JP2003131651A - 表示装置および表示装置のバッファ管理方法 - Google Patents

表示装置および表示装置のバッファ管理方法

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JP2003131651A
JP2003131651A JP2001327948A JP2001327948A JP2003131651A JP 2003131651 A JP2003131651 A JP 2003131651A JP 2001327948 A JP2001327948 A JP 2001327948A JP 2001327948 A JP2001327948 A JP 2001327948A JP 2003131651 A JP2003131651 A JP 2003131651A
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JP2001327948A
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English (en)
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Shinichi Tsukagoshi
真一 塚越
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 次々と変化する表示画面の表示画像の作成を
高速化できる表示装置および表示装置のバッファ管理方
法を提供する。 【解決手段】 次々と変化する表示画面の表示画像を作
成して表示する表示装置であって、表示画像の要素画像
の元になる圧縮画像を記憶する圧縮画像記憶手段と、前
記表示画面の表示画像を配置して記憶するための表示バ
ッファと、前記表示バッファに配置する複数の要素画像
を、前記圧縮画像に基づいて画像展開して記憶する展開
バッファと、を備え、前記展開バッファは、所定サイズ
の要素画像を展開するための特定要素展開バッファと、
その他のサイズの要素画像を展開するための一般要素展
開バッファと、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機などの
遊技機や懸賞(当たり)付きの自動販売機などで利用さ
れる表示装置および表示装置のバッファ管理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の表示装置では、表示
すべき表示内容(表示画像)を、例えばユーザの操作な
どの不確定要素となる外乱(イベント)や乱数などに基
づいて決定し、その決定に基づいた表示画像を作成(描
画)して、表示する。この場合、表示に必要な各種の要
素画像(データ)は、特定のROMに、記憶容量節約の
ため圧縮画像として記憶されていて、必要に応じて、特
定のRAM内の展開用の記憶領域(展開バッファ)に展
開し、それを表示画面に合わせて(表示バッファに)配
置し、その配置された画像を表示タイミングに合わせて
順次走査して表示画面に送出することにより表示する。
ここで、次に表示すべき表示画像を表示バッファ内に作
成(配置)する途中で、展開バッファがいっぱいになっ
た場合、利用履歴上の最も古い画像(更新履歴順の最古
のもの)を削除(解放)して、展開領域を確保し、その
確保された領域に新たな画像を展開する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のバッ
ファ管理は、「更新履歴が古い画像は、少なくとも最近
は使用していない」との考え方に基づくものであり、一
般の要素画像には適しているが、例えば1画面分のサイ
ズを有する背景画像などの特定の要素画像については適
していない。例えば図4(a)の画面を同図(b)に変
化させる場合、背景画像G1(画像「1」)などは両方
の画面で使用しているので、本来なら展開済みの画像を
利用可能なはずであるが、上述の更新履歴順の考え方に
従って単一の展開バッファとして管理すると、画像
「1」についても、更新履歴が最古のものとなるため
に、何度も展開処理を行う必要が生じる(図9参照)。
すなわち、余分な画像処理(展開処理)のために処理時
間を浪費し、また、一般に、ROMはRAMに比べてア
クセスに要する時間が掛かる(応答速度が遅い)ので、
このことが表示画像作成のための画像処理の高速化の妨
げとなっていた。
【0004】本発明は、次々と変化する表示画面の表示
画像の作成を高速化できる表示装置および表示装置のバ
ッファ管理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の表示
装置は、次々と変化する表示画面の表示画像を作成して
表示する表示装置であって、表示画像の要素画像の元に
なる圧縮画像を記憶する圧縮画像記憶手段と、前記表示
画面の表示画像を配置して記憶するための表示バッファ
と、前記表示バッファに配置する複数の要素画像を、前
記圧縮画像に基づいて画像展開して記憶する展開バッフ
ァと、を備え、前記展開バッファは、所定サイズの要素
画像を展開するための特定要素展開バッファと、その他
のサイズの要素画像を展開するための一般要素展開バッ
ファと、を有することを特徴とする。
【0006】また、請求項3のバッファ管理方法は、次
々と変化する表示画面の表示画像をその要素画像の圧縮
画像に基づく画像展開により作成する表示装置の、前記
画像展開用のバッファを管理するための表示装置のバッ
ファ管理方法であって、前記表示画像の要素画像のうち
の所定サイズの要素画像とその他のサイズの要素画像と
を、別々に管理する展開バッファに展開することを特徴
とする。
【0007】この表示装置およびそのバッファ管理方法
では、次々と変化する表示画面の表示画像を、圧縮画像
に基づいて要素画像を画像展開して配置することにより
作成するが、その画像展開のための展開バッファとし
て、所定サイズの要素画像を展開するための展開バッフ
ァ(特定要素展開バッファ)と、その他のサイズの要素
画像を展開するための展開バッファ(一般要素展開バッ
ファ)とを有して、それらを展開する要素画像のサイズ
により使い分ける。例えば背景画像などの所定サイズの
要素画像が常駐する可能性が高い場合、その領域を優先
して確保しておくことができ、その画像の画像展開処理
の頻度を少なくして、全体の画像処理の時間を短縮で
き、これにより、表示画像の作成を高速化できる。
【0008】また、請求項1の表示装置において、前記
所定サイズは、前記表示画面の1画面分のサイズである
ことが好ましい。
【0009】また、請求項3のバッファ管理方法におい
て、前記所定サイズは、前記表示画面の1画面分のサイ
ズであることが好ましい。
【0010】この表示装置およびそのバッファ管理方法
では、所定サイズは、表示画面の1画面分のサイズなの
で、1画面分のサイズを有する背景画像を常駐させる可
能性が高い場合に、背景画像の領域を確保しておくこと
ができ、画像展開のための処理時間を短縮でき、特に最
も大きなサイズの要素画像なので、これにより、表示画
像の作成を特に高速化できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
表示装置について、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。
【0012】図1および図2に示すように、まず、本実
施形態の表示装置1は、制御装置50からコマンドポー
トCPを介してコマンド(図2のCMD参照)を受信し
(S2)、その受信コマンドに従って、その後の表示処
理の展開(新ストーリー展開)のための次(回)の表示
画像を決定して(S3)、表示パネル(表示手段)20
の表示タイミングに同期した表示処理を行うものであ
る。
【0013】この表示装置1は、図示のように、制御装
置50からのコマンドCMDに従って表示装置1全体を
制御する制御部10と、垂直同期(Vsync )信号VS
(図2参照)のタイミングに同期して制御部10から表
示画像(データ)を受信して表示する表示パネル20
と、表示候補となる複数の表示画像データを記憶する表
示画像データ用ROM(Computer-Graphics ROM:以下
「CG−ROM」)30と、外部装置60に対してコネ
クタ41を介して表示装置1の動作状態を示す外部デー
タを出力する外部データ出力回路40と、を備えてい
る。
【0014】制御部10は、図1に示すように、制御の
中心となってコマンドポートCPを介してコマンドCM
Dを受信してそれに従った各種制御を行うCPU101
と、そのCPU101からの指令に従って表示画像デー
タの送受信制御を司るビデオ表示用プロセッサ(Video
Display Processor:以下「VDP」)102と、その表
示画像データ送受信のための作業領域となるビデオRA
M(以下「VRAM」)103と、ファームROM10
4aやホストRAM104b等を含むその他の回路(E
TC)104と、を備えている。
【0015】図2に示すように、電源ONにより起動さ
れると、表示装置1では、まず、初期設定を行い(S
1)、次いで、受信コマンド処理を行い(S2)、制御
装置50からのコマンド受信による割込(CMD)が発
生しているときには、そのコマンドCMDに従って、そ
れによる新ストーリー展開のための次回の表示画像を決
定する一方、新たなコマンドを受信していないときに
は、元のストーリー展開(旧ストーリー展開)のための
次回の表示画像を決定する(S3)。
【0016】ただし、この場合、次回の表示画像の決定
のために、乱数発生関数(を利用した乱数発生機能)に
より乱数を発生させ(RDM)、その乱数に基づいて、
表示画像の複数の候補の中から、次回の表示画像を選択
して決定する。また、下記の時刻管理(S52)の結果
(時刻制御信号Ct)を参照する(図示一点鎖線)。す
なわち、次回の表示画像は、受信コマンドの有無と、発
生させた乱数(数値)と、時刻管理の結果に基づいて決
定される。なお、この場合、表示パネル20に対して
は、前回の表示画像による表示画像データの送出が行わ
れているので、ここでは次回の表示画像の決定のみ行っ
て(S3)、表示パネル20の表示タイミング、すなわ
ち表示画像データ送出のトリガとなる垂直同期信号(以
下「Vsync信号」)VSの入力(割込)を待つ(S
4)。
【0017】次に、Vsync信号の入力があった時点
で、次の表示画像送出処理に移行する(S5)。ここで
は、表示のために用意(作成)してあった前回の表示画
像データの送出を行う(表示する)のと並行して、次回
の(新または旧ストーリー展開に従った)表示画像デー
タを作成(描画)する(S51)。また、この場合、描
画(画像の作成)に時間が掛かり、次のVsync信号
までに作成が間に合わないときには、その次の表示画像
作成(描画)は行わない旨を、(図示一点鎖線の時刻制
御信号Ctを受け取ることにより)次回の表示画像決定
処理(S3)において参照するために、時刻管理を行う
(S52)。
【0018】そして、表示画像送出処理によりその回の
表示が終了すると(S5)、同様に、次回の受信コマン
ド処理(S2)〜表示画像送出処理(S5)のループ処
理を行う。
【0019】ところで、上述のVRAM103は、図3
にそのイメージを示すように、担当する機能が異なる2
種類の記憶領域(以下「バッファ」)に分けて使用され
る。すなわち、CG−ROM30に記憶された圧縮画像
データを読み出して展開するためのデコードバッファ
(展開バッファ)EXBと、その展開された画像データ
を表示パネル(表示手段、表示画面)20における表示
に合わせて配置するための(1画面分の)表示バッファ
(配置バッファ)DPEと、の2つ(2種類)に分けて
使用される。
【0020】また、展開バッファEXBは、さらに、表
示バッファDPEと同サイズの(すなわち1画面分の背
景画像データを格納可能な)AバッファEBAと、それ
より小さなサイズの(すなわち背景画像データではな
い)画像データを格納するためのBバッファEBBと、
の2つ(2種類)の記憶領域(バッファ)に分けて使用
される。
【0021】ここで、例えば表示バッファDPE内に、
図4に示す表示画像を用意する場合を考える。まず、同
図(a)に示す最初の1画面分の表示画像(1コマ目)
GAでは、1画面分のサイズを有する背景画像G1の上
に、要素画像G2を重ねて配置し、その上にさらに一部
重なるように要素画像G3を配置し、さらにそれらの上
に小さな要素画像G4Aおよび要素画像G5Aを配置す
る。
【0022】そして、次に、この状態の1コマ目GAか
ら、同図(b)のように、それぞれ要素画像G4A、G
5Aの位置を変化させた要素画像G4B、G5Bを配置
して、次の表示画像(2コマ目)GBを作成する。な
お、以下では、これらの場合の画像処理対象の流れを
「画像Gxx」の「xx」の部分のみの記載により、適
宜略して説明および図示する。例えば上述の1コマ目G
A〜2コマ目GBの描画・表示の画像処理は、1コマ目
「1−2−3−4A−5A」を2コマ目「1−2−3−
4B−5B」に変化させる処理として表現(説明)す
る。
【0023】表示装置1では、VRAM103に表示画
像を用意(描画)する場合、表示バッファDPEに配置
すべき画像(データ)を、まず、CG−ROM30の圧
縮画像(データ)に基づいて展開バッファEXB内に展
開して用意する。そして、本実施形態では、この展開処
理について工夫を施しているので、以下、その点につい
て詳述する。
【0024】図6に示すように、展開バッファEXB内
に画像展開を行う際の領域の割当処理(表示画像一時格
納領域割当処理:S10)では、まず、今回の処理対象
画像のサイズが所定サイズか否かを判別する(S1
1)。ここでは、所定サイズを表示パネル20の表示画
面の1画面分のサイズとしている。すなわち、処理対象
画像が(1画面分のサイズの)背景画像の場合に限り、
所定サイズとなる。例えば図4で上述の例の場合、ま
ず、背景画像G1を処理対象とするので(S12:Ye
s)、次に、今回の処理対象画像が展開(格納)済みか
否かを判別する(S15)。
【0025】なお、この場合、具体的な方法としては、
例えば、既に展開して格納済みの画像データの元になる
圧縮画像データのアドレス(例えばCG−ROM30内
のアドレス)をテーブル等で管理して登録しておき、今
回の展開・格納の対象となる画像(データ:圧縮画像デ
ータ)のアドレスが登録されているか否かを判別する、
などの方法を採用できる。
【0026】そして、図4の例の場合、図5に示すよう
に、初期設定(初期値)では、AバッファEBA、Bバ
ッファEBBともに「未使用」であり(タイミングt
0)、展開(格納)はされていないので(S16:N
o)、図6に示すように、次に、AバッファEBAに対
する現在の登録を消去し(この場合、「未使用」の旨の
登録を消去し)、今回の画像(「1」)処理用に領域を
確保し、今回の画像を利用(すなわちその領域に格納)
して(S18、図5のt1)、処理(S10)を終了す
る(S14)。
【0027】前述のように、1コマ目GAは1コマ目
「1−2−3−4A−5A」の画像処理により作成・表
示されるので、次に、画像(「2」:すなわち画像G
2)を今回の処理対象画像として、そのサイズが所定サ
イズ(1画面分のサイズ)か否かを判定する(S1
1)。この場合、所定サイズではないので(S12:N
o)、次に、(従来と同様という意味で「旧」の)更新
履歴順領域割当処理(S13)を行う。
【0028】この処理(S13)は、従来、展開バッフ
ァEXB全体に対して行われていた処理(図9参照)で
あるが、本実施形態では、BバッファEBBに対しての
み、すなわち、描画(展開・格納)する画像が所定サイ
ズ(1画面サイズ)未満の画像を格納する場合にのみ、
この更新履歴順領域割当処理を行う。
【0029】この旧更新履歴順領域割当処理(S13)
では、図7に示すように、まず、BバッファEBBにつ
いて、今回の処理対象画像が展開(格納)済みか否かを
判別する(S131)。すなわち、図6のAバッファE
BAについての判別処理(S15)と同様の判別をBバ
ッファEBBについて行う(S131)。そして、ここ
では、BバッファEBBは「未使用」なので(S13
2:No、図5のt1)、次に、今回の処理対象画像に
必要な領域があるか否かを検索し(S133)、必要な
領域があるので(S134:Yes)、今回の画像処理
用に領域を確保して展開・格納して(S135、図5の
t2)、旧更新履歴順領域割当処理(S13)を終了し
(S136)、表示画像一時格納領域割当処理(S1
0)を終了する(図6のS14)。
【0030】続いて、1コマ目「1−2−3−4A−5
A」の画像「3」を今回の処理対象画像として、そのサ
イズが所定サイズか否かを判別し(S11)、所定サイ
ズではないので(S12:No)、同様に旧更新履歴順
領域割当処理(S13)を行い、展開済みか否かを判別
する(図7のS131)。ここでは、まだ、展開されて
おらず(S132:No、図5のt2)、必要な領域と
してBバッファEBBに十分な「未使用」の部分がある
ので(S133、S134:Yes)、今回の画像処理
用に領域を確保して展開・格納して(S135、図5の
t3)、処理(S13、S10)を終了する(S13
6、図6のS14)。
【0031】続いて、1コマ目「1−2−3−4A−5
A」の画像「4A」を今回の処理対象画像として、同様
に、領域を確保して展開・格納する(S135、図5の
t4)。続いて、画像「5A」を今回の処理対象画像と
して、同様に、所定サイズではないので(S11〜S1
2:No)、旧更新履歴順領域割当処理(S13)を行
う。ここでは、まだ、展開されておらず(S131、S
132:No、図5のt4)、BバッファEBBに画像
「5A」を格納すべき必要な領域がないので(S13
3、S134:No)、利用履歴の最も古い画像を削除
して、その分の領域を解放する(S137)。
【0032】ここでは、BバッファEBBに格納されて
いる画像中の最も古い画像「2」(図5のt4参照)を
削除し(S137)、再度、BバッファEBBに画像
「5A」を格納すべき必要な領域があるか否かを判別し
(S133)、この時点では必要な領域があるので(S
134:Yes)、領域を確保して展開・格納して(S
135、図5のt5)、処理(S13、S10)を終了
する(S136、図6のS14)。
【0033】次に、2コマ目GAは2コマ目「1−2−
3−4B−5B」の画像処理により作成・表示されるの
で、まず、今回の処理対象画像「1」のサイズが所定サ
イズか否かを判別し(S11)、所定サイズなので(S
12:Yes)、次に、画像「1」が展開済みか否かを
判別する(S15)。ここでは、既に展開済みなので
(S16:Yes)、展開(格納)済みの画像「1」を
利用するものと決定して(S19)、処理を終了する
(S14:図5のt6、図5では展開・格納しないので
画像「1」を()により囲んで図示)。
【0034】すなわち、この場合、画像「1」の元にな
るCG−ROM30の圧縮画像データを展開する必要が
無くなり、その分の処理時間を省略(節約)できる。一
般に、ROMはRAMに比べてアクセスに要する時間が
掛かる(応答速度が遅い)ので、その分の節約による効
果は大きく、さらにここでは、最もサイズの大きい1画
面分の画像「1」なので、特に高速化が図れる。
【0035】次に、2コマ目「1−2−3−4B−5
B」の画像「2」を今回の処理対象画像として、そのサ
イズが所定サイズではないので(S11〜S12:N
o)、旧更新履歴順領域割当処理(S13)を行う。
(図5のタイミングt5の処理により画像「」を削除し
ているので、)ここでは、展開されておらず(S13
1、S132:No、図5のt6)、BバッファEBB
に画像「2」を格納すべき必要な領域がないので(S1
33、S134:No)、利用履歴の最も古い画像
「3」(図5のt5参照)を削除し(S137)、再
度、必要な領域があるか否かを判別し(S133)、こ
の時点では必要な領域があるので(S134:Ye
s)、領域を確保して展開・格納して(S135、図5
のt7)、処理(S13、S10)を終了する(S13
6、図6のS14)。
【0036】続いて、2コマ目「1−2−3−4B−5
B」の画像「3」を今回の処理対象画像として、同様
に、領域を確保して展開・格納する(S135、図5の
t8)。画像「4B」や画像「5B」についても同様に
して、領域を確保して展開・格納する(図5のt9、t
10)。そして、さらに3コマ目を続ける場合には、図
5のt11の状態から同様の処理が行われる。
【0037】なお、上述の図4(a)の画像(1コマ
目)において、仮に要素画像「5A」が無かった場合、
すなわち、1コマ目「1−2−3−4A」を2コマ目
「1−2−3−4B−5B」に変化させる場合、図8に
示すように、図5と同じタイミングt4の直後に、次の
2コマ目「1−2−3−4B−5B」の処理を開始する
ので、画像「1」ばかりでなく、画像「2」や画像
「3」についても既に展開済みとなる(t5〜t7)。
【0038】すなわち、図7の旧更新履歴順領域割当処
理(S13)において、既に展開済みと判別(S13
8:Yes)できるので、展開(格納)済みの画像
「2」や画像「3」を利用するものと決定して(S13
8)、処理(S13、S10)を終了する(S136、
図6のS14)。このため、これらの場合も、CG−R
OM30の圧縮画像データを展開する必要が無くなり、
その分の処理時間を省略(節約)できる。
【0039】次に、2コマ目「1−2−3−4B−5
B」の画像「4B」や画像「5B」については、図5で
前述の画像「5A」、「4B」、「5B」などと同様に
して、領域を確保して展開・格納する(図8のt8〜t
10)。そして、さらに3コマ目を続ける場合には、図
8のt10の状態から同様の処理が行われる。
【0040】上述のように、本実施形態の表示装置1で
は、次々と変化する表示画面の表示画像を、圧縮画像に
基づいて要素画像を画像展開して配置することにより作
成するが、その画像展開のための展開バッファEXBと
して、所定サイズ(上述の例では1画面分のサイズ)の
要素画像(すなわち背景画像)を展開するためのAバッ
ファ(特定要素展開バッファ)EBAと、その他のサイ
ズの要素画像を展開するためのBバッファ(一般要素展
開バッファ)EBBとを有して、それらを展開する要素
画像のサイズにより使い分ける。これにより、例えば上
述の例のように、背景画像G1などを常駐させる場合な
ど、その領域を優先確保しておくことができ、その画像
「1」の画像展開処理の頻度を少なくして、全体の画像
処理の時間を短縮でき、これにより、表示画像の作成を
高速化できる。
【0041】なお、上述の実施形態では、所定サイズを
1画面分の背景画像としたが、3分の2(2/3)画面
以上のように他のサイズに定めても良い。この場合、例
えば2/3画面以上のサイズの画像を展開するときには
AバッファEBA、それ未満のサイズの画像のときには
BバッファEBBのように使い分けることができる。ま
た、1画面分ではない特定サイズの画像が特に常駐しや
すいなど、の事情があるときには、それに合わせて、所
定サイズをその特定サイズとし、それ以外のサイズの画
像と分けるようにバッファを使用しても良い。また、上
述では2つ(2種類)のバッファ(記憶領域)とした
が、3つ(3種類)以上を使い分けることもできる。
【0042】また、上述の実施形態では、表示対象の表
示画面を表示パネル20の表示画面としたが、例えば図
1の外部装置60のモニタ画面を表示画面として同様に
適用できる。この場合、表示パネル20の表示タイミン
グに同期させる代わりに、外部装置60の受信タイミン
グに同期させて表示画像を送出すれば良い。
【0043】
【発明の効果】上述のように、本発明の表示装置および
表示装置のバッファ管理方法によれば、次々と変化する
表示画面の表示画像の作成を高速化できる、などの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示装置のブロック
図である。
【図2】図1の表示装置における表示処理の概略フロー
チャートである
【図3】VRAMにおける展開および配置の画像処理の
ための論理構成を示すブロック図である。
【図4】表示画面に表示させる表示画像の一例を示す説
明図である。
【図5】図4に対応する展開バッファの領域割当処理
(バッファ管理)の一例を示す説明図である。
【図6】表示画像一時格納割当処理を示すフローチャー
トである。
【図7】従来からの(旧)更新履歴順領域割当処理のフ
ローチャートである。
【図8】図4の変形例に対応する、図5と同様の説明図
である。
【図9】従来のバッファ管理による場合の一例を示す、
図5に対応する説明図である。
【符号の説明】
1 表示装置 10 制御部 20 表示パネル 30 CG−ROM(表示画像データ用ROM) 60 外部装置 101 CPU 102 VDP(ビデオ表示用プロセッサ) 103 VRAM(ビデオRAM) CMD コマンド信号 CP コマンドポート DPB 表示バッファ(配置バッファ) EBA Aバッファ(特定要素展開バッファ) EBB Bバッファ(一般要素展開バッファ) EXB 展開バッファ(デコードバッファ) G1 背景画像(要素画像) G2、G3、G4A、G4B、G5A、G5B ……
要素画像 GA、GB …… 表示画像(表示画面、コマ) VS Vsync(垂直同期)信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次々と変化する表示画面の表示画像を作
    成して表示する表示装置であって、 表示画像の要素画像の元になる圧縮画像を記憶する圧縮
    画像記憶手段と、 前記表示画面の表示画像を配置して記憶するための表示
    バッファと、 前記表示バッファに配置する複数の要素画像を、前記圧
    縮画像に基づいて画像展開して記憶する展開バッファ
    と、を備え、 前記展開バッファは、 所定サイズの要素画像を展開するための特定要素展開バ
    ッファと、 その他のサイズの要素画像を展開するための一般要素展
    開バッファと、を有することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記所定サイズは、前記表示画面の1画
    面分のサイズであることを特徴とする、請求項1に記載
    の表示装置。
  3. 【請求項3】 次々と変化する表示画面の表示画像をそ
    の要素画像の圧縮画像に基づく画像展開により作成する
    表示装置の、前記画像展開用のバッファを管理するため
    の表示装置のバッファ管理方法であって、 前記表示画像の要素画像のうちの所定サイズの要素画像
    とその他のサイズの要素画像とを、別々に管理する展開
    バッファに展開することを特徴とする表示装置のバッフ
    ァ管理方法。
  4. 【請求項4】 前記所定サイズは、前記表示画面の1画
    面分のサイズであることを特徴とする、請求項3に記載
    の表示装置のバッファ管理方法。
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