JP2003131761A - プリント基板、電源装置、および電子機器 - Google Patents

プリント基板、電源装置、および電子機器

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JP2003131761A
JP2003131761A JP2001330805A JP2001330805A JP2003131761A JP 2003131761 A JP2003131761 A JP 2003131761A JP 2001330805 A JP2001330805 A JP 2001330805A JP 2001330805 A JP2001330805 A JP 2001330805A JP 2003131761 A JP2003131761 A JP 2003131761A
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power supply
connector
pin
board
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JP2001330805A
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Shigeki Ishii
滋樹 石井
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Ando Electric Co Ltd
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Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、コネクタを介して集積回路
に電源電圧を供給する際の、接続不良により発生するコ
ネクタ間の焼損を防止することである。 【解決手段】 プリント基板2にトランジスタ6を実装
する。ゲート60には、保護抵抗63を接続し、保護抵
抗63には、第1電源供給ピン7aと集積回路5a〜5
hの電源ピン51a〜51hを接続する。エミッタ61
には、第1電源供給ピン7bを接続する。コレクタ62
には、コントロールピン7cを接続する。フォトカプラ
21は、コントロールピン7cの印加電流を検知する。
電源ON/OFFコントロール22は、フォトカプラ21の検
知結果に応じて電源供給有無を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路を実装す
るプリント基板と、プリント基板に電源電圧を供給する
電源装置と、プリント基板および電源装置の接合を可能
とする電子機器と、に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器には、プリント基板が着脱可能
なものがある。プリント基板とは、一般的に、複数の集
積回路が実装された板状体である。電子機器内部には、
バックボードと呼ばれる板状部材が固定され、プリント
基板のコネクタをバックボード上のコネクタに差し込む
ことで、プリント基板が装着される。コネクタは、複数
のピンを有する凸型コネクタと、凸型コネクタを差し込
むための凹型コネクタとを1組として構成されるものが
多く、例えば、プリント基板に凸型コネクタを実装した
場合には、バックボードに凹型コネクタを実装し、これ
らを嵌合することでプリント基板と電子機器とを接合す
る。
【0003】プリント基板上の個々の集積回路に電源電
圧を供給する際には、前述したコネクタを介して行う。
すなわち、電子機器本体が有する電源ユニットから、コ
ネクタの所定のピン(電源供給ピン)に電源電圧を印加
する。電源供給ピンには、配線により各集積回路の電源
ピンが接続され、電源ユニットから印加された電源電圧
が各集積回路に供給される。
【0004】図4は、従来に知られた電子機器内部の回
路構成を示す模式図であり、プリント基板2の正面と、
バックボード3の一部断面とを示す。同図によれば、電
子機器40は、プリント基板2と、バックボード3と、
電源ユニット4とを有する。プリント基板2には、集積
回路5a〜5hと、基板側コネクタ7が実装される。基
板側コネクタ7は、電源供給ピン7iを含む複数のピン
を有し、電源供給ピン7iが各集積回路5a〜5hの電
源ピン51a〜51hと配線8により接続される。
【0005】バックボード3は、対基板コネクタ10
と、対電源コネクタ11と、を有する。対基板コネクタ
10は、凹型コネクタであり、基板側コネクタ7の各ピ
ンに対応する接触部分を有する。一方、対電源コネクタ
11は、複数のピンを有し、個々のピンは、対基板コネ
クタ10の個々の接触部分と接続される。すなわち、対
基板コネクタ10と基板側コネクタ7とが嵌合すること
で、対電源コネクタ11の個々のピンが、基板側コネク
タ7の個々のピンと接続される。
【0006】電源ユニット4は、プリント基板2上の集
積回路5a〜5hに電源電圧を供給する装置であり、ケ
ーブル26を介して電源側コネクタ24と接続される。
電源側コネクタ24は、凹型コネクタであり、バックボ
ード3の対電源コネクタ11に差込可能な構成である。
なお、電源側コネクタ24は、対電源コネクタ11の個
々のピンに対応する接触部分を有する。
【0007】すなわち、基板側コネクタ7と対基板コネ
クタ10とが接合され、更に、対電源コネクタ11と電
源側コネクタ24とが接合された状態で、電源ユニット
4から電源側コネクタ24に電源電圧が印加されると、
電源供給ピン7iを介して、個々の集積回路5a〜5h
に電源電圧が供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した回路構成
を用いた場合、基板側コネクタ7と対基板コネクタ10
との接合が浅いとき、基板側コネクタ7と対基板コネク
タ10の接触抵抗30が大きくなる。係る状態で電源を
ONにすれば、基板側コネクタ7や対基板コネクタ10
に焼損が生じる恐れがある。
【0009】本発明の課題は、コネクタを介して集積回
路に電源電圧を供給する際の、接続不良により発生する
コネクタ間の焼損を防止することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電源供給ピン(例えば、図1に示す第1電源供給ピ
ン7a、第2電源供給ピン7b)を有するコネクタ(例
えば、図1に示す基板側コネクタ7)と、前記電源供給
ピンに印加される電源により作動する集積回路(例え
ば、図1に示す集積回路5a〜5h)とを備えるプリン
ト基板(例えば、図1に示すプリント基板2)におい
て、前記コネクタにはコントロールピン(例えば、図1
に示すコントロールピン7c)が備えられ、前記電源供
給ピンの印可電圧が所定値に達したか否かを検知し、所
定値に達しなかった場合に前記コントロールピンに電流
を印可する接触抵抗検知回路(例えば、図1に示すトラ
ンジスタ6)を更に備えることを特徴とする。
【0011】この請求項1に記載の発明によれば、接触
抵抗検知回路は、電源供給ピンの印加電圧が所定値に到
達したか否かを検知し、到達しなかった場合には、コン
トロールピンに対して電流を印加する。ところで、電源
供給ピンを有するコネクタと電源装置のコネクタとの接
触が浅い場合には、コネクタ間の接触抵抗が増大し、電
源供給ピンの印加電圧(基準電圧に対する電位差)が減
少する。接触抵抗検知回路は、コネクタ間の接触抵抗に
よる電圧降下の影響で、印加電圧(すなわち、電位差)
が所定値よりも減少すると、コントロールピンに電流を
印加する。故に、コントロールピンからの電流の出力有
無に応答して電源電圧の供給有無を決定するように設定
すれば、接触不良により発生するコネクタの焼け付きを
防止できる。
【0012】なお、請求項2に記載の発明のように、請
求項1に記載のプリント基板において、前記接触抵抗検
知回路が、所定抵抗値の抵抗(例えば、図1に示す保護
抵抗63)を介してベースが前記電源供給ピンに接続さ
れるトランジスタを有し、このトランジスタのON/O
FFにより前記印可電流が所定値か否か検知動作するこ
ととしてもよい。
【0013】この請求項2に記載の発明によれば、接触
抵抗検知回路としてトランジスタを用いる。その際、ベ
ースに所定抵抗値の抵抗を接続し、更にその抵抗に電源
供給ピンを接続する。このとき、エミッタ若しくはコレ
クタの何れかを電源供給ピンに接続するとよい。さて、
コネクタ間の接続が正常のときベース・エミッタ(若し
くはコレクタ)間の電位はほぼ等しく、トランジスタが
OFFになる。一方、コネクタ間に接触不良があると、
ベース・エミッタ(若しくはコレクタ)間に電位差が発
生し、トランジスタがONになる。このように、トラン
ジスタを用いた簡単な回路構成により接触抵抗の異常を
検知できる。
【0014】また、請求項3に記載の発明のように、請
求項2に記載のプリント基板において、前記トランジス
タのエミッタが前記電源供給ピンに接続され、前記トラ
ンジスタのコレクタが前記コントロールピンに接続され
ることとしてもよい。
【0015】この請求項3に記載の発明によれば、トラ
ンジスタのエミッタを電源供給ピンに、コレクタをコン
トロールピンに接続する。故に、エミッタからの電流の
出力有無を判定することにより、コネクタ間の接触抵抗
の異常有無を検知できる。
【0016】請求項4に記載の発明は、前記コネクタ
(例えば、図1に示す基板側コネクタ7、電源側コネク
タ24)を介して請求項1〜3の何れかに記載のプリン
ト基板(例えば、図1に示すプリント基板2)と接続さ
れ、前記電源供給ピン(例えば、第1電源供給ピン7
a、第2電源供給ピン7b)に所定の電源を供給する電
源装置(例えば、図1に示す電源ユニット4)であっ
て、前記コントロールピンの印可電流を検出し、検出し
た印可電流に応じて電源供給するか否かを制御する電源
供給制御回路(例えば、図1に示すフォトカプラ21お
よび電源ON/OFFコントロール22)を備えることを特徴
とする。
【0017】この請求項4に記載の発明によれば、コン
トロールピンの印加電流を検出し、検出した印加電流に
応じて電源供給するか否かを制御する。例えば、コント
ロールピンに電流が印加されていないときには電源を供
給し、電流が印加されると電源の供給を停止するように
設定すれば、コネクタの接触抵抗が増加したとき電源を
停止できる。
【0018】また、請求項5に記載の電子機器(例え
ば、図1に示す電子機器1)は、請求項1〜3の何れか
に記載のプリント基板のコネクタ(例えば、図1に示す
基板側コネクタ7)と接合可能な第1接合部(例えば、
対基板コネクタ10)と、第2接合部(例えば、図1に
示す対電源コネクタ11)と、を有するバックボード
(例えば、図1に示すバックボード3)と、前記第2接
合部に接合可能な請求項4記載の電源装置(例えば、図
1に示す電源ユニット4および電源側コネクタ24))
と、を備えることを特徴とする。
【0019】この請求項5に記載の発明によれば、バッ
クボードを介して電源装置からプリント基板上の集積回
路へと電源電圧を供給する場合において、電源装置とバ
ックボードの接合部(コネクタ)と、バックボードとプ
リント基板の接合部(コネクタ)に生じ得る接触抵抗の
増加を検知し、電源電力の供給有無を決定できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態について、図面を参照して説明する。以下では、本発
明に係るプリント基板および電源装置を実装する電子機
器を例に説明するが、本発明は、電子機器に限定される
ものではない。
【0021】図1は、本実施の形態における電子機器1
の内部構成の一例を示す簡略図であり、プリント基板2
の正面と、バックボード3の一部断面とを示す。同図に
よれば、電子機器1は、プリント基板2と、バックボー
ド3と、電源ユニット4とを主に備える。
【0022】プリント基板2は、集積回路5a〜5h
と、トランジスタ6と、基板側コネクタ7と、を主に備
える。基板側コネクタ7は、凸型コネクタであり、少な
くとも、第1電源供給ピン7aと、第2電源供給ピン7
bと、コントロールピン7cとを有する。第1電源供給
ピン7aは、電源ユニット4から供給される電源電圧を
各集積回路5a〜5hに供給するためのピンである。個
々の集積回路5a〜5hは、電源ピン51a〜51hを
有し、電源ピン51a〜51hに印加される電源電圧に
よって作動する。各電源ピン51a〜51hは、配線8
により第1電源供給ピン7aに接続される。
【0023】トランジスタ6は、ベース60と、エミッ
タ61と、コレクタ62と、を有する。ベース60に
は、過電流を防ぐ保護抵抗63が接続され、保護抵抗6
3には、第2電源供給ピン7bと、電源ピン51a〜5
1bを接続する配線8とが接続される。エミッタ61に
は、第2電源供給ピン7bが接続される。コレクタ62
には、過電流を防ぐ保護抵抗64が接続され、保護抵抗
64には、コントロールピン7cが接続される。ただ
し、トランジスタ6は、集積回路5a〜5hがプラス電
源のときはPNPトランジスタを使用し、マイナス電源
のときはNPNトランジスタを使用する。
【0024】バックボード3は、少なくとも、対基板コ
ネクタ10と、対電源コネクタ11と、を有する。対基
板コネクタ10は、基板側コネクタ7を差し込むための
凹部を有し、基板側コネクタ7の個々のピンに対応する
接触部分を有する。すなわち、対基板コネクタ10は、
少なくとも、第1電源供給ピン7aに対応する第1接触
部分と、第2電源供給ピン7bに対応する第2接触部分
と、コントロールピン7cに対応する第3接触部分と、
を有する。また、対電源コネクタ11は、少なくとも、
第1接触部分と接続する第1ピン11aと、第2接触部
分と接続する第2ピン11bと、第3接触部分と接続す
る対電源コントロールピン11cと、を有する。
【0025】電源ユニット4は、電源供給回路20と、
フォトカプラ21と、電源ON/OFFコントロール22と、
を有する。電源供給回路20は、集積回路5a〜5hに
電源電圧を供給するための回路であり、ケーブル26を
介して電源側コネクタ24が接続される。電源側コネク
タ24は、凹型コネクタであり、少なくとも、バックボ
ード3の第1ピン11aと第2ピン11bとに対応する
接触部分を有し、対電源コネクタ11と電源側コネクタ
24が嵌合されることで第1ピン11aと第2ピン11
bとが接続される。
【0026】フォトカプラ21は、入力信号を検知して
出力信号を生成する素子であり、フォトカプラ21の入
力端子21aは、コントロールコネクタ25と接続され
る。コントロールコネクタ25は、凹型コネクタであ
り、対電源コントロールピン11cに対応する接触部分
を有する。すなわち、基板側コネクタ7と対基板コネク
タ10が嵌合され、対電源コネクタ11の対電源コント
ロールピン11cとコントロールコネクタ25とが嵌合
されると、トランジスタ6のコレクタ62から出力され
る電流が、コントロールコネクタ25を介してフォトカ
プラ21の入力端子21aに入力される。
【0027】フォトカプラ21の出力端子21bには、
抵抗23と電源ON/OFFコントロール22とが並列に接続
される。すなわち、トランジスタ6のコレクタ62から
フォトカプラ21の入力端子21aに電流が流れると、
フォトカプラ21がONし、抵抗23に電流が流れ、フ
ォトカプラ21の出力端子21bの電圧レベルが、Hi論
理レベルからLo論理レベルに変化する。
【0028】電源ON/OFFコントロール22は、入力電圧
がHi論理レベルなら、電源供給をONし、Lo論理レベルな
ら、電源供給をOFFする。具体的には、電源ON/OFFコン
トロール22は、抵抗23に電流が流れ、出力端子21
bの電圧レベルがHi論理レベルからLo論理レベルに変化
したら、電源供給回路20をOFFにする。すなわち、電
源供給回路20は、電源供給を停止する。一方、出力端
子21bの電圧レベルがHi論理レベルの場合は、電源供
給回路20をONにする。すなわち、電源供給状態を維持
する。
【0029】すなわち、電源供給回路20から供給され
る電源電圧は、電源側コネクタ24と、対電源コネクタ
11と、対基板コネクタ10と、を介して基板側コネク
タ7の第1電源供給ピン7aと第2電源供給ピン7bに
印加される。第1電源供給ピン7aに印加された電源電
圧は、配線8を介して各集積回路5a〜5hに供給さ
れ、また、保護抵抗63を介してトランジスタ6のベー
ス60に印加される。第2電源供給ピン7bに印加され
た電源電圧は、トランジスタ6のエミッタ61に印加さ
れる。なお、コレクタ62から電流が出力される場合に
は、保護抵抗64を介してコントロールピン7cに入力
され、対基板コネクタ10と、対電源コネクタ11と、
コントロールコネクタ25と、を介してフォトカプラ2
1の入力端子21aに入力される。
【0030】さて、基板側コネクタ7・対基板コネクタ
10間の接合と、電源側コネクタ24・対電源コネクタ
11間の接合と、が正常であれば、各コネクタ間の接触
抵抗30が小さくなる。係る場合、ベース60とエミッ
タ61は、ほぼ同じ電位を有するため、トランジスタ6
がONにならない。このため、コレクタ62からコントロ
ールピン7cに電流が出力されることがない。故に、フ
ォトカプラ21は電流を検出せず、電源ON/OFFコントロ
ール22は、電源供給回路20をONにする。
【0031】一方、基板側コネクタ7・対基板コネクタ
10間の接合、若しくは、電源側コネクタ24・対電源
コネクタ11間の接合が浅い場合には、コネクタ間の接
触抵抗30が大きくなる。すなわち、電源供給ピン7a
の印加電圧が減少する。係る場合には、ベース60とエ
ミッタ61間に電位差が発生し、トランジスタ6がON状
態となりコレクタ62からコントロールピン7cに電流
が流れる。コントロールピン7cに電流が流れると、フ
ォトカプラ21がONし、抵抗23に電流が流れ、フォト
カプラ21の出力端子21bの電圧レベルがHi論理レベ
ルからLo論理レベルに変化する。故に、電源ON/OFFコン
トロール22は、電源供給回路20をOFFにする。
【0032】例えば、トランジスタ6に、ベース60・
エミッタ61間の電位差がVBE=0.7V以上になると
コレクタ62から電流を出力するタイプのものを使用し
た場合、接触抵抗30が10Ωのとき、電源ユニット4
が70mA以上流した地点でコントロールピン7cに電
流が流れ、電源供給が停止される。
【0033】このように、プリント基板2に、ベース6
0に保護抵抗63が接続されたトランジスタ6を実装
し、エミッタ61とベース60とを電源供給ピン7a・
7bに接続し、コレクタ62から出力される電流の有無
を検出する、といった回路構成・検知方法により、簡単
かつ迅速に電源電圧の供給有無を制御し、コネクタ間の
接触不良による焼損等の問題を解消できる。
【0034】なお、本発明は、上記実施の形態で説明し
たものに限らず、種々の変形実施が可能である。例え
ば、本実施の形態では、バックボード3に1枚のプリン
ト基板2を接合する場合を例に説明したが、これに限定
する必要はなく、複数枚のプリント基板2に対して本発
明を適用しても良いことは勿論である。
【0035】図2は、バックボード3に対して複数のプ
リント基板2−1〜2−3の接合を可能とする電子機器
1´の回路構成の一例を示す図である。同図によれば、
電子機器1´は、複数のプリント基板2と、バックボー
ド3と、電源ユニット4と、を備える。
【0036】個々のプリント基板2−1〜2−3は、図
1を用いて説明したものと同様に、複数の集積回路5a
〜5hと、トランジスタ6と、基板側コネクタ7と、を
備える。個々の集積回路5a〜5h、トランジスタ6の
ベース60、エミッタ61、コレクタ62、基板側コネ
クタ7の個々のピンとの接続は、図1を用いて説明した
ものと同様である。
【0037】バックボード3は、個々のプリント基板2
を接合するための複数の対基板コネクタ10と、1つの
対電源コネクタ11と、を備える。図3は、バックボー
ド3の正面図である。同図によれば、バックボード3に
は、複数の対基板コネクタ10−1〜10−3が並列的
に配列され、プリント基板2−1〜2−3の基板側コネ
クタ7が嵌合可能の構成になっている。個々の対基板コ
ネクタ10−1〜10−3は、基板側コネクタ7の第1
電源供給ピン7aに対応する第1接触部分と、第2電源
供給ピン7bに対応する第2接触部分と、コントロール
ピン7cに対応する第3接触部分と、を有する。
【0038】また、バックボード3には、対電源コネク
タ11が設置され、対電源コネクタ11と個々の対基板
コネクタ10−1〜10−3は、配線12a〜12cに
より接続される。対電源コネクタ11の第1ピン11a
は、個々の対基板コネクタ10−1〜10−3の第1接
触部分と、配線12aにより接続される。第2ピン11
bは、第2接触部分と、配線12bにより接続される。
また、対電源コントロール11cは、第3接触部分と、
配線12cにより接続されている。
【0039】電源ユニット4は、電源供給回路20と、
フォトカプラ21と、電源ON/OFFコントロール22とを
備える。各部の機能および接続形態は、図1を用いて説
明したものと同様である。すなわち、電源供給回路20
は、電源側コネクタ24を介して各プリント基板2−1
〜2−3上の集積回路5に電源電圧を供給し、フォトカ
プラ21は、コントロールコネクタ25を介して入力さ
れる電流の有無を検出し、電源ON/OFFコントロール22
は、電源供給回路20のON/OFFを切り換える。
【0040】以上の構成によれば、複数の基板側コネク
タ7と対基板コネクタ10の接合について、1つでも接
触不良のものが存在すれば、フォトカプラ21がコント
ロールコネクタ25からの電流を検出し、電源電圧の供
給が停止される。故に、接触不良によるコネクタの焼損
を防ぐことができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、プリント基板上にトラ
ンジスタを追加するという簡単な回路構成により、コネ
クタ間の接触抵抗が大きいとき電源供給を停止する。従
って、プリント基板のコネクタがバックボードのコネク
タに浅く接合されたことによるコネクタの焼損等を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子機器の内部構成の一例を示す図である。
【図2】複数のプリント基板を設置した場合の回路構成
の一例を示す図である。
【図3】バックボードの正面図である。
【図4】従来の電子機器の内部構成の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 電子機器 2 プリント基板 3 バックボード 4 電源ユニット 5 集積回路 51 電源ピン 6 トランジスタ 60 ベース 61 エミッタ 62 コレクタ 63 保護抵抗 64 保護抵抗 7 基板側コネクタ 7a 第1電源供給ピン 7b 第2電源供給ピン 7c コントロールピン 8 配線 10 対基板コネクタ 11 対電源コネクタ 11a 第1ピン 11b 第2ピン 11c 第3ピン 20 電源供給回路 21 フォトカプラ 22 電源ON/OFFコントロール 23 抵抗 24 電源側コネクタ 25 コントロールコネクタ 26 ケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源供給ピンを有するコネクタと、前記電
    源供給ピンに印加される電源により作動する集積回路と
    を備えるプリント基板において、 前記コネクタにはコントロールピンが備えられ、 前記電源供給ピンの印可電圧が所定値に達したか否かを
    検知し、所定値に達しなかった場合に前記コントロール
    ピンに電流を印可する接触抵抗検知回路を更に備えるこ
    とを特徴とするプリント基板。
  2. 【請求項2】前記接触抵抗検知回路は、 所定抵抗値の抵抗を介してベースが前記電源供給ピンに
    接続されるトランジスタを有し、このトランジスタのO
    N/OFFにより前記印可電圧が所定値か否か検知動作
    することを特徴とする請求項1に記載のプリント基板。
  3. 【請求項3】前記トランジスタのエミッタが前記電源供
    給ピンに接続され、前記トランジスタのコレクタが前記
    コントロールピンに接続されることを特徴とする請求項
    2に記載のプリント基板。
  4. 【請求項4】前記コネクタを介して請求項1〜3の何れ
    かに記載のプリント基板と接続され、前記電源供給ピン
    に所定の電源を供給する電源装置であって、 前記コントロールピンの印可電流を検出し、検出した印
    可電流に応じて電源供給するか否かを制御する電源供給
    制御回路を備えることを特徴とする電源装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜3の何れかに記載のプリント基
    板のコネクタと接合可能な第1接合部と、第2接合部
    と、を有するバックボードと、 前記第2接合部に接合可能な請求項4記載の電源装置
    と、 を備えることを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101090064B1 (ko) * 2006-10-31 2011-12-07 삼성전자주식회사 전자장치

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