制御を行う制御部200
と、当初から作成されたデータ、外部から入力されるデ
ータ、及び制御部200による情報処理の結果であるデ
ータをそれぞれ記憶する記憶部300とを有する。
【0022】航空管制情報収集部100は、航空管制エ
リア(空域)内に存在する航空機のコールサイン(便
名)、現在位置、高度、進行方向、対地速度等の所定の
情報を含む航空管制情報を収集するものである。このよ
うな航空管制情報を収集する方法は、特開平8−110
380号、特開平9−304526号、特開平11−1
74150号、特開2001−148100号の各公報
に記載されているように、既知の管制レーダシステムに
より得られる情報を航空管制情報収集部100に入力し
ても良いし、これに代えて、特開平9−5432号公報
に記載されているようなレーダシステムとGPS(Glob
alPositioning System ) の組み合わせにより得られる
情報を航空管制情報収集部100に入力しても良い。各
航空機にGPSと応答装置を備え、地上(管制部)から
の質問に応じて、そのGPSから得られる位置情報及び
高度情報に当該航空機のコールイン、進行方向、対地速
度などの情報を付加して応答する方式が採用されるよう
になった場合には、その応答情報を航空管制情報収集部
100に入力しても良い。
【0023】記憶部300は、この航空機位置表示装置
の機能を実現するためのシステムプログラムを格納して
いるほかに、航空管制情報収集部100により収集され
た管制情報を格納する航空管制情報格納部301と、空
港及びその周辺の地形データを格納する地形データ格納
部302と、航空機をシンボリックに示す航空機記号
(シンボル)の3次元的イメージを格納する航空機記号
格納部303と、航空機間距離データ格納部304と、
基準データ格納部305と、要監視マーク格納部306
とを有している。
【0024】航空管制情報格納部301には、航空管制
情報収集部100により収集された航空管制情報を各航
空機の便名ごとに格納するものである。航空管制情報
は、管制レーダシステムなどから一定間隔(走査周期)
で入力するので、航空管制情報格納部301には、管制
対象エリアに存在する航空機について一定時間に入力さ
れた航空管制情報と、更新された最新の航空管制情報と
が格納される。最新の航空管制情報は、現在の航空機の
位置データ(X,Y,Z)、進行方向データ、及び対地
速度データとして用いられ、一定時間の航空管制情報
は、飛行軌跡の解析及び必要により飛行予測に用いられ
る。
【0025】地形データ格納部302には、管制対象エ
リア(例えば空港及び空港から100km程度以内の空
港周辺)の地形の3次元縮小モデル空間における画像デ
ータを格納したものである。この画像データは、本発明
の適用対象空港に応じて、任意に変更可能とされてい
る。3次元縮小モデル空間とは、空港周辺の実空間を表
示装置3に表示できるように縮小した立体的なモデル空
間である。
【0026】航空機記号格納部303に格納される航空
機記号は、認識可能なドットや×印や◆印等で構成され
ても良いが、本発明の好ましい実施の形態においては、
航空機記号は各航空機の大きさに比例した縮小立体モデ
ルで構成されている。縮小立体モデルの他の例として、
航空機の実際の大きさを、例えば大型、中型、小型など
の複数種類に分け、航空機記号の縮小立体モデルも、各
種類の航空機の大きさを象徴的に表す形態を有する縮小
立体モデルを用いても良い。そして、航空機記号格納部
303には、各航空機のコールサインと、当該航空機の
縮小立体モデルの識別コードとが、対応づけて格納され
ている。こうして、航空管制空域について取得される航
空管制情報に含まれるコールサインに基づいて、当該航
空機の航空機記号がその航空機の大きさに比例する縮小
立体モデル又は当該航空機の大きさを象徴的に表す形態
を有する縮小立体モデルで表示されるようになってい
る。
【0027】航空機間距離データ格納部304には、後
述されるように、隣接する任意の2機の航空機間距離を
算出した場合に、これを一時記憶するためのものであ
る。その航空機間距離が当該管制空域において定義され
ている安全間隔よりも小さい場合は、安全間隔よりも大
きくなるまでその航空機間距離の算出が一定周期で繰り
返し行われ、最終の算出値が一時記憶されるようになっ
ている。安全間隔は、それぞれの空港周辺の飛行頻度や
混雑度に応じて定義され、現行ではRNP4(4マイ
ル)からRNP10(10マイル)まである。
【0028】基準データ格納部305には、航空機間距
離が安全間隔よりも小さいか否かを判定する基準となる
閾値が格納されている。本発明の好ましい実施の形態に
おいては、航空機間距離が閾値よりも小さい場合に、両
航空機の近接度に応じて、複数のステージ、例えば小接
近(航空機間距離が一例として8〜5マイル以上)であ
る場合のステージ1、中接近(同じく5未満〜2マイル
以上)である場合のステージ2、及び大接近(同じく2
マイル未満)である場合のステージ3に判別するための
基準データが格納されている。
【0029】要監視マーク格納部306は、2機の航空
機間距離が安全間隔よりも小さくなった場合に、後述さ
れるようにして要監視マーク作成処理において作成され
る要監視マークを表示装置3に表示するために格納する
ものである。
【0030】制御部200は、いずれもソフトウェアに
より構成される、3Dグラフィック・エンジン部201
と、グラフィック・エンジン部202と、画像合成部2
03と、演算部204と、初期設定部205と、表示制
御部206とを有している。
【0031】制御部200は、一定周期で航空管制情報
格納部301をサーチして、格納された航空管制情報が
あるかどうかを調べ、あるときは、その航空管制情報を
3Dグラフィック・エンジン部201に与えるようにな
っている。
【0032】3Dグラフィック・エンジン部201は、
航空管制情報格納部301に格納された各航空機ごとの
最新航空管制情報を用いて、航空機の位置を航空機記号
(シンボル)で表示するための3次元画像作成処理と、
前記地形データを用いて空港周辺の地形を示すための3
次元マップ作成処理と、さらに、安全間隔以内に存在す
る2機の航空機の位置及びその相対的変化状況を表示し
て、管制官の注意を引くための要監視マークを作成する
要監視マーク作成処理の3つの機能を有する。
【0033】3Dグラフィック・エンジン部201は、
3次元画像作成処理において、制御部200を介して航
空管制情報格納部301から与えられる航空管制情報の
内のコールサインに基づいて、そのコールサインに対応
する識別コードを用いて航空機記号格納部303から航
空機記号を読出して、その航空機の大きさに比例する大
きさを有する縮小立体モデル又は航空機の大きさの種類
を象徴的に示す縮小立体モデルにより航空機記号を作成
する。
【0034】航空機記号の縮小立体モデルを、航空機の
大きさの種類を象徴的に示す形態を有するものにする場
合は、3Dグラフィック・エンジン部201は、入力し
たコールサインに基づき、そのコールサインに対応する
種類コードを用いて、その航空機の大きさの種類に対応
する縮小立体モデルからなる航空機記号を作成するよう
になっている。また、3Dグラフィック・エンジン部2
01は、航空管制情報に含まれる進行方向データに基づ
いて、各航空機に対応する航空機記号の向き(姿勢)
が、表示画面上において当該航空機の進行方向と合致し
て表示されるように、航空機記号の作成処理を行うよう
に構成してある。
【0035】グラフィック・エンジン部202は、3D
グラフィック・エンジン部201に接続されていて、3
Dグラフィック・エンジン部が作成した航空機記号、地
形及び要監視マークの3次元画像を、前記航空機の位置
に対応する表示装置3の表示画面上の位置に表示するた
め、2次元表示用コンピュータ画像データに変換する処
理を行う。
【0036】画像合成部203は、グラフィック・エン
ジン部202により得られる航空機記号の画像データ及
び要監視マーク又は後述される警告(warning)マーク
を、マップデータに上書きして合成するものである。
【0037】制御部200の表示制御部206には、前
記航空機記号の画像データと地形データとの合成に基づ
く3次元空港管制画面を表示する表示装置3が接続され
ている。画像合成部203により得られた2次元表示用
データの合成データは、表示制御部206による制御に
基づいて表示装置3に与えられて、画面表示をするよう
なっている。
【0038】制御部200内には、起動時に表示制御部
206による画面表示の回転角度を設定する初期設定部
205が内蔵されており、本装置の起動時は、その回転
角度を初期設定値に設定して、表示装置3にグラフィッ
ク・エンジン部202の出力する画像データに基づいて
空港周辺の地形を表示し、その中に航空機記号を所定の
座標位置に表示するようになっている。
【0039】表示装置3には、視点変更部を構成する入
力装置4が接近して設けられ、制御部200に接続され
ている。視点変更部は、キーボード又はトラックボール
等で回転角度パラメータの指定が行えるように構成さ
れ、表示装置3の画面表示内容を見ながら操作すること
により、画像合成部203により合成された画像を表示
装置3に表示する際の回転角度を変更して、任意の時点
で表示画面の回転角度の変更が可能である。すなわち、
視点変更部の視点変更操作に応じて、3次元空港管制画
面の表示内容(角度)を変えることができるようになっ
ている。
【0040】演算部204は、航空管制情報格納部30
1に格納されている航空管制情報を用いて、管制対象エ
リア内に存在する航空機の相互間隔距離を算出する算出
処理と、算出された航空機間距離を閾値と比較して安全
間隔よりも小さいかどうかを判定する第1判定処理と、
航空機間距離が安全間隔よりも小さいと判定した場合
は、その近接度がステージ1、ステージ2、ステージ3
のいずれに該当するかを判定する第2判定処理とを行う
ようになっている。すなわち、航空機間距離を算出する
算出処理機能と、その算出値と閾値との大小判定を行う
第1判定処理機能と、閾値よりも小さい場合の近接度を
判定する第2判定処理機能とを有している。
【0041】航空機間距離の算出処理及び要監視マーク
作成処理の原理並びにその処理動作を図2及び図3に基
づいて説明する。この管制情報表示装置が起動される
と、航空管制情報格納部301からデータを読出して、
管制対象空域に隣接する航空機が存在するか否かを調べ
る(S1)。存在する場合は、その2機の航空機間距離
を算出する算出処理を次のように行う(S2)。図2に
例示するように、今、隣接している2機の航空機A1,
A2の現在位置P1,P2の位置データを(x1,y
1,z1)、(x2,y2,z2)とすると、第1に、
これらの位置データに基づいて2機の高度差(z1−z
2)を求め、第2に、一方の航空機(例えばA1)の位
置から地表面に垂下する垂線L1に沿って2機の航空機
(A1,A2)の高度差(z1−z2)に対応する距離
を隔てた位置P3の位置データ(x1,y1,z2)を
作成する。図2の例では、高度の高い方の航空機A1の
位置P1からの垂線L1に沿って高度差分下げた位置を
P3としたが、図2に鎖線で示すように、高度の低い方
の航空機A2の位置P2から垂線L2に沿って高度差分
上げた位置をP3としても良い。そして、P1(x1,
y1,z1),P2(x2,y2,z2),P3(x
1,y1,z2)又はP1(x1,y1,z1),P2
(x2,y2,z2),P3(x2,y2,z1)を3
頂点とする三角形を作成する。次に、2機A1,A2の
航空機間距離をDとすると、次の計算式
【数1】 を演算してDを求め、その航空機間距離データDを航空
機間距離データ格納部305に格納するようになってい
る(S2)。
【0042】次に、演算部108は、第1判定処理機能
として、前記航空機間距離Dの値を基準データ格納部3
05に設定記憶されている閾値Tと比較し(S3)、D
がTよりも小さい時に要注意信号を出力し、これを3D
グラフィック・エンジン部201に入力するようになっ
ている。
【0043】3Dグラフィック・エンジン部201は、
与えられた要注意信号に基づいて、その要注意信号に係
る位置データ(x1,y1,z1)(x2,y2,z
2)(x1,y1,z2)に対応する座標位置P1,P
2,P3を3頂点とする三角形からなる要監視マーク
(図2のM)を作成する要監視マーク作成処理を行う
(S5)。作成された要監視マークは要監視マーク格納
部306に格納される。演算部108は、続いて第2判
定処理機能を実行して、航空機間距離Dの値が航空機の
近接度を表わすステージ1〜3のいずれに該当するかを
判定し(S6)、該当するステージに対応するステージ
1信号、ステージ2信号又はステージ3信号を出力し、
かつ、その出力したステージ信号に応じて、その要監視
マークがどのステージを示すかを容易に識別可能な表示
特性を指定する信号を生成し(S7)、その指定信号を
グラフィック・エンジン部202に出力する(S8)。
【0044】ステージ1は、2機の航空機が小接近した
段階であり、危険度がまだ小さいので、表示画面を見る
管制官等に対する訴求力が比較的小さな表示特性を指定
し、ステージ2は、2機の航空機が中接近した段階であ
り、危険度がやや大きいので、管制官等に対する訴求力
が比較的大きい表示特性を指定し、ステージ3は、2機
の航空機が大接近した段階であり、危険度が大きいの
で、管制官等に対する訴求力が大きい表示特性をそれぞ
れ指定するようになっている。表示制御部206は、そ
の指定信号に基づき、所定の表示特性を有する要監視マ
ークMを表示画面に表示させるようになっている。ステ
ージ3の場合は、注意喚起を確実にするため、要監視マ
ークMを点滅表示させ、あるいはさらに警報音を表示装
置3に付属するスピーカ(図示省略)から発生させるこ
とが好ましい。
【0045】好ましい実施の形態においては、図4に例
示するように、収集した航空管制情報に含まれるコール
サインに対応する識別コードを航空機記号格納部303
から読出し、その識別コードに対応する所定の大きさの
縮小立体モデルで構成された航空機記号S3,S4で表
示するようになっている。また、その航空管制情報に含
まれる進行方向データに基づいて、3Dグラフィック・
エンジン部201が画像処理を行うことにより、その航
空機記号の姿勢を、当該航空機の実際の進行方向に合わ
せて表示するようになっている。従って、図4の表示画
面の航空機記号を見るだけで、当該航空機の大きさ及び
進行方向が一目瞭然に分かる。
【0046】上記構成による航空機位置表示装置の作用
を、図5を参照して説明する。この装置が起動される
と、まず、航空管制情報収集部100が航空管制情報を
入力したか否かを調べ(S21)、入力する度に、その
航空管制情報をコールサインごとに航空管制情報格納部
301に格納し、一定時間分の航空管制情報を蓄積する
(S22)。一方、地形データ格納部302から地形デ
ータを読出し、3Dグラフィック・エンジン部201に
より3Dマップデータを作成する(S23)。続いて、
航空管制情報格納部301に格納された航空管制情報に
基づいて、当該航空機の位置に対応する表示画面上の位
置に航空機記号を表示するための3D表示画像データの
作成処理を3Dグラフィック・エンジン部201により
行う(S24)。この時、航空管制情報に含まれている
コールサインに基づいて、当該航空機の大きさに対応す
る大きさの縮小立体モデルが航空機記号格納部301か
ら読出され、かつ、その縮小立体モデルの姿勢(向き)
が航空管制情報に含まれている進行方向に合致するよう
に決められる。
【0047】引き続き、グラフィック・エンジン部20
2により上記3Dマップデータと、航空機記号の3D表
示画像データとが、表示装置3による2次元表示のため
に、2次元データに変換され、かつ、マップデータに航
空機記号を上書きして両データが合成される(S2
5)。
【0048】他方、航空管制情報収集部100が航空管
制情報を入力する度に、図2について上述した航空機間
距離算出処理と要監視マーク作成処理が並行して行われ
ている。そして、図5のマップデータと航空機記号デー
タの2次元データへの変換・合成処理(S25)後に、
要監視マーク格納部306を読出して、作成された要監
視マークがあるか否かを調べる(S26)。要監視マー
クがある場合は、その要監視マークも2次元データに上
書きして合成される(S27)。要監視マークがない場
合は直ちに、要監視マークがある場合はデータ合成後
に、制御卓3の入力装置3の操作により表示変更のため
の入力がされたか否かを調べ(S28)、入力されない
場合は、表示制御部206は初期設定部205により指
定されている回転角度において、グラフィック・エンジ
ン部202から出力される画面表示データが表示装置3
に出力される(S210)。表示変更の操作がされた場
合は、グラフィック・エンジン部202から出力される
画面表示データについてその操作に基づく表示画面の回
転角度が設定され(S29)、表示装置3に出力される
(S210)。
【0049】従って、図6に例示するように、表示装置
3の表示画面3´上の、地表面に対して所定の角度をも
って3次元的に表示された空港及びその周辺の空間の中
の、航空機の位置に対応する表示画面上の位置に、当該
航空機の大きさに対応する縮小立体モデルで表された航
空機記号S5〜S9が、その姿勢を航空機の進行方向に
合わせた状態で表示される。
【0050】以上は、1サイクル(1走査周期)におけ
る航空管制情報の処理及び表示制御であるが、画像デー
タの表示装置への出力制御(S210)までが行われる
と、当初のステップS21に戻り、次のサイクルにおい
て、再び管制情報格納部に格納されている航空管制情報
に基づいて、順次、同様のデータ処理及び表示制御が行
われ、各航空機記号の表示位置が実際の航空機の移動に
対応して移動する。
【0051】この場合、航空管制情報の収集周期によっ
ては、今回走査時に収集された航空管制情報に基づく航
空機記号の表示位置が、前回走査時に収集された航空管
制情報に基づく航空機記号の表示位置からスキップする
ような表示態様となって、飛行速度との関係で、航空機
の実際位置の認識が困難になるような場合がある。この
ような場合は、その困難を解消又は緩和するため、次の
ような補完表示処理を行うことが望ましい。すなわち、
演算部204にカルマンフィルタ(Kalman Filter)の機
能を備え、管制情報格納部301に同一の航空機につい
て今回から数回前までの走査周期に格納された航空管制
情報、すなわち、飛行軌跡を基に、その航空機の現在位
置から次回走査時の予測到達位置を求め、3Dグラフッ
ク・エンジン部201の処理及び表示制御部206の制
御により、その航空機の現在位置に対応する表示画面上
の表示位置から次回走査時の予測到達位置に対応する表
示位置までの間に、その航空機の航空機記号の表示位置
を連続的又は断続的にずらすことにより、次回走査によ
る航空管制情報に基づく航空機記号の表示までの間に、
航空機記号を見掛上、連続して表示させる。これによ
り、走査周期に関連する航空機記号の瞬間的な非表示に
基づく飛行状況の誤認を有効に防止することができる。
【0052】図6において、航空機A6とA7の間の距
離、及び航空機A8とP9の間の距離は、いずれも安全
間隔よりも小さいため、これらの2機間には、それぞれ
要監視マークM1,M2が表示されている。そして、要
監視マークを見れば、その要監視マークの三角形の高度
差を表わす垂直辺が一方の航空機(A6又はA9)の航
空機記号より垂下しているので、他方の航空機(A7又
はA8)よりも前記一方の航空機の高度が高いことが明
瞭であり、また、その垂直辺の長さで高度差がどの程度
かを容易に推測可能である。図4に示すように、各航空
機記号と地表面とを結ぶ垂線PLを表示し、その垂線に
地表面からの高さを示す単位距離ごとの目盛りpdを設
ければ、その垂線を見ることにより、各航空機の高度を
認識することができる。また、両航空機の高度差をより
正確に認識することができる。また、図4に例示するよ
うに、各航空機記号の地表面への投影点ep1とep2
を結ぶ直線上HLに、単位距離ごとの目盛りhd又は目
盛りと連続数字を合わせて表示することにより、航空機
の地表面間距離HDを容易に認識することができる。さ
らに、図4及び図6の各航空機記号A3〜A9は当該航
空機の大きさをも表わしているので、データタグDTに
記載されているコールサインから当該航空機の大きさを
記憶に頼って認識するよりも迅速かつ正確に各航空機の
大きさの認識が可能である。
【0053】こうして、隣接する2機の航空機が定義さ
れた安全間隔よりも接近した場合は、その相対的位置関
係が要監視マークMにより、しかも、その近接度により
異なる表示特性により表示される。さらに、近接度が大
きい程、その要監視マークが強い訴求力を有する表示特
性になる。そして、航空管制情報は、一定の周期で逐次
入力する。従って、要監視マークは、その形及び表示態
様が、表示画面に表示された要監視マークの上辺の両端
部に表示されている2機の航空機の位置、高度、進行方
向及び相対的位置関係の変化に応じて、時々刻々とダイ
ナミックに変化する。
【0054】図6における航空機記号S7,S8で示さ
れた航空機A7,A8間距離も、安全間隔より小さい
が、両航空機の高度がほぼ等しいため、要監視マークM
3は三角形にはならず、一本の直線となる。この直線が
細い場合は視認性に劣るので、三角形にならない時は、
その直線を充分な視認性が得られる程度に太線となるよ
うに、要監視マーク作成処理を行うように構成すること
が望ましい。
【0055】航空機が互いに接近する方向に飛行してい
るときは、その要監視マークの表示特性が管制官の注意
をより強く引くように変化し、逆に航空機が互いに離間
する方向に飛行しているときは、管制官の注意を引く力
が漸次弱くなる表示特性に変化する。航空機間距離が安
全間隔よりも大きくなったときは、要監視マークが消滅
する。従って、管制官は、表示画面から各航空機の飛行
状況を総合的視覚的に把握し、要監視マークが表示され
ている場合に、その変化状態に注目して、管制の要否を
適確に判断することができる。図6中の要監視マークの
うち、厳格な監視を必要とすると思われるものを、表示
装置に接続されているカーソル(図示省略)によりクリ
ックすることにより、その要監視マークの周辺を図4に
示すように拡大表示させることもできる。カーソルを押
す時間の長短により、拡大率を変えることができるよう
になっている。
【0056】なお、図4には、基本的な部分を簡略に示
すために、他の表示内容を省略したが、各航空機記号S
3,S4の表示位置付近には、従来と同様に、コールサ
イン、高度及び対地速度などの航空機データがデータタ
グDT内に表示されている。従って、そのデータタグD
Tを前記カーソルによりクリックすることにより、図外
の周知の監視レーダシステムを用いて、当該航空機に対
して必要な運航管制指令を伝送することができる。
【0057】本発明の好ましい実施の形態として、図
2,4に示すように、各航空機記号と地表面とを結合す
る垂線PLを表示すると、表示画面上においてそれぞれ
の航空機の実際の地形に対する位置を視覚的に容易に認
識することができる。そして、図3,4,6からも解る
ように、2機の航空機の相対的位置関係を要監視マーク
M;M1,M2により表現しているため、両機の航空機
記号の地表面に対する二つの投影点と2機の航空機記号
との4点を結んで得られる台形で表現される場合に比
し、両機の高度差が一目瞭然であり、とくに、両機の高
度差が小さい場合にも、要監視マークはその高度差を明
確に示すことができる特長がある。
【0058】要監視マークの構成方法及び表示パターン
は、図7(a)(b)(c)に例示するように、各種の
ものが可能である。(a)は既述されたものであって、
隣接する2機の航空機A1,A2に対応する航空機記号
S1,S2と、一方の航空機記号から地形の地表面に垂
下する垂線PLに沿って前記一方の航空機記号から両航
空機の高度差に対応する表示画面上の距離を隔てた位置
P3とを3頂点とする三角形により構成された要監視マ
ークMaの例、(b)は両航空機記号S1,S2と、い
ずれか一方の航空機記号S1(又はS2)の地形の地表
面への投影点ep1(又はep2)とを3頂点とする三
角形からなる要監視マークMbの例、(c)はいずれか
一方の航空機記号S1と、両航空機記号の地形の地表面
への投影点ep21,ep2とを3頂点とする三角形及
び他方の航空機記号S2と両航空機記号の地形の地表面
への投影点ep1,ep2とを3頂点とする三角形の合
成からなる要監視マークMcの例である。(b)におい
ても、両航空機記号S1,S2と、一方の航空機記号S
1の地形の地表面への投影点ep1とを3頂点とする三
角形及び他方の航空機記号S2の地形の地表面への投影
点ep2とを3頂点とする三角形の合成から要監視マー
クMb´としても良い。
【0059】図7の(a)の場合は、同図(a)に符号
(S1)で示すように、2機の航空機の高度が等しい場
合は、三角形ではなく、直線が表示されることとなり、
接近する2機の航空機の存在の視認性に劣り、また、2
機の航空機の接近度が大きくなると、同図(1)から
(2)(3)のように要監視マークの表示形態が変化す
るが、接近度が大きくなるにつれて表示面積が小さくな
って、管制官に対する注意喚起力が弱まる難点がある。
(a)の高度が等しいために直線になった場合は、その
直線を太くすることにより、視認性を向上させることが
良い。これに対して、図7(b)及び(c)は、2機の
航空機の高度が等しくなっても、三角形が消滅すること
はなく、同図(1)から(2)(3)のように接近度が
大きくなっても、管制官に対する注意喚起力が維持され
る利点がある。
【0060】表示装置3の表示画面3´に要監視マーク
が表示されても、当該両航空機の飛行方向が図4のA
3,A4のように互いに離間する方向である場合や、図
6のA6とA7、A7とA8、A8とA9のように同一
方向である場合は、急激に接近してニアミスや衝突を起
こす可能性はないか、極少である。しかし、相互接近方
向に飛行している場合は、非常に危険である。このよう
な場合は、要監視マークの表示面積が小さくなる方向に
変化するので、危険度が増していることは認識可能であ
るが、上記要監視マークは隣接する航空機が要監視距離
以内に進入した当初から、しかも、各航空機の飛行方向
に関わりなく表示されるので、表示画面を監視する管制
官は、要監視マークに係る航空機の飛行方向が認識でき
れば、注意力を緩和することができる場合でも、表示さ
れている全ての要監視マークに対して同等の注意を払わ
なければならなず、疲労の原因になると考えられる。
【0061】図8は、このような要監視マークのみの表
示による難点を解消するようにした本発明の他の実施の
形態を示す。この実施の形態においては、隣接する2機
の航空機が要監視距離以内にあって要監視マークを表示
した後、その2機の航空機の飛行軌跡と飛行条件とに基
づいて両航空機の保護空域が干渉すると判断した場合
に、特定の形態を有する警告マークを表示画面上に表示
することにより、衝突の危険性が高い場合に警告を発し
て、これを確実に認識できるようにしたものである。す
なわち、この装置においては、要監視マークを図2の例
と同様に、隣接する2機の航空機A1,A2に対応する
航空機記号S1,S2と、一方の航空機記号から地表面
に垂下する垂線PLに沿って前記一方の航空機記号から
両航空機の高度差に対応する表示画面上の距離を隔てた
位置P3とを3頂点とする三角形により構成するように
した場合に、前記2機の航空機の飛行軌跡と飛行条件と
に基づいて一定時間後までの飛行予測を行い、両航空機
の同一時間後における予測到達範囲が予め定められた範
囲内で重なる場合、すなわち、保護空域が干渉する場合
に、その干渉する範囲内に点を設け、その点と両航空機
記号とを3頂点とする三角形からなる警告マークWを、
表示画面3´上に3次元的な表示方法で表示するように
構成されている。
【0062】飛行予測は、一例として、次のように行わ
れる。図9は要監視距離内に入った2機の航空機A1,
A2の飛行状況を想定した場合の飛行予測の模式図であ
る。P−3,P−2,P−1は航空機Axの現在位置P
0よりも一例として3走査周期(−t3,−t2,−t
1)前までの位置であり、これらの一連の位置情報は飛
行軌跡である。演算部204は、前記飛行軌跡と各航空
機に与えられている飛行条件とに基づいて、現在位置P
0からt1,t2〜t5,…の各走査周期後における予
測到達位置P1,P2,〜P5,…を演算して予測す
る。そして、両航空機のいずれかの予測到達位置(保護
空域)が予め定義してある距離範囲において重なる場合
は、コンフリクトの可能性があると判断して、その重な
る空域の位置データを内容とするコンフリクト予測信号
を出力し、これを3Dグラフィック・エンジン部201
に与える。3Dグラフィック・エンジン部201は、そ
のコンフリクト予測信号に基づいて、図8に示すように
その重なる空域に対応する表示画面上のコンフリクトゾ
ーンCZに点P4を設ける。続いて、その点P4と前記
両航空機の航空機記号S1,S2とを3頂点とする三角
形、すなわち、警告マークWを生成する。
【0063】こうして、表示画面3´上には、図8に示
すように、2機の航空機の保護空域が干渉すると予測さ
れる場合には、要監視マークMのほかに、警告マークW
が表示される。このように、飛行方向が交差する航空機
については、コンフリクトが予測される空域(CZ)に
設けられた頂点と両航空機記号とを頂点(P4,P1,
P2)とする三角形で警告マークWが形成されるので、
2機の航空機の高度が等しい場合でも、警告マークWは
明確に表示される。従って、管制官が警告マークWを見
落とすことは有効に防止される。なお、2の航空機が等
しい高度を対向して飛行する場合は、要監視マークも警
告マークも1本の直線になるが、実際にはこのような例
は発生しないと考えられるが、その直線を太くし、か
つ、点滅させることにより、視認ミスを防止することが
できる。
【0064】警告マークの形態には、上述された三角形
のほか、図10に示すように、航空機間距離が閾値より
も小さいと判定した場合は、隣接する2機の航空機に対
応する航空機記号S1,S2と、一方の航空機記号から
地形の地表面に垂下する垂線に沿って前記一方の航空機
記号から両航空機の高度差に対応する前記表示画面上の
距離を隔てた位置P3とを3頂点とする三角形を形成す
るとともに、飛行軌跡と飛行条件とに基づいて飛行予測
を行い、両航空機の保護空域が干渉する場合に、その干
渉する範囲内に設けた点P4と前記三角形の3頂点とを
結んで三角錐を形成し、その三角錐を警告マークWとす
ることもできる。
【0065】航空管制情報には対地速度情報及び進行方
向情報が含まれている場合がある。そして、1機の航空
機の管制情報は管制対象空域に存在する間は、一定周期
で収集され格納される。従って、これらの情報を利用し
て、各航空機の飛行軌跡を作成し、図4及び図6に例示
するように、航空機記号Sの後方に延び、その飛行軌跡
と、速度を所定単位毎に目盛りを有する速度表示ベクト
ルDVを結合したものを表示することが望ましい。これ
により、表示画面の航空機記号の付近を見るだけで、当
該航空機の軌跡、進行方向、速度などを3次元的に視覚
的にかつ正確に認識することができる。飛行軌跡と速度
を示さずに、飛行方向のみを示す矢印を示すようにして
も良い。
【0066】また、各航空機の飛行軌跡を分析すること
により、各航空機が上昇中か降下中かを知ることができ
る。従って、航空機記号に速度表示ベクトルを合わせ表
示し、かつ、その航空機が上昇中か、降下中かを各航空
機記号からの垂線Lを色分け表示することが、要監視距
離内に存在する2機の航空機の危険度をよりきめ細かく
判断するのに有効である。
【0067】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明によれ
ば、航空管制空域の地形を表示画面上に3次元的な表示
方法で表示し、その空域に存在する航空機の航空機記号
を当該航空機の3次元的な位置に対応する表示画面上の
位置に表示し、隣接する2機の航空機間距離が要監視距
離よりも小さいと判定された2機の航空機について、所
定形状の要監視マークを表示画面上に3次元的な表示方
法で表示するので、隣接する航空機の接近状態及びその
飛行状況を総合的視覚的に認識することができ、必要な
監視を怠ることが有効に防止される。従って、適切有効
な管制指示により、航空機の安全間隔の確保を可能にす
ることができ、航空機同志のニアミス又は衝突を防止す
ることができる。
【0068】請求項3の発明によれば、航空機同志が安
全間隔よりも接近した場合に、その近接度がどの段階に
達したかを所定の表示特性を有する要監視マークにより
表示するので、航空機間距離を数値で確認する場合より
も直観的視覚的に近接度を認識することができ、必要な
管制作業を敏速正確にく行うことができる。
【0069】請求項4の発明によれば、要監視マークの
表示特性は、両航空機の近接度が大きくなればなるほど
強い訴求力を有するものとしてあるので、複数の要監視
マークが表示されている場合に、危険度の大きい2機の
航空機を優先的に監視し、有効な管制作業を行うことが
できるので、事故防止に有効である。
【0070】請求項5の発明によれば、各航空機記号に
その速度表示ベクトルを合わせ表示するので、安全間隔
よりも接近している航空機の飛行予測が容易になり、2
機の航空機の危険度の増減を予測して管制作業を行うこ
とができ、管制官の精神的負担が軽減される。
【0071】請求項6及び請求項7の発明によれば、各
航空機記号に速度表示ベクトルを合わせ表示し、かつ、
その航空機が上昇中か、降下中かを当該航空機記号から
の垂線の色分けにより表示し、さらに対地速度を垂線の
太さの大小で表示するので、要監視距離内に存在する2
機の航空機の危険度をよりきめ細かく判断するのに有効
である。
【0072】請求項8の発明によれば、航空管制空域に
ついて取得される航空管制情報に含まれるコールサイン
に基づいて、当該航空機の航空機記号をその航空機の大
きさに対応する縮小立体モデルで表示することができる
ので、管制官は、表示画面に表示されている航空機記号
を見るだけで、その航空機の大きさを視覚的に認識する
ことができ、航空機の大きさに対応する適切な管制作業
を行うことができる。
【0073】請求項9の発明によれば、航空管制情報に
含まれる進行方向データに基づき、又は航空機の飛行軌
跡から判定される進行方向に基づいて、航空機記号の縮
小立体モデルの姿勢を前記進行方向と合致させて表示す
るので、表示画面の航空機記号を見るだけで、その航空
機の飛行方向を瞬間的視覚的に認識することができ、飛
行方向の誤認識に基づく誤った管制指示を未然に防止す
ることができる。
【0074】請求項10の発明によれば、2機の航空機
がそのまま進行すればコンフリクトする危険がある場合
は、それを事前に予測して警告マークを表示するので、
安全間隔よりも接近したことだけで要監視マークを表示
する場合よりも、管制官に対して有効確実な注意喚起が
行われる。
【0075】請求項11の発明によれば、三角錐の警告
マークが表示されるので、請求項10の三角形の警告マ
ークの場合よりも視認性に優れている。
【0076】請求項12の発明によれば、今回走査時の
航空機記号の表示位置から次回走査時の航空機記号の表
示位置までの間が保管表示されるので、走査周期に関連
する航空機記号の瞬間的な非表示に基づく飛行状況の誤
認を有効に防止することができる。
【0077】請求項13の発明によれば、更新の事実を
認識できるので、航空機記号の表示位置の信頼性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を使用する航空管制用航空機位置表
示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】航空機間距離算出と要監視マーク作成原理につ
いて説明する図。
【図3】要監視マーク作成処理に関連する部分の動作を
説明するフローチャート。
【図4】改善された画面表示例を示す説明図。
【図5】地形及び航空機記号の画面表示のための処理及
び制御の動作を説明するフローチャート。
【図6】航空機位置表示装置により管制対象の航空機の
飛行状況を3次元的に表示する表示例を示す表示画面の
正面図。
【図7】要監視マークの各種のパターン及び表示変化例
を示す図。
【図8】本発明の他の実施の形態における要監視マーク
と警告マークの一例を示す図。
【図9】飛行予測におけるコンフリクト予測の概念図。
【図10】警告マークの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 データ処理装置 100 航空管制情報収集部 200 制御部 201 3次元グラフィック・エンジン部 202 グラフィック・エンジン部 203 画像合成部 204 演算部 205 初期設定部 206 表示制御部 300 記憶部 301 航空管制情報格納部 302 地形データ角野初 303 航空機記号格納部 304 航空機距離データ格納部 305 基準データ記憶部 306 要監視マーク格納部 2 制御卓 3 表示装置 4 入力装置(視点変更部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 雅宣 東京都千代田区神田須田町1−10 マルチ ジェン・ジャパン株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA26 CC12 CC14 FF05 LL01 LL02 LL08 5J070 AC01 AC06 AE04 AH14 AK39 BF01 BF14 BG11 BG12 BG14 BG15 BG16 BG27

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空管制空域に対応する地形データに基
    づいて、その地形を表示画面上に3次元的な表示方法で
    表示し、 前記航空管制空域について取得される航空管制情報に含
    まれる航空機の位置情報及び高度情報に基づいて、その
    3次元位置を求め、その航空機を表す航空機記号を当該
    航空機の3次元の位置に対応する前記表示画面上の位置
    に表示し、 隣接する2機の航空機間距離を求め、得られた航空機間
    距離が安全間隔よりも小さいか否かを判定し、 前記航空機間距離が前記安全間隔よりも小さいと判定し
    た場合は、前記隣接する2機の航空機に対応する航空機
    記号と、その航空機記号と特定の関連性を有する第3の
    点とを3頂点とする三角形からなる要監視マークを前記
    表示画面上に3次元的な表示方法で表示すること、 を特徴とする航空機位置表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記要監視マーク
    は、(a)隣接する2機の航空機に対応する航空機記号
    と、一方の航空機記号から地表面に垂下する垂線に沿っ
    て前記一方の航空機記号から両航空機の高度差に対応す
    る前記表示画面上の距離を隔てた位置とを3頂点とする
    三角形からなる要監視マーク、(b)前記両航空機記号
    と、いずれか一方の航空機記号の地表面への投影点とを
    3頂点とする三角形からなる要監視マーク、(c)一方
    の航空機記号と両航空機記号の前記地形の地表面への投
    影点とを3頂点とする三角形及び他方の航空機記号と両
    航空機記号の前記地形の地表面への投影点とを3頂点と
    する三角形の合成からなる要監視マークのいずれかであ
    ることを特徴とする航空機位置表示方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、隣接する2機
    の航空機の位置情報及び高度情報に基づいて両航空機間
    距離を求めるとともに、その距離が前記安全間隔よりも
    小さい場合に、その近接度を示す複数段階の距離範囲の
    いずれに該当するかにより、前記要監視マークを予め定
    めてある異なる表示特性で表示することを特徴とする航
    空機位置表示方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、要監視マークの表示
    特性は、両航空機間距離の近接度が大きくなるほど訴求
    力が強い表示特性としてあることを特徴とする航空機位
    置表示方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、隣接
    する2機の航空機からの航空管制情報に含まれる進行方
    向情報及び対地速度情報に基づいて、前記隣接する2機
    の航空機の進行方向及び対地速度を、各航空機記号から
    進行方向に延びる目盛り付きベクトルで表示することを
    特徴とする航空機位置表示方法。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
    その航空機が上昇中か、降下中かを当該航空機記号から
    前記地形の地表面に対する垂線を色分けして表示するこ
    とを特徴とする航空機位置表示方法。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4又は5において、
    その航空機が上昇中か、降下中かを当該航空機記号から
    前記地形の地表面に対する垂線の色分け表示により示
    し、かつ、当該航空機の対地速度の高低を前記垂線の太
    さの大小で表示することを特徴とする航空機位置表示方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項におい
    て、航空機記号を各航空機の大きさに比例する縮小立体
    モデルで構成して記憶しておき、航空管制空域について
    取得した航空管制情報に含まれるコールサインに基づい
    て、当該航空機の航空機記号をその航空機の縮小立体モ
    デルで表示することを特徴とする航空機位置表示方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において、航空管制情報に含ま
    れる進行方向データに基づき、又は航空管制情報の処理
    により得られる航空機の飛行軌跡から判定される進行方
    向に基づいて、縮小立体モデルの姿勢を前記進行方向に
    合致させて表示することを特徴とする航空管制情報表示
    方法。
  10. 【請求項10】 航空管制空域に対応する地形データに
    基づいて、その地形を表示画面上に3次元的な表示方法
    で表示し、 前記航空管制空域について取得される航空管制情報に含
    まれる航空機の位置情報及び高度情報に基づいて、その
    3次元位置を求め、その航空機を表す航空機記号を当該
    航空機の3次元の位置に対応する前記表示画面上の位置
    に表示し、 隣接する2機の航空機間距離を求め、得られた航空機間
    距離が安全間隔よりも小さいか否かを判定し、 前記航空機間距離が前記安全間隔よりも小さいと判定し
    た場合は、(a)前記隣接する2機の航空機に対応する
    航空機記号と、一方の航空機記号から前記地形の地表面
    に垂下する垂線に沿って前記一方の航空機記号から両航
    空機の高度差に対応する前記表示画面上の距離を隔てた
    位置とを3頂点とする三角形からなる要監視マークと、
    (b)前記2機の航空機の飛行軌跡と所定飛行条件とに
    基づいて飛行予測を行い、両航空機の同一時間後におけ
    る予測到達範囲が重なる場合に、その重なる範囲内に設
    けた点と前記両航空機記号とを3点とする三角形からな
    る警告マークとを、前記表示画面上に3次元的な表示方
    法で表示すること、 を特徴とする航空機位置表示方法。
  11. 【請求項11】 航空管制空域に対応する地形データに
    基づいて、その地形を表示画面上に3次元的な表示方法
    で表示し、 前記航空管制空域について取得される航空管制情報に含
    まれる航空機の位置情報及び高度情報に基づいて、その
    3次元位置を求め、その航空機を表す航空機記号を、当
    該航空機の3次元の位置に対応する前記表示画面上の位
    置に表示し、 隣接する2機の航空機間距離を求め、得られた航空機間
    距離が安全間隔よりも小さいか否かを判定し、 前記航空機間距離が前記安全間隔よりも小さいと判定し
    た場合は、前記隣接する2機の航空機に対応する航空機
    記号と、一方の航空機記号から前記地形の地表面に垂下
    する垂線に沿って前記一方の航空機記号から両航空機の
    高度差に対応する前記表示画面上の距離を隔てた位置と
    を3頂点とする三角形を形成するとともに、前記2機の
    航空機の飛行軌跡と飛行条件とに基づいて飛行予測を行
    い、両航空機の同一時間後における予測到達範囲が重な
    る場合に、その重なる範囲内に設けた点と前記三角形の
    3頂点とを結んでなる三角錐を警告マークとして前記表
    示画面上に3次元的な表示方法で表示すること、 を特徴とする航空機位置表示方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項におい
    て、各航空機について取得する最終の航空管制情報に基
    づいて航空機記号を表示画面上に表示した後、次に航空
    管制情報を取得するまでの間に、各航空機の飛行軌跡を
    用いて補完表示処理を行って、表示画面上に航空機記号
    を補完表示することを特徴とする航空機位置表示方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、最新の航空管制
    情報に基づいて表示を更新したときは、その更新を認識
    できるように前記航空機記号を強調表示することを特徴
    とする航空機位置表示方法。
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