JPH11327689A - 活線挿抜回路 - Google Patents

活線挿抜回路

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JPH11327689A
JPH11327689A JP10127905A JP12790598A JPH11327689A JP H11327689 A JPH11327689 A JP H11327689A JP 10127905 A JP10127905 A JP 10127905A JP 12790598 A JP12790598 A JP 12790598A JP H11327689 A JPH11327689 A JP H11327689A
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power supply
circuit
circuit board
terminal
auxiliary power
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JP10127905A
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Kazuhiro Kashiwakura
和弘 柏倉
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の回路基板へ電源変動を引き起こさない
ようにした活線挿抜回路を提供する。 【解決手段】 電源回路基板1と複数の回路基板2,3
とコネクタ機構とを有する電子回路システムにおいて、
電源回路基板には主電源11と補助電源12と遮断回路
23,33が設けられ、回路基板には内部回路21,3
1とパスコン22,32と接地端子26,36と主電源
端子25,35と補助電源端子24,34と、回路基板
のコネクタ機構への挿入が完了したことを検出する検出
手段27,37が設けられ、補助電源端子および接地端
子は主電源端子より挿入方向に突出し、遮断回路は検出
手段が回路基板のコネクタ機構への挿入の完了を検出す
ると補助電源による電源供給を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源を入れたま
ま、回路基板を交換する場合に、回路の誤動作や損傷を
防止する活線挿抜回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の活線挿抜回路を図3を参照して説
明する。図中の1は、電源回路基板である。2、3は、
前記電源回路基板1から供給される電源によって動作す
る回路基板である。それぞれの基板の一辺には、端子の
列が設けられていて、この端子の列を、相互に接続され
たコネクタに挿入することにより、各基板間が接続さ
れ、電源の供給や、信号の交換がなされる。
【0003】電源回路基板1上には、電源110および
電源監視回路13が設けられている。電源監視回路13
は、電源110の出力電圧を監視し、出力電圧の過不足
のないように電源110に帰還をかけている。
【0004】回路基板2は、あらかじめコネクタに挿入
されていて給電状態にある基板で、この基板上には、突
入電流抑制回路28、内部回路21、パスコン22が設
けられている。また、この基板の一辺には、コネクタと
の接続のための端子である電源端子240および25
0、接地端子26が設けられている。電源端子240
は、突入電流抑制回路28に接続され、電源端子250
は、内部回路21の電源端子に接続され、接地端子26
は、内部回路21の接地端子に接続されている。
【0005】回路基板3は、コネクタへの挿入を行おう
としている基板で、この基板上にも、回路基板2と同様
に、突入電流抑制回路38、内部回路31、パスコン3
2が設けられている。また、基板の一辺には、接続のた
めの端子である電源端子340および350、接地端子
36が設けられている。
【0006】前記回路基板にあっては、コネクタとの接
続のための端子が、挿入方向に突出しているが、その長
さはそれぞれ異なっている。例えば、回路基板3の端子
は、340と36が長く、350が短い。したがって、
回路基板3がコネクタに挿入されると、突入電流抑制回
路38に接続された電源端子340と接地端子36が先
に接続され、電源端子350が後から接続される。すな
わち、まず、突入電流抑制回路38を通してパスコン3
2へ充電電流が流れ込み、その後に、電源端子350を
通して、電源110の電圧が、回路基板3に供給され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
活線挿抜回路においては、次のような課題があった。す
なわち、突入電流抑制回路で抑制されているとはいえ、
パスコンへの突入電流のため、給電配線のインピーダン
スと電源回路基板の出力インピーダンスで、回路基板の
電源端子に電圧変動が生じ、周りの、すでにコネクタに
挿入されていて動作している回路基板に電源変動を及ぼ
してしまう。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、周囲の回路基板へ電源変動を引き起こさ
ないようにした活線挿抜回路を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電源回路基板と、この電源回路基板から電源を供給
される複数の回路基板と、これらの回路基板と前記電源
回路基板とが電気的に接続されるコネクタ機構とを有
し、前記回路基板が給電状態のままでコネクタ機構への
挿抜が行われる電子回路システムにおいて、前記電源回
路基板には、常時動作する主電源と、前記回路基板の挿
抜時のみ動作する補助電源と、この補助電源に接続され
た遮断回路とが設けられ、前記回路基板には、内部回路
と、この内部回路の電源端子と接地端子の間に設けられ
たパスコンと、前記回路基板に接地電位を接続するため
の接地端子と、前記回路基板に主電源を供給するための
主電源端子と、前記回路基板に補助電源を供給するため
の補助電源端子と、前記回路基板のコネクタ機構への挿
入が完了したことを検出するための検出手段とが設けら
れ、前記補助電源端子および接地端子は、主電源端子よ
り挿入方向に突出し、前記遮断回路は、前記検出手段
が、前記回路基板のコネクタ機構への挿入の完了を検出
すると、前記補助電源による電源供給を遮断することを
特徴とする活線挿抜回路である。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記電源回路基
板の、補助電源と遮断回路との間に、突入電流抑制回路
が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の活線挿
抜回路である。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記電源回路基
板の、主電源および補助電源の出力側に、ダイオードが
設けられたことを特徴とする請求項1ないし2のいずれ
かに記載の活線挿抜回路である。
【0012】請求項4に記載の発明は、電源回路基板
と、この電源回路基板から電源を供給される複数の回路
基板と、これらの回路基板と前記電源回路基板とが電気
的に接続されるコネクタ機構とを有し、前記回路基板が
給電状態のままでコネクタ機構への挿抜が行われる電子
回路システムにおいて、前記電源回路基板には、常時動
作する主電源と、前記回路基板の挿抜時のみ動作する補
助電源とが設けられ、前記回路基板には、内部回路と、
この内部回路の電源端子と接地端子の間に設けられたパ
スコンと、前記回路基板に接地電位を接続するための接
地端子と、前記回路基板に主電源を供給するための主電
源端子と、前記回路基板に補助電源を供給するための補
助電源端子と、この補助電源端子に接続された遮断回路
と、前記回路基板のコネクタ機構への挿入が完了したこ
とを検出するための検出手段とが設けられ、前記補助電
源端子および接地端子は、主電源端子より挿入方向に突
出し、前記遮断回路は、前記検出手段が、前記回路基板
のコネクタ機構への挿入の完了を検出すると、前記補助
電源による電源供給を遮断することを特徴とする活線挿
抜回路である。
【0013】請求項5に記載の発明は、前記電源回路基
板の、補助電源の出力側に突入電流抑制回路が設けられ
たことを特徴とする請求項4に記載の活線挿抜回路であ
る。
【0014】請求項6に記載の発明は、前記電源回路基
板の、主電源および補助電源の出力側に、ダイオードが
設けられたことを特徴とする請求項4ないし5のいずれ
かに記載の活線挿抜回路である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の、第1の実施形態の構成
を図1に示す。図中の1は電源回路基板、2、3は回路
基板である。回路基板2、3は、前記電源回路基板1か
ら供給される電源によって動作する。これらの基板は、
基板の一辺に設けられた端子の列が、相互に接続された
コネクタに挿入されることにより、基板間の接続がなさ
れる。
【0016】電源回路基板1および回路基板2は、あら
かじめ所定の位置に挿入されたものであり、回路基板3
は、これから挿入されるものである。
【0017】電源回路基板1には、主電源11、補助電
源12、電源監視回路13sおよび13m、電圧比較回
路14、突入電流抑制回路15、ダイオード16a,1
6b,および16m、遮断回路23および33が設けら
れている。主電源11は、回路基板2、3へ、定常的に
電源を供給するための電源である。補助電源12は、回
路基板3のように、電子回路システム全体に電源が供給
された状態でコネクタに挿入される回路基板のパスコン
を充電するための電源である。
【0018】補助電源12の出力側には、突入電流抑制
回路15が設けられている。この突入電流抑制回路15
は、挿入される回路基板のパスコンへの突入電流の最大
値を抑制する回路で、通常は抵抗やコイル等で実現する
ことができる。ただし、突入電流抑制回路15の内部抵
抗が大きいと、パスコンを充電するのに補助電源12の
電圧を高くしておかなければならないので、抵抗分の小
さいコイルを使うのが一般的である。また、前述の方式
に代えて、トランジスタ等による定電流源を構成しても
よい。
【0019】突入電流抑制回路15の出力は、遮断回路
23、33、および補助電源の電圧を監視する電源監視
回路13sに入力されている。遮断回路は、回路基板上
のパスコンへの充電が完了した後、補助電源12からの
給電を遮断する回路であり、回路基板2のための遮断回
路が23、回路基板3のための遮断回路が33である。
これらの遮断回路は、通常リレー回路やトランジスタ回
路等により容易に構成することができる。
【0020】遮断回路23、33、および主電源11の
出力側には、電流の逆流を防止するためのダイオード1
6a、16b、16mが設けられている。ダイオード1
6a、16b、16mの出力は、接続端子17a、17
b、17mに接続されている。また、遮断回路23、3
3の制御端子は、接続端子17ac、17bcに接続さ
れている。
【0021】主電源11の出力は、ダイオード16mお
よび接続端子17mを経由して、電源回路基板1から出
力されるが、この出力は、基板外の配線によって、接続
端子17mcに帰されている。そして、接続端子17m
cは、主電源11の出力電圧を監視するための電源監視
回路13mの入力に接続されている。
【0022】電源監視回路13s、13mの出力は、比
較回路14に入力している。電源監視回路13mの出力
は、主電源11にも入力している。比較回路14の出力
は、補助電源12に入力している。接続端子17gは、
電源回路基板1内の接地電位に接続されている。
【0023】回路基板2には、内部回路21、パスコン
22、補助電源端子24、検出端子27、主電源端子2
5、接地端子26が設けられている。パスコン22は、
内部回路21の電源端子と接地端子の間に設けられてい
る。内部回路21の電源端子は、前記補助電源端子24
および主電源端子25に接続されている。また、内部回
路21の接地端子は、基板の一辺に設けられた接地端子
26に接続されている。検出端子27は、回路基板2内
の接地電位に接続されている。
【0024】回路基板2の一辺には、コネクタに挿入す
るための接続用端子が設けられ、この接続用端子は、挿
入方向に突出した電極をもつ。そして、このうち、補助
電源端子24および接地端子26の電極は、検出端子2
7および主電源端子25のそれより、挿入方向により長
く突出している。
【0025】回路基板3には、内部回路31、パスコン
32、補助電源端子34、検出端子37、主電源端子3
5、接地端子36が設けられている。パスコン32は、
内部回路31の電源端子と接地端子の間に設けられてい
る。内部回路31の電源端子は、前記補助電源端子34
および主電源端子35に接続されている。また、内部回
路31の接地端子は、基板の一辺に設けられた接地端子
36に接続されている。検出端子37は、回路基板3内
の接地電位に接続されている。
【0026】回路基板3の一辺には、コネクタに挿入す
るための接続用端子が設けられ、この接続用端子は、挿
入方向に突出した電極をもつ。そして、これらのうち、
補助電源端子34および接地端子36の電極は、検出端
子37および主電源端子35のそれより、挿入方向によ
り長く突出している。
【0027】各基板用のコネクタ間は、配線によって接
続されている。接続端子17aは、補助電源給電配線4
1aを経由して、回路基板2の補助電源端子24に接続
されている。接続端子17acは、制御信号配線44a
を経由して、検出端子27に接続されている。接続端子
17bは、補助電源給電配線41bを経由して、回路基
板3の補助電源端子34に接続されている。接続端子1
7bcは、制御信号配線44bを経由して、検出端子3
7に接続されている。接続端子17mは、主電源給電配
線42を経由して、主電源端子25および35に接続さ
れている。接続端子17gは、接地配線43を経由し
て、接地端子26および36に接続されている。接続端
子17mcは、主電源給電配線42に接続されている。
【0028】次に、本実施形態の動作を説明する。主電
源11の出力は、ダイオード16m、接続端子17m、
および接続端子17mcを経由して、電源監視回路13
mへ引き込まれ、電源電圧が検出される。電源監視回路
13mは、この検出結果を、主電源11および比較回路
14へ送る。主電源11は、この検出結果が、規定の電
圧と等しくなるように、出力電圧を調節する。
【0029】補助電源12の出力は、突入電流抑制回路
15を経由して、電源監視回路13sへ引き込まれ、電
源電圧が検出される。電源監視回路13sは、この検出
結果を比較回路14へ送る。
【0030】比較回路14は、電源監視回路13mと1
3sの検出結果を比較し、両者が一致するように補助電
源12の出力電圧を調節する。なお、補助電源12のた
めの補助電源給電配線41aおよび41bは、実装制限
から配線幅を小さくしなければならないことが多いの
で、その出力電圧をやや高めに設定する方がよい。ダイ
オード16a,16b,16mは、主電源11と補助電
源12の電位差により、どちらかの電源に電流が逆流す
るのを防ぐ働きをしている。
【0031】突入電流抑制回路15は、補助電源から回
路基板上のパスコンへの充電電流を制限し、補助電源端
子34の接続時の放電による端子破壊を防いでいる。こ
の充電電流が補助電源給電配線41bを流れることによ
り、この給電配線41bの抵抗分で電圧降下が生じる。
しかし、この給電配線41bは、回路基板2には接続さ
れていない。回路基板2への補助電源の供給は、別に設
けられた補助電源給電配線41aで行われる。さらに、
補助電源12は、すでに主電源が給電されている状態に
ある回路基板2とは遮断されているので、回路基板2の
電源端子に変動は起こらない。
【0032】回路基板2は、定常的な給電状態にある基
板なので、補助電源12からの給電は、遮断回路23に
よって遮断されていて、主電源11のみによって給電が
行われている。
【0033】回路基板3は、これから挿入しようとして
いる基板なので、挿入中は、補助電源から給電が行われ
る。回路基板3を挿入してゆくと、補助電源端子34お
よび接地端子36の電極が、検出端子37および主電源
端子35のそれより、挿入方向により長く突出している
ので、まず、補助電源端子34および接地端子36が、
コネクタと接続される。このとき、検出端子37は、ま
だ接続されていないので、制御信号配線44bの片端
は、開放状態にあり、遮断回路33の制御端子もまた、
開放となる。このとき、遮断回路33は、補助電源12
からの給電を遮断することはない。したがって、ダイオ
ード16b、接続端子17b、補助電源給電配線41b
を経由して、補助電源端子34へ、補助電源が供給され
る。これまでコネクタから外されていたので、放電され
た状態にあったパスコン32は、補助電源端子34か
ら、補助電源が供給されることにより充電される。
【0034】補助電源端子34および接地端子36の接
続から回路基板3の挿入完了までの時間で、前記パスコ
ン32を充電できるように、補助電源端子34および接
地端子36と、検出端子37および主電源端子35の、
電極の挿入方向の突出量の差を決めておくことが望まし
い。このように構成すれば、パスコン32の充電が完了
する頃に、回路基板3の挿入も完了し、検出端子37お
よび主電源端子35が接続される。
【0035】検出端子37は、回路基板3内で接地され
ているので、この端子37が、コネクタに接続される
と、制御信号配線44bもまた、接地電位となる。この
配線44bは、電源回路基板1用のコネクタと、接続端
子17bcを経由して、遮断回路33の制御端子に入力
されているので、この制御端子もまた、接地電位にな
る。すると、遮断回路33は、補助電源12の、回路基
板3への給電を遮断する。
【0036】検出端子37の接続と同時に主電源端子3
5も接続されるので、この主電源端子35を経由して、
主電源11の出力が供給され始める。このとき、主電源
端子35に接続されているパスコン32は、充電が完了
した状態にあるので、このパスコン32に、さらに充電
電流が流れ込むことはない。すなわち、主電源11か
ら、主電源給電配線42を経由して、パスコン32への
充電電流が流れることはない。主電源給電配線42を経
由して流れる電流は、内部回路31の負荷抵抗に流れる
電流のみである。したがって、パスコン32への充電電
流によって、主電源給電配線42に電圧降下が生じ、他
の回路基板の主電源端子の電位を変動させることはない
ので、誤動作を防止することができる。主電源給電配線
42を流れる電流の増加分は、内部回路31に流れる電
流のみであり、この電流による電圧降下の増加は、無視
する事ができるレベルである。
【0037】次に、図2の第二実施形態の構成を説明す
る。この実施形態では、遮断回路23が回路基板2上
に、遮断回路33が回路基板3上に設けてある。これら
の遮断回路の制御端子は、それぞれ、検出端子27およ
び37に接続されている。補助電源12の出力は、突入
電流抑制回路15およびダイオード16dを経由して、
接続端子17dから出力される。この出力は、補助電源
給電配線41を経て、回路基板2の補助電源端子24お
よび回路基板3の補助電源端子34に接続されている。
補助電源給電配線41は、接続端子17dcにも接続さ
れている。この接続端子17dcは、電源監視回路13
sに接続されている。電源監視回路13sは、補助電源
12の出力電圧を監視している。なお、上記以外は、第
一実施形態と同様の構成であるので、図に同一の参照符
号を付して説明を省略する。
【0038】次に、第二実施形態の動作を説明する。回
路基板2は、電源回路基板1の主電源11により給電状
態にある。このとき回路基板2上の遮断回路23は、検
出端子27が接続されているので、遮断回路23の制御
端子は電源電位になっていて、このとき、遮断回路23
は、その入出力間を遮断している。すると、補助電源1
2から回路基板2への給電は遮断されている。
【0039】回路基板3は、これから挿入されようとし
ている基板である。回路基板3を挿入すると、最初に補
助電源端子34および接地端子36が、コネクタと接続
し、補助電源12が、パスコン32に充電電流を流し込
む。このとき、途中に設けられた突入電流抑制回路15
により電流値が制限され、端子の接触時の放電による端
子破壊を防いでいる。この充電電流が補助電源給電配線
41を流れることにより、この配線41の抵抗分で電圧
降下が生じる。しかし補助電源12は、すでに主電源1
1により給電されている状態にある回路基板2には給電
していないので、回路基板2の電源端子に変動は起こら
ない。
【0040】次に、主電源端子35および検出端子37
が接続され、主電源11からの給電が開始されるととも
に、遮断回路33の制御端子が電源電位となり、遮断回
路33が補助電源12からの給電を遮断する。
【0041】回路基板3のパスコン32の両端の電圧
は、主電源端子35が接続されるころには、主電源11
の出力電圧とほぼ同じにまで上昇しているので、パスコ
ン32への充電電流は、主電源からは、ほとんど流れ込
まない。主電源11から、主電源給電配線42を経由し
て回路基板3に流れ込む電流は、内部回路31の負荷抵
抗に流れる電流のみである。この電流による主電源給電
配線42の電圧降下の増加は、無視する事ができるレベ
ルである。
【0042】また、このとき、遮断回路33制御用の検
出端子37が接続され、遮断回路33の制御端子が電源
電位となることにより、遮断回路33は補助電源12か
らの給電を遮断する。
【0043】
【発明の効果】本発明は、電源回路基板と、この電源回
路基板から電源を供給される複数の回路基板と、これら
の回路基板と前記電源回路基板とが電気的に接続される
コネクタ機構とを有し、前記回路基板が給電状態のまま
でコネクタ機構への挿抜が行われる電子回路システムに
おいて、前記電源回路基板には、常時動作する主電源
と、前記回路基板の挿抜時のみ動作する補助電源と、こ
の補助電源に接続された遮断回路とが設けられ、前記回
路基板には、内部回路と、この内部回路の電源端子と接
地端子の間に設けられたパスコンと、前記回路基板に接
地電位を接続するための接地端子と、前記回路基板に主
電源を供給するための主電源端子と、前記回路基板に補
助電源を供給するための補助電源端子と、前記回路基板
のコネクタ機構への挿入が完了したことを検出するため
の検出手段とが設けられ、前記補助電源端子および接地
端子は、主電源端子より挿入方向に突出し、前記遮断回
路は、前記検出手段が、前記回路基板のコネクタ機構へ
の挿入の完了を検出すると、前記補助電源による電源供
給を遮断することを特徴とする活線挿抜回路であり、回
路基板挿入時のパスコンの充電用電源である補助電源
と、通常の回路動作用電源である主電源を分離して設け
たので、回路基板挿入時に、周りの回路基板の電源電圧
に変動を及ぼさずに活線挿抜を行うことができる。
【0044】また、主電源と補助電源の出力電圧を比較
し、補助電源の出力電圧を主電源の出力に合わせるよう
に構成したので、電源回路に電流が逆流することがな
く、電源回路が損傷することがない。
【0045】さらに、電源回路基板内に補助電源を遮断
する回路を構成しているので、回路基板内に補助電源を
遮断する回路を設ける必要がなく、回路基板の実装面積
を小さくすることができる。
【0046】また、前記電源基板上の、補助電源と遮断
回路との間に、突入電流抑制回路が設けられたことを特
徴とする活線挿抜回路では、突入電流抑制回路を電源回
路基板上に一個のみ設けたので、個々の回路基板上に、
突入電流抑制回路を設ける必要がなく、回路基板の実装
面積を小さくすることができる。
【0047】さらに、前記電源回路基板の、主電源およ
び補助電源の出力側に、ダイオードが設けられたことを
特徴とする活線挿抜回路では、電源回路の出力にダイオ
ードが設けられているので、主電源と補助電源の出力電
圧が異なってしまったとしても、電源回路に電流が逆流
することがなく、電源回路の損傷を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態の回路図。
【図2】 本発明の第二実施形態の回路図。
【図3】 従来例の回路図。
【符号の説明】
1 電源回路基板 2 回路基板 3 回路基板 11 主電源 12 補助電源 13 電源監視回路 13s 電源監視回路 13m 電源監視回路 14 比較回路 15 突入電流抑制回路 16a ダイオード 16b ダイオード 16m ダイオード 17 接続端子 17a 接続端子 17b 接続端子 17ac 接続端子 17bc 接続端子 17m 接続端子 17mc 接続端子 17g 接続端子 17d 接続端子 17dc 接続端子 21 内部回路 22 パスコン 23 遮断回路 24 補助電源端子 25 主電源端子 26 接地端子 27 検出端子 28 突入電流抑制回路 31 内部回路 32 パスコン 33 遮断回路 34 補助電源端子 35 主電源端子 36 接地端子 37 検出端子 38 突入電流抑制回路 41a 補助電源給電配線 41b 補助電源給電配
線 42 主電源給電配線 43 接地配線 44a 制御信号配線 44b 制御信号配線 110 電源 420 電源給電配線 240 電源端子 250 電源端子 340 電源端子 350 電源端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源回路基板と、 この電源回路基板から電源を供給される複数の回路基板
    と、 これらの回路基板と前記電源回路基板とが電気的に接続
    されるコネクタ機構とを有し、前記回路基板が給電状態
    のままでコネクタ機構への挿抜が行われる電子回路シス
    テムにおいて、 前記電源回路基板には、 常時動作する主電源と、 前記回路基板の挿抜時のみ動作する補助電源と、 この補助電源に接続された遮断回路とが設けられ、 前記回路基板には、 内部回路と、 この内部回路の電源端子と接地端子の間に設けられたパ
    スコンと、 前記回路基板に接地電位を接続するための接地端子と、 前記回路基板に主電源を供給するための主電源端子と、 前記回路基板に補助電源を供給するための補助電源端子
    と、 前記回路基板のコネクタ機構への挿入が完了したことを
    検出するための検出手段とが設けられ、 前記補助電源端子および接地端子は、主電源端子より挿
    入方向に突出し、 前記遮断回路は、前記検出手段が、前記回路基板のコネ
    クタ機構への挿入の完了を検出すると、前記補助電源に
    よる電源供給を遮断することを特徴とする活線挿抜回
    路。
  2. 【請求項2】 前記電源回路基板の、補助電源と遮断回
    路との間に、突入電流抑制回路が設けられたことを特徴
    とする請求項1に記載の活線挿抜回路。
  3. 【請求項3】 前記電源回路基板の、主電源および補助
    電源の出力側に、ダイオードが設けられたことを特徴と
    する請求項1ないし2のいずれかに記載の活線挿抜回
    路。
  4. 【請求項4】 電源回路基板と、 この電源回路基板から電源を供給される複数の回路基板
    と、 これらの回路基板と前記電源回路基板とが電気的に接続
    されるコネクタ機構とを有し、前記回路基板が給電状態
    のままでコネクタ機構への挿抜が行われる電子回路シス
    テムにおいて、 前記電源回路基板には、 常時動作する主電源と、 前記回路基板の挿抜時のみ動作する補助電源とが設けら
    れ、 前記回路基板には、 内部回路と、 この内部回路の電源端子と接地端子の間に設けられたパ
    スコンと、 前記回路基板に接地電位を接続するための接地端子と、 前記回路基板に主電源を供給するための主電源端子と、 前記回路基板に補助電源を供給するための補助電源端子
    と、 この補助電源端子に接続された遮断回路と、 前記回路基板のコネクタ機構への挿入が完了したことを
    検出するための検出手段とが設けられ、 前記補助電源端子および接地端子は、主電源端子より挿
    入方向に突出し、 前記遮断回路は、前記検出手段が、前記回路基板のコネ
    クタ機構への挿入の完了を検出すると、前記補助電源に
    よる電源供給を遮断することを特徴とする活線挿抜回
    路。
  5. 【請求項5】 前記電源回路基板の、補助電源の出力側
    に突入電流抑制回路が設けられたことを特徴とする請求
    項4に記載の活線挿抜回路。
  6. 【請求項6】 前記電源回路基板の、主電源および補助
    電源の出力側に、ダイオードが設けられたことを特徴と
    する請求項4ないし5のいずれかに記載の活線挿抜回
    路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102751778A (zh) * 2012-06-05 2012-10-24 奇瑞汽车股份有限公司 一种卡板式无线供电电源
JP2023038938A (ja) * 2021-09-07 2023-03-17 富士通クライアントコンピューティング株式会社 システムコンポーネント、ミニpc、及びシステムコンポーネントの作動方法

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