JP2830786B2 - 活線挿抜回路 - Google Patents

活線挿抜回路

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JP2830786B2
JP2830786B2 JP7202643A JP20264395A JP2830786B2 JP 2830786 B2 JP2830786 B2 JP 2830786B2 JP 7202643 A JP7202643 A JP 7202643A JP 20264395 A JP20264395 A JP 20264395A JP 2830786 B2 JP2830786 B2 JP 2830786B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/001Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection limiting speed of change of electric quantities, e.g. soft switching on or off
    • H02H9/004Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection limiting speed of change of electric quantities, e.g. soft switching on or off in connection with live-insertion of plug-in units
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10S323/908Inrush current limiters

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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
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  • Power Sources (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は活線挿抜回路に関
し、特に装置がオンライン状態の時にパッケージの交換
または増設を行う際の活線挿抜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の活線挿抜回路において
は、図8に示すように、挿抜パッケージ7をマザーボー
ド8に接続する際、挿抜パッケージ7のパッケージコネ
クタ77をマザーボード8のマザーボードコネクタ84
に接続している。
【0003】挿抜パッケージ7の電源は電源装置81か
らマザーボード8の電源線82,83を経由してパッケ
ージコネクタ77の電源ピン78とグランドピン79
(電源リターン)とに供給される。
【0004】挿抜パッケージ7のコンデンサ75は電子
回路74の電源部の総静電容量であり、抵抗器76は電
子回路74の電源部の総負荷抵抗である。スイッチ71
の切替動作はモード設定信号線72を介して入力される
モード設定部73からのモード設定信号によって制御さ
れる。
【0005】抵抗器70は電源ピン78及びグランドピ
ン79がマザーボードコネクタ84の端子に接続した瞬
間に挿抜パッケージ7側に流れる電流を制限するための
ものである。この抵抗器70が配設されていない場合に
は、電源ピン78及びグランドピン79がマザーボード
コネクタ84の端子に接続した瞬間にコンデンサ75に
大きな突入電流が流れ、電源ピン78及びグランドピン
79を破損したり、電子回路74の電源に変動を与えた
りすることがある。
【0006】モード設定部73は電子回路74の電源電
圧を監視し、電源電圧が設定値以下の場合に挿抜モード
設定信号をモード設定信号線72に出力してスイッチ7
1を開放状態とする。また、電源電圧が設定値以上にな
ると、モード設定部73は通常動作モード設定信号をモ
ード設定信号線72に出力してスイッチ71を短絡し、
通常動作モードで抵抗器70による電圧降下が生じない
ようにしている。
【0007】上記の活線挿抜回路において挿抜モードか
ら通常動作モードに変化する時の電子回路74の電源電
圧及び電源電流をシミュレートすると、図9に示すよう
な結果が得られる。ここで、そのシミュレーションは、 電源81の電圧 : 5(V) 挿抜パッケージ7の消費電力 : 10(W) 抵抗器76の抵抗値 :2.5(Ω) 配線及びコネクタの抵抗値 : 50(mΩ) 配線及びコネクタのインダクタンス : 20(nH) 突入電流の許容値 :約10(A) 抵抗器70の抵抗値 :0.5(Ω) という条件で行っている。
【0008】活線挿抜回路が挿抜モードの時、電子回路
74の電源電圧E11は抵抗器70と抵抗器76との分圧
比以上には上がらない。そのため、挿抜モードから通常
動作モードに変化する時の電子回路74の電源電圧E11
はステップ状に大きく変化して電源電圧E12となる。
【0009】これに伴って、挿抜モードから通常動作モ
ードに変化する時にはパッケージコネクタ77の電源ピ
ン78に大きな電流I12[図9では11.4(A)]が
流れる。また、電源ピン78がマザーボードコネクタ8
4の端子に接続した時に流れる電流I11[図9では8.
8(A)]は抵抗器70によって決まる。
【0010】したがって、抵抗器70の値は上記の2つ
の要因で決まり、電源ピン78がマザーボードコネクタ
84の端子に接続した時に流れる電流I11と挿抜モード
から通常動作モードに変化する時に流れる電流I12とが
同じになるように抵抗器70の値を決定する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の活線挿
抜回路では、パッケージコネクタの電源ピンがマザーボ
ードコネクタの端子に接続された時及び挿抜モードから
通常動作モードに変化する時に大きな電源電流が流れ
る。
【0012】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、パッケージコネクタの電源ピンがマザーボードコ
ネクタの端子に接続された時及び挿抜モードから通常動
作モードに変化する時の電源電流の変化を少なくするこ
とができる活線挿抜回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による活線挿抜回
路は、電源供給中の装置にパッケージを抜き差し自在と
する活挿抜回路であって、前記パッケージ上の電子回
の電源電圧に応じて挿抜モードと通常動作モードとの
うちいずれかを設定するモード設定手段と、前記モード
設定手段で前記挿抜モードが設定された時に前記電子回
路の消費電力を低減する消費電力低減手段と、前記パッ
ケージのコネクタの電源ピンと前記電子回路の電源端子
との間に接続された抵抗器と、前記モード設定部が前記
電子回路の電源電圧の略安定化を検出して前記通常動作
モードを出力した時に前記抵抗器を短絡するスイッチ手
段とを備えている。
【0014】本発明による他の活線挿抜回路は、上記の
構成において、前記消費電力低減手段を前記電子回路の
機能単位毎に設置し、前記機能単位毎に時間差をもって
前記挿抜モードから前記通常動作モードに切替えるよう
にしている。
【0015】本発明による別の活線挿抜回路は、電源供
給中の装置にパッケージを抜き差し自在とする活挿抜
回路であって、前記パッケージのコネクタの電源ピンの
接続後に接続されかつ前記パッケージ上の電子回路へ
通常動作モード信号が入力されるモード設定用コネクタ
ピンと、前記モード設定用コネクタピンから前記通常動
作モード信号が入力されるまで前記電子回路の消費電力
を低減する消費電力低減手段と、前記パッケージのコネ
クタの電源ピンと前記電子回路の電源端子との間に接続
された抵抗器と、前記モード設定用コネクタピンから前
記通常動作モード信号が入力された時に前記抵抗器を短
絡するスイッチ手段とを備えている。
【0016】本発明によるさらに別の活線挿抜回路は、
上記の構成において、前記消費電力低減手段を前記電子
回路の機能単位毎に設置し、前記機能単位毎に時間差を
もって前記挿抜モードから前記通常動作モードに切替え
るようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0018】挿抜パッケージの電子回路の電源電圧に応
じて挿抜モードと通常動作モードとのうちいずれかを設
定するモード設定部で挿抜モードが設定された時に電子
回路の消費電力を消費電力低減制御回路で低減し、電子
回路の電源電圧が安定してから通常動作モードに切替え
る。
【0019】これによって、パッケージコネクタの電源
ピンがマザーボードコネクタの端子に接続された時及び
挿抜モードから通常動作モードに変化する時の電源電流
の変化を少なくすることが可能となる。よって、パッケ
ージコネクタ及びマザーボードコネクタと配線とにおけ
る破損をなくすことができ、装置の電源電圧に影響を与
えなくするとともに、電源回路信号回路への漏話やグラ
ンド電位の発生による雑音の発生を防ぐことが可能とな
る。
【0020】また、挿抜パッケージのパッケージコネク
タの電源ピンの接続後に接続されかつ挿抜パッケージの
通常動作モード信号が入力されるモード設定用ピンを設
け、モード設定用ピンから通常動作モード信号が入力さ
れるまで挿抜パッケージ上の電子回路の消費電力を消費
電力低減制御回路で低減し、電子回路の電源電圧が安定
してから通常動作モードに切替える。
【0021】これによって、パッケージコネクタの電源
ピンがマザーボードコネクタの端子に接続された時及び
挿抜モードから通常動作モードに変化する時の電源電流
の変化を少なくすることが可能となる。
【0022】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の一実施例による
活線挿抜回路は抵抗器10と、スイッチ11と、モード
設定部12と、消費電力低減制御回路15とから構成さ
れている。
【0023】モード設定部12は電子回路14の電源電
圧が設定値以下の時に挿抜モード信号をモード設定信号
線13に出力し、電子回路14の電源電圧が設定値以上
の時に通常動作モード信号をモード設定信号線13に出
力する。
【0024】スイッチ11はモード設定部12からモー
ド設定信号線13に挿抜モード信号が出力されると開放
状態となり、モード設定部12からモード設定信号線1
3に通常動作モード信号が出力されると、短絡状態とな
る。消費電力低減制御回路15はモード設定部12から
モード設定信号線13に挿抜モード信号が出力されると
電子回路14を低消費電力に制御する。
【0025】図2は本発明の一実施例による挿抜モード
から通常動作モードに変化する時の電源電圧及び電源電
流のシミュレーション結果を示す図である。これら図1
及び図2を用いて本発明の一実施例の動作について説明
する。
【0026】図2は挿抜モードから通常動作モードに変
化する時の電子回路14の電源電圧及び電源電流をシミ
ュレーションしたものである。このシミュレーションの
条件は、 電源21の電圧 : 5(V) 挿抜パッケージ1の消費電力(通常動作モード時) : 10(W) 挿抜パッケージ1の消費電力(挿抜モード時) : 25(mW) 抵抗器17の抵抗値(通常動作モード時) :2.5(Ω) 抵抗器17の抵抗値(挿抜モード時) : 1(kΩ) 配線及びコネクタの抵抗値 : 50(mΩ) 配線及びコネクタのインダクタンス : 20(nH) 突入電流の許容値 :約10(A) 電源電圧が安定するまでの時間規定 : 約1(ms) 抵抗器10の抵抗値 :0.5(Ω) という条件で行っている。
【0027】抵抗器10は電源ピン19が接続する時の
突入電流が規定値以下となるように、挿抜モード時に抵
抗器10≪抵抗器17となるように、電子回路14の電
源電圧が安定するまでの時間を満足するようにして決定
する。
【0028】挿抜パッケージ1を実装し、電源ピン19
が接続された時の突入電流は抵抗器10で制限され、そ
の値は電源電圧5Vを抵抗器10の値で除した結果、つ
まり0.5(A)となる。
【0029】挿入モード時、電子回路14の電源電圧E
1 は電子回路14が消費電力低減制御回路15によって
低消費電力モードに設定されているので、抵抗器10≪
抵抗器17となり、ほぼ抵抗値10とコンデンサ16と
の時定数で上昇する。
【0030】モード設定部12は電子回路14の電源電
圧E1 を監視し、電源電圧E1 がほぼ安定するころを見
計らって通常動作モード信号をモード設定信号線13に
出力する。
【0031】図2では電源ピン19が接続されてから
1.0msでモード切替を行っている。このモード切替
時に電子回路14の電源電圧E1 は多少変化するが、そ
の変化量は従来の活線挿抜回路に比べて非常に少なくな
る。また、電源電流I1 はほぼ0の状態から挿抜パッケ
ージ1の通常動作状態の消費電流まで変化するが、その
変化量も従来の活線挿抜回路に比べて非常に少なくな
る。
【0032】図3は本発明の一実施例による電子回路の
低消費電力化の一例を示す図である。図において、パッ
ケージコネクタ18には電子回路14にクロックを入力
するためのクロック入力端子18aと、電子回路14に
データを入力するためのデータ入力端子18bとが設け
られており、これらは夫々スイッチ15a,15bを介
して電子回路14に接続されている。
【0033】モード設定信号線13にモード設定部12
から挿抜モード信号が出力されると、スイッチ15a,
15bは夫々開放状態となるので、クロック入力端子1
8a及びデータ入力端子18bから入力されるクロック
及びデータは電子回路14に入力されない。このとき、
電子回路14内のクロック発生器15cもモード設定信
号線13からの挿抜モード信号によって停止状態とな
る。
【0034】ここで、CMOS ICの消費電力はスイ
ッチング周波数に比例して大きくなるため、CMOS
ICに入力するクロックや信号を停止することで、この
CMOS ICを含む電子回路14を低消費電力とする
ことができる。
【0035】図4は本発明の一実施例による電子回路の
低消費電力化の他の例を示す図である。図4(a)はプ
ルアップ抵抗器15eを用いた例を示し、図4(b)は
プルダウン抵抗器15fを用いた例を示し、図4(c)
はプルアップ抵抗器15h及びプルダウン抵抗器15i
を用いた例を示している。
【0036】プルアップ抵抗器15eによって電源にプ
ルアップしている回路ではドライバ15dの出力レベル
がローの場合に、プルアップ抵抗器15eからドライバ
15dへの出力に電流が流れる。
【0037】ドライバ15dの出力をモード設定信号線
13上の信号で制御し、ドライバ15dの出力をハイレ
ベルまたはハイインピーダンスにすることによって、プ
ルアップ抵抗器15eからドライバ15dへの出力に流
れる電流をなくすことができる[図4(a)参照]。
【0038】図4(b)の場合にはドライバ15dの出
力をローレベルまたはハイインピーダンスにすることで
低消費電力を実現することができる。また、図4(c)
の場合にはドライバ15dの出力をローレベルにするこ
とで低消費電力を実現することができる。
【0039】図5は本発明の他の実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の他の実施例によ
る活線挿抜回路は抵抗器30と、スイッチ31と、消費
電力低減制御回路34と、モード設定用ピン38とから
構成されている。
【0040】モード設定用ピン38は本発明の一実施例
のモード設定部12と同じ機能を実現するためにパッケ
ージコネクタ37内に設けられており、パッケージコネ
クタ37内に設けられた電源ピン39及びグランドピン
40よりも遅く接続される。
【0041】このとき、電源ピン39及びグランドピン
40がマザーボード4のマザーボードコネクタ44の端
子に接続されてからモード設定用ピン38がマザーボー
ドコネクタ44の端子に接続されるまでの時間差は、電
子回路33の電源電圧がほぼ安定する時間以上に設定さ
れる。
【0042】スイッチ31はモード設定用ピン38から
モード設定信号線32に通常動作モード信号が出力され
るまで開放状態となり、モード設定用ピン38からモー
ド設定信号線32に通常動作モード信号が出力される
と、短絡状態となる。消費電力低減制御回路34はモー
ド設定用ピン38からモード設定信号線32に通常動作
モード信号が出力されるまで電子回路14を低消費電力
に制御する。
【0043】挿抜パッケージ3をマザーボード4に実装
し、電源ピン39が接続された時の突入電流は抵抗器3
0で制限される。挿入モード時(モード設定信号線32
に通常動作モード信号が出力されるまでの間)、電子回
路33の電源電圧E1 は電子回路33が消費電力低減制
御回路34によって低消費電力モードに設定されている
ので、抵抗器30≪抵抗器36となり、ほぼ抵抗器30
とコンデンサ35との時定数で上昇する。
【0044】このモード切替時に電子回路33の電源電
圧は多少変化するが、その変化量は従来の活線挿抜回路
に比べて非常に少なくなる。また、電源電流はほぼ0の
状態から挿抜パッケージ3の通常動作状態の消費電流ま
で変化するが、その変化量も従来の活線挿抜回路に比べ
て非常に少なくなる。
【0045】図6は本発明の別の実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の別の実施例では
本発明の他の実施例の電子回路33を機能毎に2つに分
割し、それら電子回路33a,33b各々に消費電流低
減制御回路34a,34bと、コンデンサ35a,35
bと、抵抗器36a,36bとを配設している。
【0046】これら電子回路33a,33bにおいては
各々が挿抜モードから通常動作モードに切替える時間を
ずらしている。つまり、電子回路33bが電子回路33
aよりも0.1ms遅れて挿抜モードから通常動作モー
ドに切替えることで、図2に示す電源電流I2 はモード
切替え時に電源電流の変化を小さくすることができる。
この図においては電子回路33を2分割しているが、電
子回路33の分割数をもっと増やせば、モード切替時の
電源電流の変化を小さくすることができる。
【0047】図7は本発明のさらに別の実施例を示す図
である。本発明の他の実施例による活線挿抜回路は抵抗
器50と、消費電力低減制御回路53と、ピン59と、
モード設定用ピン60とから構成されている。
【0048】ピン59は本発明の一実施例のスイッチ1
1と同じ機能を実現するためにパッケージコネクタ56
内に設けられており、パッケージコネクタ56内に設け
られた電源ピン57及びグランドピン58よりも遅く接
続される。
【0049】また、モード設定用ピン60は本発明の他
の実施例と同様に、本発明の一実施例のモード設定部1
2と同じ機能を実現するためにパッケージコネクタ56
内に設けられており、パッケージコネクタ56内に設け
られた電源ピン57及びグランドピン58よりも遅く接
続される。
【0050】このとき、電源ピン57及びグランドピン
58がマザーボード6のマザーボードコネクタ64の端
子に接続されてからピン59及びモード設定用ピン60
がマザーボードコネクタ44の端子に接続されるまでの
時間差は、電子回路33の電源電圧がほぼ安定する時間
以上に設定される。
【0051】消費電力低減制御回路53はモード設定用
ピン60からモード設定信号線51に通常動作モード信
号が出力されるまで電子回路52を低消費電力に制御す
る。
【0052】挿抜パッケージ5をマザーボード6に実装
し、電源ピン57が接続された時の突入電流は抵抗器5
0で制限される。挿入モード時(モード設定信号線51
に通常動作モード信号が出力されるまでの間)、電子回
路52の電源電圧は電子回路52が消費電力低減制御回
路53によって低消費電力モードに設定されているの
で、抵抗器50≪抵抗器55となり、ほぼ抵抗器50と
コンデンサ54との時定数で上昇する。
【0053】このモード切替時に電子回路52の電源電
圧は多少変化するが、その変化量は従来の活線挿抜回路
に比べて非常に少なくなる。また、電源電流はほぼ0の
状態から挿抜パッケージ5の通常動作状態の消費電流ま
で変化するが、その変化量も従来の活線挿抜回路に比べ
て非常に少なくなる。
【0054】このように、挿抜パッケージ1の電子回路
14の電源電圧に応じて挿抜モードと通常動作モードと
のうちいずれかを設定するモード設定部12で挿抜モー
ドが設定された時に電子回路14の消費電力を消費電力
低減制御回路15で低減し、電子回路14の電源電圧が
安定してから通常動作モードに切替えることによって、
パッケージコネクタ18の電源ピン19がマザーボード
コネクタ24の端子に接続された時及び挿抜モードから
通常動作モードに変化する時の電源電流の変化を少なく
することができる。
【0055】よって、パッケージコネクタ18及びマザ
ーボードコネクタ24と配線とにおける破損をなくすこ
とができ、装置の電源電圧に影響を与えなくするととも
に、電源回路信号回路への漏話やグランド電位の発生に
よる雑音の発生を防ぐことができる。
【0056】また、挿抜パッケージ3,5のパッケージ
コネクタ37,56の電源ピン39,57の接続後に接
続されかつ挿抜パッケージ3,5の通常動作モード信号
が入力されるモード設定用ピン38,60を設け、モー
ド設定用ピン38,60から通常動作モード信号が入力
されるまで挿抜パッケージ上の電子回路33,52の消
費電力を消費電力低減制御回路34,34a,34b,
53で低減し、電子回路33,52の電源電圧が安定し
てから通常動作モードに切替えることによって、パッケ
ージコネクタ37,56の電源ピン39,57がマザー
ボードコネクタ44,64の端子に接続された時及び挿
抜モードから通常動作モードに変化する時の電源電流の
変化を少なくすることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の活線挿抜回
路によれば、パッケージの電源電圧に応じて挿抜モード
と通常動作モードとのうちいずれかを設定するモード設
定手段で挿抜モードが設定された時にパッケージ上の電
子回路の消費電力を低減し、電子回路の電源電圧が安定
してから通常動作モードに切替えることによって、パッ
ケージコネクタの電源ピンがマザーボードコネクタの端
子に接続された時及び挿抜モードから通常動作モードに
変化する時の電源電流の変化を少なくすることができる
という効果がある。
【0058】また、本発明の他の活線挿抜回路によれ
ば、パッケージのコネクタの電源ピンの接続後に接続さ
れかつパッケージの通常動作モード信号が入力されるモ
ード設定用コネクタピンから通常動作モード信号が入力
されるまでパッケージ上の電子回路の消費電力を低減
し、電子回路の電源電圧が安定してから通常動作モード
に切替えることによって、パッケージコネクタの電源ピ
ンがマザーボードコネクタの端子に接続された時及び挿
抜モードから通常動作モードに変化する時の電源電流の
変化を少なくすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例による挿抜モードから通常動
作モードに変化する時の電源電圧及び電源電流のシミュ
レーション結果を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による電子回路の低消費電力
化の一例を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による電子回路の低消費電力
化の他の例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の別の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】本発明のさらに別の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】従来例の構成を示すブロック図である。
【図9】従来例による挿抜モードから通常動作モードに
変化する時の電源電圧及び電源電流のシミュレーション
結果を示す図である。
【符号の説明】
1,3,5 挿抜パッケージ 2,4,6 マザーボード 10,30,50,17,36,36a,36b,55
抵抗器 11,31 スイッチ 13,32,51 モード設定信号線 14,33,33a,33b,52 電子回路 15,34,34a,34b,53 消費電力低減制御
回路 18,37,56 パッケージコネクタ 19,39,57 電源ピン 20,40,58 グランドピン 24,44,64 マザーボードコネクタ 38,60 モード設定用ピン 59 ピン

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源供給中の装置にパッケージを抜き差
    し自在とする活挿抜回路であって、前記パッケージ
    の電子回路の電源電圧に応じて挿抜モードと通常動作モ
    ードとのうちいずれかを設定するモード設定手段と、前
    記モード設定手段で前記挿抜モードが設定された時に
    電子回路の消費電力を低減する消費電力低減手段と、
    前記パッケージのコネクタの電源ピンと前記電子回路の
    電源端子との間に接続された抵抗器と、前記モード設定
    が前記電子回路の電源電圧の略安定化を検出して前記
    通常動作モードを出力した時に前記抵抗器を短絡するス
    イッチ手段とを有することを特徴とする活線挿抜回路。
  2. 【請求項2】 前記消費電力低減手段を前記電子回路の
    機能単位毎に設置し、前記機能単位毎に時間差をもって
    前記挿抜モードから前記通常動作モードに切替えるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の活線挿抜回路。
  3. 【請求項3】 電源供給中の装置にパッケージを抜き差
    し自在とする活挿抜回路であって、前記パッケージの
    コネクタの電源ピンの接続後に接続されかつ前記パッケ
    ージ上の電子回路への通常動作モード信号が入力される
    モード設定用コネクタピンと、前記モード設定用コネク
    タピンから前記通常動作モード信号が入力されるまで
    電子回路の消費電力を低減する消費電力低減手段と、
    前記パッケージのコネクタの電源ピンと前記電子回路の
    電源端子との間に接続された抵抗器と、前記モード設定
    用コネクタピンから前記通常動作モード信号が入力され
    た時に前記抵抗器を短絡するスイッチ手段とを有するこ
    とを特徴とする活線挿抜回路。
  4. 【請求項4】 前記消費電力低減手段を前記電子回路の
    機能単位毎に設置し、前記機能単位毎に時間差をもって
    前記挿抜モードから前記通常動作モードに切替えるよう
    にしたことを特徴とする請求項3記載の活線挿抜回路。
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