JP2002169634A - 活線挿抜装置 - Google Patents

活線挿抜装置

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JP2002169634A
JP2002169634A JP2000367900A JP2000367900A JP2002169634A JP 2002169634 A JP2002169634 A JP 2002169634A JP 2000367900 A JP2000367900 A JP 2000367900A JP 2000367900 A JP2000367900 A JP 2000367900A JP 2002169634 A JP2002169634 A JP 2002169634A
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Yoshihiro Akeboshi
慶洋 明星
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電源を一括プレーンにて構成可能であり、突
入電流を防止する回路は小型化する事ができると共に、
部品実装が容易な活線挿抜装置を得ること。 【解決手段】 稼動しているシステムのバックプレーン
に対して装置の挿抜を活線にて行う活線挿抜装置におい
て、電源層から分岐した後の、電源安定用コンデンサ2
の充電ラインに配置され、電源安定用コンデンサ2に流
れる突入電流を抑制するための突入電流保護回路3を備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、稼動中のシステ
ムに対して挿入/抜出する活線挿抜装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】活線挿抜装置とは、稼動中のシステムに
対して機器の挿入又は抜出が可能な装置の事である。こ
の様な活線挿抜装置は、稼動システムの誤動作を防止す
るためにシステム電源やバス信号に対する特別な対策が
必要となる。
【0003】電源が投入されている稼動システムへ活線
挿抜を行うと、挿抜装置のバイパスコンデンサ等による
容量成分に流れ込む突入電流により、一時的にシステム
電源が低下する事がある。これが電源ノイズとして稼動
システムの誤動作を生じる原因となる。この様な電源ノ
イズ対策としての従来の技術は、電源ラインに直列に抵
抗を接続して電圧の急変を抑止する方法、別系統の電源
により給電する方法、などが挙げられる。
【0004】図8は、例えば特開平8−317556号
公報に記載された従来の活線挿抜装置を示す図である。
これは、電源ラインにトランジスタを設け、トランジス
タのスイッチイング制御により突入電流を抑制するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の活線挿抜装置は
以上のように構成されているので、基板内電源にトラン
ジスタを直列接続する場合、基板電源は、本来一括プレ
ーン状態にて構成されるべき電源層を分離し、パターン
でトランジスタを介する接続構成となる。このため電源
ノイズに弱くなるという課題がある。
【0006】また、突入電流防止用のトランジスタは装
置内に流れるほとんどの電流を一括して制御するため、
大きな定格電流部品を使用する必要があり、部品点数の
多い回路基板では、実装面積が課題となる。
【0007】また、装置の消費電流が大きい場合には、
本トランジスタのON抵抗による電圧ドロップも課題と
なる場合がある。
【0008】また、電源ノイズを抑制するためにはトラ
ンジスタのスイッチ制御を緩やかに行う必要がある。こ
のためには、電源ラインに流れる電流量に応じたトラン
ジスタのゲート電位制御が必要となることもあり、スイ
ッチ制御回路の多機能化という課題もある。
【0009】さらに、トランジスタがOFF状態であり
トランジスタ前後(コネクタ側と基板内部側)の電源が
分離状態である時は、コネクタ側の電源のみ電位が高く
なるという状態になる。この時、コネクタ側電源にて駆
動される素子と基板内部電源で駆動される素子がバス接
続されていると、不用意な電流が発生する事があり、素
子破損の原因となる。
【0010】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、電源を一括プレーンにて構成可
能であり、突入電流を防止する回路は小型化する事がで
きると共に、部品実装が容易な活線挿抜装置を得ること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る活線挿抜
装置は、稼動しているシステムのバックプレーンに対し
て装置の挿抜を活線にて行う活線挿抜装置において、電
源層から分岐した後の、電源安定用コンデンサの充電ラ
インに配置され、電源安定用コンデンサに流れる突入電
流を抑制するための突入電流保護回路を備えたものであ
る。
【0012】また、突入電流保護回路は電源安定用コン
デンサの充電ラインに直列に接続された突入電流抑制抵
抗と、この突入電流抑制抵抗に並列に接続されたスイッ
チ回路とを備え、スイッチ回路を制御するスイッチ制御
回路を設けたものである。
【0013】また、スイッチ回路が電界効果トランジス
タ(FET)にて構成されるものである。
【0014】また、複数の電源安定用コンデンサをまと
めて一つの突入電流保護回路に接続したものである。
【0015】また、活線挿抜装置に入力されるクロック
信号が第2のスイッチ回路を介してバックプレーンと接
続され、活線挿抜時、スイッチ制御回路は第2のスイッ
チ回路をOFF状態とするものである。
【0016】また、クロック信号を急激に切断/接続す
ることを避けるためのスイッチ時定数回路を設けたもの
である。
【0017】また、第2のスイッチ回路が電界効果トラ
ンジスタ(FET)にて構成されるものである。
【0018】また、活線挿抜装置のバス信号が第3のス
イッチ回路を介してバックプレーンと接続され、活線挿
抜時、スイッチ制御回路は第3のスイッチ回路をOFF
状態とするものである。
【0019】また、第3のスイッチ回路が電界効果トラ
ンジスタ(FET)にて構成されるものである。
【0020】また、バックプレーンと活線挿抜装置を接
続するコネクタがショートピンを備え、スイッチ制御回
路はショートピンに接続された挿抜検出信号を受信して
スイッチ制御信号を生成するものである。
【0021】また、バックプレーンと活線挿抜装置を接
続するコネクタが複数の挿抜検出信号を備え、スイッチ
制御回路は複数の挿抜検出信号のAND条件によりスイ
ッチ制御信号を生成するものである。
【0022】また、活線挿抜装置に入力されるクロック
信号が第2のスイッチ回路を介してバックプレーンと接
続されると共に、活線挿抜装置のバス信号が第3のスイ
ッチ回路を介してバックプレーンと接続され、スイッチ
回路と、第2のスイッチ回路と、第3のスイッチ回路と
がそれぞれ独立のスイッチ時定数回路を備えたものであ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図面に基づいて説明する。図1は実施の
形態1を示す図で、コンデンサ充電ラインに突入電流抑
制抵抗を接続した活線挿抜装置の構成図である。図に示
すように、活線挿抜装置1は、稼動中である所のバック
プレーン9に対して活線にて挿抜動作が行われる。活線
挿抜装置1内には内部回路10の電源安定用途にコンデ
ンサ2(バイパスコンデンサ等)が搭載される。このコ
ンデンサ2は、電源層7経由コンデンサ充電ライン8に
より電荷の充電が行われる。
【0024】コンデンサ充電ライン8には、突入電流保
護回路3が接続される。この突入電流保護回路3は、コ
ンデンサ充電ライン8に直列接続された突入電流抑制抵
抗4と、突入電流抑制抵抗4に並列接続されたスイッチ
回路5によって構成される。スイッチ回路5のスイッチ
制御は、スイッチ制御回路6により行われる。
【0025】活線挿抜装置1が稼動中のバックプレーン
9に対して挿入される場合、スイッチ制御回路6は、ス
イッチ回路5をOFF(切断)状態とする。これにより
挿入初期段階にコンデンサ2に流れ込む突入電流を突入
電流抑制抵抗4により抑止する。活線挿抜装置1がバッ
クプレーン9に接続されてから一定時間経過後、スイッ
チ制御回路6はスイッチ回路5をON(接続)状態とす
る。これにより活線挿抜装置1の通常動作において、コ
ンデンサ2は内部回路10の電源安定用コンデンサとし
て機能する。
【0026】通常の電子回路では、電源安定用コンデン
サは多くの個数が実装される。これらの多数のコンデン
サの全てに突入電流保護回路3を設けるのは、現実的で
はない場合がある。この様な場合は、複数のコンデンサ
をまとめて1つの突入電流保護回路3を接続することに
よりスイッチ回路を節約可能である。図1には2つのコ
ンデンサ2を1つの突入電流保護回路3で制御する構成
例を示した。
【0027】また、容量が小さいコンデンサであれば、
突入電流保護回路3が無くてもバックプレーン9上にて
重要な電源ノイズにはならない。電源ノイズのコンデン
サ容量依存性は、システム電源やバックプレーン上のコ
ンデンサ及びコネクタ、活線挿抜装置1の回路構成、な
どの要因により異なるが、おおまかな目安として以下に
記載する。
【0028】一般に、突入電流がバックプレーン上の電
源ノイズとして問題となってくるのは、活線挿抜装置内
のコンデンサ容量成分のトータルが数μFを超える様な
場合である。通常のLSI等おいて高周波電源ノイズ除
去として多数使用されるコンデンサ容量は、0.01〜
0.1μFである。これらのコンデンサの大部分につい
ては容量が小さいため、突入電流保護回路3は削除可能
である。
【0029】また、LSIの低周波電源ノイズ(リップ
ル)除去として使用されるコンデンサは、容量が1.0
〜10μFとなるものも含まれるので、突入電流保護回
路3を設ける必要が生じてくる。基板電源安定用に使用
する10μFを超えるコンデンサについては、突入電流
保護回路3が必須となる。
【0030】これまでに記載通り、電子回路に多数使用
される高周波電源ノイズ除去コンデンサについては、突
入電流保護回路3は不要である。突入電流保護回路3の
実装は1.0μFを超えるコンデンサについてのみ考慮
すればよい。
【0031】上述の実施の形態によれば、コンデンサ充
電ライン8に突入電流抑制抵抗4とスイッチ回路5を接
続することにより、従来では電源ラインに直列に接続さ
れていたスイッチ回路が不要となった。これにより、基
板内電源を分離する必要が無くなくなるので電源を一括
プレーンにて構成可能となり、電源強化につながる。ま
た、スイッチ回路による電圧ドロップを考慮する必要は
ない。また、コンデンサ充電ライン上のスイッチ回路5
は小型化する事ができる。また、コンデンサ毎に分散し
て配置されるため部品実装が容易になる。
【0032】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図面に基づいて説明する。図2は実施の形態2を
示す図で、スイッチ回路としてFET(電界効果トラン
ジスタ)素子を使用した活線挿抜装置の構成図である。
基本構成は実施の形態1と同じであり、スイッチ回路と
してFET素子を使用した点が異なる。
【0033】突入電流抑制抵抗4に並列に接続されるス
イッチ回路にFETスイッチ5aを使用する。FETス
イッチ5aのON抵抗は、ゲートの電位により変化する
するという特徴を持つ。よって、スイッチ制御回路6に
よって出力される信号電位を緩やかに変化させれば、突
入電流保護回路3の抵抗成分を緩やかに変化させること
が可能となる。これにより、コンデンサ充電ライン8に
流れる電流を急激に変化させることを防止する。
【0034】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を図面に基づいて説明する。図3は実施の形態3を
示す図で、バックプレーン上に挿抜検出信号を定義した
活線挿抜装置の構成図である。基本構成は実施の形態1
又は実施の形態2と同じであるが、本実施の形態では、
バックプレーン9上に挿抜検出信号11を定義する。
【0035】挿抜検出信号11は、バックプレーンI/
Fコネクタのショートピンで構成される。ショートピン
は、活線挿抜装置1の挿入時はバックプレーン9と時間
的に最後に接続され、抜出時は時間的に最初に切断され
る。挿抜検出信号11は、活線挿抜装置1のスイッチ制
御回路6に接続される。これにより、挿入時は活線挿抜
装置1とバックプレーン9が完全に接続されてからFE
Tスイッチ5aの制御を実行する。また、抜出時は、活
線挿抜装置1の抜出をいち早く検知しFETスイッチ5
aの制御を実行する。
【0036】上述の実施の形態によれば、FETスイッ
チ5aの制御に、バックプレーン9上のショートピン信
号である挿抜検出信号11を使用する事により、挿入時
は装置が確実に接続された状態にてスイッチ制御が開始
される。また、抜出時はいち早く装置の抜出を検出して
FETスイッチ5aの制御を行う。これにより、確実な
突入電流の抑制を行うことができる。
【0037】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を図面に基づいて説明する。図4は実施の形態4を
示す図で、バックプレーン上に複数の挿抜検出信号を定
義した活線挿抜装置の構成図である。基本構成は実施の
形態3と同一である。
【0038】バックプレーン上に複数(2つ以上)の挿
抜検出信号11a及び11bを定義する。これら挿抜検
出信号11a及び11bは、コネクタ両端に配置され
る。複数の挿抜検出信号のAND条件にて、活線挿抜装
置1がバックプレーン9に接続されたことを検出する。
これによりコネクタのショートピンを使用しないで活線
挿抜装置1の挿抜検出が可能となる。
【0039】上述の実施の形態によれば、バックプレー
ン9のショートピンが不要であるため、活線挿抜に対応
していない現行のシステム(バックプレーン)に対して
も活線挿抜を行う事が可能となる。
【0040】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5を図面に基づいて説明する。図5は実施の形態5を
示す図で、第2のスイッチ回路をクロック信号に直列に
接続した活線挿抜装置の構成図である。図5では、第2
のスイッチ回路をFETスイッチ5bにて構成する。
【0041】活線挿抜時において、スイッチ制御回路6
は、クロック信号に接続されたFETスイッチ5bのゲ
ートをOFF(切断)状態とする。これにより、クロッ
ク信号は活線挿抜装置1内では停止状態となる。これに
より、活線挿抜時の不要な回路動作を全て停止させ、消
費電力を抑える。これにより、電源層7上に流れる電流
をより減少させ、バックプレーン9上の電源ノイズ抑制
を行う。
【0042】活線挿抜の際にスイッチ制御を緩やかに行
うために、スイッチ時定数回路14を設ける。FETス
イッチのゲート電位は、スイッチ時定数回路14のコン
デンサと抵抗の時定数により緩やかに変動する。これに
より、FETスイッチのON抵抗が緩やかに変化し、ク
ロック信号13aを急激に切断/接続することを避け
る。
【0043】実施の形態6.以下、この発明の実施の形
態5を図面に基づいて説明する。図6は実施の形態6を
示す図で、第3のスイッチ回路をバス信号に直列に接続
した活線挿抜装置の構成図である。バックプレーン9上
のバス信号誤動作を防止するため、第3のスイッチ回路
をバス信号15bに直列に接続する。図6では、第3の
スイッチ回路をFETスイッチ5cにて構成する。
【0044】活線挿抜時において、スイッチ制御回路6
はFETスイッチ5cのゲートをOFF(切断)状態と
する。これにより、バス信号はハイ・インピーダンスの
状態となりバックプレーンに誤動作を及ぼすことはな
い。ある一定時間が経過後、スイッチ制御回路はFET
スイッチ5cのゲートをON(接続)状態とする。
【0045】さらに、FETスイッチ5a〜5cのスイ
ッチ制御において、スイッチ時定数回路14a〜14c
を各FETスイッチ毎に備える。そして、スイッチ時定
数回路による遅延が14aが最小、14bが中間、14
c最大となる様に、回路を構成する。これにより、活線
挿入時には最初にコンデンサ2が接続し、その次にクロ
ック信号が接続し、その後にバス信号が接続するという
シーケンスが成立する。
【0046】図6にはスイッチ制御回路6及び挿抜検出
回路12の具体例についても記載した。スイッチ制御回
路6は、トランジスタ素子にて構成し、FETスイッチ
5a〜5cの制御は12V電源を使用する。挿抜検出回
路12はAND機能を備える素子を使用することを想定
する。
【0047】ここで、挿抜検出信号11a,11bは、
バックプレーン9上のVccピンと接続される。挿抜検
出回路12は、活線挿抜装置1の接続過渡状態でも、機
能の誤動作を防止する必要がある。
【0048】図7にトランジスタを組み合せた回路構成
の挿抜検出回路12を示す。
【0049】
【発明の効果】この発明に係る活線挿抜装置は、電源層
から分岐した後の、電源安定用コンデンサの充電ライン
に電源安定用コンデンサに流れる突入電流を抑制するた
めの突入電流保護回路を備えたことにより、従来では電
源ラインに直列に接続されていたスイッチ回路が不要と
なり、基板内電源を分離する必要が無くなくなるので電
源を一括プレーンにて構成可能となり、電源強化につな
がる。また、スイッチ回路による電圧ドロップを考慮す
る必要はない。
【0050】また、コンデンサ充電ライン上のスイッチ
回路は小型化する事ができる。また、コンデンサ毎に分
散して配置されるため部品実装が容易になる。
【0051】また、スイッチ回路としてFET(電界効
果トランジスタ)素子を使用することにより、ゲート電
位を制御してFETのON抵抗による緩やかなスイッチ
制御が可能となる。
【0052】また、複数の電源安定用コンデンサをまと
めて一つの突入電流保護回路に接続したことにより、突
入電流保護回路を節約できる。
【0053】また、活線挿抜装置に入力されるクロック
信号が第2のスイッチ回路を介してバックプレーンと接
続され、活線挿抜時、スイッチ制御回路は第2のスイッ
チ回路をOFF状態とすることにより、活線挿抜時のク
ロック信号を停止して不要な消費電力を抑え、バックプ
レーン上の電源ノイズをより効果的に抑制する。
【0054】また、スイッチ時定数回路を設けたことに
より、クロック信号を急激に切断/接続することを避け
ることができる。
【0055】また、第2のスイッチ回路にFET(電界
効果トランジスタ)素子を使用することにより、FET
のON抵抗を利用して緩やかなスイッチ制御が可能とな
る。
【0056】また、活線挿抜装置のバス信号が第3のス
イッチ回路を介してバックプレーンと接続され、活線挿
抜時、スイッチ制御回路は第3のスイッチ回路をOFF
状態とすることにより、バックプレーン上のバス信号に
対しても誤動作を生じることなく活線挿抜が可能とな
る。
【0057】また、第3のスイッチ回路にFET(電界
効果トランジスタ)素子を使用することにより、FET
のON抵抗を利用して緩やかなスイッチ制御が可能とな
る。
【0058】また、バックプレーンと活線挿抜装置を接
続するコネクタがショートピンを備え、スイッチ制御回
路はショートピンに接続された挿抜検出信号を受信して
スイッチ制御信号を生成することにより、挿入時は装置
が確実に接続された状態にてスイッチ制御が開始され、
抜出時はいち早く装置の抜出を検出してスイッチ制御を
行う。これにより、確実な突入電流の抑制を行うことが
できる。
【0059】また、バックプレーンと活線挿抜装置を接
続するコネクタが複数の挿抜検出信号を備え、スイッチ
制御回路は複数の挿抜検出信号のAND条件によりスイ
ッチ制御信号を生成することにより、バックプレーン上
のショートピンが不要となる。コネクタがショートピン
という活線挿抜特有の機構を有する必要がないため、活
線挿抜に対応しないバックプレーンに対しても活線挿抜
が可能となる。
【0060】また、活線挿抜装置に入力されるクロック
信号が第2のスイッチ回路を介してバックプレーンと接
続されると共に、活線挿抜装置のバス信号が第3のスイ
ッチ回路を介してバックプレーンと接続され、スイッチ
回路と、第2のスイッチ回路と、第3のスイッチ回路と
がそれぞれ独立のスイッチ時定数回路を備えたことによ
り、活線挿入時には最初にコンデンサが接続し、その次
にバス信号が接続し、その後にクロック信号が接続する
というシーケンスが成立し、より誤動作の少ない活線挿
抜が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1を示す図で、コンデンサ充電ラ
インに突入電流抑制抵抗を接続した活線挿抜装置の構成
図である。
【図2】 実施の形態2を示す図で、スイッチ回路とし
てFET(電界効果トランジスタ)素子を使用した活線
挿抜装置の構成図である。
【図3】 実施の形態3を示す図で、バックプレーン上
に挿抜検出信号を定義した活線挿抜装置の構成図であ
る。
【図4】 実施の形態4を示す図で、バックプレーン上
に複数の挿抜検出信号を定義した活線挿抜装置の構成図
である。
【図5】 実施の形態5を示す図で、第2のスイッチ回
路をクロック信号に直列に接続した活線挿抜装置の構成
図である。
【図6】 実施の形態6を示す図で、第3のスイッチ回
路をバス信号に直列に接続した活線挿抜装置の構成図で
ある。
【図7】 実施の形態6を示す図で、トランジスタを組
み合せた回路構成の挿抜検出回路の構成図である。
【図8】 従来の活線挿抜装置を示す図である。
【符号の説明】
1 活線挿抜装置、2 コンデンサ、3 突入電流保護
回路、4 突入電流抑制抵抗、5 スイッチ回路、5
a,5b FETスイッチ、7 電源層、8 コンデン
サ充電ライン、9 バックプレーン、10 内部回路、
11 挿抜検出信号(ショートピン)、11a,11b
挿抜検出信号、12 挿抜検出回路、13a,13b
クロック信号、14,14a,14b,14c スイ
ッチ時定数回路、15a,15b バス信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 7/14 G06F 1/00 320H

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稼動しているシステムのバックプレーン
    に対して装置の挿抜を活線にて行う活線挿抜装置におい
    て、 電源層から分岐した後の、電源安定用コンデンサの充電
    ラインに配置され、前記電源安定用コンデンサに流れる
    突入電流を抑制するための突入電流保護回路を備えたこ
    とを特徴とする活線挿抜装置。
  2. 【請求項2】 前記突入電流保護回路は前記電源安定用
    コンデンサの充電ラインに直列に接続された突入電流抑
    制抵抗と、この突入電流抑制抵抗に並列に接続されたス
    イッチ回路とを備え、前記スイッチ回路を制御するスイ
    ッチ制御回路を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    活線挿抜装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ回路が電界効果トランジス
    タ(FET)にて構成されることを特徴とする請求項2
    記載の活線挿抜装置。
  4. 【請求項4】 複数の電源安定用コンデンサをまとめて
    一つの突入電流保護回路に接続したことを特徴とする請
    求項1記載の活線挿抜装置。
  5. 【請求項5】 活線挿抜装置に入力されるクロック信号
    が第2のスイッチ回路を介して前記バックプレーンと接
    続され、活線挿抜時、前記スイッチ制御回路は前記第2
    のスイッチ回路をOFF状態とすることを特徴とする請
    求項2記載の活線挿抜装置。
  6. 【請求項6】 前記クロック信号を急激に切断/接続す
    ることを避けるためのスイッチ時定数回路を設けたこと
    を特徴とする請求項5記載の活線挿抜装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のスイッチ回路が電界効果トラ
    ンジスタ(FET)にて構成されることを特徴とする請
    求項5記載の活線挿抜装置。
  8. 【請求項8】 活線挿抜装置のバス信号が第3のスイッ
    チ回路を介して前記バックプレーンと接続され、活線挿
    抜時、前記スイッチ制御回路は前記第3のスイッチ回路
    をOFF状態とすることを特徴とする請求項2記載の活
    線挿抜装置。
  9. 【請求項9】 前記第3のスイッチ回路が電界効果トラ
    ンジスタ(FET)にて構成されることを特徴とする請
    求項8記載の活線挿抜装置。
  10. 【請求項10】 前記バックプレーンと活線挿抜装置を
    接続するコネクタがショートピンを備え、前記スイッチ
    制御回路は前記ショートピンに接続された挿抜検出信号
    を受信してスイッチ制御信号を生成することを特徴とす
    る請求項2又は請求項5又は請求項8記載の活線挿抜装
    置。
  11. 【請求項11】 前記バックプレーンと活線挿抜装置を
    接続するコネクタが複数の挿抜検出信号を備え、前記ス
    イッチ制御回路は前記複数の挿抜検出信号のAND条件
    によりスイッチ制御信号を生成することを特徴とする請
    求項2又は請求項5又は請求項8記載の活線挿抜装置。
  12. 【請求項12】 活線挿抜装置に入力されるクロック信
    号が第2のスイッチ回路を介して前記バックプレーンと
    接続されると共に、活線挿抜装置のバス信号が第3のス
    イッチ回路を介して前記バックプレーンと接続され、前
    記スイッチ回路と、前記第2のスイッチ回路と、前記第
    3のスイッチ回路とがそれぞれ独立のスイッチ時定数回
    路を備えたことを特徴とする請求項2記載の活線挿抜装
    置。
JP2000367900A 2000-12-04 2000-12-04 活線挿抜装置 Withdrawn JP2002169634A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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