JP2864911B2 - 活線挿抜方式 - Google Patents

活線挿抜方式

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JP2864911B2
JP2864911B2 JP4318520A JP31852092A JP2864911B2 JP 2864911 B2 JP2864911 B2 JP 2864911B2 JP 4318520 A JP4318520 A JP 4318520A JP 31852092 A JP31852092 A JP 31852092A JP 2864911 B2 JP2864911 B2 JP 2864911B2
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成一 斉藤
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムの保守
や増設時などにおいて、電源を投入した状態のままでシ
ステムをストップさせることなく故障したユニットカー
ドを交換したり、増設用のユニットカードを実装するこ
とが可能な活性挿抜方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば特開昭63−2022
19号公報に示された従来の活線挿抜方式を示すもので
あり、図において1は電源オン/オフ回路、2は電源・
リセット制御回路で、3のインバータ、4のAND素
子、5のOR素子、6のディレイ素子からなり、8のバ
ックボード側の電源VおよびCONNECT信号と同一
列コネクタによって、7の活線挿抜ユニットカードとか
ん合する構成となっている。なお、電源用コネクタおよ
びグランド(SG)用コネクタのピンが各々2つあるの
は、電源電流が大きく1つのピンでは容量が不足する場
合にコネクタのピンを2つにして電流容量を2倍に増や
したものである。
【0003】このような構成において活線挿入が行なわ
れると、活線挿抜ユニットカード7がバックボード8に
近付いて、バックボード側の電源VおよびCONNEC
T信号がほぼ同時にコネクタによって接続される。そし
て、CONNECT信号は活線挿入が許可されていれば
有意となる信号であり、有意となるとディレイ6によっ
て一定時間後に電源オン/オフ回路をオンとする動作を
する。したがって、活線挿入直後は電源オン/オフ回路
がオフ状態であるためコネクタピンには過渡電流は流れ
ず、挿入時のコネクタピンの損傷は防止される。また、
電源オン/オフ回路がオフとなっている間、コネクタピ
ンの接触でチャッタリングなどのノイズの発生がなけれ
ば、電源リセット制御回路からリセット制御信号RST
が継続的に出力され、ユニットカード内の回路をリセッ
ト状態として回路の誤動作の防止やイニシャライズを実
行するように考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の活線挿抜方式は
以上のように構成されているので、次のような問題点が
ある。 ・電源オン/オフ回路がオンとなったときに、カード内
の複数(n個)のバイパスコンデンサCpへの充電電流
が非常に大きな過渡電流となって流れ、バックボード側
の電源Vの電圧変動が発生する。 ・活線挿抜ユニットカードをゆっくり挿入された時やユ
ニットカードが斜めに挿入された時は、コネクタのピン
が接続されるまでの時間が各ピン間でばらつきが大きく
なる。そして、場合によっては真っ先にCONNECT
信号ピンが接触して電源ピンが接触するまでの時間が長
くなり、ディレイ動作が異常となる。 ・コネクタのピンが接続されるときの状態は、実際には
チャッタリングを伴った接触となる。図11は図10に
おける活線挿抜の一連の動作を波形で示したものであ
る。チャッタリングが活線挿抜時に発生すると、ユニッ
ト側電源電圧Viが不安定となり電源・リセット制御回
路が誤動作して、電源オン/オフ回路の誤動作やリセッ
ト制御信号の誤動作など正常な動作をさせることができ
ない。さらにチャッタリング時の過渡電流が大きく発生
して、コネクタピンの損傷を起こす。 ・活線抜去をする時、電源ピンの中で最も最後にオープ
ンとなるピンに電流が集中して接点が損傷する。
【0005】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、次のような活線挿抜方式を得
ることを目的とする。接触時にチャッタリングが発生し
た場合やカードを正確に水平かつ所定速度で挿抜を行な
わなかった場合であっても正しいシーケンスが確保でき
るとともに、常にユニットの挿入および抜去両方の過渡
電流を抑え、バックボード側の電源Vの電圧変動やコネ
クタピンに損傷を与えるのを防止して、信頼性の高いオ
ンライン交換可能な活線挿抜方式を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる活線挿
抜方式は下記手段により上記課題を解決した。 (1)グランドに接続されたバックボード側ショートピ
ンを、ユニットカード側ディレイ停止回路に入力してC
R型ディレイ回路をショートする形で制御し、電源ライ
ンに直列に挿入した電子スイッチに対する活線挿入時の
ディレイ動作および活線抜去時の即座カットオフ動作が
確実に行なわれるようにした。また、これらの回路と電
子スイッチの両端の抵抗器を組み合わせてソフトスター
ト回路を形成するとともに、この抵抗器とカード内バイ
パスコンデンサによりCR型サージキラー回路が形成さ
れる。 (2)活線挿抜の指示を与えるスイッチを設け、そのス
イッチをディレイ停止回路に入力してCR型ディレイ回
路をショートする形で制御し、電源ラインに直列に挿入
した電子スイッチに対する活線挿入時のディレイ動作お
よび活線抜去時の即座カットオフ動作が確実に行なわれ
るようにした。また、これらの回路と電子スイッチの両
端の抵抗器を組み合わせてソフトスタート回路を形成す
るとともに、この抵抗器とカード内バイパスコンデンサ
によりCR型サージキラー回路が形成される。 (3)グランドに接続されたバックボード側ショートピ
ンを、ユニットカード側ディレイ停止回路に入力してC
R型ディレイ回路をショートする形で制御し、電源ライ
ンに直列に挿入した電子スイッチに対する活線挿入時の
ディレイ動作および活線抜去時の即座カットオフ動作が
確実に行なわれるようにした。また、電子スイッチの両
端に2つの抵抗器を挿入するとともに、ディレイ停止回
路のインバート出力を組み合わせて2段階のソフトスタ
ート回路を形成した。このことによって、活線挿入時お
よび抜去時の電流減少と発生ノイズの防止の機能をさら
に高めたものである。 (4)上記(1)または(2)の手段に加えて、電子ス
イッチの出力部分にパワーモニタを設けるとともに、マ
イクロプロセッサの割り込み回路にこのパワーモニタ出
力を入力することによって、割り込み動作を行なわせて
省電流化プログラムを走らせて活線挿抜時の電流をさら
に減らすものである。
【0007】
【作用】(1)本発明にかかるディレイ停止回路は、シ
ョートピンが接続されないときはCR型ディレイ回路の
コンデンサをショートしたままとしたので、チャッタリ
ングの発生や活線挿抜時に発生するノイズによってディ
レイ動作の異常などの誤動作がなく、確実な動作が可能
となる。また、電源ピンをロングピンそしてディレイ停
止回路への入力をグランドに接続されたショートピンと
することによって、ノイズに対する影響を受けにくく、
かつ活線挿抜ユニットカードをゆっくり挿入された時や
ユニットカードが斜めに挿入されたとき、また抜去した
ときでも確実に電流を減少させる動作を行なわせること
ができる。なお、電子スイッチの両端の抵抗器はソフト
スタート回路を形成するとともに、この抵抗器とカード
内バイパスコンデンサによってCR型サージキラー回路
が形成され、活線挿入時および抜去時の電流減少と発生
ノイズの防止の機能を同時に持たせたものである。 (2)本発明にかかるディレイ停止回路は、活線挿抜用
スイッチがオフラインのときはCR型ディレイ回路のコ
ンデンサをショートしたままとしたので、チャッタリン
グの発生や活線挿抜時に発生するノイズによってディレ
イ動作の異常などの誤動作がなく、確実な動作が可能と
なる。また、活線挿抜用スイッチを用いて活線挿抜時に
はマニュアルでオフラインとするようにしたので、活線
挿抜ユニットカードをゆっくり挿入された時やユニット
カードが斜めに挿入されたとき、また抜去したときでも
確実に電流減少動作を行なわせることができる。なお、
電子スイッチの両端の抵抗器はソフトスタート回路を形
成するとともに、この抵抗器とカード内バイパスコンデ
ンサによってCR型サージキラー回路が形成され、活線
挿入時および抜去時の電流減少と発生ノイズの防止の機
能を同時に持たせたものである。 (3)本発明にかかる電子スイッチの両端に挿入された
2つの抵抗器は、活線挿入時のまだショートピンが接触
しない間は2つの抵抗器が直列に接続された状態として
電流を非常に小さくしておき、ショートピンが接触する
とインバート回路により片側の抵抗器がバイパスされて
電流が少し増えるように作用する。すなわち、ソフトス
タートの電流を2段階として、コネクタピンの接触時の
電流値をさらに抑える一方、電子スイッチがオンとなる
ときには電流変化を最小となるようにさせることができ
発生ノイズを減らすことが可能となる。 (4)本発明にかかるパワーモニタは、活線挿抜時に電
子スイッチがオフとなる期間の電流制限状態での電源電
圧低下を検出するように動作させ、そのパワーモニタの
検出信号によってマイクロプロセッサに割り込みを入れ
るように作用する。割り込みが発生すると、マイクロプ
ロセッサはそれまでの処理を中断して省電流化プログラ
ムの処理を開始する。省電流化プログラムは、マイクロ
プロセッサから制御可能なバスのトライステート化や各
種LSIのモードを省電流モードにするなど電源電流を
減少させる処理を実行する。このことにより、活線挿抜
時の直流電流をさらに抑えることができる。
【0008】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図について説明する。図1
においてR1は電流ソフト化のための抵抗器、9は電子
スイッチ、10はCR型ディレイ回路、11はディレイ
停止回路である。そして、この電子スイッチ9はQ1の
FETトランジスタで構成、CR型ディレイ回路10は
R2およびR3の抵抗器とC3のコンデンサで構成、デ
ィレイ停止回路11はPC1のホトカップラとR4の抵
抗器で構成される。また、Vaの電圧は活線挿抜ユニッ
ト内の回路部分に供給される電源電圧、Cpは電源ライ
ンに挿入されるバイパスコンデンサで複数個(×n)接
続される。なお、12は活線挿抜ユニット、13はバッ
クボードである。
【0009】活線挿入前は活線挿抜ユニット12とバッ
クボード13は離れた状態にあり、活線挿入時にまずロ
ングピンが接触した後、ショートピンが接触するコネク
タ構造として、ロングピンとショートピン間に接触シー
ケンスをもつようにしておく。なお、活線挿抜の一連の
動作の説明を以下に行なうとともに波形図を図2に示
す。ロングピンが接触すると、活線挿抜ユニットのSG
がバックボード側グランドに、電源VがViに接続され
る。Viに電圧が現れると、電子スイッチ9であるFE
TトランジスタQ1のソースに電圧が印加されるが、デ
ィレイ回路10とディレイ停止回路11によってQ1は
オフの状態を保持する。このときのディレイ回路10と
ディレイ停止回路11の動作は、次のとおりである。す
なわちViに電圧が現れると、ディレイ停止回路11内
のホトカップラPC1のLED側には上記R4を経由し
て電流が流れPC1のトランジスタ側はオンとなるた
め、CR型ディレイ回路10内のコンデンサC3の両端
はショートされた状態となり、Q1のゲート電圧はソー
ス電圧と同電位のままとなる。なお、コンデンサC3の
両端はショートされた状態であるためチャッタリングの
発生や活線挿抜時に発生するノイズに非常に強く誤動作
は起こさない。次にショートピンが接触すると、ディレ
イ停止回路11にはバックボード側のグランドが接続さ
れることになり、ホトカップラPC1のLED側に電流
が流れなくなるためPC1のトランジスタ側がオフとな
る。したがって、CR型ディレイ回路10内のコンデン
サC3の両端がショートからオープンに変わり、このコ
ンデンサC3へのViからの充電が抵抗器R3により開
始される。そして、FETトランジスタQ1のソースと
ゲート間電圧が徐々に上昇して一定時間後にスレショル
ドを越えると、FETトランジスタQ1がオンとなる。
このことにより、ショートピンが接触してから一定時間
後に電子スイッチが導通、通常運転時はFETトランジ
スタQ1はオン状態で電圧Vaと電圧Viはほぼ同じ電
圧となる。一方、電子スイッチ9の入出力間には抵抗器
R1が並列に挿入されているため、ロングピンが接触し
てViが現れると電子スイッチ9がオフであっても抵抗
器R1を経由してカード内の回路側にを徐々電流を供給
する構成となっている。すなわち、ロングピンが接触し
た時にこの抵抗器R1とカード内電源ラインに挿入され
るバイパスコンデンサCpによってソフトスタートが開
始され、ロングピンの電流が抑えられ接点の損傷および
ノイズの発生が防止される。なお、活線挿抜ユニットカ
ードがゆっくり挿入された時やユニットカードが斜めに
挿入された時にはロングピン同士間の接触時間差が発生
するが、このような時でもロングピンの接触後ショート
ピンが接触するまでには必ず時間差があるため、常にコ
ネクタピンは抵抗器R1による電流制限がなされるとと
もに、このR1とバイパスコンデンサCpによるCRサ
ージアブソーバが形成されるので、コネクタピンの損傷
が抑えられノイズの発生を抑えることができる。活線抜
去時は、まずショートピンがバックボードから離れた
後、ロングピンが離れる接触シーケンスをもつ。ショー
トピンが離れると、ディレイ停止回路11からバックボ
ード側のグランドが離れることになり、このディレイ停
止回路内のホトカップラPC1のLED側に電流が流れ
てPC1のトランジスタ側がオフとなる。そこで、今ま
でCR型ディレイ回路内のコンデンサC3の両端がオー
プンからショートに変化し、電子スイッチ9のFETト
ランジスタQ1のソースとゲート間電圧が即座に低下し
てオフとなる。このことにより、電源電圧Vaへの電流
供給は抵抗器R1を通じて与えられることになり、電流
が抑えられる。そして、最後にロングピンが離れると活
線挿抜ユニットへの電源供給がなくなり、抜去が完了す
る。
【0010】実施例2. 図3はディレイ停止回路への信号を、図1で使用したシ
ョートピンではなく活線挿抜用マニュアルスイッチを用
いた構成図であり、SW1は活線挿抜用マニュアルスイ
ッチ、他の信号は実施例1で述べた図1のものと同一で
あり同一の機能をもつものである。なお、活線挿抜用マ
ニュアルスイッチSW1は、活線挿入前にオフラインの
状態にしておき活線挿入後オンラインにして動作を行な
わせ、活線抜去時は抜去する前にこのスイッチSW1を
オフラインにしてから活線抜去を行なうものとする。
【0011】活線挿入時コネクタピンが接触すると、活
線挿抜ユニットのSGがバックボード側グランドに、電
源VがViに接続される。Viに電圧が現れると、電子
スイッチ9であるFETトランジスタQ1のソースに電
圧が印加されるが、ディレイ回路10とディレイ停止回
路11によってQ1はオフの状態を保持する。すなわち
Viに電圧が現れると、スイッチSW1がオフライン側
にあるため、ディレイ停止回路11内のホトカップラP
C1のLED側にはR4を経由して電流が流れてPC1
のトランジスタ側がオンとなる。以下、活線挿入時の動
作および作用は実施例1で述べたものと同様となる。ま
た活線抜去時には、まずスイッチSW1をオフラインと
し、ディレイ停止回路内のホトカップラPC1のLED
側の電流をR4を経由して流れるようにする。以下、活
線抜去時の動作および作用は実施例1で述べたものと同
様となる。
【0012】実施例3. 図4においてR5およびR6は電流ソフト化のための抵
抗器、9は電子スイッチ、10はCR型ディレイ回路、
11はディレイ停止回路、16はインバート回路であ
る。そして、この電子スイッチ9はQ1のFETトラン
ジスタで構成、CR型ディレイ回路10はR2およびR
3の抵抗器とC3のコンデンサで構成、ディレイ停止回
路11はPC1のホトカップラとR4の抵抗器で構成、
インバート回路16はトランジスタQ2および抵抗器R
7で構成される。また、Vcの電圧は活線挿抜ユニット
内の回路部分に供給される電源電圧、Cpは電源ライン
に挿入されるバイパスコンデンサで複数個(×n)接続
される。なお、17は活線挿抜ユニット、18はバック
ボードである。
【0013】本実施例における活線挿抜の一連の操作は
実施例1と同様である。まず活線挿入時にロングピンが
接触すると、活線挿抜ユニットのSGがバックボード側
グランドに、電源VがViに接続される。Viに電圧が
現れると、電子スイッチ9であるFETトランジスタQ
1のソースに電圧が印加されるが、ディレイ停止回路1
1の入力がオープンで出力オンとなりディレイ回路10
を経由して電子スイッチ9はオフの状態を保持する。こ
のときのディレイ回路10とディレイ停止回路11の動
作および作用の詳細説明は、実施例1と同一であるので
割愛する。なお、この実施例ではディレイ停止回路11
の出力にインバート回路16が接続され、11の出力が
オンのときは16内のトランジスタQ2がオフとなって
電流ソフト化のための抵抗器R5およびR6は直列接続
となる。次にショートピンが接触すると、ディレイ停止
回路11にはバックボード側のグランドが接続されるこ
とになり、11の出力がオフとなるため、CR型ディレ
イ回路10の働きによって一定時間後に電子スイッチが
導通する。このときの動作および作用の詳細説明につい
ても実施例1と同一であるので割愛する。そして、11
の出力がオンからオフに変化すると、16内のトランジ
スタQ2がオフからオンとなって抵抗器R5とR6の中
点に電圧Viが供給されるため、抵抗器R5とR6は実
質的に並列接続となり抵抗値が減少する。一方、電子ス
イッチ9の入出力間の抵抗値は、カード内の回路側への
電流の大きさを変化させる。すなわち、この抵抗値が大
きいほど電流が小さくなりロングピン接触時のピンの損
傷およびノイズの発生を抑えることができるが、電子ス
イッチ9がオンとなる時の電流変化が大きくなりその時
点でのノイズの発生が大きくなる。この実施例では、ま
ずロングピンが接触する時点では抵抗値はR5とR6の
直列抵抗値となり、ショートピンが接触する時点で抵抗
値はR5とR6の並列抵抗値となるため、ロングピン接
触時の抵抗値を大きくしてピンの損傷を最小にするとと
もに、電子スイッチ9がオンとなる直前には抵抗値はR
5とR6の並列抵抗値となるため電子スイッチ9がオン
となる時のノイズの発生を最小とすることが可能とな
る。
【0014】実施例4. 図5において、R1は電流ソフト化のための抵抗器、9
は電子スイッチ、10はCR型ディレイ回路、11はデ
ィレイ停止回路、Vdの電圧は活線挿抜ユニット内の回
路部分に供給される電源電圧、Cpは電源ラインに挿入
されるバイパスコンデンサで複数個(×n)接続される
もので、図1の同一記号と同一の機能をもつものとす
る。また、19はパワーモニタ、20はANDゲート、
21は水晶発振器である。なお、22は活線挿抜ユニッ
ト、23はバックボード部分を示す。
【0015】活線挿入および活線抜去時のディレイ停止
回路、CR型ディレイ回路、電子スイッチ、抵抗器R1
の動作および作用は実施例1と同様であるので割愛す
る。この実施例で特徴的な構成は、パワーモニタ、AN
Dゲートおよび水晶発振器である。活線挿入および抜去
時の電子スイッチ9がオフとなっている期間は電源電圧
Vdが低下し、この電圧低下をパワーモニタ19が検知
して信号を出力する。そしてこの出力は、水晶発振器2
1の出力を制御するANDゲート20に接続され、電源
電圧Vdが低下している期間水晶発振器からのクロック
を停止させる。クロックが停止するとカード内の各論理
素子のスイッチング動作が停止して電源電流が減少す
る。この電源電流が減少する原理は、例えば図6に示す
CMOS論理素子の電源電流とクロック周波数の関係の
実測データ例で分かるように、クロック周波数が低いほ
ど電源電流が小さくなり、クロックが停止すると電流は
ほぼゼロ近くになることによる。
【0016】実施例5. 図7において、R1は電流ソフト化のための抵抗器、9
は電子スイッチ、10はCR型ディレイ回路、11はデ
ィレイ停止回路、Vdの電圧は活線挿抜ユニット内の回
路部分に供給される電源電圧、Cpは電源ラインに挿入
されるバイパスコンデンサで複数個(×n)接続される
もので、図1の同一記号と同一の機能をもつものとす
る。また、19はパワーモニタ、24はマイクロプロセ
ッサホールト回路であり、パワーモニタ19の出力信号
の他にもマイクロプロセッサ25をホールトさせる種々
の信号が入力となっている。なお、26は活線挿抜ユニ
ット、27はバックボード部分を示す。
【0017】活線挿入および活線抜去時のディレイ停止
回路、CR型ディレイ回路、電子スイッチ、抵抗器R1
の動作および作用は実施例1と同様であるので割愛す
る。この実施例で特徴的な構成は、パワーモニタ、マイ
クロプロセッサホールト回路およびマイクロプロセッサ
である。活線挿入および抜去時の電子スイッチ9がオフ
となっている期間は電源電圧Vdが低下し、この電圧低
下をパワーモニタ16が検知して信号を出力する。そし
てこの出力はマイクロプロセッサホールト回路24に接
続され、マイクロプロセッサ25の動作をホールト状態
で停止させる。マイクロプロセッサがホールト状態とな
るとマイクロプロセッサのバスがトライステートとな
り、マイクロプロセッサのバスで消費される電流がゼロ
となるため、活線挿入および活線抜去時の直流電流を減
少させることができる。
【0018】実施例6. 図8において、R1は電流ソフト化のための抵抗器、9
は電子スイッチ、10はCR型ディレイ回路、11はデ
ィレイ停止回路、Vdの電圧は活線挿抜ユニット内の回
路部分に供給される電源電圧、Cpは電源ラインに挿入
されるバイパスコンデンサで複数個(×n)接続される
もので、図1の同一記号と同一の機能をもつものとす
る。また、19はパワーモニタ、28はマイクロプロセ
ッサ割り込み回路であり、パワーモニタ19の出力信号
の他にもマイクロプロセッサ29に割り込みをかける種
々の信号が入力となっている。なお、30は活線挿抜ユ
ニット、31はバックボード部分を示す。
【0019】活線挿入および活線抜去時のディレイ停止
回路、CR型ディレイ回路、電子スイッチ、抵抗器R1
の動作および作用は実施例1と同様であるので割愛す
る。この実施例で特徴的な構成は、パワーモニタ、マイ
クロプロセッサ割り込み回路およびマイクロプロセッサ
である。活線挿入および抜去時の電子スイッチ9がオフ
となっている期間は電源電圧Vdが低下し、この電圧低
下をパワーモニタ19が検知して信号を出力する。そし
てこの出力はマイクロプロセッサ割り込み回路28に接
続され、マイクロプロセッサ29に割り込みを入れて処
理を中断して割り込み処理に移行する。この割り込み処
理としては、図9に示すように省電流化プログラムを実
行させ、マイクロプロセッサから制御可能なバスのトラ
イステート化、メモリのスタンバイモード化、各種LS
Iのモードを省電流モードにするなど電源電流を減少さ
せる処理を実行する。そして、この省電流化プログラム
を実行した後、マイクロプロセッサは停止してスタンバ
イ状態となる。
【0020】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、以下の
活線挿抜方式を提供できる。 (1)バックボード側ショートピンをユニットカード側
ディレイ停止回路に入力してCR型ディレイ回路をショ
ートする形で制御するとともに、電源ラインに直列に挿
入した電子スイッチの両端に抵抗器を挿入してソフトス
タートをするような構成としたので、活線挿抜時のチャ
タリングノイズや個人による操作時間のばらつきに依存
することなく、ユニットカード内の初期動作が常に正し
く行なわれるとともに、コネクタピンに損傷を与えるこ
とがなく、信頼性の高いオンライン交換可能な活線挿抜
方式を提供できる。 (2)活線挿抜の指示を与えるスイッチを設け、そのス
イッチをディレイ停止回路に入力してCR型ディレイ回
路をショートする形で制御するとともに、電源ラインに
直列に挿入した電子スイッチの両端に抵抗器を挿入して
ソフトスタートをするような構成としたので、活線挿抜
時のチャタリングノイズや個人による操作 時間のばらつ
きに依存することなく、ユニットカード内の初期動作
マニュアルで常に正しく行なうことができるとともに、
コネクタピンに損傷を与えることがなく、安価で信頼性
の高いオンライン交換可能な活線挿抜方式を提供でき
る。 (3)バックボード側ショートピンをユニットカード側
ディレイ停止回路に入力してCR型ディレイ回路をショ
ートする形で制御するとともに、電源ラインに挿入した
電子スイッチとディレイ停止回路のインバート出力を組
み合わせて2段階のソフトスタート回路を形成すること
によって、活線挿抜時の電流減少と発生ノイズの防止を
最小にした信頼性の高いオンライン交換可能な活線挿抜
方式を提供できる。 (4)電子スイッチの両端に抵抗器を挿入してソフトス
タート化された電圧出力部にパワーモニタを設け、マイ
クロプロセッサの割り込み回路にこのパワーモニタ出力
を入力するとともに、割り込み時に省電流プログラムを
走らせて活線挿抜時の電流をさらに減らし、信頼性の高
いオンライン交換可能な活線挿抜方式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による活線挿抜方式を示す
構成図である。
【図2】図1の動作を説明するための波形図である。
【図3】この発明の実施例2による活線挿抜方式を示す
構成図である。
【図4】この発明の実施例3による活線挿抜方式を示す
構成図である。
【図5】この発明の実施例4による活線挿抜方式を示す
構成図である。
【図6】図5の動作を説明するためのクロック周波数と
消費電力の特性例を示す図である。
【図7】この発明の実施例5による活線挿抜方式を示す
構成図である。
【図8】この発明の実施例6による活線挿抜方式を示す
構成図である。
【図9】図8の割り込み時に起動されるプログラムのフ
ローチャートである。
【図10】従来の活線挿抜方式を示す構成図である。
【図11】図10の動作を説明するための波形図であ
る。
【符号の説明】
9 電子スイッチ 10 CR型ディレイ回路 11 ディレイ停止回路 16 インバート回路 19 パワーモニタ 21 水晶発振器 25 マイクロプロセッサ 29 マイクロプロセッサ Q1 FETトランジスタ C3 コンデンサ R1〜R7 抵抗器 PC1 ホトカップラ SW1 スイッチ V 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 1/18 G06F 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を搭載した複数のユニットカー
    ドと前記ユニットカードを実装するバックボードとでな
    る装置において、前記ユニットカードと前記バックボー
    ドを接触させる接触子は、長短2種類の接触子よりな
    り、 前記ユニットカードは、前記長い接触子より電源の供給
    を受けた電源入力部に直列に接続された電子スイッチ
    と、この電子スイッチに並列に接続された電流制限用の
    抵抗器と、前記電子スイッチを制御するCR型ディレイ
    回路と、前記CR型ディレイ回路を制御するディレイ停
    止回路を備えて 前記ディレイ停止回路を制御する信号は、前記短い接触
    子より供給され、前記バックボードに前記短い接触子が
    接触しない間に供給される信号により、ディレイ停止回
    路は前記CR型ディレイ回路のコンデンサの両端をショ
    ートするように制御するとともに、前記バックボードと
    前記短い接触子が接触している間に供給される信号によ
    り、ディレイ停止回路は前記CR型ディレイ回路のコン
    デンサの両端のショートを解除してディレイ動作を開始
    するように制御し、 前記CR型ディレイ回路の出力が徐々に上昇して、一定
    時間後に前記電子スイッチのスレショルド値を越えるこ
    とにより、前記電子スイッチが導通状態となって、 前記
    ユニットカードの電子回路に電源を供給することを特徴
    とする活線挿拔方式。
  2. 【請求項2】 電子部品を搭載した複数のユニットカー
    ドと前記ユニットカードを実装するバックボードとでな
    る装置において、 前記ユニットカードは、電源の供給を受ける電源入力部
    に直列に接続された電子スイッチと、この電子スイッチ
    に並列に接続された電流制限用の抵抗器と、前記電子ス
    イッチを制御するCR型ディレイ回路と、前記CR型デ
    ィレイ回路を制御するディレイ停止回路と、ディレイ
    停止回路を制御するスイッチを備え、前記スイッチが第1の状態の時に前記ディレイ停止回路
    は前記CR型ディレイ回路のコンデンサの両端をショー
    トするように制御するとともに、該スイッチを第2の状
    態に切り替えると前記ディレイ停止回路は前記CR型デ
    ィレイ回路のコ ンデンサの両端のショートを解除してデ
    ィレイ動作を開始するように制御し、 前記CR型ディレイ回路の出力が徐々に上昇して、一定
    時間後に前記電子スイッチのスレショルド値を越えるこ
    とにより、前記電子スイッチが導通状態となって、 前記
    ユニットカードの電子回路に電源を供給することを特徴
    とする活線挿拔方式。
  3. 【請求項3】 電子部品を搭載した複数のユニットカー
    ドと前記ユニットカードを実装するバックボードとでな
    る装置において、前記ユニットカードと前記バックボー
    ドを接触させる接触子は、長短2種類の接触子よりな
    り、 前記ユニットカードは、前記長い接触子より電源の供給
    を受けた電源入力部に直列に接続された電子スイッチ
    と、この電子スイッチに並列に接続された電流制限用の
    直列接続の2個の抵抗器と、前記電子スイッチを制御す
    るCR型ディレイ回路と、前記CR型ディレイ回路を制
    御するディレイ停止回路と、入力がこのディレイ停止回
    路の出力に接続され出力が前記抵抗器の中点に接続され
    たインバータ回路を備えて前記ディレイ停止回路を制御
    する信号は、前記短い接触子より供給されて、前記短い
    接触子に供給される信号により前記ディレイ停止回路の
    出力を制御することにより前記CR型ディレイ回路の出
    力を制御して前記電子スイッチを通して前記ユニットカ
    ードの電子回路に電源を供給することを特徴とする活線
    挿拔方式。
  4. 【請求項4】 前記ユニットカードに搭載されて機能を
    実現するマイクロプロセッサと、前記電子スイッチの出
    力電圧を監視して電圧が一定の値より低い時、前記マイ
    クロプロセッサに割り込み信号を出力するパワーモニタ
    と、該割り込み信号に応答して前記マイクロプロセッサ
    が制御可能なリソースを省電流モードにするプログラム
    を備えることにより、前記ユニットカードの挿拔時に電
    源電流を少なくすることを特徴とする請求項1、または
    請求項2記載の活線挿拔方式。
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